JP2006340089A - Pll回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安価且つ簡単な回路構成で、ループフィルタのカットオフ周波数を制御電圧に応じて変化させることが可能なPLL回路を提供することを目的とする
【解決手段】 本発明に係るPLL回路は、制御電圧Vcに応じた周波数の発振信号を出力する電圧制御発振器と、基準信号と発振信号に応じた帰還信号との間の位相差を表す位相差信号を出力する位相比較器と、位相差信号に応じた電流を出力するチャージポンプ回路3と、チャージポンプ回路3の出力電流により制御電圧Vcを変化させるループフィルタ4と、を備えている。ループフィルタ4は、PINダイオードD1を有し、そのPINダイオードD1を用いてループフィルタ4のカットオフ周波数が変化するように構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子チューナ等の電子機器等に使用されるPLL(Phase Locked Loop)回路に関する。
電子チューナ等の電子機器においては、局部発振器の周波数を制御する回路としてPLL回路が用いられている。PLL回路は、周波数が等間隔ずつ異なった多数の周波数の信号を正確に発振可能であり、また、その発振周波数を容易に設定することが可能である。
図7は、従来のPLL回路101のブロック構成図である。PLL回路101は、位相比較器2と、チャージポンプ回路3と、ループフィルタ104と、電圧制御発振器5と、分周回路6と、を有して構成される。
位相比較器2は、水晶発振子等の基準信号発生器7から与えられる基準信号(例えば、20メガヘルツの矩形波)と分周回路6からの帰還信号(例えば、矩形波)の位相及び周波数を比較する。具体的には、位相比較器2は、基準信号と帰還信号との間の位相差を検出し、その位相差を表す位相差信号を出力する。チャージポンプ回路3は、位相比較器2からの位相差信号を、ループフィルタ104を介して制御電圧として電圧制御発振器5に出力する。ループフィルタ104は、チャージポンプ回路3の出力電圧を平滑化し、電圧制御発振器5の制御端子に与えられるべき制御電圧を導出する。
電圧制御発振器5は、与えられた制御電圧に応じて発振周波数が変化する可変周波数発振器である。制御電圧に応じた発振周波数を有する信号は、発振信号として分周回路6に出力される。また、その発振信号は、例えば、電子チューナ等の電子機器(不図示)の動作に必要な局部発振信号として利用される。
分周回路6は、電圧制御発振器5から出力される発振信号を任意の分周比にて分周し、その分周によって得られた信号を帰還信号として位相比較器2に供給する。分周回路6はプログラマブル分周回路となっており、分周回路6における分周比は、外部から与えられる分周比信号によって設定される。
図8に、ループフィルタ104の回路図を示す。ループフィルタ104は、NPN型のバイポーラトランジスタであるトランジスタQ1と、コンデンサC1、C2及びC3と、抵抗R1、R2及びR3と、を有して構成される。
チャージポンプ回路3は、位相比較器2から出力された位相差信号に基づき、基準信号と帰還信号との位相差に比例した電流を流入又は流出する回路である。Drive端子11の出力電流(Drive端子11の出力電流に応じた電流)は、トランジスタQ1、抵抗R1並びにコンデンサC1及びC2から成るアクティブフィルタを介してDo端子12を流れる。これにより、二次のローパスフィルタ特性を得ることができ、電圧制御発振器5の制御に必要な電圧(直流電圧或いは高い周波数成分を含まない電圧)が生成可能となる。
抵抗R3とコンデンサC3は、一次のローパスフィルタを構成しており、基準信号発生器7から出力される基準信号の周波数成分を減衰させるためのものである。抵抗R2は、トランジスタQ1のコレクタ電流を決めるための抵抗であり、抵抗R2の抵抗値によってPLL回路1の応答特性等が変化する。抵抗R3とコンデンサC3との接続点の電圧は、制御電圧として電圧制御発振器5に供給される。BT端子13には、図示されない電圧発生源から制御電圧の最大電圧に相当する固定の電圧が印加されている。
電子チューナ等の電子機器で重要とされるPLL回路の性能(特性)として、位相ノイズ特性(位相ノイズ性能)がある。PLL回路全体の位相ノイズ特性は、電圧制御発振器5や基準信号発生器7の位相ノイズ特性と、トランジスタQ1、抵抗R1並びにコンデンサC1及びC2より成るアクティブフィルタのフィルタ特性とによって決定される。中でも、アクティブフィルタのカットオフ周波数は、PLL回路全体の位相ノイズ特性に大きな影響を与える。一般的に、カットオフ周波数を低く設定した方が位相ノイズ特性は改善されるが、カットオフ周波数を低く設定しすぎると、PLLのループ制御が不安定になって発振しがちになり、誤動作を引き起こす。
また、電圧制御発振器5における制御電圧−発振周波数特性にもよるが、多くの場合は電圧制御発振器5に対する制御電圧が高いほど位相ノイズ特性は悪化する。これを改善する手法として、チャージポンプの電流を制御電圧に応じて変化させることにより位相ノイズ特性の悪化を抑制する手法(以下、手法1という)が一般的に知られている。この手法1による効果は比較的大きいが、必ずしも十分なものではない。
また、下記特許文献1には、第一中間周波数信号を入力する、少なくともPINダイオードと前記PINダイオードに電流を供給するインダクタンスと出力信号を取り出すための結合コンデンサを有する可変減衰器と、前記可変減衰器の出力信号を入力する周波数変換器と、前記周波数変換器を駆動する局部発振器と、前記局部発振器の出力を分周する固定分周器と、前記固定分周器の出力信号を入力して前記局部発振器の発振周波数を制御するPLL周波数制御回路とを備え、第一中間周波信号を、前記インダクタンスによって前記周波数変換器が作り出す第二中間周波信号の周波数帯について短絡するとともに、第一中間周波信号の周波数帯においては前記結合コンデンサによって前記周波数変換器に対するインピーダンス整合を取るようにしたことを特徴とする衛星放送受信機選局回路が開示されている。
特開平6−303616号公報
上述の如く、多くの場合は電圧制御発振器5に対する制御電圧が高いほど位相ノイズ特性は悪化するのであるが、一方において、制御電圧が高いほどカットオフ周波数を低く設定してもPLL回路の誤動作が起こりにくい、という傾向がある。このため、制御電圧等に応じてカットオフ周波数を変えることができれば、PLL回路の誤動作を防止しつつ、位相ノイズ特性を改善することが可能となる。
このことに着目した手法として、制御電圧が比較的高い場合にアクティブフィルタを構成する素子(抵抗等)を切替え、これによってカットオフ周波数を変更する手法(以下、手法2という)が考えられる。しかしながら、この手法2を用いるとPLL回路が非常に複雑になってコストアップを招くため、実用的ではない。また、制御電圧に応じてアクティブフィルタを構成する素子を切り替えるため、フィルタ特性に継ぎ目が生じてしまう。
また、上記特許文献1に記載の技術は、プリスケーラの高調波妨害に対して強い選局回路を実現することを目的としたものであって、PLL回路における上記のような問題を解決するものではない。
本発明は、上記の点に鑑み、安価且つ簡単な回路構成で、ループフィルタのフィルタ特性(特にカットオフ周波数)を状況(例えば、制御電圧)に応じて適切に変えることを可能とするPLL回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るPLL回路は、制御電圧に応じた周波数の発振信号を出力する電圧制御発振器と、基準信号と前記発振信号に応じた帰還信号との間の位相差を表す位相差信号を出力する位相比較器と、前記位相差信号に応じた電流を出力するチャージポンプ回路と、前記チャージポンプ回路の出力電流により前記制御電圧を変化させるループフィルタと、を備えたPLL回路であって、前記ループフィルタは、PINダイオードを有し、そのPINダイオードを用いて前記ループフィルタのフィルタ特性が変化するように構成されていることを特徴とする。
PINダイオードは、順方向の電流の大きさに応じて抵抗値(等価抵抗値)が変化する素子である。このため、PINダイオードを用いてループフィルタを構成すると共に、チャージポンプ回路からの電流がPINダイオードを流れるようにすれば、PINダイオードに流れる電流量に応じてループフィルタのフィルタ特性を変化させることが可能となる。
つまり、非常に安価且つ簡単な回路構成にて、ループフィルタのフィルタ特性(特にカットオフ周波数)を状況(例えば、制御電圧)に応じて適切に変えることが可能となり、この結果、PLL回路の誤動作を防止しつつ、位相ノイズ特性を改善することが可能となる。また、ループフィルタのフィルタ特性の変更するにあたって、上記手法2のような素子の切替え動作を必要としないため、継ぎ目のないフィルタ特性の変更が可能である。
具体的には、例えば、前記ループフィルタは、前記PINダイオードを含む可変抵抗部を有し、該可変抵抗部の等価抵抗値に応じて前記フィルタ特性としてのカットオフ周波数が変化するように構成されており、前記可変抵抗部の等価抵抗値は、前記PINダイオードの等価抵抗値に応じて変化する。
ループフィルタのカットオフ周波数はPLL回路の動作の安定性や位相ノイズ特性に大きな影響を与えるが、上記のように構成することにより、ループフィルタのカットオフ周波数はPINダイオードの等価抵抗値に応じて変化することになる。
そして、例えば、前記可変抵抗部は、直列抵抗と前記PINダイオードが直列接続された直列回路を有して構成されていて、前記直列抵抗の一端は、前記PINダイオードのアノード側に接続され、前記直列抵抗の他端には、前記電圧制御発振器に与えられるべき前記制御電圧の最大電圧値或いはそれ以上の電圧値を有する所定電圧が印加されており、前記PINダイオードのカソード側から前記制御電圧が導出される。
更に、例えば、前記ループフィルタは、前記可変抵抗部の等価抵抗値が比較的小さいときに前記カットオフ周波数が比較的高くなるように、且つ前記可変抵抗部の等価抵抗値が比較的大きいときに前記カットオフ周波数が比較的低くなるように、構成されている。
上記のように構成すれば、制御電圧を比較的低くするための電流がチャージポンプ回路から出力されることにより制御電圧が比較的低くなっている時、PINダイオードのカソードの電圧は比較的低くなって、直列抵抗とPINダイオードとから成る直列回路の両端に印加される電圧は比較的大きくなる。このため、PINダイオードに流れる電流が比較的多くなって、可変抵抗部の等価抵抗値は比較的小さくなる。この結果、ループフィルタのカットオフ周波数が比較的高くなり、PLLのループ制御の誤動作が起こりにくくなる。
逆に、制御電圧を比較的高くするための電流がチャージポンプ回路から出力されることにより制御電圧が比較的高くなっている時、PINダイオードのカソードの電圧は比較的高くなって、直列抵抗とPINダイオードとから成る直列回路の両端に印加される電圧は比較的小さくなる。このため、PINダイオードに流れる電流が比較的少なくなり、PINダイオードの等価抵抗値は比較的大きくなる。
多くの場合、制御電圧が高いほどPLL回路の位相ノイズ特性は悪化するが、制御電圧を比較的高い場合、PINダイオードの等価抵抗値が比較的大きくなることによってカットオフ周波数が比較的低くなるため、位相ノイズ特性が改善されることになる。しかも、この場合、制御電圧が比較的高くなっているため、カットオフ周波数が比較的低くしてもPLLのループ制御は安定している(誤動作が起こりにくい)。一般的に、制御電圧が高いほどカットオフ周波数を低く設定してもPLL回路の誤動作が起こりにくい、という傾向があるからである。
また、例えば、前記直列抵抗の前記他端に前記所定電圧を印加するための電圧発生源と、前記直列抵抗の前記他端との間には、抵抗が直列に介在している。
更に、例えば、前記電圧発生源の出力電圧を分圧抵抗にて分圧した電圧が、前記所定電圧として前記直列抵抗の前記他端に印加されるようにしてもよい。
また、例えば、前記可変抵抗部は、更に前記PINダイオードに並列接続された並列抵抗を有して構成されている。
上記の抵抗、分圧抵抗、並列抵抗を用いることによって、PLL回路の汎用性が高まる。
また、例えば、前記可変抵抗部は、直列抵抗と前記PINダイオードが直列接続された直列回路を有して構成されていて、前記直列抵抗の一端は、前記PINダイオードのカソード側に接続され、前記直列抵抗の他端は、他の抵抗を介してグランドに接続され、前記PINダイオードのアノード側から前記制御電圧が導出される。
そして、例えば、前記ループフィルタは、前記可変抵抗部の等価抵抗値が比較的小さいときに前記カットオフ周波数が比較的高くなるように、且つ前記可変抵抗部の等価抵抗値が比較的大きいときに前記カットオフ周波数が比較的低くなるように、構成されている。
これは、電圧制御発振器に対する制御電圧が低いほど位相ノイズ特性が悪化し、且つ制御電圧が低いほどカットオフ周波数を低く設定してもPLL回路が誤動作しにくい、という傾向を示す場合に有効である。
上記のように構成すれば、制御電圧を比較的高くするための電流がチャージポンプ回路から出力されることにより制御電圧が比較的高くなっている時、PINダイオードのアノードの電圧は比較的高くなって、直列抵抗とPINダイオードとから成る直列回路の両端に印加される電圧は比較的大きくなる。このため、PINダイオードに流れる電流が比較的多くなって、可変抵抗部の等価抵抗値は比較的小さくなる。この結果、ループフィルタのカットオフ周波数が比較的高くなり、PLLのループ制御の誤動作が起こりにくくなる。
逆に、制御電圧を比較的低くするための電流がチャージポンプ回路から出力されることにより制御電圧が比較的低くなっている時、PINダイオードのアノードの電圧は比較的低くなって、直列抵抗とPINダイオードとから成る直列回路の両端に印加される電圧は比較的小さくなる。このため、PINダイオードに流れる電流が比較的少なくなり、PINダイオードの等価抵抗値は比較的大きくなる。
制御電圧が低いほどPLL回路の位相ノイズ特性が悪化するような場合、制御電圧が比較的低い時にPINダイオードの等価抵抗値が比較的大きくなることによってループフィルタのカットオフ周波数が比較的低くなれば、位相ノイズ特性にとって好都合である。しかも、制御電圧が比較的低いほどカットオフ周波数を低く設定しても誤動作しにくくなるPLL回路を想定した場合、上記の如く制御電圧が比較的低いときにカットオフ周波数が比較的低くしても、問題は生じない(PLL回路の誤動作は起こりにくい)。
また、例えば、前記PINダイオードを集積回路の内部に設けるようにするとよい。
また、上記のPLL回路を搭載して、電子チューナ等の電子機器を構成するようにするとよい。
上述した通り、本発明に係るPLL回路によれば、安価且つ簡単な回路構成にて、ループフィルタのフィルタ特性(特にカットオフ周波数)を状況(例えば、制御電圧)に応じて変えることが可能となる。
以下、本発明に係るPLL(Phase Locked Loop)回路の実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るPLL回路1のブロック構成図である。PLL回路1は、位相比較器2と、チャージポンプ回路3と、ループフィルタ4と、電圧制御発振器5と、分周回路6と、を有して構成される。
位相比較器2は、水晶発振子等の基準信号発生器7から与えられる基準信号(例えば、20メガヘルツの矩形波)と分周回路6からの帰還信号(例えば、矩形波)の位相及び周波数を比較する。具体的には、位相比較器2は、基準信号と帰還信号との間の位相差を検出し、その位相差を表す位相差信号を出力する。チャージポンプ回路3は、位相比較器2からの位相差信号を、ループフィルタ4を介して制御電圧Vcとして電圧制御発振器5に出力する。ループフィルタ4は、チャージポンプ回路3の出力電圧を平滑化し、電圧制御発振器5の制御端子に与えられるべき制御電圧Vcを導出する。
電圧制御発振器5は、与えられた制御電圧Vcに応じて発振周波数が変化する可変周波数発振器である。制御電圧Vcに応じた発振周波数を有する信号は、発振信号として分周回路6に出力される。また、その発振信号は、例えば、電子チューナ等の電子機器(不図示)の動作に必要な局部発振信号として利用される。
分周回路6は、電圧制御発振器5から出力される発振信号を任意の分周比にて分周し、その分周によって得られた信号を帰還信号として位相比較器2に供給する。分周回路6はプログラマブル分周回路となっており、分周回路6における分周比は、外部から与えられる分周比信号によって設定される。
図2に、ループフィルタ4の回路図を示す。ループフィルタ4は、NPN型のバイポーラトランジスタであるトランジスタQ1と、コンデンサC1、C2及びC3と、抵抗R1、R2及びR3と、PIN(p-intrinsic-n)ダイオードD1と、を有して構成される。抵抗R1を、以下、特に直列抵抗R1と呼ぶ。
直列抵抗R1の一端はPINダイオードD1のアノードに接続され、直列抵抗R1の他端はコンデンサC1の一端とコンデンサC2の一端に共通接続されている。コンデンサC1の他端は、チャージポンプ回路3のDo端子12に接続されており、コンデンサC2の他端は、PINダイオードD1のカソードに接続されている。
また、PINダイオードD1のカソードは、抵抗R2の一端、抵抗R3の一端及びトランジスタQ1のコレクタに共通接続されている。抵抗R2の他端は、BT端子13に接続されていると共に、コンデンサC1と直列抵抗R1との接続点にも接続されている。抵抗R3の他端は、コンデンサC3を介して基準電位に保たれたグランドに接続されている(例えば、接地されている)。チャージポンプ回路3のDrive端子11は、トランジスタQ1のベースに接続され、トランジスタQ1のエミッタはグランドに接続されている。
チャージポンプ回路3は、位相比較器2から出力された位相差信号に基づき、基準信号と帰還信号との位相差に比例した電流を流入又は流出する回路である。具体的には、所定のバイアス電流を基準として、上記位相差に比例した電流をDrive端子11から流入又は流出させる。トランジスタQ1、直列抵抗R1、PINダイオードD1並びにコンデンサC1及びC2は、二次のローパスフィルタ特性を有するアクティブフィルタを構成している。Drive端子11の出力電流(Drive端子11の出力電流に応じた電流)は、そのアクティブフィルタを介してDo端子12を流れる。これにより、二次のローパスフィルタ特性を得ることができ、電圧制御発振器5の制御に必要な電圧(直流電圧或いは高い周波数成分を含まない電圧)が生成可能となる。
抵抗R3とコンデンサC3は、一次のローパスフィルタを構成しており、基準信号発生器7から出力される基準信号の周波数成分を減衰させるためのものである。抵抗R2は、トランジスタQ1のコレクタ電流を決めるための抵抗であり、抵抗R2の抵抗値によってPLL回路1の応答特性等が変化する。抵抗R3とコンデンサC3との接続点の電圧は、制御電圧Vcとして電圧制御発振器5に供給される。
BT端子13には、図示されない電圧発生源から固定の直流電圧である電圧VBTが供給されている。図2において、電圧VBTは、コンデンサC1と直列抵抗R1と抵抗R2との接続点に印加されている。電圧VBTの電圧値は、制御電圧Vcの最大電圧の電圧値に設定されている。電圧制御発振器5の制御端子に供給されるべき制御電圧Vcの範囲は、電圧制御発振器5の発振周波数の可変範囲に対応付けられて定められており、例えば、制御電圧Vcの最大電圧が電圧制御発振器5の制御端子に与えられたときに発振周波数は最大となり、制御電圧Vcの最低電圧が電圧制御発振器5の制御端子に与えられたときに発振周波数は最小となる。
上記のように構成されたPLL回路1において、基準信号に対して帰還信号が遅れているときは、電圧制御発振器5の発振周波数を上昇させる位相差信号が出力され、逆に、基準信号に対して帰還信号が進んでいるときは、電圧制御発振器5の発振周波数を低下させる位相差信号が出力される。そして、チャージポンプ回路3及びループフィルタ4によって、基準信号と帰還信号との位相差がゼロに収束するような制御信号Vcが電圧制御発振器5に供給される。このため、例えば分周回路6の分周比を1/N(Nは2以上の整数)とした場合、基準信号と帰還信号の位相が同期している状態において、電圧制御発振器5は、基準信号の周波数のN倍の周波数を有する発振信号を出力することになる。
尚、図2において、コンデンサC1と直列抵抗R1との接続点に、制御電圧Vcの最大電圧を超える電圧が印加されるように、電圧VBTを設定しても構わない。
PINダイオード(本実施形態においては、PINダイオードD1)は、順方向の電流の大きさに応じて抵抗値が変化する素子である。具体的には、順方向に流れる電流が比較的多いときにPINダイオードD1の等価抵抗値は比較的小さくなり、順方向に流れる電流が比較的小さいときにPINダイオードD1の等価抵抗値は比較的大きくなる。即ち、PINダイオードD1の等価抵抗値は、順方向に流れる電流が増加するに従って減少する。PINダイオードD1の等価抵抗値は、PINダイオードD1のアノード−カソード間電圧を、PINダイオードD1に流れる電流で割った値に相当する。
PINダイオードD1と直列抵抗R1とで構成される直列回路は、流れる電流に応じて見かけ上の抵抗値が変化する可変抵抗部を形成している。その可変抵抗部の見かけ上の抵抗値、即ち、可変抵抗部の等価抵抗値は、該可変抵抗部の両端電圧(コンデンサC1と直列抵抗R1との接続点と、PINダイオードD1のカソードとの間の電圧)を、該可変抵抗部に流れる電流(直列抵抗R1及びPINダイオードD1に流れる電流)で割った値に相当する。
また、直列抵抗R1とPINダイオードD1から成る可変抵抗部の等価抵抗値、並びにコンデンサC1及びC2の静電容量値に応じて、上記アクティブフィルタのカットオフ周波数fcが変化し、これによって、電子チューナ等の電子機器で重要とされるPLL回路1の位相ノイズ特性が変化する。
図2のループフィルタ4においては、BT端子13を直接、直列抵抗R1に接続しているため、PINダイオードD1に電流が流れていない時にはPINダイオードD1のアノードの電圧はVBTとなる。この時、PINダイオードD1において、アノードの電圧はカソードの電圧より低くなることはなく、PINダイオードD1は常に抵抗としての動作をする(抵抗として機能する)。当然、PINダイオードD1に電流が流れる時は、アノードの電圧がカソードの電圧よりも高い場合であり、この場合もPINダイオードD1は常に抵抗としての動作をする(抵抗として機能する)。
制御電圧Vcを比較的低くするための電流がチャージポンプ回路3から出力されることにより制御電圧Vcが比較的低くなっている時、PINダイオードD1のカソードの電圧は比較的低い。この場合、直列抵抗R1とPINダイオードD1とから成る直列回路の両端に印加される電圧は比較的大きくなるため、PINダイオードD1に流れる電流が比較的多くなり、PINダイオードD1の等価抵抗値は比較的小さくなる。このため、上記アクティブフィルタのカットオフ周波数fcが比較的高くなり、PLLのループ制御の誤動作が起こりにくくなる。
反対に、制御電圧Vcを比較的高くするための電流がチャージポンプ回路3から出力されることにより制御電圧Vcが比較的高くなっている時、PINダイオードD1のカソードの電圧は比較的高い。この場合、直列抵抗R1とPINダイオードD1とから成る直列回路の両端に印加される電圧は比較的小さくなるため、PINダイオードD1に流れる電流が比較的少なくなり、PINダイオードD1の等価抵抗値は比較的大きくなる。
多くの場合、制御電圧Vcが高いほどPLL回路1の位相ノイズ特性は悪化するが、制御電圧Vcを比較的高い場合、PINダイオードD1の等価抵抗値が比較的大きくなることによってカットオフ周波数fcが比較的低くなるため、位相ノイズ特性が改善されることになる。しかも、この場合、制御電圧Vcが比較的高くなっているため、カットオフ周波数fcが比較的低いにも拘わらずPLLのループ制御は安定している(誤動作が起こりにくい)。
図2に示したループフィルタ4は、本発明に係るループフィルタの基本構成の一態様であり、このループフィルタ4を、図3のループフィルタ4a、図4のループフィルタ4b又は図5のループフィルタ4cに置換してもよい。図3、図4及び図5において、図2と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図3のループフィルタ4aにおいては、コンデンサC1と直列抵抗R1と抵抗R2との接続点とBT端子13とを接続する線路に、抵抗R4が直列に介在している。それ以外の点において、図3のループフィルタ4aは図2のループフィルタ4と一致しており、一致点の説明は繰り返さない。
ループフィルタ側からBT端子13に電圧VBTを供給する電圧発生源側を見た場合のインピーダンスが十分に高い場合は、抵抗R4がなくても問題はないが、低い場合はアクティブフィルタの特性に悪影響が生じることがある。例えば、BT端子13に接続される電圧発生源の出力端子に、一端が基準電位(グランド)に固定された出力用コンデンサ(不図示)が設けられている場合、抵抗R4がないと、コンデンサC1と直列抵抗R1との接続点が該出力用コンデンサを介してグランドに接続されているのと等価になり、アクティブフィルタの特性が変化してしまう。抵抗R4は、上記インピーダンスを十分に高くして、そのような不都合が生じないようにするために設けられる。
図4のループフィルタ4bは、コンデンサC1と直列抵抗R1と抵抗R2との接続点とBT端子13とを接続する線路に、抵抗R4が直列に介在している点と、その抵抗R4とコンデンサC1と直列抵抗R1と抵抗R2との接続点が抵抗R5を介してグランドに接続されている点で、図2のループフィルタ4と相違している。その他の点において、図4のループフィルタ4bは、図2のループフィルタ4と一致しており、一致点の説明は繰り返さない。
図4において、抵抗R4と抵抗R5は分圧抵抗として機能し、それらの分圧抵抗によって電圧VBTを分圧して得られる電圧が直流抵抗R1に供給される。抵抗R5を十分に高抵抗とする必要はあるものの、抵抗R4の抵抗値及び/又は抵抗R5の抵抗値を変えることで、同一の制御電圧Vcに対するPINダイオードD1の電流値を変えることが可能となり、汎用性が向上する。
また、図3のループフィルタ4a及び図4のループフィルタ4bにおいて、コンデンサC1と直列抵抗R1との接続点に、制御電圧Vcの最大電圧或いは制御電圧Vcの最大電圧を超える電圧が印加されるように、電圧VBTや抵抗R4、R5の抵抗値は設定される。尚、コンデンサC1と直列抵抗R1との接続点に制御電圧Vcの最大電圧を超える電圧を印加したとしても、その電圧は電圧VBTを上回るわけではないので各素子は安全に動作するし、動作上も問題はない(上述してきたように、該接続点の電圧と制御電圧Vcとの間の電位差に応じてPINダイオードD1の順方向電流の大きさが変化する)。
また更に、図2に示したループフィルタ4を、図5のループフィルタ4cに置換してもよい。図5において、図2と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図5のループフィルタ4cは、PINダイオードD1に並列抵抗R6が並列接続されている点で、図2のループフィルタ4と相違している。その他の点において、図5のループフィルタ4cは、図2のループフィルタ4と一致しており、一致点の説明は繰り返さない。
PINダイオードD1に並列抵抗R6を並列接続することにより、PINダイオードD1の等価抵抗値の変化によってアクティブフィルタの特性が変化する量が減ることになるが、並列抵抗R6の抵抗値の調整による細かなフィルタ特性の設定が可能となり、PLL回路の汎用性が高まる。
また、図5のループフィルタ4cにおいては、PINダイオードD1と抵抗R1との直列回路と並列抵抗R6とが、可変抵抗部を形成している。この可変抵抗部の見かけ上の抵抗値、即ち、可変抵抗部の等価抵抗値は、該可変抵抗部の両端電圧(コンデンサC1と直列抵抗R1との接続点とPINダイオードD1のカソードとの間の電圧)を、該可変抵抗部に流れる電流(直列抵抗R1に流れる電流)で割った値に相当する。
また、図3のループフィルタ4aや図4のループフィルタ4bにおけるPINダイオードD1にも、並列抵抗R6を並列接続することは可能である。
上述したように、多くの場合は、電圧制御発振器5に対する制御電圧Vcが高いほど位相ノイズ特性が悪化し、且つ制御電圧Vcが高いほどカットオフ周波数fcを低く設定してもPLL回路が誤動作しにくい、という傾向がある。このような場合に、図2〜図5で示したループフィルタは有効であるが、電圧制御発振器における制御電圧−発振周波数特性によっては、その反対の傾向を示す場合もある。即ち、電圧制御発振器5に対する制御電圧Vcが低いほど位相ノイズ特性が悪化し、且つ制御電圧Vcが低いほどカットオフ周波数を低く設定してもPLL回路が誤動作しにくい、という傾向を示す場合もある。このような場合、図2〜図5に示す回路構成では逆効果となるため、反対の動作をする必要がある。図6は、このような場合において、図2〜図5のループフィルタに代わって置換されるべきループフィルタ4dの回路構成を示している。図6において、図2と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図6のループフィルタ4dは、PINダイオードD1の方向が逆になっている点と、直列抵抗R1とコンデンサC1との接続点が抵抗R7を介してグランドに接続されている点と、直列抵抗R1とコンデンサC1との接続点とBT端子13とを短絡する線路が省かれている点で、図2のループフィルタ4と相違している。その他の点において、図6のループフィルタ4dは、図2のループフィルタ4と一致しており、一致点の説明は繰り返さない。
ループフィルタ4dにおいては、PINダイオードD1のカソードが直列抵抗R1に接続されており、PINダイオードD1のアノードは、抵抗R2と抵抗R3とトランジスタQ1のコレクタとコンデンサC2との接続点に接続されている。抵抗R7は、PINダイオードD1に流れる電流を設定するための抵抗である。
ループフィルタを図6のように構成した場合、制御電圧Vcを比較的高くするための電流がチャージポンプ回路3から出力されることにより制御電圧Vcが比較的高くなっている時、PINダイオードD1に流れる電流が比較的多くなり、PINダイオードD1の等価抵抗値は比較的小さくなる。このため、トランジスタQ1、直列抵抗R1、PINダイオードD1、コンデンサC1及びC2並びに抵抗R7から成るアクティブフィルタのカットオフ周波数が比較的高くなり、PLLのループ制御の誤動作が起こりにくくなる。
反対に、制御電圧Vcを比較的低くするための電流がチャージポンプ回路3から出力されることにより制御電圧Vcが比較的低くなっている時、PINダイオードD1に流れる電流が比較的少なくなり、PINダイオードD1の等価抵抗値は比較的大きくなる。このため、上記アクティブフィルタのカットオフ周波数が比較的低くなり、位相ノイズ特性が改善される。しかも、この場合、制御電圧Vcが比較的低くなっているため、カットオフ周波数が比較的低いにも拘わらずPLLのループ制御は安定している(誤動作が起こりにくい)。
また、図6のループフィルタ4dにおいても、図5と同様に、PINダイオードD1に並列抵抗R6を並列接続するようにしても構わない。また、図2〜図6におけるPINダイオードD1を、例えば、集積回路(例えば、電子チューナ用の集積回路)の内部に設けるようにするとよい。
尚、図1の分周回路6は省略可能である。つまり、電圧制御発振器5から出力される発振信号を直接、帰還信号として位相比較器2に与えるようにPLL回路を変形しても構わない。
本発明に係るPLL回路は、テレビジョン(テレビ受信機)、VCR (videocassette recorder)、DVD(Digital Versatile Disk)機器、携帯電話機等に使用される電子チューナ用の集積回路に好適である。また、本発明に係るPLL回路は、その電子チューナ用の集積回路を内蔵した電子チューナ等の電子機器に好適である。
本発明の実施の形態に係るPLL回路のブロック構成図である。 図1のループフィルタの回路図である。 図1のループフィルタの変形例を示す回路図である。 図1のループフィルタの変形例を示す回路図である。 図1のループフィルタの変形例を示す回路図である。 図1のループフィルタの変形例を示す回路図である。 従来のPLL回路のブロック構成図である。 図7のループフィルタの回路図である。
符号の説明
1 PLL回路
2 位相比較器
3 チャージポンプ回路
4、4a、4b、4c、4d ループフィルタ
5 電圧制御発振器
6 分周回路
7 基準信号発生器
D1 PINダイオード
Q1 トランジスタ
R1 直列抵抗
C1、C2、C3 コンデンサ
R2、R3、R4、R5 抵抗
R6 並列抵抗

Claims (11)

  1. 制御電圧に応じた周波数の発振信号を出力する電圧制御発振器と、
    基準信号と前記発振信号に応じた帰還信号との間の位相差を表す位相差信号を出力する位相比較器と、
    前記位相差信号に応じた電流を出力するチャージポンプ回路と、
    前記チャージポンプ回路の出力電流により前記制御電圧を変化させるループフィルタと、を備えたPLL回路であって、
    前記ループフィルタは、PINダイオードを有し、そのPINダイオードを用いて前記ループフィルタのフィルタ特性が変化するように構成されている
    ことを特徴とするPLL回路。
  2. 前記ループフィルタは、前記PINダイオードを含む可変抵抗部を有し、該可変抵抗部の等価抵抗値に応じて前記フィルタ特性としてのカットオフ周波数が変化するように構成されており、
    前記可変抵抗部の等価抵抗値は、前記PINダイオードの等価抵抗値に応じて変化する
    ことを特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
  3. 前記可変抵抗部は、直列抵抗と前記PINダイオードが直列接続された直列回路を有して構成されていて、
    前記直列抵抗の一端は、前記PINダイオードのアノード側に接続され、
    前記直列抵抗の他端には、前記電圧制御発振器に与えられるべき前記制御電圧の最大電圧値或いはそれ以上の電圧値を有する所定電圧が印加されており、
    前記PINダイオードのカソード側から前記制御電圧が導出される
    ことを特徴とする請求項2に記載のPLL回路。
  4. 前記ループフィルタは、前記可変抵抗部の等価抵抗値が比較的小さいときに前記カットオフ周波数が比較的高くなるように、且つ前記可変抵抗部の等価抵抗値が比較的大きいときに前記カットオフ周波数が比較的低くなるように、構成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のPLL回路。
  5. 前記直列抵抗の前記他端に前記所定電圧を印加するための電圧発生源と、前記直列抵抗の前記他端との間には、抵抗が直列に介在している
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のPLL回路。
  6. 前記電圧発生源の出力電圧を分圧抵抗にて分圧した電圧が、前記所定電圧として前記直列抵抗の前記他端に印加される
    ことを特徴とする請求項5に記載のPLL回路。
  7. 前記可変抵抗部は、更に前記PINダイオードに並列接続された並列抵抗を有して構成されている
    ことを特徴とする請求項3〜請求項6の何れかに記載のPLL回路。
  8. 前記可変抵抗部は、直列抵抗と前記PINダイオードが直列接続された直列回路を有して構成されていて、
    前記直列抵抗の一端は、前記PINダイオードのカソード側に接続され、
    前記直列抵抗の他端は、他の抵抗を介してグランドに接続され、
    前記PINダイオードのアノード側から前記制御電圧が導出される
    ことを特徴とする請求項2に記載のPLL回路。
  9. 前記ループフィルタは、前記可変抵抗部の等価抵抗値が比較的小さいときに前記カットオフ周波数が比較的高くなるように、且つ前記可変抵抗部の等価抵抗値が比較的大きいときに前記カットオフ周波数が比較的低くなるように、構成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載のPLL回路。
  10. 前記PINダイオードを集積回路の内部に設けた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れかに記載のPLL回路。
  11. 請求項1〜請求項10の何れかに記載のPLL回路を搭載した
    ことを特徴とする電子機器。
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