JP5577760B2 - パッケージ基板および半導体装置の製造方法 - Google Patents

パッケージ基板および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、パッケージ基板および半導体装置の製造技術に適用して有効な技術に関するものである。
特開2001−102479号公報(特許文献1)には、配線基板上にインターポーザを介して半導体チップが実装された半導体装置に関する技術が開示されている。
また、特開2008−166327号公報(特許文献2)には、半導体チップの実装に対応できるインターポーザが内蔵された配線基板を有する半導体装置に関する技術が開示されている。
また、特開2002−246757号公報(特許文献3)には、基板に半導体素子(半導体チップ)を埋め込んで、その上層にビルドアップ層を形成する多層プリント配線板に関する技術が開示されている。
特開2001−102479号公報 特開2008−166327号公報 特開2002−246757号公報
半導体チップ(例えば、シリコンチップ)の微細化・高集積化・高機能化に伴って、チップ内に形成される配線(チップ内配線)も微細化されてきている。このようなシリコンチップを、ビルドアップ法によって配線が形成されたパッケージ基板にフリップチップ実装した半導体装置では、有機樹脂を基材とするパッケージ基板(例えば、プリント基板)とシリコンチップとの熱膨張係数のミスマッチ(CTEミスマッチ)により不具合が生じてしまう。不具合として、例えば、パッケージ基板からのシリコンチップのはがれや、シリコンチップとパッケージ基板との接続部分のひびの発生、チップ内配線の破壊などが考えられる。
従来、半導体チップの母材であるシリコンと熱膨張係数の近い絶縁樹脂を用いて熱膨張係数のミスマッチを最小限に抑えて半導体装置の反りを抑える技術が要求されてきた。また、シリコンと熱膨張係数の近い絶縁樹脂を半導体素子搭載面に用いることで半導体素子と配線基板との接続信頼性を向上させることが可能であると考えられてきた。しかしながら、シリコンと熱膨張係数の近い絶縁樹脂は、無機材料からなるフィラーを多く含むため熱膨張係数のミスマッチを解消出来ても、微細配線やそれと接続されるビアを形成することが困難であった。このため、シリコンと熱膨張係数の近い絶縁樹脂を半導体素子搭載面に用いることが出来なかった。
また、半導体チップの微細化・高集積化・高機能化に伴って、半導体チップの接続端子(パッド)数の増大化と共に、ファインピッチ化が進んでいる。例えば、パッケージ基板上に微細化などに対応した複数の半導体チップを実装しようとする場合、パッケージ基板は複数の半導体チップ間を電気的に接続する配線(チップ間配線)や接続端子がファインピッチ化に対応するものでなければならない。しかしながら、有機樹脂を含むパッケージ基板では、その表面は例えばシリコンの表面より平坦性を有するものではなく、また、接続端子を含む配線パターンを例えばプリント方式によって形成するため、ファインピッチ化に対応させることには限界がある。
本発明の目的は、微細化に対応した半導体チップが実装されるパッケージ基板に関する技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本発明の一実施形態におけるパッケージ基板は、第1面と前記第1面は反対側の第2面とを有し、前記第1面で半導体チップが実装されるパッケージ基板であって、前記第1面側に設けられた絶縁接着層と、前記絶縁接着層の前記第2面側の面内で接着されたインターポーザと、前記インターポーザの前記第2面側の面および前記絶縁接着層の前記第2面側の面上に、前記インターポーザを埋め込むように形成された絶縁樹脂層と、前記絶縁樹脂層の前記第2面側の面上に、層間絶縁樹脂層および配線層が複数積層して形成されたビルドアップ層と、前記ビルドアップ層の前記第2面側の面上に形成されたソルダレジストと、を備え、前記インターポーザの前記第1面側の面上には保護膜が形成され、前記インターポーザの前記第2面側の面上には配線パターンが形成され、前記保護膜上で接着している前記絶縁接着層が、前記インターポーザよりも大きく延在し、前記絶縁樹脂層には、前記インターポーザの配線パターンおよび前記ビルドアップ層と電気的に接続された配線層が形成され、前記絶縁樹脂層はその熱膨張係数が、前記層間絶縁樹脂層の熱膨張係数より前記半導体チップの熱膨張係数に近いことを特徴とする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、微細化に対応した半導体チップが実装されるパッケージ基板に関する技術を提供することができる。
本発明の一実施形態における製造工程中のインターポーザを模式的に示す断面図である。 図1に続く製造工程中のインターポーザを模式的に示す断面図である。 図2に続く製造工程中のインターポーザを模式的に示す断面図である。 図3に続く製造工程中のインターポーザを模式的に示す平面図である。 本発明の一実施形態における製造工程中の半導体装置を模式的に示す断面図である。 図5に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す断面図である。 図6に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す断面図である。 図7に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す断面図である。 図8に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す断面図である。 図9に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す断面図である。 図10に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す断面図である。 図11に続く製造工程中の半導体装置を模式的に示す断面図である。 本発明の他の実施形態における製造工程中のインターポーザを模式的に示す断面図である。 図13に続く製造工程中のインターポーザを模式的に示す断面図である。 図14に続く製造工程中のインターポーザを模式的に示す断面図である。 図15に続く製造工程中のインターポーザを模式的に示す平面図である。 図16に続く製造工程中のインターポーザを模式的に示す平面図である。 本発明の他の実施形態における製造工程中のインターポーザを模式的に示す断面図である。 図18に続く製造工程中のインターポーザを模式的に示す断面図である。 図19に続く製造工程中のインターポーザを模式的に示す断面図である。 図20に続く製造工程中のインターポーザを模式的に示す平面図である。 図21に続く製造工程中のインターポーザを模式的に示す平面図である。 図22に続く製造工程中のインターポーザを模式的に示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
(実施形態1)
本実施形態における半導体装置では、有機樹脂を基材とするパッケージ基板に半導体チップを実装するにあたり、例えばシリコン(Si)を母材とする半導体チップ(以下、単にチップという)の微細化に対応して、例えばシリコンを母材とするインターポーザ(シリコンインターポーザ)を介在させて用いている。これにより、チップにてファインピッチで形成されたパッドを、再配線が形成されたインターポーザによってラフにピッチ変換することができる。
本実施形態におけるインターポーザの製造方法について説明する。図1に示すように、ウエハ状のシリコン基板(以下、ウエハ1Wと記す)の表面1a上にパッド電極と一体の配線パターン2を形成した後、ウエハ1Wの表面1aおよび配線パターン2を保護するパッシベーション膜3を形成する。ウエハ1Wからは個片化によって複数のインターポーザが取り出されるが、そのうちの1つのインターポーザについて説明する。
配線パターン2は、例えばスパッタリング法によって形成された銅(Cu)を含む導電膜(シード膜となる)からなり、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いてパターニングされてなるものである。また、パッシベーション膜3は、例えばコーティングによって形成されたポリイミド樹脂からなる。なお、配線パターン2を形成する前に、ウエハ1Wの表面1aを絶縁処理するために、例えば熱酸化によって形成された酸化シリコンなどの絶縁層(図示しない)が、ウエハ1Wの表面1a上に形成される。
続いて、図2に示すように、ウエハ1Wの表面1aとは反対側の裏面1b側から所定の厚さとなるまで薄化した後、ウエハ1Wの裏面1bから表面1aに形成されている配線パターン2に向かって貫通孔4を形成する。このウエハ1Wの薄化は、例えば100μm程度とし、これより薄くても良い。なお、ウエハ1Wの薄化は、貫通孔4を形成し、その内部を導電膜によって埋め込んでなるビアの形成後であっても良い。
ウエハ1Wの薄化は、インターポーザ自体の厚さを薄くするため、また、貫通孔4の形成を容易にするために行われる。貫通孔4は、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術(例えばレーザによる異方性ドライエッチング)を用いて形成される。なお、貫通孔4の形成後に、貫通孔4の内壁およびウエハ1Wの裏面1bを絶縁処理するために、例えば熱酸化によって形成された酸化シリコンなどの絶縁層(図示しない)が、貫通孔4の内壁およびウエハ1Wの裏面1b上に形成される。
続いて、図3に示すように、貫通孔4の内部を導電膜によって埋め込むことでビア(VIA)5を形成する。また、ウエハ1Wの裏面上にパッド電極と一体の配線パターン6を形成する。ビア5や配線パターン6は、例えばスパッタリング法によって形成された銅(Cu)を含む導電膜からなる。配線パターン6は、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて、この導電膜がパターニングされてなる。
次いで、ウエハ1Wをダイシングすることによって、個片化されたインターポーザ10を形成する。このようにして、配線パターン2が形成された表面1aと、配線パターン6が形成された裏面1bとを有するインターポーザ10を準備する。配線パターン2、ビア5、および配線パターン6によって、いわゆる再配線が構成され、配線パターン2から配線パターン6へとラフにピッチ変換される。このインターポーザ10の厚さは、例えば100μm程度であり、これより薄くても良い。
後述するが、本実施形態の半導体装置の製造工程では、インターポーザ10には、複数のチップ(図4では、2つのチップ11a、11bを示す)が実装されることとなる。例えば、図4では、インターポーザ10の大きさは15〜25mm角とし、それに実装するチップ11a、11bの大きさは10mm角の場合として示している。なお、図4では、説明を容易にするために、インターポーザ10の表面に形成されている配線パターン2を模式的に示している。
配線パターン2のうち、チップ11aとチップ11bとを電気的に接続し、信号線となる配線2aを、チップ間でない他の配線2bよりファインピッチで形成している。インターポーザ10に形成される配線パターン2は、一般的なプリント基板より平坦性に優れたウエハ1Wに、チップ11a、11bで用いられるような半導体プロセスと同世代のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術(ドライエッチング)を用いることができる。このため、インターポーザ10のチップ11a、11b間の配線2aは、チップ11a、11bの微細化に対応して、ファインピッチで形成することができる。なお、本実施形態では、この配線2aのライン・アンド・スペースは、1〜5μm程度である。
次に、このインターポーザ10を介して、有機樹脂を基材とするパッケージ基板にチップ11a、11bを実装する半導体装置の製造方法について説明する。まず、図5に示すように、平坦面12aを有する支持体12を準備した後、インターポーザ10の表面1aを平坦面12aに合わせて、支持体12上に絶縁接着層13を介してインターポーザ10を載置する。支持体12は、インターポーザ10を載置し、その後のパッケージングを安定して行うために剛性を有しているものであり、例えば銅(Cu)板からなる。絶縁接着層13は、例えばエポキシ樹脂からなる。
続いて、図6に示すように、支持体12上に載置されたインターポーザ10を絶縁樹脂層14で覆う。ここでは、実装されるチップやインターポーザ10の母材であるシリコンの熱膨張係数(2.5ppm/℃)に近い絶縁樹脂層14を形成することが好ましい。例えば、径が1μm程度のシリカフィラーが85〜90%含有されたエポキシ樹脂であれば、7〜20ppm/℃程度の熱膨張係数を得ることができるので、これを絶縁樹脂層14に用いても良い。
次いで、図7に示すように、インターポーザ10の配線パターン6と一体となっている電極パッドを露出する貫通孔15を形成する。貫通孔15は、例えばレーザによるドライエッチングによって形成される。なお、配線パターン6は、貫通孔15を形成する際のエッチングストッパとして機能する。
続いて、図8に示すように、絶縁樹脂層14上に、貫通孔15を介して配線パターン6と電気的に接続される配線層(配線パターン16)を形成する。配線パターン16は例えばセミアディティブ法、サブストラクティブ法、あるいはダマシン法により形成される。
セミアディティブ法の場合、例えば、まず、貫通孔15および絶縁樹脂層14上に無電解めっきなどによりシード層(図示せず)を形成した後、配線パターン16が形成される領域に開口部を有するフォトレジスト(図示せず)を形成する。その後、前記シード層をめっき給電経路として電解めっきにより、貫通孔15の内部および前記フォトレジストの開口部に導電膜(例えば、銅膜)を埋め込む。さらに、前記フォトレジストを除去した後、前記導電膜をマスクにして前記シード層をエッチングすることにより、配線パターン16が形成される。このようにして、配線パターン6に電気的に接続される配線パターン16を絶縁樹脂層上に形成する。
続いて、図9に示すように、配線パターン16を覆うように絶縁樹脂層14上に絶縁樹脂層17を形成した後、配線パターン16を露出する貫通孔18を形成し、配線パターン16の形成と同様にして、例えばセミアディティブ法を用いて配線パターン19を形成する。貫通孔18は、例えばレーザによるドライエッチングによって形成される。このようにして、パッケージ基板30では、2層のビルドアップ層(配線パターン16、19とその層間の絶縁樹脂層14、17)が形成される。なお、ビルドアップ層の総数はこれに限らず、1以上の層で形成される。
配線層間の層間絶縁樹脂のうち、インターポーザ10を直接覆う絶縁樹脂層14は、絶縁樹脂層17より実装されるチップやインターポーザ10のシリコンに近い熱膨張係数となるように形成されている。例えば、径が1μm程度のシリカフィラーが85〜90%含有されたエポキシ樹脂からなる絶縁樹脂層14に対して、絶縁樹脂層17のシリカフィラーの含有量を少量として、ビルドアップ層の剛性の確保や、製造コストの低減をすることができる。
続いて、図10に示すように、ビルドアップ層の最上層を覆う絶縁性、耐熱性を有する保護膜としてソルダレジスト20を例えば印刷により形成した後、配線パターン19の一部を露出する開口部21を形成する。開口部21によって露出された配線パターン19が電極パッドとなる。この開口部21は、例えばレーザによる異方性ドライエッチングやフォトリソグラフィ技術によって形成される。
続いて、図11に示すように、インターポーザ10と支持体12とを分離する。本実施形態では、銅板からなる支持体12を用いているので、化学的エッチングにより銅板を容易に除去することができる。これにより、絶縁樹脂を含むパッケージ基板30が形成される。
このパッケージ基板30の大きさは例えば30〜50mm角程度であり、また、厚さは例えば1mm程度である。パッケージ基板30の厚さは、1mm以下でも良いが、チップ11a、11bを実装できる剛性を確保できるものとしている。また、パッケージ基板30の剛性を確保する場合には、ガラスクロスに熱硬化性樹脂を含ませたプリプレグを積層させても良い。
本実施形態では、インターポーザ10の表面1aを平坦面12aに合わせて、絶縁接着層13を介して支持体12上にインターポーザ10を載置した後、ビルドアップ層を形成してパッケージ基板30を構成している。このため、支持体12を分離した後の表面、すなわちパッケージ基板30の表面30aの平坦性を確保することができる。一般的に有機樹脂を基材とする基板の表面は粗いが、平坦面12aを有する支持体12を用いることで、パッケージ基板30の表面30aの平坦性を確保することができる。また、剛性を有する支持体12を用いることによって、パッケージ基板30を形成する過程に反りの発生を防止することができる。
例えば、支持体12を用いずに、絶縁接着層13上にインターポーザ10を載置することも考えられる。しかしながら、製造工程中に伸縮した場合に、平坦性を確保しながら、インターポーザ10を維持し、ビルドアップ層を形成することが困難となる。パッケージ基板30は、平坦性を確保しながら、ビルドアップ層を形成することができるので、寸法精度の良い配線層を形成することができる。
なお、本実施形態では、パッケージ基板30は、図11に示すように、LGA(Land Grid Array)型としているが、外部接続端子をバンプとしたBGA(Ball Grid Array)型や、リードピンとしたPGA(Pin Grid Array)型としても良い。
続いて、図12に示すように、インターポーザ10の配線パターン2を露出する開口部22を例えばレーザによるドライエッチングによって形成した後、パッケージ基板30上に複数のチップ(2つのチップ11a、11b)をフリップチップ実装する。チップ11a、11bの裏面には外部電極としてバンプ電極23が例えばマトリクス状に30×30個形成されている。パッケージ基板30を構成するインターポーザ10の表面上に、配線パターン2と一体のパッド電極と電気的に接続してチップ11a、11bをフリップ実装している。その後、チップ11a、11bと、インターポーザ10との間はアンダーフィルによって充填される。
このように、本実施形態における半導体装置は、インターポーザ10を介してパッケージ基板30上に実装されたチップ11a、11bを備えている。表面30aとそれとは反対側の裏面30bとを有するパッケージ基板30は、表面30a側から裏面30b側へ順に、インターポーザ10と、インターポーザ10を覆う絶縁樹脂層14と、絶縁樹脂層14上に形成された配線層(配線パターン16)とを有して構成されている。このパッケージ基板30では、インターポーザ10の配線パターン6から信号線となる配線層が展開している。また、インターポーザ10が、その側面および底面(下面)を絶縁樹脂層14で覆われている。
図12に示すように、パッケージ基板30は、内部にインターポーザ10が埋設されたような構造となっている。これは有機樹脂を基材とする基板を予め形成しておき、その基板にインターポーザ10を埋設した場合とは異なる。この場合は、インターポーザ10と前記基板との位置ずれも考えられる。しかしながら、パッケージ基板30では、インターポーザ10の配線パターン6から信号線となる配線層が展開しているので、接続性を確実なものとすることができる。したがって、インターポーザ10からパッケージ基板30が形成されるので、チップ11a、11bはパッケージ基板30上に直接実装されているともいえる。
例えば、有機樹脂を基材とするパッケージ基板上にシリコンを母材とするインターポーザを実装(1回目)した後、そのインターポーザ上にシリコンを母材とするチップを実装(2回目)することもできると考えられる。この場合、2回実装する必要がある。これに対して、本実施形態では、パッケージ基板30のインターポーザ10上に、チップ11a、11bを実装しており、実装を1回省略することができるので、位置の合わせずれによる製造歩留まりの低下を抑制することができる。パッケージ基板30は、インターポーザ10を実装して構成するのではなく、インターポーザ10上にビルドアップ層を形成しているからである。
また、パッケージ基板上、すなわち外部にインターポーザを実装した構造では、インターポーザの静電気対策も考慮する必要があり、例えば、製造ラインでパッケージ基板にインターポーザを実装する工程は困難であった。これに対して、本実施形態のように、インターポーザ10からパッケージ基板30を形成することは静電気対策に有効である。
本実施形態では、パッケージ基板30における実装部であるインターポーザ10がシリコンを母材としている。よって、シリコンを母材としたチップ11a、11bをパッケージ基板30に実装しても、熱膨張係数のミスマッチによるチップ11a、11bの不具合、例えばクラックやはがれなどを排除することができる。特に、微細化されたチップ11a、11bでは、その内部に形成されている配線のライン・アンド・スペースも小さいので、熱膨張係数のミスマッチを排除することは、実装時に加わるチップ11a、11bへの応力を低くし、チップ内配線の破壊を防止することができる。したがって、半導体装置の信頼性を向上することができる。
また、本実施形態では、パッケージ基板30の実装部は、シリコンを母材とするウエハ1Wから個片化されてなるインターポーザ10である。このため、インターポーザ10の表面上に設けられる複数のチップ間配線2aは、一般的なプリント基板より平坦性に優れたウエハ1W上にチップ11a、11bと同世代の半導体プロセスを用いて形成することができる。すなわち、チップの接続端子の増加、ファインピッチ化に対応して、パッケージ基板30の実装部(インターポーザ10)に設けられる複数のチップ間配線2aをファインピッチ化とすることができる。このため、本実施形態における半導体装置は、微細化・高集積化・高機能化された複数のチップ(例えば、LSIチップやメモリチップ)など異なる機能のチップを実装するマルチチップパッケージ、SIP(System In a Package)に適用することができる。
このように、本実施形態によれば、有機樹脂(絶縁樹脂)を基材とするパッケージ基板に半導体チップを実装した半導体装置において、半導体チップの微細化に対応することができる。
また、パッケージ基板30は、インターポーザ10以外はビルドアップ法(プリント基板プロセス)によって基材を有機樹脂として形成することができるので、例えば母材をシリコンとした場合より、製造コストを低減することができる。
絶縁樹脂を基材とする配線基板(パッケージ基板)にシリコンを母材とする半導体素子(半導体チップ)を実装するにあたり、シリコンと熱膨張係数の近い絶縁樹脂を用いて熱膨張係数のミスマッチを最小限に抑えて、半導体装置の反りを抑えることが考えられた。また、シリコンと熱膨張係数の近い絶縁樹脂を半導体素子搭載面に用いることで半導体素子と配線基板との接続信頼性を向上させることが可能であると考えられた。しかしながら、シリコンと熱膨張係数の近い絶縁樹脂は無機材料からなるフィラーを多く含むため、前記絶縁樹脂を単に半導体素子搭載面に用いた場合では熱膨張係数のミスマッチを解消出来ても微細配線やそれと接続されるビアを形成することが困難であることが考えられる。
そこで、本実施の形態では、シリコンを母材とするインターポーザ10に必要とされる微細配線を形成している。このインターポーザ10では再配線によりラフなピッチへと変換しているため、チップ11a、11bやインターポーザ10の母材であるシリコンと熱膨張係数の近い絶縁樹脂層14を半導体素子搭載面に用いることができる。また、このインターポーザ10は、その側面および底面(下面)を、インターポーザ10の母材であるシリコンと熱膨張係数の近い絶縁樹脂層14で覆われているため、インターポーザ10と絶縁樹脂層14とでは熱膨張係数のミスマッチを低減することができる。これにより、パッケージ基板30上にチップ11a、11b(半導体素子)を実装した半導体装置であっても反りを抑えることができる。
(実施形態2)
前記実施形態1ではインターポーザの母材としてシリコン(シリコンインターポーザ)を用いた場合について説明したが、本実施形態ではインターポーザの母材としてセラミック(セラミックインターポーザ)を用いた場合について説明する。このセラミックインターポーザにおいても、チップにてファインピッチで形成されたパッドをピッチ変換することができる。なお、本実施形態では、前記実施形態1のシリコンインターポーザを、セラミックインターポーザに置き換えた点が相違するので、その相違する点を中心に説明する。
本実施形態におけるインターポーザ(セラミックインターポーザ)の製造方法について説明する。なお、平坦性を有する大判のセラミック基板からは個片化によって複数のインターポーザが取り出されるが、そのうちの1つのインターポーザについて説明する。
まず、図13に示すように、ビア41および両面上に配線パターン42を有するセラミック基板43を形成する。具体的には、セラミックシートに貫通孔を形成し、その貫通孔内に導体を充填し、焼成することによって、ビア41を有するセラミック基板43を形成する。セラミック基板43を構成するセラミックは、例えばアルミナ、窒化アルミニウム、ガラスセラミックである。また、ビア41を構成する導体は、例えばタングステン、銀などの高融点金属である。
次いで、例えばスパッタリング法、蒸着法、めっき法などによってセラミック基板43上に例えば銅などからなる導電膜を形成する。次いで、その導電膜をフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によってパターニングして配線パターン42を形成する。このような工程を経て、ビア41および配線パターン42を有するセラミック基板43が形成される。
続いて、図14に示すように、セラミック基板43の両面上に絶縁層44を形成した後、貫通孔45を形成する。具体的には、セラミック基板43上に例えばポリイミドフィルム、エポキシ樹脂フィルムなどの絶縁性の樹脂フィルムを貼り付け、熱圧着することによって、絶縁層44を形成する。次いで、例えばレーザ加工などによって、配線パターン42の一部を露出する貫通孔45を絶縁層44に形成する。
続いて、図15に示すように、セラミック基板43の両面の絶縁層44に配線パターン42と電気的に接続されるビア46を形成する。また、セラミック基板43の両面の絶縁層44上にビア46と電気的に接続される配線パターン47を形成する。
具体的には、絶縁層44の表面および貫通孔45の内面にシード層(図示せず)を形成し、そのシード層を給電層としてめっきを行い、絶縁層44の表面および貫通孔45の内面に例えば銅などからなる導電層を形成する。次いで、この導電層をフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術(ドライエッチング)を用いてパターニングすることによって、配線パターン47を形成する。
続いて、図16に示すように、絶縁層44上に絶縁層48を形成した後、絶縁層48に配線パターン47と電気的に接続されるビア51a、51bを形成する。また、絶縁層48上にビア51a、51bと電気的に接続される配線パターン52a、52bを形成する。
具体的には、絶縁層44上に例えばポリイミドフィルム、エポキシ樹脂フィルムなどの絶縁性の樹脂フィルムを貼り付け、熱圧着することによって、絶縁層48を形成する。次いで、例えばレーザ加工などによって、配線パターン47の一部を露出する貫通孔53a、53bを絶縁層48に形成する。次いで、絶縁層48の表面および貫通孔53a、53bの内面にシード層(図示せず)を形成し、そのシード層を給電層としてめっきを行い、絶縁層48の表面および貫通孔53a、53bの内面に例えば銅からなる導電層を形成する。
次いで、この導電層を例えばフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術(ドライエッチング)でパターニングすることによって、配線パターン52a、52bを形成する。セラミック基板43は、一般的なプリント基板より平坦性に優れているため、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術(ドライエッチング)によって、寸法精度の良好な配線パターン52a、52b、特に、チップが実装される側において微細化に対応できる配線パターン52aを形成することができる。なお、本実施形態では、この配線パターン52aのライン・アンド・スペースは、1〜5μm程度である。
このような工程を経て、絶縁層48にビア51a、51bが形成される。また、絶縁層48上に配線パターン52a、52bが形成される。
続いて、図17に示すように、絶縁層48のチップが実装される側の片面上に保護層54を形成する。具体的には、配線パターン52aを覆うように例えばソルダレジストからなる保護層54を形成する。
以上のような工程を経て、配線パターン52aが形成された表面40aと、配線パターン52bが形成された裏面40bとを有するインターポーザ40(セラミック材を含む基板を有するセラミック製のインターポーザ)を準備することができる。配線パターン52a、52bなどによって、いわゆる再配線が構成され、配線パターン52aから配線パターン52bへとラフにピッチ変換される。なお、セラミック製のインターポーザ40は任意の配線層数で形成することができる。
その後、前述で図5〜図12を参照して説明した工程において、インターポーザ10をインターポーザ40に置き換えて、パッケージ基板30を形成し、チップ11a、11bを実装した半導体装置を形成することができる。
本実施形態では、インターポーザ40の表面上に設けられる複数のチップ間配線(配線パターン52a)は、一般的なプリント基板より平坦性に優れたセラミック基板上にドライエッチング技術を用いて形成することができる。
すなわち、チップの接続端子の増加、ファインピッチ化に対応して、パッケージ基板30の実装部(インターポーザ40)に設けられる複数のチップ間配線(配線パターン52a)をファインピッチ化とすることができる。このため、本実施形態における半導体装置は、微細化・高集積化・高機能化された複数のチップなど異なる機能のチップを実装するマルチチップパッケージ、SIPに適用することができる。
また、セラミックを母材とするインターポーザ40に、本実施形態で必要とされる微細配線パターン(配線パターン52a)を形成している。このインターポーザ40では再配線によりラフなピッチへと変換しているため、チップ11a、11bの母材であるシリコンと熱膨張係数の近い絶縁樹脂層14を半導体素子搭載面に用いることができる。このため、チップ11a、11bと絶縁樹脂層14とでは熱膨張係数のミスマッチを低減することができる。したがって、インターポーザ40を有するパッケージ基板30上にチップ11a、11bを実装した半導体装置であっても反りを抑えることができる。
すなわち、微細化に対応したチップ11a、11bのファインピッチに対しては、微細配線パターンが形成されるインターポーザ40を用いて対処することができる。また、インターポーザ40によって、ファインピッチに対処することができるので、チップ11a、11bの母材のシリコンと、パッケージ基板30の母材の有機樹脂との熱膨張係数のミスマッチに、シリコンと熱膨張係数の近い絶縁樹脂層14を用いて対処することができる。
また、本実施形態では、インターポーザ40の母材として、セラミックを用いている。このセラミックの熱膨張係数が7〜8ppm/℃程度である。このため、前述したように、絶縁樹脂層14において、シリコン(2.5ppm/℃程度)と熱膨張係数の近いもの(例えば、7〜8ppm/℃程度)を用いても良いが、例えば、18〜20ppm/℃程度のものを用いた場合でも良い。この場合であっても、チップ11a、11bの母材のシリコンと、パッケージ基板30の母材の有機樹脂との熱膨張係数のミスマッチに、シリコンと熱膨張係数のセラミック基板43を用いて対処することができる。
また、熱膨張係数が7〜8ppm/℃程度の絶縁樹脂層に対して、熱膨張係数が17〜20ppm/℃程度の絶縁樹脂層を用いた場合では、絶縁樹脂層14のシリカフィラーの含有量を少量とすることができるので、ビルドアップ層の剛性の確保や、製造コストの低減をすることができる。
(実施形態3)
前記実施形態1ではインターポーザの母材としてシリコン(シリコンインターポーザ)を用いた場合について説明したが、本実施形態ではインターポーザの母材として樹脂(樹脂インターポーザ)を用いた場合について説明する。この樹脂インターポーザにおいても、チップにてファインピッチで形成されたパッドをピッチ変換することができる。なお、本実施形態では、前記実施形態1のシリコンインターポーザを、樹脂インターポーザに置き換えた点が相違するので、その相違する点を中心に説明する。
本実施形態におけるインターポーザ(樹脂インターポーザ)の製造方法について説明する。なお、平坦性を有する大判の樹脂基板からは個片化によって複数のインターポーザが取り出されるが、そのうちの1つのインターポーザについて説明する。
まず、図18に示すように、平坦面61aを有するベース材61を準備した後、その平端面61a上に接着層62を介して絶縁樹脂層63を形成する。具体的には、ベース材61は、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて微細なパターニングを形成する後の工程のために平坦性を有し、また搬送工程を安定して行うために剛性を有しているものであり、例えば銅(Cu)、シリコン(Si)、セラミックなどからなる。
このベース材61上に、例えばエポキシ樹脂からなる離型フィルムを貼り付けて接着層62を形成した後、接着層62上に例えばポリイミドフィルムなどの絶縁性の樹脂フィルムを貼り付けることによって絶縁樹脂層63を形成する。
続いて、図19に示すように、貫通孔64を絶縁層63に形成した後、貫通孔64内に導体を充填して端子部及び/又は配線パターン65を形成する。具体的には、貫通孔64は例えばレーザ加工などによって形成される。この端子部は、フリップチップ実装用の接続端子となる。また、配線パターンはセミアディティブ法等によって形成される。
続いて、図20に示すように、絶縁樹脂層63上に端子部及び/又は配線パターン65と電気的に接続される配線パターン66を形成する。具体的には、配線パターン66は、例えばスパッタリング法やめっき法によって端子部及び/又は配線パターン65を覆うように絶縁樹脂層63上に例えば銅などからなる導電層を形成する。次いで、この導電層をフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術(ドライエッチング)を用いてパターニングすることによって、配線パターン66を形成する。
ベース材61は、一般的なプリント基板より平坦性に優れているため、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術(ドライエッチング)によって、寸法精度の良好な配線パターン66を形成することができる。すなわち、チップが実装される側において微細化に対応できる配線パターン66を形成することができる。なお、本実施形態では、この配線パターン66のライン・アンド・スペースは、1〜5μm程度である。
続いて、図21に示すように、絶縁樹脂層63上に絶縁樹脂層67を形成した後、絶縁樹脂層67に配線パターン66と電気的に接続されるビア68を形成する。また、絶縁樹脂層67上にビア68と電気的に接続される配線パターン70を形成する。
具体的には、絶縁樹脂層63上に例えばポリイミドフィルムなどの絶縁性の樹脂フィルムを貼り付け、熱圧着することによって、絶縁樹脂層67を形成する。次いで、例えばレーザ加工などによって、配線パターン66の一部を露出する貫通孔71を絶縁樹脂層67に形成する。次いで、絶縁樹脂層67の表面および貫通孔71の内面にシード層(図示せず)を形成し、そのシード層を給電層としてめっきを行い、絶縁樹脂層67の表面および貫通孔71の内面に例えば銅からなる導電層を形成する。
次いで、この導電層を例えばフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術(ドライエッチング)でパターニングすることによって、配線パターン70を形成する。このような工程を経て、絶縁樹脂層67にビア68が形成される。また、絶縁樹脂層67上に配線パターン70が形成される。
続いて、図22に示すように、絶縁樹脂層67上に絶縁樹脂層72を形成した後、絶縁樹脂層72に配線パターン66と電気的に接続されるビア73を形成する。また、絶縁樹脂層72上にビア73と電気的に接続される配線パターン74を形成する。これらの工程は、図21を参照して説明した工程と同様である。
続いて、ベース材61を剥離することによって、図23に示すように、配線パターン66が形成された表面60aと、配線パターン74が形成された裏面60bとを有するインターポーザ60(樹脂を含む基板を有する樹脂製のインターポーザ)を準備することができる。配線パターン66、74などによって、いわゆる再配線が構成され、配線パターン66から配線パターン74へとラフにピッチ変換される。なお、樹脂製のインターポーザ60は任意の配線層数で形成することができる。
このようにして形成された樹脂製のインターポーザ60においては、ベース材61に近い側の面(表面60a)は他面(裏面60b)側に比べて平坦性が良く、チップ搭載面として好適に用いることができる。
その後、前述で図5〜図12を参照して説明した工程において、インターポーザ10をインターポーザ60に置き換えて、パッケージ基板30を形成し、チップ11a、11bを実装した半導体装置を形成することができる。
本実施形態では、パッケージ基板30の実装部は、有機樹脂を母材とする樹脂基板から個片化されてなるインターポーザ60である。インターポーザ60の表面上に設けられる複数のチップ間配線(配線パターン66)は、一般的なプリント基板より平坦性に優れたベース材61上にドライエッチング技術を用いて形成されている。
すなわち、チップの接続端子の増加、ファインピッチ化に対応して、パッケージ基板30の実装部(インターポーザ60)に設けられる複数のチップ間配線(配線パターン66)をファインピッチ化とすることができる。このため、本実施形態における半導体装置は、微細化・高集積化・高機能化された複数のチップなど異なる機能のチップを実装するマルチチップパッケージ、SIPに適用することができる。
また、有機樹脂を母材とするインターポーザ60に、本実施形態で必要とされる微細配線パターン(配線パターン66)を形成している。このインターポーザ60では再配線によりラフなピッチへと変換しているため、チップ11a、11bの母材であるシリコンと熱膨張係数の近い絶縁樹脂層14を半導体素子搭載面に用いることができる。このため、チップ11a、11bと絶縁樹脂層14とでは熱膨張係数のミスマッチを低減することができる。したがって、インターポーザ60を有するパッケージ基板30上にチップ11a、11bを実装した半導体装置であっても反りを抑えることができる。
すなわち、微細化に対応したチップ11a、11bのファインピッチに対しては、微細配線パターンが形成されるインターポーザ60を用いて対処することができる。また、インターポーザ60によって、ファインピッチに対処することができるので、チップ11a、11bの母材のシリコンと、パッケージ基板30の母材の有機樹脂との熱膨張係数のミスマッチに、シリコンと熱膨張係数の近い絶縁樹脂層14を用いて対処することができる。
本発明は、半導体装置、特に、インターポーザを用いて構成される半導体装置の製造業に幅広く利用されるものである。
1W ウエハ
1a 表面(第1面)
1b 裏面(第2面)
2 配線パターン(第1配線パターン)
2a、2b 配線
3 パッシベーション膜
4 貫通孔
5 ビア
6 配線パターン(第2配線パターン)
10 インターポーザ
11a、11b チップ
12 支持体
12a 平坦面
13 絶縁接着層
14 絶縁樹脂層
15 貫通孔
16 配線パターン(配線層)
17 絶縁樹脂層(層間絶縁樹脂)
18 貫通孔
19 配線パターン(配線層)
20 ソルダレジスト
21、22 開口部
23 バンプ電極
30 パッケージ基板
30a 表面
30b 裏面
40 インターポーザ
40a 表面
40b 裏面
41 ビア
42 配線パターン
43 セラミック基板
44 絶縁層
45 貫通孔
46 ビア
47 配線パターン
48 絶縁層
51a、51b ビア
52a、52b 配線パターン
53a、53b 貫通孔
54 保護層
60 インターポーザ
60a 表面
60b 裏面
61 ベース材
61a 平坦面
62 接着層
63 絶縁樹脂層
64 貫通孔
65 端子部及び/又は配線パターン
66 配線パターン
67 絶縁樹脂層
68 ビア
70 配線パターン
71 貫通孔
72 絶縁樹脂層
73 ビア
74 配線パターン

Claims (10)

  1. 第1面と前記第1面は反対側の第2面とを有し、前記第1面で半導体チップが実装されるパッケージ基板であって、
    前記第1面側に設けられた絶縁接着層と、
    前記絶縁接着層の前記第2面側の面内で接着されたインターポーザと、
    前記インターポーザの前記第2面側の面および前記絶縁接着層の前記第2面側の面上に、前記インターポーザを埋め込むように形成された絶縁樹脂層と、
    前記絶縁樹脂層の前記第2面側の面上に、層間絶縁樹脂層および配線層が複数積層して形成されたビルドアップ層と、
    前記ビルドアップ層の前記第2面側の面上に形成されたソルダレジストと、
    を備え、
    前記インターポーザの前記第1面側の面上には保護膜が形成され、
    前記インターポーザの前記第2面側の面上には配線パターンが形成され、
    前記保護膜上で接着している前記絶縁接着層が、前記インターポーザよりも大きく延在し、
    前記絶縁樹脂層には、前記インターポーザの配線パターンおよび前記ビルドアップ層と電気的に接続された配線層が形成され、
    前記絶縁樹脂層はその熱膨張係数が、前記層間絶縁樹脂層の熱膨張係数より前記半導体チップの熱膨張係数に近いことを特徴とするパッケージ基板。
  2. 請求項1記載のパッケージ基板において、
    前記絶縁樹脂層には、フィラーが含有されていることを特徴とする。
  3. 請求項1または2記載のパッケージ基板において、
    前記インターポーザは、シリコン基板から構成されることを特徴とする。
  4. 以下の工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法:
    (a)第1面と前記第1面は反対側の第2面とを有し、前記第1面上に第1配線パターンおよび前記第1配線パターンを覆う保護膜が形成され、前記第2面上に第2配線パターンが形成されたインターポーザを準備する工程;
    (b)平坦面を有し、前記インターポーザよりも大きく延在する絶縁接着層が前記平坦面上に貼り付けられた支持体を準備する工程;
    (c)前記インターポーザの第1面を前記支持体の平坦面に合わせて、前記絶縁接着層と前記保護膜とを接着させて前記支持体上に前記インターポーザを載置する工程;
    (d)前記インターポーザを埋め込むように前記支持の平坦面上に絶縁樹脂層を形成し、前記第2配線パターンと電気的に接続される配線層を前記絶縁樹脂層に形成する工程;
    (e)前記絶縁樹脂層に形成された配線層と電気的に接続され、前記絶縁樹脂層上に層間絶縁樹脂層および配線層を複数積層してビルドアップ層を形成する工程;
    (f)前記ビルドアップ層上にソルダレジストを形成する工程;
    (g)前記(f)工程の後、前記支持を除去する工程;
    (h)前記(g)工程の後、前記第1配線パターンを露出する開口部を前記絶縁接着層および前記保護膜に形成する工程;
    (i)前記(h)工程の後、前記第1面上に、露出した前記第1配線パターンと電気的に接続して半導体チップを実装する工程
    ここで、前記(d)工程では、前記層間絶縁樹脂層より前記半導体チップに近い熱膨張係数の前記絶縁樹脂層を形成する。
  5. 請求項4記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(d)工程では、フィラーを含有させた前記絶縁樹脂層を形成することを特徴とする。
  6. 請求項4または5記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(i)工程では、前記第1面上に複数の半導体チップを実装し、
    前記(a)工程では、前記第1配線パターンのうち、前記複数の半導体チップ間の配線を他の配線よりもファインピッチで形成することを特徴とする。
  7. 請求項4、5または6記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(a)工程では、シリコンウエハの第1面およびそれとは反対側の第2面のそれぞれに前記第1配線パターンおよび前記第2配線パターンを形成した前記インターポーザを準備することを特徴とする。
  8. 請求項4、5または6記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(a)工程では、セラミック材を含む基板の第1面およびそれとは反対側の第2面のそれぞれに前記第1配線パターンおよび前記第2配線パターンを形成した前記インターポーザを準備することを特徴とする。
  9. 請求項4、5または6記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(a)工程では、樹脂からなる基板の第1面およびそれとは反対側の第2面のそれぞれに前記第1配線パターンおよび前記第2配線パターンを形成した前記インターポーザを準備することを特徴とする。
  10. 請求項4〜9のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(b)工程では、銅板からなる前記支持体を準備し、
    前記(g)工程では、エッチングにより前記銅板を除去することを特徴とする。
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