JP5573269B2 - 熱転写シート - Google Patents
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Description
このような問題を解決するために熱転写シートに帯電防止機能を備えた帯電防止層をコーティング方式によって設けることが一般的に知られている(特許文献1)。
本発明の熱転写シートの構成は図1に断面を示したように、基材シート(1)、帯電防止層(2)、耐熱滑性層(3)、熱転写性インク層(イエロー)(4)、熱転写性インク層(マゼンタ)(5)、熱転写性インク層(シアン)(6)、離型層(7)、転写保護層(8)、からなっている。
これらの合成樹脂フィルムや紙類は基材として単独で使用することも、又は組み合わされた複合体として使用することも可能である。
基材の厚さは、操作性、加工性を考慮し、2μm〜50μmの範囲のものが使用できるが、転写適性や加工性等のハンドリング性を考慮すると、2μm〜10μm程度のものが好ましい。
易接着層の厚みはサーマルヘッドからの熱転写層への熱の移動を妨げない程度の厚みがよく、0.01μm〜1μm、より好ましくは0.05μm〜0.5μmである。
易接着層は支持体上に公知の塗布方法で塗液を塗布することで形成することができる。また、プラスチックフィルムの場合、プラスチックフィルムを成膜する過程で同時に形成してもよい。また、易接着層を設けないで、基材の一方又は両方の面の表面粗さを調整することで密着性を向上させてもよい。
上記の水系の溶媒に分散された、導電性材料とバインダからなる塗工液は疎水性である基材シートの表面上でははじかれてしまうため均一な乾燥膜を得ることができない。はじきをなくし塗工性を向上させるために基材シートにあらかじめ、コロナ処理、プラズマ処理、フレーム処理等の表面改質、あるいはプライマー加工による易接着層を設けるような処理を行うことが一般的である。
また、帯電防止層を形成する塗工液の組成において、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等の水溶性有機溶剤や界面滑性剤等の添加剤を添加することによって塗工性を改善し均一な膜を得ることも可能である。本発明においては帯電防止層を形成するための塗工液の水系有機溶剤の添加量を調整し、適度にはじかせ、乾燥させる方法が任意の不均一な層を得るのに好適である。
性能を得ることができない。また70%以上であると、均一面の品質に近似し、上述した長期保存性、密着性、コストの優位性が得られなくなる場合があるので好ましくない。
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース等のセルロース系樹脂やポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂やポリエステル樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重合樹脂、フェノキシ樹脂等が挙げられる。中でも、ポリビニルブチラール、スチレン−アクリロニトリル共重合樹脂、フェノキシ樹脂が好適である。
ン系の紫外線吸収剤を使用した場合にトリアジン系の紫外線吸収剤のブリードアウトによる吸収能力の低下は起こらない。転写保護層の厚み関しては特に制限はなく、必要とされる紫外線吸収能力などを考慮して適宜選択すれば良い。
系、硫黄系、肥土レジン系等、難燃剤としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシシウム等、クエンチャーとして、Niキレート系を用いることができる。
基材シートとして厚さ4.5μmの片面易接着処理付きポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた。上記基材シートの易接着処理された面の反対側に、帯電防止層としてポリピロールが0.01重量部、ポリエステル樹脂が0.1重量部、純水が1.0重量部、メタノールが3.0重量部からなる塗工液をグラビアコート法により、乾燥後の塗布量が0.02g/m2となるように塗布、乾燥し、さらに耐熱滑性層としてポリビニルアセタール樹脂が25重量部、イソシアネート硬化剤が1.1重量部、滑剤が1.0重量部、メチルエチルケトンが36重量部、トルエンが36重量部からなる塗工液をグラビアコート法により乾燥後の膜厚が1.0μmになるように設け、帯電防止層及び、耐熱滑性層の積層体を得た。耐熱滑性層を積層する前に帯電防止層の表面を光学顕微鏡で観察したところ、帯電防止層が基材シートを被覆している塗布部の面積率は45%であった。
<実施例2>
<実施例3>
<実施例4>
<実施例5>
<比較例1>
<比較例2>
<性能比較1>表面抵抗率
<性能比較2>密着性評価
<性能比較3>印画性評価
以上性能比較の結果を表1に示した。
な印画性を有する熱転写シートを提供することが可能であることが明らかになった。
2…帯電防止層
3…耐熱滑性層
4…熱転写性インク層(イエロー)
5…熱転写性インク層(マゼンタ)
6…熱転写性インク層(シアン)
7…離型層
8…転写保護層
Claims (3)
- 基材シートの一方の面に、イエロー、マゼンタ、シアンの3色またはブラックを含む4色の熱転写性インク層と、転写保護層を長手方向へ順次設け、該基材シートの他方の面に導電性材料とバインダとからなる帯電防止層が、該基材シートの一部を被覆している塗布部と被覆していない非塗布部がある非均一層として形成され、該塗布部に関しては帯電防止層を介して耐熱滑性層が積層され、該非塗布部に関しては耐熱滑性層が積層されてなる熱転写シートにおいて、帯電防止層の塗布部の面積率が45%〜70%であることを特徴とする熱転写シート。
- 前記導電性材料が、スルホン化ポリアニリン、ポリエチレンジオキシチオフェンの少なくとも1つ以上からなり、帯電防止層を介した25℃50%RH環境下における耐熱滑性層側の表面抵抗率が1012Ω/cm2 未満であることを特徴とする請求項1に記載の熱転写シート。
- 前記熱転写性インク層が、熱昇華性染料とバインダとからなる昇華性熱転写インク層であることを特徴とする請求項1または2に記載の熱転写シート。
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