JP5572189B2 - 家具転倒防止装置 - Google Patents
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Description
このような家具9に対して適用される本発明の家具転倒防止装置1は、家具9の天板11上に載置される下板31と、下板と相対して配置され部屋の天井4に当接するように設置される上板32と、下板31と上板32との間の左右両端寄りの位置に設置される垂直方向Zに伸縮可能な一対の支持柱33とを備えることによって基本的骨格が形成されており、更に下板31の下面には、家具9の天板11の上面に密着されることで粘着力を発揮する粘着マット35が配置されている。
次に、このようにして構成される本実施の形態に係る家具転倒防止装置1を家具9の天板11と部屋の天井4との間の隙間Sに設置する場合の設置手順について説明する。
最初に、机やテーブルあるいは床面5上に、上板32を下面を上にして載置し、上板32の左右両端部に刻設されているネジ穴32aに対して支持柱33を取り付ける。具体的には、ネジ軸41の先端部寄りに設けられている操作部42を持って、ネジ穴32aにネジ軸41の先端部を挿入し、操作部42を所定の方向にいっぱいになるまで回して締め付ける。尚、予めネジ軸41は、支持筒体43の穴部43bにいっぱいに挿入した収縮状態にし、固定ナット47を使用して締め付けて固定しておく。
次に、机やテーブルあるいは床面5上に、下板31を上面を上にして載置し、支持柱33が取り付けられた上板32を裏返して上方から下板31の左右両端部に突設されているネジ軸31aに対して、支持柱33下端の支持筒体43の雌ネジ部43aを位置合わせして挿入する。そして、支持筒体43を握って、支持筒体43を所定の方向にいっぱいになるまで回して締め付けて行く。
次に、このようにして組み立てられた家具転倒防止装置1を家具9の天板11上に持ち上げて、天板11上の上述した所定の位置に粘着マット35を下にして設置する。次に、左右の支持柱33の固定ナット47を緩め、上板32の下面に手を当てて上方に上板32を押し上げ、上板32の上面が天井4の下面に当接した位置で固定ナット47を締め付けて上板の突っ張り高さH0を固定する。
次に、背面ストッパ51を準備し、背面ストッパ51の長穴51aを下板31に刻設されているネジ孔31bの位置に位置合わせし、上方から固定ネジ53を長穴51aとネジ孔31bに挿入して所定の方向に数回捩じ込む。次に、背面ストッパ51の先端の下方に90°折れ曲がった部分が家具9の背面に当接するまで引き出して固定ネジ53をいっぱいに締め付ければ背面ストッパ51が取り付けられ、家具等の転倒防止装置1の一連の設置作業が完了する。
次に、このようにして設置された本実施の形態に係る家具転倒防止装置1の作動態様を、(A)水平方向前方への揺れが作用した時の初期段階の作動態様と、(B)水平方向前方への揺れが作用した時の二次段階の作動態様と、(C)水平方向後方への揺れが作用した時の作動態様と、(D)垂直方向の揺れが作用した時の作動態様の4段階の作動態様に分けて説明する。
地震等の揺れによって家具9を水平方向前方Y1に移動させるような力F1が家具転倒防止装置1に作用すると、初期段階では、上板32の上面は、天井4の下面を滑って下板31と支持柱33と一体になって移動するから、支持柱33を破壊に導くような応力集中が支持柱33にかかることはない。下板31の下面の粘着マット35と家具9の天板11との間の摩擦力が、上板32の上面と天井4との間の摩擦力より大きいので、家具転倒防止装置1が家具9から落ちることはない。
地震等の揺れによって家具9が台輪7の下面の前縁を支点として前方に傾く二次段階に移行すると、家具9の天板11の後端部が上方に持ち上げられて、家具転倒防止装置1の上板32の上面が部屋の天井4に押し付けられるため、家具9のそれ以上の傾きが防止されて家具9の転倒が防止される。
地震等の揺れによって家具9が水平方向後方Y2に移動したり、家具9が台輪7の下面の後縁を支点として後方に傾くような力F2を受けると、部屋の壁面6に衝突して家具9の後方への移動と傾きが防止される。
地震等の揺れによって家具9を垂直方向Zに移動させる力F3が家具転倒防止装置1に作用すると、垂直方向Zの力F3は、支持柱33を介して家具9に伝達される。
〔態様1〕
家具の天板と部屋の天井との隙間に設置される家具転倒防止装置であって、
家具の天板上に載置される下板と、
前記下板と相対して配置され、部屋の天井に当接するように設置される上板と、
前記下板と前記上板との間に設置される一対の支持柱であって、当該下板及び当該上板の両端寄りの位置に設置される垂直方向に伸縮可能な一対の支持柱と、
を備える家具転倒防止装置において、
前記下板の下面と家具の天板との間の摩擦力が、前記上板の上面と部屋の天井との間の摩擦力より大きい、家具転倒防止装置。
〔態様2〕
態様1記載の家具転倒防止装置において、
前記下板の前記下面には、家具の天板の上面に密着されることで粘着力を発揮する粘着マットが設けられている、家具転倒防止装置。
〔態様3〕
態様2記載の家具転倒防止装置において、
前記粘着マットは、アクリル製の吸着テープによって形成されている、家具転倒防止装置。
〔態様4〕
態様1乃至3のいずれか1項に記載の家具転倒防止装置において、
前記上板は、部屋の天井に当接した状態で水平方向に滑ることが可能なように構成されている、家具転倒防止装置。
〔態様5〕
家具の天板と部屋の天井との隙間に設置される家具転倒防止装置であって、
家具の天板上に載置される下板と、
前記下板と相対して配置され、部屋の天井に当接するように設置される上板と、
前記下板と前記上板との間に設置される一対の支持柱であって、当該下板及び当該上板の両端寄りの位置に設置される垂直方向に伸縮可能な一対の支持柱と、
を備える家具転倒防止装置において、
前記一対の支持柱の各々は、
外周面に雄ネジ部が刻設され、前記上板と前記下板のいずれか一方に取り付けられるネジ軸と、
前記ネジ軸と垂直方向に摺動可能な状態で嵌合する所定深さの穴部を有し、前記上板と前記下板の他方に取り付けられる支持筒体と、
前記ネジ軸の前記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を備え、前記ネジ軸に対して締め付けられるとき前記支持柱を伸長させる固定ナットと、
を具備しており、
前記一対の支持柱の各々には、弾性変形可能なクッションスペーサが設けられ、
前記固定ナットを前記ネジ軸に対して締め付けて前記クッションスペーサが弾性変形して当該固定ナットの過剰な締め付けを防止するときに前記支持柱が伸長して前記上板が天井に対して所望の押し付け力を発揮するように、当該クッションスペーサの高さは、当該固定ナットに形成されている収容空間の高さよりも所定量高くなるように設定されている、家具転倒防止装置。
〔態様6〕
態様5記載の家具転倒防止装置において、
前記クッションスペーサは、軸方向に沿って延びるスリットを全長に亘って形成したC型断面のすり割り付き筒状部材によって構成されている、家具転倒防止装置。
〔態様7〕
態様5記載の家具転倒防止装置において、
前記クッションスペーサの上下には、所定厚さの樹脂ワッシャが設けられている、家具転倒防止装置。
〔態様8〕
態様1または5に記載の家具転倒防止装置において、
前記下板には、家具の背板の背面の上部に引っ掛けて家具の前方に飛び出るのを防ぐ、家具の奥行き方向に伸縮可能な背面ストッパが設けられている、家具転倒防止装置。
A:収納物、B:載置物、X:幅方向、Y:奥行き方向、Y1:水平方向前方、Y2:水平方向後方、Z:垂直方向、S:隙間、H1:高さ、H2:高さ、H0:突っ張り高さ、T:隙間、F:力
Claims (7)
- 家具の天板と部屋の天井との隙間に設置される家具転倒防止装置であって、
家具の天板上に載置される下板と、
前記下板と相対して配置され、部屋の天井に当接するように設置される上板と、
前記下板と前記上板との間に設置される一対の支持柱であって、当該下板及び当該上板の両端寄りの位置に設置される垂直方向に伸縮可能な一対の支持柱と、
を備える家具転倒防止装置において、
前記下板の下面と家具の天板との間の摩擦力が、前記上板の上面と部屋の天井との間の摩擦力より大きく、
前記上板は、部屋の天井に当接した状態で水平方向に滑ることが可能なように構成されている、家具転倒防止装置。 - 請求項1記載の家具転倒防止装置において、
前記下板の前記下面には、家具の天板の上面に密着されることで粘着力を発揮する粘着マットが設けられている、家具転倒防止装置。 - 請求項2記載の家具転倒防止装置において、
前記粘着マットは、アクリル製の吸着テープによって形成されている、家具転倒防止装置。 - 家具の天板と部屋の天井との隙間に設置される家具転倒防止装置であって、
家具の天板上に載置される下板と、
前記下板と相対して配置され、部屋の天井に当接するように設置される上板と、
前記下板と前記上板との間に設置される一対の支持柱であって、当該下板及び当該上板の両端寄りの位置に設置される垂直方向に伸縮可能な一対の支持柱と、
を備える家具転倒防止装置において、
前記一対の支持柱の各々は、
外周面に雄ネジ部が刻設され、前記上板と前記下板のいずれか一方に取り付けられるネジ軸と、
前記ネジ軸と垂直方向に摺動可能な状態で嵌合する所定深さの穴部を有し、前記上板と前記下板の他方に取り付けられる支持筒体と、
前記ネジ軸の前記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を備え、前記ネジ軸に対して締め付けられるとき前記支持柱を伸長させる固定ナットと、
を具備しており、
前記一対の支持柱の各々には、弾性変形可能なクッションスペーサが設けられ、
前記固定ナットを前記ネジ軸に対して締め付けて前記クッションスペーサが弾性変形して当該固定ナットの過剰な締め付けを防止するときに前記支持柱が伸長して前記上板が天井に対して所望の押し付け力を発揮するように、当該クッションスペーサの高さは、当該固定ナットに形成されている収容空間の高さよりも所定量高くなるように設定されている、家具転倒防止装置。 - 請求項4記載の家具転倒防止装置において、
前記クッションスペーサは、軸方向に沿って延びるスリットを全長に亘って形成したC型断面のすり割り付き筒状部材によって構成されている、家具転倒防止装置。 - 請求項4記載の家具転倒防止装置において、
前記クッションスペーサの上下には、所定厚さの樹脂ワッシャが設けられている、家具転倒防止装置。 - 請求項1または4に記載の家具転倒防止装置において、
前記下板には、家具の背板の背面の上部に引っ掛けて家具の前方に飛び出るのを防ぐ、家具の奥行き方向に伸縮可能な背面ストッパが設けられている、家具転倒防止装置。
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