JP2591909B2 - 断熱折りたたみ式コンテナ - Google Patents

断熱折りたたみ式コンテナ

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JP2591909B2
JP2591909B2 JP6153608A JP15360894A JP2591909B2 JP 2591909 B2 JP2591909 B2 JP 2591909B2 JP 6153608 A JP6153608 A JP 6153608A JP 15360894 A JP15360894 A JP 15360894A JP 2591909 B2 JP2591909 B2 JP 2591909B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却して運搬する物品
を収納する断熱折りたたみ式コンテナに関する。特に、
断熱性樹脂で形成されているが、折りたたむことがで
き、物品の運搬の後にコンテナを返送するときには折り
たたんで運送することのできる断熱折りたたみ式コンテ
ナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷却或いは冷凍物の運搬のための
運搬箱としては、発泡スチロール等の発泡樹脂で形成し
トロ箱は、魚河岸等で使用しているものであるが、こ
れは、非常に広く一般的に使用されているが、汚れ易
く、折りたたむことが出来なく、返送するときに、同じ
体積、スペースをとり、効率的でない。発泡樹脂パネル
で組立てた箱としては、実開昭59−19876号に提
案されている。
【0003】これに対して、折りたためるように、射出
成形或いは注入発泡して、特定の形状に作成したコンテ
ナ、所謂、オリコン(折りたたみ式コンテナ)は、提供
されている(例えば、実開平4−97030号)。これ
は、射出成形した樹脂板、或いは発泡樹脂成形体を樹脂
型枠に組み込んだものであり、製造コストが高いため
に、実際の採用には、躊躇されてしまう傾向がある。更
に、発泡樹脂表面がある構成では、汚れ易く、また、汚
れがおち難くなる。また、ヒンジ部材で連結して組立て
た通凾は、実開昭54−42933号に提案されてい
る。また、上記の発泡樹脂のトロ箱は、広く使用されて
いるが、汚れが激しいとき、破損したときは、償却しな
ければならず、その際には、環境問題等の可能性があ
り、また、上記のオリコンでは、繰り返し使用でき、ス
ペースを取らなく、効率が良いものであるが、断熱性を
有する箱にする必要があり、断熱性の箱は、上記のよう
な発泡樹脂のみで作ったものであった。
【0004】更に、折りたたみ可能にした運搬箱が、従
来、提案されている(例えば、実開昭60−16773
3号、特開昭61−127436号、特開昭63−96
031号、特開平4−214738号等)が、これは、
フレームを利用して、そこに真ん中から折ることのでき
る対面する2つの側面板と対面するアオリ板とを、フレ
ームの回転自在に付けたものである。従って、構造が複
雑になり、その結果、高コストになるものである。ま
た、ヒンジで折り曲げて組立てるものも提案される(実
開昭59−118723号及び特開昭58−90083
号参照)が、一体化で折りたたむものではなく、面板
は、個々に取り外され、積層されるだけである。従っ
て、複雑な構造で、高コストとなり、また、一体化折り
たたまれるものでなく、取扱いが面倒になる。蓋と台枠
で組立るパレットコンテナは、特開昭52−13973
号に開示されている。また、5つの断熱パネルを面板と
して凹凸結合部分で組立た保冷コンテナは、実開昭63
−46327号に開示されているが、折りたたまれたと
きは、1枚づつのパネルにするものである。更に、発泡
板をL形の結合部材で組立てた保冷ボックスは、実開昭
60−139491号に開示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたもので、汚れが落ち易く、
着き難く、また、折りたたみもでき、安価に製造でき、
採用され易い断熱折りたたみ式コンテナを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の技術的
な課題の解決のために、直方体に構成され、その上面を
除く5つの面板、即ち、底面板(15)、四周の4つの
側面板を一体化構成し、各面板の稜端部で折り曲げられ
る構造であり;側面板及び底面体は、多孔質樹脂ボード
を芯材として、表面にフィルムを貼り、その端部に端部
保護部材(2)(A、B、C、D、E)を設けた樹脂ボ
ード(1)からなり;四周を構成する4つの側面板(1
1、12、13、14)は、各々接する端部には、4つ
のヒンジ接続部材で連結され、4つのヒンジ接続部材
は、2種(A、B)であり、対面するヒンジ接続部材
は、同種であり、その1種は、それに接続して、相対応
する側面板同志を90度から0度まで折り曲げ可能な構
成(A)であり、他の種は、それに接続して、相対応す
る側面板同志を、90度から180度まで折り曲げ可能
な構成(B)であり;前記の90度から0度まで折り曲
げ可能なヒンジ接続部材(A)は、相対応する側面板の
端部の内側端部から、その側面板に対して垂直に少なく
とも側面板の厚さに相当する高さ伸びている突起幅体
(16)を有し、相対応する側面板の端部部材(2)の
内側端と突起幅体(16)の内側端との結合線に、長尺
ヒンジ部(3)があり、相対応する側面板を90度にし
て、組立てたときには、相対応する側面板の端部部材
(2)端面の直角の角が、他方の相対応する側面板から
立てた突起幅体(16)の端面と面衝突固定し、相対応
する側面板と直角に固定され、0度に折りたたむときに
は、長尺ヒンジ部(3)を戻し、相対応する側面板は平
行にされるものであり;そして、90度から180度ま
で折り曲げ可能なヒンジ接続部材(B)は、側面板の厚
さの幅の切り欠き部があり、その長尺ヒンジ部(3)
は、切り欠き部の内側で相互に接続部材(2と2)の内
側で接する線にあり、90度に折り曲げ、組立てられ、
180度に、即ち、平らに折りたたむときには、端部部
材(2と2)の端部同志が、内側面で、衝突面係合して
おり、固定される構造を有し;そして、前記の4つの側
面板のうちの1つの側面板(14)の端部と底面体(1
5)の端部の端部部材(2、2)は、その端部部材の内
側端部に設けたヒンジ部(5)(E)により連結され
て、底面体(15)は、組立てたときの直角から、折り
たたみのときは、側面板(14)に重なるように折ら
れ;その他の面体端部には、端部保護部材(C)を設け
てあることを特徴とする断熱折りたたみ式コンテナであ
る。更に、各ボードは、各々の端部部材の有する長尺挿
入溝に挿入嵌合され、固定されている構造が好適であ
る。また、その4つの側面板のうちの少なくとも1つの
側面板の底側端部付近に平行に、組立てたとき、該底面
体(15)を係合するストッパー突起部(5)を有する
ものが好適である。そして、多孔質樹脂で形成された中
空部を有する蓋体を備えることもできる。蓋体は、組立
てた4つ側面板による4角柱筒の内部に嵌合する凸形状
部分が、上面及び下面に備えることができる
【0007】
【作用】多孔樹脂は、断熱性にすぐれており、従来の
トロ箱の形成でも用いられているが、多孔であるため
に、その表面が汚れ易く、また、その角、端部は、崩れ
易く、損失し易いものである。その欠点を解決するため
に、本発明では、多孔樹脂の表面を、樹脂フィルムま
たは金属蒸着フィルムで覆い、汚れ難くし、同時に、取
り扱い易くするものである。この多孔樹脂とその表面
を被う樹脂フィルムは、ホットメルトで密着でき、或い
は超音波溶接で密着させ或いはスポット溶接で密着させ
ることができる。多孔樹脂と樹脂フィルムが、同材の
とき、上記のような溶接方法が好適である。
【0008】このような構造でも、断熱ボードは、その
端部が非常に弱く、そのままでは、冷却されたり、野外
に置かれたり、手荒く取り扱われたり等の厳しい条件下
で使用されるコンテナでは、破損し易く、一端破損する
と、それが容易に広がり、急速に使用に耐えないように
なる。
【0009】このような場合でも耐えられるように、本
発明の断熱折りたたみ式コンテナでは、各断熱ボードの
端部を覆うように、樹脂で成形した端部部材を固定す
る。このような構造にしたために、多孔樹脂の角、端
部を補強する結果となり、使用に便利で、端部が容易に
崩れないコンテナを提供したものである。
【0010】端部部材を形成する樹脂としては、半軟質
樹脂が好適である。例えば、ポリプロピレン、軟質塩化
ビニルを使用できるが、特に、ポリプロピレンが最も好
適である。或いは、二層成形した半軟質塩化ビニル樹脂
を用いることができる。このような半軟質樹脂で形成し
たために、単に、その端部角になるべき切り欠き部を設
ると、そこを中心に、容易に曲げることができ、簡単
な構造で、屈曲、回転できる機構を具備することができ
る。この切り欠き部は、上記の多孔樹脂によるボード
を、角部で結合する端部部材において、2つの該ボード
を挿入固定する凹部を2つ設けてある箇所の間に、設け
る。このことにより、2つの挿入固定されたボードを、
直角から、平行になるまで、回転或いは屈曲することが
できる。
【0011】次に、本発明の断熱折りたたみ式コンテナ
を具体的に実施例により説明するが、本発明はそれらに
よって限定されるものではない。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の断熱折りたたみ式コンテナ
の全体を示す斜視図である。図示のように、特殊な構造
多孔質断熱ボード11、12、13、14、15の5
枚の端部に、各々特殊な形状の端部部材A、B、C、
D、Eを取り付けて、図示のように組立てたものであ
る。即ち、5つの断熱ボードを端部部材2は、多孔質ボ
ードの各端部を保護すると同時に、それらを通して、各
ボード1を連結したもので、その各端部部材は、特殊
な断面(詳細は、図2により説明する)を有し、折りた
ためるようになっている。先ず、四周の側面板のボード
11、12、13、14は、図示のように端部部材で連
結されている。四辺の箱の対角の、即ち、対面する端部
では、図示のように、同じ種の端部部材で連結固定さ
れ、即ち、端部部材Aが2つと端部部材Bが2つで直方
体の箱形に組立てられる。更に、各ボードの上端部
は、各々端部部材Cが嵌合固定され、そして、直方体の
箱の底は、断熱ボード15(図1では見えない)で
され、その底ボード15は、端部部材E(側面板1
の下端部 に固定される)でボード14の下端に近い位
置、即ち、図2(E)に示されるように端部部材2の上
端部にヒンジ部で回転自由に係合固定されており、組立
てたときには、他のボードの下端に近い位置にある端部
部材Dにより嵌合される。
【0013】図1の各端部部材A、B、C、D、Eの
断面を示す断面図を図2に示す。即ち、各端部部材A、
B、C、D、Eの断面は、各々、図2のA、B、C、
D、Eに示される。各端部部材2には、図示のように、
多孔樹脂ボードの端部が嵌合固定されており、そ
の多孔樹脂ボードの端部を保護する役目をし、長尺
物で、樹脂ボードの端部の大部分を覆っている。(図
2では、断面だけを示すが、これは、ボード端部全部に
わたり伸びているものである)多孔質樹脂ボードは、
好適には、発泡ウレタンで形成される。更に、ボード1
は発泡ウレタン成形体を芯材としてその表面に、図4
で説明するように、プラスチックフィルムを貼ったもの
が好適である。そして、これら端部部材は、好適には
半軟質のポリプロピレン樹脂で形成される。そして、大
部分では、その一部に、切り欠き部又はヒンジ部が、
成され、そこから、折り曲げられる構造になっている。
【0014】90度から0度まで折り曲げ可能な端部部
材Aは、図2(A)に示される断面を有し、成形された
樹脂の端部部材2(好適にはポリプロピレン樹脂)の溝
多孔樹脂ボード1を挿入するという構造であり、3
の位置には、切り欠きを有し、ヒンジ部を構成し、2点
鎖線で示すように、ボード14(13)を直角に曲げる
ことができる。(即ち、側面板11に対しては、側面板
14は、直角(90度)から平行(0度)に曲げること
ができる。)これにより、ボード11(12)とボード
14(13)は、平行に折りたためる。端部部材Aで
は、折りたたまれた側面板11と側面板14の間には、
もう1枚のボード(側面板)が入る程度のスペースがあ
るようにする。16の部分は、側面板11から直角に、
略側面板厚に相当する高さ、突起し伸びているものであ
り、部分16は、折りたたんだときに、2点鎖線で示す
ように、側面板厚に相当する隙間が生じると同時に、組
立てたときに、実線で示すように、角部分に断熱ボード
が存在して、本発明のコンテナ中に収納された物品の保
温、断熱のために役立つものである。
【0015】90度から180度まで折り曲げ可能な
部部材Bは、図2(B)に示される断面を有し、同様
に、成形された端部部材の溝中に多孔樹脂ボード1
を挿入嵌合するという構造であり、3の位置には、切り
欠きを有し、ヒンジ部があり、点線で示すように、ボー
ド12(13)を直角に曲げることができる。即ち、側
面板12と14の間は、直角(90度)に組立てられて
いたが、平らに(180度)に戻されるものである。こ
のような接続部材Bにより、ボード14(11)とボー
ド12(13)は、側面板12の端面が、側面板14の
端面に衝突面係合して、平らに折りたため、従って、
の端部部材Bでは、その間には殆どスペースはできな
い。尚、以上の2種の端部部材A、Bは、組立てられた
断熱ボード即ち、11、12、13、14同志を結合す
るための接続部材であり、従って、これら端部部材は、
縦方向に、組立っているものである。
【0016】端部部材Cは、図2(C)に示される断面
を有し、多孔樹脂ボード1の上端部が端部部材2の溝
中に嵌合固定され、ボード端部を保護強化するものであ
る。この端部部材2の内側は、図示のようにRを付け
ると好適である。蓋を付けた場合に、付け易く、外し易
くなり、取り扱い易くできる構造にする。従って、この
端部部材は、他のものと異なり、多孔樹脂ボード
の端部(側面板11、12、13、14の上端部等)を
保護するものである
【0017】側面板11、12、13の少なくとも1つ
端部部材2になる端部部材Dは、図2(D)に示される
断面を有し、図示のように、縦方向にあるボード11、
12、13の底部にあるものである。基本的には、端
部部材Dは、底面体15に接続部材Eにより連結されて
いる側面板14に対面している側面板13の底端部に設
けられる。即ち、多孔ボード1の底部を、端部部材
Dの溝に挿入嵌合する構造と、その端部部材Dの底から
少し離れた箇所に、底面に平行に、ストッパー突起部5
を設け、底部ボード15の端部を係合して組立てること
ができる。そして、このように組立られたボード15
は、本発明のコンテナの底部を成すものである。従っ
て、端部部材Dは、端部部材Cと同様に、ボードの端部
(底部)保護を行なうと同時に、底ボードを係合する
ストッパーの役目もなす
【0018】4つの側面板のうちの1つの側面板14の
端部と底面体15の端部を連結する端部部材Eは、図2
(E)に示される断面を有する。先ず、端部部材2の溝
に嵌合された多孔質樹脂ボード1を2つを連結してお
り、端部部材2の内側上端付近で連結部を形成し、図示
のように、ヒンジ部を形成する。底面板15は、実線で
示す位置に、側面板14に対して直角に組立てられてい
るが、底面板15は、折りたたみのときは、ヒンジ部に
より、1点鎖線で示すように側面板14と平行に折りた
ためる。端部部材Eでは、側面板14と底板15の間
は殆どスペースはできない。このために、底部ボード1
5は、立っている断熱側面板11、12、13、14に
平行に折りたため、側面板14に隣接して平行になり、
図2(A)に示される側面板11と14の間隙中に折り
たため、本発明のコンテナは、コンパクトに折りたたむ
ことができる。
【0019】従って、本発明の断熱折りたたみ式コンテ
ナを、折りたたむと図5に示すようになる。本発明の断
熱折りたたみ式コンテナは、返送の場合には、図5のよ
うに折りたたんで、スペースを節約して、送ることがで
きる。即ち、4つの側面板11、12、13、14は、
ヒンジ端部部材Aでは、0度に平行に並べられ、ヒンジ
端部部材Bでは、180度に平らに並べられて、4角形
状をつぶれた形に折りたたまれている。図5の形状を組
立てるときは、端部部材Bの部分を広げていくと、元の
4角形状になる
【0020】本発明の断熱折りたたみ式コンテナに利用
する断熱ボードは、例えば図4に示す構造である。即
ち、多孔樹脂によるボード31の表面に、特殊紙32
(例えば、アンカーフィルムを施し、その上に、ライナ
ーフィルムを貼るような構造)を張り、それを通して、
アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム33を設けた構
造である。この特殊紙32は、多孔樹脂31の表面に
接着して張ることにより、多孔体による表面ザラザラ、
凹凸を平滑にして、アルミニウム蒸着フィルムを確実に
接着できるようにするためである。アルミニウム蒸着ポ
リエステルフィルムの代わり、通常の塩化ビニルフィル
ムで面を構成して、枠材即ち、端部部材として、同じ塩
化ビニルフィルムで形成した端部部材を用い、端部部材
に多孔質樹脂31を嵌合固定するに、両者を超音波スポ
ット溶接により、本発明の断熱折りたたみ式コンテナの
特殊な構造を容易に作成することができる。
【0021】本発明の断熱折りたたみ式コンテナは、図
(A)に示すような断面に組立てられる。即ち、主
に、断熱ボード1と端部部材2;即ち、ボード上端部に
嵌合してある端部を保護する端部部材Cと底面体を嵌合
固定しているヒンジ端部部材Eと底面体の反対端部を係
合するストッパー突起部を有する端部部材Dにより組立
てられる。そしてここで示されていない縦方向に配置さ
れたヒンジ部を有する2種の端部部材B、Cで連結され
た4つの側面板により、図3(A)の断面に組立てられ
る。即ち、底面体は、端部でのみ支持されて、また、側
面板の上端部は、端部部材Cで補強されている。
【0022】図3(A)の組立てたものに、更に、断熱
性蓋体20を、図3(B)に示すように、コンテナの上
に、載せ、より断熱性を高めることができる。蓋体20
は、図示のように、中空部23を有し、その中空部23
には、例えば、冷却媒体等25を収納させ、コンテナ内
部を冷却することができる。また、蓋体20は、組立て
たコンテナの4角筒の内側に嵌合するような凸部21を
有することができる更に、1点鎖線で示した、その上
に積み重ねたコンテナの底部の凹部(即ち、4角筒内
部)に嵌合する形状の凸部22を有することができる。
これにより、コンテナの積み重ねが、容易に安定して可
能であり、荷崩れが起こり難くすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の断熱折り
たたみ式コンテナにより、前記のような効果が得られ
た。それらをまとめると、次のような顕著な技術的効果
となる。
【0024】即ち、第1に、保温して、或いは冷却し
て、運搬する容器として便利で、折りたたむことがで
き、スペースを取らないで返送することができる断熱コ
ンテナを提供する。
【0025】第2に、汚れが着き難く、且つ汚れが落ち
易い簡便な折りたたみ式断熱コンテナを提供し、第3
に、使用に扱い易く、折りたたみにもでき、安価に製造
でき、採用され易い折りたたみ式断熱性コンテナを提供
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断熱折りたたみ式コンテナの斜視図で
ある。
【図2】本発明による各端部部材の模式断面図である。
【図3】本発明の断熱折りたたみ式コンテナ全体の断面
図とそれに蓋体を載せ、更にコンテナを積み重ねたとき
の様子を示す模式的断面図である。
【図4】本発明の断熱折りたたみ式コンテナに使用する
断熱ボードの模式的断面図である。
【図5】本発明の断熱折りたたみ式コンテナの折りたた
んだときの模式的側面図である。
【符号の説明】
1、11、12、13、14、15 断熱ボード 2 端部部材 A、B、C、D、E 端部部材 5 ストッパー凸部 20 蓋体

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体に構成され、上面を除く5つの
    面板、即ち、底面板(15)、四周の4つの側面板(1
    1、12、13、14)を一体化構成し、各面板の稜端
    部で折り曲げられる構造であり; 前記の側面板及び底面体は、多孔質樹脂ボードを芯材と
    して、表面にフィルム(32)を貼り、その端部に端部
    保護部材(2)(A、B、C、D、E)を設けた樹脂ボ
    ード(1)からなり; 四周を構成する4つの側面板(11、12、13、1
    4)は、各々接する端部には、4つのヒンジ接続部材で
    連結され、4つのヒンジ接続部材は、2種(A、B)で
    あり、対面するヒンジ接続部材は、同種であり、その1
    種は、それに接続して、相対応する側面板同志を90度
    から0度まで折り曲げ可能な構成(A)であり、他の種
    は、それに接続して、相対応する側面板同志を、90度
    から180度まで折り曲げ可能な構成(B)であり; 前記の90度から0度まで折り曲げ可能なヒンジ接続部
    材(A)は、相対応する側面板の端部の内側端部から、
    その側面板に対して垂直に少なくとも側面板の厚さに相
    当する高さ伸びている突起幅体(16)を有し、相対応
    する側面板の端部部材(2)の内側端と突起幅体(1
    6)の内側端との結合線に、長尺ヒンジ部(3)があ
    り、相対応する側面板を90度にして、組立てたときに
    は、相対応する側面板の端部部材(2)端面の直角の角
    が、他方の相対応する側面板から立てた突起幅体(1
    6)の端面と面衝突固定し、相対応する側面板と直角に
    固定され、0度に折りたたむときには、該長尺ヒンジ部
    (3)を戻し、相対応する側面板は平行にされるもので
    あり;そして、 前記の90度から180度まで折り曲げ可能なヒンジ接
    続部材(B)は、側面板の厚さの幅の切り欠き部があ
    り、その長尺ヒンジ部(3)は、切り欠き部の内側で相
    互に接続部材(2と2)の内側で接する線にあり、90
    度に折り曲げ、組立てられ、180度に、即ち、平らに
    折りたたむときには、端部部材(2と2)の端部同志
    が、内側面で、衝突面係合しており、固定される構造を
    有し;そして、 前記の4つの側面板のうちの1つの側面板(14)の端
    部と底面体(15)の端部の端部部材(2、2)は、そ
    の端部部材の内側端部に設けたヒンジ部(5)(E)に
    より連結されて、底面体(15)は、組立てたときの直
    角から、折りたたむときは、側面板(14)に重なるよ
    うに折られ; その他の面体端部には、端部保護部材(C)を設けてあ
    ることを特徴とする断熱折りたたみ式コンテナ。
  2. 【請求項2】 各ボードの端部は、各々、端部部材の
    有する各々の長尺挿入溝に挿入嵌合され、固定されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の断熱折りたたみ式
    コンテナ。
  3. 【請求項3】 その4つの側面板のうちの少なくとも
    1つの側面板の底側端部付近に該端部から一定距離離れ
    て平行にストッパー突起部(5)を備え、組立てたと
    き、該底面体(15)を係合することを特徴とする請求
    項1或いは2に記載の断熱折りたたみ式コンテナ。
  4. 【請求項4】 更に、多孔質樹脂で形成された中空部
    を有する蓋体(20)を備えることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の断熱折りたたみ式コンテナ。
  5. 【請求項5】 蓋体は、組立てた4つ側面板(11、
    12、13、14)による4角柱筒の内部に嵌合する凸
    形状部分(21、22)が、上面及び下面に備えること
    を特徴とする請求項4に記載の断熱折りたたみ式コンテ
    ナ。
  6. 【請求項6】 多孔質樹脂ボード(1)(11、1
    2、13、14、15)の表面に金属蒸着フィルム(3
    3)を密着させたことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の断熱折りたたみ式コンテナ。
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