JP5574899B2 - ロータリーエンコーダ及びこれを備えた光学機器 - Google Patents

ロータリーエンコーダ及びこれを備えた光学機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5574899B2
JP5574899B2 JP2010213194A JP2010213194A JP5574899B2 JP 5574899 B2 JP5574899 B2 JP 5574899B2 JP 2010213194 A JP2010213194 A JP 2010213194A JP 2010213194 A JP2010213194 A JP 2010213194A JP 5574899 B2 JP5574899 B2 JP 5574899B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
phase
sensor array
signal
spiral pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010213194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012068124A (ja
JP2012068124A5 (ja
Inventor
千裕 名倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010213194A priority Critical patent/JP5574899B2/ja
Priority to EP11181746.6A priority patent/EP2434261B1/en
Priority to US13/238,656 priority patent/US8546747B2/en
Publication of JP2012068124A publication Critical patent/JP2012068124A/ja
Publication of JP2012068124A5 publication Critical patent/JP2012068124A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5574899B2 publication Critical patent/JP5574899B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/26Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light
    • G01D5/32Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light
    • G01D5/34Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light the beams of light being detected by photocells
    • G01D5/347Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light the beams of light being detected by photocells using displacement encoding scales
    • G01D5/3473Circular or rotary encoders
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D2205/00Indexing scheme relating to details of means for transferring or converting the output of a sensing member
    • G01D2205/70Position sensors comprising a moving target with particular shapes, e.g. of soft magnetic targets
    • G01D2205/77Specific profiles
    • G01D2205/773Spiral profiles

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optical Transform (AREA)

Description

本発明は被検出物体の回転速度や回転角度等の回転情報を高精度に検出することができるロータリーエンコーダ及びこれを備えた光学機器に関する。
従来、工作機やFA装置などに用いられる部材の回転に伴う回転情報の検出手段に、ロータリーエンコーダが多く用いられている(特許文献1、2)。ロータリーエンコーダの角度検出方式としては、相対的な回転情報を検出するインクリメンタル方式と絶対的な回転情報を検出するアブソリュート方式に大別される。特許文献1の光学式エンコーダに示されるようなインクリメンタル方式は、構成が簡単である。しかしながら電源が切れたときに角度情報が失われることや、外来ノイズによって誤差が蓄積されてしまうことがある。
一方、アブソリュート方式のロータリーエンコーダは、一般に、外来ノイズによる誤差が蓄積せず高精度な検出が容易であり、また電源が切れた時にもホームポジションへの移動が不要、といった利点を有している。特許文献2の絶対的な回転情報を検出するアブソリュート方式の回転角検出装置では回転中心に対して螺旋状をなす検出用透光部が形成された螺旋スケールを用いている。LEDから出射された光束の内、螺旋スケールの検出用透光部を透過した光が検出用光位置検出センサ(以下、PSD:Position Sensitive Detector)によって検出される。
検出用PSDに入射する光の半径方向の位置は、透光部が螺旋状になっているため、回転板の回転角θに応じて連続的に変化する。このとき、検出用PSDは受光位置に応じた信号を出力するので、回転角θに対してリニアに変化する受光信号を出力する。この受光信号を基に螺旋スケール(回転軸)の回転角θを算出することができる。さらに、同心円からの受光信号を引き算することにより、螺旋スケールの回転軸に対する偏心やガタの影響を打ち消すことができる。特許文献2の回転板の回転角θが0度付近において、螺旋状の透光部に不連続なつなぎ目が存在することになる。
この検出用透光部の不連続領域においては、同心円透過部の基準用PSDに識別用透光部を介した光が検出されるように基準用PSDを配置している。このとき識別用透光部を介して検出用PSDに光が入射した場合、全体の受光量が増大するので、回転板の回転領域が識別でき、その領域では、不連続領域としての演算処理に切り替えることができる。このようにして、回転板の全周に渡って回転角θを検出している。
特開2006−214929号公報 特開平6−18285号公報
特許文献2の回転角検出装置では、検出素子の配置誤差、環境の温度変動があると、螺旋状の透光部に不連続領域と同心円透過部の識別領域との検出位置に誤差が生じることがある。この結果、不連続領域付近での角度検出に誤差が生じてくる。例えば、検出用PSDに対して基準用PSDが回転方向にずれて取り付けられた場合、不連続領域が識別範囲と一致せず、誤った演算処理を適用してしまう。また、温度変化によって、判別閾値レベルが変動した場合も同様に、不連続領域と識別範囲の不一致という問題が発生してくる。
本発明は、検出素子の配置誤差や環境の温度変動があっても、全周にわたり高精度に角度検出ができるロータリーエンコーダ及びこれを備えた光学機器の提供を目的とする。
本発明のロータリーエンコーダは、回転軸を中心に半径方向に等間隔で、また回転方向に連続的に半径が変化し、反射率または透過率が変化する一定幅の螺旋パターンが形成されたロータリースケールと、前記ロータリースケールと対向して配置され、前記螺旋パターンを照明する光源と、前記螺旋パターンを介した光を検出する第1の受光部を含むセンサユニットを有し、前記センサユニットで得られる信号より前記ロータリースケールの回転角度信号を検出するロータリーエンコーダにおいて、前記第1の受光部前記回転軸を中心とし、半径方向の位置を異ならせて配置した2組以上のセンサアレイから成る第1のセンサアレイ群より成り、前記螺旋パターンの一部は一定角度周期で半径方向に変位しており、一定角度周期の整数倍が前記センサアレイの円周方向の幅に対する前記螺旋パターンの読み取り幅に等しく、前記第1のセンサアレイ群で前記螺旋パターンを読み取るときの前記ロータリースケール上での第1読み取り領域には、前記螺旋パターンの回転方向の全周にわたり、半径方向に1周期以上の螺旋パターンが含まれており、前記第1のセンサアレイ群は前記螺旋パターンの半径方向の周期に対応した正弦波状信号を出力し、前記第1のセンサアレイ群より出力された信号に基づく2相の正弦波状信号から第1の位相信号を生成する信号処理回路を有し、前記第1の位相信号に基づいて、前記ロータリースケールの回転角度信号を得ることを特徴とする。
また、本発明の別のロータリーエンコーダは、回転軸を中心に半径方向に等間隔で、また回転方向に連続的に半径が変化し、反射率または透過率が変化する一定幅の螺旋パターンが形成されたロータリースケールと、前記ロータリースケールと対向して配置され、前記螺旋パターンを照明する光源と、前記螺旋パターンを介した光を検出する第1の受光部を含むセンサユニットを有し、前記第1の受光部は前記回転軸を中心とし、半径方向の位置を異ならせて配置した2組以上のセンサアレイから成る第1のセンサアレイ群より成り、前記第1のセンサアレイ群で前記螺旋パターンを読み取るときの前記ロータリースケール上での第1読み取り領域には、前記螺旋パターンの回転方向の全周にわたり、半径方向に1周期以上の螺旋パターンが含まれており、前記第1のセンサアレイ群は前記螺旋パターンの半径方向の周期に対応した正弦波状信号を出力し、前記第1のセンサアレイ群より出力された信号に基づく2相の正弦波状信号から第1の位相信号を生成する信号処理回路を有し、前記第1の位相信号に基づいて、前記ロータリースケールの回転角度信号を得るロータリーエンコーダであって、前記ロータリースケールには、前記回転軸を中心に半径方向に等間隔で、反射率または透過率が変化する一定幅の同心円パターンが形成されており、前記センサユニットは、前記光源からの光束で照明され、前記同心円パターンを介した光を検出する前記第1の受光部と同一平面上に配置された第2の受光部を有し、前記第2の受光部は前記回転軸を中心とし、半径方向の位置を異ならせて配置した2組以上のセンサアレイから成る第2のセンサアレイ群より成り、前記同心円パターンの一部は一定角度周期で半径方向に変位しており、一定角度周期の整数倍が前記センサアレイの円周方向の幅に対する前記同心円パターンの読み取り幅に等しく、前記第2のセンサアレイ群で前記同心円パターンを読み取るときの前記ロータリースケール上での読み取り領域には、前記同心円パターンの回転方向の全周にわたり、半径方向に1周期以上の同心円パターンが含まれており、前記第2のセンサアレイ群は前記同心円パターンの半径方向の周期に対応した正弦波状信号を出力し、前記第2のセンサアレイ群より出力された信号に基づく2相の正弦波状信号から第2の位相信号を前記信号処理回路で生成し、前記第1、第2の位相信号に基づいて、前記ロータリースケールの回転角度信号を得ることを特徴とする。
本発明によれば、検出素子の配置誤差や環境温度変動があっても、全周にわたり高精度に角度検出ができるロータリーエンコーダ及びこれを備えた光学機器が得られる。
実施例1におけるロータリーエンコーダの構成図 実施例1におけるセンサユニット301の構成を示す説明図 実施例1におけるセンサユニット302の構成を示す説明図 実施例1におけるフォトダイオードアレイの受光面配置を示す説明図 実施例1におけるスケールのパターン、およびセンサの読み取り領域を示す説明図 同心円パターンの一部を示す説明図 螺旋パターンの一部を示す説明図 初期化動作を説明する説明図 実施例2におけるロータリースケールのパターン、およびセンサの読み取り領域を示す説明図 多重螺旋パターンの一部を示す説明図
本発明のロータリーエンコーダは、回転軸220を中心に半径方向に等間隔で、また回転方向に連続的に半径が変化し、反射率または透過率が変化する一定幅の螺旋パターン202が形成されたロータリースケール200とを有する。ロータリースケール200と対向して配置され、螺旋パターン202を照明する光源310と、螺旋パターン202を介した光を検出する第1の受光部312を含むセンサユニット301を有する。センサユニット301で得られる信号よりロータリースケール200の絶対角度信号としての回転角度信号θABS-outを検出する。
第1の受光部312は回転軸220を中心とし、半径方向の位置を異ならせて配置した2組以上のセンサアレイ(図4に示される第2の受光部311における2組以上のセンサアレイ321乃至324と同様)から成る第1のセンサアレイ群より成る。第1のセンサアレイ群で螺旋パターン202を読み取るときのロータリーパターン200上での第1読み取り領域212は、螺旋パターン202の回転方向の全周にわたり、半径方向に1周期以上の螺旋パターン202が含まれている。第1のセンサアレイ群は螺旋パターン202の半径方向の周期に対応した正弦波状信号S(A+)、S(B+)、S(A−)、S(B−)を出力する。
第1のセンサアレイ群より出力された信号に基づく2相の正弦波状信号S(A)、S(B)から第1の位相信号φ1を生成する信号処理回路401を有する。そして第1の位相信号φ1に基づいて、ロータリースケール200の回転角度信号θABS-outを得ている。この他、本発明のロータリーエンコーダにおいて、ロータリースケール200には、回転軸220を中心に半径方向に等間隔で、反射率または透過率が変化する一定幅の同心円パターン201が形成されている。後述するように、同心円パターン201を用いることで、偏心、倒れ、軸受けガタの影響をキャンセル(補正)することができる。
センサユニット301は、光源310からの光束で照明され、同心円パターン201を介した光を検出する第1の受光部312と同一平面上に配置された第2の受光部311を有している。
第2の受光部311は回転軸220を中心とし、半径方向の位置を異ならせて配置した2組以上のセンサアレイ321〜324から成る第2のセンサアレイ群より成っている。第2のセンサアレイ群で同心円パターン201を読み取るときの読み取り領域211は、同心円パターン201の回転方向の全周にわたり、半径方向に1周期以上の同心円パターン201が含まれている。第2のセンサアレイ群は同心円パターン201の半径方向の周期に対応した正弦波状信号S(A+)、S(B+)、S(A−)、S(B−)を出力する。
第2のセンサアレイ群より出力された信号に基づく2相の正弦波状信号S(A)、S(B)から第2の位相信号φ2を信号処理回路401で生成する。そして第1、第2の位相信号φ1、φ2に基づいて、ロータリースケール200の回転角度信号θABS-outを得ている。ロータリースケール200上の第1のセンサアレイ群312による読み取り領域212と第2のセンサアレイ群311による読み取り領域211は、回転軸220を通る同一の直線上に位置している。またロータリースケール200上にはインクリメンタル信号を得るための回転軸220を中心とする放射状パターン203が形成されている。
[実施例1]
図1は本発明のロータリーエンコーダ1の実施例1の要部説明図である。本実施例のロータリーエンコーダ1は、回転軸220に取り付けられるロータリースケール200、センサユニット301、センサユニット302、信号処理回路401、記憶装置402を有する。センサユニット301は同心円パターン201と螺旋パターン202を介した光束を受光し、絶対角信号を得る。センサユニット302は放射状パターン203を介した光束を受光し、インクリメンタル信号を得る。
信号処理回路401は、センサユニット301およびセンサユニット302で得られたエンコーダ信号の内挿処理や、記憶装置402への信号の書き込み、および、読み出しを行う。
図2は絶対角度検出用のセンサユニット301の構成の要部概略図である。図2(A)が側面図、図2(B)が上面図である。センサユニット301は、LED(光源)310とフォトダイオードアレイ(受光器)311、フォトダイオードアレイ(受光器)312が同一パッケージ内に実装された受発光一体型の構成より成っている。センサユニット301内のLED(光源)310から出射した発散光束はロータリースケール200に入射する。
そして同心円パターン(第2のスケールパターン)201、および螺旋パターン(第1のスケールパターン)202上の読み取り領域211および読み取り領域212に照射される。図2(B)におけるロータリースケール200の読み取り領域は、LED310とフォトダイオードアレイ311、およびフォトダイオードアレイ312の受光領域の4隅を結ぶ線の中点によって囲まれる領域211、212である。読み取り領域211、212から反射した光束は、センサユニット301内のフォトダイオードアレイ311、312に向けてそれぞれ反射される。
フォトダイオードアレイ311、フォトダイオードアレイ312によって受光された(読み込まれた)光束は電気信号に変換され、エンコーダ信号として図1に示す信号処理回路401に送られる。
図3は相対位置検出用のセンサユニット302の構成の要部概略図である。図3(A)が側面図、図3(B)が上面図である。センサユニット302は、LED(光源)310とフォトダイオードアレイ(受光器)313が同一パッケージ内に実装された受発光一体型より成っている。センサユニット302内のLED310から出射した発散光束はロータリースケール200の放射スリットパターン203上の読み取り領域213に照射される。図3(B)における読み取り領域は、LED310とフォトダイオードアレイ313の受光領域の4隅を結ぶ線の中点によって囲まれる領域である。
読み取り領域213から反射した光束は、センサユニット302内のフォトダイオードアレイ313に向けてそれぞれ反射される。フォトダイオードアレイ313によって受光された光束は電気信号に変換され、エンコーダ信号(インクリメンタル信号)として図1に示す信号処理回路401に送られる。
図4はフォトダイオードアレイ311の受光面の配置の説明図である。図4を用いてロータリーエンコーダの出力信号に関して説明する。フォトダイオードアレイ311で受光する反射スケール像230の周期に対して、0度、90度、180度、270度となる位置に、受光面アレイが配置されている。即ち(A+)相受光面アレイ321、(B+)相受光面アレイ322、(A−)相受光面アレイ323、(B−)相受光面アレイ324がそれぞれ配置されている。1組の受光面アレイ321は2個の受光面321−1、321−2からなっており、本実施例では、各組の受光面アレイ321〜324間のその中心間隔は200μm、1個の受光面の位相検出方向幅は40μm、縦幅は600μmである。
よって、スケール200面上での1組の受光面アレイ321による読み取りに寄与する幅は、位相検出方向が120μm:(200μm+40μm)/2、縦方向が300μm:600μm/2である。これらはフォトダイオード312、フォトダイオード313も同様である。即ちフォトダイオード312では2組以上のセンサアレイ331、332、333、334(不図示)を有する。
(A+)相受光面アレイ321、(B+)相受光面アレイ322、(A−)相受光面アレイ323、(B−)相受光面アレイ324からはそれぞれ、位相の異なる4相正弦波信号S(A+)、S(B+)、S(A−)、S(B−)が出力される。4相正弦波の相対位相は、S(A+)を基準とすると、S(B+)は+90度、S(A−)は+180度、S(B−)は+270度の関係にある。これらの出力は、信号処理回路401において、
S(A)=S(A+)−S(A−)
S(B)=S(B+)−S(B−)
なる演算を行う。
そして、直流分が除去された2相正弦波信号S(A)、S(B)を生成し、さらにこれらの逆正接演算を行う。これにより、フォトダイオードアレイ311から位相出力φ2、同様にフォトダイオードアレイ312から位相出力φ1、フォトダイオードアレイ313からの位相出力φ3を得る。このように、2相正弦波信号S(A)、S(B)からの位相演算を行うことで、温度変化等で光量変動やゲイン変動があっても、安定した出力を得ることができる。
図5は、本実施例におけるロータリースケール200の各パターン、およびセンサユニット301の読み取り領域211、212、センサユニット302の読み取り領域213の配置を示す説明図である。センサユニット301のフォトダイオードアレイ311、312の読み取り領域(ロータリーパターン200上での読み取り領域であって、以下同じ)211、212は回転軸220を通り、回転軸220から見て同側の同一直線LA上に位置している。また、回転軸220を通りこの直線LAに垂直な直線LB上に、図3に示すフォトダイオード313の読み取り領域(ロータリーパターン200上での読み取り領域)213が位置している。
センサユニット301の読み取り領域211の中心は半径1.91mm、読み取り領域212の中心は半径2.86mmに設定されている。センサユニット302の読み取り領域213の中心は半径4.07mmに設定されている。ロータリースケール201は、ガラス基板上にクロム反射膜が3種のスリットトラック(範囲)にパターニングされている。半径1.5mm〜2.3mmの範囲は中心点220を中心とした同心円パターン(第2のスケールパターン)201となっている。同心円パターン201の一部の拡大図を図6に示す。
同心円パターン201は、半径100μmごとの等間隔に配置された9本の同心円基準線221に沿ったパターンであり、1本の半径方向の幅は50μmである。同心円パターン201は方位角1.5degごとに、同心円基準線221に対し内周、外周にそれぞれ8.333μm交互に中心がシフトしている。同心円パターン201上の読み取り領域211の中心である半径1.91mm付近では、シフトの周期が100μmとなり、アレイセンサ311の周方向読み取り幅の1/3となる。
このように本実施例では同心円パターン201の一部は一定角度周期で半径方向に変位しており、一定角度周期の整数倍(3倍)がセンサアレイ311の円周方向の幅に対する同心円パターン201の読み取り幅(300μm)に等しい。このような構成にすることで、スケール反射像の強度分布がセンサ受光面領域で積分されることにより、反射像に含まれるスケールの3倍周期成分(高周波成分)がキャンセルされ、理想的な正弦波からの相違が抑えられる。
なお、本実施例では以下に述べる螺旋パターン(第1のスケールパターン)202も含め、3倍周期成分のみの対策を行っている。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、他の整数倍の周期成分をキャンセルするために多段のシフトにしたり、連続的なシフトにしても、もちろん構わない。半径2.4mm〜3.3mmの範囲は中心点220を中心とした螺旋パターン(第1のスケールパターン)202となっている。螺旋パターン202の一部の拡大図を図7に示す。螺旋パターン202は、前記スケールパターンの半径方向の周期をa、ロータリースケール200上の半径rと位相角θとした場合に
r=a/360・θ
なる式で表される螺旋基準線222に沿っている。1本の半径方向の幅は50μmである。
本実施例では、a=100μmであり、螺旋基準線222の内周側端の位相角θminおよび外周側端の位相角θmaxはそれぞれθmin=8640deg、θmax=11880 degである。螺旋パターン202は、方位角1度ごとに、螺旋基準線222に対し内周、外周にそれぞれ8.333μm交互に中心がシフトしている。螺旋パターン202上の読み取り領域212の中心である半径2.86mm付近では、シフトの周期が100μmとなり、アレイセンサ312の周方向読み取り幅の1/3となる。
このように螺旋パターン202の一部は一定角度周期で半径方向に変位しており、一定角度周期の整数倍(3倍)がセンサアレイ312の円周方向の幅に対する螺旋パターン202の読み取り幅(300μm)に等しい。このような構成にすることで、同心円パターン201と同様に、理想的な正弦波からの相違が抑えられる。半径3.4〜4.5mmの範囲は中心点220を中心とした放射スリットパターン203となっており、全周で256本の等角度間隔のスリット列で構成されている。反射膜の角度方向デューティ比は50%である。放射スリットパターン203の読み取り領域213の中心である半径4.07mm付近では、スリット幅が50μmとなる。
<アレイ幅とスケールパターン幅の関係>
さらに、フォトセンサアレイ312の幅とスケールパターン202の幅との関係に関して説明を加える。まず、前述したフォトダイオードアレイ312における(A+)相(図4のフォトダイオードアレイ311に関する(A+)相と同様)のロータリースケール200上の読み取り領域に注目する。(A+)相の読み取り領域はフォトダイオードアレイ312全体の読み取り領域212の中心に対し、外周に向かって+100μm〜−20μmの範囲である。ここで、センサユニット301およびロータリースケール200に取り付け誤差があった場合を想定する。センサユニット301の取り付け位置誤差が外周へ0.2mm、ロータリースケール200が回転軸に対して0.05mm偏心している場合を考える。
この時、フォトダイオードアレイ312の読み取り領域212の中心設計値が、前述したように2.86mmなので、センサユニット301の取り付け位置誤差を考慮した(A+)相の読み取り領域は半径3.04〜3.16mmの範囲である。さらに、ロータリースケール200の回転軸220に対する偏心0.05mmを考慮すると、(A+)相の読み取り領域は半径2.99〜3.21mmの範囲となる。一方、螺旋パターン202の反射部の外周側半径最小値は3.217mmである。
よって、(A+)相の読み取り領域には、設計範囲内であれば、センサユニット301及びロータリースケール200の取り付け誤差や偏心が存在しても、常にスケールパターンの1周期以上が、欠けることなく入ることになる。
即ち、螺旋パターン202を読み取るときの第1読み取り領域212は、螺旋パターン202の回転方向の全周にわたり、半径方向に1周期以上の螺旋パターン202が含まれている。(A−)相、(B+)相、(B−)相についても同様である。これにより、全周にわたり、つなぎ目のない連続的な位相出力を得ることができる。また、このことはフォトダイオードアレイ311における読み取り領域211についても同じである。即ち、同心円パターン201を読み取るときの読み取り領域211は、同心円パターン201の回転方向の全周にわたり、半径方向に1周期以上の同心円パターン201が含まれている。
さらに絶対角度演算方法に関して、以下に説明する。同心円パターン201の検出用のフォトダイオードアレイ311からの位相出力をφ2とする。螺旋パターン202の検出用のフォトダイオードアレイ312からの位相出力φ1とする。これにより、上位角度信号(粗い角度信号)φABSを、
φABS=φ1−φ2
なる演算によって得る。このように、同心円パターン201からの位相出力φ2との差分を取ることで、偏心、倒れ、軸受けガタの影響をキャンセル(補正)することができる。
さらに、読み取り領域211および読み取り領域212を、回転軸220から見て同側の同一直線上に配置ことによって、ロータリースケール200の反りや、パターン露光時の倍率誤差等、隣接パターン間で相関のある誤差成分をキャンセルすることができる。また、位相演算を行った後で差分をしているため、上記誤差量がスケール1周期分を超えても正確にキャンセルできる。
放射状スリットパターン203検出用のフォトダイオードアレイ313からの位相出力φ3とする。同心円パターン201検出用のフォトダイオードアレイ311からの位相出力φ2とする。これらより、インクリメント角度信号φINCを、
φINC=φ3−φ2
なる演算によって得る。
このように、同心円パターン201より得られる位相出力φ2との差分を取ることで、偏心、倒れ、軸受けガタの影響をキャンセルすることができる。続いて、上位角度信号φABSとインクリメント角度信号φINCの同期処理について説明する。まず、初期化動作の手順について、図8を用いて説明する。所定の方向にロータリースケール200を回転させ、上位角度信号φABSのゼロクロス通過後の、最初のインクリメント角度信号φINCのゼロクロスを検出する。その点を仮想原点に設定する。この仮想原点における上位角度信号φABSの位相をφABS_offsetとする。
この初期化動作時に、位相φABS_offsetを記憶装置402に書き込む。次に、角度検出の動作について説明する。上位角度信号φABS、インクリメント角度信号φINC、および、記憶装置402に記憶されているφABS_offsetより、回転角度信号(絶対角信号)θABS_outを次の演算より求める。
θABS_out=Round[(φABS−φABS_offset)−(φINC)/256]+ φINC
ここで、Round[]は四捨五入の処理を行う関数である。このようにして得られたθABS_outを回転角度信号(角度検出値)として出力する。尚、偏心による誤差は含まれるが回転角度信号θABS_outをフォトダイオードアレイ312からの位相出力φ1より、
θABS_out=φ1
として求めても良い。
以上述べたように、本実施例では各センサアレイ311、312、313の読み取り領域(ロータリーパターン200上での読み取り領域)211、212、213に、スケールパターンが回転方向の全周にわたり1周期分以上含まれるようにしている。これにより、位相検出における不連続点を発生しないようにしている。この結果、センサ配置の誤差や、温度変動があっても、全周にわたり高精度の角度信号を得ることができる。
[実施例2]
本発明の実施例2について説明する。実施例2では絶対角度検出用の螺旋パターンが1重螺旋でなく、多重螺旋より成る螺旋パターン204を用いている。この場合においても、本発明の摘要が可能である。次に実施例2に関して説明する。
図9は、実施例2におけるロータリースケール200のパターン、およびセンサユニット301の読み取り領域211、212、センサユニット302の読み取り領域214の配置を示す説明図である。同心円パターン201、螺旋パターン202は実施例1のものと同様である。外周側のパターンのみ実施例1と異なり、多重螺旋パターン204となっている。センサユニット302で多重螺旋パターン204からの信号を検出する。
フォトダイオードアレイ311、フォトダイオードアレイ312の読み取り領域211と212は、図9に示す回転軸220を通り、回転軸220から見て同側の同一直線上に位置している。さらに、フォトダイオードアレイ311、フォトダイオードアレイ313の読み取り領域211、読み取り領域214も、回転軸220を通り、回転軸220から見て同側の同一直線上に配置されている。センサユニット301の読み取り領域211の中心は半径1.91mm、読み取り領域212の中心は半径2.86mmに設定されている。センサユニット302の読み取り領域214の中心は半径3.98mmに設定されている。
半径3.4mm〜4.5mmの範囲は中心点220を中心とした多重螺旋パターン204となっている。多重螺旋パターン204の一部の拡大図を図10に示す。多重螺旋パターン204は、スケールパターンの螺旋多重度をm、スケールパターン200の半径方向の周期をa、ロータリースケール上の半径をr、位相角をθとした場合に
r=m・a/360・θ−a・(n−1)
なる式で表される半径rの多重螺旋パターンの軌跡である螺旋基準線(多重螺旋基準線)224に沿っている。
ここでnは1〜mまでの整数であり、多重螺旋基準線224はm本の線である。1本の半径方向の幅は50μmである。本実施例では、m=32、a=100μmであり、多重螺旋基準線224のうち、n=0の線の内周側端位相角θminおよび外周側端位相角θmaxはそれぞれθmin=382.5deg、θmax=506.25degである。センサユニット302の読み取り領域214の中心は半径3.98mmに設定されている。
本実施例では、
θmax−θmin>540/m
なる条件を満足するようにしている。
多重螺旋パターン204は、方位角0.72度ごとに、多重螺旋基準線224に対し内周、外周にそれぞれ8.333μm交互に中心がシフトしている。多重螺旋パターン204上の読み取り領域214の中心である半径3.98mm付近では、シフトの周期が100μmとなり、アレイセンサの周方向の読み取り幅の1/3となる。螺旋パターン202と同様、(A+)相、(A−)相、(B+)相、(B−)相の読み取り領域には、全周にわたり常にスケールパターンの半径方向1周期以上が、欠けることなく入ることになる。
フォトダイオードアレイ313から、フォトダイオードアレイ311、312と同様にして位相出力φ4を得る。位相出力φ4は、本実施例でm=32としているため、1回転で32周期の周期信号となる。さらに絶対角度演算方法を以下に説明する。フォトダイオードアレイ311からの位相出力φ2、フォトダイオードアレイ312からの位相出力φ1とする。これらより、上位角度信号φABSを、
φABS=φ1−φ2
なる演算によって得る。
次に、フォトダイオードアレイ313からの位相出力φ4、フォトダイオードアレイ312からの位相出力φ1とする。これらより、インクリメント角度信号φINCを、
φINC=φ4−φ2
なる演算によって得る。
このように、上位角度信号φABS、インクリメント角度信号φINC、ともに、同心円からの信号位相との差分を取ることで、偏心、倒れ、軸受けガタの影響をキャンセルすることができる。さらに、読み取り領域211および読み取り領域214を、回転軸220から見て同側の同一直線上に配置ことによって、スケールの反りや、パターン露光時の倍率誤差等、同じ方位角のパターン間で相関のある誤差成分をキャンセルすることができる。以降の、上位角度信号φABSとインクリメント角度信号φINCの同期処理については実施例1と同様なので省略する。
以上説明したように、螺旋パターンは一重螺旋に限らず、多重螺旋スケールパターンにおいても本発明のセンサ検出構成を適用することにより、全周に渡り連続した検出信号を出力することが可能となる。
本発明のロータリーエンコーダは、ズームレンズ、フォーカスレンズ等を有する光学機器の位置検出に用いられる。
光学機器は、スチルカメラ、ビデオカメラ、等の撮影装置を意味する。更に、本発明のロータリーエンコーダは、複写機、レーザビームプリンタ、等の画像形成装置の搬送ベルトの速度検出にも適用可能である。
200 ロータリースケール 201 同心円パターン 202 螺旋パターン
203 放射状パターン 204 多重螺旋パターン 211 検出領域
212 検出領域 213 検出領域 301 センサユニット
302 センサユニット 310 LED 311 フォトダイオードアレイ
312 フォトダイオードアレイ 313 フォトダイオードアレイ
401 信号処理回路 402 記憶装置

Claims (8)

  1. 回転軸を中心に半径方向に等間隔で、また回転方向に連続的に半径が変化し、反射率または透過率が変化する一定幅の螺旋パターンが形成されたロータリースケールと、
    前記ロータリースケールと対向して配置され、前記螺旋パターンを照明する光源と、前記螺旋パターンを介した光を検出する第1の受光部を含むセンサユニットを有し、前記センサユニットで得られる信号より前記ロータリースケールの回転角度信号を検出するロータリーエンコーダにおいて、
    前記第1の受光部前記回転軸を中心とし、半径方向の位置を異ならせて配置した2組以上のセンサアレイから成る第1のセンサアレイ群より成り、
    前記螺旋パターンの一部は一定角度周期で半径方向に変位しており、一定角度周期の整数倍が前記センサアレイの円周方向の幅に対する前記螺旋パターンの読み取り幅に等しく、前記第1のセンサアレイ群で前記螺旋パターンを読み取るときの前記ロータリースケール上での第1読み取り領域には、前記螺旋パターンの回転方向の全周にわたり、半径方向に1周期以上の螺旋パターンが含まれており、
    前記第1のセンサアレイ群は前記螺旋パターンの半径方向の周期に対応した正弦波状信号を出力し、前記第1のセンサアレイ群より出力された信号に基づく2相の正弦波状信号から第1の位相信号を生成する信号処理回路を有し、前記第1の位相信号に基づいて、前記ロータリースケールの回転角度信号を得ることを特徴とするロータリーエンコーダ。
  2. 前記ロータリースケールは多重螺旋パターンを有し、前記多重螺旋パターンの螺旋多重度をm、前記多重螺旋パターンの半径方向の周期をa、前記多重螺旋パターンの半径と方位角を各々r、θとし、nを1からmまでの整数とし、
    r=m・(a/360)・θ−a(n−1)
    で表わされる半径rの多重螺旋パターンの軌跡を螺旋基準線とし、螺旋基準線の外周側端の位相角をθmax、内周側端の位相角をθminとするとき
    θmax−θmin>540°/m
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1のロータリーエンコーダ。
  3. 前記ロータリースケールには、前記回転軸を中心に半径方向に等間隔で、反射率または透過率が変化する一定幅の同心円パターンが形成されており、
    前記センサユニットは、前記光源からの光束で照明され、前記同心円パターンを介した光を検出する前記第1の受光部と同一平面上に配置された第2の受光部を有し、
    前記第2の受光部前記回転軸を中心とし、半径方向の位置を異ならせて配置した2組以上のセンサアレイから成る第2のセンサアレイ群より成り、
    前記第2のセンサアレイ群で前記同心円パターンを読み取るときの前記ロータリースケール上での読み取り領域には、前記同心円パターンの回転方向の全周にわた、半径方向に1周期以上の同心円パターンが含まれており、前記第2のセンサアレイ群は前記同心円パターンの半径方向の周期に対応した正弦波状信号を出力し、前記第2のセンサアレイ群より出力された信号に基づく2相の正弦波状信号から第2の位相信号を前記信号処理回路で生成し、前記第1、第2の位相信号に基づいて、前記ロータリースケールの回転角度信号を得ることを特徴とする請求項1又は2のロータリーエンコーダ。
  4. 前記ロータリースケール上の前記第1のセンサアレイ群による第1読み取り領域と前記第2のセンサアレイ群による読み取り領域は、前記回転軸を通る同一の直線上に位置していることを特徴とする請求項3のロータリーエンコーダ。
  5. 前記ロータリースケール上にはインクリメンタル信号を得るための前記回転軸を中心とする放射状パターンが形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項のロータリーエンコーダ。
  6. 回転軸を中心に半径方向に等間隔で、また回転方向に連続的に半径が変化し、反射率または透過率が変化する一定幅の螺旋パターンが形成されたロータリースケールと、
    前記ロータリースケールと対向して配置され、前記螺旋パターンを照明する光源と、前記螺旋パターンを介した光を検出する第1の受光部を含むセンサユニットを有し、
    前記第1の受光部は前記回転軸を中心とし、半径方向の位置を異ならせて配置した2組以上のセンサアレイから成る第1のセンサアレイ群より成り、
    前記第1のセンサアレイ群で前記螺旋パターンを読み取るときの前記ロータリースケール上での第1読み取り領域には、前記螺旋パターンの回転方向の全周にわたり、半径方向に1周期以上の螺旋パターンが含まれており、
    前記第1のセンサアレイ群は前記螺旋パターンの半径方向の周期に対応した正弦波状信号を出力し、前記第1のセンサアレイ群より出力された信号に基づく2相の正弦波状信号から第1の位相信号を生成する信号処理回路を有し、前記第1の位相信号に基づいて、前記ロータリースケールの回転角度信号を得るロータリーエンコーダであって、
    前記ロータリースケールには、前記回転軸を中心に半径方向に等間隔で、反射率または透過率が変化する一定幅の同心円パターンが形成されており、
    前記センサユニットは、前記光源からの光束で照明され、前記同心円パターンを介した光を検出する前記第1の受光部と同一平面上に配置された第2の受光部を有し、
    前記第2の受光部は前記回転軸を中心とし、半径方向の位置を異ならせて配置した2組以上のセンサアレイから成る第2のセンサアレイ群より成り、
    前記同心円パターンの一部は一定角度周期で半径方向に変位しており、一定角度周期の整数倍が前記センサアレイの円周方向の幅に対する前記同心円パターンの読み取り幅に等しく、
    前記第2のセンサアレイ群で前記同心円パターンを読み取るときの前記ロータリースケール上での読み取り領域には、前記同心円パターンの回転方向の全周にわたり、半径方向に1周期以上の同心円パターンが含まれており、前記第2のセンサアレイ群は前記同心円パターンの半径方向の周期に対応した正弦波状信号を出力し、前記第2のセンサアレイ群より出力された信号に基づく2相の正弦波状信号から第2の位相信号を前記信号処理回路で生成し、前記第1、第2の位相信号に基づいて、前記ロータリースケールの回転角度信号を得ることを特徴とするロータリーエンコーダ。
  7. 前記螺旋パターンの一部は一定角度周期で半径方向に変位しており、一定角度周期の整数倍が前記センサアレイの円周方向の幅に対する前記螺旋パターンの読み取り幅に等しいことを特徴とする請求項6に記載のロータリーエンコーダ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のロータリーエンコーダを備えた光学機器。
JP2010213194A 2010-09-24 2010-09-24 ロータリーエンコーダ及びこれを備えた光学機器 Active JP5574899B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010213194A JP5574899B2 (ja) 2010-09-24 2010-09-24 ロータリーエンコーダ及びこれを備えた光学機器
EP11181746.6A EP2434261B1 (en) 2010-09-24 2011-09-19 Optical rotation encoder
US13/238,656 US8546747B2 (en) 2010-09-24 2011-09-21 Rotary encoder and optical apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010213194A JP5574899B2 (ja) 2010-09-24 2010-09-24 ロータリーエンコーダ及びこれを備えた光学機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012068124A JP2012068124A (ja) 2012-04-05
JP2012068124A5 JP2012068124A5 (ja) 2013-10-31
JP5574899B2 true JP5574899B2 (ja) 2014-08-20

Family

ID=44651390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010213194A Active JP5574899B2 (ja) 2010-09-24 2010-09-24 ロータリーエンコーダ及びこれを備えた光学機器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8546747B2 (ja)
EP (1) EP2434261B1 (ja)
JP (1) JP5574899B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021076447A (ja) * 2019-11-07 2021-05-20 株式会社ミツトヨ スケール

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5479236B2 (ja) * 2010-06-15 2014-04-23 キヤノン株式会社 ロータリーエンコーダ
JP5574899B2 (ja) * 2010-09-24 2014-08-20 キヤノン株式会社 ロータリーエンコーダ及びこれを備えた光学機器
DE102011081879A1 (de) * 2010-11-03 2012-05-03 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Optische Winkelmesseinrichtung
JP6039299B2 (ja) * 2012-08-08 2016-12-07 キヤノン株式会社 エンコーダ、レンズ装置、および、カメラ
JP6000759B2 (ja) * 2012-08-31 2016-10-05 キヤノン株式会社 スケール、エンコーダ、レンズ装置、および、撮像システム
JP6513327B2 (ja) * 2013-03-19 2019-05-15 Dmg森精機株式会社 測長器および原点位置検出方法
JP6425875B2 (ja) * 2013-06-14 2018-11-21 株式会社ミツトヨ 光電式測定器用スケール、エンコーダ及びスケールの形成方法
KR102156292B1 (ko) * 2013-12-24 2020-09-15 삼성전자주식회사 촬상 장치
KR102062840B1 (ko) * 2014-10-31 2020-02-11 삼성전자주식회사 양안 시차를 이용한 물체 위치 검출 장치 및 그 장치의 동작 방법
JP6584252B2 (ja) * 2015-09-14 2019-10-02 キヤノン株式会社 電子機器および撮像装置
DE102019210274A1 (de) 2019-07-11 2021-01-14 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Optische Positionsmesseinrichtung
JP6940105B1 (ja) * 2020-10-08 2021-09-22 多摩川精機株式会社 エンコーダ装置
WO2023136382A1 (ko) * 2022-01-17 2023-07-20 엘지전자 주식회사 회전형 디스플레이 장치

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3757128A (en) * 1972-03-20 1973-09-04 Ibm Multiphase tachometer
JPS576996A (en) * 1980-06-17 1982-01-13 Tokyo Optical Absolute encoder
JPS576994A (en) * 1980-06-17 1982-01-13 Tokyo Optical Coding board for encoder
IT1144232B (it) * 1981-06-15 1986-10-29 Olivetti & Co Spa Trasduttore ottico
JPS5941014A (ja) * 1982-08-31 1984-03-07 Canon Inc コ−ド板
US4606008A (en) * 1983-07-25 1986-08-12 Cain Encoder Company Angular position detector
JPS62105012A (ja) * 1985-10-31 1987-05-15 Ebara Res Co Ltd 回転検出器付軸受装置
JPS63262523A (ja) * 1987-04-21 1988-10-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 絶対位置検出方法及びその装置
KR900702328A (ko) * 1988-07-12 1990-12-06 후루노 기요까따 로타리 엔코더
US5017776A (en) * 1989-03-10 1991-05-21 Hewlett-Packard Company Apparatus for and methods of optical encoding having spiral shaped light modulator
JPH04208810A (ja) * 1990-12-03 1992-07-30 Omron Corp 変位信号出力装置
JP3160372B2 (ja) 1992-06-30 2001-04-25 株式会社東海理化電機製作所 回転角検出装置
US6232044B1 (en) * 1993-11-30 2001-05-15 Raytheon Company Infrared chopper using binary diffractive optics
US5691646A (en) * 1994-12-07 1997-11-25 Mitutoya Corporation Capacitance-type displacement measuring device with electrodes having spiral patterns
US6081339A (en) * 1997-05-29 2000-06-27 Aim Controls, Inc. Method and apparatus for measuring the direction and position of rotating bodies
DE19942477C2 (de) * 1999-09-06 2001-07-12 Kostal Leopold Gmbh & Co Kg Lenkwinkelsensor
DE19944004A1 (de) * 1999-09-14 2001-03-15 Kostal Leopold Gmbh & Co Kg Optoelektronischer Drehwinkelsensor
JP2006078178A (ja) * 2002-09-09 2006-03-23 T & D:Kk エンコーダ装置および測定装置
DE10244234A1 (de) * 2002-09-23 2004-03-25 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Positionsmesseinrichtung
DE10338991A1 (de) * 2003-08-18 2005-03-17 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Positionsmesseinrichtung
JP4908764B2 (ja) 2005-02-04 2012-04-04 キヤノン株式会社 光学式エンコーダ
DE102005042616B4 (de) * 2005-09-07 2010-07-08 Bourns, Inc., Riverside Drehstellungssensor
US7732756B2 (en) * 2006-11-01 2010-06-08 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. User navigation device with a code wheel and an encoder
US7875844B2 (en) * 2008-09-02 2011-01-25 Delta Electronics, Inc. Absolute-type encoder and method for detecting absolute position
JP2010064980A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Fujifilm Corp 芳香族化合物
JP5170046B2 (ja) * 2009-09-18 2013-03-27 株式会社安川電機 ロータリエンコーダ、ロータリモータ、ロータリモータシステム、ディスク及びロータリエンコーダの製造方法
WO2011074103A1 (ja) * 2009-12-17 2011-06-23 キヤノン株式会社 ロータリエンコーダ及びそれを有する回転機構
JP5126290B2 (ja) * 2010-06-07 2013-01-23 株式会社安川電機 エンコーダ、サーボモータ、サーボユニット及びエンコーダの製造方法
US8309906B2 (en) * 2010-06-10 2012-11-13 Mitutoyo Corporation Absolute optical encoder with long range intensity modulation on scale
JP5479236B2 (ja) * 2010-06-15 2014-04-23 キヤノン株式会社 ロータリーエンコーダ
JP5574899B2 (ja) * 2010-09-24 2014-08-20 キヤノン株式会社 ロータリーエンコーダ及びこれを備えた光学機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021076447A (ja) * 2019-11-07 2021-05-20 株式会社ミツトヨ スケール
JP7328121B2 (ja) 2019-11-07 2023-08-16 株式会社ミツトヨ スケール

Also Published As

Publication number Publication date
EP2434261A2 (en) 2012-03-28
JP2012068124A (ja) 2012-04-05
EP2434261B1 (en) 2016-02-10
US8546747B2 (en) 2013-10-01
EP2434261A3 (en) 2014-05-21
US20120075622A1 (en) 2012-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5574899B2 (ja) ロータリーエンコーダ及びこれを備えた光学機器
JP5479236B2 (ja) ロータリーエンコーダ
JP5538870B2 (ja) ロータリーエンコーダ
US8476578B2 (en) Rotary encoder and rotation mechanism including the same
JP6147038B2 (ja) 位置検出装置、レンズ装置、撮像システム、および、工作装置
JP6253320B2 (ja) エンコーダおよびこれを用いた装置
JP6316087B2 (ja) エンコーダ
JP2012068124A5 (ja) ロータリーエンコーダ及びこれを備えた光学機器
US8735801B2 (en) Optical encoder
JP5968062B2 (ja) 位置検出エンコーダおよびこれを用いた装置
EP2869032B1 (en) Encoder, motor with encoder, and servo system
AU2005205743A1 (en) Method and apparatuses for the exact determination of an angle of rotation
US20190017848A1 (en) Method of manufacturing rotary scale, rotary scale, rotary encoder, driving apparatus, image pickup apparatus and robot apparatus
JP5943238B2 (ja) エンコーダ、エンコーダ付きモータ、サーボシステム
JP7203584B2 (ja) アブソリュートロータリエンコーダ
JP2015121405A (ja) アブソリュートエンコーダおよび装置
US20160161295A1 (en) Encoder and motor with encoder
JP4900140B2 (ja) 光学式エンコーダ
JP2015094682A (ja) エンコーダ、エンコーダを備えた装置、位置検出方法および位置検出処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130911

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140701

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5574899

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03