JP5575516B2 - コンテナ - Google Patents
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本発明のコンテナの好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。本発明のコンテナは、その好適な実施態様として、回動・上下動独立式のものと、回動・上下動連動式のものがある。
まず、回動・上下動独立式のコンテナについて説明する。図1は、倒伏した開閉蓋20によって開口部が覆われた状態(開閉蓋倒伏状態)における本発明の回動・上下動独立式のコンテナを示した後方斜視図である。図2は、開閉蓋20をコンテナ本体10の側壁15の上方で起立させた状態(開閉蓋起立状態)における本発明の回動・上下動独立式のコンテナを示した後方斜視図である。図3は、開閉蓋20をコンテナ本体10の側壁15の上方で起立した状態(開閉蓋起立状態)から下方へ移動させている途中の状態(開閉蓋下降状態)における本発明の回動・上下動独立式のコンテナを示した後方斜視図である。図4は、開閉蓋20をコンテナ本体10の側壁15の上方で起立した状態(開閉蓋起立状態)から下方へ移動させ、開閉蓋20をコンテナ本体10の側壁15に沿って収容し終えた状態(開閉蓋収容状態)における本発明の回動・上下動独立式のコンテナを示した後方斜視図である。図5は、開閉蓋20をコンテナ本体15の側壁に沿って収容し終えた状態(開閉蓋収容状態)においてコンテナ本体10の側壁15の上方で起立したままの状態で残っていた開閉蓋支持アーム30をコンテナ本体10の開口部11に向かって倒伏させた状態(荷積み可能状態)における本発明の回動・上下動独立式のコンテナを示した後方斜視図である。本発明の回動・上下動独立式のコンテナは、図1〜5に示すように、上部に開口部11(図2〜4を参照)を有するコンテナ本体10と、開口部11の開閉を行う開閉蓋20とを備えたものとなっている。
本実施態様の回動・上下動独立式のコンテナにおいて、コンテナ本体10は、コンテナの底面を形成する底板12(図1を参照)と、底板12の前端から上方に起立して設けられた前壁13(図3を参照)と、底板12の後端から上方に起立した状態に配された後壁14と、底板12の左右両端から上方に起立して設けられた一対の側壁15と、一対の側壁15の上端に架け渡された天板16とで構成された直方体状のものとなっている。天板16は、3箇所に設けられており、それぞれの天板16は、開口部11の前端部、中間部及び後端部を所定幅で覆うように配されている。このため、開口部11は、天板16によって前後に分断された状態となっている。
開閉蓋20は、図1と図2に示すように、コンテナ本体10の側壁15の上縁を基端として回動し、側壁15の上方で起立又は開口部11に向かって倒伏することにより、開口部11の開閉を行うためのものとなっている。本実施態様の回動・上下動独立式のコンテナにおいては、開閉蓋20の基端側に板状の取付基体30が接続されており、開閉蓋20は、ヒンジ31(図3を参照)などの回動連結手段を介して取付基体30に取り付けられている。
本実施態様の回動・上下動独立式のコンテナにおいて、後壁14は、側壁15の後縁に対して回動自在に取り付けられており、左右に開く両開きタイプの扉によって形成されている。このため、コンテナの内部に収容した積荷は、コンテナの後方からも取り出すことができるようになっている。また、本実施態様の回動・上下動独立式のコンテナにおいて、コンテナ本体10の内部には、コンテナ本体10の前方から後方に移動する起立板からなる積荷押出し手段(図示省略)を設けている。このため、この積荷押出し手段における起立板をコンテナ本体10の前方から後方へ移動させることにより、コンテナ本体10の内部の積荷をコンテナの後方から押し出すことができるようになっている。この構成は、積荷がプラスチック片や金属片などの細片物である場合、土や砂などの粉粒物である場合、汚泥などの粘土状物である場合などに好適に採用できる。
図1〜5で述べた回動・上下動独立式のコンテナの駆動方法について説明する。図1に示すように、コンテナ本体10の開口部11(図2〜4を参照)が開閉蓋20で覆われたコンテナに積荷を収容する際には、まず、前記回動駆動手段を駆動し、開閉蓋20を図1の太矢印の向きに回動させて起立させる。図2に示すように、開閉蓋20が側壁15の上方で起立した状態となると、前記回動駆動手段を止めて、前記上下動駆動手段を駆動し、図3に示すように、開閉蓋20を図3の太矢印の向きに下降させる。図4に示すように、開閉蓋20を下限位置まで到達させ、開閉蓋20の上縁が側壁15の上縁よりも低くなり、開閉蓋20が側壁15に沿って収容された状態となると、前記上下動駆動手段を止める。続いて、前記回動駆動手段を再度駆動して、側壁15の上方で起立したままの状態で残っていた開閉蓋支持アーム15(図4を参照)を、図4の太矢印の向きに回動させ、図5に示すように、コンテナ本体10の開口部11に向かって倒伏させる。この図5に示す荷積み可能状態において、コンテナ本体10の開口部11からコンテナの内部へ積荷を収容する。積荷を収容し終えると、以上で述べた手順を逆に実行し、コンテナ本体10の開口部11を開閉蓋20で覆う(図1を参照)。
続いて、回動・上下動連動式のコンテナについて説明する。図6は、開閉蓋倒伏状態における本発明の回動・上下動連動式のコンテナの開閉蓋20周辺を拡大した斜視図である。図7は、開閉蓋倒伏状態における本発明の回動・上下動連動式のコンテナの開閉蓋20周辺を側壁15に垂直な面で切断して拡大した断面図である。図8は、開閉蓋倒伏状態から開閉蓋20がある程度起立して下方へ移動し始める状態(開閉蓋下降開始状態)における本発明の回動・上下動連動式のコンテナの開閉蓋20周辺を拡大した斜視図である。図9は、開閉蓋下降開始状態における本発明の回動・上下動連動式のコンテナの開閉蓋20周辺を側壁15に垂直な面で切断して拡大した断面図である。図10は、開閉蓋下降開始状態から開閉蓋20がさらに起立して側壁15(図11を参照)の上方で完全に起立した状態(開閉蓋起立完了状態)における本発明の回動・上下動連動式のコンテナの開閉蓋20周辺を拡大した斜視図である。図11は、開閉蓋起立完了状態における本発明の回動・上下動連動式のコンテナの開閉蓋20周辺を側壁に垂直な面で切断して拡大した断面図である。以下においては、説明の便宜上、既に述べた回動・上下動独立式のコンテナと異なる部分について説明する。回動・上下動連動式のコンテナで特に説明しない構成については、回動・上下動独立式のコンテナと同様の構成を採用することができる。
本実施態様の回動・上下動連動式のコンテナは、図6〜11に示すように、開閉蓋20の基端側に配された取付基体30と、取付基体30と開閉蓋20とを連結する回動アーム50とを用いて、開閉蓋20の回動操作と上下動操作とを連動して行うことができるものとなっている。取付基体30の前端及び後端には、図6に示すように、上方に起立した前後一対の固定アーム31が設けられている。それぞれの固定アーム31の高さ方向中間部には、固定アーム31を前後方向に貫通するガイド孔31aが上下方向に設けられている。このガイド孔31aには、開閉蓋20の基端に沿って固定された軸部25の両端(前端及び後端)が挿入される。このため、前後一対の固定アーム31は、その高さ方向中間部で、開閉蓋20の軸部25を前方及び後方から回動可能かつ上下動可能な状態で保持することができるものとなっている。
図6〜11に示した本実施態様の回動・上下動連動式のコンテナの駆動方法について説明する。開閉蓋20が倒伏した開閉蓋倒伏状態において、コンテナは、図6,7に示す状態となっている。この開閉蓋倒伏状態において、開閉蓋20の基端近傍の下面は、図6に示すように、側壁15を形成する内板15dの上端に当接した状態となっている。また、軸部52の外周は、ガイド孔27の基端(開閉蓋20の基端側の端部)に当接した状態となっており、軸部52は、それ以上開閉蓋20の基端側へ移動できない状態となっている。また、取付基体30は、開閉蓋20の基端に固定された軸部25の外周がガイド孔31aの下端に当接する位置(取付基体30の上限位置)まで上昇した状態となっており、それ以上上昇できない状態となっている。
本発明のコンテナは、回動・上下動独立式であるか回動・上下動連動式であるかにかかわらず、その用途を限定されるものではなく、各種コンテナとして採用することができる。なかでも、トラック、鉄道、船舶又は航空機などの輸送手段を利用して荷物を輸送する際に用いるコンテナとして好適に使用することができる。これらの輸送手段を介して輸送されるコンテナは、他の輸送手段でも輸送することを考慮して、規格化された形態のものが多い。このため、本発明のコンテナは、国際標準化機構(ISO)が規定した国際規格に準拠したコンテナとして好適に使用することができる。
11 開口部(図2〜4を参照)
12 底板(図1を参照)
13 前壁(図3を参照)
14 後壁
15 側壁
15a 開閉蓋案内路
15b 上向溝
15c 外板
15d 内板
16 天板
20 開閉蓋
21 取付基体
21 右前開閉蓋(開閉蓋)
22 左前開閉蓋(開閉蓋)
23 右後開閉蓋(開閉蓋)
24 左後開閉蓋(開閉蓋)
25 軸部
26 ガイド溝
27 ガイド孔
30 取付基体
31 固定アーム
31a ガイド孔
40 開閉蓋支持アーム
41 挟持溝
50 回動アーム
51 軸部
52 軸部
60 ガイド体
Claims (3)
- 上部に開口部を有するコンテナ本体と、
前記コンテナ本体の側壁の上縁を基端として回動し、前記側壁の上方で起立又は前記開口部に向かって倒伏することにより、前記開口部の開閉を行う開閉蓋と
を備え、
前記側壁の上方で起立した前記開閉蓋をその姿勢のまま下方へ移動させることにより、前記開口部の開放時に前記開閉蓋を前記側壁に沿って収容できるようにしたコンテナであって、
前記開閉蓋が起立又は倒伏する際に記開閉蓋に連動して起立又は倒伏することにより、前記開閉蓋を支持する開閉蓋支持アームと、
前記開閉蓋支持アームを駆動して記開閉蓋支持アームを起立又は倒伏させる回動駆動手段と
をさらに備え、
前記開閉蓋を起立又は倒伏させる際には、前記回動駆動手段の駆動力が前記開閉蓋支持アームを介して前記開閉蓋に伝達されるとともに、
前記開閉蓋を前記側壁の上方で起立した状態から下方へ移動させる際には、前記開閉蓋が前記開閉蓋支持アームに対してスライドし、前記開閉蓋支持アームが前記側壁の上方に残るようにしたことを特徴とするコンテナ。 - 上部に開口部を有するコンテナ本体と、
前記コンテナ本体の側壁の上縁を基端として回動し、前記側壁の上方で起立又は前記開口部に向かって倒伏することにより、前記開口部の開閉を行う開閉蓋と
を備え、
前記側壁の上方で起立した前記開閉蓋をその姿勢のまま下方へ移動させることにより、前記開口部の開放時に前記開閉蓋を前記側壁に沿って収容できるようにしたコンテナであって、
上方に起立した前後一対の固定アームを有し、該前後一対の固定アームの高さ方向中間部で前記開閉蓋の基端を前方及び後方から回動可能かつ上下動可能な状態で保持する取付基体と、
前記前後一対の固定アームの先端と前記開閉蓋における前後一対の側縁とをそれぞれ連結し、前記固定アーム及び前記開閉蓋に対して回動可能な状態で設けられるとともに、前記開閉蓋に対しては前記開閉蓋の側縁に沿ってスライド可能な状態で取り付けられた前後一対の回動アームと
をさらに備え、
前記取付基体を前記側壁に沿って下方へ移動させた際に、前記開閉蓋が前記開口部に向かって倒伏した状態から前記側壁の上方で起立した状態へと回動するようにしたことを特徴とするコンテナ。 - 前記側壁の上方で起立した開閉蓋を下方へ案内するための開閉蓋案内路が、前記側壁に上下方向に設けられた請求項1又は2記載のコンテナ。
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