JP5572166B2 - フィルタ装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルタ装置及びその制御方法に係り、特に再帰型のフィルタ回路のような正帰還を有するフィルタ回路を含むフィルタ装置及びその制御方法に関する。
現在、RF(Radio Frequency)信号のフィルタ回路として、主にSAW(surface acoustic wave )フィルタ等の受動素子が用いられている。これらのフィルタ回路の出力信号には出力ゲインがなく、この点が信号のノイズ劣化の要因となる。また、SAWフィルタは、個々のフィルタ回路の適応周波数領域が狭いため、広帯域をカバーするためには、複数のフィルタ回路が必要となる。
上記したSAWフィルタの欠点を解消するフィルタとして、例えば、再帰型フィルタ回路がある。再帰型フィルタ回路は、正帰還型フィルタ回路とも呼ばれ、内部に正帰還を有し、適応周波数領域が広く、広帯域をカバーできることが知られている。
図7は、従来の再帰型フィルタ回路を説明するための図である。従来の再帰型フィルタ回路は、LNA(Low Noise Amplifier:低雑音増幅回路)201、可変ゲインアンプ204、移相器203、加算器202によって構成されている。図7に示した回路において、加算器202からの出力信号Voutの振幅及び位相と可変ゲインアンプ204、移相器203からのフィードバック信号Vfの振幅及び位相とが略等しいとき、この回路はある周波数で大きなゲインを得て、フィルタ回路として機能する。
ここで、図7に示した再帰型フィルタ回路の制御について説明する。
図7に示した再帰型フィルタ回路の伝達関数は、以下の式(1)によって与えられる。
H=GL/(1−Gg|K|exp(j∠K)) …式(1)
上記した式(1)において、GLはLNA201のゲイン、Ggは可変ゲインアンプ204のゲイン、Kは移相器203の伝達関数である。加算器202のゲインは略1とする。
図7の再帰型フィルタ回路は、式(1)の分母が略0になるとき大きなゲインを持ち、鋭いピーク特性を有し、急峻な周波数特性をもつフィルタ回路となることが式(1)から分かる。このとき、下記の式(2)、(3)が満たされる。
|GgK|≒1 …式(2)
∠[Gg|K|exp(j∠K)]≒2π …式(3)
ただし、式(1)の実数部が、Re[Gg|K|exp(j∠K)]>1となると、発振する。
その周波数(中心周波数)において発振直前の状態にすることにより、再帰型フィルタ回路がフィルタとして適正に機能する。
以上の条件により、再帰型フィルタ回路がフィルタとして適正に機能するように制御するための条件は、以下の3つになる。
すなわち、可変ゲインアンプ、移相器、加算器によって構成される閉ループを考えると、|GgK|≒1より、以下の条件が導き出せる。
・出力信号Voutとフィードバック信号Vfの振幅が略等しい。
・ループゲイン|GgK|は1よりもわずかに小さくする。
同様に、可変ゲインアンプ、移相器、加算器によって構成される閉ループを考えると、∠[Gg|K|exp(j∠K)]≒2πより、以下の条件が導き出させる。
・出力信号Voutとフィードバック信号Vfの位相が略等しい。
Vol.108,NO.212(US2008 32−46) 電子情報通信学会技術研究報告 PAGE.57−61 2008
再帰型フィルタ回路の制御は、図8に示すように、移相器303に位相調整電圧を、可変ゲインアンプ304にゲイン調整電圧を入力し、位相やゲインを制御することによって行われる。このような調整は、例えば、スペクトルアナライザ等を使って出力信号Voutをモニタしながら手動で可変ゲインアンプ304のゲイン及び移相器303の位相を同時に変化させ、発振することなく適切な設定値にすることによって行われる。
しかしながら、スペクトルアナライザ等の外部装置を用い、可変ゲインアンプのゲインや移相器の位相を手動で調整するのは困難である。
本発明は、上記した点に鑑みて行われたものであり、フィルタ回路によってフィルタリングされる中心周波数を自動的に変更、設定、調整をする機能を有するフィルタ装置及びその制御方法を提供することを目的にする。
以上の課題を解決するため、本発明のある態様のフィルタ装置は、入力信号とフィードバック信号を加算した加算信号を出力する加算器と、当該加算器によって出力された加算信号を所望の増幅率で増幅した増幅信号を生成する可変ゲインアンプと、当該可変ゲインアンプによって増幅された増幅信号の位相を任意のシフト量でシフトさせ、前記フィードバック信号を生成し、前記加算器に入力する移相器と、を有し、内部に正帰還を有する再帰型フィルタ回路と、前記再帰型フィルタ回路の中心周波数を制御する制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記フィードバック信号の振幅に従って、前記可変ゲインアンプの増幅率を制御するゲイン制御信号を生成するゲイン制御部と、前記フィードバック信号の周波数に従って、前記移相器における前記増幅信号の位相のシフト量を制御する移相器制御信号を生成する移相制御部と、を備え、前記中心周波数が制御される間、前記再帰型フィルタ回路を発振状態にすることを特徴とする。
また、本発明のフィルタ装置は、上記した発明において、前記ゲイン制御部は、基準として設定された振幅である基準振幅と前記フィードバック信号の振幅とを比較する振幅比較回路(例えば図1に示したコンパレータ107)と、前記振幅比較回路による比較の結果に基づいて、前記可変ゲインアンプの増幅率を制御するゲイン制御信号を生成するゲイン制御回路(例えば図1に示したゲイン制御電圧生成部108)と、を備え、前記移相制御部は、基準として設定された周波数である基準周波数と前記フィードバック信号の周波数とを比較する周波数比較回路(例えば図1に示したコンパレータ116)と、前記周波数比較回路の比較結果に基づいて、前記移相器における前記増幅信号の位相のシフト量を制御する移相器制御信号を生成する移相制御回路(例えば図1に示した移相器制御電圧生成部117)と、を備えることが望ましい。
また、本発明のフィルタ装置は、上記した発明において、前記ゲイン制御回路が、前記可変ゲインアンプの増幅率または前記移相器のシフト量が制御される間、前記再帰型フィルタ回路を発振状態にすることが望ましい。
また、本発明のフィルタ装置は、上記した発明において、前記入力信号を増幅して前記再帰型フィルタ回路に入力させるアンプ回路(例えば図1に示したLNA120)をさらに備え、前記再帰型フィルタ回路の中心周波数が制御される間、前記アンプ回路による前記再帰型フィルタ回路への入力信号の入力が停止されることが望ましい。
また、本発明のフィルタ装置は、上記した発明において、前記ゲイン制御回路は、前記振幅比較回路における比較の結果、前記基準振幅が前記フィードバック信号の振幅よりも大きい場合、前記可変ゲインアンプにおける信号の増幅率を上げる前記ゲイン制御信号を生成し、前記基準振幅が前記フィードバック信号の振幅よりも小さい場合、前記可変ゲインアンプにおける増幅率を下げる前記ゲイン制御信号を生成することが望ましい。
また、本発明のフィルタ装置は、上記した発明において、前記ゲイン制御回路は、前記ゲイン制御信号を連続して複数回生成し、前記フィードバック信号の振幅が前記基準振幅よりも大きくなった場合、以前に生成された前記ゲイン制御信号を生成し、前記フィードバック信号の振幅を前記基準振幅よりも小さくすることが望ましい。
また、本発明のフィルタ装置は、上記した発明において、前記移相制御回路が、前記基準周波数が前記フィードバック信号の周波数よりも大きい場合、前記移相器に前記フィードバック信号の周波数を大きくさせる前記移相器制御信号を生成し、前記基準周波数が前記フィードバック信号の周波数よりも小さい場合、前記移相器に前記フィードバック信号の周波数を小さくさせる前記移相器制御信号を生成することが望ましい。
また、本発明のフィルタ装置は、上記した発明において、前記移相制御回路が、前記基準周波数と前記フィードバック信号の周波数とが略同一になるように前記移相器を動作させる前記移相器制御信号を生成することが望ましい。
また、本発明のフィルタ装置は、上記した発明において、前記再帰型フィルタ回路の中心周波数が制御された後、前記再帰型フィルタ回路は、発振状態を停止してフィルタ動作することが望ましい。
本発明のある態様によるフィルタ装置の制御方法は、入力信号とフィードバック信号を加算した加算信号を出力する加算器と、当該加算器によって出力された加算信号を所望の増幅率で増幅した増幅信号を生成する可変ゲインアンプと、当該可変ゲインアンプによって増幅された増幅信号の位相を任意のシフト量でシフトさせ、前記フィードバック信号を生成し、前記加算器に入力する移相器と、を有し、内部に正帰還を有する再帰型フィルタ回路と、前記再帰型フィルタ回路の中心周波数を制御する制御回路と、を備えるフィルタ装置の制御方法であって、前記再帰型フィルタ回路を発振状態に設定する発振状態設定ステップと、前記フィードバック信号の振幅に従って、前記可変ゲインアンプの増幅率を制御すると共に、前記フィードバック信号の周波数に従って、前記移相器における前記増幅信号の位相のシフト量を制御する調整ステップと、前記再帰型フィルタ回路の発振状態を停止する発振状態停止ステップと、を含み、前記中心周波数が制御される間、前記再帰型フィルタ回路を発振状態にすることを特徴とする。
また、本発明のフィルタ装置の制御方法は、上記した発明において、前記調整ステップは、前記増幅率及び前記シフト量の初期値を設定する初期値設定ステップと、前記振幅と基振幅とを比較し前記振幅と前記基準振幅とが異なる場合は前記増幅率の値を調節し、且つ、前記周波数と基準周波数とを比較し前記周波数と前記基準周波数とが異なる場合は前記シフト量の値を調整する調節する調節ステップと、を含み、前記振幅が前記基振幅と同じになるように、及び、前記周波数が前記基準周波数と同じになるように、前記調節ステップを複数回繰り返し行うことが望ましい。
また、本発明のフィルタ装置の制御方法は、上記した発明において、前記調節ステップは、前記基準振幅が前記振幅よりも大きい場合、前記増幅率を上げ、前記基準振幅が前記振幅よりも小さい場合、前記増幅率を下げるゲイン調節ステップと、前記基準周波数が前記周波数よりも大きい場合、前記周波数を上げ、前記基準周波数が前記周波数よりも小さい場合、前記周波数を下げる周波数調節ステップと、を含むことが望ましい。
また、本発明のフィルタ装置の制御方法は、上記した発明において、前記再帰型フィルタ回路の中心周波数が制御された後、前記再帰型フィルタ回路が、発振状態を停止してフィルタ動作することが望ましい。
本発明によれば、前記可変ゲインアンプの増幅率及び移相器における増幅信号の位相のシフトによって出力信号のゲイン及び増幅率を自動的に制御することができる。また、この増幅率や位相のシフト量について調整する場合、フィルタ本体を発振させるため、出力信号を短時間のうちに基準振幅と基準周波数とに一致させることができる。このため、可変ゲインアンプのゲインや移相器の位相のシフト量を自動的に調整し、フィルタ回路の中心周波数を簡易に変更、設定、調整をする機能を備えたフィルタ回路を提供することができる。
また、他の本発明によれば、外部の影響を受けることなく、増幅率と位相とを制御させることができる。
また、他の本発明によれば、基準振幅とフィードバック信号の振幅とを一致させることができる。
また、他の本発明によれば、フィードバック信号の振幅が前記基準振幅よりも大きくなった場合、以前に生成された前記ゲイン制御信号を生成するので、フィードバック信号の振幅を基準振幅よりも簡易に小さくすることができる。
また、他の本発明によれば、基準周波数がフィードバック信号の周波数よりも大きい場合にフィードバック信号の周波数を大きくし、基準周波数がフィードバック信号の周波数よりも小さい場合にはフィードバック信号の周波数を小さくすることができる。このため、フィードバック信号と基準周波数の相違を徐々に小さくし、フィードバック信号を基準振幅と基準周波数に一致させることができる。
また、他の本発明によれば、基準周波数とフィードバック信号の周波数とを略一致させることができる。
また、他の本発明によれば、調整後は発振させることなく、フィルタ動作をすることができる。
本発明の一実施形態のフィルタ装置を説明するための図である。 図1に示したフィルタコア部の加算器の一例を示した回路図である。 図1に示したフィルタコア部の移相器の構成例を示した図である。 図1に示したフィルタコア部のAGC回路を説明するための図である。 本発明の一実施形態のフィルタコア部調整時における出力電圧と発振周波数とのタイミングチャートである。 本発明の一実施形態のフィルタコア部のゲイン及び周波数調整した後でフィルタ装置をフィルタとして動作させる時のフローチャートである。 従来の再帰型フィルタ回路を説明するための図である。 従来の再帰型フィルタ回路の制御について説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を用いて説明する。
構成
(1)全体
図1は、本発明の一実施形態のフィルタ装置を説明するための図である。フィルタ装置は、フィルタ回路と、このフィルタ回路の制御回路(以下、単に制御回路とも記す)を含んでいる。フィルタ回路は、その内部に正帰還を有するものあればよく、例えば、再帰型フィルタ回路が挙げられる。
図示したフィルタ装置は、信号の振幅を比較する振幅比較回路101、周波数を比較する周波数比較回路103、ゲイン制御電圧生成部108、移相器制御電圧生成部117、フィルタコア部102を備えている。このような構成のうち、振幅比較回路101、周波数比較回路103、ゲイン制御電圧生成部108、移相器制御電圧生成部117が制御回路であり、フィルタコア部102が、制御回路によって制御されるフィルタ回路の本体である。
フィルタコア部102は、従来技術として図7に示した構成と同様に構成された再帰型のフィルタ回路である。フィルタコア部102には、LNA(Low Noise Amplifier:低雑音増幅回路)120によって出力された信号が入力されている。フィルタコア部102は、加算器109、AGC回路(Automatic Gain Control circuit:自動利得制御回路)110、移相器111を備えている。
加算器109の出力信号Voutは、AGC回路110に入力される。AGC回路110は、加算器109の出力信号Voutのゲインを調整し、移相器111に出力する。移相器111から出力されるフィードバック信号Vfは、加算器109、振幅比較回路101及び周波数比較回路103に出力される。
以上の構成において、ゲイン制御電圧生成部108は、振幅比較回路101の増幅率または移相器111のシフト量が制御される間、フィルタコア部102を発振状態にする。なお、本実施形態でいう発振状態とは、フィルタコア部102に信号を入力することなく、フィルタコア部102から所定の周波数を持った信号が出力される状態をいうものとする。
(2)フィルタコア部
図2は、図1に示したフィルタコア部102の加算器109の一例を示した回路図である。加算器109は、LNA120から出力された信号を、入力信号Vinとしてベース端子に入力するバイポーラトランジスタ403、図1に示した移相器111のフィードバック信号Vfがベース端子に入力され、コレクタからAGC回路110に出力信号Voutを出力するバイポーラトランジスタ404を備えている。
加算器109のバイポーラトランジスタ403及び電流源406を含む部分を入力側401とし、バイポーラトランジスタ404及び電流源407を含む部分をフィードバック側402とする。
入力側401において、バイポーラトランジスタ403のコレクタは抵抗素子405を介して基準電位に接続されており、エミッタは電流源406を介して接地されている。同様に、フィードバック側402において、バイポーラトランジスタ404のエミッタは電流源407を介して接地され、バイポーラトランジスタ404のコレクタは出力端子に接続され、出力端子から出力信号Voutが出力されている。
図3は、図1に示したフィルタコア部102の移相器111の構成例を示した図である。図示した移相器111は、ウィーンブリッジ型の移相器である。図3に示した移相器111は、AGC回路110から出力された信号を入力信号Vinとして入力する。入力信号Vinが入力される端子には、コンデンサ503、抵抗素子504が直列に接続され、抵抗素子504の他方の端子には、コンデンサ501、抵抗素子502が並列に接続されている。コンデンサ501、抵抗素子502の他方の端子は、いずれも接地されている。
図3に示すように、コンデンサ503の容量値をC2、コンデンサ501の容量をC1、抵抗素子504の抵抗値をR2、抵抗素子502の抵抗値をR1とする。このような回路では、抵抗値R1、R2、容量値C1、C2のいずれかを変えることによって入力信号Vinの位相を変えて出力信号Voutとして出力することができる。
図3に示した例では、コンデンサ501を可変容量素子(バラクタ)で構成し、移相器制御信号VpcntによってC1の値を制御し、入力信号Vinの位相を変えている。
図4は、図1に示したフィルタコア部102のAGC回路110を説明するための図である。図4に示したAGC回路110では、一端が基準電位に接続された抵抗素子604の他端にバイポーラトランジスタ601が接続され、バイポーラトランジスタ601のエミッタにバイポーラトランジスタ603が接続されている。基準電位とバイポーラトランジスタ603のコレクタとの間には、バイポーラトランジスタ602が接続されている。また、バイポーラトランジスタ603のエミッタは、電流源605を介して接地されている。
図4に示したAGC回路110では、バイポーラトランジスタ602のベース端子にリファレンス電圧Vrefが入力され、バイポーラトランジスタ601のベース端子にはゲイン制御電圧Vgcntが入力される。このようなAGC回路110では、リファレンス電圧Vrefに対してゲイン制御電圧Vgcntが変更されることにより、ゲインパス側のトランジスタ(図4では抵抗素子604に接続されているバイポーラトランジスタ601)に流れる電流が変化し、結果的にAGC回路110のゲインを変えることができる。
(3)振幅比較回路
図1に示した振幅比較回路101は、フィルタコア部102の移相器111から出力されるフィードバック信号Vfを入力し、この振幅と基準振幅との比較結果をゲイン制御電圧生成部108に出力する回路である。
このため、振幅比較回路101は、フィードバック信号Vfの振幅をDC電圧に変換するレベルディテクタ104、レベルディテクタ104の出力電圧RSSI(Receive Signal Strength Indicator:受信信号強度)と基準振幅電圧RSSIrefとを比較するコンパレータ107を備えている。振幅比較回路101では、レベルディテクタ104から出力電圧RSSIが出力され、基準出力電圧RSSIrefと比較される。
ゲイン制御電圧生成部108は、コンパレータ107による振幅の比較の結果に基づいてゲイン制御信号Vgcntを生成する。ゲイン制御信号Vgcntは、フィルタコア部102のAGC回路110に入力される。ゲイン制御信号Vgcntにより、ゲイン制御電圧生成部108は、AGC回路110におけるゲインの調整を制御することができる。
また、本実施形態では、ゲイン制御電圧生成部108が所定の時間間隔で繰返しゲイン制御信号Vgcntを生成し、出力する。このため、複数の値を有するゲイン制御信号Vgcntが、所定の時間間隔で連続して出力される。
(4)周波数比較回路
図1に示した周波数比較回路103は、フィードバック信号Vfを入力し、この周波数と基準周波数に対する周波数の相対的な差分を移相器制御電圧生成部117に出力する回路である。このため、周波数比較回路103は、フィードバック信号Vfの周波数を数える周波数カウンタ112、フィードバック信号Vfの周波数Fと基準周波数Frefとを比較するコンパレータ116を備えている。移相器制御電圧生成部117は、コンパレータ116による周波数の比較の結果に基づく移相器制御信号Vpcntを生成する。移相器制御信号Vpcntは、フィルタコア部102の移相器111に入力し、移相器111における位相のシフトを制御する。
動作
(1)再帰型フィルタ回路のフィルタリング周波数の調整
次に、上記した構成のフィルタコア部102のフィルタリング周波数を調整する際の動作について説明する。
フィルタコア部102から出力される信号の振幅と周波数は、AGC回路110に入力されるゲイン制御信号Vgcntと、移相器111に入力される移相器制御信号Vpcntとを調整することによって任意に変更することができる。
すなわち、AGC回路110、移相器111の調整時、フィルタコア部102は、前述したように、発振状態にされる。このとき、本実施形態では、LNA120をオフ(パワーダウン)し、フィルタコア部102に外部から信号が入力されないようにする。なお、LNA120のオフは、図示しないディジタル回路を使って行うようにしてもよい。
本実施形態では、フィルタコア部102が発振状態となったとき、フィルタコア部102から出力されるフィードバック信号Vfを使ってAGC回路110による振幅や移相器111の位相のシフト量が調整される。なお、以降の説明において、フィルタコア部102が発振状態であるときのフィードバック信号Vfの周波数Fを発振周波数FOSCと記す。
図5(a)〜(c)は、フィルタコア部102の調整時における出力電圧RSSIの大きさと発振周波数FOSCとを、時間軸に沿って示したタイミングチャートである。
図5(a)は出力電圧RSSIについてのタイミングチャートであり、図5(b)は出力電圧(振幅)RSSIと発振周波数FOSCとについて、それぞれ基準振幅電圧RSSIref、基準周波数Frefと比較した状態を示し、図5(c)は発振周波数FOSCについてのタイミングチャートである。
図5(b)において、「1」は出力電圧RSSIが基準振幅電圧RSSIrefを上回った状態を示し、「0」は出力電圧RSSIが基準振幅電圧RSSIrefを下回った状態を示す。また、「1」は発振周波数FOSCが基準周波数Frefを上回った状態を示し、「0」は発振周波数FOSCが基準周波数Frefを下回った状態を示す。
なお、図5においては、フィルタコア部102の発振が停止した状態すなわち、出力電圧RSSIが基準振幅電圧RSSIrefを下回った状態「0」が一部含まれているが、便宜上、図5(c)をフィルタコア部102が発振状態であるときのフィードバック信号Vfの発振周波数FOSCについてのタイミングチャートとしている。
(2)発振時の振幅の制御
本実施形態では、フィルタコア部102の調整時、先ず、ゲイン制御電圧生成部108が、AGC回路110のゲインを高くして、フィルタコア部102を発振状態に設定する。発振状態になったタイミングを、図5中に時刻t0として示す。フィードバック信号Vfは、レベルディテクタ104に入力され、ここでDC電圧に変換される。変換後の出力電圧RSSIは、コンパレータに107において基準振幅電圧RSSIrefとその振幅を比較される。比較の結果(基準振幅電圧RSSIref、出力電圧RSSIの大小関係)を示す信号が、ゲイン制御電圧生成部108に入力される。
ゲイン制御電圧生成部108では、基準振幅電圧RSSIrefが出力電圧RSSIよりも小さい場合、ゲイン制御信号Vgcntを調整し、AGC回路110を、そのゲインが下がるように動作させる。AGC回路110の動作タイミングを、図5中にt1、t3として示す。
一方、基準振幅電圧RSSIrefが出力電圧RSSIより大きい場合、ゲイン制御電圧生成部108は、ゲイン制御信号Vgcntを、AGC回路110がゲインを高めるように調整する。この調整は、フィードバック信号Vfの振幅が基準振幅よりもわずかに高くなるようにすることによって行われる。調整が行われるタイミングを図5中にt5で示す。この制御は、フィルタコア部102を、常に発振状態と認識できる状態を保つために行われる。
このような本実施形態によれば、フィルタコア部102に基準となる信号を入力することなく、例えばメモリ等に基準振幅電圧RSSIref、基準周波数Frefを記憶させておくだけで、フィルタ回路から所定の周波数の信号を出力させることができる。
(3)発振時の周波数の制御
フィードバック信号Vfは、周波数カウンタ112においてディジタル化される。ディジタル化されたフィードバック信号Vfの周波数Fと基準周波数Frefとがコンパレータ116に入力され、コンパレータ116において周波数の大小が比較される。比較の結果(基準周波数Frefとフィードバック信号Vfの周波数との大小関係)を示す信号が、移相器制御電圧生成部117に入力される。
フィルタコア部102が発振状態であって、基準周波数Frefがフィードバック信号Vfの発振周波数FOSCより大きい場合、移相器制御電圧生成部117は、移相器111において発振周波数FOSCが大きくなるように移相器制御信号Vpcntを調整する(この調整タイミングを図5中にt7、t9として示す)。そして、基準周波数Frefとフィードバック信号の発振周波数FOSCとの大小関係が逆転したとき(このタイミングを図5中にt9として示す)、移相器制御電圧生成部117は、基準周波数Frefと発振周波数FOSCとが略等しくなるように移相器制御信号Vpcntを制御する(図5中に示すt10以降)。
なお、基準周波数Frefと発振周波数FOSCとを略等しくする制御としては、本実施形態では移相器制御信号Vpcntが連続して複数回出力されることから、以前に出力された移相器制御信号Vpcntを再度生成するようにするものがある。このようにすれば、基準周波数Frefとフィードバック信号Vfの発振周波数FOSCとが略等しくなる。
なお、以前に出力された移相器制御信号Vpcntとは、例えば直前に出力された移相器制御信号Vpcntであっても良いし、予め設定されている所定の数前の移相器制御信号Vpcntであっても良い。直前に出力された移相器制御信号Vpcntを生成することを、以降、「1つ前の状態にする」とも記す。
一方、基準周波数Frefがフィードバック信号Vfの発振周波数FOSCより小さい場合、移相器制御信号Vpcntを調整し、移相器111において、発振周波数FOSCを小さくするようにする。さらに、基準周波数Frefとフィードバック信号Vfの発振周波数FOSCの関係が反転した場合、例えば、直前に生成された移相器制御信号Vpcntを再度生成し、基準周波数Frefとフィードバック信号Vfの発振周波数FOSCとを略等しくすることができる。
(4)ゲイン制御
また、フィルタコア部102をフィルタとして動作させるためには、フィルタコア部102の発振を停止させる。このため、ゲイン制御電圧生成部108は、ゲイン制御電圧Vgcntを一定量低下させる。この動作のタイミングを、図5中にt11として示す。以上説明した動作によってフィルタコア部102を調整することにより、再帰型RFフィルタのバンドパス周波数を調整し、また、フィルタ回路が高いQ値とゲインを得られる状態にすることができる。
図6は、本発明の一実施形態のフィルタコア部102のゲイン及び周波数を調整した後でフィルタ装置をフィルタとして動作させる時のフローチャートである。
本実施形態では、フィルタコア部102の調整時に、先ずステップ801において、ゲイン制御電圧生成部108がAGC回路110のゲインを高くして、フィルタコア部102を発振状態に設定する。
次に、ステップ802及び803において、ゲイン及び周波数の調整を行う。初めに、ステップ802において、ゲイン及び周波数が設定される。ステップ803において、出力電圧RSSIが基準振幅電圧RSSIrefと異なる場合、AGC回路110のゲインがゲイン制御電圧生成部108によって調節される。発振周波数FOSCが基準周波数Frefと異なる場合は、移相器制御電圧生成部117が、移相器111の位相を調節する。このような調節を複数回繰り返し、出力電圧RSSIが基準振幅電圧RSSIrefにほぼ等しく、かつ発振周波数FOSCが基準周波数Frefにほぼ等しくなった場合、ゲイン及び周波数の調整を終える。
最後に、ステップ804において発振が停止された後、ステップ805において、フィルタ装置はフィルタとして動作される。
以上説明した本実施形態によれば、AGC回路110のゲインや移相器111の位相を自動的に調整し、フィルタ装置のコア部のゲインや位相を自動的に調整することができる再帰型のフィルタ回路のような正帰還を有するフィルタ回路を提供することができる。
以上説明した本発明は、再帰型フィルタ回路のような正帰還を有するフィルタ回路を本体とする回路であれば、どのような回路にも適用可能であり、フィルタ回路本体を調整することができる。
101 振幅比較回路
102 フィルタコア部
103 周波数比較回路
104 レベルディテクタ
107,116 コンパレータ
108 ゲイン制御電圧生成部
109 加算器
110 AGC回路
111 移相器
112 周波数カウンタ
117 移相器制御電圧生成部
120 LNA回路

Claims (13)

  1. 入力信号とフィードバック信号を加算した加算信号を出力する加算器と、当該加算器によって出力された加算信号を所望の増幅率で増幅した増幅信号を生成する可変ゲインアンプと、当該可変ゲインアンプによって増幅された増幅信号の位相を任意のシフト量でシフトさせ、前記フィードバック信号を生成し、前記加算器に入力する移相器と、を有し、内部に正帰還を有する再帰型フィルタ回路と、
    前記再帰型フィルタ回路の中心周波数を制御する制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、
    前記フィードバック信号の振幅に従って、前記可変ゲインアンプの増幅率を制御するゲイン制御信号を生成するゲイン制御部と、前記フィードバック信号の周波数に従って、前記移相器における前記増幅信号の位相のシフト量を制御する移相器制御信号を生成する移相制御部と、を備え、
    前記中心周波数が制御される間、前記再帰型フィルタ回路を発振状態にすることを特徴とするフィルタ装置。
  2. 前記ゲイン制御部は、
    基準として設定された振幅である基準振幅と前記フィードバック信号の振幅とを比較する振幅比較回路と、
    前記振幅比較回路による比較の結果に基づいて、前記可変ゲインアンプの増幅率を制御するゲイン制御信号を生成するゲイン制御回路と、
    を備え、
    前記移相制御部は、
    基準として設定された周波数である基準周波数と前記フィードバック信号の周波数とを比較する周波数比較回路と、
    前記周波数比較回路の比較結果に基づいて、前記移相器における前記増幅信号の位相のシフト量を制御する移相器制御信号を生成する移相制御回路と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ装置。
  3. 前記ゲイン制御回路は、
    前記可変ゲインアンプの増幅率または前記移相器のシフト量が制御される間、前記再帰型フィルタ回路を発振状態にすることを特徴とする請求項2に記載のフィルタ装置。
  4. 前記入力信号を増幅して前記再帰型フィルタ回路に入力させるアンプ回路をさらに備え、
    前記再帰型フィルタ回路の中心周波数が制御される間、前記アンプ回路による前記再帰型フィルタ回路への入力信号の入力が停止されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のフィルタ装置。
  5. 前記ゲイン制御回路は、
    前記振幅比較回路における比較の結果、前記基準振幅が前記フィードバック信号の振幅よりも大きい場合、前記可変ゲインアンプにおける信号の増幅率を上げる前記ゲイン制御信号を生成し、前記基準振幅が前記フィードバック信号の振幅よりも小さい場合、前記可変ゲインアンプにおける増幅率を下げる前記ゲイン制御信号を生成することを特徴とする請求項2に記載のフィルタ装置。
  6. 前記ゲイン制御回路は、
    前記ゲイン制御信号を連続して複数回生成し、前記フィードバック信号の振幅が前記基準振幅よりも大きくなった場合、以前に生成された前記ゲイン制御信号を生成し、前記フィードバック信号の振幅を前記基準振幅よりも小さくすることを特徴とする請求項5に記載のフィルタ装置。
  7. 前記移相制御回路は、
    前記基準周波数が前記フィードバック信号の周波数よりも大きい場合、前記移相器に前記フィードバック信号の周波数を大きくさせる前記移相器制御信号を生成し、前記基準周波数が前記フィードバック信号の周波数よりも小さい場合、前記移相器に前記フィードバック信号の周波数を小さくさせる前記移相器制御信号を生成することを特徴とする請求項2に記載のフィルタ装置。
  8. 前記移相制御回路は、
    前記基準周波数と前記フィードバック信号の周波数とが略同一になるように前記移相器を動作させる前記移相器制御信号を生成することを特徴とする請求項7に記載のフィルタ装置。
  9. 前記再帰型フィルタ回路の中心周波数が制御された後、前記再帰型フィルタ回路は、発振状態を停止してフィルタ動作することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のフィルタ装置。
  10. 入力信号とフィードバック信号を加算した加算信号を出力する加算器と、当該加算器によって出力された加算信号を所望の増幅率で増幅した増幅信号を生成する可変ゲインアンプと、当該可変ゲインアンプによって増幅された増幅信号の位相を任意のシフト量でシフトさせ、前記フィードバック信号を生成し、前記加算器に入力する移相器と、を有し、内部に正帰還を有する再帰型フィルタ回路と、前記再帰型フィルタ回路の中心周波数を制御する制御回路と、を備えるフィルタ装置の制御方法であって、
    前記再帰型フィルタ回路を発振状態に設定する発振状態設定ステップと、
    前記フィードバック信号の振幅に従って、前記可変ゲインアンプの増幅率を制御すると共に、前記フィードバック信号の周波数に従って、前記移相器における前記増幅信号の位相のシフト量を制御する調整ステップと、
    前記再帰型フィルタ回路の発振状態を停止する発振状態停止ステップと、
    を含み、
    前記中心周波数が制御される間、前記再帰型フィルタ回路を発振状態にすることを特徴とするフィルタ装置の制御方法。
  11. 前記調整ステップは、
    前記増幅率及び前記シフト量の初期値を設定する初期値設定ステップと、
    前記振幅と基振幅とを比較し前記振幅と前記基準振幅とが異なる場合は前記増幅率の値を調節し、且つ、前記周波数と基準周波数とを比較し前記周波数と前記基準周波数とが異なる場合は前記シフト量の値を調整する調節する調節ステップと、を含み、
    前記振幅が前記基振幅と同じになるように、及び、前記周波数が前記基準周波数と同じになるように、前記調節ステップを複数回繰り返し行うことを特徴とする請求項10に記載のフィルタ装置の制御方法。
  12. 前記調節ステップは、
    前記基準振幅が前記振幅よりも大きい場合、前記増幅率を上げ、前記基準振幅が前記振幅よりも小さい場合、前記増幅率を下げるゲイン調節ステップと、
    前記基準周波数が前記周波数よりも大きい場合、前記周波数を上げ、前記基準周波数が前記周波数よりも小さい場合、前記周波数を下げる周波数調節ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項11に記載のフィルタ装置の制御方法。
  13. 前記再帰型フィルタ回路の中心周波数が制御された後、前記再帰型フィルタ回路は、発振状態を停止してフィルタ動作することを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載のフィルタ装置の制御方法。
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