JP5572663B2 - ラミネート装置およびラミネート方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ラミネート装置およびラミネート方法に関し、食料品、衣料品、日用品、雑貨品、医薬品、化学薬品、その他等の種々の物品の包装材に用いられ、特に、アルミニウム蒸着フィルム,透明蒸着フィルム等の蒸着フィルム、あるいは、アルミ箔等の金属箔と、種々のプラスチックフィルムとが、たとえばドライラミネートにより多層化されたラミネートフィルムを製造するのに好適なラミネート装置およびラミネート方法に関する。
本発明の背景となる従来技術の一例としては、たとえば削り節のような食品を封入する包装袋に適用され、内容物の酸化による変色変質や、吸湿による品質劣化を防ぐ必要性から、酸素透過度や水蒸気透過度の小さいラミネートフィルムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このラミネートフィルムの製造方法では、先ず、フィルム基材の一面にアルミニウム材料の蒸着処理を施すことによりフィルム基材の一面全体にアルミニウム蒸着面が形成される。次に、アルミニウム蒸着面に印刷処理を施すことによりアルミニウム蒸着面の上に印刷部分が形成される。このアルミニウム蒸着面は、印刷部分と印刷部分のない部分とに区画される。さらに、アルミニウム蒸着面に印刷部分を設けたフィルム基材は、水酸化ナトリウムの水溶液を容れた液槽(図示せず)に通され、水酸化ナトリウムの水溶液によりフィルム基材のアルミニウム蒸着面のうちの印刷が施されなかった部分が溶かされる。そのため、アルミニウム蒸着面のうちの印刷が施されなかった部分は、透明となる。(所謂、パスター加工。)
それから、フィルム基材のアルミニウム蒸着面側の面にドライラミネート手段により2軸延伸ポリプロピレンフィルムがラミネートされ、これに続いて、フィルム基材の他面に押し出しラミネート手段によりポリエチレンフィルムがラミネートされる。
上記したパスター加工の工程を有するラミネートフィルムの製造方法は、包装用フィルムに文字や図柄等、任意のパターンの蒸着模様を形成して意匠性の高い優れた装飾性を付与する目的で、食品以外の衣料品、日用品、雑貨品等の包装袋にも数多く適用されている。
特開3120006号公報(図1、図2)
しかしながら、上述のラミネートフィルムの製造方法では、部分的にアルミニウム蒸着面を設けるために、アルミニウム蒸着面の上に印刷部分(耐アルカリ性塗膜)を形成した後、当該印刷部分を腐食する薬品処理(化学処理)を行う必要があり、製造工程が複雑となって手間のかかるものであり、また、製造設備の面でも、薬品処理をするための設備が必要となり製造コストが高くつくものであった。さらに、薬品処理を行った後の廃液処理についても、環境負荷を少しでも低減するという近年の趨勢を考慮すると、課題の多いものであった。
それゆえに、本発明の主たる目的は、所望の機能性を備えた包装材を薬品処理の必要が無く製造することができる、ラミネート装置およびラミネート方法を提供することである。
請求項1にかかる本発明は、フィルムまたはシートからなる複数のウェブ基材を接着して積層体を製造するラミネート装置であって、単一または複数の層で形成された1つまたは複数の第1のウェブ基材を供給する第1の供給手段と、単一または複数の層で形成された1つの第2のウェブ基材を供給する第2の供給手段と、第1の供給手段から供給された第1のウェブ基材および/または第2の供給手段から供給された第2のウェブ基材に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、第1のウェブ基材および第2のウェブ基材を貼り合せる貼り合せ手段と、第1のウェブ基材と第2のウェブ基材との積層体を巻き取る巻取り手段とを含み、第1の供給手段は、第1のウェブ基材を繰り出す繰出し部を含み、繰出し部は、第1のウェブ基材がロール状に保持された円筒状の巻心と、巻心を保持する保持手段と、保持手段を回動自在に支持する支持手段とを含み、保持手段は、巻心と同じ外径および内径を備え、巻心の位置決めを行う円筒状の位置決め部材と、巻心および位置決め部材に嵌入され、巻心および位置決め部材がその軸方向の端部間において突き合わされた状態で且つ同一軸中心線上に配列されるように、巻心および位置決め部材を接続するアダプタと、巻心および位置決め部材の軸方向の端部間で当接する第1の当接部位、巻心の内周面およびアダプタの外周面間で当接する第2の当接部位、巻心および位置決め部材の内周面およびアダプタの外周面間で当接する第3の当接部位の内、少なくとも第1の当接部位を接合する固着手段とを含み、第1のウェブ基材は、第2のウェブ基材の一方主面に部分的にラミネートされることを特徴とする、ラミネート装置である。
請求項1にかかる本発明は、上記した構成を有するので、第1の供給手段により1つまたは複数の第1のウェブ基材が供給され、第2の供給手段により1つの第2のウェブ基材が供給される。第1の供給手段から供給された第1のウェブ基材および第2の供給手段から供給された第2のウェブ基材の両方またはいずれか一方には、接着剤塗布手段により接着剤が塗布される。第1のウェブ基材および第2のウェブ基材は、貼り合せ手段で貼り合わされることによりラミネートされ、ラミネートされた積層物が巻取り手段によりロール状に巻き取られることによって、積層体が製造される。
この場合、第1の供給手段の繰出し部において、第1のウェブ基材が巻心にロール状に保持される。巻心は保持手段により軸方向に保持される。保持手段は支持手段によって回動自在に支持される。第1のウェブ基材は、繰出し部により繰り出されて第1の供給手段から供給される。繰り出された第1のウェブ基材は、第2の供給手段から供給された第2のウェブ基材の一方主面に、貼り合せ手段によって、部分的にラミネートされる
1の供給手段の繰出し部には、例えば、スリッター加工等で形成されたVM−PET(アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート)フィルムからなるロール状の3つのウェブ基材が保持された巻心が間隔を隔てて保持される。また、第2の供給手段の繰出し部には、PE(ポリエチレン)フィルムからなるロール状の1つのウェブ基材が保持された巻心が保持される。
そして、第1の供給手段から供給された3つの第1のウェブ基材と、第2の供給手段から供給された1つの第2のウェブ基材とが、上記接着剤塗布手段および貼り合せ手段によりラミネートされ、さらに、巻取り手段で巻き取られることにより、一旦、VM−PET/PEのロール状の積層物が形成される。
それから、第1の供給手段の繰出し部には、例えばOPP(2軸延伸ポリプロピレンフィルム)からなるロール状のウェブ基材が保持された巻心が保持され、第2の供給手段の繰出し部には、前記ロール状の積層物が保持された巻心が保持される。
また、請求項1にかかる本発明は、上記した構成を有するので、保持手段において、巻心は、位置決め部材によって位置決めされる。アダプタが巻心および位置決め部材に嵌入されることによって、巻心および位置決め部材は、アダプタを介して同一軸中心線上に接続される。巻心および位置決め部材は、その軸方向の端部間で互いに突き合わされた状態に接続される。巻心および位置決め部材の軸方向の端部間で当接する第1の当接部位、巻心の内周面およびアダプタの外周面間で当接する第2の当接部位、巻心および位置決め部材の内周面およびアダプタの外周面間で当接する第3の当接部位の内、少なくとも第1の当接部位が、固着手段で接合されることによって、巻心にロール状に保持されたウェブ基材は、巻心および位置決め部材の軸方向に保持される。
そして、第1の供給手段から供給されたウェブ基材と、第2の供給手段から供給された積層物とが、接着剤塗布手段および貼り合せ手段によりラミネートされ、さらに、巻取り手段で巻き取られることにより、OPP/VM−PET/PEの積層物が形成される。当該積層物は、3本のストライプ状蒸着模様が形成された積層体として製造される。
本発明によれば、上記した構成を有するラミネート装置を用いることによって、文字や図柄等、その他、任意のパターンの蒸着模様、たとえばストライプ状模様を形成して意匠性の高い優れた装飾性が付与された包装材を、薬品処理(化学処理)およびそのための設備を要することなく、簡易な構造及び方法で製造することができる。
本発明のラミネート装置により製造された積層体は、たとえばパスター加工を利用した従来の製造方法と比べて、薬品処理(化学処理)を行う必要がなく、製造工程が簡易なものとなり、また、製造設備の面でも、薬品処理をするための設備が不要となるため、製造コストの低廉化を図ることが可能となり、さらに、薬品処理を行った後の廃液処理の必要もないため、近年の趨勢ともなっている環境負荷の低減にも貢献することが可能となる。すなわち、本発明によれば、意匠性の高い優れた装飾性が付与された包装材を、簡易な構造で且つ環境負荷の低減にも貢献できる方法で製造することができる。
また、本発明のラミネート装置およびラミネート方法により製造された積層体を包装材として用いる場合、当該包装材のPOP(購買時点広告:Point of Purchase Advertisingの略)効果を高めるために、複数のウェブ基材に高い装飾性を付与する目的で、複数のウェブ基材には、例えば、上記したVM−PET(アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート)フィルム以外の金属蒸着フィルム、金属箔、パールフィルム等の光沢フィルム、雲竜紙、不織布等の和紙調フィルム、あるいは、エンボスフィルム等の触感付与性フィルムなどが適宜用いられ得る。
さらに、本発明のラミネート装置およびラミネート方法により製造された積層体を包装材として用いる場合、上記した装飾性を付与するための目的だけでなく、例えば、機械的強度を補強する目的で、複数のウェブ基材には、例えば、ユポコーポレーション社製のユポ(登録商標)等の合成紙、伸びにくい2軸延伸ポリエステルフィルム、伸びにくいPETフィルムなども適宜用いられ得る
求項にかかる本発明は、フィルムまたはシートからなる複数のウェブ基材を接着して積層体を製造するラミネート方法であって、単一または複数の層で形成された1つまたは複数の第1のウェブ基材を供給する第1の供給工程と、単一または複数の層で形成された1つの第2のウェブ基材を供給する第2の供給工程と、第1の供給工程から供給された第1のウェブ基材および/または第2の供給工程から供給された第2のウェブ基材に接着剤を塗布する塗布工程と、第1のウェブ基材および第2のウェブ基材を貼り合せる貼り合せ工程と、第1のウェブ基材と第2のウェブ基材との積層体を巻き取る巻取り工程とを含み、第1の供給工程は、第1のウェブ基材を繰り出す繰出し工程を含み、繰出し工程は、第1のウェブ基材がロール状に保持された円筒状の巻心を準備する準備工程と、巻心を保持手段によって保持する保持工程と、保持工程により保持された巻心を回動自在に支持する支持工程とを含み、保持手段は、巻心と同じ外径および内径を備え、巻心の位置決めを行う円筒状の位置決め部材と、巻心および位置決め部材に嵌入され、巻心および位置決め部材がその軸方向の端部間において突き合わされた状態で且つ同一軸中心線上に配列されるように、巻心および位置決め部材を接続するアダプタと、巻心および位置決め部材の軸方向の端部間で当接する第1の当接部位、巻心の内周面およびアダプタの外周面間で当接する第2の当接部位、巻心および位置決め部材の内周面およびアダプタの外周面間で当接する第3の当接部位の内、少なくとも第1の当接部位を接合する固着手段とを含み、巻心にロール状に保持された第1のウェブ基材は、第2のウェブ基材の一方主面に部分的にラミネートされることを特徴とする、ラミネート方法である。
請求項にかかる本発明は、上記した構成を有するため、第1の供給工程により1つまたは複数の第1のウェブ基材が供給され、第2の供給工程により1つの第2のウェブ基材が供給される。第1の供給工程から供給された第1のウェブ基材および第2の供給工程から供給された第2のウェブ基材の両方またはいずれか一方には、塗布工程により接着剤が塗布される。第1のウェブ基材および第2のウェブ基材は、貼り合せ工程で貼り合わされることにより積層され、当該積層物が巻取り工程によりロール状に巻き取られることによって、積層体が製造される。
また、保持手段において、巻心は、位置決め部材によって位置決めされる。アダプタが巻心および位置決め部材に嵌入されることによって、巻心および位置決め部材は、アダプタを介して同一軸中心線上に接続される。巻心および位置決め部材は、その軸方向の端部間で互いに突き合わされた状態に接続される。巻心および位置決め部材の軸方向の端部間で当接する第1の当接部位、巻心の内周面およびアダプタの外周面間で当接する第2の当接部位、巻心および位置決め部材の内周面およびアダプタの外周面間で当接する第3の当接部位の内、少なくとも第1の当接部位が、固着手段で接合されることによって、巻心にロール状に保持されたウェブ基材は、巻心および位置決め部材の軸方向に保持される。
この場合、請求項2にかかる本発明では、第1の供給工程の繰出し工程において、第1のウェブ基材が巻心にロール状に保持される。巻心は保持工程により軸方向に保持される。保持工程により保持された巻心は、支持工程によって回動自在に支持される。第1のウェブ基材は、繰出し工程により繰り出されて第1の供給工程から供給される。繰り出された第1のウェブ基材は、第2の供給工程から供給された第2のウェブ基材の一方主面に、貼り合せ工程によって、部分的にラミネートされる。
本発明によれば、所望の機能性を備えた包装材を薬品処理の必要が無く製造することができる、ラミネート装置およびラミネート方法を提供することである。
本発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明の実施の形態の一例であるラミネート装置の概要を示す全体構成図である。 図1のラミネート装置を用いて複数のウェブ基材と1つのウェブ基材とを貼り合せてロール状の積層物を形成する第1のラミネート工程の概要を示す平面側から見た構成図である。 図1および図2に示す第1の供給手段に適用された繰出し部の一例を示す図であって、図3の(A)は、図2のA−A切断線における要部拡大断面図解図であり、図3の(B)は、図3の(A)の分解図解図である。 第1の供給手段の繰出し部から繰出される複数のウェブ基材に張力を付与するための張力付与手段の一例を示す図解図である。 図2に示す第1のラミネート工程により得られた積層物の要部平面図解図である。 図2に示す第1のラミネート工程により得られた積層物と他の1つのウェブ基材とを貼り合せ、目的とする積層体を形成する第2のラミネート工程の概要を示す平面側から見た構成図である。 図6に示す第2のラミネート工程により得られた積層物の要部平面図解図である。 図8の(A)は、図5のB−B切断線における要部拡大断面図解図であり、図8の(B)は、図7のC−C切断線における要部拡大断面図解図である。 図1および図2に示す第1の供給手段に適用され得る繰出し部の他の例を示す図であって、図9の(A)は、その要部平面図解図であり、図9の(B)は、図9の(A)の分解平面図解図である。 図9に示す繰出し部が適用されたラミネート装置を用いて複数のウェブ基材と1つのウェブ基材とを貼り合せてロール状の積層物を形成する第1のラミネート工程の概要を示す平面側から見た構成図である。 図10に示す第1のラミネート工程により得られた積層物の要部平面図解図である。 図10に示す第1のラミネート工程により得られた積層物と他の1つのウェブ基材とを貼り合せ、目的とする積層体を形成する第2のラミネート工程の概要を示す平面側から見た構成図である。 図12に示す第2のラミネート工程により得られた積層物の要部平面図解図である。 図14の(A)は、図11のD−D切断線における要部拡大断面図解図であり、図14の(B)は、図13のE−E切断線における要部拡大断面図解図である。 図1および図2に示す第1の供給手段に適用され得る繰出し部のさらに他の例を示す図であって、図15の(A)は、その要部平面図解図であり、図15の(B)は、図15の(A)の分解平面図解図である。 図16の(A)は、図15に示す繰出し部を有するラミネート装置を用いた第1のラミネート工程により得られた積層物の要部断面図解図であり、図16の(B)は、図15に示す繰出し部を有するラミネート装置を用いた第2のラミネート工程により得られた目的とする積層体の要部断面図解図である。 本発明の実施の形態にかかるラミネート装置に適用され得る繰出し部の別の例を示す平面図解図である。 図17および図17に類似する繰出し部の構造の要部を示す一部断面拡大図解図である。 図18のF−F切断線における断面拡大図解図である。
本発明にかかる実施の形態では、簡易な構造および方法で製造コストを抑え、環境負荷の低減にも貢献することができるラミネート装置およびラミネート方法を提供するという目的が、ドライラミネート等の方法で、複数のウェブ基材を1つのウェブ基材の一方主面に部分的にラミネートすることによって、実現される。
本実施例では、食品、衣料品、日用品、雑貨品等の包装袋に、たとえばストライプ蒸着模様を形成して意匠性の高い優れた装飾性を付与することを目的とした、ラミネート装置およびラミネート方法の一例について、以下、適宜図面を参照しながら説明する。
先ず、本実施例にかかるラミネート装置10の全体構成についてその概要を簡単に説明する。図1は、本発明の実施の形態の一例であるラミネート装置の概要を示す全体構成図である。ラミネート装置10は、フィルムまたはシートからなる複数のウェブ基材を接着して積層体を製造するものである。
ラミネート装置10は、単一または複数の層で形成される複数のウェブ基材を供給する第1の供給手段12と、単一または複数の層で形成された1つのウェブ基材を供給する第2の供給手段14と、第1の供給手段12から供給された複数のウェブ基材および第2の供給手段14から供給された1つのウェブ基材の両方またはいずれか一方に接着剤を塗布する接着剤塗布手段16と、ウェブ基材に塗布された接着剤を乾燥させる乾燥炉18と、第1の供給手段12から供給された複数のウェブ基材および第2の供給手段14から供給された1つのウェブ基材を貼り合せる貼り合せ手段20と、複数のウェブ基材および1つのウェブ基材が貼り合されて形成された積層体を巻き取る巻取り手段22とを含む構成となっている。
次に、上記した全体構成の各構成について、順次、説明する。
第1の供給手段12は、複数のウェブ基材を同時に繰り出す繰出し部24を含む。繰出し部24は、図2に示すように、たとえば4つのロール状のウェブ基材26a,26b,26c,26dを有する。4つのウェブ基材26a〜26dは、図3に示すように、それぞれ、別個に、4つの円筒状の巻心28a,28b,28c,28dにロール状に保持されている。4つのウェブ基材26a〜26dのロール直径は、同一に形成されている。また、4つのウェブ基材26a〜26dの軸方向の長さは、それぞれ、4つの巻心28a〜28dの軸方向の長さと、略同じ長さに形成されている。この場合、1つの巻心28aの軸方向の長さは、他の3つの巻心28b〜28dの軸方向の長さの略3倍程の長さに形成されている。
4つのロール状のウェブ基材26a〜26dが保持された4つの巻心28a〜28dは、保持手段30によって、軸方向に間隔を隔てて保持される。
すなわち、保持手段30は、図3に示すように、4つの巻心28a〜28dの位置決めを行うたとえば5つの位置決め部材32a,32b,32c,32d,32eを含む。5つの位置決め部材32a〜32eは、4つの巻心28a〜28dと同じ外径および内径を有する円筒状に形成されている。この場合、3つの位置決め部材32a〜32cは、4つの巻心28a〜28d間に配置され、4つの巻心28a〜28d間の間隔を規定するものである。他の2つの位置決め部材32d,32eは、それぞれ、両側の巻心28a,28dの位置を規定するものである。3つの位置決め部材32a〜32cは、それぞれ、その軸方向の長さが略同一に形成されている。また、2つの位置決め部材32d,32eは、それぞれ、その軸方向の長さが略同一に形成され、前記3つの位置決め部材32a〜32cの軸方向の長さよりも長く形成されている。
また、保持手段30は、4つのアダプタ34a〜34dは、図3に示すように、4つの巻心28a〜28dおよび5つの位置決め部材32a〜32eを接続するための機能を有する。4つのアダプタ34a〜34dは、たとえば4つの円筒状のアダプタ34a,34b,34c,34dを含み、弾性を有するプラスチック、硬質ゴム、金属等で形成される。4つのアダプタ34a〜34dは、それぞれ、その内径および外径が同じに形成され、特に、その外径は、4つの巻心28a〜28dおよび5つの位置決め部材32a〜32eの内径と略同じか僅かに大きく形成されている。また、3つのアダプタ34a〜34cの軸方向の長さは、それぞれ、略同じに形成され、他の1つのアダプタ34dの軸方向の長さは、3つのアダプタ34a〜34cの軸方向の長さよりも長く形成されている。
アダプタ34aは、図3に示すように、その軸方向の一方が位置決め部材32dの軸方向の一方に嵌入され、その軸方向の他方が巻心28aの軸方向の一方に嵌入される。アダプタ34bは、位置決め部材32aに貫通されると共に、その軸方向の一方が巻心28aの軸方向の他方に嵌入され、その軸方向の他方が巻心28bの軸方向の一方に嵌入される。アダプタ34cは、位置決め部材32bに貫通されると共に、その軸方向の一方が巻心28bの軸方向の他方に嵌入され、その軸方向の他方が巻心28cの軸方向の一方に嵌入される。アダプタ34dは、位置決め部材32cおよび巻心28dに貫通されると共に、その軸方向の一方が巻心28cの軸方向の他方に嵌入され、その軸方向の他方が巻心32eの軸方向の一方に嵌入される。
本実施例では、4つのアダプタ34a〜34dの外径が、4つの巻心28a〜28dおよび5つの位置決め部材32a〜32eの内径と略同じか僅かに大きく形成されているため、4つのアダプタ34a〜34dを、上記したように、4つの巻心28a〜28dおよび5つの位置決め部材32a〜32e内に嵌入したときに、圧入されるものとなり、それらの部材間を強固に接続することができる。この場合、4つの巻心28a〜28dおよび5つの位置決め部材32a〜32eは、4つのアダプタ34a〜34dによって、それぞれ、その軸方向の端部間において突き合わされた状態で、且つ、同一軸中心線上に配列されるように、接続されるものとなる。
さらに、保持手段30は、図3に示すように、4つの巻心28a〜28dおよび5つの位置決め部材32a〜32eがその軸方向の端部間で当接する部位(以下、当接部位という。)を接合する固着手段36を含む。本実施例では、固着手段36がたとえば接着剤によって形成され、当該接着剤は、前記当接部位に刷毛等の適宜な塗布手段(図示せず)により塗布される。そのため、本実施例では、固着手段36の接着作用および上記した4つのアダプタ34a〜34dの圧入作用の協働作用によって、4つの巻心28a〜28dおよび5つの位置決め部材32a〜32eをより一層強固に固着することができる。
4つの巻心28a〜28dおよび5つの位置決め部材32a〜32eの軸方向の端部間で当接する部位を第1の当接部位とし、4つの巻心28a〜28dの内周面および4つのアダプタ34a〜34dの外周面間で当接する部位を第2の当接部位とし、4つの巻心28a〜28dおよび5つの位置決め部材32a〜32eの内周面と4つのアダプタ34a〜34dの外周面間で当接する部位を第3の当接部位としたとき、本実施例では、接着剤が第1の当接部位に塗布されたが、当該接着剤は、第1の当接部位以外にも、第2の当接部位および第3の当接部位の両方またはいずれか一方に塗布するようにしてもよく、少なくとも、第1の当接部位が接合されるように当該第1の当接部位に塗布するようにすればよい。
4つの巻心28a〜28dおよび5つの位置決め部材32a〜32eは、固着手段36および4つのアダプタ34a〜34dの協働作用により一体化されると共に、4つの巻心28a〜28dは、5つの位置決め部材32a〜32eによって、その軸方向に間隔を隔てて保持された状態となる[保持手段/保持工程]。
そのため、4つの巻心28a〜28dおよび5つの位置決め部材32a〜32eは、一体化された状態となり、繰出しロール(所謂、巻出しロール)としての機能を有するものとなっている。
本実施例では、たとえば図4に示すように、同じ構造および作用を有する2つの繰出しロール38が準備されるものとなっている。2つの繰出しロール38は、第1の供給手段において、互いに近い位置に配置されている。この場合、先ず、一方の繰出しロール38(図4の上側に記載の繰出しロール38)が第1の供給手段12において使用され、一方の繰出しロール38が使用済みとなった場合、他方の繰出しロール38(図4の下側に記載の繰出しロール38)が使用されるものとなっている。つまり、他方の繰出しロール38は、待機用の繰出しロールとして用いられるものである。
そこで、以下では、便宜上、一体化された4つの巻心28a〜28dおよび5つの位置決め部材32a〜32eを、繰出しロールと称するものとし、さらに、適宜、最初に使用される繰出しロールを使用繰出しロールと称し、待機用の繰出しロールを待機用繰出しロールと称する場合があることをここに付記するものである。
この繰出しロール38は、特に、たとえば図4に示すように、その軸方向に延び設けられる支持手段40によって、回動自在に支持されている[支持手段/支持工程]。
すなわち、支持手段40は、繰出しロール38の軸方向に挿通される支持軸42を含む。支持軸42は、繰出しロール38の軸方向の両端から突出し、たとえばテーパーコーン44によって、繰出しロール38と支持軸42とが固定される。繰出しロール38は、テーパーコーン44の作用により、支持軸42と一体的に回動可能となり、繰出しロール38の空回りを防止する。
さらに、支持手段40の支持軸42の軸方向の一端側には、繰出しロール38から繰り出されるウェブ基材26a〜26dに適宜張力を付与する張力付与手段50が配置されている。張力付与手段50は、電磁作動方式のブレーキとしてのたとえばパウダーブレーキ52を含む。パウダーブレーキ52は、ハウジング52A内に磁性粉体(図示せず)と励磁コイル(図示せず)とを具備して構成される一般的に入手可能なトルク伝達手段であり、前記励磁コイルに通電して磁場を形成し、前記磁性粉体により入力軸(図示せず)と出力軸との間を固着してトルク伝達作用を果たすものである。励磁コイルへの通電がない無励磁のときには、入力軸および出力軸52aは自由に回転できるようベアリング(図示せず)で回動自在に支持されている。前記励磁コイルへの通電がなされると、励磁コイルから発生した磁束に沿って磁性粉体が連結・結束され、この場合、磁性粉体の連結力および磁性粉体とドライブ部材(図示せず)およびドリブン部材(図示せず)の動作面との摩擦により、ドライブ部材からドリブン部材に制動トルクが伝達される。パウダーブレーキ52は、制御機構を構成するテンションコントローラ(図示せず)等により制御されている。
パウダーブレーキ52の出力軸52aは、伝達機構54を介して支持軸42に接続されている。伝達機構54は、パウダーブレーキ52の出力軸52aから出力される制動トルクを支持軸42に伝達するためのものであり、伝達軸部56を含む。伝達軸部56の軸方向の一端にはスプロケット(図示せず)が配設されている。また、パウダーブレーキ52の出力軸52aにもスプロケット(図示せず)が配設され、当該スプロケットは、伝達軸部56側のスプロケットとチェーン58を介して接続されている。
伝達機構54は、歯車列60をさらに含み、歯車列60は、主歯車62および主歯車に歯合する従歯車64,66を含み、従歯車64,66には、それぞれ、クラッチギヤ68,70が歯合されている。
一方、使用繰出しロール38および待機用繰出しロール38には、図4に示すように、それぞれ、その支持軸42の軸方向の一端に、繰出し歯車72,74が配設されている。つまり、歯車列60は、繰出し歯車72,74をさらに含み、繰出し歯車72,74には、それぞれ、当該繰出し歯車72,74と歯合する中間歯車76,78を介して、クラッチギヤ80,82が歯合されている。さらに、クラッチギヤ80,82は、クラッチギヤ68,70と間隔を隔てて対向するように配置されている。クラッチギヤ68,70には、それぞれ、クラッチギヤ80,82と対向する面側に、クラッチ板84,86が配設されている。クラッチギヤ68,70とクラッチギヤ80,82とは、ボルト等の連結手段(図示せず)によって、切り離し自在(着脱自在)に取り付けられている。通常、クラッチギヤ68,70とクラッチギヤ80,82とは、連結手段により連結されているが、使用繰出しロール38から待機用繰出しロール38に切り換える場合には、クラッチギヤ68,70とクラッチギヤ80,82とが離間するように切り離される。
なお、クラッチギヤ68,70とクラッチ板84,86との間、および/または、クラッチギヤ80,82とクラッチ板84,86との間には、適宜、フェルト等の摩擦部材(図示せず)が配設されるようにしてもよい。
繰出しロール38からウェブ基材26a〜26dが繰り出されるとき、パウダーブレーキ52による制動トルクが伝達機構54を介して、支持手段40に作用し、これによって、ウェブ基材26a〜26dにテンションが付与される。パウダーブレーキ52によれば、励磁電流と制動トルクの関係がほぼ比例的であり、制動トルクが電流によって広範囲にわたって簡単に且つ安定に制御され得る。パウダーブレーキ52を用いることで容易に制動トルクを可変にできるので、振動の発生に対して制御が容易となっている。
また、ウェブ基材26a〜26dが繰り出されると、それによって、巻心28a〜28dにロール状に保持されたウェブ基材26a〜26dの巻径が漸次減少するが、当該巻径の減少に伴って、パウダーブレーキ52の制動トルクは、テンションコントローラにより制御され、減少する。そのため、ウェブ基材26a〜26dの巻径に関係なく、ウェブ基材26a〜26dのテンションが一定に維持され、ウェブ基材26a〜26dは繰出しロール38から適切に繰り出される。
本実施例では、上記したように、張力付与手段50による制動トルクが、伝達機構54を介して、使用繰出しロール38および待機用繰出しロール38に伝達されるように構成されているため、1つのパウダーブレーキ52によって、使用繰出しロール38または待機用繰出しロール38から繰り出されるウェブ基材26a〜26dの張力を制御することができる。すなわち、使用繰出しロール38および待機用繰出しロール38の双方にそれぞれ別個にパウダーブレーキを配設しなくてもよく、1つのパウダーブレーキ52で共用するものとなっている。
第2の供給手段14は、上記した第1の供給手段12と比べて、1つのウェブ基材を繰り出す繰出し部を含み、繰出し部は、1つのロール状のウェブ基材を保持する1つの円筒状の巻心で形成されている。そのため、第2の供給手段14では、繰出し部が1つの繰出しロールで形成されている。すなわち、第2の供給手段14の繰出し部は、第1の供給手段12の繰出し部24のように、複数の位置決め部材および1つ以上のアダプタを備えるものとはなっていない。但し、第2の供給手段14の繰出し部においても、第1の供給手段12の繰出し部24と同様に、支持手段40および張力付与手段50が配設されるものとなっている。
次に、接着剤塗布手段16、乾燥炉18、貼り合せ手段20および巻取り手段22について、図1を参照しながら、以下、簡単に説明する。
接着剤塗布手段16は、例えば、接着剤槽16a、第1の供給手段12から繰り出されるウェブ基材W1の進行方向と反対に回転して、ウェブ基材W1に接着剤を塗布する塗布ロール16b、ドクターロール16cおよびバックアップロール16dを含む、リバースロールコーティング方式で構成されている。塗布ロール16bは、第1の供給手段12から繰り出され、ガイドローラG1,G2を経由して、接着剤塗布手段16に送られるウェブ基材W1の進行方向と逆向き(図1中の矢印で示す)に、回転駆動手段(図示せず)によって回転するように形成され、接着剤がウェブ基材W1の一方主面(裏面)に十分塗布されるように設定されている。
乾燥炉18では、接着剤塗布手段16からガイドローラG3を経由して送られるウェブ基材W1の裏面の接着剤に含まれた溶剤の分離、除去が行われている。
貼り合せ手段20は、ラミネート部としての機能を有するたとえば上下一対のニップロール20a,20bを含む。乾燥炉18からガイドローラG4を経由して送られるウェブ基材W1は、第2の供給手段14から供給され、ガイドローラG5を介して送られるウェブ基材W2と、一対のニップロール20a,20b間で圧着される。下側のニップロール20aには、モータ(図示せず)が接続され、ウェブ基材W1,W2の送りの安定および適度の張力を付与するため、当該ニップロール20aが回転駆動されるように構成されている。
巻取り手段22は、一対のニップロール20a,20b間で圧着されたウェブ基材W1,W2の積層物W3を巻き取るための巻取りロール23を含む。巻取りロール23には、モータ(図示せず)およびパウダークラッチ等の電磁クラッチ(図示せず)が接続され、ウェブ基材W1,W2に適度の張力を付与し、適度の巻取り速度で積層物W3巻き取るように構成されている。
次に、上記したラミネート装置10を用いて、たとえば4本のストライプ蒸着模様による装飾性が付与され、衣料品,日用雑貨品等の包装袋に用いられる包装材を製造するためのラミネート方法の一例について、以下、説明する。
先ず、スリッター加工等で形成され、例えば、4つの巻心28a〜28dにロール状に保持されたVM−PET(アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート)フィルムからなる4つの第1のウェブ基材26a〜26dが準備される。
次に、第1のウェブ基材26a〜26dは、図3を参照しながら説明したように、5つの位置決め部材32a〜32e、固着手段36および4つのアダプタ34a〜34dによって軸方向に一体化され、且つ、支持手段40によって回動自在に支持された繰出しロール38に保持される[保持工程/支持工程]。繰出しロール38は、第1の供給手段12にセットされる。
一方、第2の供給手段14には、例えば、ロール状のPE(ポリエチレン)フィルムからなる1つの第2のウェブ基材88Aを1つの巻心に保持した他の繰出しロール89が、セットされる。
そして、第1の供給手段12から、第1のウェブ基材26a〜26dが繰出されて供給される[第1の供給工程/繰出し工程]。この場合、4つのウェブ基材26a〜26dは、それぞれ、そのロール直径が同一に形成されているため、第1の供給手段12から同時に繰出されるとなっている。
第1の供給手段12から供給された第1のウェブ基材26a〜26d[W1]の一方主面(裏面)には、図1および図2に示すように、接着剤塗布手段16によって、たとえばポリエステル系の接着剤が塗布される[塗布工程]。
接着剤が塗布された第1のウェブ基材26a〜26d[W1]は、乾燥炉18に送られた後、貼り合せ手段20の一対のニップロール20a,20b間において、第2の供給手段14の繰出しロール89から繰り出された第2のウェブ基材88A[W2]と貼り合わされ、第1のウェブ基材26a〜26[W1]と第2のウェブ基材88A[W2]とがラミネートされる[貼り合せ工程]。
さらに、ラミネートされた第1のウェブ基材26a〜26および第2のウェブ基材88Aは、巻取り手段22で巻き取られることにより、一旦、VM−PET/PEのロール状の積層物[W3]が形成される[巻取り工程]。
この場合、図5および図8の(A)に示すように、第2のウェブ基材88の一方主面(表面)には、接着剤層17を介して、PET(ポリエチレンテレフタレート)層の上にVM(アルミニウム蒸着)層が形成されたVM−PET(アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート)フィルムが形成されている。
それから、第1の供給手段12には、例えば、OPP(2軸延伸ポリプロピレンフィルム)からなるロール状の1つのウェブ基材88Bが保持された繰出しロール89がセットされ、第2の供給手段14には、前記ロール状の積層物[W3]が保持された繰り出しロール38がセットされる。そして、上記したラミネート方法と同様の方法によって、第1の供給手段12から供給されたウェブ基材88Bと、第2の供給手段14から供給された積層物[W3]とが、図6に示すように、接着剤塗布手段16および貼り合せ手段20によりラミネートされ、さらに、巻取り手段22で巻き取られることにより、OPP/VM−PET/PEの積層物が形成される。当該積層物は、4本のストライプ状蒸着模様を有する積層体として製造される。
この場合、図7および図8の(B)に示すように、第2のウェブ基材88Aの一方主面(表面)には、接着剤層17を介して、VM−PET(アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート)層を覆うようにして、ウェブ基材88Bが形成されている。
本実施例にかかるラミネート装置10およびそれを用いたラミネート方法により製造された上記積層体[W3]は、たとえばパスター加工を利用した従来の製造方法と比べて、薬品処理(化学処理)を行う必要がなく、製造工程が簡易なものとなり、また、製造設備の面でも、薬品処理をするための設備が不要となる。そのため、製造コストの低廉化を図ることができる。さらに、薬品処理を行った後の廃液処理の必要がないので、近年の趨勢ともなっている環境負荷の低減にも貢献することができる。すなわち、本実施例によれば、意匠性の高い優れた装飾性が付与された包装材を、簡易な構造で且つ環境負荷の低減にも貢献できる方法で製造することができる。
また、本実施例のラミネート装置10およびラミネート方法により製造された積層体を包装材として用いる場合、当該包装材のPOP効果を高めるために、1つ以上の第1のウェブ基材に高い装飾性を付与する目的で、当該第1のウェブ基材に、上記したVM−PET(アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート)フィルム以外の金属蒸着フィルム、金属箔、パールフィルム等の光沢フィルム、雲竜紙、不織布等の和紙調フィルム、あるいは、エンボスフィルム等の触感付与性フィルムなどを適宜用いるようにしてもよい。
さらに、本実施例のラミネート装置10およびラミネート方法により製造された積層体を包装材として用いる場合、上記した装飾性を付与するための目的だけでなく、例えば、機械的強度を補強する目的で、第1のウェブ基材に、例えば、ユポコーポレーション社製のユポ(登録商標)等の合成紙、伸びにくい2軸延伸ポリエステルフィルム、伸びにくいPETフィルムなどを適宜用いるようにしてもよい。
図9は、図1および図2に示す第1の供給手段に適用され得る繰出し部の他の例を示す図であって、図9の(A)は、その要部平面図解図であり、図9の(B)は、図9の(A)の分解平面図解図である。図10は、図9に示す繰出し部が適用されたラミネート装置を用いて複数のウェブ基材と1つのウェブ基材とを貼り合せてロール状の積層物を形成する第1のラミネート工程の概要を示す平面側から見た構成図である。図11は、図10に示す第1のラミネート工程により得られた積層物の要部平面図解図である。図12は、図10に示す第1のラミネート工程により得られた積層物と他の1つのウェブ基材とを貼り合せ、目的とする積層体を形成する第2のラミネート工程の概要を示す平面側から見た構成図である。図13は、図12に示す第2のラミネート工程により得られた積層物の要部平面図解図である。図14は、図14の(A)は、図11のD−D切断線における要部拡大断面図解図であり、図14の(B)は、図13のE−E切断線における要部拡大断面図解図である。
本実施例2では、上記した実施例1と比べて、特に、繰出しロールを構成する巻心の数(言い換えると、第1のウェブ基材の数)、位置決め部材の数およびアダプタの数が相違するだけで、それ以外は、ラミネート装置の構成およびラミネート方法も含めて、上記した実施例1と同様の構成を有するものである。
すなわち、本実施例2では、繰出しロール90が、例えば、3つの巻心90a,90b,90cと、4つの位置決め部材92a,92b,92c,92dと、6つのアダプタ94a,94b,94c,94d,94e,94fを、接着剤等の固着手段36で固着することによって形成されている。この場合、アダプタ94a〜94fは、図9の(B)に示すように、たとえば同形同大に形成され、各巻心90a〜90cの軸方向の両側に、それぞれ、1つずつ配置され、且つ、巻心90a〜90cおよび位置決め部材92a〜92d間に配置されている。そして、巻心90a,90b,90cには、それぞれ、ウェブ基材96a,96b,96cがロール状に保持されている。
図15は、図1および図2に示す第1の供給手段に適用され得る繰出し部のさらに他の例を示す図であって、図15の(A)は、その要部平面図解図であり、図15の(B)は、図15の(A)の分解平面図解図である。図16は、図16の(A)は、図15に示す繰出し部を有するラミネート装置を用いた第1のラミネート工程により得られた積層物の要部断面図解図であり、図16の(B)は、図15に示す繰出し部を有するラミネート装置を用いた第2のラミネート工程により得られた目的とする積層体の要部断面図解図である。
本実施例3では、上記した実施例1および実施例2と比べて、特に、繰出しロールを構成する巻心の数(言い換えると、第1のウェブ基材の数)、位置決め部材の数およびアダプタの数が相違するだけで、それ以外は、ラミネート装置の構成およびラミネート方法も含めて、上記した実施例1と同様の構成を有するものである。
すなわち、本実施例3では、繰出しロール98が、例えば、1つの巻心98aと、2つの位置決め部材100a,100bと、2つのアダプタ102a,102bを、接着剤等の固着手段36で固着するによって形成されている。この場合、アダプタ102a,102bは、図15の(B)に示すように、たとえば同形同大に形成され、巻心98aの軸方向の両側に、それぞれ、1つずつ配置され、且つ、巻心98aおよび位置決め部材100a,100b間に配置されている。そして、巻心98aには、ウェブ基材104aがロール状に保持されている。
図17は、本発明の実施の形態にかかるラミネート装置に適用され得る繰出し部の別の例を示す平面図解図である。図18は、繰出し部の構造の要部を示す一部断面拡大図解図であり、図19は、図18のF−F切断線における断面拡大図解図である。
本実施例4にかかる繰出し部24は、上記した実施例1〜実施例3と同様に、1つ以上の第1のウェブ基材を繰り出すものであって、上記した実施例1と比べて、特に、第1のウェブ基材がロール状に保持された円筒状の巻心を軸方向に保持する保持手段の構成が相違している。
すなわち、本実施例4の保持手段30は、図17に示すように、たとえば4つの円筒状の巻心28a,28d,28c,28dを保持する中空軸部110を含む。4つの巻心28a〜28dには、それぞれ、ロール状の第1のウェブ基材26a,26b,26c,26dが保持されている。中空軸部110は、円筒形状の軸部本体112を含む。軸部本体112は、少なくとも、4つのウェブ基材26a〜26dの軸方向の長さの合計よりも長く形成される。軸部本体112は、巻心28a〜28dに挿通され、当該軸部本体112の軸方向に間隔を隔てて、4つの巻心28a〜28dを保持するものである。軸部本体112は、モータ等の駆動源(図示せず)により回動自在に駆動される。
軸部本体112は、図18に示すように、当該軸部本体112の外周壁面を貫通する複数の貫通孔114を有する。複数の貫通孔114は、それぞれ、軸部本体112の軸方向に延び設けられる長孔であって、軸部本体112の円周方向に間隔を隔てて且つ軸部本体112の軸方向に間隔を隔てて設けられている。たとえば図17に示す例では、複数の貫通孔114が、軸部本体112の円周方向に沿って、その半径方向に対向する位置に配置され、且つ、軸部本体112の円周方向に隣り合う貫通孔114は、軸部本体112の軸方向に見て千鳥状に配列されている。
なお、図18および図19に示す例では、図17に示す例とは異なり、たとえば4つの貫通孔114が軸部本体112の円周方向に沿って等間隔に配列され、図18では省略されているが、軸部本体112の軸方向に沿って等間隔に複数の貫通孔114(図示せず)が配列されている。
また、軸部本体112の内側には、当該軸部本体112の軸方向に沿って、チューブ状の弾性部材116が内蔵されている。弾性部材116は、ゴムおよびプラスチック等の弾性材で形成され、空気の供給・排出によって膨脹・収縮するように形成されている。さらに、弾性部材116の外周面には、たとえば断面T字状の複数の突出片118が配設されている。複数の突出片118は、複数の貫通孔114と対向する位置に配設されている。複数の突出片118は、その内周面側が弾性部材116の外面に沿うように、また、その外周面側が巻心28a〜28d(図18,図19では、巻心28)の内面に沿うように、それぞれ、円弧状面に形成されている。複数の突出片118は、それぞれ、弾性部材116の膨脹・収縮によって、複数の貫通孔114を介して、軸部本体112の外周面から外方に進退自在となるように形成されている。
すなわち、空気を供給することによって弾性部材116が膨張すると、弾性部材116の外面が突出片118を押圧する。このとき、突出片118は、軸部本体112の貫通孔114内を軸部本体112の半径方向の外方に移動して、その外端部が軸部本体112の外面から突出する。そのため、突出片118の外端部が巻心28a〜28d(図18,図19では、巻心28)の内面を押圧し、巻心26を支持するものとなる。また、空気を排出して弾性部材116が収縮すると、突出片118は、貫通孔114内を軸部本体112の半径方向の内方へ移動して突出片118の外端部が後退して巻心26の内面から離間する。そのため、突出片118による巻心28a〜28d(図18,図19では、巻心28)の支持が解除される。
さらに、図18に示す例では、軸部本体112の外周面の軸方向の両端部に、互いに間隔をおいて、軸部本体112の外径より僅かに大径の外径を有する突条部120が、それぞれ、軸部本体112の円周方向に沿って形成されている。突条部120の外径は、巻心28の内径より僅かに小径に形成されている。
そのため、本体軸部112に対して偏心させようとする圧力が加わっても、軸部本体112の外周面に形成された突条部120が巻心28a〜28dの内面に当接して、巻心28a〜28dの大きな軸ぶれを抑制することができる。すなわち、本体軸部112に対して偏心させようとする圧力が加わったときに、ウェブ基材26a〜26dの振れ幅を、巻心28a〜28dの内径と突条部120の外径との僅かな差よりも小さく抑えることができる。この場合、突条部120は軸部本体112の軸方向の両端部に互いに間隔をおいて形成されているので、巻心28a〜28dに曲がり等の変形があっても、軸部本隊112を容易に巻心28a〜28dの内部から抜き出すことができる。
本実施例4において、複数の突出片118は、隣り合う巻心28a〜28dに跨るように、当該突出片118が軸部本体112の軸方向に沿って長く、且つ、適切な間隔を持って配列されるように設定されている。なお、本実施例4においても、軸部本体112は、回動自在に支持されるものとなっている。また、軸部本体112の軸方向の一端側には、繰出し歯車72を含む張力付与手段50(図17では図示せず)が配設され、上記した実施例1〜実施例3と同様に、繰出し部24から繰り出されるウェブ基材26a〜26dに適宜張力を付与するものとなっている。
10 ラミネート装置
12 第1の供給手段
14 第2の供給手段
16 接着剤塗布手段
16a 接着剤槽
16b リバースロール
16c ドクターロール
16d バックアップロール
17 接着剤層
18 乾燥炉
20 貼り合せ手段
20a,20b 一対のニップロール
22 巻取り手段
23 巻取りロール
24 繰出し部
26a,26b,26c,26d,104a 第1のウェブ基材
28a,28b,28c,28d,90a,90b,90c,98a 巻心
30 保持手段
32a,32b,32c,32d,32e,92a,92b,92c,92d,100a,100b 位置決め部材
34a,34b,34c,34d,94a,94b,94c,94d,94e,94f,102a,102b アダプタ
36 固着手段
38,89,90 繰出しロール
40 支持手段
42 支持軸
44 テーパーコーン
50 張力付与手段
52 パウダーブレーキ
52a 出力軸
54 伝達事項
56 伝達軸部
58 チェーン
60 歯車列
62 主歯車
64,66 従歯車
68,70,80,82 クラッチギヤ
72,74 繰出し歯車
76,78 中間歯車
84,86 クラッチ板
88A,88B ウェブ基材
110 中空軸部
112 軸部本体
114 貫通孔
116 弾性部材
118 突出片
120 突条部
G1,G2,G3,G4,G5 ガイドローラ
W1 ウェブ基材(第1のウェブ基材)
W2 ウェブ基材(第2のウェブ基材)
W3 積層物

Claims (2)

  1. フィルムまたはシートからなる複数のウェブ基材を接着して積層体を製造するラミネート装置であって、
    単一または複数の層で形成された1つまたは複数の第1のウェブ基材を供給する第1の供給手段、
    単一または複数の層で形成された1つの第2のウェブ基材を供給する第2の供給手段、
    前記第1の供給手段から供給された前記第1のウェブ基材および/または前記第2の供給手段から供給された前記第2のウェブ基材に接着剤を塗布する接着剤塗布手段、
    前記第1のウェブ基材および前記第2のウェブ基材を貼り合せる貼り合せ手段、および
    前記第1のウェブ基材と前記第2のウェブ基材との積層体を巻き取る巻取り手段を含み、
    前記第1の供給手段は、前記第1のウェブ基材を繰り出す繰出し部を含み、
    前記繰出し部は、
    前記第1のウェブ基材がロール状に保持された円筒状の巻心、
    前記巻心を軸方向に保持する保持手段、および
    前記保持手段を回動自在に支持する支持手段を含み、
    前記保持手段は、
    前記巻心と同じ外径および内径を備え、前記巻心の位置決めを行う円筒状の位置決め部材、
    前記巻心および前記位置決め部材に嵌入され、前記巻心および前記位置決め部材がその軸方向の端部間において突き合わされた状態で且つ同一軸中心線上に配列されるように、前記巻心および前記位置決め部材を接続するアダプタ、および
    前記巻心および前記位置決め部材の軸方向の端部間で当接する第1の当接部位、前記巻心の内周面および前記アダプタの外周面間で当接する第2の当接部位、前記巻心および前記位置決め部材の内周面および前記アダプタの外周面間で当接する第3の当接部位の内、少なくとも第1の当接部位を接合する固着手段を含み、
    前記第1のウェブ基材は、前記第2のウェブ基材の一方主面に部分的にラミネートされることを特徴とする、ラミネート装置。
  2. フィルムまたはシートからなる複数のウェブ基材を接着して積層体を製造するラミネート方法であって、
    単一または複数の層で形成された1つまたは複数の第1のウェブ基材を供給する第1の供給工程、
    単一または複数の層で形成された1つの第2のウェブ基材を供給する第2の供給工程、
    前記第1の供給工程から供給された前記第1のウェブ基材および/または前記第2の供給工程から供給された前記第2のウェブ基材に接着剤を塗布する塗布工程、
    前記第1のウェブ基材および前記第2のウェブ基材を貼り合せる貼り合せ工程、および
    前記第1のウェブ基材と前記第2のウェブ基材との積層体を巻き取る巻取り工程を含み、
    前記第1の供給工程は、前記第1のウェブ基材を繰り出す繰出し工程を含み、
    前記繰出し工程は、
    前記第1のウェブ基材がロール状に保持された円筒状の巻心を準備する準備工程、
    前記巻心を保持手段によって保持する保持工程、および
    前記保持工程により保持された前記巻心を回動自在に支持する支持工程を含み、
    前記保持手段は、
    前記巻心と同じ外径および内径を備え、前記巻心の位置決めを行う円筒状の位置決め部材、
    前記巻心および前記位置決め部材に嵌入され、前記巻心および前記位置決め部材がその軸方向の端部間において突き合わされた状態で且つ同一軸中心線上に配列されるように、前記巻心および前記位置決め部材を接続するアダプタ、および
    前記巻心および前記位置決め部材の軸方向の端部間で当接する第1の当接部位、前記巻心の内周面および前記アダプタの外周面間で当接する第2の当接部位、前記巻心および前記位置決め部材の内周面および前記アダプタの外周面間で当接する第3の当接部位の内、少なくとも第1の当接部位を接合する固着手段を含み、
    前記巻心にロール状に保持された前記第1のウェブ基材は、前記第2のウェブ基材の一方主面に部分的にラミネートされることを特徴とする、ラミネート方法。
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