JP5573854B2 - ドーパント吸着用部材、及び太陽電池の製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体基板上にドーパント含有溶液又はペーストを塗布し熱拡散させることでエミッタ層(PN拡散層ともいう)又はBSF(Back Surface Field)層の形成を行う際に、炉内に飛散したドーパントを吸着し、エミッタ層を形成するためのドーパントあるいはBSF層を形成するためのドーパントがそれぞれその層が形成された半導体基板面と反対側の基板面に回り込むドーパント量を低減するために用いるドーパント吸着用部材に係わるものであり、特に、太陽電池のエミッタ層及びBSF層を形成するための熱処理時に用いるドーパント吸着用部材及びこれを用いた太陽電池の製造方法に関する。
太陽電池は、一般的に半導体基板の受光面側表面にドーパントを拡散させたエミッタ層を持ち、裏面側にはBSF層が形成されている。例えば、P型シリコン単結晶基板の受光面には、リン酸を溶かした液体をスピン塗布し、熱処理することにより、リンをドーパントとしてシリコン基板中に拡散させてエミッタ層を形成し、裏面にはホウ酸含有塗布剤をスピン塗布し、ボロンをドーパントとしてシリコン基板中に熱拡散させることによりBSF層を形成している。
このように熱処理によってエミッタ層及びBSF層を形成する際には、半導体基板表面から飛散したドーパントがその反対面に回り込み、ドーパントが半導体基板中に拡散してしまうという問題があった。これは、太陽電池特性の低下の1つの要因となり、性能のばらつきの原因となっていた。
例えば、P型シリコン基板に対し表面にリンを熱拡散させてエミッタ層を形成する場合、基板の裏面にリンが拡散されると、拡散電位が下がったり、BSF層が均一に形成されず、裏面における少数キャリアの再結合速度が増加するなどして、開放電圧が下がり、太陽電池の性能が低下していた。
また、P型シリコン基板の裏面にボロンを熱拡散させてBSF層を形成する場合においても、表面にボロンが拡散してしまうことで拡散電位の低下やシート抵抗の増大を引き起こしていた。
したがって、高効率の太陽電池を安定して製造するためには、エミッタ層又はBSF層形成の熱処理時に、反対面にドーパントが回り込むことを極力避ける必要がある。
この対策として、片面に拡散マスクを形成し熱処理を行う方法がある。これにより拡散マスクを施した面へのドーパントの拡散は抑制されるものの、拡散マスクとして酸化シリコン膜や窒化シリコン膜を形成するための工程、例えば、熱酸化工程やCVD(Chemical Vapor Deposition)工程などを必要とし、またこれらを除去する工程も必要となるため、工程が複雑になり、コスト高となる問題があった。
この他にも、2枚の半導体基板の裏面を背中合わせにして熱拡散を行い、エミッタ層の形成を行う手法も開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この方法で太陽電池用の半導体基板を拡散炉内で熱処理する場合、例えば図1に示したような熱処理用ボート1を一般的に用いることが多い。図1において、(a)は熱処理用ボート1の正面図、(b)は熱処理用ボート1の側面図である。ここで、熱処理用ボート1は、4本の支柱103と、支柱103同士の固定をし、かつボート自体の機械的強度を保つ為の梁101となる部分から構成され、4本の支柱103の内側にはそれぞれ半導体基板を保持する為の溝102a,102b,102c,102dが複数箇所設けられている。熱処理用ボート1を使用する際は、上部から2枚の半導体基板同士を重ねて1つの溝102に挿入し、半導体基板を保持する。
しかしながら、図1のような熱処理用ボート1を用いて、図2のように角形半導体基板201を熱処理する場合、角形半導体基板201の向かい合う辺を固定するための溝102aと溝102bの溝底同士の幅が、通常これに搭載される2枚の半導体基板を重ねた厚さより大きいため、図3のように重ね合わせた角形半導体基板201の端面が完全に重ならずに搭載されたり、図4のように片側の溝底に寄せて押し当てて固定した場合も、熱処理によって角形半導体基板201に反りが発生するなどして、溝底で固定されていない側のエッジや基板上部側が開き、この隙間からドーパントが角形半導体基板201の裏面に回りこみ、ドーパントが拡散されてしまうため、この手法を用いても基板裏面へのドーパントの回り込みを防止する効果は不十分であった。
特開平4−162518号公報
本発明は、以上の従来技術における課題に鑑みてなされたものであり、半導体基板上にドーパントを塗布又は印刷し、熱拡散によりエミッタ層又はBSF層の形成を行う際に、半導体基板の反対面に回り込むドーパントの量を低減させることができるドーパント吸着用部材、及び該ドーパント吸着用部材を用いた太陽電池の製造方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明者らは鋭意研究を行った結果、エミッタ層及びBSF層の形成のための熱処理工程において、表面に微細な穴を多数持った耐熱体を半導体基板とともに炉内に配置し、熱処理すると、耐熱体が炉内に飛散したドーパントを吸着し、半導体基板の反対面に回り込むドーパント量が低減することを知見し、本発明を成すに至った。
すなわち、前記課題を解決するために提供する本発明は、以下の通りである。
〔1〕 太陽電池セル作製用の半導体基板にエミッタ層又はBSF層を形成するためにドーパントを塗布又は印刷した半導体基板についてドーパントを拡散させる熱処理を行う際、熱処理炉内にあって半導体基板の近傍に配置され、ドーパントが半導体基板の反対面側に回り込み、該反対面に拡散することを防止する治具となる板状、ブロック状、粒状のいずれかの形状を有するドーパント吸着用部材であって、その表面に、熱処理の際に飛散する前記ドーパントを吸着する微細で非貫通の穴及び/又は亀裂として、前記穴の当該ドーパント吸着用部材の表面における開口部が円形状である場合、該開口部の径が1〜10μm、前記穴の深さが1〜20μmであるもの、前記穴の当該ドーパント吸着用部材の表面における開口部が長円形状である場合、該開口部の幅が1〜10μm、長さが1〜10μm、前記穴の深さが1〜20μmであるもの、及び前記亀裂の場合、当該ドーパント吸着用部材の表面における開口部の幅が1〜10μm、長さが1〜10μm、前記亀裂の深さが1〜20μmであるものの少なくともいずれかを1平方センチ当たり1000個以上有することを特徴とするドーパント吸着用部材。
〕 材質がシリコン又はセラミックスであることを特徴とする前記〔1〕記載のドーパント吸着用部材。
〔3〕 シリコンインゴットのスライス加工部材である前記〔1〕又は〔2〕記載のドーパント吸着用部材。
〔4〕 セラミックス焼結部材である前記〔1〕又は〔2〕記載のドーパント吸着用部材。
〕 ドーパントを塗布又は印刷した半導体基板を、前記〔1〕〜〔〕のいずれかに記載のドーパント吸着用部材とともに炉内に配置して熱処理を行い、前記半導体基板にエミッタ層又はBSF層を形成する工程を含むことを特徴とする太陽電池の製造方法。
本発明のドーパント吸着用部材によれば、ドーパントを塗布又は印刷した半導体基板とともに炉内に配置して熱処理を行うと、該ドーパント吸着用部材が飛散したドーパントを吸着するので、前記半導体基板のドーパントを塗布又は印刷した面とは反対面側に回り込むドーパントを抑制し、該半導体基板が汚染されるのを防止することができる。
本発明の太陽電池の製造方法によれば、本発明のドーパント吸着用部材を用いるので、エミッタ層及びBSF層の不純物拡散層を形成するための熱処理工程においてドーパント吸着用部材が炉内に飛散したドーパントを吸着し、半導体基板のドーパントを塗布又は印刷した面とは反対面に拡散されるドーパント量を低減することができ、これにより高性能の太陽電池を得ることが可能となる。
一般的な熱処理用ボートの一例を示す概略図であり、(a)は熱処理用ボートの正面図、(b)は熱処理用ボートの側面図である。 図1の熱処理用ボートに角形半導体基板を搭載した一例を示す概略図であり、(a)は熱処理用ボートの正面図、(b)は熱処理用ボートの側面図である。 図1の熱処理用ボートに角形半導体基板を搭載した際、基板同士にズレが生じた場合の一例を示す一部概略平面図である。 図1の熱処理用ボートに角形半導体基板を搭載した際、熱処理による反りで基板同士に隙間が生じた場合の一例を示す一部概略平面図である。 本発明に係るドーパント吸着用部材の一例を示す斜視図である。 本発明のドーパント吸着用部材に形成された穴又は亀裂の構成例を示す断面図であり、(A)は亀裂の例、(B)は穴の例である。 本発明に係るドーパント吸着用部材を用いた熱拡散方法の一例を示す概略図である。 本発明に係る太陽電池の製造方法の一例を示す工程図であり、(a)は半導体基板の断面図、(b)は半導体基板の表面にエミッタ層を形成した断面図、(c)はエミッタ層上に反射防止膜を形成した断面図、(d)は半導体基板の裏面にAl層を形成した断面図、(e)は反射防止膜上に受光面電極を形成した断面図である。
以下、図5〜図8を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図5は、本発明に係るドーパント吸着用部材の一例を示す斜視図である。
ドーパント吸着用部材501は、太陽電池セル作製用の半導体基板にエミッタ層又はBSF層を形成するためにドーパントを拡散させる熱処理を行う際に、該半導体基板の汚染を防止する治具となるものであり、その表面に開口し、当該ドーパント吸着用部材501を貫通していない微細な穴及び/又は亀裂502を多数持つ構造を有する。なお、図では板状のドーパント吸着用部材が示されているが、形状は板状に限られるものではなく、その表面に微細な穴及び/又は亀裂を多数保持できるのであれば、ブロック状(塊状ともいう)、粒状のいずれの形態であっても何ら問題ない。
ここで、ドーパント吸着用部材501の材質には、耐熱性に優れかつ半導体基板を汚染しない物質を用いる必要がある。例えば耐熱性に優れる金属を材質として用いると、それ自身が半導体基板を金属汚染してしまい、半導体特性を低下させてしまうことがある。そのため、ドーパント吸着用部材501は半導体基板を金属汚染しない材質であるシリコン又はセラミックスを用いることが好ましい。
シリコンをドーパント吸着用部材501の材質として用いる場合、単結晶シリコン、多結晶シリコン、金属珪素のいずれを用いても構わないが、多結晶シリコンは結晶中に粒界を有しており、この粒界もドーパントを吸着する穴として利用することができ、より多くの穴を持ったドーパント吸着用部材501の形成が可能であるため、より好ましい。
また、セラミックスをドーパント吸着用部材501の材質として用いる場合、金属汚染が起こりづらく、パーティクルが発生しづらい例えばSiC、Si34、Al23、AlN、BN、ZrO2、Y23、BaTiO3といった材質のセラミックスを用いることがより好ましい。
穴及び/又は亀裂502は、前記熱処理の際に熱処理炉内で飛散するドーパントを吸着して捕集するためのものであり、その限りにおいていかなる形状のものでもよい。ただし、穴及び/又は亀裂502は、開口部が熱処理時に熱処理炉内で飛散するドーパントが穴及び/又は亀裂502の内部に入りやすい程度の大きさであり、内部に入り込んだドーパントが再度出て行きにくい程度の深さを有することが好ましい。
なお、穴及び/又は亀裂502の形状は、例えば光学顕微鏡や走査電子顕微鏡等を用いてドーパント吸着用部材501の断面及び表面を観察することにより容易に確認することができる。
図6に、ドーパント吸着用部材表面に形成される穴及び/又は亀裂の例を示す。(A)は亀裂の例、(B)は穴の例であり、これらはドーパント吸着用部材に容易に形成することができる。
すなわち、図6(A)のドーパント吸着用部材601は、例えば結晶シリコンから基板をスライスする際に生じる(スライス加工履歴に基づく)亀裂602からなるダメージ層を有するシリコン基板である。
一般的に、シリコン基板は、単結晶及び多結晶シリコンインゴットをワイヤーソーを用いてスライスすることにより得ている。この際、シリコン基板にはスライス加工時の応力により深さ1〜15μm程度の細かい亀裂が多く形成され、この厚み領域をダメージ層と称する。このダメージ層における亀裂が前述しように熱処理の際に熱処理炉内で飛散するドーパントを吸着するものとして機能する。通常、半導体基板として用いるにはこれらダメージ層は化学的又は機械的に除去されてしまうが、本発明に係るドーパント吸着用部材においてはそのような加工を行わずに、そのままを積極的に利用する。そのため、スライス加工後に余ったシリコン端材をドーパント吸着用部材として用いることができ、シリコン材料を無駄なく有効利用することができる。これにより、新たに加工をせずシリコンインゴットからドーパント吸着用部材を得ることができる。
ここで、亀裂602の形状は、前述のようにいかなるものであってもよいが、ドーパント吸着用部材601表面における開口部について、好ましくはその幅を1〜10μmとし、長さを1〜10μmとし、より好ましくはその幅を2〜8μmとし、長さを2〜8μmとし、更に好ましくはその幅を4〜6μmとし、長さを4〜6μmとする。亀裂602の幅を1μm未満、あるいは長さを1μm未満とすると、熱処理炉内で飛散するドーパントが入りにくくなり、また幅を10μmより大、あるいは長さを10μmより大とすると、内部に入り込んだドーパントが再度出て行きやすくなり、吸着の効率が低下する。なお、亀裂602の開口部における幅、長さは、亀裂602の開口部の形状を矩形とみなし、該矩形の幅、長さを採用する。
また、亀裂602の深さは、好ましくは1〜20μm、より好ましくは1〜10μm、更に好ましくは1〜5μmとする。亀裂602の深さが1μm未満となると、内部に入り込んだドーパントが再度出て行きやすくなって吸着の効率が低下し、20μmより大となると、再使用のために吸着したドーパントを除去する処理の効率が悪くなり好ましくない。
また、ドーパント吸着用部材601の表面にはこのような亀裂602が少なくとも1平方センチ当たりに1000個以上形成されていることが好ましい。1平方センチ当たりに1000個未満の亀裂では、十分にドーパントを吸着することができない。十分多くのドーパントを吸着するためには、より好ましくは1平方センチ当たりに1万個以上、特に50万〜300万個の亀裂602が表面に形成されていることが望ましい。
図6(B)のドーパント吸着用部材604は、例えばセラミックス粉末を焼結により形成されてなるものであり、無数の細孔である穴603を有する。
セラミックス製のドーパント吸着用部材604を作製するために、セラミックス粉末を原材料として焼結する際、例えば焼結促進のために添加される焼結助剤を添加しなかったり、焼結の際の加圧を行わなかったり、通常1200〜1800℃と高温で保持される焼結温度を900〜1300℃と低温で保持したり、焼結温度における保持時間を通常の2〜5時間のところを1時間以下と短くしたりする等により、適度な大きさ及び個数の穴603を容易に得ることができる。なお、その際ドーパント吸着用部材604内部に気孔605を含んでいても本発明のドーパント吸着用部材として用いるには何ら問題ない。
ここで、穴603の形状は、前述の通りいかなるものであってもよいが、ドーパント吸着用部材604表面における開口部の形状が円形状の場合、好ましくは開口径が1〜10μm、より好ましくは1〜5μm、更に好ましくは1〜3μmとする。穴603の開口径が1μm未満となると、熱処理炉内で飛散するドーパントが入りにくくなり、また開口径が10μmより大となると、内部に入り込んだドーパントが再度出て行きやすくなり、吸着の効率が低下する。
また、穴603の開口部における形状が長円形状である場合、好ましくはその開口部の幅を1〜10μm、長さを1〜10μmとし、より好ましくはその開口部の幅を2〜8μm、長さを2〜8μmとし、更に好ましくはその開口部の幅を4〜6μm、長さを4〜6μmとする。穴603の幅を1μm未満、あるいは長さを1μm未満とすると、熱処理炉内で飛散するドーパントが入りにくくなり、また幅を10μmより大、あるいは長さを10μmより大とすると、内部に入り込んだドーパントが再度出て行きやすくなり、吸着の効率が低下する。
なお、長円形であるとは、略真円でない状態であり、例えば矩形、多角形、楕円形、及びそれらに近似した形状、あるいは不定形も含む。また、そのような穴603の開口部における幅、長さは、該穴603の開口部の形状を矩形とみなし、該矩形の幅、長さを採用する。
また、穴603の深さは、好ましくは1〜20μm、より好ましくは1〜10μm、更に好ましくは1〜5μmとする。穴603の深さが1μm未満となると、内部に入り込んだドーパントが再度出て行きやすくなって吸着の効率が低下し、20μmより大となると、再使用のために吸着したドーパントを除去する処理の効率が悪くなり好ましくない。
また、ドーパント吸着用部材604の表面にはこのような穴603が少なくとも1平方センチ当たりに1000個以上形成されていることが好ましい。1平方センチ当たりに1000個未満の穴では、十分にドーパントを吸着することができない。十分多くのドーパントを吸着するためには、より好ましくは1平方センチ当たりに1万個以上、特に50万〜300万個の穴603が表面に形成されていることが望ましい。
なお、図6では、ドーパント吸着用部材の表面に、亀裂のみが形成される場合、穴のみが形成される場合に分けて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば同一のドーパント吸着用部材に亀裂602及び穴603を形成してもよい。
このような本発明のドーパント吸着用部材は、ドーパントを塗布又は印刷した半導体基板についてドーパントを拡散させる熱処理を行う際に、前記半導体基板とともに熱処理炉内に配置され、前記半導体基板の汚染を防止する治具となる。詳しくは、前記ドーパント吸着用部材は、その表面に微細な穴を多数有するので、単位時間において炉内雰囲気中のドーパント濃度に比例した量のドーパントを吸着する。
そのため、例えば気相拡散法のように一定時間ドーパントが炉内に供給され続ける熱拡散方法においては、炉内のドーパントは常に一定量存在する状態が維持されるため、本発明のドーパント吸着用部材を炉内に配置しても半導体基板の拡散層を形成する面の反対面に回り込むドーパント量を低減させる効果は限定的である。
一方、例えば塗布乃至印刷拡散法による熱処理のように、炉内のドーパント濃度は持ち込まれたドーパント量のみで決定され、それ以上、炉内に供給されることのない熱拡散方法においては、本発明のドーパント吸着用部材が飛散したドーパントを吸着することにより炉内のドーパント濃度は時間とともに指数関数的に減少する。これにより半導体基板の拡散層を形成する面の反対面に回り込むドーパント量が低減する。このように、本発明のドーパント吸着用部材は熱処理中に新たに外部からドーパントが供給されることのない熱拡散工程(熱処理)において大きな効果を発揮する。
ここで、ドーパントとは、半導体基板に不純物拡散層を形成するためのものであり、その種類としては例えば、リン(P)、ボロン(B)、アンチモン(Sb)、ガリウム(Ga)などが挙げられる。
なお、本発明のドーパント吸着用部材は、熱処理炉内のどこに配置しても構わないが、半導体基板の近傍に配置される。
例えば、図7に示す横型熱処理炉701を用いて角形半導体基板702の熱処理を行う場合、本発明のドーパント吸着用部材703は例えば角形半導体基板702を搭載した熱処理用ボート704の間や角形半導体基板702の上又は車輪付きボート705を移動させるためのレール706の下等に配置することができる。
このように、本発明のドーパント吸着用部材は熱処理炉内の空いたスペースに配置して用いることができるため、処理する半導体基板の処理枚数を減らすことなく熱処理することができ、生産性を低下させない。
また、本発明のドーパント吸着用部材は、前述のように熱処理時にドーパントを吸着させることに用いた後に、800℃以上の高温で空焼きするか、シリコンウェーハに付いた汚れを洗浄する洗浄方法であるRCA洗浄を行うことにより、繰り返し利用することが可能であり、これらの処理工程を経ることでより大きな効果を得ることができる。
また、本発明のドーパント吸着用部材は、太陽電池の製造工程において有効に利用される。
本発明のドーパント吸着用部材を用いた太陽電池の作製方法の一例を図8をもとに以下に述べる。ただし、本発明の利用はこの方法で作製された太陽電池に限られるものではない。
まず、高純度シリコンにホウ素あるいはガリウムのようなIII族元素をドープし、比抵抗0.1〜5Ω・cmとしたアズカット単結晶{100}P型シリコン基板(太陽電池用基板ともいう。以下、基板と称する。)801を用い、該基板801の表面のスライスダメージを、濃度5〜60質量%の水酸化ナトリウムや水酸化カリウムのような高濃度のアルカリ、もしくは、ふっ酸と硝酸の混酸などを用いてエッチングする。単結晶シリコン基板は、CZ法、FZ法いずれの方法によって作製されてもよい。
引き続き、基板801表面にランダムピラミッド構造を有するテクスチャの形成を行う。テクスチャは太陽電池の反射率を低下させるための有効な方法である。テクスチャは、加熱した水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ溶液(濃度1〜10質量%、温度60〜100℃)中に10〜30分程度浸漬することで形成される。上記溶液中に、所定量の2−プロパノールを溶解させ、反応を促進させることが多い。
テクスチャ形成後、塩酸、硫酸、硝酸、ふっ酸等、もしくはこれらの混合液の酸性水溶液中で洗浄する。経済的及び効率的見地から、塩酸中での洗浄が好ましい。清浄度を向上するため、塩酸溶液中に、0.5〜5質量%の過酸化水素を混合させ、60〜90℃に加温して洗浄してもよい(以上、図8(a))。
この基板801の一方の面上に、リンを含有させた0.5〜5ミリリットルの塗布剤を、毎分1000〜5000回転の速度でスピンコーターを用いて塗布することにより塗布膜を形成する。塗布膜の形成には印刷法、インクジェット法を用いてもよい。
このようにして用意した基板801に対し、基板を800〜1000℃の温度雰囲気中で熱処理することにより、リンを基板中に拡散させ、表面近傍にのみ薄いn型エミッタ層802を形成する(図8(b))。
この熱処理工程において、本発明のドーパント吸着用部材を利用することができる。すなわち、熱処理する半導体基板(基板801)と同一熱処理炉内に本発明の基板を配置すると、炉内に飛散するドーパントの多くが該ドーパント吸着用部材に吸着し、半導体基板の反対面(裏面)に回り込むドーパント量が低減される。これにより、裏面におけるリン拡散量が低減され拡散電位の低下を抑制することができると同時に、均一なBSF層が形成でき、太陽電池を作製した際に変換効率の低下が生じない。またシート抵抗の面内バラツキも抑制することができ、高効率の太陽電池を安定して作製することができる。
拡散工程の後、表面に形成したリンガラスを数質量%〜数十質量%のふっ酸等で除去し、次いで、受光面の反射防止膜803の形成を行う(図8(c))。成膜にはプラズマCVD装置を用い、SiNx膜を約100nm成膜する。このとき反応ガスとして、モノシラン(SiH4)及びアンモニア(NH3)を混合して用いることが多いが、NH3の代わりに窒素を用いることも可能であり、また、プロセス圧力の調整、反応ガスの希釈、更には、基板801に多結晶シリコンを用いた場合には基板のバルクパッシベーション効果を促進するため、反応ガスに水素を混合することもある。
次に、基板801の裏面のほぼ全面に、Al粉末を有機物バインダで混合したペーストをスクリーン印刷法などで印刷し、Al層804を成膜する(図8(d))。印刷後、5〜30分間、700〜850℃の温度で焼成して裏面電極を形成する。裏面電極形成は製造コストの観点からは印刷法による方が好ましいが、蒸着法、スパッタ法等で作製することも可能である。
受光面電極805も蒸着法、スパッタ法、スクリーン印刷法いずれかの方法で形成される(図8(e))。スクリーン印刷法の場合は、Ag粉末とガラスフリットを有機物バインダと混合したAgペーストをスクリーン印刷した後、熱処理によりSiNx膜にAg粉末を貫通させ(ファイアースルー)、電極とシリコン基板のエミッタ層802を導通させる。なお、工数の削減という観点から、裏面電極及び受光面電極の焼成は一度に行うことも可能であり、望ましい。
また、前記CVD工程前にボロン塗布剤を裏面にスピンコートし、熱拡散することによりBSF層を形成でき、その上にSiNx膜をCVD法で成膜後、電極をスクリーン印刷法等で作製することも可能である。
このように作製された太陽電池は、上述したように、基板801の裏面に回り込むリンドーパント量が低減するため、拡散電位の低下が起こらず、また均一なBSF層が形成されるため変換効率の低下が生じない。また、基板801の表面に回り込むボロンドーパント量が低減することでシート抵抗のバラツキが低下し、高効率の太陽電池を安定して作製することができる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[実施例1,2、比較例1,2]
本発明の有効性を確認するため、本発明のドーパント吸着用部材を炉内に半導体基板とともに配置し熱拡散を行い、実際に太陽電池を作製した。
(太陽電池の作製)
厚さ250μm、比抵抗1Ω・cmの、ホウ素ドープ{100}P型アズカット単結晶シリコン基板(以下、半導体基板と称する。)40枚に対し、熱濃水酸化カリウム水溶液によりダメージ層を除去後、水酸化カリウム/2−プロパノール水溶液中に浸漬し、テクスチャ形成を行い、引き続き塩酸/過酸化水素混合溶液中で洗浄を行った。
次に、洗浄した40枚の半導体基板に対し、リン酸を拡散源とする拡散剤をスピンコーターを用い、表面にのみ塗布した。塗布量は半導体基板1枚あたり5ミリリットル、毎秒3000回転で10秒間処理を行った。
この半導体基板を870℃で熱処理し、エミッタ層を形成した。熱処理には図1記載の石英製熱処理用ボート1を用い、裏面同士を重ね合わせにした2枚の半導体基板を熱処理用ボート1中の1つの溝に納めて、熱処理炉内に配置し、熱拡散を行った。
その際、処理する半導体基板上方に、ドーパント吸着用部材として、実施例1ではアズカット単結晶シリコン基板を、実施例2では焼結により作製した板形状のAl23セラミックスを、比較例1ではテクスチャ形成後の単結晶シリコン基板をそれぞれ配置し、比較例2では一切のドーパント吸着用部材を炉内に配置せず、全て別バッチに分けて各10枚の基板について熱処理した。
ここで、実施例1でドーパント吸着用部材として用いたアズカット単結晶シリコン基板を走査型電子顕微鏡(SEM)にて観察したところ、表面には開口部の幅が2〜8μm、長さが2〜7μm、深さが1〜15μmの微細な亀裂が1平方センチ当たり平均で100万個形成されていた。なお、各値は5箇所を観察したそれぞれの平均値である。
また、Al23セラミックスをドーパント吸着用部材として用いた実施例2においては、表面における開口部が円形状の穴が形成されており、表面の開口径が1〜10μm、深さが1〜18μmの微細な穴が1平方センチ当たり平均で96万個形成されていた。なお、各値は5箇所を観察したそれぞれの平均値である。
一方、比較例1で用いたテクスチャ形成後のシリコン基板表面には均一なピラミッド状テクスチャが形成されており、ドーパントを吸着し得る微細な穴は一切見られなかった。
前記熱処理後、全ての基板に対してふっ酸にてガラスを除去し、洗浄、乾燥させ、プラズマCVD装置を用いてSiNx膜を受光面反射防止膜として全試料に対し形成した。
次に、全試料に対し、裏面電極としてAlペーストを裏面全面にスクリーン印刷し、乾燥した。次いで、受光面の第一電極層としてAgペーストをスクリーン印刷後乾燥した。最後に780℃の空気雰囲気下で焼成し太陽電池を作製した。
(評価方法及び評価結果)
作製された太陽電池について、25℃、100mW/cm2、スペクトルAM1.5グローバルの擬似太陽光照射時の電気特性を測定した。なお、裏面平均シート抵抗は、熱処理してエミッタ層を形成した段階で、四探針法で半導体基板の裏面(エミッタ層形成面とは反対面)のシート抵抗を測定し、10枚の平均値を求めた。また、短絡電流、開放電圧、形状因子、光電変換効率は(株)エヌ・ピー・シー製セルテスターにより測定した。
その結果(10枚の平均値)を表1に示す。
Figure 0005573854
以上の結果、実施例1の太陽電池は、裏面のシート抵抗値が面内ほぼ均一な値を示し、平均シート抵抗値は半導体基板のシート抵抗値とほぼ同じ値を示した。実施例1の太陽電池では半導体基板裏面にリンが拡散されなかったことがわかる。また、得られた太陽電池は短絡電流、開放電圧、形状因子が高くなり高性能の太陽電池となった。また、実施例1同様に表面に多くの微細な穴を持ったAl23セラミックスをドーパント吸着用部材として用いた実施例2においても同様の傾向が見られ、高性能の太陽電池が作製された。
一方、熱処理炉内にドーパント吸着用部材を設置せずに熱拡散を行った比較例2の太陽電池では、裏面のシート抵抗値に部分的な増大が見られ、平均シート抵抗値が増大した。これはエミッタ層形成の熱処理工程において、半導体基板表面から飛散したリンが裏面に回りこみ裏面に拡散したためである。これにより、形状因子が低下するとともに、裏面に均一なBSF層が形成されず開放電圧が減少し、発電効率の低い太陽電池となった。また、比較例1の表面にテクスチャが形成された単結晶シリコン基板をドーパント吸着用部材として用いて作製した太陽電池においても、比較例2同様の傾向を示した発電効率の低いものとなった。これも半導体基板裏面に回り込んだリンが拡散したためである。
以上より、ドーパント吸着用部材を炉内に配置し熱拡散を行う際、比較例1のようにドーパントを吸着し得ない凹部を有する耐熱体を炉内に配置するだけでは、炉内にドーパント吸着用部材を配置しなかった場合(比較例2)と太陽電池特性は何ら変わらないが、実施例1及び2のように表面に多くの微細な亀裂又は穴を持ったドーパント吸着用部材を炉内に配置すると太陽電池特性は改善する。すなわち、表面に多くの微細な穴及び/又は亀裂を有するドーパント吸着用部材を用いたときのみ、基板の裏面に拡散するリン量が低減し太陽電池の特性が向上する。
なお、これまで本発明を図面に示した実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
1,704…熱処理用ボート
101…梁
102a,102b,102c,102d…溝
103…支柱
201,702…角形半導体基板
501,601,604,703…ドーパント吸着用部材
502,602,603…穴
605…気孔
701…横型熱処理炉
705…車輪付きボート
706…レール
801…太陽電池用基板(基板)
802…n型エミッタ層(拡散層)
803…反射防止膜
804…Al層(Al電極)
805…受光面電極

Claims (5)

  1. 太陽電池セル作製用の半導体基板にエミッタ層又はBSF層を形成するためにドーパントを塗布又は印刷した半導体基板についてドーパントを拡散させる熱処理を行う際、熱処理炉内にあって半導体基板の近傍に配置され、ドーパントが半導体基板の反対面側に回り込み、該反対面に拡散することを防止する治具となる板状、ブロック状、粒状のいずれかの形状を有するドーパント吸着用部材であって、その表面に、熱処理の際に飛散する前記ドーパントを吸着する微細で非貫通の穴及び/又は亀裂として、前記穴の当該ドーパント吸着用部材の表面における開口部が円形状である場合、該開口部の径が1〜10μm、前記穴の深さが1〜20μmであるもの、前記穴の当該ドーパント吸着用部材の表面における開口部が長円形状である場合、該開口部の幅が1〜10μm、長さが1〜10μm、前記穴の深さが1〜20μmであるもの、及び前記亀裂の場合、当該ドーパント吸着用部材の表面における開口部の幅が1〜10μm、長さが1〜10μm、前記亀裂の深さが1〜20μmであるものの少なくともいずれかを1平方センチ当たり1000個以上有することを特徴とするドーパント吸着用部材。
  2. 材質がシリコン又はセラミックスであることを特徴とする請求項1記載のドーパント吸着用部材。
  3. シリコンインゴットのスライス加工部材である請求項1又は2記載のドーパント吸着用部材。
  4. セラミックス焼結部材である請求項1又は2記載のドーパント吸着用部材。
  5. ドーパントを塗布又は印刷した半導体基板を、請求項1〜のいずれかに記載のドーパント吸着用部材とともに炉内に配置して熱処理を行い、前記半導体基板にエミッタ層又はBSF層を形成する工程を含むことを特徴とする太陽電池の製造方法。
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