JP5576055B2 - 表面処理粉体 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧料の製造に好適に用いられる粉体に関する。本発明はまた、本発明の粉体を含有する化粧料に関する。
従来、ファンデーション、おしろい、ほほ紅、アイシャドウ、パウダースプレーなどの粉体を含む化粧料において、伸展性、付着性、成形性などを向上させるため、タルク、セリサイト、マイカ、カオリンなどが配合されている。特に、マイカ、セリサイトなどの天然鉱物は、板状粉体のヘキ開性に優れ、ケーキファンデーションやアイシャドーのようなプレス状化粧料において、化粧料からチップや、ブラシ、パフへの製品のとれを調節する為に重要な原料の1つである。
しかしながら、これらの成分に微量含まれる酸化鉄や酸化チタンの影響で、粉体が油分などで濡れた場合、色がくすんで見えると言う欠点がある。かかる問題を解決するため、溶融法により製造された合成フッ素金雲母(特許文献1)や、タルクと、ケイフッ化カリウムとを用いたインターカレーション法による合成雲母(特許文献2)などが開発されている。
これらの合成雲母は、色のくすみの問題については改善されているものの、粉体の伸びや付着性、自然な仕上がり感は、従来化粧料へ用いられている天然鉱物系粉体とほぼ同等である。仕上がり感を向上させる手段として、透明性が高く、光を拡散する効果に優れた薄片状多孔質シリカ(特許文献3)や特定の板状形状を有する硫酸バリウム(特許文献4)等を化粧料へ配合することが提案されている。
薄片状多孔質シリカは、表面シラノール基どうしの結合力が強く、ヘキ開性を有しない。このため、プレス製剤などに配合すると、ケーキが固くなり、多量に配合するとケーキングを生じるため、仕上がり感の向上に十分な量を配合出来ない。そのうえ、シリカ独特のザラついたギシギシした使用感であるため、使用性の点からも配合量に制限がある。
また、特定の形状を有する板状硫酸バリウムは、ヘキ開性に劣り、かさ比重が非常に大きい。このためかかる物質を化粧料へ配合した場合、薄片状多孔質シリカ同様、仕上がり感は向上するものの、多量に配合するとケーキングを生じるため、十分量配合できないという問題がある。
特開昭62−30707号 特開平2−149415号 特開昭63−166819号 特開平3−257016号
本発明者らは、こうした事情に鑑み、ヘキ開性に優れると共に、化粧料に配合した場合に優れた使用性、仕上がり感を付与することのできる表面処理粉体、および該表面処理粉体を配合してなる化粧料を提供することにある。
本発明は、層状ポリケイ酸および/またはその塩の表面をシリコーン化合物、フッ素化合物、脂肪酸、脂肪酸石鹸、脂肪酸エステル、アミノ酸誘導体およびレシチンからなる群から選択される1種もしくは2種以上にて被覆してなる表面処理粉体を提供する。
本発明はまた、本発明の表面処理粉体を1種または2種以上配合してなる、化粧料を提供する。
本発明の表面処理粉体はヘキ開性に優れており、化粧料へ配合した場合に、良好な取れ性とともに優れた使用性並びに仕上がり感を提供することができる。
本発明の表面処理粉体は、層状ポリケイ酸および/またはその塩を基材とし、その表面を、シリコーン化合物、フッ素化合物、脂肪酸、脂肪酸石鹸、脂肪酸エステル、アミノ酸誘導体およびレシチンからなる群から選択される表面被覆剤にて被覆してなるものであり、撥水性のみならず良好なヘキ開性を有することを特徴とする。
本発明の表面処理粉体の基材となる層状ポリケイ酸および/またはその塩としては、マカタイト、アイラアイト、マガディアイト、ケニヤアイトなどが例示される。塩としてはナトリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩などを例示することができる。これらの鉱物はナトリウム塩として提供されることが多いが、ナトリウム塩を酸処理することにより、水素型(H型)といわれる層状ポリケイ酸を得ることができる。
本発明の表面処理粉体の基材となる層状ポリケイ酸および/またはその塩としてはアイラアイトが特に適している。アイラアイトは通常ナトリウム塩(Na型)として提供されているが、これを塩酸、硫酸等の酸処理することにより水素型(H型)アイラアイトを得ることができる。本発明においては、H型アイラアイトが特に好適に用いられる。
アイラアイトの合成法としては、特に限定なく、公知の方法いずれを採用してもよい。従来から用いられている、シリカゲル、シリカゾル等の原料を用いる方法がジー・ボーベリー(G.Borbely)、エイチ・ケイ・バイエル(H.K.Beyer)、エイチ・ジー・カルゲ(H.G.Karge)、ダブリュ・シュバイゲル(W.Schwieger)、エイ・ブラント(A.Brandt)、ケイ・エイチ・ベルク(K.H.Bergk)著、クレイズ・アンド・クレイ・ミネラルズ(Clays & Clay Minerals)39巻、490頁(1991年);ケイ・コスゲ(K.Kosuge)、エイ・ツナシマ(A.Tsunashima)著、ジャーナル・オブ・ザ・ケミカル・ソサエティー(J.Chem.Soc.),ケミカル・コミュニケーションズ(Chem.Commun..)23巻、2427頁(1995年)に開示されている。
またより安価であるケイ酸化合物の水溶液を使用し、水熱合成により製造する方法も開発されている。経済的な観点から、かかる方法で得られるアイラアイトを用いることが好ましい。
この方法で使用されるケイ酸化合物の水溶液としては特に限定されず、例えば、ケイ酸ソーダ、ケイ酸カリウム;オルソケイ酸ソーダ、メタケイ酸ソーダ等の水溶液を挙げることができる。また、固体状のカレットを水に溶解したものを原料として使用してもよい。水熱合成により製造する方法としては、特開平9−227116号に記載の手順に従えばよい。
本発明の表面処理粉体に用いられる表面被覆剤は、シリコーン化合物、フッ素化合物、脂肪酸、脂肪酸石鹸、脂肪酸エステル、アミノ酸誘導体およびレシチンからなる群から選択される。作用機構により発明を限定する意図はないが、表面被覆剤にて表面を被覆することにより、シラノール基が封鎖され、表面シラノール基間の凝集が防止される結果、ヘキ開性に優れた表面処理粉体が得られるものであると考えられる。
本発明に使用する表面被覆剤として用いられるシリコーン化合物としては、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーンオイル、メチルトリアルコキシシラン、エチルトリアルコキシシラン、ヘキシルトリアルコキシシラン、オクチルトリアルコキシシラン等のアルコキシシランが例示される。
フッ素化合物としては、パーフルオロアルキルリン酸ジエタノールアミン塩、およびトリフルオロメチルエチルトリアルコキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリアルコキシシランおよびトリデカフルオロオクチルトリアルコキシシラン等のフルオロアルコキシシランが例示される。脂肪酸としては、パルミチン酸、イソステアリン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ロジン酸および12-ヒドロキシステアリン酸が例示される。
金属石鹸としては、ラウリン酸亜鉛、ラウリン酸アルミニウム、ラウリン酸カルシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸アルミニウム、ミリスチン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ベヘン酸亜鉛、ベヘン酸アルミニウムおよびベヘン酸カルシウムが例示される。
脂肪酸エステルとしては、デキストリン脂肪酸エステル、コレステロール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルおよびデンプン脂肪酸エステルが例示される。アミノ酸誘導体としては、ラウロイルリシン、ステアロイルグルタミン酸、ミリストイルグルタミン酸およびラウロイルグルタミン酸が例示される。また、レシチンによる処理も可能である。
これらの中でも、本発明においては、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、オクチルトリアルコキシシラン、パーフルオロアルキルジエタノールアミン塩、トリデカフルオロオクチルトリアルコキシシランが好ましく用いられる。
ジメチルポリシロキサンとしては、信越化学工業(株)製よりKF−96シリーズ、東レダーニング(株)製のSH−200シリーズなどの名称で市販されている化合物が例示される。特に25℃における動粘度が5cs以上100cs以下のものが好ましく使用される。
メチルハイドロジェンポリシロキサンとしては、信越化学工業(株)製のKF−99P、KF−9901、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH1107Cの名称で市販されている化合物が好ましく使用される。
オクチルトリアルコキシシランとしては、信越化学工業(株)製のAES−3083、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のZ−6341名称で市販されている化合物が好ましく使用される。
パーフルオロアルキルジエタノールアミン塩としては、旭硝子(株)からAG−530の名称で市販されている水分散エマルションの固形分であるパーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミンが好ましく使用される。
トリデカフルオロオクチルトリエトキシシランとしては、デグサ(株)より商品名:DYNASYLAN F8261が好ましく使用される。
本発明の表面被覆剤の処理量としては、特に限定されることはない。好ましくは、層状ポリケイ酸重量に対して0.01〜20重量%、より好ましくは0.1〜10重量%の表面処理剤を用いて処理すればよい。0.01%重量%未満では、表面処理効果が十分に発揮されず、一方、20重量%を超えても処理効果はそれ程向上しないため、経済性の面からそれ程利するところがない。
表面処理剤が粉体表面に被覆されているかどうかについては、CN分析装置にて、各表面被覆剤、及び各種処理粉体のカーボン(C)率を測定し、それぞれのC率より、各処理サンプルのシリコーン含有量を算出することが出来き、特に限定的ではないが、例えば被覆剤がシリコーン化合物である場合、基材となる層状ポリケイ酸の被覆処理剤が0.5〜20重量%、より好ましくは1〜15重量%、更に好ましくは1.5〜10重量%含まれるように処理すればよい。
本発明の表面処理粉体の基材となる層状ポリケイ酸は平均粒子径が0.1μm以上100μm以下のもので、平均厚さが0.01μm以上1μm以下であるのが好適に利用される。平均粒子径は、0.1μm以上100μm以下が好ましい。0.1μm未満の場合はギシついた使用性となり、100μmを超えると粒子が大きすぎるために仕上がりに影響が出る。
平均厚さは、0.01μm以上1μm以下が好ましく、0.01μm未満では粉砕にて破砕され粒度が小さくなるため好ましくない。また、1μmを超えると透明性が得られず、自然な仕上がり感とならないため好ましくない。
なお本明細書において「平均粒子径」および「平均厚さ」は実施例で用いた方法にて測定されるものである。
本発明の表面処理粉体を製造するにあたり、基材となる層状ポリケイ酸および/またはその塩を表面被覆剤にて被覆処理する方法は特に限定的ではなく、水へ分散した層状ポリケイ酸および/またはその塩へ被覆剤となる物質を添加して、攪拌、ろ過、乾燥すればよい。必要に応じて表面被覆剤を一旦メタノール、エタノール等の有機溶媒へ溶解し、次いでこれを層状ポリケイ酸分散液へ添加し、攪拌してもよい。
被覆処理の際の表面被覆剤の濃度、および温度、処理時間等は特に限定的ではなく、被覆剤の種類や目的とする被覆量によって適宜設定すればよい。
本発明の表面処理粉体としては、平均摩擦係数の変動値(MMD値)が、0.005以下であり、なめらかな使用性を有するものが特に好適に用いることができる。
本出願において平均摩擦係数の変動値(MMD値)は、カトーテック社製摩擦感テスターKES−SEを使用して測定する。測定対象の粉体を人工皮革サプラーレ(出光テクノファイン製)に0.5mg/cmとなるよう均一に塗り広げ、荷重25gの条件で求めた値とする。
本発明の表面処理粉体は高いヘキ開性を有する。本出願において「ヘキ開性」とはヘキ開のしやすさを示す値であり、下記実施例に記載の方法にて測定することができる。本発明の表面処理粉体は高いヘキ開性を有するため、これをファンデーション等の化粧料のプレス製剤へ配合すると、パフへの取れ性が良好となる。
本発明はまた、本発明の表面処理粉体を配合した化粧料を提供する。
本発明の化粧料は、従来より知られている化粧料の組成の一部として本発明の表面処理粉体を配合して調製すればよい。
従って本発明の化粧料は通常化粧料に配合される成分を目的に応じて適宜配合することができる。かかる成分としては例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アルコールなどの固形・半固形油分;スクワラン、流動パラフィン、エステル油、ジグリセライド、トリグリセライド、シリコーン油、オリーブ油、アボガド油、ミンク油などの流動油分;パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタンなどのフッ素系油剤;水溶性および油溶性ポリマー;界面活性剤;多価アルコール、糖類、シリコーン、金属石ケン、レシチン、アミノ酸、コラーゲン、ポリマー、無機及び有機顔料、各種表面処理粉体、タール色素、天然色素などの色剤、エタノール、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、PH調整剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、水などが例示される。
また本発明の化粧料は、その剤形や製品形態が特に限定されるものではなく、油中水型、水中油型、水分散型、プレス状、固形状、パウダー状、スティック状などの剤形とすることができる。また製品形態としては、洗顔フォーム・クリーム、クレンジング、マッサージクリーム、パック、化粧水、乳液、クリーム、美容液、化粧下地、日焼け止めなどの皮膚用化粧料、ファンデーション、水白粉、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、アイブロウ、コンシーラー、口紅、リップクリーム等の仕上げ用化粧料、ヘアミスト、シャンプー、リンス、トリートメント、ヘアトニック、ヘアクリーム、ポマード、チック、液体整髪料、シャンプー、リンス、トリートメント、セットローション、ヘアスプレー、染毛料等の頭髪用化粧料、パウダースプレー、ロールオン等の制汗剤などを例示することができる。
特にプレス状、固形およびパウダーの形態のものへ配合すると、本願発明の表面処理粉体のヘキ開性の高さという効果を発揮することができる。かかる化粧料としてはファンデーション、フェースパウダー、チーク、アイブロウ、アイライナー、アイシャドウ等が例示されるが、これらに限定されるわけではない。
実施例
以下に本発明の複数の実施例を示すが、本発明はこれら実施例により限定されるものではなく、通常化粧料に配合される成分は勿論含有することができる。なお、以下実施例を示していくが、各成分の配合量はすべて重量%である。
参考例
アイラアイト型層状ポリケイ酸(H型アイラアイト)の製造
1Lオートクレーブに4号ケイ酸ナトリウム水溶液(SiO 23.3%、NaO 6.2%、SiO/NaOモル比=3.88)800gを仕込み、該ケイ酸ナトリウムのシリカ(SiO)100重量部に対して1重量部のアイラアイト種結晶を添加し、10rpmで攪拌しながら反応温度110℃の水熱条件下で、120時間処理した。反応終了後、濾別して固相を分離、水洗、乾燥し、平均粒子径7μm、厚み0.08μmのアイラアイト型層状ポリケイ酸塩(Na型アイラアイト)を得た。
次に、0.1N硫酸水溶液1000mLに得られたアイラアイト型層状ポリケイ酸塩15gを分散させ撹拌下3時間酸処理を行った。濾過、水洗した後、風乾し、平均粒子径6.5μm、厚み0.05μmのアイラアイト型層状ポリケイ酸(H型アイラアイト)を得た。ここで平均粒子径は、レーザ回折/散乱式粒度分布計HORIBA LA−950にて測定した値を示し、厚みは、走査型電子顕微鏡の画像10点より粉体の厚みを測定し、その平均を平均厚みとした。
実施例1
メチルハイドロジェンポリシロキサン処理H型アイラアイト
参考例1で得られたH型アイラアイト48gを精製水1000mLに分散させ、次いで、メチルハイドロジェンポリシロキサン10%メタノール溶液20gを加え、80℃にて30分間撹拌し、ろ過・洗浄を行った後、180℃で2時間乾燥し、目的とするメチルハイドロジェン4%処理アイラアイト型層状ポリケイ酸 49gを得た。
実施例2
ジメチルポリシロキサン処理H型アイラアイト
参考例1で得られたH型アイラアイト47gを精製水1000mLに分散させ、次いで、ジメチルポリシロキサン6cs10%メタノール溶液30gを加え、80℃にて30分間撹拌し、ろ過・洗浄を行った後、120℃で2時間乾燥し、目的とするジメチルポリシロキサン6%処理アイラアイト型層状ポリケイ酸 48gを得た。
実施例3
オクチルトリエトキシシラン処理H型アイラアイト
参考例1で得られたH型アイラアイト48.5gをミキサー(Hanil Electric.Co., Ltd:HANIL LAB.MIXER 300mL容)に投入し、オクチルトリエトキシシラン10%イソプロパノール溶液15gを滴下する。この後、十分撹拌した後、ミキサーより取り出し、150℃で2時間加熱処理し、目的とするオクチルトリエトキシシラン3%処理アイラアイト型層状ポリケイ酸 48gを得た。
実施例4
パーフルオロアルキルジエタノールアミン塩処理H型アイラアイト
参考例1で得られたH型アイラアイト46gを精製水1000mLに分散させ、次いで、30%パーフルオロアルキルジエタノールアミン133gを加え、リン酸にてpHを3に調節した後、80℃にて30分間撹拌し、ろ過・洗浄を行った。次いで、100℃で2時間乾燥し、目的とするパーフルオロアルキルジエタノールアミン塩8%処理アイラアイト型層状ポリケイ酸 48gを得た。
実施例5
トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン処理H型アイラアイト
参考例1で得られたH型アイラアイト46gを精製水1000mLに分散させ、次いで、トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン10%メタノール溶液15gを加え、80℃にて30分間撹拌し、ろ過・洗浄を行った後、120℃で2時間乾燥し、目的とするトリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン3%処理アイラアイト型層状ポリケイ酸 48gを得た。
比較例1
タルクJA−46R(浅田製粉製、平均粒径8μm、厚み0.5μm)49gを精製水1000mLに分散させ、次いで、メチルハイドロジェンポリシロキサン10%メタノール溶液10gを加え80℃にて30分間撹拌し、ろ過・洗浄を行った後、180℃で2時間乾燥し、目的とするメチルハイドロジェン2%処理タルクJA−46R 49gを得た。
比較例2
マイカY−2200(山口雲母製、平均粒径18μm、厚み0.08μm)49gを精製水1000mLに分散させ、次いで、メチルハイドロジェンポリシロキサン10%メタノール溶液10gを加え80℃にて30分間撹拌し、ろ過・洗浄を行った後、180℃で2時間乾燥し、目的とするメチルハイドロジェン2%処理マイカY−2200 49gを得た。
比較例3
合成金雲母(PDM−8W:トピー工業製、平均粒径12μm、厚み0.25μm)49gを精製水1000mLに分散させ、次いで、メチルハイドロジェンポリシロキサン10%メタノール溶液10gを加え80℃にて30分間撹拌し、ろ過・洗浄を行った後、180℃で2時間乾燥し、目的とするメチルハイドロジェン2%処理合成金雲母 49gを得た。
評価方法
上記、参考例および実施例1〜5並びに比較例1〜3で得られた各粉体について、撥水性、分散性、使用感触、ヘキ開性、ボカシ効果について下記の方法により評価した。なお、特に断らない限り、各試験は室温、即ち約25℃にて行った。
(撥水性の評価方法)
100mL容ビーカーに各種濃度のエタノール水溶液を50g加え、そこに、処理粉体を加え、軽く撹拌したとき、粉体が沈まない最大のエタノール濃度を疎水化度として示す。疎水化度が0の場合、即ち純水に処理粉体が沈降する場合は撥水性が認められないと認定される。
本発明の表面処理粉体は、好適には疎水化度が10〜40、より好適には20〜30を示すものである。10以下では、撥水性が十分でなく、化粧料に応用した場合、十分な化粧持続効果が得られず、また40を超えても化粧持続効果が、それ程向上しないため、経済性の面からそれ程利するところがない。
(感触の評価方法)
人工皮革サプラーレ(出光テクノファイン製)に本発明の試験粉体を0.5mg/cm塗布し、摩擦感テスターKES−SE(カトーテック製,センサー:人工皮革サプラーレ,荷重25g)にて平均摩擦係数の変動(MMD値)を測定した。MMD値は数値が小さいほどなめらかな使用性を示し、大きいほどザラツイタ使用性を示す。
本発明の表面処理粉体は好適にはMMD値が0.005以下、より好ましくは0.003以下を示すものである。0.005以上では、シリカ独特のギシギシしたザラついた使用性となる。
(ヘキ開性の評価方法)
本発明の試験粉体に流動パラフィン(70cs)を滴下しつつ、ヘラで練り合わせ、三角錐が出来る点を終点とし、試料100gあたりの流動パラフィン(70cs)の必要量を試料の吸油量とした。
得られた吸油量から、本発明の実施例および参考例の各種粉体の残吸油能力が30g(流動パラフィン)/100g(試験粉体)となるよう流動パラフィンを加え混合し、各粉体10gを直径58mm、高さ5mmの丸型アルミ皿に秤量し、120kgf/cmの圧力でプレス成型を行った。
得られたプレス製剤に対して、ペネトロメーター(吉田科学機械株式会社:アスファルト針入度試験器、荷重:50g、針入針:直径1mm)を用いて、プレス製剤の針入度を測定した。針入度は針の進入距離0.1mmを1度として示す。針入度が大きいほど、本発明の粒子が剥離性即ち、ヘキ開性に優れている事を示す。
本発明においては、上記のごとく調製したプレス製剤の針入度が10〜40、より好ましくは15〜30であるものが好適に用いられる。
(ぼかし効果の評価方法)
実施例、参考例および比較例の試験粉体それぞれ3gにトリメチルシロキシケイ酸50%溶液(信越化学工業製:KF−7312J)7gを加え乳鉢にて均一に分散させた。その後、7cm X 7cmの石英板にドクターブレードを用い20μm厚の塗膜を作成した。作製した試料は、3cm浮かして設置し、試料の下においた新聞紙の文字が読めるかどうかを下記基準により判断し、試料のぼかし評価とした。
○ : ぼやけて読めない
△ : ぼやけているが何とか読める。
× : はっきり読める
(表面被覆処理剤量の確認方法)
CN分析装置にて、各表面被覆剤、及び各種処理粉体のカーボン(C)率を測定し、それぞれのC率より、各処理サンプルのシリコーン含有量を算出した。表面処理粉体量を100重量%とした場合の、表面被覆剤の含有量(重量%)を被覆処理剤量(%)として示す。
実施例1〜3,参考例および比較例1〜3のそれぞれの試験粉体について、各測定を行った結果を表1に示す。
Figure 0005576055
実施例6、比較例4〜6:ツーウエイ・ケーキファンデーション
下記表2に示す組成のツーウエイ・ケーキファンデーションを下記製法によりそれぞれ製造し、使用感触、仕上がり感、ファンデーションパフへの製剤の取れ性について、下記の方法により評価した。結果を表3に示す。
(製法)粉体成分(1)〜(11)を混合粉砕して、これをヘンシェルミキサーに移した。別の容器に油相成分(12)〜(16)を混合した。ヘンシェルミキサーを撹拌しながら油相成分を加えて均一になるよう撹拌混合し、その後アトマイザーにて粉砕した。これをアルミ皿にプレス成型して製品を得た。
ツーウエイ・ケーキファンデーション処方
Figure 0005576055
(化粧仕上がりの評価)
得られたツーウエイ・ケーキファンデーションを女性パネラー(10〜15人)が通常の使用方法にて用いて化粧をし、化粧仕上がりを専門評価者により、5:優れた自然な仕上がり、4:自然な仕上がり、3:普通、2:やや仕上がり感が悪い、1:仕上がり感が悪いの5段階で評価した。平均点を ◎ : 4点以上、○: 3点以上4点未満、△: 2点以上3点未満、× : 2点未満として表3に示した。
(使用感触の評価)
得られたツーウエイ・ケーキファンデーションを女性パネラー(10〜15人)が通常の使用方法にて用いて化粧をし、平滑感、きしみ、ざらつきなどの使用感触について 5:平滑感などの感触がよい、4:平滑感などの感触がややよい、3:普通、2:平滑感などの感触がやや悪い、1:平滑感などの感触が悪いの5段階で評価した。平均点を ◎ : 4点以上、○: 3点以上4点未満、△: 2点以上3点未満、× : 2点未満 として表3に示した。
(ファンデーションパフへの製剤の取れ性の評価)
得られたツーウエイ・ケーキファンデーションを女性パネラー(10〜15人)がファンデーションパフにて取って使用し、ファンデーションの取れ性について下記基準により評価した。
〇:ファンデーションパフへ十分取れる。
△:ファンデーションパフへ一部取れるがあまり取れない。
×:ファンデーションパフへほとんど取れない。
評価結果
Figure 0005576055
−:パフへ製剤が取れないため、使用性の評価未実施。
表3から明らかなように、本発明のツーウエイ・ケーキファンデーションは、ファンデーションからのケーキの取れ性に優れ、自然な仕上がり感となった。これに対して比較例1はケーキングを生じ、使用できなかった。比較例2、3は、ケーキの取れ性は優れるものの、自然な仕上がり感にかけた。以上の結果、本発明のツーウエイ・ケーキファンデーションは、プレス製剤において、適度のケーキの取れ性を有し、また、自然な仕上がり感を実感できるツーウエイ・ケーキファンデーションであった。
以下、実施例の各粉体を用いて種々の化粧料を調製した。
実施例7 プレストパウダー
Figure 0005576055
(製法)
粉体部(1)〜(8)を混合粉砕して、これをヘンシェルミキサーに移し、油相部(9)〜(13)を加えて均一になるよう撹拌混合し、その後アトマイザーにて粉砕した。これをアルミ皿にプレス成型して製品を得た。
得られたプレストパウダーは、塗布時の伸び、滑らかさに優れ、さらに、塗布後においても自然な仕上がりのプレストパウダーであった。
実施例8 ほほ紅
Figure 0005576055
(製法)
粉体部(1)〜(5)をヘンシェルミキサーで混合し、これに加熱溶解した油相部(6)〜(9)を混合した後、アトマイザーにて粉砕し、中皿に成型しほほ紅を得た。
得られた頬紅は、塗布時の伸び、滑らかさに優れ、さらに、外観色と塗布色に違いがない自然な仕上がりのほぼ紅であった。
実施例9 ツーウエイ・ケーキファンデーション
Figure 0005576055
(製法)
粉体部(1)〜(8)をヘンシェルミキサーで混合し、これに加熱溶解した油相部(9)〜(13)を混合した後、アトマイザーにて粉砕し、アルミ皿にプレス成型して製品を得た。
得られたツーウエイ・ケーキファンデーションは、塗布時ののび、なめらかさに優れ、さらに、塗布後においても透明感に優れ適度なカバー力により白浮きも発生せず、自然な素肌感のある仕上がりのツーウエイ・ケーキファンデーションであった。
実施例10 油性ケーキファンデーション
Figure 0005576055
(製法)
粉体部(1)〜(6)をヘンシェルミキサーにて混合し、均一に粉砕する。次ぎに油相部(8)〜(16)を加熱溶解し、粉体部を加え均一に撹拌する。脱泡後トレイにバルクを流し込み、室温まで徐冷し、目的の油性ケーキファンデーションを得た。
得られた油性ケーキファンデーションは、塗布時ののび、なめらかさに優れ、さらに、塗布後においても透明感に優れ適度なカバー力により白浮きも発生せず、自然な素肌感のある仕上がりの油性ケーキファンデーションであった。
実施例11 スティックファンデーション
Figure 0005576055
(製法)
粉体部(11)〜(17)を予めヘンシェルミキサーにて混合する。全量が仕込める容器に油相部(1)〜(10)を秤量し、加熱溶解する。別の容器に水相部(18)〜(22)を秤量し加熱溶解する。油相部に粉体部を加え均一に分散させ、水相部を加え乳化後、脱泡後モールドにバルクを流し込み、室温まで徐冷し、目的のスティックファンデーションを得た。
得られたスティックファンデーションは、塗布時ののび、なめらかさに優れ、さらに、塗布後においても透明感に優れ適度なカバー力により白浮きも発生せず、自然な素肌感のある仕上がりのスティックファンデーションであった。
実施例12 W/O乳化型ファンデーション
Figure 0005576055
(製法)
油相部(1)〜(10)に予めヘンシェルミキサーにて撹拌混合した粉体部(11)〜(15)を加え、撹拌機にて均一に分散する。別の容器に水相部(16)〜(20)を加熱溶解する。粉体部を分散させた油相部に水相部を加え乳化後、室温まで冷却し、目的のW/O乳化型ファンデーションを得た。
得られたW/O乳化型ファンデーションは、塗布時ののび、なめらかさに優れ、さらに、塗布後においても透明感に優れ適度なカバー力により白浮きも発生せず、自然な素肌感のある仕上がりのW/O乳化型ファンデーションであった。
実施例13 O/W乳化ファンデーション
Figure 0005576055
(製法)
85℃にて加熱溶解した(1)〜(6)に予め混合粉砕した(7)〜(11)を加え均一に分散する。これに85℃に加熱溶解混合した(12)〜(16)混合物を徐々に添加し乳化を行い、室温まで撹拌冷却する。ついで、適当な容器に充填しO/W乳化ファンデーションを得た。
得られた乳化ファンデーションは、塗布時ののび、なめらかさに優れ、さらに、塗布後においても透明感に優れ適度なカバー力により白浮きも発生せず、自然な素肌感のある仕上がりのO/W乳化型ファンデーションであった。
実施例14 口紅
Figure 0005576055
(製法及び製品の性能)
(1)〜(12)を加熱混合し均一に撹拌する。脱泡後モールドにバルクを流し込み、急冷し、目的の口紅を得た。得られた口紅は、ツヤ感に優れ、密着感があり適度な伸びを保持した口紅であった。
実施例16 リップカラー
Figure 0005576055
(製法及び製品の性能)
(1)〜(10)を加熱混合し均一に撹拌する。脱泡後、適当な容器に充填後室温まで除冷し、目的のリップカラーを得た。得られたリップカラーは、ツヤ感に優れ、適度な厚み感と密着感に優れたリップカラーであった。
実施例17 リップグロス
Figure 0005576055
(製 法)
(1)〜(5)を85℃に加熱し均一に溶解させ、(6)〜(8)を加え均一に分散させる。高温で容器に充填し、室温まで急冷し、目的のリップグロスを得た。
得られたリップグロスは、密着性、経時安定性に優れたリップグロスであった。
実施例18 アイライナー
Figure 0005576055
(製法)
(7)に(5)(6)を加え、これに(1)〜(3)を添加し、均一に分散させる。その後(4), (8), (9)を混合し均一に分散した後、充填しアイライナーを得た。得られたアイライナーは、密着性、色調に優れたものであった。
実施例19 マスカラ
Figure 0005576055
*:大東化成工業製:ダイトゾール5000AD
(製法及び製品の性能)
水相部(1)〜(6)に予めヘンシェルミキサーにて撹拌混合した粉体部(7)〜(11)を加え、撹拌機にて均一に分散する。別の容器に(12)〜(20)を加熱溶解する。(1)〜(6)及び(7)〜(11)に(12)〜(20)を加え乳化後、40℃まで冷却し、(21)を加え、室温まで冷却し、目的のマスカラを得た。得られたマスカラは、適度なツヤ感を有し、眉毛への付き、化粧持続性、色調に優れたものであった。
実施例20 アイシャドウ
Figure 0005576055
(製法及び製品の性能)
(1)〜(4)を混合粉砕して、これをヘンシェルミキサーに移し、混合した(5)〜(10)を加えて均一になるよう撹拌混合し、その後アトマイザーにて粉砕した。これをアルミ皿にプレス成型して目的とするアイシャドウを得た。得られたアイシャドウは、化粧持続性、密着性、色調、使用性に優れたものであった。
実施例21 ネイルエナメル
Figure 0005576055
(製法)
(2)、(3)の一部に(8)〜(9)を溶解しよく練り合わせる。これに(2)、(3)の残部(1)、(4)〜(7)および(10)を添加混合し、容器に充填しネイルエナメルを得た。
得られたネイルエナメルは、爪に対する密着性、経時安定性、色調に優れたものであった。
実施例22 洗顔フォーム
Figure 0005576055
(製法)
(1)〜(9)を混合し過熱溶解する。別の容器に(10)、(11)を秤量し、(1)〜(9)に加え、ケン化を行い、その後(12)〜(15)を加え、均一に撹拌混合した後質問まで冷却する。ついで、適当な容器に充填し目的に洗顔フォームを得た。
得られた洗顔フォームは、外観が綺麗な白色を呈し、洗浄特性を損なわず、泡立ち、泡持ちに優れたものであった。
実施例23 パウダースプレー
Figure 0005576055
(製 法)
(1)〜(9)を混合しスプレー容器に入れた後、噴射剤を容器内に充填し目的のパウダースプレーを得た。得られたパウダースプレー化粧料は、さらさらし、かさつかず、また塗布1時間後もさらさら感が持続していた。
実施例24 化粧下地クリーム
Figure 0005576055
(製 法)
(1)〜(7)を85℃に加熱溶解する。これに85℃にて加熱溶解した(8)〜(12)を徐々に添加し乳化し、40℃まで撹拌冷却する。次いで、(14)に分散させた(13)を加え、室温まで冷却する。脱泡後、適当な容器に充填し目的の化粧下地クリームを得た。
得られた化粧下地クリームは、さらっとした使用性で、塗布時ののび、なめらかさに優れていた。
実施例25 デオドラントスティック
Figure 0005576055
(製 法)
(1)〜(2)に(3)を加えディスパーにより均一に分散する。次いで85℃まで加熱し、(4)〜(7)を加えディスパーにて均一になるまで過熱溶解させる。脱泡後モールドにバルクを流し込み、室温まで徐冷し、目的のデオドラントスティックを得た。
得られたデオドラントスティックは、さらさらし、かさつかず、また塗布1時間後もさらさら感が持続していた。

Claims (5)

  1. アイラアイトおよび/またはその塩の表面をメチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルトリアルコキシシラン、エチルトリアルコキシシラン、ヘキシルトリアルコキシシラン、オクチルトリアルコキシ
    シランから選ばれる1種もしくは2種以上のシリコーン化合物にて被覆してなる表面処理粉体。
  2. アイラアイトがH型アイラアイトである、請求項1記載の表面処理粉体。
  3. 平均粒子径が0.1μm以上100μm以下である請求項1または2に記載の表面処理粉体。
  4. ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサンおよびオクチルトリアルコキシシランから選ばれる1種もしくは2種以上のシリコーン化合物により被覆されている請求項1〜3いずれかに記載の表面処理粉体。
  5. 請求項1〜4いずれかに記載の表面処理粉体を含む化粧料。
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