JPS6016096Y2 - Vhfチュ−ナの局部発振回路 - Google Patents

Vhfチュ−ナの局部発振回路

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JPS6016096Y2
JPS6016096Y2 JP1979079650U JP7965079U JPS6016096Y2 JP S6016096 Y2 JPS6016096 Y2 JP S6016096Y2 JP 1979079650 U JP1979079650 U JP 1979079650U JP 7965079 U JP7965079 U JP 7965079U JP S6016096 Y2 JPS6016096 Y2 JP S6016096Y2
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JP
Japan
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diode
voltage
switching
resistor
collector
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JP1979079650U
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JPS55877U (ja
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武志 斉藤
充久 品川
重雄 松浦
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株式会社日立製作所
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、動作周波数範囲が高低2バンドに切換えられ
、パリキャップなどの電圧可変容量素子によって同調を
取るように構成されたVHFチューナの局部発振回路に
関する。
発振回路の出力電圧特性には周波数依存性があり、一般
的には周波数の増加と共に出力電圧が低下する。
しかしながら、チューナにおいては、そのミキサーに供
給される局部発信信号のレベルにより変換効率が変化す
るので、局部発振信号のレベルが低下する周波数の高い
範囲において必要なレベルが保たれるように局部発振回
路が構成されているのが通例である。
そのため、局部発振信号の周波数が高い範囲でレベルが
低下することによるミキサーの変換効率の低下を防止す
ることができるが、局部発振信号の周波数が低い範囲に
おいては信号のレベルが高くなりすぎ、ミキサーの動作
に必要なレベルを超えた局部発振信号が注入されて変換
特性に悪影響を与えたり、同調回路に含まれるバリキャ
ップなどの電圧可変容量素子に印加された局部発振信号
の検波成分のレベルが増大して同調状態に影響を与えた
りするなどの問題が生じることになる。
特に低バンドにおいて低い周波数に同調させて動作させ
ている状態では、バリキャップなどの電圧可変容量素子
が非直線特性部分で使用されているため、電源電圧の変
動に対して局部発振回路の周波数の依存性が大となり、
周波数安定度が悪くなるという大きな欠点があった。
これを解決するために、低バンドに切換えたときと高バ
ンドに切換えたときとで発振回路の能動素子に供給する
動作電圧、例えばコレクタ電圧、ベースバイアス電圧な
どを変化させ、いずれのバンドにおいても局部発振信号
のレベルがほぼ一定になるようにすることが提案された
このような発振回路の一例を第1図について説明する。
コンデンサ5によりコレクタ接地形式に接続されたトラ
ンジスタ4のエミッタと接地間にコンデンサ2を、そし
てベースとエミッタ間にコンデンサ3を設けて帰還回路
とし、高バンド用共振コイル20、低バンド用共振コイ
ル21、コンデンサ16を介して結合されたバリキャッ
プ18、それにコンデンサ22で結合された共振用コン
デンサ23からなる同調回路をコンデンサ13でトラン
ジスタ4のベースに接続してクラップ形の発振回路を構
成し、電源端子8から抵抗7を介してトランジスタ4の
コレクタに、そして抵抗6,12でベースに電圧を供給
して動作させるようになっている。
また、同調回路のコイル21とコンデンサ23に並列に
スイッチングダイオード24を設け、高バンド切換端子
11から抵抗25を介して高バンド切換時に正電圧を加
えてダイオード24を導通させ、同調回路をコレクタ2
0とバリキャップ18に切換えて高バンドに共振するよ
うにし、低バンド切換時には端子11の電圧を零または
負としてダイオード24を遮断状態に保ち、同調回路を
コイル20.21とコンデンサ23、それにバリキャッ
プ18により構成して低バンドに共振させるようにし、
バリキャップ18に端子19から抵抗17を介して印加
される正電圧の値を変化させて同調を行なうようになっ
ている。
なお、抵抗1はトランジスタ4のエミッタバイアス用、
コンデンサ15は局部発振信号取出端子14の結合用で
ある。
このような発振回路において、高バンド切換端子11か
らトランジスタ4のベースにダイオード10、抵抗9を
接続し、高バンドに切換えたときに端子11からベース
に電圧が供給されるようにする。
これにより、高バンドに切換えられて動作しているとき
には、端子11からダイオード10、抵抗9を経て抵抗
12に電流が流れ、抵抗7,6を経て流れている電流に
加算されるので、トランジスタ4のベースには端子11
に高バンド切換電圧が加えられていないときよりも高い
電圧が加えられ、高バンドにおける発振出力の低下がな
くなってチューナのミキサーに充分な局部発振信号を供
給することができる。
そして、低バンドに切換えられたときには、電源端子8
からの電圧だけがベースに印加され、高バンド切換時よ
り低いバイアス電圧で動作するので、低い周波数になっ
ても発振出力が増加する恐れがなくなり、ミキサーの動
作に悪影響を与えたり、周波数の安定度を低下させたり
することが防止される。
以上述べたように、このような構成の発振回路によれば
、バンド切換に伴なう問題点を解決することができるが
、同調回路の切換えを行なうスイッチング素子のほかに
動作電圧切換え用のスイッチング素子が必要になるとい
う欠点があった。
本考案の目的は、上記した発振回路の欠点を除き、電源
電圧の変動に対して周波数安定度が高く、しかもコスト
が低廉なVHFチューナの局部発振回路を提供するにあ
る。
この目的を遠戚するため、本考案では、同調回路を高バ
ンドと低バンドに切換えるためのスイッチング素子を利
用して能動素子に対する動作電圧の切換えを行なわせる
ようにする。
以下、本考案の一実施例を第2図について説明する。
コンデンサ5でコレクタ接地形式に接続されたトランジ
スタ4は、帰還コンデンサ2,3と、高バンド用共振コ
イル20、低バンド用共振コイル21、低バンド用共振
コンデンサ23、それに同調用のバリキャップ18から
なる同調回路とでクラップ形発振回路に構成され、電源
端子8からの電圧によりコレクタ電流、ベースバイアス
が供給されて発振動作し、端子14からミキサーに局部
発振信号を供給する。
同調は端子19からバリキャップ18に印加される正電
圧を変化させて行ない、バンドの切換えは切換端子11
から正電圧をスイッチングダイオード24に加えて行な
う。
第1図の回路と異なるところは、スイッチングダイオー
ド24の負極側がコイル20とコイル21の結合点に接
続され、正極側はコンデンサ27で高周波的に接地され
ており、結合コンデンサ22が省略され、その代りにコ
イル21の接地端がコンデンサ26で直流的に切離され
ている点である。
そして、この接地から直流的に浮いているコイル21の
端から電源電圧供給用の抵抗7と6の接続点、すなわち
トランジスタ4のコレクタの直接接続がなされ、スイッ
チングダイオード24を介して切換端子11から印加さ
れた電流が直接トランジスタ4のコレクタに、また抵抗
6を経てベースにも供給されるようになっており、スイ
ッチングダイオード10は使用されていない。
さらに、この実施例では端子29が設けられており、こ
の端子29からチューナ内の能動素子、たとえばミキサ
ートランジスタなどに動作電圧を供給するようになって
いる。
次にこの回路の動作を説明する。
切換端子11に電流を供給せず、切換端子11を開放状
態にしておき、電源端子8から電源電流を供給すると、
この電流は抵抗7を経てトランジスタ4のコレクタに、
さらに抵抗6から抵抗12に流れ、ベースにはバイアス
電流が供給され、トランジスタ4は発振動作を行なう。
又、抵抗7からの電流はコイル21からスイッチングダ
イオード24を経て抵抗28に流れ、ダイオード24を
逆バイアスするから、ダイオード24は遮断され、かつ
低バンド用の共振コイル21とコンデンサ23が高バン
ド用の共振コイル20と共にバリキャップ18に並列に
接続されているので、同調回路は低バンド用に切換えら
れ、端子19に加える電圧を調整することにより低バン
ドでの同調を取ることができる。
次に、この状態で切換端子11に電源端子8の電圧と同
じ切換電圧を加えると、端子29が接続されている線路
の電圧は抵抗7のドロップにより切換電圧より低くなっ
ているから、端子11からダイオード24を通り、コイ
ル21を経てトランジスタ4のコレクタに電流が流れ、
コレクタ電圧を上昇させる。
これにより抵抗6,12を流れる電流も増加するからト
ランジスタ4のベースバイアスも増加し、発振出力を増
加させるように作用する。
又、ダイオード24は、その順方向に電流が流れること
になるから導通状態となり、低バンド用の共振コイル2
1とコンデンサ23を短絡し、同調回路を高バンド用の
共振コイル20とバリキャップ18だけで形成させるよ
うに切換えるので、発振周波数バンドは高バンドとなり
、バリキャップ18の電圧により同調を取ることができ
る。
このとき、周波数が高くなったことにより発振出力が低
下するが、トランジスタ4のコレクタ電圧とベースバイ
アスが増加しているので、結局、発振出力は低下せず、
低バンドでの発振出力とほぼ同じに保つことができる。
すなわち、スイッチングダイオード24が遮断されて同
調回路の共振周波数がバンドが低バンドに切換えられて
いるときには、トランジスタ4のコレクタとベースには
電圧端子8から供給された電圧が抵抗7のドロップによ
り低下されて印加されているから、発振周波数が低くな
っても発振出力が増加することがなく、従って低バンド
でチューナが動作しているときにミキサーの変換効率を
下げないで電源電圧の変動に対する発振周波数の安定度
を改善し、バリキャップ18により発振出力が検波され
て生じる検波電圧を充分低い値に抑えることができる。
又、切換端子11に切換電圧が加えられてダイオード2
4が導通し、同調回路の共振周波数バンドが高バンドと
なっていて発振出力が低下し易い状態になったときには
、ダイオード24の導通電流がトランジスタ4のコレク
タとベースに加えられ、抵抗7のドロップ電圧を打消し
てしまうので、トランジスタ4のコレクタ、ベースの!
圧が上昇し、発振出力の低下を少なくする。
なお、この実施例では端子29を設けておき、これから
ミキサーなどに電圧を供給するようにし、この端子29
の電圧は上述の如く高バンド切換時には高く、低バンド
動作時には低くなっているため、ミキサーなどの動作状
態もバンド切換に応じて最適なものとすることができる
が、必ずしもこのように構成する必要はない。
以上説明した如く、本考案によれば、抵抗7の抵抗値を
適当な値に選定することにより、低バンドに切換えたと
きに発振出力が最大となるのを防止して適当な値になる
ようにすることができ、かつ高バンドに切換えたときに
発振出力が低下しないようにすることができる。
しかも、その為のスイッチング素子を付加する必要がな
いから、低コストで製作することができる。
第3図は本考案により低バンドに切換えたときに発振出
力が過大になるのを防止したことによる周波数安定度の
改善状態を示したもので、横軸は米国における低バンド
のチャンネル数を、縦軸ハ周波数の変動量をそれぞれ示
し、点線で示す曲線Aは、従来のチューナにおいて電源
電圧が±10%変動した場合の周波数の変動状態で、実
線で示す曲線Bが本考案による発振回路の特性である。
この図からも本考案により周波数安定度が著しく改善さ
れることが理解できる。
又、本考案により、低バンドに切換えたときに発振出力
が過大になるのを防止した場合には、同調回路のバリキ
ャップ18の端子に現われる検波出力電圧を0.5V以
下にすることができ、従来の回路においてはこの電圧が
4〜5■にも達していたことを考えれば、本考案は極め
て顕著な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来における局部発振回路の結線図、第2図は
本考案の実施例に係る局部発振回路の結線図、第3図は
電源電圧変動に対する発振周波数変動を示す特性図であ
る。 4・・・・・・トランジスタ、20・・同高バンド用共
振フィル、21・・・・・・低バンド用共振コイル、1
8・・・・・・バリキャップ、24・・・・・・スイッ
チングダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互に直列に接続された第1及び第2のコイルと第1.第
    2のコイルの1方のコイルに交流的に並列に接続された
    ダイオードと、互に直列に接続された第1.第2のコイ
    ルに交流的に並列に接続された共振用コンデンサと、第
    1.第2のコイル及び共振用コンデンサからなる同調回
    路に接続された発振用トランジスタを備え、上記ダイオ
    ードを短絡することによってVHFの高バンドの信号ヲ
    受信し、ダイオードを開放することによってVHFの低
    バンドの信号を受信するチューナの局部発振回路におい
    て、発振用トランジスタのコレクタに接続された第1の
    抵抗と、コレクタとベースとの間に接続された第2の抵
    抗と、ベースと接地との間に接続された第3の抵抗と、
    発振用トランジスタのコレクタとダイオードのカソード
    とを直流的に接続する手段と、ダイオードのアノードと
    接地との間に接続された第4の抵抗とを有し、高バンド
    の信号を受信する場合にはダイオードに高バンド駆動用
    電源が接続されることによって、ダイオードを介して発
    振用トランジスタのコレクタとベースに電圧が供給され
    、低バンドの信号を受信する場合には第1の抵抗に低バ
    ンド駆動用の電源が接続されることによって、第1の抵
    抗を介して発振用トランジスタのコレクタ及びベースに
    電圧が供給されることを特徴とするVHFチューナの局
    部発振回路。
JP1979079650U 1979-06-13 1979-06-13 Vhfチュ−ナの局部発振回路 Expired JPS6016096Y2 (ja)

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JPS55877U JPS55877U (ja) 1980-01-07
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