JP5707893B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、出力機器が蓄積された投入ジョブを取得し出力する技術に関するものである。
従来では、サーバに印刷ジョブを蓄積しておき、出力機器が備える操作パネルを介して、サーバに蓄積された印刷ジョブ(以下「蓄積ジョブ」という)の中から、実行したい印刷ジョブを選択することで、印刷を実行するシステムが知られている。
例えば、特許文献1には、印刷を効率よく行うことを目的とし、印刷ジョブ投入時に出力先を指定しなくても、印刷ジョブを投入・蓄積可能な上記システムが開示されている。また、特許文献2や3には、利便性を向上することを目的とし、出力先に応じてプリンタドライバ(PDLデータ(Page Description Language data)変換ソフトウェア)を切り換え可能なシステムが開示されている。
しかしながら、従来の方法では、出力先がプリンタなどの印刷機器に限定されているため、利用者は、紙媒体でしか、情報を受け取ることができなかった。例えば、特許文献1−3に開示されるシステムでは、情報出力の種類として印刷のみを想定しているため、利用者が望む形式で、情報を受け付けることができない。
近年、携帯性や視認性に優れた情報端末が普及し、その利便性から、利用者からは、紙媒体より画面表示で情報を確認したいといった声も多い。また、システム導入企業では、環境負荷やコストを軽減するという観点から、ペーパレス化を実現可能な仕組みが望まれている。
このようなことから、本システムでは、出力先に応じて蓄積ジョブを出力できることが望ましい。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、出力先に応じて蓄積ジョブを出力できる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、所定のデータ伝送路を介して出力機器が接続され、1又は複数の蓄積ジョブを所定の記憶領域に保持する情報処理装置であって、前記出力機器から機器情報を取得する機器情報取得手段と、取得された機器情報に基づき、前記出力機器で出力可能なデータ形式を特定するデータ形式特定手段と、特定されたデータ形式に従って、前記蓄積ジョブのデータを変換するデータ変換手段と、を有し、前記データ変換手段による変換データを、前記出力機器に送信することを特徴とする。
このような構成によって、本発明に係る情報処理装置は、出力先にあたる出力機器から機器情報を取得する。情報処理装置は、取得した機器情報に基づき、出力先のデータ形式(出力可能なデータ形式)を特定する。情報処理装置は、特定したデータ形式に従って蓄積ジョブのデータを変換する。情報処理装置は、変換データを出力機器に送信する。
これによって、本発明に係る情報処理装置では、出力先に応じて蓄積ジョブを出力できる。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理方法は、所定のデータ伝送路を介して出力機器が接続され、1又は複数の蓄積ジョブを所定の記憶領域に保持する情報処理装置における情報処理方法であって、前記出力機器から機器情報を取得する機器情報取得手順と、前記機器情報取得手順により取得された機器情報に基づき、前記出力機器で出力可能なデータ形式を特定するデータ形式特定手順と、前記データ形式特定手順により特定されたデータ形式に従って、前記蓄積ジョブのデータを変換するデータ変換手順と、を有し、前記データ変換手順により生成された変換データを、前記出力機器に送信することを特徴とする。
このような手順によって、本発明に係る情報処理方法は、出力先から取得した機器情報に基づき、出力先のデータ形式を特定し、特定したデータ形式に従って蓄積ジョブのデータを変換し、変換データを出力先に送信すると言う動作を実現する。
これによって、本発明に係る情報処理方法では、出力先に応じた蓄積ジョブの出力が可能な環境を提供できる。
本発明によれば、出力先のデータ形式に従って蓄積ジョブのデータを変換し、変換データを出力先に送信することで、出力先に応じた蓄積ジョブの出力が可能な情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る管理サーバ(情報処理装置)のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るジョブ情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ変換情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理手順例を示すシーケンス図である。 本発明の変形例に係る情報処理機能の構成例を示す図である。 本発明の変形例に係る情報処理手順例を示すシーケンス図である。 本発明の変形例に係るデータ変換情報のデータ例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理機能の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る出力要求保留情報のデータ例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理手順(その1)を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理手順(その2)を示すシーケンス図である。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」という)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。
図1には、管理サーバ100とクライアント900とが、有線及び/又は無線ネットワークなどのデータ伝送路N1,N2(以下総称する場合「データ伝送路N」という)で接続される構成例が示されている。
管理サーバ100は、投入された印刷ジョブを蓄積し、クライアント900に対する蓄積ジョブの出力を制御する情報処理機能を有する情報処理装置である。一方、クライアント900は、管理サーバ100から蓄積ジョブを取得し出力する機器(出力機器)である。よって、クライアント900は、蓄積ジョブの出力先にあたる。
クライアント900には、例えば、PC(Personal Computer)200、プリンタ300、電子ブックリーダー400、携帯電話500、プロジェクター600などがある。
PC200は、ユーザ端末として利用される情報処理装置である。PC200は、例えば、プリンタドライバを介し、管理サーバ100に対して印刷ジョブを送信する。また、プリンタ300は、印刷機能を有する画像形成装置である。プリンタ300は、例えば、操作パネルを介して指定された蓄積ジョブを管理サーバ100から取得し紙に印刷する。
電子ブックリーダー400や携帯電話500は、通信機能を有し、情報を画面に表示する情報端末である。なお、通信機能及び表示機能を有する情報端末であれば、これらの機器でなくてもよい。プロジェクター600は、通信機能を有し、スクリーンなどに情報を投影する投影装置である。
以上のように、本実施形態に係る情報処理システム1は、上記システム構成により、情報出力サービスを提供することができる。
<ハードウェア構成>
図2は、本実施形態に係る管理サーバ100(情報処理装置)のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、管理サーバ100は、入力装置101、表示装置102、ドライブ装置103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、インタフェース装置107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボードやマウスなどを含み、管理サーバ100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどを含み、管理サーバ100による処理結果を表示する。
インタフェース装置107は、管理サーバ100をデータ伝送路Nに接続するインタフェースである。これにより、管理サーバ100は、インタフェース装置107を介して、各クライアント900とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、装置全体を制御する情報処理システム(例えば「Windows(商標又は登録商標)」や「UNIX(商標又は登録商標)」などの基本ソフトウェアであるOS(Operating System))、及びシステム上において各種機能(例えば「情報処理機能」)を提供するアプリケーションなどがある。また、HDD108は、格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
ドライブ装置103は、着脱可能な記録媒体103aとのインタフェースである。これにより、管理サーバ100は、ドライブ装置103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体103aには、例えば、フロッピー(商標又は登録商標)ディスク、CD(Compact Disk)、及びDVD(Digital Versatile Disk)、ならびに、SDメモリカード(SD Memory card)やUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)などがある。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、管理サーバ100の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、情報処理システム設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU106は、上記記憶装置(例えば「HDD」や「ROM」など)から、プログラムやデータをRAM(メモリ)上に読み出し、処理を実行することで、装置全体の制御や搭載機能を実現する処理装置である。
以上のように、本実施形態に係る管理サーバ100は、上記ハードウェア構成により、各種情報処理サービスを提供することができる。
<情報処理機能>
本実施形態に係る情報処理機能について説明する。
本実施形態に係る管理サーバ(情報処理装置)100では、出力先にあたるクライアント900から機器情報を取得する。管理サーバ100は、取得した機器情報に基づき、出力先のデータ形式(出力可能なデータ形式)を特定する。管理サーバ100は、特定したデータ形式に従って蓄積ジョブのデータを変換する。管理サーバ100は、変換データをクライアント900に送信する。本実施形態に係る管理サーバ100は、このような情報処理機能を有している。
従来の方法では、出力先がプリンタ300などの印刷機器に限定されているため、利用者は、紙媒体でしか、情報を受け取ることができなかった。
近年、利用者からは、紙媒体でなく、電子ブックリーダー400や携帯電話500といった情報端末の画面表示で情報を確認したいという声も多い。また、システム導入企業では、環境負荷やコストを軽減するという観点から、ペーパレス化を実現可能な仕組みが望まれている。
そこで、本実施形態に係る管理サーバ100は、出力先のデータ形式に従って蓄積ジョブのデータを変換し、変換データを出力先に送信する仕組みとした。
これにより、本実施形態に係る管理サーバ100では、出力先に応じて蓄積ジョブを出力できる。その結果、利用者の利便性が向上する。また、企業の環境負荷やコストを軽減できる。
以下に、本実施形態に係る情報処理機能の構成とその動作について説明する。
図3は、本実施形態に係る情報処理機能の構成例を示す図である。なお、図3には、PC200、プリンタ300、及び電子ブックリーダー400を、管理サーバ100に接続されるクライアント900の例としている。
図3に示すように、本実施形態に係る管理サーバ100は、ジョブ受信部11、ジョブ解析部12、データ管理部13、ジョブ情報保持部14、一覧情報応答部15、データ提供制御部16、及びデータ変換情報保持部17などを有している。一方、PC200は、ジョブ送信部21などを有し、プリンタ300や電子ブックリーダー400は、一覧情報取得要求部31、データ取得要求部32、データ管理部33、及びクライアント情報保持部34などを有している。
以下に上記機能部を説明するが、便宜上、クライアント900と管理サーバ100とに分けて説明する。
《クライアント》
ジョブ送信部21は、管理サーバ100に対して、印刷ジョブを送信する機能部である。
一覧情報取得要求部31は、管理サーバ100に対して、蓄積ジョブの一覧情報取得を要求する機能部である。一覧情報取得要求部31は、利用者から受け付けた一覧情報取得要求の指示に従って、管理サーバ100に対し、蓄積ジョブの一覧情報の取得を要求する。
これにより、クライアント900では、利用者に対して、管理サーバ100の蓄積ジョブを一覧表示し、出力したい蓄積ジョブの指定を促すことができる。
データ取得要求部32は、管理サーバ100に対して、蓄積ジョブのデータ取得を要求する機能部である。データ取得要求部32は、利用者から受け付けたデータ取得要求の指示に従って、管理サーバ100に対し、蓄積ジョブの指定情報を送信し、該当する蓄積ジョブのデータ取得を要求する。
これにより、クライアント900では、管理サーバ100に対して、利用者が出力したい蓄積ジョブを指定することができる。
なお、上記一覧情報取得要求部31や上記データ取得要求部32は、例えば、利用者に対して、所定のデータ操作を指示可能なGUI(Graphical User Interface)を提供する。よって、両機能部31,32は、利用者からの操作指示をGUIを介して受け付ける。
データ管理部33は、所定のデータ操作に従って、クライアント900の機器情報(以下「クライアント情報」という)を管理する機能部である。クライアント情報には、例えば、機器識別情報(「シリアル番号」、「機器名」、「IPアドレス(Internet Protocol address)」など)、機種識別情報(「機種名」や「型番」など)、機器状態情報(「搭載ハードウェアや搭載ソフトウェアのステータス」)などが含まれ、クライアント情報保持部34に保持されている。なお、クライアント情報保持部34は、例えば、クライアント900が備える記憶装置(例えば「HDD」や「RAM」など)の所定の記憶領域にあたる。
データ管理部33は、他の機能部からデータ操作の指示を受け付けると、クライアント情報保持部34にアクセスし、指示されたデータ操作を行い、クライアント情報を管理する。データ管理部33は、例えば、情報取得の指示を受け付けると、クライアント情報保持部34にアクセスし、取得したクライアント情報を、要求元の機能部に渡す。
《管理サーバ》
ジョブ受信部11は、クライアント900から送信された印刷ジョブを受信する機能部である。
ジョブ解析部12は、受信した印刷ジョブを解析する機能部である。印刷ジョブには、書誌情報や印刷条件情報を含む属性データと印刷データ(PDLデータ)とが含まれている。ジョブ解析部12は、印刷ジョブを解析することで、上記データを取得する。ジョブ解析部12は、取得した上記データを、データ管理部13へと渡し、データ蓄積を指示する。
データ管理部13は、所定のデータ操作に従って、蓄積ジョブの情報(以下「ジョブ情報」という)を管理する機能部である。データ管理部13は、他の機能部からデータ操作の指示を受け付けると、ジョブ情報保持部14にアクセスし、指示されたデータ操作を行い、ジョブ情報を管理する。なお、ジョブ情報保持部14は、例えば、管理サーバ100が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。
データ管理部13は、例えば、データ蓄積の指示を受け付けると、ジョブ情報保持部14にアクセスし、データを所定の記憶領域に記録することで、印刷ジョブを蓄積する。具体的には、受け付けたデータのうち、属性データを図4に示すように記録し、印刷データを属性データに紐づけて記録する。
図4は、本実施形態に係るジョブ情報14Dのデータ例を示す図である。
図4には、属性データがジョブ情報14Dとして記録されたデータ例が示されている。
ジョブ情報14Dは、例えば、[ID]、[ジョブ名]、[蓄積日時]、[データ量]、[蓄積場所]、[ページ数]、[両面/片面]、及び[部数]などの情報項目を有し、各情報項目の項目値が、蓄積ジョブごとに対応づけられている。
[ID]項目は、蓄積ジョブを識別する情報(以下「蓄積ジョブ識別情報」という)が記録される項目であり、項目値は、例えば、印刷ジョブ蓄積時の採番値などである。[ジョブ名]項目は、印刷ジョブ名を表す情報(以下「ジョブ名情報」という)が記録される項目であり、項目値は、例えば、書誌情報から取得したジョブ名の文字列などである。
[蓄積日時]項目は、印刷ジョブの蓄積日時を表す情報(以下「蓄積日時情報」という)が記録される項目であり、項目値は、例えば、印刷データ記録時の日時などである。[データ量]項目は、印刷ジョブのデータ量を表す情報(以下「データ量情報」という)が記録される項目であり、項目値は、例えば、書誌情報から取得した印刷データのデータ量などである。
[蓄積場所]項目は、印刷ジョブの蓄積場所を表す情報(以下「蓄積場所情報」という)が記録される項目であり、項目値は、例えば、記録された印刷データへのファイルパス/ディレクトリパス(URI:Uniform Resource Identifier)を示す文字列などである。[ページ数]項目は、印刷ジョブのページ数を表す情報(以下「ページ数情報」という)が記録される項目であり、項目値は、例えば、書誌情報から取得したページ数などである。
[両面/片面]項目は、印刷ジョブに設定された両面/片面印刷指定を表す情報(以下「両面/片面設定情報」という)が記録される項目であり、項目値は、例えば、印刷条件情報から取得した両面又は片面印刷指定の設定値などである。[部数]項目は、印刷ジョブに設定された部数印刷指定を表す情報(以下「部数設定情報」という)が記録される項目であり、項目値は、例えば、印刷条件情報から取得した部数印刷指定の設定値などである。
このように、ジョブ情報保持部14には、データ管理部13によるデータ蓄積処理により、印刷ジョブを解析して得られた属性データに基づく上記ジョブ情報14Dが記録され、印刷データとともに保持される。
なお、データ管理部13が行うデータ操作には、上記データ蓄積以外に、データ取得、更新、消去などがある。データ取得、更新、消去は、例えば、蓄積ジョブ識別情報に基づき行われる。
図3の説明に戻る。一覧情報応答部15は、クライアント900に対して、蓄積ジョブの一覧情報を応答する機能部である。一覧情報応答部15は、管理サーバ100がクライアント900から一覧情報取得の要求通知を受信すると、データ管理部13を介して、ジョブ情報保持部14にアクセスし、蓄積ジョブのジョブ情報を取得する。一覧情報応答部15は、取得したジョブ情報14Dに基づき、一覧情報を生成し、生成した一覧情報を、要求元のクライアント900に送信する。
データ提供制御部16は、クライアント900に対する蓄積ジョブのデータ提供を制御する機能部である。データ提供制御部16は、管理サーバ100がクライアント900からデータ取得の要求通知を受信すると、クライアント900からクライアント情報を取得する。データ提供制御部16は、取得したクライアント情報に基づき、出力先にあたるクライアント900のデータ形式(出力可能なデータ形式)を特定する。データ提供制御部16は、特定したデータ形式に従って、データ取得要求時に指定された蓄積ジョブのデータ(印刷データ)を変換し、生成した変換データをクライアント900に送信する。データ提供制御部16は、このような処理を制御する。
そこで、データ提供制御部16は、クライアント情報取得部161、データ形式特定部162、及びデータ変換部163などを有している。
クライアント情報取得部161は、クライアント900からクライアント情報を取得する機能部である。クライアント情報取得部161は、クライアント900からデータ取得の要求を受け付けると、要求元のクライアント900からクライアント情報を取得する。クライアント情報取得部161は、取得したクライアント情報をデータ形式特定部162へと渡す。
データ形式特定部162は、クライアント900で出力可能なデータ形式を特定する機能部である。データ形式特定部162は、クライアント900の機種識別情報と、出力可能なデータ形式を表す情報(以下「データ形式情報」という)とが対応づけられたデータ変換に係る情報(以下「データ変換情報」という)に基づき、クライアント900に適したデータ形式を特定する。
ここで、データ変換情報について説明する。
データ変換情報は、データ変換情報保持部14に保持されている情報である。ジョブ情報保持部14は、例えば、管理サーバ100が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。
図5は、本実施形態に係るデータ変換情報17Dのデータ例を示す図である。
図5には、出力先となるクライアント900を想定し、予め設定されたデータ変換情報17Dのデータ例が示されている。
データ変換情報17Dは、例えば、クライアント種別、データ形式、及びオプション設定などの情報項目を有し、各情報項目の項目値が、クライアント900の機種ごとに対応づけられている。
[クライアント種別]項目は、機種識別情報が設定される項目であり、項目値は、例えば、"プリンタ"や"電子ブックリーダー"といった機種名を表す文字列などである。[データ形式]項目は、データ形式情報が設定される項目であり、項目値は、例えば、PDFデータ(Portable Document Format data)やテキストデータといったデータ形式を表す文字列などである。[オプション設定]項目は、データ変換時の拡張指定を表す情報(以下「オプション設定情報」という)が設定される項目であり、項目値は、例えば、優先データ指定、セキュリティ(暗号化)指定、及び文字属性(フォントや大きさ)指定などである。
図3の説明に戻る。データ形式特定部162は、データ変換情報保持部17にアクセスし、クライアント情報に含まれる機種識別情報に基づき、データ変換情報17Dを参照し、該当[クライアント種別]項目に対応づけられた[データ形式]項目の項目値を取得する。データ形式特定部162は、取得した項目値から、クライアント900で出力可能なデータ形式を特定する。
データ変換部163は、特定されたデータ形式に従って蓄積ジョブのデータを変換する機能部である。データ変換部163は、データ管理部13を介して、ジョブ情報保持部14にアクセスし、データ取得要求時に指定された蓄積ジョブに対応する印刷データを取得する。データ変換部163は、取得した印刷データを、特定されたデータ形式に従って変換し、変換データを生成する。このとき、データ管理部33は、ジョブ情報保持部14にアクセスし、データ変換部163から受け取った蓄積ジョブ識別情報に基づき、ジョブ情報14Dを参照し、該当[ID]項目に対応づけられた[蓄積場所]項目の項目値を取得する。データ管理部13は、取得した項目値から、該当する印刷データを取得し、データ変換部163へと渡す。
これにより、管理サーバ100では、クライアント900に対して、利用者が指定した蓄積ジョブのデータを、出力可能なデータ形式で提供することができる。
以上のように、本実施形態に係る情報処理機能は、上記各機能部が連携動作することにより実現される。なお、本実施形態に係る情報処理機能は、システム1を構成する各機器(管理サーバや各クライアント)に搭載(インストール)されるプログラム(情報処理機能を実現するソフトウェア)が、各機器が備える演算装置(CPU)により、記憶装置からメモリ(RAM)上に読み出され、各機器において、以下の処理が実行されることで実現される。
本実施形態に係る情報処理機能の詳細な動作(機能部群の連携動作)について、処理手順を示すシーケンス図を用いて説明する。
《情報出力の主な処理》
図6は、本実施形態に係る情報処理手順例を示すシーケンス図である。
図6には、クライアント900が電子ブックリーダー400である場合の処理例が示されている。
図6に示すように、電子ブックリーダー400は、所定のGUIを介して、利用者から蓄積ジョブの一覧情報取得の要求を受け付けると、一覧情報取得要求部31により、管理サーバ100に対して、一覧情報取得要求を通知する(ステップS101)。
管理サーバ100では、電子ブックリーダー400からの要求通知を受信すると、一覧情報応答部15により、データ管理部13を介して、ジョブ情報保持部14に保持されているジョブ情報14Dを取得する(ステップS102)。
その結果、管理サーバ100からは、一覧情報応答部15により、取得したジョブ情報14Dに基づき生成した一覧情報が、要求元の電子ブックリーダー400に送信され、応答通知される(ステップS103)。
これにより、電子ブックリーダー400では、利用者に対して、管理サーバ100の蓄積ジョブを一覧表示し、出力したい蓄積ジョブの指定を促すことができる。
その後、電子ブックリーダー400では、所定のGUIを介して、利用者から出力したい蓄積ジョブのデータ取得の要求を受け付けると、データ取得要求部32により、管理サーバ100に対して、データ取得要求を通知する(ステップS201)。このとき、電子ブックリーダー400からは、管理サーバ100に対して、利用者が指定した蓄積ジョブの蓄積ジョブ識別情報が送信される。
管理サーバ100では、電子ブックリーダー400からの要求通知を受信すると、データ提供制御部16により、以下の処理が実行される。
まず、クライアント情報取得部161は、要求元の電子ブックリーダー400からクライント情報を取得する(ステップS202)。このとき、管理サーバ100からは、電子ブックリーダー400に対して、クライアント情報取得要求が通知される。その結果、電子ブックリーダー400では、データ管理部33を介して、クライアント情報保持部34に保持されているクライアント情報が取得され、要求元の管理サーバ100に対して、取得情報が送信される(ステップS203)。
クライアント情報取得部161は、クライアント情報を取得すると、データ形式特定部162に対して、電子ブックリーダー400に対応するデータ形式の特定を要求する(ステップS204)。このとき、クライアント情報取得部161からは、データ形式特定部162に対して、クライアント情報が渡される。
データ形式特定部162は、クライアント情報と、データ変換情報保持部17に保持されているデータ変換情報17Dとに基づき、電子ブックリーダー400で出力可能なデータ形式を特定する(ステップS205)。このとき、データ形式特定部162は、データ変換情報保持部17にアクセスし、クライアント情報に含まれる機種識別情報"電子ブックリーダー"に基づき、データ変換情報17Dを参照し、該当[クライアント種別]項目に対応づけられた[データ形式]項目の項目値(データ形式情報:"JPEG/PDFデータ")を取得する。データ形式特定部162は、取得したデータ形式情報から、電子ブックリーダー400で出力可能なJPEGデータ形式又はPDFデータ形式を特定する。
データ形式特定部162は、データ形式を特定すると、データ変換部163に対して、蓄積ジョブのデータのデータ変換を要求する(ステップS206)。このとき、データ形式特定部162からは、データ変換部163に対して、取得したデータ形式情報が渡される。
データ変換部163は、データ管理部13を介して、ジョブ情報保持部14に保持されている印刷データのうち、電子ブックリーダー400から指定された蓄積ジョブに対応する該当データを取得する(ステップS207)。このとき、データ変換部163は、データ取得要求時に受信した蓄積ジョブ識別情報をデータ管理部13へと渡し、該当データの取得を指示する。データ管理部13は、ジョブ情報保持部14にアクセスし、蓄積ジョブ識別情報に基づき、ジョブ情報14Dを参照し、該当[ID]項目に対応づけられた[蓄積場所]項目の項目値(蓄積場所情報)を取得する。データ管理部13は、取得した蓄積場所情報に基づき、該当する印刷データを取得し、データ変換部163へと渡す。
次に、データ変換部163は、取得した印刷データを、先に特定したデータ形式情報に基づき(特定されたデータ形式に従って)、データ変換する(ステップS208)。つまり、データ変換部163では、電子ブックリーダー400で出力可能なJPEGデータ形式又はPDFデータ形式に変換された変換データが生成される。
その結果、管理サーバ100からは、データ提供制御部16により、電子ブックリーダー400に対して、変換データが送信される(ステップS209)。
これにより、電子ブックリーダー400では、受信した変換データに基づき、利用者が指定した蓄積ジョブの情報が画面に表示される。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る管理サーバ100によれば、データ提供制御部16が、次のような処理を行う。
データ提供制御部16は、出力先にあたるクライアント900からクライアント情報(機器情報)を取得する。データ提供制御部16は、取得したクライアント情報に基づき、出力先のデータ形式(出力可能なデータ形式)を特定する。データ提供制御部16は、特定したデータ形式に従って蓄積ジョブのデータを変換する。データ提供制御部16は、変換データをクライアント900に送信する。
これによって、本実施形態に係る管理サーバ100は、出力先に応じて蓄積ジョブを出力できる。
ここで、本実施形態に係る変形例について説明する。
<変形例1>
図7は、本変形例に係る情報処理機能の構成例を示す図である。なお、図7には、PC200、プリンタ300、及び電子ブックリーダー400を、管理サーバ100に接続されるクライアント900の例としている。以下の説明では、便宜上、PC200、プリンタ300、及び電子ブックリーダー400を、クライアント900として説明する。
図7には、各クライアント900がデータ形式情報を保持しており、管理サーバ100がデータ変換情報17Dを保持していない場合の機能構成例が示されている。
クライアント900では、データ形式情報がデータ形式情報保持部35に保持され、データ管理部33により管理される。なお、データ形式情報保持部35は、例えば、クライアント900が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。
クライアント900では、データ取得要求部32により、データ形式情報を取得し、管理サーバ100に対して、データ取得要求時に、取得したデータ形式情報を送信する。
その結果、管理サーバ100では、データ提供制御部16が有するデータ変換部163により、受信したデータ形式情報に基づき、蓄積ジョブのデータが変換される。
以下に、本変形例に係る情報処理機能の詳細な動作について、処理手順を示すシーケンス図を用いて説明する。
《情報出力の主な処理》
図8は、本変形例に係る情報処理手順例を示すシーケンス図である。なお、図8に示すステップS301−S303の処理は、図6に示したステップS101−S103の処理と同じため、説明を省略する。
図8に示すように、電子ブックリーダー400では、所定のGUIを介して、利用者から出力したい蓄積ジョブのデータ取得の要求を受け付けると、データ取得要求部32により、データ形式情報保持部35に保持されているデータ形式情報を取得する(ステップS401)。
次に、電子ブックリーダー400では、データ取得要求部32により、管理サーバ100に対して、データ取得要求を通知する(ステップS402)。このとき、電子ブックリーダー400からは、管理サーバ100に対して、利用者が指定した蓄積ジョブの蓄積ジョブ識別情報及びデータ形式情報"JPEG/PDFデータ"が送信される。
管理サーバ100では、電子ブックリーダー400からの要求通知を受信すると、データ提供制御部16により、以下の処理が実行される。
データ変換部163は、データ管理部13を介して、ジョブ情報保持部14に保持されている印刷データのうち、電子ブックリーダー400から指定された蓄積ジョブに対応する該当データを取得する(ステップS403)。
次に、データ変換部163は、取得した印刷データを、データ取得要求時に受信したデータ形式情報に基づき、データ変換する(ステップS404)。つまり、データ変換部163では、電子ブックリーダー400で出力可能なJPEGデータ形式又はPDFデータ形式に変換された変換データが生成される。
その結果、管理サーバ100からは、データ提供制御部16により、電子ブックリーダー400に対して、変換データが送信される(ステップS405)。
以上のように、本変形例に係る管理サーバ100では、出力先に応じて蓄積ジョブを出力することができる。
また、本変形例では、管理サーバ100が、クライアント900に依存する情報(データ変換情報)を保持していないことから、新機種のクライアント900がシステム1に参加した場合(接続された場合)に、管理者が、データ変換情報17Dに、新機種のクライアント900に対応する新たな変換情報を追加する作業を行わなくてよい。つまり、管理者の作業が軽減でき、新機種のクライアント900に容易に対応できる。
また、本変形例では、管理サーバ100が、クライアント900に対するデータ提供の制御処理において、出力先に応じたデータ変換処理のみを実行すればよいことから、多機種のクライアント900から蓄積ジョブのデータ取得の要求通知を受信した場合であっても、短時間に処理することができる。
<変形例2>
上記には、管理サーバ100に、プリンタドライバを介して送信された印刷ジョブが蓄積される例を示したが、この限りでない。例えば、利用者が、PC200などで動作する所定のツールを用いて、書誌情報や印刷条件情報などを含む属性データとアプリケーションデータとを、管理サーバ100に送信し、蓄積するようにしてもよい。つまり、蓄積ジョブのデータが、印刷データでなく、アプリケーションデータであってもよい。
この場合、管理サーバ100では、データ提供制御部16が有するデータ形式特定部162により、出力先のデータ形式を特定する際に、例えば、図9に示すようなデータ変換情報17Dが用いられる。
図9は、本変形例に係るデータ変換情報17Dのデータ例を示す図である。
図5に示したデータとの違いは、[クライアント種別]項目の"プリンタ"に対応づけて、[データ形式]項目に"PDLデータ"が設定されている点である。
上述したように、本変形例では、アプリケーションデータが変換対象のデータとなるため、クランアント900がプリンタ300の場合、印刷可能なPDLデータに変換する必要がある。よって、上記データが、データ変換情報17Dに設定されている。
以上のように、本変形例に係る管理サーバ100では、蓄積ジョブのデータがアプリケーションデータであっても、出力先に応じて蓄積ジョブを出力することができる。
なお、以降の説明では、便宜上、上述したデータ変換情報17D,17Dを総称し、データ変換情報17Dとする。
[第2の実施形態]
本実施形態では、情報出力をクライアント間で連携できる情報処理システムについて説明する。
情報出力をクライアント間で連携する場面には、例えば、次のような場面が想定される。利用者が、電子ブックリーダーを操作して、管理サーバから所望する蓄積ジョブの変換データを取得し、画面上に情報を表示させる。利用者は、確認した情報を、紙に印刷したいと考える。
このような場面では、利用者が、プリンタを操作し、再び、管理サーバから蓄積ジョブの変換データを取得し、紙に情報を印刷させるという作業は、煩わしいものとなる。利便性を考えると、電子ブックリーダーからプリンタに対して印刷を指示できること、すなわち、情報出力をクライアント間で連携できることが望ましい。
そこで、本実施形態では、クライアントから他のクライアントへの出力要求通知を管理サーバで受信し、管理サーバが、クライアント間における情報出力の連携処理を制御する仕組みとした。
なお、以降には、第1の実施形態と異なる点について説明する。同じ点については、同一参照符号を付し、その説明を省略する。
<情報処理機能>
図10は、本実施形態に係る情報処理機能の構成例を示す図である。なお、図10には、PC200、プリンタ300、及び電子ブックリーダー400を、管理サーバ100に接続されるクライアント900の例としている。
図3に示した機能構成との違いは、クライアント900が、データ出力要求部36、データ受信部37、出力要求問い合わせ部38を有し、管理サーバ100が、出力要求保留情報保持部18を有している点である。
以下に上記機能部を説明するが、便宜上、クライアント900と管理サーバ100とに分けて説明する。
《クライアント》
データ出力要求部36は、管理サーバ100に対して、指定したクライアント900への蓄積ジョブのデータ出力を要求する機能部である。データ出力要求部36は、利用者から受け付けたデータ出力要求の指示に従って、管理サーバ100に対し、出力先にあたるクライアント900の機器識別情報及び蓄積ジョブの指定情報を送信し、該当する蓄積ジョブの指定した出力先へのデータ出力を要求する。
一方、データ受信部37は、管理サーバ100から送信される蓄積ジョブの変換データを受信する機能部である。
出力要求問い合わせ部38は、管理サーバ100に対して、他のクライアント900からのデータ出力の要求通知を受信しているか否かを問い合わせる機能部である。出力要求問い合わせ部38は、利用者から受け付けたデータ出力要求の問い合わせ指示に従って、管理サーバ100に対し、クライアント900の機器識別情報を送信し、自分宛にデータ出力の要求通知を受信しているか否かを問い合わせる。
これにより、クライアント900では、管理サーバ100に対して、利用者が出力したい蓄積ジョブ及び出力先を指定することができる。また、クライアント900では、他のクライアント900で指定された蓄積ジョブのデータを、出力可能なデータ形式で受信することができる。
《管理サーバ》
例えば、管理サーバ100は、電子ブックリーダー400からプリンタ300に対する蓄積ジョブ印刷の要求通知を受信する。この場合、指定された出力先のプリンタ300が、必ずしも印刷可能な状態であるとは限らない。プリンタ300が印刷不可能な状態には、電源が投入されていない場合やサービスコールが発生している場合などがある。
そこで、本実施形態に係る管理サーバ100では、出力先に指定されたクライアント900の動作可能状態に応じて、受信したデータ出力の要求通知を保留する機能を有している。なお、クライアント900が有する出力要求問い合わせ部38も、上述した場合に対応するための機能部である。
本実施形態に係る管理サーバ100では、データ提供制御部16が、次のように動作する。まず、データ提供制御部16は、管理サーバ100がクライアント900からデータ出力の要求通知を受信すると、クライアント情報取得部161により、データ出力要求時に指定されたクライアント900の動作可能状態を確認する。このとき、クライアント情報取得部161は、指定されたクライアント900からクライアント情報を取得し、取得したクライアント情報に含まれる機器状態情報に基づき、動作可能状態を確認する。
なお、クライント情報取得部161では、クライアント情報取得前に、データ出力要求時に指定されたクライアント900の通信可能状態を確認してもよい。このとき、クライアント情報取得部161は、要求通知に含まれる機器識別情報に基づき、所定の通信コマンドを発行し、指定されたクライアント900からの応答結果から通信可能状態の確認を行う。
クライアント情報取得部161は、出力先として指定されたクライアント900が動作可能な状態であると確認されると、データ形式特定部162に対して、取得したクライアント情報を渡し、データ形式の特定を指示する。
データ形式特定部162は、クライント情報に基づき、出力先にあたるクライアント900で出力可能なデータ形式を特定する。データ変換部163は、特定したデータ形式に従って、データ出力要求時に指定された蓄積ジョブのデータを変換する。
一方、クライアント情報取得部161は、出力先として指定されたクライアント900の動作不可能状態が確認されると、要求通知に含まれる蓄積ジョブ識別情報を、保留している出力要求に係る情報(以下「出力要求保留情報」という)として、出力要求保留情報保持部18に記録する。なお、出力要求保留情報保持部18は、例えば、管理サーバ100が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。
ここで、出力要求保留情報について説明する。
図11は、本実施形態に係る出力要求保留情報18Dのデータ例を示す図である。図11には、蓄積ジョブ識別情報が出力要求保留情報18Dとして記録されたデータ例が示されている。
出力要求保留情報18Dは、例えば、保留順、ジョブ名、及びIPアドレスなどの情報項目を有し、各情報項目の項目値が、保留された出力要求ごとに対応づけられている。
[保留順]項目は、保留された出力要求の順番を表す情報(以下「保留順情報」という)が記録される項目であり、項目値は、例えば、出力要求保留時の採番値などである。[ジョブ名]項目は、指定された蓄積ジョブのジョブ名情報が記録される項目であり、項目値は、例えば、ジョブ名を表す文字列などである。
[IPアドレス(出力要求元)]項目及び[IPアドレス(出力先)]項目は、保留された出力要求元及び指定出力先の各クライアント900の機器識別情報が記録される項目であり、項目値は、例えば、クライアント900に割り当てられたIPアドレスなどである。
このように、クライアント情報取得部161は、要求通知に含まれるジョブ名情報とともに、出力要求元及び指定出力先の各クライアント900の機器識別情報も記録する。
図10の説明に戻る。また、データ提供制御部16は、管理サーバ100がクライアント900から自分宛のデータ出力要求受信の問い合わせ通知を受信すると、クライアント情報取得部161により、問い合わせ要求を行ったクライアント900からクライアント情報を取得する。データ形式特定部162は、取得したクライアント情報に基づき、出力先にあたるクライアント900で出力可能なデータ形式を特定する。データ変換部163は、特定したデータ形式に従って、出力要求が保留されている蓄積ジョブのデータを変換する。このとき、データ変換部163は、問い合わせ要求を行ったクライアント900に該当する出力要求保留情報18Dを取得する。
データ変換部163は、出力要求保留情報保持部18にアクセスし、問い合わせ通知に含まれる機器識別情報に基づき、出力要求保留情報18Dを参照し、該当[IPアドレス(出力先)]項目に対応づけられた[ジョブ名]項目の項目値を取得する。データ提供制御部16は、取得した項目値から、出力要求が保留されている蓄積ジョブを特定する。
データ変換部163は、データ管理部13を介して、ジョブ情報保持部14にアクセスし、特定した蓄積ジョブに対応する印刷データを取得する。データ変換部163は、取得した印刷データを、特定されたデータ形式に従って変換し、変換データを生成する。
なお、管理サーバ100では、出力要求保留情報内に、問い合わせ要求を行ったクライアント900に該当する情報がなければ、その旨を、クライアント900に応答してもよい。
以下に、本実施形態に係る情報処理機能の詳細な動作について、処理手順を示すシーケンス図を用いて説明する。なお、以下には、出力先として指定されたクライアント900の動作可能状態に分けて、処理手順を説明する。
《クライアント間における情報出力の連携処理》
図12は、本実施形態に係る情報処理手順(その1)を示すシーケンス図である。
図12には、情報出力を連携するクライアント900がプリンタ300及び電子ブックリーダー400である場合の処理例が示されている。また、図12には、電子ブックリーダー400から指定された出力先のプリンタ300が動作可能な状態の場合の処理手順例が示されている。
図12に示すように、電子ブックリーダー400では、所定のGUIを介して、利用者から出力先にプリンタ300が指定された蓄積ジョブのデータ出力の要求を受け付けると、データ出力要求部36により、管理サーバ100に対して、データ出力要求を通知する(ステップS501)。このとき、電子ブックリーダー400からは、管理サーバ100に対して、利用者が指定した蓄積ジョブの蓄積ジョブ識別情報及び出力先にあたるプリンタ300の機器識別情報が送信される。
管理サーバ100では、電子ブックリーダー400からの要求通知を受信すると、データ提供制御部16により、以下の処理が実行される。
まず、クライアント情報取得部161は、データ出力要求時に指定されたプリンタ300からクライント情報を取得する(ステップS601)。このとき、管理サーバ100からは、プリンタ300に対して、クライアント情報取得要求が通知される。その結果、プリンタ300では、データ管理部33を介して、クライアント情報保持部34に保持されているクライアント情報が取得され、要求元の管理サーバ100に対して、取得情報が送信される(ステップS602)。
クライアント情報取得部161は、取得されたクライアント情報に含まれる機器状態情報に基づき、プリンタ300が印刷可能な状態か否かを判定する(ステップS603)。
その結果、クライアント情報取得部161は、プリンタ300が印刷可能な状態であると判定した場合に、データ形式特定部162に対して、プリンタ300に対応するデータ形式の特定を要求する(ステップS604)。このとき、クライアント情報取得部161からは、データ形式特定部162に対して、クライアント情報が渡される。
データ形式特定部162は、クライアント情報と、データ変換情報保持部17に保持されているデータ変換情報17Dとに基づき、プリンタ300で出力可能なデータ形式を特定する(ステップS605)。このとき、データ形式特定部162は、データ変換情報保持部17にアクセスし、クライアント情報に含まれる機種識別情報"プリンタ"に対応づけられたデータ形式情報"PDLデータ"を取得する。データ形式特定部162は、取得したデータ形式情報から、プリンタ300で出力可能なPDLデータ形式を特定する。
データ形式特定部162は、データ形式を特定すると、データ変換部163に対して、蓄積ジョブのデータのデータ変換を要求する(ステップS606)。このとき、データ形式特定部162からは、データ変換部163に対して、取得したデータ形式情報が渡される。
データ変換部163は、データ管理部13を介して、ジョブ情報保持部14に保持されている印刷データのうち、電子ブックリーダー400から指定された蓄積ジョブに対応する該当データを取得する(ステップS607)。このとき、データ変換部163は、データ出力要求時に受信した蓄積ジョブ識別情報をデータ管理部13へと渡し、該当データの取得を指示する。データ管理部13は、ジョブ情報保持部14にアクセスし、蓄積ジョブ識別情報に対応づけられた蓄積場所情報を取得する。データ管理部13は、取得した蓄積場所情報に基づき、該当する印刷データを取得し、データ変換部163へと渡す。
次に、データ変換部163は、取得した印刷データを、データ形式情報に基づき(特定されたデータ形式に従って)、データ変換する(ステップS608)。つまり、データ変換部163では、プリンタ300で出力可能なPDLデータ形式に変換された変換データが生成される。
その結果、管理サーバ100からは、データ提供制御部16により、プリンタ300に対して、変換データが送信され(ステップS609)、プリンタ300では、データ受信部37により、変換データが受信される。
図13は、本実施形態に係る情報処理手順(その2)を示すシーケンス図である。
図13には、電子ブックリーダー400から指定された出力先のプリンタ300が動作不可能な状態の場合の処理手順例が示されている。
図13に示すように、電子ブックリーダー400では、所定のGUIを介して、利用者から出力先にプリンタ300が指定された蓄積ジョブのデータ出力の要求を受け付けると、データ出力要求部36により、管理サーバ100に対して、データ出力要求を通知する(ステップS701)。
管理サーバ100では、電子ブックリーダー400からの要求通知を受信すると、データ提供制御部16により、以下の処理が実行される。
まず、クライアント情報取得部161は、データ出力要求時に指定されたプリンタ300からクライント情報を取得する(ステップS801)。このとき、管理サーバ100からは、プリンタ300に対して、クライアント情報取得要求が通知される。その結果、プリンタ300では、データ管理部33を介して、クライアント情報保持部34に保持されているクライアント情報が取得され、要求元の管理サーバ100に対して、取得情報が送信される(ステップS802)。
クライアント情報取得部161は、取得されたクライアント情報に含まれる機器状態情報に基づき、プリンタ300が印刷可能な状態か否かを判定する(ステップS803)。
その結果、クライアント情報取得部161は、プリンタ300が印刷可能な状態であると判定された場合に、要求通知に含まれる蓄積ジョブ識別情報とともに、出力要求元の電子ブックリーダー400及び指定出力先のプリンタ300の機器識別情報を記録する(ステップS804)。このとき、クライアント情報取得部161は、出力要求保留情報保持部18にアクセスし、蓄積ジョブ識別情報及び機器識別情報を、該当情報項目の項目値として記録する。
その後、印刷可能な状態となったプリンタ300では、利用者からプリンタ宛のデータ出力要求受信の問い合わせを受け付けると、出力要求問い合わせ部38により、管理サーバ100に対して、自分宛のデータ出力要求通知を受信しているか否かの問い合わせを通知する(ステップS901)。このとき、出力要求問い合わせ部38は、管理サーバ100に対し、プリンタ300の機器識別情報を送信し、自分宛のデータ出力要求通知を受信しているか否かを問い合わせる。
管理サーバ100では、プリンタ300からの問い合わせ通知を受信すると、データ提供制御部16により、以下の処理が実行される。
まず、クライアント情報取得部161は、プリンタ300からクライント情報を取得する(ステップS1001)。このとき、管理サーバ100からは、プリンタ300に対して、クライアント情報取得要求が通知される。その結果、プリンタ300では、データ管理部33を介して、クライアント情報保持部34に保持されているクライアント情報が取得され、要求元の管理サーバ100に対して、取得情報が送信される(ステップS1002)。
クライアント情報取得部161は、クライアント情報を取得すると、データ形式特定部162に対して、プリンタ300に対応するデータ形式の特定を要求する(ステップS1003)。このとき、クライアント情報取得部161からは、データ形式特定部162に対して、クライアント情報が渡される。
データ形式特定部162は、クライアント情報と、データ変換情報保持部17に保持されているデータ変換情報17Dとに基づき、プリンタ300で出力可能なPDLデータ形式を特定する(ステップS1004)。
データ形式特定部162は、データ形式を特定すると、データ変換部163に対して、蓄積ジョブのデータのデータ変換を要求する(ステップS1005)。このとき、データ形式特定部162からは、データ変換部163に対して、取得したデータ形式情報が渡される。
データ変換部163は、プリンタ300に該当する出力要求保留情報18Dを取得し、出力要求が保留されている蓄積ジョブを特定する(ステップ1006)。このとき、データ変換部163は、出力要求保留情報保持部18にアクセスし、問い合わせ時にプリンタ300から受信した機器識別情報に基づき、出力要求保留情報18Dを参照し、該当[IPアドレス(出力先)]項目に対応づけられた[ジョブ名]項目の項目値(ジョブ名情報)を取得する。データ変換部163は、取得したジョブ名情報に基づき、出力要求が保留されている蓄積ジョブを特定する。
データ変換部163は、データ管理部13を介して、ジョブ情報保持部14に保持されている印刷データのうち、特定した蓄積ジョブに対応する該当データを取得する(ステップS1007)。このとき、データ変換部163は、特定した蓄積ジョブのジョブ名情報に基づき、データ管理部13を介して、ジョブ情報保持部14に保持されている蓄積場所情報を取得する。データ管理部13は、取得した蓄積場所情報に基づき、該当する印刷データを取得し、データ変換部163へと渡す。
次に、データ変換部163は、取得した印刷データを、データ形式情報に基づき(特定されたデータ形式に従って)データ変換する(ステップS1008)。つまり、データ変換部163では、プリンタ300で出力可能なPDLデータ形式に変換された変換データが生成される。
その結果、管理サーバ100からは、データ提供制御部16により、プリンタ300に対して、変換データが送信され(ステップS1009)、プリンタ300では、データ受信部37により、変換データが受信される。
これにより、プリンタ300では、受信した変換データに基づき、電子ブックリーダー400から指定された蓄積ジョブが印刷される。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る管理サーバ100によれば、クライアント900から他のクライアント900への出力要求通知を受信し、データ提供制御部16により、クライアント間における情報出力の連携処理を制御する。
データ提供制御部16は、次のような処理を行う。
データ提供制御部16は、クライアント900から他のクライアント900への出力要求通知を受信すると、出力先として指定されたクライント900の動作可能状態を確認する。
データ提供制御部16は、出力先として指定されたクライント900が動作可能な状態であると確認されると、出力先として指定されたクライアント900からクライアント情報(機器情報)を取得する。データ提供制御部16は、取得したクライアント情報に基づき、出力先のデータ形式(出力可能なデータ形式)を特定する。データ提供制御部16は、特定したデータ形式に従って蓄積ジョブのデータを変換する。データ提供制御部16は、変換データを出力先として指定されたクライアント900に送信する。
一方、データ提供制御部16は、出力先として指定されたクライント900が動作不可能な状態であると確認されると、受信した出力要求通知を、出力要求保留情報保持部18に記録し、出力要求保留情報18Dとして保持する。データ提供制御部16は、管理サーバ100が出力先として指定されたクライント900から自分宛のデータ出力要求受信の問い合わせ通知を受信すると、出力先として指定されたクライアント900からクライアント情報を取得する。データ提供制御部16は、取得したクライアント情報に基づき、出力先のデータ形式を特定する。データ提供制御部16は、保持しておいた出力要求保留情報18Dに基づき、出力要求が保留されている蓄積ジョブを特定する。データ提供制御部16は、特定したデータ形式に従って蓄積ジョブのデータを変換する。データ提供制御部16は、変換データを出力先として指定されたクライアント900に送信する。
これによって、本実施形態に係る管理サーバ100では、第1の実施形態で示した効果が実現されるとともに、利用者に対して、利便性の高い情報出力サービスを提供することができる。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る「情報処理機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムが、システム1を構成する各機器(管理サーバや各クライアント)が備える演算装置(CPU)により実行されることで実現される。
例えば、情報処理装置100の場合、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体103aに格納することができる。これにより、例えば、上記プログラムは、ドライブ装置103を介して、情報処理装置100にインストールすることができる。また、情報処理装置100は、インタフェース装置107を備えていることから、電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 情報処理システム
11 ジョブ受信部
12 ジョブ解析部
13 データ管理部
14 ジョブ情報保持部(D:ジョブ情報)
15 一覧情報応答部
16 データ提供制御部
161 クライアント情報取得部
162 データ形式特定部
163 データ変換部
17 データ変換情報保持部(D:データ変換情報)
18 出力要求保留情報保持部(D:出力要求保留情報)
21 ジョブ送信部
31 一覧情報取得要求部
32 データ取得要求部
33 データ管理部
34 クライアント情報保持部
35 データ形式情報保持部
36 データ出力要求部
37 データ受信部
38 出力要求問い合わせ部
100 管理サーバ(情報処理装置)
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(演算装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 PC(情報処理装置)
300 プリンタ(画像形成装置)
400 電子ブックリーダー(情報端末)
500 携帯電話(情報端末)
600 プロジェクター(投影装置)
900 クライアント
B バス
N データ伝送路(ネットワーク)
特開2000−35869号公報 特開2001−236183号公報 特開2002−144681号公報

Claims (12)

  1. 所定のデータ伝送路を介して出力機器が接続され、1又は複数の蓄積ジョブを所定の記憶領域に保持する情報処理装置であって、
    前記出力機器から、自身及び他の前記出力機器のうち指定された出力先の出力機器に前記蓄積ジョブを出力する出力要求を受信する出力要求受信手段と、
    前記出力先の出力機器機器情報を取得する機器情報取得手段と、
    前記出力要求に基づく前記蓄積ジョブの出力を保留する出力要求保留手段と、
    取得された機器情報に基づき、前記出力機器で出力可能なデータ形式を特定するデータ形式特定手段と、
    特定されたデータ形式に従って、前記蓄積ジョブのデータを変換するデータ変換手段と、
    前記データ変換手段による変換データを、前記出力機器に送信する送信手段と、
    前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が前記出力要求を送信した出力機器である場合に、前記出力要求に応じて前記送信手段による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行し、前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が前記出力要求を送信した出力機器とは異なる他の出力機器である場合に、前記出力要求に応じて前記出力要求保留手段に前記蓄積ジョブの出力を保留し、前記出力先の出力機器からの問い合わせに応じて前記送信手段による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行するよう制御する出力制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得された機器情報に基づき、出力先の出力機器における蓄積ジョブの出力実行が可能な状態か否かを判定する機器状態判定手段を有し、
    前記出力制御手段は、
    前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が、前記出力要求を送信した出力機器とは異なる他の出力機器であり、かつ、該他の出力機器における蓄積ジョブの出力実行が可能な状態ではないと前記機器状態判定手段により判定された場合に、前記出力要求に応じて前記出力要求保留手段に前記蓄積ジョブの出力を保留させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力制御手段は、
    I
    前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が、前記出力要求を送信した出力機器とは異なる他の出力機器であり、かつ、前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が、蓄積ジョブの出力実行が可能な状態であると前記機器状態判定手段により判定された場合に、前記出力要求に応じて前記送信手段による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行する請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記出力機器で出力可能なデータ形式に関する情報と、優先データの指定、暗号化の指定、又は文字属性の指定を含むデータ変換時の拡張指定に関する情報とを含むデータ変換情報を、前記機器情報に対応づけて保持する保持手段、
    を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記出力機器の機種を識別する機種識別情報と前記出力機器で出力可能なデータ形式を表すデータ形式情報とが対応づけられたデータ変換情報を保持するデータ変換情報保持手段を有し、
    前記データ形式特定手段は、
    前記機器情報に含まれる機種識別情報に基づき、前記データ変換情報を参照し、前記機種識別情報に対応づけられたデータ形式情報から、前記出力機器で出力可能なデータ形式を特定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記出力要求保留手段は、
    前記蓄積ジョブを識別する蓄積ジョブ識別情報と、データ出力要求元及びデータ出力要求先の出力機器それぞれを識別する機器情報と、が対応付けられて、保留されている前記出力機器からのデータ出力要求が記録された出力要求保留情報を保持し、
    前記機器情報取得手段は、
    前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が、前記出力要求を送信した出力機器とは異なる他の出力機器であり、かつ、該他の出力機器における蓄積ジョブの出力実行が可能な状態ではないと前記機器状態判定手段により判定された場合に、データ出力要求時に前記出力機器から受信した蓄積ジョブ識別情報と、前記出力機器と他の出力機器それぞれの機器情報と、を対応づけて、前記出力要求保留情報として記録し、
    前記データ変換手段は、
    前記出力先の出力機器からの問い合わせに応じて前記送信手段による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行するよう前記出力制御手段から指示された場合、問い合わせ通知に含まれる機器情報に基づき、前記出力要求保留情報を参照し、前記機器情報に対応付けられた蓄積ジョブ識別情報から、データ出力要求時に指定された蓄積ジョブを特定し、特定した蓄積ジョブのデータを、前記データ形式特定手段により特定されたデータ形式に従って、変換することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 1又は複数の出力機器と、1又は複数の蓄積ジョブを所定の記憶領域に保持する情報処理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理システムであって、
    前記出力機器から、自身及び他の前記出力機器のうち指定された出力先の出力機器に前記蓄積ジョブを出力する出力要求を受信する出力要求受信手段と、
    前記出力先の出力機器の機器情報を取得する機器情報取得手段と、
    前記出力要求に基づく前記蓄積ジョブの出力を保留する出力要求保留手段と、
    取得された機器情報に基づき、前記出力機器で出力可能なデータ形式を特定するデータ形式特定手段と、
    特定されたデータ形式に従って、前記蓄積ジョブのデータを変換するデータ変換手段と、
    前記データ変換手段による変換データを、前記出力機器に送信する送信手段と、
    前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が前記出力要求を送信した出力機器である場合に、前記出力要求に応じて前記送信手段による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行し、前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が前記出力要求を送信した出力機器とは異なる他の出力機器である場合に、前記出力要求に応じて前記出力要求保留手段に前記蓄積ジョブの出力を保留し、前記出力先の出力機器からの問い合わせに応じて前記送信手段による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行するよう制御する出力制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  8. 1又は複数の出力機器と、1又は複数の蓄積ジョブを所定の記憶領域に保持する情報処理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理システムであって、
    前記出力機器は、
    出力可能なデータ形式を表すデータ形式情報を保持するデータ形式情報保持手段を有し、
    前記出力機器が、
    前記蓄積ジョブのデータ取得要求時に、前記情報処理装置に対して、前記データ形式情報保持手段で保持されるデータ形式情報を含むデータ取得要求通知を送信し、
    前記情報処理装置は、
    前記出力機器から、自身及び他の前記出力機器のうち指定された出力先の出力機器に前記蓄積ジョブを出力する出力要求を受信する出力要求受信手段と、
    前記出力先の出力機器の機器情報を取得する機器情報取得手段と、
    前記出力要求に基づく前記蓄積ジョブの出力を保留する出力要求保留手段と、
    前記データ取得要求通知に含まれるデータ形式情報に基づき、前記蓄積ジョブのデータを変換するデータ変換手段と、
    前記データ変換手段による変換データを、前記出力機器に送信する送信手段と、
    前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が前記出力要求を送信した出力機器である場合に、前記出力要求に応じて前記送信手段による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行し、前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が前記出力要求を送信した出力機器とは異なる他の出力機器である場合に、前記出力要求に応じて前記出力要求保留手段に前記蓄積ジョブの出力を保留し、前記出力先の出力機器からの問い合わせに応じて前記送信手段による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行するよう制御する出力制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  9. 所定のデータ伝送路を介して出力機器が接続され、1又は複数の蓄積ジョブを所定の記憶領域に保持する情報処理方法であって、
    前記出力機器から、自身及び他の前記出力機器のうち指定された出力先の出力機器に前記蓄積ジョブを出力する出力要求を受信する出力要求受信手順と、
    前記出力先の出力機器の機器情報を取得する機器情報取得手順と、
    前記出力要求に基づく前記蓄積ジョブの出力を保留する出力要求保留手順と、
    取得された機器情報に基づき、前記出力機器で出力可能なデータ形式を特定するデータ形式特定手順と、
    特定されたデータ形式に従って、前記蓄積ジョブのデータを変換するデータ変換手順と、
    前記データ変換手順による変換データを、前記出力機器に送信する送信手順と、
    前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が前記出力要求を送信した出力機器である場合に、前記出力要求に応じて前記送信手順による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行し、前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が前記出力要求を送信した出力機器とは異なる他の出力機器である場合に、前記出力要求に応じて前記出力要求保留手順に前記蓄積ジョブの出力を保留し、前記出力先の出力機器からの問い合わせに応じて前記送信手順による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行するよう制御する出力制御手順と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  10. 1又は複数の出力機器と、1又は複数の蓄積ジョブを所定の記憶領域に保持する情報処理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続され、前記出力機器と前記情報処理装置とで情報処理を実行する情報処理方法であって、
    前記出力機器から、自身及び他の前記出力機器のうち指定された出力先の出力機器に前記蓄積ジョブを出力する出力要求を受信する出力要求受信手順と、
    前記出力先の出力機器の機器情報を取得する機器情報取得手順と、
    前記出力要求に基づく前記蓄積ジョブの出力を保留する出力要求保留手順と、
    取得された機器情報に基づき、前記出力機器で出力可能なデータ形式を特定するデータ形式特定手順と、
    特定されたデータ形式に従って、前記蓄積ジョブのデータを変換するデータ変換手順と、
    前記データ変換手段による変換データを、前記出力機器に送信する送信手順と、
    前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が前記出力要求を送信した出力機器である場合に、前記出力要求に応じて前記送信手順による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行し、前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が前記出力要求を送信した出力機器とは異なる他の出力機器である場合に、前記出力要求に応じて前記出力要求保留手段に前記蓄積ジョブの出力を保留し、前記出力先の出力機器からの問い合わせに応じて前記送信手順による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行するよう制御する出力制御手順と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  11. 1又は複数の出力機器と、1又は複数の蓄積ジョブを所定の記憶領域に保持する情報処理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理方法であって、
    前記出力機器が出力可能なデータ形式を表すデータ形式情報を保持するデータ形式情報保持手順であって、前記出力機器が、前記蓄積ジョブのデータ取得要求時に、前記情報処理装置に対して、前記データ形式情報保持手段で保持されるデータ形式情報を含むデータ取得要求通知を送信する、データ形式情報保持手順と、
    前記出力機器から、自身及び他の前記出力機器のうち指定された出力先の出力機器に前記蓄積ジョブを出力する出力要求を受信する出力要求受信手段と、
    前記出力先の出力機器の機器情報を取得する機器情報取得手段と、
    前記出力要求に基づく前記蓄積ジョブの出力を保留する出力要求保留手段と、
    前記データ取得要求通知に含まれるデータ形式情報に基づき、前記蓄積ジョブのデータを変換するデータ変換手段と、
    前記データ変換手段による変換データを、前記出力機器に送信する送信手段と、
    前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が前記出力要求を送信した出力機器である場合に、前記出力要求に応じて前記送信手段による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行し、前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が前記出力要求を送信した出力機器とは異なる他の出力機器である場合に、前記出力要求に応じて前記出力要求保留手段に前記蓄積ジョブの出力を保留し、前記出力先の出力機器からの問い合わせに応じて前記送信手段による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行するよう制御する出力制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  12. 所定のデータ伝送路を介して出力機器が接続され、1又は複数の蓄積ジョブを所定の記憶領域に保持する情報処理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記出力機器から、自身及び他の前記出力機器のうち指定された出力先の出力機器に前記蓄積ジョブを出力する出力要求を受信する出力要求受信手段と、
    前記出力先の出力機器の機器情報を取得する機器情報取得手段と、
    前記出力要求に基づく前記蓄積ジョブの出力を保留する出力要求保留手段と、
    取得された機器情報に基づき、前記出力機器で出力可能なデータ形式を特定するデータ形式特定手段と、
    特定されたデータ形式に従って、前記蓄積ジョブのデータを変換するデータ変換手段と、
    前記データ変換手段による変換データを、前記出力機器に送信する送信手段と、
    前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が前記出力要求を送信した出力機器である場合に、前記出力要求に応じて前記送信手段による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行し、前記出力要求に基づく前記出力先の出力機器が前記出力要求を送信した出力機器とは異なる他の出力機器である場合に、前記出力要求に応じて前記出力要求保留手段に前記蓄積ジョブの出力を保留し、前記出力先の出力機器からの問い合わせに応じて前記送信手段による前記出力先の出力機器への前記蓄積ジョブの出力を実行するよう制御する出力制御手段と、
    を実行させる情報処理プログラム。
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