JP6371883B2 - 裏面接合型太陽電池の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、裏面接合型太陽電池及びその製造方法に関する。
近年、エネルギー資源の枯渇や大気中の二酸化炭素量の増加といった環境問題を解決するため、クリーンエネルギーの開発が盛んに行われている。特に、無尽蔵の太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換することができる太陽電池は次世代のエネルギー源としての期待が高く、高効率化やコスト削減を目指した研究が広く行われている。
最近になり、高効率化を目指し非受光面(裏面)側にのみ電極を設け受光面側に電極を設けないようにした裏面接合型太陽電池の開発が行われるようになり、例えば特許文献1や特許文献2のような裏面接合型太陽電池が開示されている。
図1は特許文献1に開示されている従来の裏面接合型(裏面電極型)太陽電池の断面図である。以下、従来の裏面接合型太陽電池について説明する。
n型シリコン基板101の受光面側には凹凸形状が形成されており、FSF(Front Surface Field)層であるn型表面拡散領域102が形成されている。そして、その上にはn型シリコン基板101側から二酸化ケイ素を含む誘電性のパッシベーション膜103、窒化シリコンを含む反射防止膜104が形成されている。
また、n型シリコン基板101の裏面にはn型裏面拡散領域105とp型裏面拡散領域106が交互に形成されており、その上にはn型シリコン基板101側からシリコン酸化膜107、n型電極108、p型電極109が形成されている。なお、n型電極108はn型裏面拡散領域105に接するように形成されており、p型電極109はp型裏面拡散領域106に接するように形成されている。
一般に、受光面に形成されているFSF層は光照射により発生した少数キャリアを裏面側に向かわせ受光面界面近傍における再結合損失を低減するために設けられる。
しかしながら、FSF層の不純物拡散濃度を高くしすぎると、受光面における表面再結合速度を増大させてしまう。このため、FSF層の不純物拡散濃度はできるだけ低くする必要があり、従来においては面内一様に不純物拡散濃度の低いFSF層をごく薄く形成することが一般的であった。
このようなFSF層の形成方法として、例えば特許文献1のように、裏面のpn接合領域を形成した後、基板と同じ導電型の不純物を含んだ溶液を受光面に塗布し熱処理することにより形成する方法が知られている。しかしこの方法では、FSF層を形成するために溶液塗布、熱処理といった多くの工程が必要となるという問題を抱えていた。
特開2011−159783号公報 特開2010−123859号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、変換効率が高い裏面接合型太陽電池、及びこのような裏面接合型太陽電池を、工程数を増やすことなく製造することが可能な製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく本発明に係る裏面接合型太陽電池は、第1導電型の半導体基板と、半導体基板の裏面に設けられた第1導電型の半導体層及び第2導電型の半導体層と、半導体基板の表面に設けられた第1導電型の半導体層とを備え、表面の第1導電型の半導体層は、高濃度拡散領域と低濃度拡散領域を有する。このような構成の裏面接合型太陽電池では、変換効率を高めることが可能となる。
表面の第1導電型の半導体層における高濃度拡散領域は、裏面の第1導電型の半導体層に対して真裏に位置するように設けられることが望ましい。
表面の第1導電型半導体層の不純物濃度は半導体基板より高濃度であり、高濃度拡散領域の不純物濃度は1×1017〜1019cm−3、低濃度拡散領域の不純物濃度は1×1016〜1018cm−3であることが望ましい。
また、本発明に係る裏面接合型太陽電池の製造方法は、第1導電型の半導体基板の片面に半導体基板より高濃度の第1導電型半導体層を備えた基板もしくは半導体基板上に第1導電型拡散剤が付与された基板を準備する工程と、準備した基板に熱酸化膜を形成する工程とを含み、熱酸化膜を形成する工程では、複数の基板を表面と裏面を向い合せて配置した状態で熱処理することを特徴とする。このような裏面接合型太陽電池と製造方法により、簡略な工程で変換効率を高めることが可能となる。
熱酸化膜を形成する工程において、隣接する基板間の距離が0〜5mmであることが望ましい。また、熱酸化膜を形成する工程は、不活性ガスを主成分とする雰囲気中で熱処理する工程と、酸化性ガスを主成分とする雰囲気中で熱処理する工程とを含むことが望ましい。
本願記載の裏面接合型太陽電池は、エミッタ層から最も距離が離れた箇所のFSF層のリン拡散濃度を高濃度にすることにより、少数キャリアを裏面に向かわせる効果が強化され受光面での再結合損失が低減される。また、FSF層のリン拡散濃度を高濃度化する領域は裏面ベース領域の上部にあたるごく一部の領域のため表面再結合速度を増加させない。このような効果により本願記載の裏面接合型太陽電池は変換効率を増大させることができる。
更に、本願記載の裏面接合型太陽電池の製造方法は従来の製造方法に比べ、高温熱処理を行う回数が少なくバルクライフタイムの低下を起こしづらい。これにより少ない工程で変換効率の高い裏面接合型太陽電池を作製することができる。
従来の裏面接合型太陽電池の一例を示す断面図である。 本発明に係る裏面接合型太陽電池の一例を示す外観模式図である。 本発明に係る裏面接合型太陽電池の一例を示す断面図である。 本発明に係る裏面接合型太陽電池の製造方法の一例を示すフロー図である。 本発明に係る裏面接合型太陽電池の製造方法における熱処理時の基板配置の一例を示す模式図である。 本発明に係る裏面接合型太陽電池の製造方法の変形例を示すフロー図である。 実施例及び比較例の製造方法に共通の工程を示すフロー図である。 実施例の製造方法における図7のプロセスの後続の工程を示すフロー図である。 比較例の製造方法における図7のプロセスの後続の工程を示すフロー図である。
前述の通り、従来の裏面接合型太陽電池は受光面での再結合損失を十分に低減することが難しく、変換効率を高めることが困難であるという問題を抱えていた。
発明者等は鋭意研究の結果、FSF層に高濃度拡散領域と低濃度拡散領域をもたせ、高濃度拡散領域は裏面におけるFSF層と同一導電型の拡散層上部に形成することで、エミッタ層から最も距離が離れた箇所で生成した少数キャリアを裏面に向かわせる効果が強化され太陽電池を高効率化できることを見出した。
更に、本発明によればこのような裏面接合型太陽電池を、工程数を増やすことなく製造できることを見出した。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態に係る裏面接合型太陽電池について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は下記説明に加えて広範な他の実施形態で実施することが可能であり、本発明の範囲は、下記に制限されるものではなく、特許請求の範囲に記載されるものである。更に、図面は原寸に比例して示されていない。本発明の説明や理解をより明瞭にするために、関連部材によっては寸法が拡大されており、また、重要でない部分については図示されていない場合がある。
本実施形態の裏面接合型太陽電池201は、n型シリコン基板301の表面(すなわち受光面)及び裏面(すなわち受光面とは反対側の面)に各種の層や電極を形成することで構成される。図2は、裏面接合型太陽電池201の受光面とは反対側の面である裏面側から見た外観の模式図である。裏面接合型太陽電池201の裏面にはn型電極202とp型電極203がそれぞれ帯状に交互に形成されている。
図3は、図2中にA−A’で示した位置での断面の拡大図である。図3に示したように、n型シリコン基板301の裏面には、n型裏面拡散領域302とp型裏面拡散領域303が交互に形成されている。n型電極305がn型裏面拡散領域302と接するように形成され、p型電極306がp型裏面拡散領域303に接するように形成されている。裏面におけるn型電極305またはp型電極306が形成されていない領域には、パッシベーション膜304が形成される。
また、図示はしていないが。n型シリコン基板301の受光面には、表面にテクスチャと呼ばれる微細な凹凸形状が形成されている。そして、受光面にはFSF層であるn型表面高濃度拡散領域307とn型表面低濃度拡散領域308が形成されている。更に、パッシベーション膜304、その上に反射防止膜309が形成されている。
ここで、n型表面高濃度拡散領域307はn型裏面拡散領域302に対してn型シリコン基板301の真裏に位置するように設けられる。また、n型表面低濃度拡散領域308の不純物濃度はn型シリコン基板301よりも高く、好ましくは1×1016〜1018cm−3であり、n型表面高濃度拡散領域307の不純物濃度はn型表面低濃度拡散領域308より高く、好ましくは1×1017〜1019cm−3である。また、n型裏面拡散領域302とp型裏面拡散領域303の不純物濃度はともに1×1018〜1021cm−3であることが好ましい。
以下、図を用いて本発明にかかる裏面接合型太陽電池の製造方法を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。図4は本発明にかかる裏面接合型太陽電池の製造方法の一例を示すフロー図である。ここではn型シリコン基板を用いた裏面接合型太陽電池について説明するが、p型シリコン基板を用いてもよく、その際はpnの極性を反転させて作製すればよい。
まず、n型シリコン基板401を用意する(図4(a))。n型シリコン基板401は例えば、高純度シリコンにリンあるいはヒ素のような5族元素をドープし、比抵抗0.1〜5Ω・cmとしたアズカット単結晶{100}n型シリコン基板が使用できる。
このn型シリコン基板401の表面のスライスダメージを、濃度5〜60%の水酸化ナトリウムや水酸化カリウムのような高濃度のアルカリ、もしくは、ふっ酸と硝酸の混酸などを用いてエッチングすることにより除去する。
スライスダメージの除去に続き、n型シリコン基板401の表面にランダムピラミット構造を有するテクスチャを形成する。テクスチャは太陽電池の反射率を低下させるための有効な方法である。テクスチャは、加熱した水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどのアルカリ溶液(濃度1〜10%、温度60〜100℃)中に10分から30分程度浸漬することで形成される。上記溶液中に、所定量の2−プロパノールを溶解させ、反応を促進させることが多い。テクスチャを形成後は、純水でリンス洗浄し次工程に移る。
テクスチャ形成後、塩酸、硫酸、硝酸、ふっ酸等、もしくはこれらの混合液の酸性水溶液中で基板を洗浄する。経済的及び効率的見地から、塩酸中での洗浄が好ましい。清浄度を向上するため、塩酸溶液中に、0.5〜5%の過酸化水素を混合させ、60〜90℃に加温して洗浄してもよい。その後基板は純水にてリンスし、基板を乾燥することで、スライスダメージ層が除去されテクスチャ構造が形成された太陽電池用基板402が得られる(図4(b))。
次に、太陽電池用基板402の両面に誘電体膜403を形成する(図4(c))。ここで形成する誘電体膜403としては例えば熱酸化処理によるシリコン酸化膜を形成するとよい。例えば酸素等の酸化性ガスを主成分とする雰囲気の900〜1100℃の高温熱処理炉にて4分〜7時間熱処理することで太陽電池用基板402に厚さ10〜150nmの熱酸化膜を形成することができる。
酸化膜の形成には、酸素を用いたドライ酸化以外にも、ウェット酸化、パイロジェニック酸化の他、HClやCl等のガスを導入するなどの方法があり、いずれの方法を用いてもよい。
また、誘電体膜403は、例えばシロキサン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシランなどを単独もしくはこれらを混合した塗布剤を基板全面に塗布し100〜300℃程度のホットプレートで数分乾燥させることにより形成してもよい。
誘電体膜403が形成された後には、例えばリン酸を含有したエッチングペーストをスクリーン印刷し、誘電体膜403の一部に開口部404を形成する(図4(d))。開口部404は幅50〜400μm程度が好ましく、1〜5mm間隔で形成するのが好ましい。なお、開口部404は、上記のエッチングペーストのスクリーン印刷に代えて、フォトリソグラフィ技術を用いて形成してもよいし、フッ化水素酸を微量含んだ塗布液をインクジェット印刷することにより開口部404を形成してもよい。
その後、開口部404上に例えばリンを含有したn型拡散ペーストをスクリーン印刷し熱拡散処理することによりn型裏面拡散領域405を形成する(図4(e))。なお、n型拡散源の供給方法にはペーストを印刷する方法以外にも、PSG液などの液体原料を基板全面に塗布する方法や熱拡散時にPOClなどリンを含んだ溶剤をバブリングによってガス状態で基板表面に供給する方法がある。また、n型拡散源はリン以外にもヒ素やアンチモンといった5価の元素を含んだものであってもよい。
n型拡散源を供給した後の熱拡散処理は、例えばアルゴンや窒素等の不活性ガスを主成分とする雰囲気の800〜1000度の熱処理炉にて10〜120分程度行うことが望ましい。熱拡散処理を行うときの雰囲気ガスには酸素を混ぜた混合ガスを用いてもよい。
拡散工程の後、誘電体膜403及びn型ドーパントを含んだガラス層を数%〜数十%のふっ酸等で除去する(図4(f))。
次に、再度、誘電体膜408を形成する(図4(g))。誘電体膜403と同様、誘電体膜としては例えば熱酸化処理によるシリコン酸化膜を形成するとよい。熱酸化膜を形成する際には、図5に示すように隣接する基板の表面と裏面が向かい合わせた状態で熱処理を行う。例えば、1〜5mm間隔で配置することができる熱処理ボートに基板を充填する等の方法により、隣接する基板の表面と裏面が向かい合わせた状態で処理を行うことができる。また基板をスタックさせた状態(すなわち積み重ねた状態)で処理を行ってもよい。隣接する基板の表面と裏面が向かい合わせた状態で熱処理を行うことで、n型裏面拡散領域405からn型ドーパントが飛散して隣接する基板に拡散し、n型裏面拡散領域405の対面にあたる領域にはn型表面高濃度拡散領域406が形成され、それ以外の領域にはn型表面低濃度拡散領域407が形成される。このような現象を発現させるためには、隣接する基板間距離を0〜5mmにしておくことが好ましい。
熱酸化膜を形成する際は、例えばアルゴンや窒素等の不活性ガスを主成分とする雰囲気の800〜1000度の熱処理炉にて10〜120分程度熱処理を行った後、例えば酸素等の酸化性ガスを主成分とする雰囲気の900〜1100℃の高温熱処理炉にて4分〜7時間熱処理することが好ましい。酸化性ガス導入前に不活性ガスによる処理を行うことで、n型表面高濃度拡散領域406及びn型表面低濃度拡散領域407が形成された後に膜厚10〜150nmの熱酸化膜が誘電体膜408として形成される。
上記のような処理を行うことにより1×1017〜1019cm−3の不純物濃度を有したn型表面高濃度拡散領域406と1×1016〜1018cm−3の不純物濃度を有したn型表面低濃度拡散領域407を形成することができる。
ここまで説明した工程の変形例として、例えば図6のように前述した方法で作製された太陽電池用基板402に例えばリン等の5価の元素を含んだn型拡散ペースト601をスクリーン印刷し(図6(c))、n型拡散ペーストが付与された基板を前記と同様図5に示すように隣接する基板の表面と裏面が向かい合う状態で熱拡散と熱酸化膜の形成を同時に行ってもよい。こうすることで、n型裏面拡散領域405、n型表面高濃度拡散領域406、n型表面低濃度拡散領域407、誘電体膜408を一度の熱処理で同時に形成することができる。(図6(d))
ここでも前記同様、例えばアルゴンや窒素等の不活性ガスを主成分とする雰囲気の800〜1000度の熱処理炉にて10〜120分程度熱処理を行った後、例えば酸素等の酸化性ガスを主成分とする雰囲気の900〜1100℃の高温熱処理炉にて4分〜7時間熱処理することが望ましい。酸化性ガス導入前に不活性ガスによる処理を行うことで、n型表面高濃度拡散領域406及びn型表面低濃度拡散領域407が形成された後に膜厚10〜150nmの熱酸化膜を誘電体膜408として形成することができる。
n型裏面拡散領域405、n型表面高濃度拡散領域406、n型表面低濃度拡散領域407、及び誘電体膜408を形成すると、次に、誘電体膜408のうちn型裏面拡散領域405以外の領域に対し開口部409を形成する(図4(h))。ここでも、例えばリン酸を含有したエッチングペーストをスクリーン印刷し、誘電体膜408の一部に開口部409を形成することができる。なお、開口部409の形成にはフォトリソグラフィ技術を用いてもよく、フッ化水素酸を微量含んだ塗布液をインクジェット印刷してもよい。また、開口部404は幅50〜400μm程度が好ましく、1〜5mm間隔で形成するのが好ましい。n型裏面拡散領域405と開口部409の間には0〜2mm間隔を設けてもよいが、間隔を設けることなく開口部409を形成するのが好ましい。
次に開口部409上に例えばボロンを含有した液状のp型拡散剤をスピン塗布し熱拡散処理することによりp型裏面拡散領域410を形成する(図4(i))。熱拡散処理は例えばアルゴンや窒素等の不活性ガスを主成分とする雰囲気の800〜1000度の熱処理炉にて10〜120分程度実施することが望ましく、ガスには酸素を混ぜた混合ガスを用いてもよい。p型拡散源の供給方法にはこの他にも、熱拡散時にBBrなどボロンを含んだ溶剤をバブリングによってガス状態で基板表面に供給する方法がある。また、p型拡散源はボロン以外にもガリウムやインジウムといった3価の元素を含んだものであってもよい。
上記のような熱拡散処理により1×1018〜1021cm−3の不純物濃度を有したp型裏面拡散領域410を形成することができる。
拡散工程の後、誘電体膜408及びp型ドーパントを含んだガラス層を数%〜数十%のふっ酸等で除去し(図4(j))、パッシベーション膜411と反射防止膜412を形成する(図4(k、l))。パッシベーション膜411としては例えば熱酸化膜を形成するとよい。例えば950〜1100℃で5〜120分程度、ドライ酸化や、ウェット酸化、パイロジェニック酸化の他、HClやCl等のガスを導入するなどの方法により90〜150nmのシリコン酸化膜を形成することができる。
パッシベーション膜としては熱酸化によるシリコン酸化膜以外にも酸化アルミニウム膜を形成してもよい。例えばプラズマCVD装置を用いることで10〜50nm程度の膜厚の酸化アルミニウム膜を製膜することができる。反応ガスとして、NO、TMA(トリメチルアルミ)、アルゴン(Ar)を混合して用いることが多い。
反射防止膜412にはSiNx膜を用いる。SiNx膜を製膜する方法としては、例えばプラズマCVD装置を用いることで約100nmの膜厚のSiNx膜を製膜することができる。反応ガスとして、モノシラン(SiH)及びアンモニア(NH)を混合して用いることが多いが、NHの代わりに窒素を用いてもよい。
次に、電極を形成する(図4(m))。n型裏面拡散領域405上にn型電極413を形成し、p型裏面拡散領域410上にp型電極414を形成する。これらの電極は蒸着法、スパッタ法、メッキ法、インクジェット法、スクリーン印刷法いずれかの方法で形成できる。スクリーン印刷法の場合は、銀(Ag)粉末とガラスフリットを有機物バインダと混合したAgペーストをスクリーン印刷した後、熱処理によりパッシベーション膜411にAg粉末を貫通させ(ファイアースルー)、電極とシリコンを導通させる。
このようにして本願記載の裏面接合型太陽電池を工程数を増やすことなく作製することができる。この裏面接合型太陽電池は、FSF領域に高濃度拡散領域と低濃度拡散領域をもち、高濃度拡散領域は裏面におけるFSF層と同一導電型の拡散層上部に形成されている。このような構造により、エミッタ層から最も距離が離れた箇所で生成した少数キャリアを裏面に向かわせる効果が強化され太陽電池の変換効率を増大させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の有効性を確認するため、本願記載の裏面接合型太陽電池を本願記載の裏面接合型太陽電池の製造方法を用いて実際に作製した。以下、図7〜図9を参照しつつ、本発明の実施例及び比較例を説明する。なお、本発明は本実施例に限定されるものではない。
図7は、実施例及び比較例の製造方法に共通のプロセスフローを示している。はじめに、厚さ200μm、比抵抗1Ω・cmの、リンドープ{100}n型アズカットシリコン基板701を用意する(図7(a))。このn型シリコン基板701に対し、熱濃水酸化カリウム水溶液によりダメージ層を除去する。その後、n型シリコン基板701を水酸化カリウム/2−プロパノール水溶液中に浸漬しテクスチャを形成する。続いて、テクスチャが形成されたn型シリコン基板701を塩酸/過酸化水素混合溶液中で洗浄して太陽電池用基板702を100枚用意した。(図7(b))
その後、得られた太陽電池用基板702を酸素雰囲気下1000℃の熱処理炉にて180分間処理することで太陽電池用基板702の両面に100nmのシリコン酸化膜703を形成した(図7(c))。
次にリン酸含有のエッチングペーストをスクリーン印刷法で印刷し、開口部704を形成した。開口部704は幅を200μm、間隔を1.5mmとしライン状とした(図7(d))。
その後、リンを含有したn型拡散ペーストを開口部704部にスクリーン印刷した後、熱拡散処理を行い、n型裏面拡散領域705を形成した(図7(e))。熱拡散処理は950℃のアルゴン雰囲気の熱処理炉にて30分間実施した。
その後、基板を10%のフッ酸溶液に浸漬させ、基板表面に残る酸化膜、リンガラス層を除去した(図7(f))。
ここまで処理した基板のうち50枚の基板に対しては、図8に示した実施例の製造方法にて処理し、残りの50枚に対しては図9に示した比較例の製造方法にて処理して、実施例及び比較例の製造方法により太陽電池を各50枚作製した。以下、実施例及び比較例の製造方法について、それぞれ図を用いて述べる。
[実施例]
図7(f)まで処理した基板50枚に対し、n型表面高濃度拡散領域706、n型表面低濃度拡散領域707、シリコン酸化膜708を一度の熱処理で形成した。その際の熱処理の条件としては、高温熱処理炉にて、アルゴン雰囲気で950度の熱処理を30分間実施した後、続けて酸素雰囲気で1000℃の熱処理を180分間実施した。(図8(a))。熱処理を行う際、基板は隣接する基板の表面と裏面が向かい合う状態になるよう、熱処理用ボートに1.6mm間隔で充填した。
次にリン酸含有のエッチングペーストを、基板の裏面におけるn型裏面拡散領域705が形成されていない領域にスクリーン印刷法で印刷し、開口部709を形成した。開口部709は幅を1.3mm、間隔を1.5mmとし、ライン状にn型裏面拡散領域705と間隔を設けず形成した(図8(b))。
そして、ボロン含有p型塗布剤をスピン塗布し、熱拡散処理することによりp型裏面拡散領域710を形成した(図8(c))。熱拡散処理は950℃のアルゴン雰囲気の熱処理炉にて30分間実施した。
その後、基板を10%のフッ酸溶液に浸漬させ、基板表面に残る酸化膜、ボロンガラス層等を除去した(図8(d))。
[比較例]
比較例では、図7(f)まで処理した基板50枚に対し熱酸化処理することによりシリコン酸化膜708を形成した。その際の熱処理の条件としては、高温熱処理炉にて、酸素雰囲気で1000℃の熱処理を180分間実施し、熱酸化膜のみ形成した。(図9(a))熱処理を行う際、基板は、実施例同様、隣接する基板の表面と裏面が向かい合う状態になるよう、熱処理用ボートに1.6mm間隔で充填した。
次にリン酸含有のエッチングペーストを、基板の裏面におけるn型裏面拡散領域705が形成されていない領域にスクリーン印刷法で印刷し、開口部709の形成を行った。開口部709は幅を1.3mm、間隔を1.5mmとし、ライン状のものでn型裏面拡散領域705と間隔を設けず形成した(図9(b))。
そして、ボロン含有p型塗布剤をスピン塗布し、熱拡散処理することによりp型裏面拡散領域710を形成した(図9(c))。熱拡散処理は950℃のアルゴン雰囲気の熱処理炉にて30分間実施した。
その後、基板を10%のフッ酸溶液に浸漬させ、基板表面に残る酸化膜、ボロンガラス層等を除去した(図9(d))。
更に、リン含有n型塗布剤を表面にスピン塗布し再度熱拡散処理を行うことにより、n型表面低濃度拡散領域707を形成した。熱拡散処理は、アルゴン雰囲気で850℃の熱処理を15分間実施した。熱拡散後、基板を再び10%のフッ酸溶液に浸漬させ、基板表面に残るリンガラス層を除去した(図9(e))。
このように実施例及び比較例の方法で処理された基板各50枚に対し、パッシベーション膜711、反射防止膜712を形成した後、電極を形成した。
まず、酸素雰囲気にした900℃の熱処理炉にて40分間熱処理することで基板の両面に熱酸化膜を形成しこれをパッシベーション膜711とした(図8(e)及び図9(f))。その後プラズマCVD装置を用いて基板の表面に80nm程度のSiNx膜を堆積させることにより、反射防止膜712を形成した(図8(f)及び図9(g))。
続いて、n型裏面拡散領域709上にn型電極713を形成し、p型裏面拡散領域710上にp型電極714を形成した(図8(g)及び図9(h))。銀(Ag)粉末とガラスフリットが含まれた銀電極ペーストをスクリーン印刷し、熱処理によりパッシベーション膜にAg粉末を貫通させ(ファイアースルー)、電極とシリコンを導通させることでn型電極713及びp型電極714を形成した。
以上のようにして作製された太陽電池を25℃、100mW/cm、スペクトルAM1.5グローバルの擬似太陽光照射時の電気特性測定結果(各50枚の平均値))を表1に示す。
Figure 0006371883
本願記載の裏面接合型太陽電池を本願記載の裏面接合型太陽電池の製造方法で作製したことにより、開放電圧及び短絡電流が大幅に改善され変換効率の高い太陽電池が作製された。
これは実施例の裏面接合型太陽電池では、エミッタ層から最も距離が離れた箇所のFSF層のリン拡散濃度を高濃度にしたことにより、少数キャリアを裏面に向かわせる効果が強化され受光面での再結合損失が低減されたためである。また、FSF層のリン拡散濃度を高濃度化する領域は裏面ベース領域の上部に相当するごく一部の領域であるため表面再結合速度を増加させない。
また、実施例の裏面接合型太陽電池の製造方法は比較例に比べ高温熱処理を行う回数が少なく、バルクライフタイムの低下が起こりづらかったことも太陽電池の変換効率が改善された一因である。
以上のとおり、本願記載の裏面接合型太陽電池は変換効率を向上させることができ、本願記載の製造方法は工程数を増やすことなく変換効率を改善した裏面接合型太陽電池を製造することができる。
以上のように、本発明は、裏面接合型太陽電池の製造に好適に利用できる。
101、301、401、701・・・n型シリコン基板
102・・・n型表面拡散領域
103、304、411、711・・・パッシベーション膜
104、309、412、712・・・反射防止膜
105、302、405、705・・・n型裏面拡散領域
106、303、410、710・・・p型裏面拡散領域
107、703、708・・・シリコン酸化膜
108、202、305、413、713・・・n型電極
109、203、306、414、714・・・p型電極
201・・・裏面接合型太陽電池
307、406、706・・・n型表面高濃度拡散領域
308、407、707・・・n型表面低濃度拡散領域
402、702・・・太陽電池用基板
403、408・・・誘電体膜
404、409、704、709・・・開口部
601・・・n型拡散ペースト

Claims (3)

  1. 第1導電型の半導体基板の片面に前記半導体基板より高濃度の第1導電型半導体層を備えた基板もしくは前記半導体基板上に第1導電型拡散剤が付与された基板を準備する工程と、
    準備した前記基板に熱酸化膜を形成する工程とを含み、
    前記熱酸化膜を形成する工程では、複数の基板を表面と裏面を向い合せて配置した状態で熱処理して、前記基板の裏面に設けられた前記第1導電型半導体層もしくは前記第1導電型拡散剤に含まれる第1導電型のドーパントを、当該基板に隣接する他の基板の表面に拡散させることにより、前記第1導電型半導体層もしくは前記第1導電型拡散剤の対面にあたる領域に第1導電型のドーパントの高濃度拡散領域を形成し、前記第1導電型半導体層もしくは前記第1導電型拡散剤の対面にあたる領域以外の領域に第1導電型のドーパントの低濃度拡散領域を形成することを特徴とする裏面接合型太陽電池の製造方法。
  2. 前記熱酸化膜を形成する工程において、隣接する基板間の距離が0〜5mmであることを特徴とする請求項1に記載の裏面接合型太陽電池の製造方法。
  3. 前記熱酸化膜を形成する工程は、
    不活性ガスを主成分とする雰囲気中で熱処理する工程と、
    酸化性ガスを主成分とする雰囲気中で熱処理する工程とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の裏面接合型太陽電池の製造方法。
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