JP6891888B2 - スイッチング回路、自動利得制御回路および位相同期回路 - Google Patents

スイッチング回路、自動利得制御回路および位相同期回路 Download PDF

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Description

本技術は、スイッチング回路、自動利得制御回路および位相同期回路に関する。詳しくは、信号のレベルに応じてオン状態またはオフ状態に移行するトランジスタを備えるスイッチング回路、自動利得制御回路および位相同期回路に関する。
従来より、音響機器や通信機器などにおいて、信号の振幅を一定に維持するために、その信号に対するゲインを動的に制御するAGC(Automatic Gain Control)回路が用いられている。このAGC回路は、一般に、信号の振幅に応じた制御電圧を出力する検波回路と、その制御電圧に応じたゲインで信号を増幅する可変ゲインアンプとを備える。この検波回路には、例えば、入力信号と参照信号とを比較する比較器と、その比較結果に応じてオンオフするトランジスタと、リカバー電流源とアタック電流源とが設けられる。そのリカバー電流源と、比較結果により制御されたアタック電流源による制御電流を充放電して制御電圧を生成するコンデンサとが設けられる(例えば、特許文献1参照。)。このコンデンサの一端は、リカバー電流源およびトランジスタの接続点と可変ゲインアンプとに接続される。
特開2007−255909号公報
上述のAGC回路の時定数Tcは、コンデンサの容量Cに比例し、トランジスタからの制御電流Iconに反比例する。この時定数Tcを大きくすれば、高周波遮断周波数を小さくして信号における交流成分を低減し、信号品質を高くすることができる。容量Cが一定の下で時定数Tcを大きくするには、制御電流Iconを小さくすればよい。しかしながら、制御電流Iconを小さくすると、トランジスタがオフ状態の際に流れるリーク電流が相対的に大きくなる。そして、そのリーク電流の増大により、ゲインを制御する制御電圧が設計値と異なる値になり、ゲインが想定値から外れてしまうという問題がある。
ここで、バイポーラトランジスタよりもリーク電流が低いMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)をトランジスタとして用いれば、リーク電流の影響を緩和することができる。ただし、MOSFETでは、低域ノイズ(1/fノイズ)がバイポーラトランジスタよりも大きくなってしまう。このように、上述の従来技術では、低域ノイズを低減しつつ、リーク電流を抑制することが困難である。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、信号のレベルに応じてオン状態またはオフ状態に移行するトランジスタを備えるAGC回路において、低域ノイズを低減しつつ、リーク電流を低減することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、第1のバイポーラトランジスタと、上記第1のバイポーラトランジスタに接続点でカスコード接続され、閾値電圧を下回らない一定のバイアス電圧がベースに印加された第2のバイポーラトランジスタと、入力信号と所定の参照信号とを比較して当該比較結果を示す一対の差動出力信号を上記第1のバイポーラトランジスタのベースと上記接続点とに出力する比較部とを具備するスイッチング回路である。これにより、カスコード接続された第1および第2のバイポーラトランジスタが一対の差動出力信号により制御されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記比較部の入力段は、一対の差動トランジスタを備えてもよい。これにより、一対の差動トランジスタによって一対の差動出力信号が出力されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記一対の差動トランジスタは、バイポーラトランジスタであってもよい。これにより、一対のバイポーラトランジスタによって一対の差動出力信号が出力されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記一対の差動トランジスタは、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタであってもよい。これにより、一対のMOSトランジスタによって一対の差動出力信号が出力されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、第1のバイポーラトランジスタと、上記第1のバイポーラトランジスタに接続点でカスコード接続され、閾値電圧を下回らない一定のバイアス電圧がベースに印加された第2のバイポーラトランジスタと、入力信号と所定の参照信号とを比較して当該比較結果を示す一対の差動出力信号を上記第1のバイポーラトランジスタのベースと上記接続点とに出力する比較部と、一定の電流を供給するリカバー電流源と、上記リカバー電流源と上記第2のバイポーラトランジスタとに接続されたコンデンサと、上記コンデンサの充放電電圧に応じてゲインを変化させる可変ゲインアンプとを具備する自動利得制御回路である。これにより、カスコード接続されたバイポーラトランジスタとリカバー電流源とに接続されたコンデンサの充放電電圧に応じてゲインが変化するという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記比較部の入力は、上記可変ゲインアンプの入力でも良い。
また、この第2の側面において、上記比較部の入力は、上記可変ゲインアンプの出力でもよい。
また、本技術の第3の側面は、入力信号と帰還信号との位相差および周波数差を検出して当該検出結果を示す第1および第2の出力信号を出力する検出器と、第1のバイポーラトランジスタと、上記第1のバイポーラトランジスタに第1の接続点でカスコード接続され、閾値電圧を下回らない一定のバイアス電圧がベースに印加された第2のバイポーラトランジスタと、上記第1の出力信号と当該第1の出力信号を反転した信号とを比較して当該比較結果を示す一対の差動出力信号を上記第1のバイポーラトランジスタのベースと上記第1の接続点とに出力する第1の比較部と、第3のバイポーラトランジスタと、上記第3のバイポーラトランジスタに第2の接続点でカスコード接続され、閾値電圧を下回らない一定のバイアス電圧がベースに印加された第4のバイポーラトランジスタと、上記第2の出力信号と当該第2の出力信号を反転した信号とを比較して当該比較結果を示す一対の差動出力信号を上記第3のバイポーラトランジスタのベースと上記第2の接続点とに出力する第2の比較部と、上記第2および第4のバイポーラトランジスタの接続点に接続されたコンデンサと、上記コンデンサの充放電圧に応じた周波数の周期信号を出力する電圧制御発振器と、上記周期信号を分周して上記帰還信号として上記検出器に帰還させる分周器とを具備する位相同期回路である。これにより、カスコード接続されたバイポーラトランジスタに接続されたコンデンサの充放電電圧に応じた周波数の周期信号が生成されるという作用をもたらす。
本技術によれば、トランジスタを備えるAGC回路において、低域ノイズを低減しつつ、リーク電流を低減することができるという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の第1の実施の形態における電流スイッチング回路の一構成例を示す回路図である。 本技術の第2の実施の形態における電子装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第2の実施の形態におけるAGC回路の一構成例を示す回路図である。 本技術の第2の実施の形態におけるピーク検波回路の一構成例を示す回路図である。 本技術の第2の実施の形態における入力電圧が参照電圧より高いときのスイッチング回路の状態の一例を示す図である。 本技術の第2の実施の形態における入力電圧が参照電圧以下のときのスイッチング回路の状態の一例を示す図である。 本技術の比較例におけるAGC回路の一構成例を示す回路図である。 本技術の第2の実施の形態における入力電圧と出力電圧との変動の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第2の実施の形態におけるAGC回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 本技術の第2の実施の形態におけるAGC回路の動作の一例を示すフローチャートである。 本技術の第2の実施の形態の変形例におけるAGC回路の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第3の実施の形態における電子装置の一構成例を示すブロック図である。 本技術の第3の実施の形態におけるチャージポンプの一構成例を示す回路図である。 本技術の第3の実施の形態におけるチャージポンプの動作の一例を示すタイミングチャートである。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(電流スイッチング回路内のトランジスタをカスコード接続した例)
2.第2の実施の形態(AGC回路内のトランジスタをカスコード接続した例)
3.第3の実施の形態(チャージポンプ内のトランジスタをカスコード接続した例)
<1.第1の実施の形態>
[電流スイッチング回路の構成例]
図1は、第1の実施の形態における電流スイッチング回路240の一構成例を示す回路図である。この電流スイッチング回路240は、比較部250と、バイポーラトランジスタ241および242とを備える。これらのバイポーラトランジスタ241および242は、例えば、npn型である。
バイポーラトランジスタ241のベースには、一定のバイアス電圧Vbが印加される。このバイアス電圧Vbは、例えば、バイポーラトランジスタ241の閾値電圧を下回らない値に設定される。
バイポーラトランジスタ241のコレクタは、電流スイッチング回路240の出力端子に接続される。また、バイポーラトランジスタ241は、バイポーラトランジスタ242にカスコード接続される。なお、バイポーラトランジスタ242は、特許請求の範囲に記載の第1のトランジスタの一例である。また、バイポーラトランジスタ241は、特許請求の範囲に記載の第2のトランジスタの一例である。
比較部250は、入力電圧Vinと参照電圧Vrefとを比較するものである。この比較部は、比較結果を示す差動出力信号をバイポーラトランジスタ242のベースと、バイポーラトランジスタ241および242の接続点とに出力する。入力電圧Vinの入力端子を正側入力端子とし、参照電圧Vrefの入力端子を負側入力端子とすると、正側の差動出力信号の出力電圧Vopは、バイポーラトランジスタ242のベースに出力される。また、負側の差動出力信号の出力電圧Vonは、バイポーラトランジスタ241および242の接続点に出力される。
また、比較部250は、定電流源260と、スイッチ270および280と、バイポーラトランジスタ251および252とを備える。これらのバイポーラトランジスタ251および252は、例えば、npn型である。
定電流源260は、一定の電流を供給するものである。スイッチ270は、参照電圧Vrefに対する入力電圧Vinの値に応じて導通状態(すなわち、オン状態)および非導通状態(すなわち、オフ状態)のいずれかに移行するものである。例えば、入力電圧Vinが参照電圧Vrefより高い場合にスイッチ270はオフ状態に移行する。スイッチ280は、スイッチ270と排他的に動作するものである。なお、スイッチ270および280は、特許請求の範囲に記載の一対の差動トランジスタの一例である。
バイポーラトランジスタ251のエミッタは接地され、コレクタは、スイッチ270に接続される。また、バイポーラトランジスタ251のコレクタおよびベースは短絡(いわゆる、ダイオード接続)される。バイポーラトランジスタ251のベースは、バイポーラトランジスタ242のベースにも接続される。
バイポーラトランジスタ252のエミッタは接地され、コレクタは、スイッチ280に接続される。また、バイポーラトランジスタ252は、ダイオード接続されており、そのベースは、バイポーラトランジスタ241および242の接続点にも接続される。
上述の構成により、入力電圧Vinが参照電圧Vrefより高い場合には、バイポーラトランジスタ241および242がオフ状態となる。一方、入力電圧Vinが参照電圧Vref以下の場合には、バイポーラトランジスタ241および242がオン状態となる。バイポーラトランジスタ241および242は、カスコード接続されているため、電流スイッチング回路240の出力端子から見た出力抵抗は、バイポーラトランジスタ1つのみでスイッチングする際の比較例より高くなる。これにより、リーク電流を小さくすることができる。また、バイポーラトランジスタ241および242によりスイッチングするため、MOSトランジスタを用いる場合と比較して1/fノイズを低減することができる。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、比較部250によりオンオフされる2つのバイポーラトランジスタがカスコード接続されているため、トランジスタが1つのみの場合よりも出力抵抗が高くなる。これにより、それらのトランジスタのリーク電流を少なくすることができる。
<2.第2の実施の形態>
[電子装置の構成例]
図2は、第2の実施の形態における電子装置100の一構成例を示すブロック図である。この電子装置100は、アナログ信号を処理する装置であり、アナログ信号出力部110、AGC回路200および信号処理部120を備える。電子装置100としては、例えば、無線通信装置、音響装置や映像再生装置などが想定される。
アナログ信号出力部110は、入力電圧Vinのアナログ信号をAGC回路200に信号線119を介して出力するものである。アナログ信号出力部110として、例えば、無線通信装置におけるアンテナや、センサー(イメージセンサーやマイクなど)が想定される。
AGC回路200は、アナログ信号の振幅に応じたゲインにより、その信号の入力電圧Vinを増減するものである。このAGC回路200は、振幅調整した電圧を出力電圧Voutとして信号処理部120に信号線209を介して供給する。なお、AGC回路200は、特許請求の範囲に記載の自動利得制御回路の一例である。
信号処理部120は、出力電圧Voutのアナログ信号に対して所定の処理を行うものである。この信号処理部120は、例えば、AD変換処理や、無線信号を復号する復号処理などを実行する。
[AGC回路の構成例]
図3は、第2の実施の形態におけるAGC回路200の一構成例を示す回路図である。このAGC回路200は、可変ゲインアンプ210およびピーク検波回路220を備える。また、ピーク検波回路220は、参照電圧供給部221、コンデンサ222、バイアス電圧供給部230および電流スイッチング回路240を備える。電流スイッチング回路240の構成は、一定の電流を供給するリカバー電流源290が追加されている点以外は、第1の実施の形態と同様である。このリカバー電流源290は、バイポーラトランジスタ241および出力端子に接続される。
参照電圧供給源221は、所望の出力信号Voutの振幅を得るために、入力電圧信号Vinの下限の閾値レベルを比較部250に供給するものである。バイアス電圧供給部230は、一定のバイアス電圧Vbを電流スイッチング回路240に供給するものである。
コンデンサ222の一端は、電流スイッチング回路240の出力端子と可変ゲインアンプ210とに接続される。このコンデンサ222は、電流スイッチング回路240の出力端子からの制御電流Iconを充放電して制御電圧Vcを生成する。
可変ゲインアンプ210は、制御電圧Vcに応じてゲインを変化させるものである。例えば、制御電圧Vcが高いほど、ゲインが大きくなる。この可変ゲインアンプ210は、制御電圧Vcに応じたゲインで入力電圧Vinを増減し、増減した電圧を出力電圧Voutとして信号処理部120に出力する。
[ピーク検波回路の構成例]
図4は、第2の実施の形態におけるピーク検波回路220の一構成例を示す回路図である。ピーク検波回路220において、定電流源260は、例えば、バイポーラトランジスタ261および262を備える。また、スイッチ270として、バイポーラトランジスタ271が用いられ、スイッチ280としてバイポーラトランジスタ281が用いられる。また、バイアス電圧供給部230は、バイポーラトランジスタ231および233と、抵抗232とを備える。リカバー電流源290は、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ291を備える。
バイポーラトランジスタ231、261、262、271および281は、例えば、pnp型であり、バイポーラトランジスタ233は、例えば、npn型である。また、MOSトランジスタ291は、例えば、P型である。
バイポーラトランジスタ261のエミッタは電源に接続され、ベースはバイポーラトランジスタ262および231のベースに接続される。また、バイポーラトランジスタ261は、ダイオード接続されており、そのコレクタは、参照電流Irefを供給する定電流源(不図示)に接続される。
バイポーラトランジスタ262のエミッタは電源に接続され、コレクタは、バイポーラトランジスタ271および281のエミッタに接続される。このようなカレントミラー回路により、参照電流Irefが複製される。
バイポーラトランジスタ271のベースには、入力電圧Vinが入力され、コレクタはバイポーラトランジスタ251に接続される。バイポーラトランジスタ281のベースには、参照電圧Vrefが入力され、コレクタはバイポーラトランジスタ252に接続される。
バイポーラトランジスタ231のエミッタは電源に接続され、コレクタは、抵抗232とバイポーラトランジスタ241のベースとに接続される。また、バイポーラトランジスタ233は、ダイオード接続され、抵抗232と接地端子との間に挿入される。バイポーラトランジスタ231により、参照電流Irefを複製した電流が生成され、その電流と抵抗232およびバイポーラトランジスタ233とにより、バイアス電圧Vbが生成される。
MOSトランジスタ291はダイオード接続され、そのドレインがバイポーラトランジスタ241とコンデンサ222とに接続される。
上述したように、参照電流Irefを複製した電流を用いて比較部250が出力電圧VopおよびVonを生成する。同様に、参照電流Irefを複製した電流を用いてバイアス電圧供給部230が、バイアス電圧Vbを生成する。このため、プロセス、電圧や温度などの条件(PVT条件)により参照電流Irefにばらつきが生じても、その電流に応じてバイアス電圧Vb、出力電圧VopおよびVonが同程度に増減する。
図5は、第2の実施の形態における入力電圧Vinが参照電圧Vrefより高いときの電流スイッチング回路240の状態の一例を示す図である。スイッチ270およびバイポーラトランジスタ251に流れる電流が減少し、スイッチ280およびバイポーラトランジスタ252に流れる電流が増大する。これにより、バイポーラトランジスタ242のベース電位(Vop)が低下し、バイポーラトランジスタ241のエミッタ電位(Von)が上昇する。
ベース電位の低下によりバイポーラトランジスタ242はオフ状態に移行する。また、バイポーラトランジスタ241のベースにバイアス電圧Vbが印加されているため、バイポーラトランジスタ241のベース−エミッタ間電圧は閾値電圧未満となる。このため、バイポーラトランジスタ241もオフ状態に移行する。
バイポーラトランジスタ241および242がオフ状態であるため、リカバー電流源290の電流Irが、ほとんどそのまま制御電流Iconとして出力され、その電流によりコンデンサ222が充放電される。この結果、制御電圧Vcが時間の経過に伴って上昇する
図6は、第2の実施の形態における入力電圧Vinが参照電圧Vref以下のときの電流スイッチング回路240の状態の一例を示す図である。スイッチ270およびバイポーラトランジスタ251に流れる電流が増大し、スイッチ280およびバイポーラトランジスタ252に流れる電流が減少する。これにより、バイポーラトランジスタ242のベース電位(Vop)が上昇し、バイポーラトランジスタ241のエミッタ電位(Von)が低下する。
ベース電位の上昇によりバイポーラトランジスタ242はオン状態に移行する。また、バイポーラトランジスタ241のベースにバイアス電圧Vbが印加されているため、バイポーラトランジスタ241のベース−エミッタ間電圧は閾値電圧以上となる。このため、バイポーラトランジスタ241もオン状態に移行する。
オン状態のバイポーラトランジスタ241および242に流れるアタック電流Iaによりコンデンサ222の蓄積電荷が引き抜かれ、制御電圧Vcが時間の経過に伴って低下する。
図7は、比較例におけるAGC回路の一構成例を示す回路図である。この比較例では、比較部の出力によりオンオフするトランジスタが1つのみ設けられる。ここで、AGC回路の時定数Tbは、一般に、トランジスタからの制御電流をIconとし、コンデンサの容量をCとすると、次の式により表される。
Tc=C/Icon
比較例において、時定数Tcを大きくするには、上式より制御電流Iconを小さくするか、容量Cを大きくすればよい。容量Cを大きくすると、コンデンサのサイズが増大し、回路のレイアウト面積が広くなってしまう。容量Cを増大せずに時定数Tcを大きくするには、制御電流Iconを小さくすればよい。ところが、制御電流Iconを小さくすると、トランジスタがオフ状態の際に流れるリーク電流が相対的に大きくなるおそれがある。そして、そのリーク電流の増大により、コンデンサから電流を引き抜くためのアタック電流Iaが所望値より少なくなり、AGC回路の動作点が設計値と異なる値となってしまう。
これに対して、電流スイッチング回路240では、比較部250の出力段にカスコード接続されたバイポーラトランジスタ241および242を設けている。電流スイッチング回路240の出力端子から見た出力抵抗は、バイポーラトランジスタ1つのみでスイッチングする際の比較例より高くなる。これにより、比較例よりもリーク電流を小さくすることができる。また、バイポーラトランジスタ241および242によりスイッチングするため、MOSトランジスタを用いる場合と比較して1/fノイズを低減することができる。
なお、AGC回路200内のトランジスタは、1/fノイズを低減する観点から、バイポーラトランジスタとすることが望ましいが、一部をMOSトランジスタとすることもできる。
[AGC回路の動作例]
図8は、第2の実施の形態における入力電圧Vinと出力電圧Voutとの変動の一例を示すタイミングチャートである。同図に例示するように、時刻T1から時刻T2までの間において、入力電圧Vinの振幅が低下したものとする。この場合にAGC回路200は、比較的大きなゲインにより入力電圧Vinを増減して出力電圧Voutとして出力する。そして、時刻T2以降において、入力電圧Vinの振幅が上昇したものとする。この場合にAGC回路200は、比較的小さなゲインにより入力電圧Vinを増減して出力電圧Voutとして出力する。このような制御により、出力電圧Voutの振幅を一定にすることができる。
図9は、第2の実施の形態におけるAGC回路200の動作の一例を示すタイミングチャートである。時刻t0から時刻t1までの期間において、入力電圧Vinは、参照電圧Vrefより高くなる。この期間においてAGC回路200は、リカバー電流源からの電流Irによりコンデンサ222を充放電し、制御電圧Vcが時間の経過に伴って上昇する。
時刻t1から時刻t2までの期間において入力電圧Vinは、参照電圧Vref以下である。この期間においてAGC回路200は、コンデンサ222をアタック電流Iaにより放電し、制御電圧Vcが時間の経過に伴って低下する。
また、時刻t2から時刻t3までの期間において、入力電圧Vinは、参照電圧Vrefより高くなり、制御電圧Vcが時間の経過に伴って上昇する。
時刻t0からt3までの期間を、入力電圧Vinの周期Pとし、時刻t1からt2までの期間をP1とすると、上述の動作の繰り返しにより次の式が成立する。
Ir×P=Ia×P1
上式の右辺または左辺により表される電流の積分値に応じた制御電圧Vcが、コンデンサ222により生成される。リーク電流を小さく出来れば、制御電流Iconを小さくすることが出来、小さな容量Cでも大きな時定数Tcを実現可能である。
図10は、第2の実施の形態におけるAGC回路200の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、AGC回路200にアナログ信号が入力されたときに開始する。
AGC回路200は、入力電圧Vinが参照電圧Vrefより高いか否かを判断する(ステップS901)。入力電圧Vinが参照電圧Vref以下の場合に(ステップS901:No)、AGC回路200は、制御電圧Vcを徐々に低下させる(ステップS902)。制御電圧Vcの低下に応じてゲインは小さくなる。
一方、入力電圧Vinが参照電圧Vrefより高い場合に(ステップS901:Yes)、AGC回路200は、制御電圧Vcを徐々に上昇させる(ステップS903)。制御電圧Vcの上昇に応じてゲインは大きくなる。ステップS902またはS903の後に、AGC回路200は、そのゲインにより入力電圧Vinを増減する(ステップS904)。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、比較部250によりオンオフされる2つのバイポーラトランジスタがカスコード接続されているため、トランジスタが1つのみの場合よりも出力抵抗が高くなる。これにより、それらのトランジスタのリーク電流を少なくすることができる。
[変形例]
上述の第2の実施の形態では、ピーク検波回路220は、増減前の入力電圧Vinから制御電圧Vcを生成するフィードフォワード制御を行っていたが、フィードバック制御でも実現できる。
図11は、第2の実施の形態の変形例におけるAGC回路200の一構成例を示すブロック図である。このAGC回路200において、可変ゲインアンプ210は、出力電圧Voutをピーク検波回路220に入力する(言い換えれば、帰還させる)。そして、ピーク検波回路220は、出力電圧Voutと参照電圧Vrefとを比較して制御電圧Vcを生成する。
このように本技術の第2の実施の形態の変形例によれば、可変ゲインアンプ210が出力電圧Voutをピーク検波回路220に帰還させるため、フィードバック制御を行うことができる。
<3.第3の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、カスコード接続のトランジスタをAGC回路200に設けていたが、スイッチング動作を行う回路であれば、チャージポンプなど、AGC回路200以外の回路にカスコード接続のトランジスタを設けることもできる。この第2の実施の形態の電子装置は、チャージポンプにカスコード接続のトランジスタを設けた点において第1の実施の形態と異なる。
図12は、第3の実施の形態における電子装置101の一構成例を示すブロック図である。この電子装置101は、位相同期回路130および信号処理部140を備える。
位相同期回路130は、位相雑音の低い外部クロックCLKinを基準信号として電圧制御発振器の発振周波数を安定化させる目的で利用される。クロック信号CLKinは、水晶発振器などにより生成される。この位相同期回路130は、位相/周波数検出器131、チャージポンプ300、電圧制御発振器132および分周器133を備える。
位相/周波数検出器131は、クロック信号CLKinと、分周器133から帰還したクロック信号CLKfbとの位相差および周波数差を検出するものである。この位相/周波数検出器131は、検出結果を示す出力信号VoaおよびVobをチャージポンプ300に供給する。なお、位相/周波数検出器131は、特許請求の範囲に記載の検出器の一例である。
チャージポンプ300は、位相差および周波数差に応じた制御電圧Vcを生成するものである。このチャージポンプ300は、制御電圧Vcを電圧制御発振器132に供給する。
電圧制御発振器132は、制御電圧Vcに応じた周波数の信号を周期信号VCOoutとして生成するものである。この電圧制御発振器132は、周期信号VCOoutを信号処理部140および分周器133に供給する。
分周器133は、所定の分周比により周期信号VCOoutを分周するものである。この分周器133は、分周した信号をクロック信号CLKfbとして位相/周波数検出器131に帰還させる。
信号処理部140は、周期信号VCOoutに同期して、所定の信号処理を実行するものである。
図13は、第3の実施の形態におけるチャージポンプ300の一構成例を示す回路図である。このチャージポンプ300は、インバータ310および311と、定電流源321および335と、バイポーラトランジスタ322乃至325と、バイポーラトランジスタ331乃至334とを備える。また、チャージポンプ300は、バイポーラトランジスタ341乃至344と、コンデンサ350とを備える。
バイポーラトランジスタ322、324、331、333、341、342は、例えば、pnp型であり、バイポーラトランジスタ323、325、332、334、343および344は、例えば、npn型である。
バイポーラトランジスタ322および324のエミッタは、定電流源321に接続される。また、バイポーラトランジスタ322のベースは、インバータ310の出力端子に接続され、バイポーラトランジスタ324のベースには、出力信号Vobが入力される。バイポーラトランジスタ322のコレクタは、バイポーラトランジスタ323のコレクタに接続され、バイポーラトランジスタ324のコレクタは、バイポーラトランジスタ325のコレクタに接続される。インバータ310は、出力信号Vobを反転する。
また、バイポーラトランジスタ323のコレクタは、バイポーラトランジスタ323自身のベースと、バイポーラトランジスタ344のベースとに接続される。バイポーラトランジスタ325のコレクタは、バイポーラトランジスタ325自身のベースと、バイポーラトランジスタ343および344の接続点とに接続される。バイポーラトランジスタ323および325のエミッタは接地される。
バイポーラトランジスタ332および334のエミッタは、定電流源335に接続される。また、バイポーラトランジスタ332のベースは、インバータ311の出力端子に接続され、バイポーラトランジスタ334のベースには、出力信号Voaが入力される。バイポーラトランジスタ332のコレクタは、バイポーラトランジスタ331のコレクタに接続され、バイポーラトランジスタ334のコレクタは、バイポーラトランジスタ333のコレクタに接続される。インバータ311は、出力信号Voaを反転する。
また、バイポーラトランジスタ333のコレクタは、バイポーラトランジスタ333自身のベースと、バイポーラトランジスタ341のベースとに接続される。バイポーラトランジスタ331のコレクタは、バイポーラトランジスタ331自身のベースと、バイポーラトランジスタ341および342の接続点とに接続される。バイポーラトランジスタ331および333のエミッタは電源に接続される。
バイポーラトランジスタ341および342はカスコード接続されており、また、バイポーラトランジスタ343および344もカスコード接続されている。バイポーラトランジスタ341のエミッタは電源に接続され、バイポーラトランジスタ344のエミッタは接地される。バイポーラトランジスタ342のコレクタは、バイポーラトランジスタ343のコレクタと接続される。また、バイポーラトランジスタ342のベースにはバイアス電圧Vb1が印加され、バイポーラトランジスタ343のベースにはバイアス電圧Vb2が印加される。これらのバイアス電圧を供給する回路(不図示)は、チャージポンプ300内に配置される。コンデンサ350の一端は、バイポーラトランジスタ342および343の接続点と、チャージポンプ300の出力端子とに接続され、他端は接地される。
上述の構成において、定電流源321と、バイポーラトランジスタ322乃至325と、バイポーラトランジスタ343および344とからなる回路は、図1の電流スイッチング回路240と同様の機能を有する。また、定電流源335と、バイポーラトランジスタ331乃至334と、バイポーラトランジスタ341および342とからなる回路も、図1の電流スイッチング回路240と同様の機能を有する。これらの電流スイッチング回路のそれぞれは、出力信号VoaおよびVobの値に応じてオンオフする。なお、バイポーラトランジスタ341乃至344は、特許請求の範囲に記載の第1乃至第4のトランジスタの一例である。
バイポーラトランジスタ341および342を流れる電流をId1とし、バイポーラトランジスタ343および344を流れる電流をId2とすると、次の式により表される制御電流Iconがコンデンサ222に出力される。
Icon=Id1−Id2
この制御電流Iconによりコンデンサ222は充放電され、その充放電電圧が制御電圧Vcとして出力される。
図14は、第3の実施の形態におけるチャージポンプ300の動作の一例を示すタイミングチャートである。タイミングT10において出力信号Voaがローレベルからハイレベルに移行し、その後のタイミングT11において出力信号Vobがローレベルからハイレベルに移行したものとする。また、その後のタイミングT12において出力信号VoaおよびVobはローレベルに移行したものとする。
この場合に、タイミングT10からタイミングT12までの間にバイポーラスイッチ341および342がオン状態に移行して電流Id1が増大する。一方、タイミングT11からタイミングT12までの間にバイポーラスイッチ343および344がオン状態に移行して電流Id2が増大する。
ここで、バイポーラトランジスタ341および342はカスコード接続されているため、それらがオフ状態の期間においてリーク電流が低減し、電流Id1はほぼ零となる。同様に、バイポーラトランジスタ343および344もカスコード接続されているため、それらがオフ状態の期間においてリーク電流が低減し、電流Id2はほぼ零となる。これに対して、カスコード接続されていない比較例では、リーク電流が発生してしまう。図14における点線は、比較例の電流および電圧である。
また、電流Id1およびId2の差分の制御電流Iconは、タイミングT10からタイミングT11までの間に増大する。比較例では、リーク電流の発生により、この制御電流Iconの増大量が小さくなってしまう。
タイミングT10からタイミングT11までの間に流れる制御電流Iconにより、コンデンサ350が充電され、制御電圧Vcが上昇する。比較例では、リーク電流の発生により、この制御電圧Vcの上昇量が小さくなってしまう。
このように、本技術の第3の実施の形態によれば、チャージポンプ300内にカスコード接続したトランジスタを設けたため、チャージポンプ300のリーク電流を低減することができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)第1のバイポーラトランジスタと、
前記第1のバイポーラトランジスタに接続点でカスコード接続され、閾値電圧を下回らない一定のバイアス電圧がベースに印加された第2のバイポーラトランジスタと、
入力信号と所定の参照信号とを比較して当該比較結果を示す一対の差動出力信号を前記第1のバイポーラトランジスタのベースと前記接続点とに出力する比較部と
を具備するスイッチング回路。
(2)前記比較部の入力段は、一対の差動トランジスタを備える
前記(1)記載のスイッチング回路。
(3)前記一対の差動トランジスタは、バイポーラトランジスタである
前記(2)記載のスイッチング回路。
(4)前記一対の差動トランジスタは、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである
前記(2)記載のスイッチング回路。
(5)第1のバイポーラトランジスタと、
前記第1のバイポーラトランジスタに接続点でカスコード接続され、閾値電圧を下回らない一定のバイアス電圧がベースに印加された第2のバイポーラトランジスタと、
入力信号と所定の参照信号とを比較して当該比較結果を示す一対の差動出力信号を前記第1のバイポーラトランジスタのベースと前記接続点とに出力する比較部と、
一定の電流を供給するリカバー電流源と、
前記リカバー電流源と前記第2のバイポーラトランジスタとに接続されたコンデンサと、
前記コンデンサの充放電電圧に応じてゲインを変化させる可変ゲインアンプと
を具備する自動利得制御回路。
(6)前記比較部の入力は、前記可変ゲインアンプの入力である
前記(5)記載の自動利得制御回路。
(7)前記比較部の入力は、前記可変ゲインアンプの出力である
前記(5)記載の自動利得制御回路。
(8)入力信号と帰還信号との位相差および周波数差を検出して当該検出結果を示す第1および第2の出力信号を出力する検出器と、
第1のバイポーラトランジスタと、
前記第1のバイポーラトランジスタに第1の接続点でカスコード接続され、閾値電圧を下回らない一定のバイアス電圧がベースに印加された第2のバイポーラトランジスタと、
前記第1の出力信号と当該第1の出力信号を反転した信号とを比較して当該比較結果を示す一対の差動出力信号を前記第1のバイポーラトランジスタのベースと前記第1の接続点とに出力する第1の比較部と、
第3のバイポーラトランジスタと、
前記第3のバイポーラトランジスタに第2の接続点でカスコード接続され、閾値電圧を下回らない一定のバイアス電圧がベースに印加された第4のバイポーラトランジスタと、
前記第2の出力信号と当該第2の出力信号を反転した信号とを比較して当該比較結果を示す一対の差動出力信号を前記第3のバイポーラトランジスタのベースと前記第2の接続点とに出力する第2の比較部と、
前記第2および第4のバイポーラトランジスタの接続点に接続されたコンデンサと、
前記コンデンサの充放電圧に応じた周波数の周期信号を出力する電圧制御発振器と、
前記周期信号を分周して前記帰還信号として前記検出器に帰還させる分周器と
を具備する位相同期回路。
100、101 電子装置
110 アナログ信号出力部
120 信号処理部
130 位相同期回路
131 位相/周波数検出器
132 電圧制御発振器
133 分周器
140 信号処理部
200 AGC回路
210 可変ゲインアンプ
220 ピーク検波回路
221 参照電圧供給源
222、350 コンデンサ
230 バイアス電圧供給部
231、233、241、242、251、252、261、262、271、281、322〜325、331〜334、341〜344 バイポーラトランジスタ
232 抵抗
240 電流スイッチング回路
250 比較部
260、321、335 定電流源
270、280 スイッチ
290 リカバー電流源
291 MOSトランジスタ
300 チャージポンプ
310、311 インバータ

Claims (4)

  1. 第1のバイポーラトランジスタと、
    前記第1のバイポーラトランジスタに接続点でカスコード接続され、閾値電圧を下回らない一定のバイアス電圧がベースに印加された第2のバイポーラトランジスタと、
    入力信号と所定の参照信号とを比較して当該比較結果を示す一対の差動出力信号を前記第1のバイポーラトランジスタのベースと前記接続点とに出力する比較部と、
    一定の電流を供給するリカバー電流源と、
    前記リカバー電流源と前記第2のバイポーラトランジスタとに接続されたコンデンサと、
    前記コンデンサの充放電電圧に応じてゲインを変化させる可変ゲインアンプと
    を具備し、
    前記比較部は、
    各々がダイオード接続された一対のダイオード接続バイポーラトランジスタと、
    前記一対のダイオード接続バイポーラトランジスタのそれぞれのコレクタ電流を、前記入力信号および前記参照信号の大小関係に基づいて制御する一対の差動トランジスタと
    を備え、
    前記一対のダイオード接続バイポーラトランジスタは、前記一対の差動出力信号を出力する
    自動利得制御回路。
  2. 前記比較部の入力は、前記可変ゲインアンプの入力である
    請求項記載の自動利得制御回路。
  3. 前記比較部の入力は、前記可変ゲインアンプの出力である
    請求項記載の自動利得制御回路。
  4. 入力信号と帰還信号との位相差および周波数差を検出して当該検出結果を示す第1および第2の出力信号を出力する検出器と、
    第1のバイポーラトランジスタと、
    前記第1のバイポーラトランジスタに第1の接続点でカスコード接続され、閾値電圧を下回らない一定のバイアス電圧がベースに印加された第2のバイポーラトランジスタと、
    前記第1の出力信号と当該第1の出力信号を反転した信号とを比較して当該比較結果を示す一対の差動出力信号を前記第1のバイポーラトランジスタのベースと前記第1の接続点とに出力する第1の比較部と、
    第3のバイポーラトランジスタと、
    前記第3のバイポーラトランジスタに第2の接続点でカスコード接続され、閾値電圧を下回らない一定のバイアス電圧がベースに印加された第4のバイポーラトランジスタと、
    前記第2の出力信号と当該第2の出力信号を反転した信号とを比較して当該比較結果を示す一対の差動出力信号を前記第3のバイポーラトランジスタのベースと前記第2の接続点とに出力する第2の比較部と、
    前記第2および第4のバイポーラトランジスタの接続点に接続されたコンデンサと、
    前記コンデンサの充放電圧に応じた周波数の周期信号を出力する電圧制御発振器と、
    前記周期信号を分周して前記帰還信号として前記検出器に帰還させる分周器と
    を具備する位相同期回路。
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