JP5572336B2 - 折畳み式箱 - Google Patents

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Description

本発明は、折畳み式箱に関するもので、特には、ヒンジ部材を使用した合成樹脂発泡体製の折畳み式箱に関するものである。
梱包箱には、通い箱等のように、空の状態で運搬する際に嵩張らないように折り畳めるようにした折畳み式箱がある。特に、このような折畳み式箱が合成樹脂発泡体によって形成される場合には、合成樹脂製のヒンジが採用される(例えば、特許文献1)。
特開平7−69346号公報
ところで、合成樹脂製のヒンジの場合には、繰返し曲げ応力による耐久性が低く、結果として箱の寿命を短くしている。
本発明は、上記のような実情に鑑みて成されたもので、寿命を高めた折畳み式箱、更に、気密性を高めることができる保温・保冷に適した折畳み式箱を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、請求項1の折畳み式箱は、
底板に対して側板をヒンジ部材を介して回動自在に配設した折畳み式箱であって、
前記ヒンジ部材を、
(a)底部と該底部の両端から立設させた挟持部とによって断面コ字状を成し、該挟持部によって前記折畳み式箱の底板の端部に挟持させる底板用係止部と、
(b)底部と該底部の両端から立設させた挟持部とによって断面コ字状を成し、該挟持部によって前記折畳み式箱の側板の端部に挟持させる側板用係止部と、
(c)前記底板用係止部と前記側板用係止部を結合板によって連結した連結部と、
を合成樹脂によって一体に形成したものとし、
前記ヒンジ部材を装着する底板の端部の内面側に切欠き又は凸条の一方を形成し、前記ヒンジ部材を装着する側板の端部の内面側に切欠き又は凸条の他方を形成するとともに、前記ヒンジ部材の底板用係止部と側板用係止部の挟持部を、それぞれ内面側に形成した前記切欠きに埋め込む或いは内面側に形成した前記凸条に嵌合させることによりヒンジ部材を装着し、折畳み式箱が組立てられた状態で、ヒンジ部材が装着された底板の端部と側板の端部とが前記切欠きと凸条とが係合することによって互いに重なり合うように構成したことを特徴とする。
また、請求項2の折畳み式箱は、上記請求項1に記載の発明において、前記折畳み式箱が組立てられた状態で、相隣り合う前記側板の側縁が互いに重なり合うように形成したことを特徴とする。
また、請求項3の折畳み式箱は、請求項1又は2に記載の発明において、前記底板及び側板を、合成樹脂発泡体によって形成し、前記合成樹脂発泡体が、ポリオレフィン系樹脂発泡粒子成形体又はオレフィン改質ポリスチレン系樹脂発泡粒子成形体であることを特徴とする。
また、請求項4の折畳み式箱は、上記請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、相対向する一方の前記側板が前記ヒンジ部材を介して内方に曲折され、その上方に他方の前記側板が前記ヒンジ部材を介して内方に曲折されて折り畳まれることを特徴とする。
また、請求項5の折畳み式箱は、上記請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記折畳み式箱が組立てられた状態で、前記ヒンジ部材を、前記底部が互いに当接するように形成するとともに、一方の前記底部の当接面に凸部を形成し、他方の前記底部の当接面に、前記凸部に嵌合する凹部を形成して構成したことを特徴とする。
また、請求項6の折畳み式箱は前記ヒンジ部材の連結部の結合板の中間部が薄肉に形成され、前記ヒンジ部材を、前記底板及び側板における結合部の一方の端部から他方の端部に亘り取り付けることを特徴とする
上記した請求項1の折畳み式箱は、側板が折り畳まれる際に、ヒンジ部材の連結部の一部に集中することなく連結部ほぼ全長に亘って撓むため、ヒンジ部材の屈曲部の耐久性が高められ、よって、箱の寿命を高めることができる。
また、折畳み式箱の底板及び側板をヒンジ部材とは異なる任意の材質、例えば、合成樹脂発泡体によって形成することができるので、軽量で保温性に優れる等の適宜な特性をもった箱を得ることができる。
また、挟持部で底板及び側板の端部に装着するだけで、ヒンジ部材を取り付けることができるので、ヒンジ部材の取り付けが容易になり、箱の製造作業が容易になる。
また、ヒンジ部材を、底板及び側板における結合部の一方の端部から他方の端部に亘り取り付けることによって、気密性を確保することができ、冷気等の流出を抑えることができ、食品等の搬送或いは保管時間を長くすることができる。
また、上記した請求項2の折畳み式箱は、箱が組立てられた状態で、側板間の気密性をより高めることができるので、冷気等の流出をより確実に抑えることができ、食品等の搬送或いは保管時間をより長くすることができる。
また、上記した請求項3の折畳み式箱は、底板及び側板が合成樹脂発泡体によって形成されるので、断熱性に優れ、かつ軽量な箱を得ることができる。特にポリオレフィン系樹脂発泡粒子成形体又はオレフィン改質ポリスチレン系樹脂発泡粒子成形体によって形成されているので、強度と柔軟性のバランスに優れており、且つ擦れが生じた場合に粉塵が発生し難い箱を得ることができる。また、合成樹脂発泡粒子成形体により形成された底板及び側板は、切欠き、凹部、斜面等の形状設計の自由度が高いものとなる。
また、上記した請求項4の折畳み式箱は、相対向する一方の前記側板が前記ヒンジ部材を介して内方に曲折され、その上方に他方の前記側板が前記ヒンジ部材を介して内方に曲折されて折り畳まれるので、非常にコンパクトなものとなる。
また、上記した請求項5の折畳み式箱は、箱が組立てられた状態で、両係止部の底部の凹凸係合によって、底板に対して側板がずれることなく維持されるとともに、底板に対して側板がずれる方向の外力が受止められ、両係止部を連結する連結片にかかる外力が低減されるので、ヒンジ部材の耐久性が高められ、その結果、折畳み式箱の長期の使用が可能となる。また、連結部の端部から、他方の端部に亘り上記ヒンジ部材を取り付け、側板を底板に取り付けることにより、凹凸係合によって折畳み式箱が歪むことを防止できる為、気密性をさらに向上させることができる。
また、上記した請求項6の折畳み式箱によれば、前記ヒンジ部材の連結部の結合板の中間部が薄肉に形成され、該ヒンジ部材を、底板及び側板における結合部の一方の端部から他方の端部に亘り取り付けたため、気密性を確保することができ、冷気等の流出を抑えることができ、食品等の搬送或いは保管時間を長くすることができる。
本発明に係る折畳み式箱の一実施の形態を示した斜視図である。 図1の折畳み式箱の分解斜視図である。 本発明においてヒンジ部材が折畳み式箱の底板と側板とに介装された状態を示した断面図であり、(a)はその折畳み式箱を組立てた状態を示し、(b)は折り畳んだ状態を示している。 本発明に係る折畳み式箱の側板間の断面図である。 本発明に係る折畳み式箱の端板間の断面図である。 本発明に係る折畳み式箱を折り畳む手順を示したもので、一方の側板を折り畳んだ状態を示している。 本発明に係る折畳み式箱を折り畳む手順を示したもので、他方の側板を折り畳んだ状態を示している。 本発明に係る折畳み式箱を折り畳む手順を示したもので、両端板を折り畳んだ状態を示している。 図1におけるA−A線に沿う部分の断面図である。 図1におけるB−B線に沿う部分の断面図である。 図1におけるC−C線に沿う部分の断面図である。
以下、本発明に係る折畳み式箱の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図示した実施の形態に係る折畳み式箱1は、例えば、食品等を収容して運搬し、箱1を回収する際には、折り畳んで嵩張らないようにしたもので、箱本体10と蓋体20とを備えている。
上記箱本体10は、底板11と、相対向して底板11から垂直方向に配設される2枚の側板12,13と、相対向して底板11から垂直方向に配設される2枚の側板(以下、端板という)14,14とを備えている。
図2に示すように、底板11には、底壁11aの周縁の側板12,13に対応する位置に、高さH1,H2が異なる側壁11b,11cが垂直方向に立設され、端板14に対応する位置に、側壁11cの高さH2よりも高い同一高さH3の端壁11d,11dが垂直方向に立設されている。
そして、側壁11bの上端内面側,側壁11cの上端外面側,端壁11dの上端内面側には、切欠き11e,11f,11gがそれぞれ形成されている。その結果、側壁11b,11c、及び端壁11dの上端には、それらの肉厚のほぼ半分の肉厚の凸条11h,11i,11jが形成されることになる。
また、端壁11dの両側縁には、側壁11kが垂直方向にそれぞれ形成されている。これらの側壁11kの一方は、側壁11bの凸条11hに連続され、側壁11kの他方は、側壁11cの切欠き11fに連続している。
側板12には、両端縁外面に、切欠き12a,12aが形成され、さらにそれぞれの切欠き12aの上部外面には、切欠きに沿った凹部12bが形成され、該凹部12bの下端には、斜面12cが形成されている。
また、側板12の上端縁内面には、切欠き12dが形成され、下端縁外面にも切欠き12eが形成されている。その結果、側板12の上端縁には、厚み方向外方に凸条12fが形成され、側板12の下端縁内方には、凸条12gが形成される。
側板13は、上記側板12よりも高さが低いが、側板12と実質的には同じ形状を成している。即ち、側板13には、両端縁外面に、切欠き13a,13aが形成され、さらにそれぞれの切欠き13aの上部外面には、切欠きに沿った上記側板12の凹部12bと同じ長さの凹部13bが形成され、該凹部13bの下端には、斜面13cが形成されている。また、側板13の上端縁内面には、切欠き13dが形成され、下端縁内面にも切欠き13eが形成されている。その結果、側板13の上端縁には、厚み方向外方に凸条13fが形成され、側板13の下端縁外方には、凸条13gが形成される。
端板14の両側縁には、側壁14a,14aがそれぞれ形成されている。そして、側壁14aの内面には、溝14bが形成されており、下端内面には斜面14cが形成されている。また、端板14の下端縁外面には、切欠き14dが形成され、上端縁内面には、切欠き14eが形成されている。その結果、端板14の上端縁外方には、凸条14fが形成され、下端縁内方には、凸条14gが形成される。また、端板14の外側板面には、取手となる凹部14hが形成されている。
そして、上記した側板12,13、端板14は、ヒンジ部材15によって、上記した底板11に連結される。なお、側板12,13と端板14とのヒンジ部材15による取り付けは、ホットメルト接着剤等を、側板や端板とヒンジ部材との間に介在させることにより、両者の連結力を更に強固なものにすることができるため好ましい。
ヒンジ部材15は、図3に示すように、底部16aと、その底部の両側端から垂直方向下方に延びる挟持部16b,16cと、一方の挟持部16cと底部16aとの間に、それらを結ぶ傾斜部16dとによって略コ字状に形成された係止部16と、底部17aと、その底部の両側端から垂直方向上方に延びる挟持部17b,17cと、一方の挟持部17cと底部17aとの間に、それらを結ぶ傾斜部17dとによって略コ字状に形成された係止部17と、係止部16の一方の挟持部16cと係止部17の一方の挟持部17cとを結合板18aによって連結する連結部18とを一体に形成して成る。
そして、挟持部16b,16c,17b,17cの端部には、内方に突出する爪16e,17eがそれぞれ形成され、底部16aには、係止部17方向に突出する凸部16fが形成され、底部17aには、前記凸部16fを収容する凹部17fが形成されている。また、連結部18の結合板18aの中間部は肉薄に形成されている。
このヒンジ部材15は、合成樹脂を押出成形、引抜成形、射出成形等の方法で成形することによって一体に形成され、長手方向において適度な長さに切断することによって製造できる。使用する合成樹脂としては、弾力性を有するものであることが好ましく、具体的には、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂や、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、熱可塑性エラストマー等が挙げられる。中でも、適度な曲げ応力と復元性を有するポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂が好適である。
上記したヒンジ部材15は、図3に示すように、係止部16の挟持部16b,16cが底板11における側壁11bの切欠き11eに埋め込まれ、係止部17の挟持部17b,17cが側板12の凸条12gに嵌合される。そして、図3(a)に示すように、側板12が立ち上がった状態にあるとき、底部16a,17aが互いに当接し、凸部16fが凹部17fに嵌合するので、底部16aと底部17aとの図3(a)における左右方向の相対移動が阻止される。そして、図3(b)に示すように、側板12が折り畳まれると、ヒンジ部材15の結合板18aが曲折される。
このヒンジ部材15は、図4及び図5に示すように、他の側板13及び端板14,14と底板11との間にも同様にして介装される。即ち、底板11と側板13との間では、係止部16の挟持部16b,16cが底板11における側壁11cの凸条11iに嵌合され、係止部17の挟持部17b,17cが側板13の切欠き13eに埋め込まれる。また、底板11と端板14との間では、係止部16の挟持部16b,16cが底板11における端壁11dの切欠き11gに埋め込まれ、係止部17の挟持部17b,17cが端板14の凸条14gに嵌合される。
このようにして組立てられた箱本体10は、図6に示すように、一方の側板12がヒンジ部材15において内方に曲折され、次いで、図7に示すように、他方の側板13がヒンジ部材15において内方に曲折され、次いで、図8に示すように、端板14がヒンジ部材15において内方に曲折されて折り畳まれるので、非常にコンパクトなものとなる。
この図8の状態から箱本体10を組立てるには、上記とは逆の、図8から図6までの手順にしたがって作業する。組立てられた状態における箱本体10は、図9に示すように、上部において、端板14の溝14bに側板12の端縁を挿嵌し、図11に示すように、中間部において、端板14の側壁14aの斜面14cが側板12の斜面12cに当接し、図10に示すように、下部において、端板14の側壁14aが側板12の切欠き12a当接して、端板14の側壁14aと側板12の端縁が重なり合い、内部の密封を図る。
なお、側板12と他方の端板14との会合部も同様の構造をもち、側板13と端板14との会合部も同様の構造をもつ。
一方、蓋体20は、図2に示すように、周縁下面に切欠き21が形成され、その結果、下面に凸部22を備えている。そして、蓋体20は、その凸部22を組立てた状態の箱本体10の凸条12f,13f,14fに内嵌合させることによって、箱本体10に装着させる。
この状態における折畳み式箱1では、箱本体1の凸条12f,13f,14fが内嵌合した蓋体20の凸部22によって拘束されるので、側板12,13及び端板14が内側に倒れることはなく、また、側板12,13の切欠き12a,13a、凹部12b,13bと、端板14の側壁14a、溝14bとの嵌合によって、側板12,13及び端板14が左右に大きくずれることもなく、組立てられた状態が維持される。
また、この折畳み箱1では、底板11の下面に凸部11lが形成され、蓋体20の上面に凹部20aが形成されている。そして、折畳み式箱1を重ねた際に、下に位置する折畳み式箱1の凹部20aが上位の折畳み式箱1の凸部11lに嵌合して、上位の折畳み式箱1がずれるのを防止する。
上記した折畳み式箱1、詳しくは箱本体10を構成する底板11、側板12,13、端板14、及び蓋体20は、好適な素材として合成樹脂発泡体により形成されている。
上記折畳み式箱1を形成する合成樹脂発泡体の基材樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレンサクシネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸等のポリエステル系樹脂などを挙げることができる。これらの樹脂の中でも、強度と柔軟性のバランスに優れており、且つ板体との間に擦れが生じた場合に粉塵が発生し難い等の観点から、ポリオレフィン系樹脂、オレフィン改質ポリスチレン系樹脂であることが好ましい。特に、上記ポリオレフィン系樹脂からなるものの中でも、ポリプロピレン系樹脂が好ましい。ポリプロピレン系樹脂は強度に優れ、例えばポリエチレン系樹脂からなるものに比べて同じ強度をより軽量で実現できるために好ましい。
なお、上記合成樹脂発泡体の基材樹脂には、帯電防止剤、気泡調節剤、難燃剤、難燃助
剤、無機充填剤等の各種添加剤を必要に応じて必要量を添加することができる。また、折畳み式箱1を形成する素材に、機能性の添加剤を塗布、或いは機能性の添加剤を含有するフィルムやシートを積層することもできる。
また、上記折畳み式箱1を形成する合成樹脂発泡体の見掛け密度は、15〜300kg/m3が好ましく、特にポリオレフィン系樹脂により形成した場合の見掛け密度は、20〜300kg/m3が好ましく、30〜120kg/m3が更に好ましい。見掛け密度が小さすぎる場合には、強度が不足し易く、それを補うために板厚を厚くする必要が生じ、その結果、必要以上に箱の外形が大きなものになってしまう虞がある。また、見掛け密度があまりにも小さすぎると、箱自体が変形し易くなり、内部に収納された食品等を保護し得なくなる虞もある。一方、見掛け密度が大きすぎる場合には、軽量性を阻害する。
上記折畳み式箱1を形成する合成樹脂発泡体は、合成樹脂をビーズ状に発泡させてなる発泡粒子を金型内に充填し、所定の温度に加熱し、次いで冷却する成形方法、いわゆる型内発泡成形方法により製造される合成樹脂発泡粒子成形体が好ましい。この合成樹脂発泡粒子成形体は、切欠き、凹部、斜面等の形状設計の自由度が高く、安価に折畳み式箱1、詳しくは箱本体10を構成する底板11、側板12,13、端板14、及び蓋体20を成形することができる。
以上、本発明に係る折畳み式箱の一実施の形態を説明したが、本発明は、何ら既述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、種々の変形及び変更が可能であることは当然である。
1 折畳み式箱
10 箱本体
11 底板
11a 底壁
11b,11c 側壁
11d 端壁
11e,11f,11g 切欠き
11h,11i,11j 凸条
11k 側壁
11l 凸部
12 側板
12a 切欠き
12b 凹部
12c 斜面
12d,12e 切欠き
12f,12g 凸条
13 側板
13a 切欠き
13b 凹部
13c 斜面
13d,13e 切欠き
13f,13g 凸条
14 端板(側板)
14a 側壁
14b 溝
14c 斜面
14d,14e 切欠き
14f,14g 凸条
14h 凹部
15 ヒンジ部材
16 係止部
16a 底部
16b,16c 挟持部
16d 傾斜部
16e 爪
16f 凸部
17 係止部
17a 底部
17b,17c 挟持部
17d 傾斜部
17e 爪
17f 凹部
18 連結部
18a 結合板
20 蓋体
20a 凹部
21 切欠き
22 凸部

Claims (6)

  1. 底板に対して側板をヒンジ部材を介して回動自在に配設した折畳み式箱であって、
    前記ヒンジ部材を、
    (a)底部と該底部の両端から立設させた挟持部とによって断面コ字状を成し、該挟持部によって前記折畳み式箱の底板の端部に挟持させる底板用係止部と、
    (b)底部と該底部の両端から立設させた挟持部とによって断面コ字状を成し、該挟持部によって前記折畳み式箱の側板の端部に挟持させる側板用係止部と、
    (c)前記底板用係止部と前記側板用係止部を結合板によって連結した連結部と、
    を合成樹脂によって一体に形成したものとし、
    前記ヒンジ部材を装着する底板の端部の内面側に切欠き又は凸条の一方を形成し、前記ヒンジ部材を装着する側板の端部の内面側に切欠き又は凸条の他方を形成するとともに、前記ヒンジ部材の底板用係止部と側板用係止部の挟持部を、それぞれ内面側に形成した前記切欠きに埋め込む或いは内面側に形成した前記凸条に嵌合させることによりヒンジ部材を装着し、折畳み式箱が組立てられた状態で、ヒンジ部材が装着された底板の端部と側板の端部とが前記切欠きと凸条とが係合することによって互いに重なり合うように構成したことを特徴とする、折畳み式箱。
  2. 前記折畳み式箱が組立てられた状態で、相隣り合う前記側板の側縁が互いに重なり合うように形成したことを特徴とする、請求項1に記載の折畳み式箱。
  3. 前記底板及び側板を、合成樹脂発泡体によって形成し、前記合成樹脂発泡体が、ポリオレフィン系樹脂発泡粒子成形体又はオレフィン改質ポリスチレン系樹脂発泡粒子成形体であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の折畳み式箱。
  4. 相対向する一方の前記側板が前記ヒンジ部材を介して内方に曲折され、その上方に他方の前記側板が前記ヒンジ部材を介して内方に曲折されて折り畳まれることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の折畳み式箱。
  5. 前記ヒンジ部材を、前記折畳み式箱が組立てられた状態で、前記底部が互いに当接するように形成するとともに、一方の前記底部の当接面に凸部を形成し、他方の前記底部の当接面に前記凸部に嵌合する凹部を形成して構成したことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の折畳み式箱
  6. 前記ヒンジ部材の連結部の結合板の中間部が薄肉に形成され、前記ヒンジ部材を、前記底板及び側板における結合部の一方の端部から他方の端部に亘り取り付けることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の折畳み式箱
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