JP2001285104A - 放送受信装置 - Google Patents

放送受信装置

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JP2001285104A
JP2001285104A JP2000090190A JP2000090190A JP2001285104A JP 2001285104 A JP2001285104 A JP 2001285104A JP 2000090190 A JP2000090190 A JP 2000090190A JP 2000090190 A JP2000090190 A JP 2000090190A JP 2001285104 A JP2001285104 A JP 2001285104A
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Japan
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agc
dab
signal
rank
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Application number
JP2000090190A
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English (en)
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Akihiko Takada
明彦 高田
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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  • Television Receiver Circuits (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在の受信状態に応じたAGC電圧応答速度
までは調整することはできない。 【解決手段】 現在受信中の放送信号に関わる直流電圧
とスレッショルド電圧55とを比較し、この比較結果に
基づいて、チャージポンプ57のチャージポンプ電流I
をコンデンサ58に流すことで、AGC電圧を生成する
AGC制御回路26(44)を備えたDAB受信機10
であって、現在受信中の放送信号のビットエラー数を検
出するBERカウンタ回路16と、このBERカウンタ
回路16にて検出されたビットエラー数がAランクとな
るように、コンデンサ58に流れるチャージポンプ電流
の量を可変制御するマイコン17とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディジタル
テレビ放送やディジタルオーディオブロードキャスティ
ング(以下、単にDABと称する)放送を受信するDAB
受信機等の放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなDAB受信機としては
次のようなものがある。図8は従来のDAB受信機内部
の概略構成を示すブロック図である。
【0003】図8に示す従来のDAB受信機100は、
到来するDAB放送信号を受信する受信アンテナ101
と、この受信アンテナ101にて受信したDAB放送信
号をチューニングするチューナパック102と、このチ
ューナパック102にてチューニングされたDAB放送
信号である中間周波数(以下、単にIFと称する)信号を
ディジタル変換するA/Dコンバータ103と、このデ
ィジタル変換されたIF信号をOFDM復調することで
DABデータを抽出するDABデコーダ104と、この
DABデコーダ104にてデコードされたDABデータ
にMPEG処理を施すことで音声や映像に解読し、これ
ら音声や映像を出力信号として出力するMPEGデコー
ダ105と、このDAB受信機100全体を制御するマ
イコン106とを有している。
【0004】チューナパック102は、受信アンテナ1
01にて受信したDAB放送信号を第1IF信号にダウ
ンコンバートするRF回路110と、このダウンコンバ
ートされた第1IF信号の帯域外成分を除去するSAW
フィルタ120と、このSAWフィルタ120にて除去
された第1IF信号を第2IF信号にダウンコンバート
するIF回路130とを有している。図9はチューナパ
ック102内部の概略構成を示すブロック図である。
【0005】図9に示すRF回路110は、受信アンテ
ナ101にて受信したDAB放送信号に第1同調処理を
施す第1同調回路111と、この第1同調回路111に
て第1同調処理が施されたDAB放送信号にゲイン調整
を施す第1AGCアンプ112と、この第1AGCアン
プ112にてゲイン調整されたDAB放送信号に第2同
調処理を施す第2同調回路113と、この第2同調回路
113にて第2同調処理が施されたDAB放送信号に第
1局部発振器114からの第1発振周波数を混合するこ
とで、第2同調処理が施されたDAB放送信号を第1I
F信号にダウンコンバートする第1ミキサ115と、第
2同調回路113にて第2同調処理が施されたDAB放
送信号を分岐し、このDAB放送信号に基づいて、第1
AGCアンプ112を制御する第1AGC電圧を生成す
る第1AGC制御回路116とを有している。
【0006】IF回路130は、RF回路110からの
第1IF信号をSAWフィルタ120を通じて帯域制限
した後、この第1IF信号にゲイン調整を施す第2AG
Cアンプ131と、この第2AGCアンプ131にてゲ
イン調整された第1IF信号に第2局部発振器132か
らの第2発振周波数を混合することで、第1IF信号を
第2IF信号にダウンコンバートする第2ミキサ133
と、この第2ミキサ133にてダウンコンバートされた
第2IF信号を分岐し、この第2IF信号に基づいて、
第2AGCアンプ131を制御する第2AGC電圧を生
成する第2AGC制御回路134とを有している。
【0007】また、第1AGC制御回路116及び第2
AGC制御回路134について説明する。図10は第1
AGC制御回路116及び第2AGC制御回路134の
内部構成を示すブロック図である。
【0008】図10に示す第1AGC制御回路116
(第2AGC制御回路134)は、第2同調回路111に
て同調されたDAB放送信号(第2ミキサ133からの
第2IF信号)を増幅するバッファアンプ141と、こ
のバッファアンプ141にて増幅されたDAB放送信号
(第2IF信号)を帯域制限するバンドパスフィルタ(以
下、単にBPFと称する)142と、このBPF142
にて帯域制限されたDAB放送信号(第2IF信号)を
検波する検波回路143と、この検波回路143にて検
波されたDAB放送信号(第2IF信号)を整流化して、
DAB放送信号(第2IF信号)に対応した直流電圧に変
換するLPF144と、このLPF144にて変換され
た直流電圧と、スレッショルド電圧145とを比較し、
この比較結果に基づいてHIレベル又はLOWレベルの
制御信号を出力するコンパレータ146と、このコンパ
レータ146からの制御信号に基づいて、チャージポン
プ電流Iを生成出力するチャージポンプ147と、この
チャージポンプ電流Iをチャージすることで、第1AG
C電圧(第2AGC電圧)を生成するコンデンサ148と
を有している。
【0009】このような第1AGC制御回路116(第
2AGC制御回路134)のコンパレータ146は、例
えばLPF144からの直流電圧がスレッショルド電圧
145よりも大きいといった比較結果を得ると、HIレ
ベルの制御信号を生成すると共に、LPF144からの
直流電圧がスレッショルド電圧145よりも小さいとい
った比較結果を得ると、LOWレベルの制御信号を生成
することになる。
【0010】チャージポンプ147は、コンパレータ1
46からの制御信号に基づいてチャージポンプ電流Iを
生成し、コンデンサ(C)148に出力する。このコン
デンサ(C)148は、チャージポンプ電流Iをチャー
ジすることで第1AGC電圧(第2AGC電圧)を生成す
る。
【0011】従って、従来のDAB受信機100によれ
ば、第1AGC制御回路116(第2AGC制御回路1
34)内で、第2同調回路113にて同調したDAB放
送信号(第2ミキサ133からの第2IF信号)に対応
した直流電圧及びスレッショルド電圧145の比較結果
に基づいてチャージポンプ電流Iを生成し、このチャー
ジポンプ電流Iに基づいて第1AGCアンプ112(第
2AGCアンプ131)のゲインを調整する第1AGC
電圧(第2AGC電圧)を生成するようにしたので、所定
レベルのゲイン調整が可能となる。
【0012】一般的に第1AGC制御回路116(第2
AGC制御回路134)のAGC電圧応答速度(dV/
dt)は、図11に示すように(1/C)・Iで算出す
ることができる。コンデンサ(C)148の容量を大き
くした場合にはAGC電圧応答速度は速くなり、コンデ
ンサ(C)148の容量を小さくした場合にはAGC電
圧応答速度が遅くなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のDAB受信機100によれば、例えば車載用に適用
した場合、走行によって受信状態が変化するため、この
受信状態に応じてAGC電圧の応答速度を調整する必要
があるが、第1AGC制御回路116(第2AGC制御
回路134)内のコンデンサ(C)148の容量を固定
としているため、AGC電圧応答速度を調整することが
できず、DAB受信機100の最適な受信状態を確保す
ることができないといった問題点があった。
【0014】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、現在の受信状態に応
じてAGC電圧応答速度を調整することで、最適な受信
状態を確保することができる放送受信装置を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の放送受信装置は、現在受信中の放送信号に関
わる直流電圧と所定基準電圧とを比較し、この比較結果
に基づいてチャージポンプ電流をコンデンサに流すこと
で、AGC電圧を生成するAGC制御回路を備えた放送
受信装置であって、現在受信中の放送信号の受信状態を
検出する受信状態検出手段と、この受信状態検出手段に
て検出された受信状態に基づき、この受信状態が所定レ
ベルとなるように、前記コンデンサに流れるチャージポ
ンプ電流の量を可変制御する制御手段とを有するように
した。
【0016】従って、本発明の放送受信装置によれば、
受信状態検出手段にて検出された受信状態が所定レベル
となるようにコンデンサに流れるチャージポンプ電流の
量を可変制御するようにしたので、コンデンサの容量を
固定にしたとしても、現在の受信状態に応じたAGC電
圧応答速度を調整することで、最適な受信状態を確保す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の放
送受信装置における実施の形態を示すDAB受信機につ
いて説明する。図1は本実施の形態に示すDAB受信機
内部の概略構成を示すブロック図である。
【0018】図1に示すDAB受信機10は、到来する
DAB放送信号を受信する受信アンテナ11と、この受
信アンテナ11にて受信したDAB放送信号をチューニ
ングするチューナパック12と、このチューナパック1
2にてチューニングされたDAB放送信号であるIF信
号をディジタル変換するA/Dコンバータ13と、この
ディジタル変換されたIF信号をOFDM復調すること
でDABデータを抽出するDABデコーダ14と、この
DABデコーダ14にてデコードされたDABデータに
MPEG処理を施すことで音声や映像に解読し、これら
音声や映像を出力信号として出力するMPEGデコーダ
15と、DABデコーダ14にてデコードされたDAB
データからビットエラーレート(以下、単にBERと称
する)を検出し、所定フレーム数毎にビットエラー数を
カウントするBERカウンタ回路16と、このDAB受
信機10全体を制御するマイコン17とを有している。
【0019】チューナパック12は、受信アンテナ11
にて受信したDAB放送信号を第1IF信号にダウンコ
ンバートするRF回路20と、このダウンコンバートさ
れた第1IF信号の帯域外成分を除去するSAWフィル
タ30と、このSAWフィルタ30にて除去された第1
IF信号を第2IF信号にダウンコンバートするIF回
路40とを有している。図2はチューナパック12内部
の概略構成を示すブロック図である。
【0020】図2に示すRF回路20は、受信アンテナ
11にて受信したDAB放送信号に第1同調処理を施す
第1同調回路21と、この第1同調回路21にて第1同
調処理が施されたDAB放送信号にゲイン調整を施す第
1AGCアンプ22と、この第1AGCアンプ22にて
ゲイン調整されたDAB放送信号に第2同調処理を施す
第2同調回路23と、この第2同調回路23にて第2同
調処理が施されたDAB放送信号に第1局部発振器24
からの第1発振周波数を混合することで、第2同調回路
23にて同調されたDAB放送信号を第1IF信号にダ
ウンコンバートする第1ミキサ25と、第2同調回路2
3にて第2同調処理が施されたDAB放送信号を分岐
し、このDAB放送信号に基づいて、第1AGCアンプ
22を制御する第1AGC電圧を生成する第1AGC制
御回路26とを有している。
【0021】IF回路40は、RF回路20からの第1
IF信号を、SAWフィルタ30を通じて帯域制限した
後、この第1IF信号にゲイン調整を施す第2AGCア
ンプ41と、この第2AGCアンプ41にてゲイン調整
された第1IF信号に第2局部発振器42からの第2発
振周波数を混合することで、第1IF信号を第2IF信
号にダウンコンバートする第2ミキサ43と、この第2
ミキサ43にてダウンコンバートされた第2IF信号を
分岐し、この第2IF信号に基づいて、第2AGCアン
プ41を制御する第2AGC電圧を生成する第2AGC
制御回路44とを有している。
【0022】また、第1AGC制御回路26及び第2A
GC制御回路44について説明する。図3は第1AGC
制御回路26及び第2AGC制御回路44の内部構成を
示すブロック図である。
【0023】図3に示す第1AGC制御回路26(第2
AGC制御回路44)は、第2同調回路23にて同調さ
れたDAB放送信号(第2ミキサ43からの第2IF信
号)を増幅するバッファアンプ51と、このバッファア
ンプ51にて増幅されたDAB放送信号(第2IF信号)
を帯域制限するBPF52と、このBPF52にて帯域
制限されたDAB放送信号(第2IF信号)を検波する
検波回路53と、この検波回路53にて検波されたDA
B放送信号(第2IF信号)を整流化して、DAB放送信
号(第2IF信号)に対応した直流電圧に変換するLPF
54と、このLPF54にて変換された直流電圧と、ス
レッショルド電圧55とを比較し、この比較結果に基づ
いてHIレベル又はLOWレベルの制御信号を出力する
コンパレータ56と、このコンパレータ56からの制御
信号に基づいて、チャージポンプ電流Iを生成出力する
チャージポンプ57と、このチャージポンプ電流をチャ
ージすることで、第1AGC電圧(第2AGC電圧)を生
成するコンデンサ(C)58とを有している。
【0024】このような第1AGC制御回路26(第2
AGC制御回路44)のコンパレータ56は、例えばL
PF54からの直流電圧がスレッショルド電圧55より
も大きいといった比較結果を得ると、HIレベルの制御
信号を生成すると共に、LPF54からの直流電圧がス
レッショルド電圧55よりも小さいといった比較結果を
得ると、LOWレベルの制御信号を生成することにな
る。
【0025】チャージポンプ57は、コンパレータ56
からの制御信号に基づいてチャージポンプ電流Iを生成
し、コンデンサ(C)58に出力する。このコンデンサ
(C)58は、チャージポンプ電流Iに基づいてAGC
電圧を生成する。
【0026】図4はDABデコーダ14及びBERカウ
ンタ回路16内部の概略構成を示すブロック図である。
【0027】図4に示すDABデコーダ14は、A/D
コンバータ13にてディジタル変換された第2IF信号
を抽出し、この第2IF信号をOFDM復調することで
DABデータを生成するOFDM復調回路61と、この
DABデータのエラー訂正を施すエラー訂正復号回路6
2とを有し、このエラー訂正復号回路62にてエラー訂
正が施されたDABデータをMPEGデコーダ15に伝
送する。
【0028】さらに、BERカウンタ回路16は、エラ
ー訂正復号回路62にてエラー訂正が施されたDABデ
ータを分岐し、このエラー訂正後のDABデータをエラ
ー符号化するエラー訂正符号化回路71と、このエラー
符号化したDABデータ及び、OFDM復調回路61に
て復調された、エラー訂正処理前のDABデータを入力
することで、これらエラー訂正前のDABデータ及びエ
ラー訂正後のDABデータを比較するBERコンパレー
タ72と、このBERコンパレータ72の比較結果に基
づいてビットエラーを検出し、このビットエラー数をカ
ウントするBERカウンタ73とを有している。
【0029】マイコン17は、BERカウンタ回路16
のBERカウンタ73にてカウントされたビットエラー
数に基づいて、所定フレーム、例えば数十フレーム内の
ビットエラー数を算出し、この所定フレーム内のビット
エラー数に基づいて、この所定フレームのエラーランク
を認定する。図6はビットエラー数とエラーランクとの
対応関係を示す説明図である。
【0030】図6に示す対応表では、所定フレーム内の
エラービット数が少ない順にA,B,C,D,Eのエラ
ーランクが割り当てられ、そのビットエラー数が最適範
囲内であればAランクとしている。このAランク時のビ
ットエラー数であれば、現在の受信状態に対応した最適
なAGC電圧応答速度を提供している状態にある。そこ
で、マイコン17の図示せぬメモリには、この図6に示
す対応表が記憶されているものとする。
【0031】つまり、マイコン17は、常にビットエラ
ー数のエラーランクがAランクになるように、第1AG
C制御回路26(第2AGC制御回路44)内部のチャー
ジポンプ57で生成出力するチャージポンプ電流Iの量
を調整することで、現在の受信状態に対応したAGC電
圧応答速度を制御するようにしている。
【0032】尚、請求項記載の受信状態検出手段はBE
Rカウンタ回路16に、制御手段はマイコン17に、所
定基準電圧はスレッショルド電圧に相当するものであ
り、受信状態が所定レベルとなるようにとはビットエラ
ー数がAランクとなるようにすることに相当するもので
ある。
【0033】次に本実施の形態に示すDAB受信機10
の動作について説明する。図5は本実施の形態に示すD
AB受信機10のAGC電圧応答速度制御処理に関わる
マイコン17の処理動作を示すフローチャートである。
【0034】図5に示すAGC電圧応答速度制御処理と
は、現在の受信状態に対応した最適なAGC電圧応答速
度を得るための処理である。尚、ここで、マイコン17
は、チャージポンプ57のチャージポンプ電流Iをデフ
ォルト方向又はデフォルト逆方向のいずれかに、一定量
毎に可変調整するものであるが、この調整を継続するこ
とで、そのビットエラー数は必ずAランクとなるように
設定してあるものとする。
【0035】図5に示すマイコン17は、BERカウン
タ回路16にて現在受信中のDAB放送信号における所
定フレーム分のビットエラー数を検出し(ステップS1
1)、図6に示す対応表に基づいて、そのビットエラー
数に基づいて現時点のエラーランクを認定し(ステップ
S12)、現時点のエラーランク及びチャージポンプ電
流値を前回データとしてメモリに記憶する(ステップS
13)。
【0036】さらに、マイコン17は、現時点のエラー
ランクがAランクであるか否かを判定する(ステップS
14)。現時点のエラーランクがAランクでなければ、
チャージポンプ57のチャージポンプ電流Iをデフォル
ト方向へ可変すべく、そのチャージポンプ電流を一定量
増加するようにチャージポンプ57を設定する(ステッ
プS15)。
【0037】このチャージポンプ電流Iを一定量増加し
た後、現在の受信中のDAB放送信号における所定フレ
ーム分のビットエラー数を検出し(ステップS16)、こ
のビットエラー数に基づいて現時点のエラーランクを認
定し(ステップS17)、現時点のエラーランクが前回デ
ータとしてのエラーランクよりも悪化したか否かを判定
する(ステップS18)。
【0038】現時点のエラーランクが前回データとして
のエラーランクよりも悪化したのであれば、前回データ
としてのチャージポンプ電流Iをデフォルト逆方向へ可
変すべく、そのチャージポンプ電流を一定量減少するよ
うにチャージポンプ57を設定する(ステップS19)。
【0039】このチャージポンプ電流Iを一定量減少し
た後、現在受信中のDAB放送信号における所定フレー
ム分のビットエラー数を検出し(ステップS20)、この
ビットエラー数に基づいて現時点のエラーランクを認定
し(ステップS21)、現時点のエラーランクは必然的に
前回データとしてのエラーランクよりも悪化しているこ
とはないため、現時点のエラーランク及びチャージポン
プ電流値を前回データとしてメモリに記憶更新する(ス
テップS22)。尚、ここで、現時点のエラーランクは
必然的に前回のエラーランクよりも悪化していないと判
断できるのは、ステップS18にてデフォルト方向への
可変調整がエラーランクの悪化しか生じないと判断さ
れ、しかもステップS19によるデフォルト逆方向への
可変調整を実行し、このデフォルト逆方向への可変調整
によってエラーランクが悪化する前には、必ずAランク
に到達することになっているからである。
【0040】ステップS22にて現時点のエラーランク
及びチャージポンプ電流値を前回データとしてメモリに
記憶更新した後、現時点のエラーランクがAランクであ
るか否かを判定する(ステップS23)。
【0041】現時点のエラーランクがAランクであれ
ば、メモリ中の前回データとしてのチャージポンプ電流
Iを維持し(ステップS24)、この処理動作を終了す
る。
【0042】ステップS24にて現時点のエラーランク
がAランクでなければ、さらにチャージポンプ電流Iを
一定量減少すべく、ステップS19に移行する。
【0043】また、ステップS14にて現時点のエラー
ランクがAランクであれば、メモリ中の前回データとし
てのチャージポンプ電流Iを維持すべく、ステップS2
4に移行し、この処理動作を終了する。
【0044】また、ステップS18にて現時点のエラー
ランクがメモリ中の前回データとしてのエラーランクよ
りも悪化したのでなければ、さらなる現時点のエラーラ
ンク及びチャージポンプ電流値を前回データとしてメモ
リに記憶更新すべく、ステップS13に移行する。
【0045】図7はAGC電圧応答速度制御処理の処理
動作時におけるエラーランク及びチャージポンプ電流I
の関係を示す説明図である。
【0046】例えば現在受信中のDAB放送信号の受信
状態のエラーランクがBランクの場合、現時点X0のエ
ラーランクB及びチャージポンプ電流I0を前回データ
としてメモリに保持する。そして、チャージポンプ電流
をデフォルト方向に可変すべく、チャージポンプ電流を
一定量増加することでチャージポンプ電流I1とし、こ
の時点X1のエラーランクはランクEということにな
る。そこで、前回データからチャージポンプ電流をデフ
ォルト逆方向に可変すべく、つまりチャージポンプ電流
I0を一定量減少してチャージポンプ電流I2とするこ
とで、この時点X2のエラーランクがランクAとなり、
この時点X2のチャージポンプ電流I2をメモリに保持
することになる。
【0047】本実施の形態によれば、現在の受信状態に
対応したビットエラー数を検出し、このビットエラー数
がエラーランクを認定し、このエラーランクがAランク
となるようにチャージポンプ電流Iを調整し、このチャ
ージポンプ電流Iをコンデンサ58にチャージするよう
にしたので、コンデンサ58の容量を可変にしなくて
も、現在の受信状態に対応したAGC電圧応答速度を調
整し、最適な受信状態を確保することができる。
【0048】尚、上記実施の形態においては、ステップ
S15にてチャージポンプ電流Iをデフォルト方向とし
て一定量増加させるように設定したが、一定量減少させ
るようにしても良く、この場合にはステップS19にて
チャージポンプ電流Iをデフォルト逆方向として一定量
増加させるようにすれば、同様の効果が得られることは
言うまでもない。
【0049】また、上記実施の形態においては、ステッ
プS14(ステップS23)にて現時点のエラーランク
がAランクであれば、現時点のチャージポンプ電流Iを
維持すべくステップS24に移行するようにしたが、ス
テップS24に移行するのではなく、ステップS14
(ステップS23)にて現時点のエラーランクがAランク
であれば、この時点でのチャージポンプ電流値をメモリ
に保持しながら、さらにチャージポンプ電流Iを可変す
べくステップS15(ステップS19)に移行し、その時
点のエラーランクがAランクよりも悪化したのであれ
ば、メモリに保持中のチャージポンプ電流値に設定する
ようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】上記のように構成された本発明の放送受
信装置によれば、受信状態検出手段にて検出された受信
状態が所定レベルとなるようにコンデンサに流れるチャ
ージポンプ電流の量を可変制御するようにしたので、コ
ンデンサの容量を固定にしたとしても、現在の受信状態
に応じたAGC電圧応答速度を調整することで、最適な
受信状態を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放送受信装置における実施の形態を示
すDAB受信機内部の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本実施の形態に示すDAB受信機内のチューナ
パック内部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態に示すDAB受信機における第1
AGC制御回路(第2AGC制御回路)内部の概略構成を
示すブロック図である。
【図4】本実施の形態に示すDAB受信機におけるDA
Bデコーダ及びBERカウンタ回路内部の概略構成を示
すブロック図である。
【図5】本実施の形態に示すDAB受信機におけるAG
C電圧応答速度制御処理に関わるマイコンの処理動作を
示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態に示すDAB受信機におけるエラ
ービット数及びエラーランクの対応関係を示す説明図で
ある。
【図7】本実施の形態に示すDAB受信機のAGC電圧
応答速度制御処理の処理動作時におけるエラーランク及
びチャージポンプ電流の対応関係を示す説明図である。
【図8】従来のDAB受信機内部の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図9】従来のDAB受信機内のチューナパック内部の
概略構成を示すブロック図である。
【図10】従来のDAB受信機における第1AGC制御
回路(第2AGC制御回路)内部の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】従来のDAB受信機におけるAGC電圧応答
速度及びチャージポンプ電流の対応関係を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 DAB受信機(放送受信装置) 16 BERカウンタ回路(受信状態検出手段) 17 マイコン(制御手段) 26 第1AGC制御回路(AGC制御回路) 44 第2AGC制御回路(AGC制御回路) 57 チャージポンプ 58 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C026 BA01 BA12 BA19 5K020 AA00 CC00 DD21 DD26 EE01 EE04 FF04 HH13 LL01 MM12 NN10 5K046 DD15 5K061 AA11 BB01 CC52 FF11 JJ00 JJ06 JJ07 JJ11 JJ24

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在受信中の放送信号に関わる直流電圧
    と所定基準電圧とを比較し、この比較結果に基づいてチ
    ャージポンプ電流をコンデンサに流すことで、AGC電
    圧を生成するAGC制御回路を備えた放送受信装置であ
    って、 現在受信中の放送信号の受信状態を検出する受信状態検
    出手段と、 この受信状態検出手段にて検出された受信状態に基づ
    き、受信状態が所定レベルとなるように、前記コンデン
    サに流れるチャージポンプ電流の量を可変制御する制御
    手段とを有することを特徴とする放送受信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6996386B2 (en) 2002-09-06 2006-02-07 Renesas Technology Corp. Automatic gain control circuit controlling gain of receiver including two automatic gain control amplifiers
JP2008258940A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Hitachi Kokusai Electric Inc デジタル放送装置
WO2018012083A1 (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 ソニー株式会社 スイッチング回路、自動利得制御回路および位相同期回路

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