JP5575898B2 - 織機での異なる緯糸の緯入れの際に緯糸到達を監視するための方法及び装置 - Google Patents

織機での異なる緯糸の緯入れの際に緯糸到達を監視するための方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5575898B2
JP5575898B2 JP2012523199A JP2012523199A JP5575898B2 JP 5575898 B2 JP5575898 B2 JP 5575898B2 JP 2012523199 A JP2012523199 A JP 2012523199A JP 2012523199 A JP2012523199 A JP 2012523199A JP 5575898 B2 JP5575898 B2 JP 5575898B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
signal
loom
sensor
weaving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012523199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013501160A (ja
Inventor
ディーター、トイフェル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lindauer Dornier GmbH
Original Assignee
Lindauer Dornier GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lindauer Dornier GmbH filed Critical Lindauer Dornier GmbH
Publication of JP2013501160A publication Critical patent/JP2013501160A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5575898B2 publication Critical patent/JP5575898B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D51/00Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions
    • D03D51/18Automatic stop motions
    • D03D51/34Weft stop motions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

本発明は、織り柄に応じて異なる緯糸を杼道に緯入れする間に、織機での緯糸の到達を監視するための方法及び装置に関する。
織機では、従来技術において、緯入れ中の緯糸の監視が知られている。
この種の装置は、例えばEP0374398B1が示している。これは、異なった品質の糸の緯入れを伴うエアジェット織機用の緯糸監視に関するもので、そこでは緯糸はそれぞれの緯糸貯留装置から引き出され、そして緯入れ噴射空気制御装置によって制御される主ノズルとリレーノズルを介して筬羽のエアトンネル内に、そしてそれによって杼道に緯入れされる。筬羽の出口にはセンサ付き緯糸監視装置が配置されており、その電気信号は増幅器の入口に、続いて緯入れ噴射空気制御装置に送信され、そこで評価される。その評価の結果に応じ、緯入れ工程は継続され、あるいは中断されてエラーメッセージが出力される。毎回の緯入れないし監視工程の度に、緯糸監視装置の増幅器に緯入れ噴射空気制御装置から電気信号が送信される。その信号は、それぞれの緯糸の機械的及び空気作用的(luftwirksam)特徴によって決定される。増幅器は、電気信号が評価のために緯入れ噴射空気制御装置に送信される前に、緯糸の特性に応じてセンサの電気的出力信号を増幅するように構成されている。緯入れ噴射空気制御装置には、プログラミング装置が設けられており、これによって該当する織り柄(織りパターン)ないし連続する緯入れ(Schussfolge)用の緯糸の機械的及び空気作用的(luftwirksam)特徴が把握され、評価され、保存され、そして電気的修正信号の形態で織り柄に応じて増幅器に送信される。
センサが増幅器を介して緯入れ噴射空気制御装置に送信する出力信号の当該修正は、製織欠陥を回避するために有意義である。このように、センサ/増幅器のシステムには、次の緯入れの際に緯糸の特徴に応じてどの程度の信号増幅が期待されるか、どのように信号増幅を行うかが、先行して通知される。それによって、緯糸が出口に到達しているか、すなわち正しく緯入れされたかそうでないか、が緯入れ噴射空気制御装置の評価ユニットによって認識される。
このような各緯糸への適合によって、例えば、緯糸自体がきちんと緯入れされていないにも係わらず、風綿がセンサ信号(=糸がある)を発する、すなわち、緯入れ監視装置ないしセンサに到達した、ということによって生じる製織欠陥を回避することができる。しかしながら、織り柄に応じた緯糸特性は、オペレーターによって初めてシステムに通知されなければならない。緯入れ噴射空気制御装置のプログラミングユニットは、そこから、増幅器にとって適合した修正信号を検知する。どのような方法で緯糸の様々な種類の自動識別がセンサ/増幅器−緯入れ噴射空気制御装置のシステムによって行われるのかは、明らかにされていない。
EP1445365B1は、杼道への異なる緯糸の織り柄に応じた緯入れの間、織機の緯糸を監視するための方法を説明している。そこでは、緯入れする各緯糸が緯糸通路の端部で1個ないし2個のセンサによって監視される。このセンサは、特定の時点で、緯糸が存在するか否かを検知する。緯糸のセンサ内貫通が監視される時間以外では、電子制御装置によって、センサ信号から参照閾値と増幅係数とが算出される。これらの計算は、それぞれの織り柄に応じて緯入れする緯糸の特性に関してオペレーターの入力を介して設定される特定の時点で行われる。実際に緯糸のセンサ内貫通時に生成される信号を参照閾値と比較すれば、様々な追加条件の存在が検証される。これらの追加条件は、その都度緯入れする緯糸の種類に応じて、同様に前もってオペレーターによって設定される。
本発明の課題は、緯糸の到着を監視するために、異なった織り柄に応じて緯入れする緯糸の様々な決定的特徴を、織機での緯入れの間、「織機のセンサ/センサユニット」システムによって自動的に検知する方法及び装置を創造することである。これによって、オペレーターが織機の制御装置に緯糸の特徴に関して入力する必要なしに、緯糸の様々な種類に対する監視工程の最適適合と、それに伴って、製織欠陥または織機誤停止の回避と、が可能になる。
この課題は、独立請求項に従う方法及び装置によって解決される。
杼道への異なる緯糸の織り柄に応じた緯入れの間、織機での緯糸の到着を監視するための方法は、緯入れする緯糸の監視を緯糸通路の端部で少なくとも1個の光電センサによって考慮している。
このとき、緯糸の監視のための緯糸の様々な決定的特徴に応じて、様々なこの種の特徴を備えた緯糸がセンサ内を貫通する時に、様々な電気信号波形が生成される。この信号波形は、少なくとも1個の電子制御装置によって評価される。
本発明によれば、制御装置を用いて、織り柄に応じて緯入れする各々の緯糸に対し、織機での緯入れによってそれぞれの緯糸がセンサ内を貫通した時に生成される複数の信号波形から、それぞれの織り柄に応じて緯入れする各々の緯糸に対し、1つの典型的な参照信号が算出されて保存される。
このために、通常は織機での緯糸の監視のために採用されるセンサ要素は、例えば細い緯糸の貫通時には太い緯糸の貫通時とは異なる出力信号を発する、という事実が利用される。織り柄に応じて例えば太さの異なる緯糸を緯入れする場合、そのことによって、織り柄の各緯入れに対し、特徴的な信号波形がセンサの出力に生じる。しかしながら、緯糸の異なる種類に対して、緯糸の他の特徴もまた、緯糸のセンサ内貫通時の異なる信号波形に対する原因であるかもしれない。毛羽のないすべすべした緯糸は、毛羽立った緯糸よりも、糸の太さが同じであっても、別の信号波形を生成するであろう。
緯糸を監視するために、本発明の枠内では、緯糸のセンサ貫通時に、緯糸の異なる種類と異なる挙動に対し異なる信号波形を生成する限り、様々な技術を伴うセンサが利用され得る。
これは例えば光電センサであり得る。当該センサでは、少なくとも1つの投光部から1本または複数本の光線が発光され、その光線が、1本の緯糸によって遮断されないか一部だけが遮断される限り、1つまたは複数の受光部によって検出される。この種のセンサは、今日では、しばしば、独自の電子ユニットとともに共通のハウジング内に収容されている。この電子ユニットは、例えば光信号を制御し、受光部によって生成された信号を織機の電子制御装置の中で更なる処理のために評価する。またセンサの電子ユニットに織機の制御装置から信号を送信することも必要かも知れない。本発明の枠内では、“センサ”と言う用語で、センサの種類に応じてここで説明している種類の電子装置も包括し得る構成部品を意味している。センサの“信号波形”とは、センサから直接、あるいは、このセンサと結合された独自の電子ユニットから生成される信号の波形を意味する。
しかしながら、少なくとも1個の投光部から発光された光がその光線の領域の障害物によって反射され、1個または複数の受光部によって検出される、というセンサもまた利用可能である。当該受光部は、反射光が受光部によって受光され、その光度及び/または位置が電気信号に変換されるように配置される。
センサの種類に応じて、センサを貫通する緯糸の様々な位置もまた、センサの領域内で制御装置によって評価可能な様々な信号波形を生成することができる。これは、これらのセンサでは、緯糸の挙動もまた、信号波形を検知する際に考慮される、ということを意味する。
このセンサは、通常、緯糸通路の端部に配置される。1個または複数の更なるセンサを−緯入れ方向に関して−さらに後方に、第1センサから離れて配置することは、しばしば意義のあることである。これによって、例えばエアジェット織機の場合、第1センサによって正確に認識された緯糸の断片が、その前のすでに緯入れの際に引きちぎられていないかどうか、を確認することができる。緯糸ないし緯糸の断片の第2センサの中の到着も、本発明に従う方法で監視され得る。ここで言うセンサとは、従って、いずれの場合も、緯糸通路の領域に位置している。
これらのセンサの電気信号の類似の波形については、本発明に従って述べられているが、異なる信号レベルと、センサから信号が発信される異なる時点と、によって特徴づけられている。
ここでは、電子制御装置と言う用語で、ハードとソフトの両方のすべての要素の全体を意味している。それらは織機内で電気信号を受信し、処理し、織機の構成要素や表示装置へと更に送信する。センサのデザイン(形態)によっては、場合によっては、上述の、制御装置内にも内蔵され得るセンサの独自の電子ユニットとは、区別しなければならない。
本発明によれば、1製織サイクルに関して、緯糸がセンサを貫通する際に発生される実際の信号波形が、制御装置によって、織り柄に応じてこの製織サイクルで緯入れする緯糸の保存された参照信号と電子的に比較される。
一般に、参照信号は、製織サイクルの間のある所定の時点で実際の信号波形と制御装置によって電子的に比較される個々の信号値(例、平均値)で構成される。
上述のように、織り柄に応じて緯入れする緯糸用の参照信号を算出するには、本発明によれば、織機での緯入れによりそれぞれの緯糸がセンサを貫通する際に生成される複数の信号波形のうち、少なくとも1つの、織り柄に応じて緯入れする緯糸にとって典型的な参照信号が算出されて保存される。
この算出のために、また、実際の製織サイクルでの比較のためにも、実際の信号波形はさらに処理され得る。すなわち、それ自体は知られた方法で電子的に増幅され、統合され、平均化され、あるいは他の方法で、評価と電子的比較とに適合するように変更され得る。個々の信号値の代わりに、参照信号を信号波形の形で保存し、評価及び比較用に適合処理された実際の類似の信号波形と所定の時点で比較することも考えられる。異なる信号波形を比較するためのこのような方法は、当業者には知られている。本発明によれば、この場合、緯糸のセンサ貫通時に生成される信号波形が考慮される。
この方法を、例えば引きちぎられた糸の端を検知するもう一つのセンサの信号に関して使用する場合、参照信号の検知(把握)は、原則として、第1センサの信号波形からも行うことができる。もちろん、これに代わり、故障の場合に−緯糸が緯入れの際に引きちぎられる−第2センサが生成する波形を使用することもできる。
緯糸の到着を監視する目的のために、電子装置内の信号の評価は、センサの信号波形を比較する以外に、制御装置内にある更なる電気信号値も考慮することができる。しかしながら、監視するべき様々な緯糸に関して、オペレーターの入力に基づく信号値は、必要ない。
好ましい一つの実施形態では、電子制御装置が、評価の結果に応じて、考えられる複数の信号から少なくとも1つの信号を発する。制御装置による信号の評価が、緯糸が杼道端部の領域に到達していない、あるいは引きちぎられていることを明らかにするとき、少なくとも一つの織機停止信号が出力されることが好ましい。製織工程は中断される。このとき、オペレーターへのエラーメッセージの出力も有意義である。この出力は、例えば製織工程に関与している様々な要素に対して行われる。これらは、例えば、主駆動部、アキュムレーター、緯入れ用の要素、であるかもしれない。場合によっては存在するセンサの電子ユニットへの信号出力も、必要に応じて、実施することができる。
本発明のもう一つの実施形態では、織機の学習段階での評価が、実際の信号と参照信号との間の比較がマイナスになるとき、織機停止のエラーメッセージが生成されることなく、第1参照信号を算出するために使用される。制御装置は、いわゆる学習段階で作動する。これは、例えば変更された織り柄に応じて緯入れする緯糸を使う、新しい織り柄を織る際に有意義である。
すでに以前の生産工程で検知されたそれぞれの織り柄に応じて緯入れする緯糸に対する参照信号を、ある所定の織物のすべての織物データや柄データとともに、外部のデータ媒体からダウンロードすることも、当然考えられる。この場合、学習段階はなくすことができる。
本発明のもう一つの実施形態では、参照信号の算出が、織機運転中に制御装置を使って定期的に繰り返され、それによってそれぞれの織り柄に応じて緯入れする緯糸の実際の特徴に適合される。
本発明に従う装置は、異なる緯糸を織機の杼道へ緯入れする際の糸の到着を監視するために、緯糸通路の領域に少なくとも1個のセンサを有する。このセンサは、上述したように、本発明に従う方法にとって必要なタイプのものである。このことは、緯糸がセンサを貫通する際、緯糸の異なる種類及び/または異なる挙動に対し異なる信号を発するセンサが使用されることを意味する。これは、主として、光線の中断によって、あるいは、光線の障害物による反射によって、信号波形を発する光電センサの原理である。
問題にしているのは、複数のセンサまたはセンサの電子構成部品−いわゆる緯入れ監視装置−であり、これらによって、様々な時点で様々な信号レベルにより特徴付けられる類似した電気信号波形が生成される。このセンサ(1個または2個以上)は、通常、緯糸通路の端部に配置されている。
さらに、信号を送信できるように1個または複数のセンサと結合されている制御装置が設けられている。この制御装置は、織り柄に応じて異なる緯糸の緯入れを可能にする要素を有している。この制御装置は、信号を送信できるように、さらに製織工程にとって重要な織機の要素、例えば主駆動部及び緯入れ要素、と結合されている。
さらに、制御装置のメッセージをオペレーターのために可視化する表示装置が設けられていてもよい。
本発明によれば、この制御装置には、上述した本発明に従う方法が実施できるようなハードウェア及びソフトウェアが装備されている。さらに、信号波形の保存、平均値の形成、個々の信号または全体の信号波形の比較、を可能にする電子コンポーネントまたはソフトウェアモジュールが設けられている。ここで、ハードウェア及び/またはソフトウェアがどの程度採用されるかは、この種のコンポーネントまたはソフトウェアモジュールを基本的に知っている専門家に任される。
このとき、センサの信号波形の評価に応じて、制御装置内で、様々な信号が出力され得る実施形態が好適である。特には、実際の製織サイクルにおける信号が参照信号から許容できないほど逸脱していることをセンサ及び制御装置が認識するとき、織機が停止され得るよう、織機停止信号の出力が実施できる。許容できないほどの逸脱とは、緯糸が適切に緯入れされなかったことを意味する。
本発明の1つの実施形態では、第1参照信号が検知される学習段階をオペレーターが設定できる入力の可能性(入力機能)が、織機に備わっている。
もう1つの実施形態では、入力の可能性(入力機能)が設けられており、オペレーターはそれを介して、織り柄に応じて緯入れする各緯糸に対する参照信号を算出する根拠になる、製織サイクル数を織機に設定することができる。
本発明方法を実施するための本発明に従う装置の一実施の形態の概略図。 本発明に従う方法を実施する間のセンサの出力の例示的信号波形。
図1は、本発明に従う装置の一つの実施形態を示している。エアジェット織機の緯入れが例示的に示されている。本発明に従う装置は、しかしながら、別の緯入れ原理を伴う織機−例えばウォータージェット織機−の場合でも使用でき、糸の到着監視は、緯糸通路端部のセンサによって行われる。
1本の緯糸1は、1、2、3….nの本数の緯糸から織り柄に応じて選択され、ストックリールからアキュムレーター9を介して引き出され、例えば、主ノズル10と補助ノズル13とによって筬羽12のトンネルに緯入れされる。筬羽12は、杼道を形成する、ここでは図示されていない経糸の領域に存在する。緯糸案内通路5は、この場合、主ノズル10から杼道の幅を越え、緯糸の前端が緯入れ後に占めることができる最も外側の位置まで達している。
緯糸案内通路5の端部への緯糸1の到着は、緯糸案内通路の端部の領域にある1個または複数個のセンサ4によって監視される。
独自の、図示されていない電子装置を含んでいてもよいセンサ4は、一つの信号波形6を生成し、この信号波形6はさらに電子制御装置7に伝送される。電子制御装置7では、信号波形6が、上述した本発明に従う方法で評価される。
その評価の結果に応じて、制御装置7は、場合によって、信号11を様々な織機要素8、9、10、13に出力する。必要であれば、ある信号が、センサ4ないし当該センサと結合された電子装置に返送され得る。
図2は、織機の複数の製織サイクルの間、緯糸1、2、3…nの到着を監視するためのセンサ4の出力時に測定された信号波形6.1、6.2、6.3….6.nを示している。
杼道への緯糸1、2、3…nの織り柄に応じた各緯入れサイクルに対し、緯糸1がセンサの領域を貫通するときに、センサ4が生成する信号6のもう一つの典型的な波形が生じる。次々続く製織サイクルで同種の緯糸を緯入れする場合、信号波形は相互にほとんど、または全く、逸脱しない(異ならない)。
図2は、織り柄に応じて緯入れする複数の異なる緯糸1、2、3…nの時間的連続の中で、それぞれ典型的な信号波形6.1、6.2、6.3…6.nを有するこれら貫通過程のいくつかを示している。
このケースでは、光電センサ4が筬羽12のトンネルの出口に配置されているエアジェット織機での挙動が例示的に示されている。
それぞれ個々の信号波形6.1、6.2、6.3…6.nは、該当する緯糸1、2、3…nの緯糸通路の端部への到着とそれによる成功した緯入れを示している。緯入れが不良の場合、該当する信号はない。糸くずや綿くずの望ましからざる、しかし、避け得ない混入では、織り柄に応じて緯入れする緯糸にとって典型的な信号波形から−レベルにおいて及び/または信号の時点に関して−逸脱する信号波形6が生じる。これは信号波形6の評価の際、本発明に従って検知される参照信号を用いて認識され、その経過は制御装置7によって、適正でない緯入れとして解釈される。

Claims (10)

  1. 織機の杼道への織り柄に応じた緯入れの際の異なる緯糸(1、2、3…n)の到着を監視するための方法であって、
    緯入れされる緯糸(1)は、1個の光電センサ(4)によって緯糸通路(5)の端部で監視され、
    当該光電センサ(4)は、当該緯糸(1)の監視のための様々な決定的特徴に応じて、及び/または、センサ(4)を貫通する際の緯糸(1)の挙動に応じて、様々な信号レベルと様々な時点とによって特徴付けられ少なくとも1個の電子制御装置(7)によって評価される様々な電気信号波形(6.1、6.2、6.3….6.n)を生成するようになっており、
    前記制御装置によって、織機への緯入れによりそれぞれの緯糸(1)のセンサ(4)の貫通の際に生成される複数の貫通時の信号波形(6)から、それぞれの織り柄に応じて緯入れされる緯糸(1、2、3…n)に対し、1つの典型的な信号波形の形態の参照信号が算出されて保存され、
    織機の製織サイクルの中で、緯糸(1)がセンサ(4)を貫通する際に生成される貫通時の実信号波形(6)が、前記制御装置(7)によって、当該織り柄に応じてこの製織サイクルの中で緯入れされる緯糸(1、2、3…n)の保存された参照信号と、電子的に比較される
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記制御装置(7)は、評価の結果に応じて、可能性のある様々な信号(11)のうち、少なくとも1つの信号を出力するが、その際、一つの可能性のある信号(11)は織機停止のための信号である
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 織機の設定可能な学習段階の間、評価に基いて生成された停止信号(11)は、製織工程に関与している織機要素(8、9、10、13)には送られない
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. それぞれの織り柄に応じて緯入れする緯糸(1、2、3…n)に対する参照信号の算出は、織機運転中に、制御装置(7)によって定期的に繰り返され、それによって参照信号は絶えず更新される
    ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の方法。
  5. 織り柄に応じて緯入れする各緯糸(1、2、3…n)に対し、これら緯糸(1、2、3…n)に対する参照信号を算出する根拠になる、製織サイクル数が設定される
    ことを特徴とする請求項1または4のいずれかに記載の方法。
  6. 織機の杼道への織り柄に応じた緯入れの際の異なる緯糸(1、2、3…n)の到着を監視するための装置であって、
    緯糸(1)の監視のための様々な決定的特徴に応じて、及び/または、センサ(4)内を貫通する際の緯糸(1)の挙動に応じて、様々な信号レベルと様々な時点とによって特徴付けられる様々な電気信号波形(6.1、6.2、6.3….6.n)が生成されるタイプの、少なくとも1個の、緯糸通路(5)の端部に取り付けられた光電センサ(4)と、
    織り柄に応じて異なる緯糸(1、2、3…n)の緯入れを可能にする制御要素を有する電子制御装置(7)と、
    を備え、
    前記制御要素は、信号伝送するように、制御装置(7)がセンサの信号波形(6)を評価する状態にあるというように少なくとも1個のセンサ(4)と結合されており、
    制御装置(7)は、
    織り柄に応じて緯入れする緯糸(1、2、3…n)に対し、織機での緯入れによってそれぞれの緯糸(1)がセンサ(4)を貫通する時に生成される、複数の貫通時の信号波形(6)から、それぞれの織り柄に応じて緯入れされる緯糸(1、2、3…n)にとって典型的な信号波形の形態の参照信号が算出されて保存され得て、
    1製織サイクルに対し、緯糸(1)がセンサ(4)を貫通する時に生成される貫通時の実信号波形(6)が、制御装置(7)によって、当該織り柄に応じて当該製織サイクルで緯入れする緯糸(1、2、3…n)の保存された参照信号と電子的に比較することができる、というように、ハードウェアとソフトウェアとで実装されている
    ことを特徴とする装置。
  7. 制御装置(7)によって、評価の結果に応じて、可能性のある様々な信号(11)のうち、少なくとも1つの信号を出力することができ、その際、一つの可能性のある信号(11)は織機停止の信号である
    ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 電子制御装置(7)は、入力手段を有しており、オペレーターはそれを介して織機の学習段階を設定することができ、その間は、比較に基いて生成される織機停止用の信号(11)は出力されない
    ことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 電子制御装置(7)によって、それぞれの織り柄に応じて緯入れする緯糸(1、2、3…n)に対する参照信号の算出が、織機運転中に定期的に繰り返され、それによって参照信号は絶えず更新することができる
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の装置。
  10. 制御装置(7)は、織り柄に応じて緯入れする各緯糸(1、2、3…n)に対する参照信号を算出する根拠となる、織機の製織サイクル数をオペレーターが設定できる手段を有している
    ことを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の装置。
JP2012523199A 2009-08-03 2010-07-24 織機での異なる緯糸の緯入れの際に緯糸到達を監視するための方法及び装置 Active JP5575898B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102009035904.4 2009-08-03
DE102009035904A DE102009035904A1 (de) 2009-08-03 2009-08-03 Verfahren und Vorrichtung zur Überwachung der Fadenankunft beim Schusseintrag verschiedener Schussfäden an einer Webmaschine
PCT/DE2010/000867 WO2011015178A1 (de) 2009-08-03 2010-07-24 Verfahren und vorrichtung zur überwachung der fadenankunft beim schusseintrag verschiedener schussfäden an einer webmaschine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013501160A JP2013501160A (ja) 2013-01-10
JP5575898B2 true JP5575898B2 (ja) 2014-08-20

Family

ID=43221910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012523199A Active JP5575898B2 (ja) 2009-08-03 2010-07-24 織機での異なる緯糸の緯入れの際に緯糸到達を監視するための方法及び装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP2462268B1 (ja)
JP (1) JP5575898B2 (ja)
CN (1) CN102471959B (ja)
DE (1) DE102009035904A1 (ja)
WO (1) WO2011015178A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201800006835A1 (it) * 2018-06-29 2019-12-29 Dispositivo ottico per il rilevamento delle trame corte in un telaio tessile

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3843683A1 (de) * 1988-12-23 1990-06-28 Dornier Gmbh Lindauer Schussfadenwaechter fuer luftwebmaschinen
US5295515A (en) * 1991-02-25 1994-03-22 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Apparatus for controlling weft insertion in jet loom
JP3982809B2 (ja) * 2002-09-06 2007-09-26 津田駒工業株式会社 織機の不良内容表示装置
JP4128458B2 (ja) * 2003-01-22 2008-07-30 津田駒工業株式会社 織機における緯糸検知方法
CN2718001Y (zh) * 2004-04-30 2005-08-17 娄国梁 纬纱检测器
JP2005336624A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Tsudakoma Corp 織機の設定装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN102471959B (zh) 2014-06-25
EP2462268A1 (de) 2012-06-13
WO2011015178A1 (de) 2011-02-10
DE102009035904A1 (de) 2011-02-10
CN102471959A (zh) 2012-05-23
EP2462268B1 (de) 2015-01-21
JP2013501160A (ja) 2013-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6190250B2 (ja) エアジェット織機の緯糸検知装置
US8397582B2 (en) Method for detecting the stop of the yarn unwinding from a yarn feeder provided with a stationary drum
JP5901031B2 (ja) ジェットルームを制御する方法及び装置
EP3404132B1 (en) Weft detecting device for air-jet loom
JP5575898B2 (ja) 織機での異なる緯糸の緯入れの際に緯糸到達を監視するための方法及び装置
CN113874571B (zh) 具有检测成绒变化的装置和方法的织机
CN1702216A (zh) 织机的设定装置
JP6281475B2 (ja) エアジェット織機における緯糸検出方法
US6997215B2 (en) Method for weaving low flaw cloths by means of the elimination of weft thread sections which have irregularities
CN109974834B (zh) 喷气式织机的筘振动量检测方法
EP3498902B1 (en) Method for diagnosing weft insertion in air-jet loom
JP6787141B2 (ja) エアジェット織機における緯入れ診断方法、及びエアジェット織機における緯入れ診断装置
JP7099329B2 (ja) エアジェット織機の緯糸検知装置
JP2777738B2 (ja) 空気噴射式織機のよこ入れ関連部材良否判定装置
JP2003113555A (ja) 無杼織機における異常検知方法及び装置
JP3545651B2 (ja) 吹き切れ検知フィーラの吹き切れ検知用閾値の設定方法
JP2001181945A (ja) 緯糸センサ異常検出装置
JP2724594B2 (ja) 識機の開口動作監視装置
JPH06116836A (ja) 流体噴射式織機の緯入れ制御装置
JPH02277854A (ja) 織機の給糸体の内外層排出方法と、それに使用する排出制御装置
JP2002275743A (ja) 織機における織段発生防止方法
JPH09105053A (ja) 織機における製織異常検出制御方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131018

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131025

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131125

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131202

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131224

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5575898

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250