JP5570761B2 - 園芸工具におけるプロテクタ固定具の脱落防止構造 - Google Patents

園芸工具におけるプロテクタ固定具の脱落防止構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5570761B2
JP5570761B2 JP2009145388A JP2009145388A JP5570761B2 JP 5570761 B2 JP5570761 B2 JP 5570761B2 JP 2009145388 A JP2009145388 A JP 2009145388A JP 2009145388 A JP2009145388 A JP 2009145388A JP 5570761 B2 JP5570761 B2 JP 5570761B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protector
fixture
drop
fixing
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009145388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011000049A (ja
Inventor
亮介 伊藤
雅樹 近藤
克己 大河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2009145388A priority Critical patent/JP5570761B2/ja
Priority to CN2010201675444U priority patent/CN201839622U/zh
Priority to US12/813,580 priority patent/US8549758B2/en
Priority to EP10006245A priority patent/EP2263440B1/en
Priority to AT10006245T priority patent/ATE544336T1/de
Priority to BRPI1002190-6A priority patent/BRPI1002190B1/pt
Priority to RU2010124868/02A priority patent/RU2448451C2/ru
Publication of JP2011000049A publication Critical patent/JP2011000049A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5570761B2 publication Critical patent/JP5570761B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D75/00Accessories for harvesters or mowers
    • A01D75/20Devices for protecting men or animals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D34/00Mowers; Mowing apparatus of harvesters
    • A01D34/835Mowers; Mowing apparatus of harvesters specially adapted for particular purposes
    • A01D34/90Mowers; Mowing apparatus of harvesters specially adapted for particular purposes for carrying by the operator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B2200/00Constructional details of connections not covered for in other groups of this subclass
    • F16B2200/69Redundant disconnection blocking means

Description

この発明は、雑草等の刈払い作業に用いられる刈払機、生け垣の剪定等に用いられる生垣バリカン、チェーンソー、あるいは芝刈機や草刈機等のいわゆる園芸工具において、回転等する刃具の主として使用者側をガードするプロテクタの固定具の脱落を防止するための構造に関する。
例えば、屋外での草刈り作業等に用いる刈払機(草刈機)は、使用者が立って用いるのに適切な長さの支柱の先端に回転する刃具を備えたもので、支柱の中途からは使用者が把持するハンドル部が左右側方へ延びる状態に設けられている。また、支柱の後部には刃具を回転させるための駆動源が配置されている。駆動源としては、エンジンタイプのもの、あるいは電動タイプのものがある。又、回転刃具には、周囲にチップを備えたディスクタイプのものに代えてビニール紐が用いられる場合もある。
回転刃具は、支柱の先端にギヤヘッド部を介して支持されている。この回転刃具の後ろ側(使用者側)は、刈り取った草や地面の小石等が使用者側へはね飛ばされるのを防止するためのプロテクタが取り付けられている。このプロテクタは、回転刃具の作業領域を阻害しないよう通常全周の三分の一程度の範囲であって主として使用者側をガードする大きさに設定されている。このプロテクタは、ギヤヘッド部等のメンテナンスあるいは修理のために主として修理業者等によって一時的に取り外される場合がある。このプロテクタは、固定具として例えば固定ねじの締め込みにより通常支柱に対して固定される。この場合、固定ねじを緩めて外せばプロテクタを支柱から取り外すことができる。
実開平7−7330号公報
しかしながら、固定ねじを緩めてプロテクタから外してしまうと、メンテナンス終了後プロテクタを再び取り付ける場合には固定ねじをセットする手間がかかって作業性が悪く、場合によっては固定ねじを紛失等するおそれもあった。
本発明は、いわゆる園芸工具においてプロテクタ取り付け時の作業性を高め、又プロテクタを固定するための固定具を紛失等するおそれがないようにすることを目的とする。
このため、本発明は、下記する脱落防止構造とした。
先ず、第1の発明は、刃具の周囲を覆うプロテクタを固定具を用いて工具本体側に取り付けた園芸工具において、前記プロテクタに、前記固定具による結合状態が解除された状態における該固定具の反結合方向の変位を規制して当該プロテクタからの脱落を防止する固定具脱落防止部を設けたことを特徴とする。
第1の発明によれば、プロテクタが固定具によって工具本体側に取り付けられる。プロテクタを取り外す場合等において固定具を緩めると、その反結合方向の変位が固定具脱落防止部によって規制されてプロテクタからの脱落が防止される。このため、刃具のメンテナンス等の作業終了後、再度プロテクタを取り付ける段階で、固定具のセットを迅速に行うことができ、これによりプロテクタ取り付けの作業性(組み付け性)を高めることができる。また、プロテクタからの脱落が防止されているので、固定具を紛失等することなく、この点でも当該プロテクタの組み付け性をよくすることができる。
第2の発明は、第1の発明において前記プロテクタは、プロテクタカバーとプロテクタ本体を備え、該プロテクタカバーと該プロテクタ本体が、前記工具本体側を間に挟み込んだ状態で前記固定具により相互に結合されて前記工具本体側に取り付けられる構成を備え、前記プロテクタに、前記固定具の頭部を収容する頭部収容孔の口元に固定具脱落防止部を設けて、前記固定具の反結合方向の変位を規制する構成としたことを特徴とする。
第2の発明によれば、固定具を緩めることによりプロテクタカバーとプロテクタ本体との結合状態が解除されてプロテクタを支柱から取り外すことができる。プロテクタを支柱から取り外した状態において、緩めた固定具の頭部が固定具脱落防止部に干渉することによって当該固定具の反結合方向の変位が規制されて当該プロテクタから脱落することが防止される。このため、上記と同様、プロテクタ取り付けの作業性(組み付け性)を高めることができるとともに、固定具を紛失等するおそれもなくなる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記固定具として固定ねじが用いられ、前記固定具脱落防止部としてゴムリングが用いられたことを特徴とする
第3の発明によれば、プロテクタカバーとプロテクタ本体が固定ねじにより相互に結合されて、プロテクタが支柱に取り付けられる。固定ねじの頭部が収容される頭部収容孔の口元に固定具脱落防止部としてゴムリングが設けられており、このゴムリングに頭部が干渉することによって固定ねじの反結合方向(緩み方向)の変位が規制され、従って当該固定ねじのプロテクタからの脱落が防止される。固定ねじとゴムリングには、入手が容易な既製品を用いることにより、当該脱落防止構造を低コストで実現できる。
第4の発明は、第3の発明において、前記プロテクタカバーに前記頭部収容孔が設けられており、該頭部収容孔の口元にゴムリングを取り付けるための取り付け孔が設けられ、該取り付け孔の口元に前記ゴムリングの取り付け状態を保持するための爪部が内周側に張り出して設けられ、該爪部に対応して前記頭部収容孔に型抜き用の逃がし溝部を設けて、前記爪部を前記プロテクタカバーの成形時に一体成形可能な構成としたことを特徴とする。
第4の発明によれば、爪部に対応して型抜き用の逃がし溝が設けられていることから、プロテクタカバーの成形時に爪部を一体で成形することができ、これにより当該脱落防止構造の低コスト化を図ることができる。この点、ゴムリング取り付け用の取り付け孔の口元にコ字形のゴムリング取り付け用の溝部を設ける場合には、成形工程とは別にこれを後加工する必要があるためコストアップを招く。
第5の発明は、第3又は第4の発明において、前記固定ねじの頭部に大径部材が設けられており、該大径部材が前記ゴムリングに干渉して前記固定ねじの反結合方向の変位が規制される構成としたことを特徴とする。
第5の発明によれば、頭部収容孔の深さを極力小さくしつつ固定ねじの最大締め代を十分に確保することができる。
第6の発明は、第2の発明において、前記固定具として固定ねじが用いられ、前記固定具脱落防止部としてアウタナットが用いられたことを特徴とする。
第7の発明は、第2の発明において、前記固定具として固定ねじが用いられ、前記固定具脱落防止部として規制リングが用いられたことを特徴とする。
第8の発明は、第2の発明において、前記固定具として固定ねじが用いられ、前記固定具脱落防止部として蓋が用いられたことを特徴とする。
第6〜8の発明によれば、頭部収容孔の口元に設けたアウタナット、規制リング又は蓋によって固定ねじの反結合方向の変位が規制されて当該固定ねじが頭部収容孔ひいてはプロテクタからの脱落することが防止される。
第9の発明は、第2の発明において、前記プロテクタカバーに前記固定具としての固定ねじを挿通するための規制スリーブがインサート成形により設けられ、前記プロテクタ本体に前記固定ねじが締め込まれる固定ナットがインサート成形により設けられており、該規制スリーブに、該固定ねじの前記固定ナットに対する締め付けが解除された状態における該固定ねじの反結合方向の変位を規制する固定具脱落防止部を設けた構成としたことを特徴とする。
第9の発明によれば、プロテクタカバー側にインサート成形した規制スリーブに固定具脱落防止部が設けられており、この固定具脱落防止部によって固定具の反結合方向の変位が規制されてそのプロテクタからの脱落が防止される。この場合、固定具の頭部を収容する頭部収容孔は不要となる。
第10の発明は、第2の発明において、前記プロテクタカバーに前記固定具としての固定ねじの頭部を収容する頭部収容孔が設けられ、該頭部収容孔の口元に固定具脱落防止部としてのフランジ部が内周側に張り出す状態で一体成形されたことを特徴とする。
第10の発明によれば、プロテクタカバーの成形時において固定具脱落防止部材を一体成形することができ、この点で当該脱落防止構造の低コスト化を図ることができる。この場合、型抜き方向は固定具の結合方向に一致するため、成形後において頭部収容孔の反口元側開口部に別途アウタナットあるいは規制スリーブを取り付けることにより頭部収容孔の反口元側を規制することができる。
第11の発明は、第1の発明において、固定具に固定具脱落防止部としての弾性を有するクリップを取り付け、該クリップをその弾性力により拡径方向に変位させて干渉させることにより反結合方向の変位を規制する構成としたことを特徴とする。
第11の発明によれば、固定具脱落防止部としてのクリップがその弾性力により拡径方向に変位すると当該クリップが干渉して固定具の反結合方向の変位が規制され、これによりプロテクタからの脱落が防止される。クリップがその弾性力に抗して縮径方向に変位すると結合方向の変位が許容されて、当該固定具によりプロテクタカバーとプロテクタ本体が結合される。このようにクリップの弾性力を利用することにより、簡易な構成で固定具の確実な脱落防止を行うことができる。
第12の発明は、第2〜8,10のいずれか一つの発明であって、固定具の最大締め代A寸法と、固定具の頭部と前記固定具脱落防止部との間の最大間隔B寸法との関係を、A寸法≦B寸法に設定したことを特徴とする。
第12の発明によれば、頭部収容孔内において固定具の反結合方向の変位が規制されるまでの間に、当該固定具によるプロテクタカバーとプロテクタ本体との結合状態を完全に解除させることができる。このことから、例えば、固定具が左右一対設けられている場合に、一方の固定具による結合を完全に外した後に、他方の固定具について結合を外してプロテクタカバーとプロテクタ本体を相互に分離することができる。このため、左右の固定具を左右交互に少しずつ緩めてプロテクタカバーをプロテクタ本体に対して浮かせつつ当該固定具を緩めるといった面倒な手間を掛ける必要がなく、迅速に当該プロテクタの取り外しを行うことができ、これにより回転刃具のメンテナンス等の作業性を高めることができる。このことから、頭部収容孔の口元に固定具脱落防止部を設けて固定具の反結合方向の変位を規制したことによって、プロテクタ取り外し時の作業性が損なわれるといった新たな問題を生ずることがない。
本実施形態の固定具脱落防止構造を備えた刈払機の全体斜視図である。 刈払機の先端部であって、回転刃具及びその周辺の平面図である。 刈払機の先端部であって、回転刃具及びその周辺の側面図である。本図では、プロテクタの取り付け部が図2の(III)-(III)線で破断された断面図で示されている。 第1実施形態の脱落防止構造の縦断面図である。 第2実施形態の脱落防止構造の縦断面図である。本図は、図6の(V)-(V)線断面図である。 第2実施形態の脱落防止構造を図5中矢印(VI)方向から見た平面図である。 第2実施形態の脱落防止構造の縦断面図である。本図は、図6の(VII)-(VII)線断面図である。 第3実施形態の脱落防止構造の縦断面図である。 第3実施形態の脱落防止構造を図8中矢印(IX)方向から見た平面図である。 第4実施形態の脱落防止構造の縦断面図である。 第5実施形態の脱落防止構造の縦断面図である。 第5実施形態の脱落防止構造を図11中矢印(XII)方向から見た平面図である。 第6実施形態の脱落防止構造の縦断面図である。 第7実施形態の脱落防止構造の縦断面図である。 第8実施形態の脱落防止構造の縦断面図である。 第9実施形態の脱落防止構造の縦断面図である。 第10実施形態の脱落防止構造の縦断面図である。 第10実施形態の脱落防止構造を図17中矢印(XVIII)方向から見た平面図である。 第11実施形態の脱落防止構造の縦断面図である。 第12実施形態の脱落防止構造の縦断面図である。 第12実施形態の脱落防止構造の縦断面図である。本図は、固定ねじが緩められた状態を示している。
次に、本発明の種々実施形態を図1〜図21に基づいて説明する。以下説明する各実施形態では、いわゆる園芸工具の一例として刈払機(草刈機)を例示する。図1〜図3は、以下順に説明する第1〜第12実施形態のうちの、第2実施形態に係る固定ねじ脱落防止構造F2を備えた刈払機1の全体を示している。各実施形態は、回転刃具4のプロテクタ7を固定するための固定具(以下の実施形態は固定ねじを例示する)の脱落防止構造Fに特徴を有するもので、当該刈払機1の基本的な構成については特に変更を要しないので詳細な説明は省略する。先ず、刈払機1の全体構成について簡単に説明する。
この刈払機1は、細長い金属製の支柱2と、この支柱2の先端に設けたギヤヘッド部3と、該ギヤヘッド部3の出力軸に装着した円形の回転刃具4と、支柱2の後端に設けた駆動部5と、支柱2の中途位置に設けたハンドル部6を備えている。ギヤヘッド部3及び回転刃具4については後述する。
駆動部5には、充電式のバッテリパック5aを電源として駆動する電動モータが内装されている。この電動モータの出力が、支柱2の内側に沿って内装したエクステンションロッドを介してギヤヘッド部3に出力される。ハンドル部6は、支柱2の中途位置から左右に延びるハンドル支柱6aと、このハンドル支柱6aの両端部に設けたグリップ部6b,6bを備えている。右側のグリップ部6bにスイッチ6cが配置されている。使用者は両手でグリップ部6b,6bを把持して、右手の指先でスイッチ6cをオン操作すると、駆動部5が起動して回転刃具4が回転する。以上の構成は、従来公知の構成であり、本実施形態において特に変更を要しない。
図2及び図3には、支柱2の先端部であってギヤヘッド部3と回転刃具4の詳細が示されている。ギヤヘッド部3は、エクステンションロッド側(駆動側)のかさ歯ギヤとスピンドル側(従動側)のかさ歯ギヤをギヤヘッドケース内に内装したもので、ギヤヘッドケース3aは支柱2の先端部に固定されている。ギヤヘッドケース3aの下面側から斜め前方にスピンドル(図では見えていない)が突き出されており、その突き出し先端部に回転刃具4が取り付けられている。
ギヤヘッド部3の後ろ側にプロテクタ7が取り付けられている。このプロテクタ7は、主としてギヤヘッド部3の上方を覆うプロテクタカバー8と、回転刃具4の後ろ側を覆うプロテクタ本体9を備えている。プロテクタカバー8とプロテクタ本体9は、それぞれ合成樹脂を素材として製作されている。プロテクタカバー8とプロテクタ本体9で支柱2の先端部を上下に挟み込むことによって当該プロテクタ7が支柱2の先端に取り付けられている。従って、プロテクタカバー8とプロテクタ本体9を上下に分離することによって当該プロテクタ7を支柱2から取り外すことができる。
プロテクタカバー8とプロテクタ本体9は、2本の固定ねじ10,10によって相互に結合されている。支柱2の先端側には左右側方に張り出す状態で取り付けフランジ部2a,2aが設けられている。この取り付けフランジ部2a,2aをプロテクタカバー8のボス部8aとプロテクタ本体9のボス部9aとの間に挟み込んだ状態で固定ねじ10,10を締め込んで、当該プロテクタカバー8とプロテクタ本体9が支柱2に対して固定される。
以下、この2本の固定ねじ10,10によるプロテクタカバー8とプロテクタ本体9との結合構造であって、緩めた固定ねじ10,10のプロテクタ7からの脱落を防止するための構造(固定具脱落防止構造F)について種々形態の構造を例示する。図4以下に第1〜第12実施形態の固定具脱落防止構造F1〜F12が示されている。これらの固定具脱落防止構造F1〜F12のいずれか1つの形態を適用することによって、当該プロテクタ7を支柱2から取り外す際に、固定ねじ10,10がプロテクタカバー8のボス部8aから脱落してしまうことを防止することができる。
[第1実施形態]
図4は、第1実施形態の固定具脱落防止構造F1を示している。この第1実施形態は、請求項1〜3,5及び12に記載した発明の一実施形態に相当する。固定ねじ10には、六角孔付きボルト(いわゆるキャップスクリュー)が用いられている。この固定ねじ10は、頭部10aとねじ軸部10bを備えている。頭部10aの下端部にはより大径の座金10cが脱落不能にセムス(登録商標)化して設けられている。この座金10cが、大径部材(頭部10aよりも大径の部材、部位)の一例に相当する。これに対して、プロテクタカバー8側のボス部8aには、固定ねじ10の頭部10aを収容する頭部収容孔20が形成されている。この頭部収容孔20の口元内周には、固定具脱落防止部としてゴムリング13が取り付けられている。第1実施形態の場合、この頭部収容孔20の口元内周の全周にわたってゴムリング取り付け溝21が別途切削加工により形成されており、このゴムリング取り付け溝21内に沿ってゴムリング13が装着されている。
このゴムリング13の内周側を、固定ねじ10の頭部10aは通過可能であるが、座金10cは通過不能となっている。この口元側のゴムリング13によって固定ねじ10の頭部収容孔20内からの抜け出し(脱落)が防止されている。ゴムリング13には、入手が容易な既製のOリングが用いられている。頭部収容孔20の底部には、固定ねじ10のねじ軸部10bを挿通させる金属製のスリーブ11がインサート成形により一体に取り付けられている。一方、プロテクタ本体9側のボス部9aには、固定ナット12がインサート成形により一体に取り付けられている。固定ねじ10のねじ軸部10bを固定ナット12に締め込むと、プロテクタカバー8とプロテクタ本体9が相互に結合されて支柱2の先端部が挟み込まれることにより当該プロテクタ7が支柱2の先端に取り付けられる。固定ねじ10は、取り付けフランジ部2aの挿通孔2bに挿通されている。このため、当該プロテクタ7は、支柱2に対して回転不能でその長手方向に移動不能に固定される。
このように構成した第1実施形態の固定具脱落防止構造F1によれば、固定ナット12からねじ軸部10bが外れても、座金10cがゴムリング13の内周側を通過不能であるので、当該ねじ軸部10bは、スリーブ11の挿通孔11aに挿通された状態に保持され、従って当該固定ねじ10のボス部8aからの不用意な抜け出し(脱落)が防止される。
ここで、ねじ軸部10bの固定ナット12に対する最大締め代(A寸法)と、座金10cとゴムリング13との最大間隔(B寸法)については、A寸法≦B寸法に設定されている。このため、左右の固定ねじ10,10の一方のみを他方に先立って固定ナット12に対して完全に緩めることができる。このことから、左右の固定ねじ10,10を左右交互に少しずつ緩めてプロテクタカバー8とプロテクタ本体9を相互に少しずつ分離させながら、当該固定ねじ10,10を緩めるといった面倒な操作をすることなく、プロテクタ7を支柱から取り外してメンテナンスの便宜を図ることができる。従って、本実施形態において、固定ねじ10のボス部8aからの抜け出しを防止する構成としたことによる不都合(メンテナンス作業性の低下)を招くことはない。
なお、仮に、頭部収容孔20の深さ寸法を小さく(浅く)してA寸法>B寸法に設定した場合には、頭部10a(座金10c)の頭部収容孔20からの抜け出しがゴムリング13によって防止されているため、ねじ軸部10bを固定ナット12から完全に外すためには固定ねじ10を緩めつつ、プロテクタカバー8をプロテクタ本体9から浮かせて座金10cがゴムリング13に当接する状態を回避する必要がある。本実施形態によれば、係る面倒な手間を掛けることなく、片側ずつ固定ねじ10を緩めることができる。
また、第1実施形態の場合、固定ねじ10の頭部10aをゴムリング13の内周側を通過させて座金10cを干渉させることにより脱落を防止する構成であるので、ボス部8aを必要以上に厚くすることなく十分なB寸法を確保することができる。
[第2実施形態]
次に、図5〜図7には、第2実施形態の固定具脱落防止構造F2が示されている。この第2実施形態は、請求項1〜5及び12に記載した発明の一実施形態に相当する。この第2実施形態は、頭部収容孔20に対するゴムリング13の装着構造が第1実施形態とは異なっている。その他は、第1実施形態と同様であり、同様の部材及び構成ついては同位の符号を用いてその説明を省略する。第2実施形態は、第1実施形態にさらに改良を加えた形態となっている。
第2実施形態の場合、頭部収容孔20の口元には、第1実施形態のゴムリング取り付け溝21に代えて取り付け孔22が形成されている。この取り付け孔22は、頭部収容孔20より大きな径で形成されている。この取り付け孔22の底部に沿って固定具脱落防止部としてゴムリング13が取り付けられている。取り付け孔22の口元には、爪部23が内周側へ張り出す状態に一体に設けられている。図6に示すように、爪部23は、取り付け孔22の周方向3等分位置に設けられている。この三つの爪部23〜23によってゴムリング13の取り付け孔22からの抜け出しが規制されている。
この第2実施形態の固定具脱落防止構造F2によっても、ねじ軸部10bの固定ナット12に対する締め代A寸法とゴムリング13の取り付け位置B寸法が第1実施形態と同様適切な関係に設定されているので、固定ねじ10を固定ナット12から完全に外した状態であってもその座金10cがゴムリング13の内周側を通過できないため、そのねじ軸部10bはスリーブ11の挿通孔11aに挿通された状態に保持され、従って当該固定ねじ10のボス部8aひいてはプロテクタカバー8からの脱落が防止される。
また、第2実施形態の場合、頭部収容孔20の内周には、各爪部23に対応して型抜き用の溝部24がその軸線方向に沿って形成されている。このため、プロテクタカバー8の成形時において、ゴムリング13の取り付け孔22及び爪部23〜23を成形型で一体に成形することができるので、第1実施形態におけるようなゴムリング取り付け溝21の切削加工を別途行う必要がなく、この点で当該プロテクタ7のコストダウンを図ることができる。
[第3実施形態]
図8及び図9には第3実施形態の固定具脱落防止構造F3が示されている。この第3実施形態は、請求項1,2,6及び12に記載した発明の一実施形態に相当する。この第3実施形態は、固定具脱落防止部が第1又は第2実施形態とは異なっている。第1又は第2実施形態と同様の部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。第3実施形態の場合、第1及び第2実施形態のゴムリング13に代えて、外周にねじ山を有するアウタナット25が固定具脱落防止部として用いられている。このアウタナット25は、頭部収容孔20の口元に形成したねじ孔部26に締め付けられている。このアウタナット25には、マイナスドライバ用の溝部25aが設けられている。従って、このアウタナット25は、当該ギヤヘッド部3のメンテナンス時等に取り外すことができる。
固定ねじ10の頭部10aはアウタナット25の内周側を通過可能であるが、その座金10cは通過できない。このため、固定ねじ10は、その頭部10aを頭部収容孔20内に位置させてそのねじ軸部10bをスリーブ11の挿通孔11aに挿通させた状態に保持され、これにより当該固定ねじ10のボス部8aひいてはプロテクタカバー8からの脱落を防止することができる。また、ねじ軸部10bの固定ナット12に対する締め代A寸法とアウタナット25の取り付け位置B寸法(頭部収容孔20の底部からアウタナット25の下面までのB寸法)は、前記第1、第2実施形態と同様適切に設定されている。このため、固定ねじ10を緩めてそのねじ軸部10bを固定ナット12から完全に外した状態であっても、ねじ軸部10bはスリーブ11の挿通孔11aに挿通された状態に保持され、従って当該固定ねじ10の脱落が防止される。
[第4実施形態]
図10には第4実施形態の固定具脱落防止構造F4が示されている。この第4実施形態は、請求項1,2,7及び12に記載した発明の一実施形態に相当する。この第4実施形態は、第3実施形態のアウタナット25に代えて規制スリーブ28を固定具脱落防止部として用いたより簡易な構成となっている。同様の部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。
この規制スリーブ28は、頭部収容孔20の口元側に設けた圧入孔27に圧入されて固定されている。この規制スリーブ28には金属製のものあるいは樹脂製のものを用いることができる。第3実施形態におけるアウタナット25の外周ねじ部及びねじ孔部26を省略することができるので、第4実施形態のねじ脱落防止構造F4は第3実施形態のねじ脱落防止構造F3よりも安価に構成することができる。
この第4実施形態によっても、固定ねじ10を緩めてそのねじ軸部10bを固定ナット12から完全に外した状態であっても、その頭部10aが頭部収容孔20内に保持されてそのねじ軸部10bがスリーブ11の挿通孔11a内に挿通された状態に保持されるので、当該固定ねじ10のボス部8aひいてはプロテクタカバー8からの脱落が防止される。
[第5実施形態]
図11及び図12には第5実施形態の固定具脱落防止構造F5が示されている。この第5実施形態は、請求項8に記載した発明の一実施形態に相当する。この第5実施形態では、前記ゴムリング13又はアウタナット25又は規制スリーブ28に代えて、固定具脱落防止部として頭部収容孔20の口元を塞ぐ蓋30が用いられている。同様の部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。
この蓋30は、合成樹脂で一体に成形されている。この蓋30の中央には、作業孔30aが設けられている。この作業孔30aを経て六角レンチ(図示省略)を頭部収容孔20内に挿入して、固定ねじ10の頭部10aにセットすることができる。この作業孔30aは、固定ねじ10の頭部10aを通過させるが、座金10cを通過させない径で設けられている。この蓋30は左右両側に張り出すアーム部30c,30cを備えている。両アーム部30c,30cにはそれぞれ係合爪30bが下方へ突き出す状態に設けられている。この両係合爪30b,30bに対応して、ボス部8aの上面であって頭部収容孔20の口元両側には、係合孔8b,8bが設けられている。両係合孔8b,8bにそれぞれ係合爪30bが上方から差し込んで係合させることにより、当該蓋30が頭部保持孔20の口元を塞ぐ状態に取り付けれている。
また、前記各実施形態F1〜F4と同様、ねじ軸部10bの締め代A寸法と蓋30の取り付け位置B寸法は、A寸法≦B寸法に設定されている。
このように構成した第5実施形態の固定具脱落防止構造F5によっても、固定ねじ10を緩めてそのねじ軸部10bをプロテクタ本体9の固定ナット12から完全に外した状態であっても、座金10cが作業孔30aを通過できないので、その頭部10aが頭部収容孔20内から抜け出ることが防止されてそのねじ軸部10bがスリーブ11の挿通孔11a内に挿通された状態に保持され、従って当該固定ねじ10のボス部8aひいてはプロテクタカバー8からの脱落が防止される。
この第3実施形態の場合、蓋30の固定手段については様々な形態を用いることができる。例えば、爪部30bを係合孔8bに係合させる構成に代えて、固定ビスによって蓋を取り付ける構成としてもよい。
また、この第5実施形態の場合においても、ねじ軸部10bの固定ナット12に対する最大締め代A寸法と、座金10cと作業孔30aとの間の最大間隔B寸法については、A寸法≦B寸法に設定されている。このため、左右の固定ねじ10,10の一方のみを他方に先立って固定ナット12に対して完全に緩めることができる。
[第6実施形態]
図13には、第6実施形態の固定具脱落防止構造F6が示されている。この第6実施形態は、請求項1及び9に記載した発明の一実施形態に相当する。この第6実施形態では、固定具脱落防止部としてプロテクタカバー8側に規制スリーブ31を備えている。この規制スリーブ31は、当該プロテクタカバー8のインサート成形によってボス部8aに取り付けられている。この規制スリーブ31のねじ孔31aは、軸線方向上端部側の一部の範囲についてのみ設けられており、その他の範囲についてはねじ軸部34bを挿通可能な逃がし孔31bが形成されている。ねじ孔31aのねじ径は、プロテクタ本体9側の固定ナット12と同じねじ径に設定されている。
固定ねじ34を締め込んで、プロテクタ本体9にプロテクタカバー8を結合し、これによりプロテクタ7を支柱2に対して取り付けた状態では、ねじ軸部34bの先端側が固定ナット12に締め込まれ、かつねじ軸部34bの上部(付け根部分)が規制スリーブ31のねじ孔31aに締め込まれた状態となる。この固定ねじ34を緩めると、ねじ軸部34bが固定ナット12のねじ孔と規制スリーブ31のねじ孔31aの双方に対して緩められる。固定ナット34を十分に緩めてねじ軸部34bが固定ナット12から外れた状態であっても、当該ねじ軸部34bは規制スリーブ31のねじ孔31aに対して締め込まれた状態となる。このため、固定ねじ34を不用意に緩めすぎた場合であっても、規制スリーブ31からの脱落、ひいてはボス部8aからの脱落を未然に防止することができる。
この第6実施形態の場合、第1〜第5実施形態における固定ねじ10よりも全長が約2倍程度の長い固定ねじ34が用いられている。また、第6実施形態では、前記第1〜第5実施形態におけるような深い頭部収容孔20は設けられていない。第6実施形態では、固定ねじ34を完全に締め付けた状態でその頭部34aが収容される通常の深さの座繰り孔32で足りる。また、この座繰り孔32の口元には、第1〜第4実施形態の各脱落防止構造F1〜F4におけるゴムリング13やアウタナット25あるいは規制スリーブ28に相当する部材は省略されている。
[第7実施形態]
上記の第6実施形態にはさらに変更を加えることができる。図14には、第7実施形態の固定ねじ脱落防止構造F7が示されている。この第7実施形態は、請求項1及び9に記載した発明の一実施形態に相当する。この第7実施形態は、第6実施形態のねじ孔31aに代えて規制フランジ部31cを規制スリーブ31の上口元に内周側へ張り出す状態に設け、ねじ軸部10bにゴムリング33を追加した構成を備えている。ゴムリング33はねじ軸部34bに取り付けられている。このゴムリング33は、入手が容易な既製のOリングが用いられている。また、このゴムリング33には、規制フランジ部31cの内周側及び挿通孔2bを通過できないが、逃がし孔31b内を軸線方向に変位可能なサイズのものが用いられている。このため、固定ねじ34の締め付け、緩めに際して、このゴムリング33はねじ軸部34bと一体で逃がし孔31b内を移動する。しかしながら、このゴムリング33は、ねじ締め込み時には挿通孔2aの口元に当接し、ねじ緩め時には規制フランジ部31cに当接してそれぞれ通過できないため、ねじ軸部34bに対して相対的に変位する。
この第7実施形態でも、第6実施形態と同様に固定ねじ34の全長は前記固定ねじ10の約2倍程度の長いものが用いられており、また座繰り孔32も頭部収容孔20に比して浅く形成されている。
このように構成した第7実施形態の固定ねじ脱落防止構造F7によれば、第6実施形態と同様固定ねじ34を緩めてそのねじ軸部34bを固定ナット12から完全に外した状態であっても、当該ねじ軸部34bが依然として規制スリーブ31の規制フランジ部31cに干渉するのでボス部8aからの不用意な抜けが防止される。このことから、第7実施形態では、規制スリーブ31の規制フランジ部31cとゴムリング33が固定具脱落防止部として機能する。
[第8実施形態]
図15には、第6実施形態に異なる変更を加えた第8実施形態の固定ねじ脱落防止構造F8が示されている。この第8実施形態は、請求項1及び9に記載した発明の一実施形態に相当する。この第8実施形態では、固定ねじ34のねじ軸部34bに変更が加えられている。この第8実施形態では、第6又は第7実施形態と同様の規制スリーブ31がそのまま用いられている。
第1〜第7実施形態の各脱落防止構造F1〜F7では、ねじ軸部34bの全長にわたってねじ山が形成された全ねじタイプの固定ねじ34を用いる構成となっていた。この第8実施形態の固定ねじ35は、図示するようにその頭部35a側の一定の範囲(首下部分)はねじ山が存在しない延長軸部35cとなっている。この固定ねじ35は、延長軸部35cの先端側の一部の範囲についてのみねじ山が形成されたねじ軸部35bを備えている。延長軸部35cは、規制スリーブ31のねじ孔31aには噛み合わず挿通可能となっている。ねじ軸部35bは、規制スリーブ31のねじ孔31aに噛み合う。
この第8実施形態でも、第6及び第7実施形態と同様に固定ねじ35の全長は前記固定ねじ10の約2倍程度の長いものが用いられており、また座繰り孔32も頭部収容孔20に比して浅く形成されている。
この第8実施形態の固定ねじ脱落防止構造F8によれば、固定ねじ35を緩めて、そのねじ軸部35bを固定ナット12から完全に外した状態であっても、当該固定ねじ35を噛み合い状態でさらに緩み方向に回転させない限り、ねじ軸部35bが規制スリーブ31のねじ孔31aに対して通過できないため、当該固定ねじ35のボス部8aからの不用意な抜け出しが防止される。
ここで、第1〜第5実施形態の各脱落防止構造F1〜F5では、固定ねじ10の頭部10aが他部位(ゴムリング13、アウタナット25、規制リング28、蓋30)に干渉することにより、当該固定ねじ10のボス部8aからの抜け出しが防止される構成となっている。これに対して、上記第6〜第8実施形態の各脱落防止構造F6〜F8では、主としてねじ軸部34b,35bに加えた工夫によって固定ねじ34,35のボス部8aからの抜け出しが防止される構成となっている。このために、座繰り孔32は頭部収容孔20に比して通常の浅いもので足り、また第1〜第5実施形態におけるようなA寸法≦B寸法の設定は必要ない。
[第9実施形態]
図16には第9実施形態の固定ねじ脱落防止構造F9が示されている。この第9実施形態は、請求項10に記載した発明の一実施形態に相当する。この第9実施形態についても前記第1〜第8実施形態と同様の部材及び構成について同位の符号を用いてその説明を省略する。また、この第9実施形態では、第1〜第5実施形態と同じく全長が短く全ねじタイプの固定ねじ10が用いられている。さらに、プロテクタ本体9側のボス部9a及び固定ナット12については、前記第1〜第8実施形態と同様に構成されている。この第9実施形態によれば、プロテクタカバー8の製作時(成形工程)における型抜き方向を第1〜第8実施形態の場合とは逆にすることができる。
プロテクタカバー8のボス部40には固定ねじ10の頭部10aを収容する頭部収容孔41が設けられている。この頭部収容孔41の下側口元には、より大径の規制スリーブ42が取り付けられている。この規制スリーブ42の挿通孔42aに固定ねじ10のねじ軸部10bが挿通されている。
ボス部40の下面には支柱2の取り付けフランジ部2aが当接されて、頭部収容孔41の下側口元からの規制スリーブ42の脱落が防止されている。ボス部40の下面に対して、支柱2の取り付けフランジ部2aが固定ビス43によって固定されている。従って、第6実施形態の場合、プロテクタカバー8が左右の固定ビス43,43によって支柱2の左右取り付けフランジ部2a,2aに固定されている。
ボス部40の上部には、頭部収容孔41よりも小径の作業孔44が形成されている。この作業孔44を経て、六角レンチが固定ねじ10の頭部10aにセットされる。この作業孔44は、固定ねじ10の頭部10aを通過させるが、座金10cを通過させない径で形成されている。このため、固定ねじ10を緩めてそのねじ軸部10bをプロテクタ本体9側の固定ナット12から完全に外した状態であっても、その頭部10aが頭部収容孔41内に保持されてそのねじ軸部10bが規制スリーブ42の挿通孔42aに挿通された状態に保持される。このため、プロテクタ本体9とプロテクタカバー8との結合を解除した状態であっても、固定ビス43を緩めてプロテクタカバー8を支柱2から取り外さない限り規制スリーブ42が外れないので、当該固定ねじ10を完全に緩めた状態における固定ねじ10のボス部40からの不用意な脱落を防止することができる。
なお、この場合プロテクタ本体9を支柱2から取り外すことができる一方、プロテクタカバー8は固定ビス43,43によって支柱2に取り付けられた状態となっている。プロテクタカバー8を支柱2から取り外すには、プロテクタ本体9を取り外した状態で、さらに固定ビス43,43を緩めて外せばよい。
また、図示するようにこの第9実施形態の場合においても、ねじ軸部10bの固定ナット12に対する締め代A寸法と、座金10cと作業孔44との間の最大間隔B寸法については、前記各実施形態と同様、A寸法≦B寸法に設定されている。このため、左右の固定ねじ10,10の一方のみを他方に先立って固定ナット12に対して完全に緩めることができる。
[第10実施形態]
図17及び図18には、第10実施形態の固定ねじ脱落防止構造F10が示されている。この第10実施形態は、請求項10に記載した発明の一実施形態に相当する。この第10実施形態は、前記第9実施形態における固定ビス43,43の締め込み方向を逆にした点で第9実施形態とは異なっている。その他の構成については第9実施形態と同様であるので同位の符号を用いて説明を省略する。
第10実施形態の場合、プロテクタカバー8のボス部40に補助ボス部46が一体に併設されている。この補助ボス部46に固定ビス45が上面側から挿通されている。この固定ビス45は、支柱2の上面に設けたねじ孔2cに締め込まれている。この固定ビス45によってプロテクタカバー8が支柱2に取り付けられている。
この第10実施形態によっても、固定ねじ10を緩めてプロテクタ本体9をプロテクタカバー8から分離した状態において、当該固定ねじ10のボス部40からの不用意な脱落を防止することができる。
また、第10実施形態の場合には、固定ねじ10の締め付け方向と固定ビス45の締め付け方向が同じで、何れも上方から六角レンチやねじ回しを操作することによって締め付けあるいは緩めることができるので、当該プロテクタ7の組み付け時の作業性(組み付け性)をよくすることができる。
さらに、図示するようにこの第10実施形態の場合においても、ねじ軸部10bの固定ナット12に対する最大締め代A寸法と、座金10cと作業孔44との間の最大間隔B寸法については、前記各実施形態と同様、A寸法≦B寸法に設定されている。このため、左右の固定ねじ10,10の一方のみを他方に先立って固定ナット12に対して完全に緩めることができる。
[第11実施形態]
上記例示した第9及び第10実施形態では、ボス部40の下面に支柱2の取り付けフランジ部2aを当接状態で固定することにより、規制スリーブ42の脱落を防止し、これにより固定ねじ10のボス部40からの不用意な脱落を防止する構成となっている。これに対して、図19に示す第11実施形態の固定ねじ脱落防止構造F11では、上記規制スリーブ42に代えてアウタナット47が用いられている。この第11実施形態は、請求項10に記載した発明の一実施形態に相当する。
この第11実施形態の場合、アウタナット47は、頭部収容孔41の下側口元に設けたねじ孔41aに締め込まれて固定されている。このアウタナット47の挿通孔47aに固定ねじ10のねじ軸部10bが挿通されている。このため、第11実施形態では、第9及び第10実施形態とは異なって、ボス部40ひいてはプロテクタカバー8は支柱2の取り付けフランジ部2aに対して直接固定されていない。
この第11実施形態の脱落防止構造F11によっても、座金10cが作業孔44を通過できず、またアウタナット47が頭部収容孔41の下部に固定されているため、固定ねじ10のボス部40からの不用意な脱落が防止される。
また、図示するようにこの第11実施形態の場合においても、ねじ軸部10bの固定ナット12に対する最大締め代A寸法と、座金10cと作業孔44との間の最大間隔B寸法については、前記各実施形態と同様、A寸法≦B寸法に設定されている。このため、左右の固定ねじ10,10の一方のみを他方に先立って固定ナット12に対して完全に緩めることができるので、左右交互に少しずつ緩めるといった面倒な手間を掛けることなく迅速に左右の固定ねじ10,10を緩めることができ、従ってプロテクタ7を取り外して行うメンテナンス作業等の作業性を良くすることができるとともに、本実施形態において、固定ねじ10のボス部40からの抜け出しを防止する構成としたことによる不都合(メンテナンス作業性の低下)を招くことはない。
[第12実施形態]
図20及び図21には、第12実施形態に係る固定ねじ脱落防止構造F12が示されている。この第12実施形態は、請求項11記載の発明の実施形態に相当する。この第12実施形態は、固定ねじ51のねじ軸部51bの先端に、弾性(ばね性)を有するクリップ55を取り付けた構成を備えている。このクリップ55の弾性を利用して当該固定ねじ51のボス部50からの抜け出しを防止する構成となっている。従って、第12実施形態では、このクリップ55が固定具脱落防止部として機能する。前記第6〜第8実施形態と同様、プロテクタカバー8側のボス部50には通常の浅い座繰り孔50aが形成されている。
プロテクタ本体9のボス部9aには、前記各実施形態と同様固定ナット12がインサート成形により一体に取り付けられている。また、プロテクタカバー8側のボス部50には、金属製のスリーブ52が同じくインサート成形によって一体に取り付けられている。このスリーブ52と同軸で座繰り孔50aが形成されている。固定ねじ51のねじ軸部51bは、スリーブ52の挿通孔52a及び支柱2の取り付けフランジ部2aの挿通孔2bを経て固定ナット12に締め付けられている。
この第12実施形態の場合、取り付けフランジ部2aの挿通孔2bは、スリーブ52の挿通孔52aよりも僅かに大径に形成されている。このため、スリーブ52の下端面の一部が取り付けフランジ部2aの挿通孔2b内にはみ出す状態となっている。また、取り付けフランジ部2aの挿通孔2bは、固定ナット12のねじ径よりも十分に大径に形成されている。
ねじ軸部51bの先端に、上記クリップ55が取り付けられている。このクリップ55は、逆U字形(上向きに凸形)に屈曲する中央部がねじ軸部51bの先端面中央に差し込まれて固定されている。このクリップ55の両端部は、中央部からU字形に屈曲(下向きに凸形)して径方向側方に張り出している。このクリップ55は、その両端部をねじ軸部51bの側方へ張り出す方向(拡径方向)に付勢されている。このため、固定ねじ51は、クリップ55の両端部をその弾性力に抗して縮径方向に変位させた状態で固定ナット12に締め込まれている。また、クリップ55の両端部を縮径方向に変位させた状態で、固定ねじ51を固定ナット12に対して締め込むことができ、逆に緩めることができる。
このように構成した第12実施形態によれば、固定ねじ51を緩めてそのねじ軸部51bが固定ナット12から完全に外れて、クリップ55の両端部が取り付けフランジ2aの挿通孔2bに進入すると、当該両端部がその弾性力によって拡径方向に変位する。図21に示すようにクリップ55の両端部が弾性力によって広がると、当該両端部が規制スリーブ52の下端面に突き当たって、その挿通孔52a内への進入が規制される。このため、固定ねじ51は、図21に示す位置から上方へ変位させることができず、従ってそのボス部50からの抜け出しが防止される。
このように、第12実施形態の固定ねじ脱落防止構造F12によれば、固定ねじ51のねじ軸部51bに設けたクリップ55によって当該固定ねじ51のボス部50からの抜け出しが防止される構成となっている。このため、第6〜第8実施形態と同様、固定ねじ51を緩めると、その頭部51aが座繰り孔50aから抜け出されてボス部50の上面から突き出された状態となる。このことから、上記したように座繰り孔50aは通常の深さで足り、場合によっては座繰り孔50aを省略することができる。また、同様の理由により、第1〜第4実施形態あるいは第9〜第11実施形態のようにA寸法≦B寸法の設定をする必要はない。
以上説明した各実施形態にはさらに変更を加えることができる。例えば、プロテクタカバー8とプロテクタ本体9との間に支柱2を挟み込んで相互に結合することにより、プロテクタ7を工具本体側に取り付ける構成を例示したが、挟み込む部位は工具本体側のその他の部位であってもよく、さらにはプロテクタカバー8とプロテクタ本体9を例示したように相互に結合するのではなく、例えば支柱2あるいはギヤヘッド部3に別々に取り付ける構成の場合についても同様に適用することができる。
また、プロテクタ本体9のボス部9a側に固定ナット12を設け、プロテクタカバー8のボス部8a側に固定具脱落防止部を設けた構成を例示したが、逆にプロテクタ本愛9のボス部9a側に固定具脱落防止部を設ける一方、プロテクタカバー8のボス部8a側に固定ナットを設ける構成としてもよい。
また、固定具として六角孔付きボルト(いわゆるキャップスクリュー)を例示したが、その他の形態のねじ(ボルト)について同様に適用することができる。
また、大径部材としてセムス(登録商標)化した座金10cを例示したが、頭部の下部(首下)に大径のフランジ部を一体に設けて大径部材とする構成であってもよい。
さらに、固定具はねじに限定されず、例えば差し込み式のクリップ等その他の形態の固定具(結合部材)であって結合方向に変位させてプロテクタカバー8とプロテクタ本体9を相互に結合し、これとは逆の反結合方向に変位させて両者8,9の結合を解除する固定具についても同様に適用することができる。例えば例示した固定ねじ10の場合であれば、固定ナット12に対する締め付け方向が結合方向であり、緩め方向が反結合方向となる。
また、第1〜第5実施形態において、固定ねじ10の頭部10aを固定具脱落防止部(ゴムリング13等)の内周側を通過させて、座金10cを干渉させることにより固定ねじ10の変位を規制する構成を例示したが、頭部10a自体を固定具脱落防止部に干渉させて当該固定ねじ10の変位を規制させる構成としてもよい。
さらに、園芸工具の一例として刈払機を例示したが、例えば生け垣の剪定等に用いられる生垣バリカン(ヘッジトリマ)、チェーンソー、あるいは芝刈機等のその他の形態の園芸工具のプロテクタ固定具について、例示した脱落防止構造を適用することにより同様の作用効果を得ることができる。
F1〜F12…第1〜第12実施形態
1…刈払機
2…支柱、2a…取り付けフランジ部、2b…挿通孔
3…ギヤヘッド部、3a…ギヤヘッドケース
4…回転刃具
5…駆動部、5a…バッテリパック
6…ハンドル部、6a…ハンドル支柱、6b…グリップ部、6c…スイッチ
7…プロテクタ
8…プロテクタカバー、8a…ボス部
9…プロテクタ本体、9a…ボス部
10…固定ねじ、10a…頭部、10b…ねじ軸部、10c…座金
11…スリーブ
12…固定ナット
13…ゴムリング(固定具脱落防止部)
20…頭部収容孔
21…ゴムリング取り付け溝
22…取り付け孔
23…爪部
24…型抜き用溝部
25…アウタナット(固定具脱落防止部)、25a…マイナスドライバ用の溝部
26…ねじ孔部
27…圧入孔
28…規制スリーブ(固定具脱落防止部)
30…蓋(固定具脱落防止部)、30a…作業孔、30b…係合爪、30c…アーム部
31…規制スリーブ(固定具脱落防止部)
31a…ねじ孔、31b…逃がし孔、31c…規制フランジ部
32…座繰り孔
33…ゴムリング(固定具脱落防止部)
34…固定ねじ、34b…ねじ軸部
35…固定ねじ、35a…頭部、35b…ねじ軸部、35c…延長軸部
40…ボス部
41…頭部収容孔
42…規制スリーブ、42a…挿通孔
43…固定ビス
44…作業孔
45…固定ビス
46…補助ボス部
50…ボス部、50a…座繰り孔
51…固定ねじ、51a…頭部、51b…ねじ軸部
52…スリーブ、52a…挿通孔
55…クリップ(固定具脱落防止部)

Claims (12)

  1. 刃具の周囲を覆うプロテクタを固定具を用いて工具本体側の支柱に設けられた取り付けフランジ部に取り付けた園芸工具において、前記プロテクタは、プロテクタカバーとプロテクタ本体を備え、該プロテクタカバーと該プロテクタ本体が、前記取り付けフランジ部を間に挟み込んだ状態で前記固定具により相互に結合されて前記工具本体側に取り付けられる構成を備え、前記プロテクタに、前記固定具による結合状態が解除された状態における該固定具の反結合方向の変位を規制して当該プロテクタからの脱落を防止する固定具脱落防止部を設けた固定具の脱落防止構造。
  2. 請求項1記載の脱落防止構造であって、前記プロテクタは、プロテクタカバーとプロテクタ本体を備え、該プロテクタカバーと該プロテクタ本体が、前記工具本体側を間に挟み込んだ状態で前記固定具により相互に結合されて前記工具本体側に取り付けられる構成を備え、
    前記プロテクタに、前記固定具の頭部を収容する頭部収容孔の口元に固定具脱落防止部を設けて、前記固定具の反結合方向の変位を規制する構成とした脱落防止構造。
  3. 請求項1又は2記載の脱落防止構造であって、前記固定具として固定ねじが用いられ、前記固定具脱落防止部としてゴムリングが用いられた脱落防止構造。
  4. 請求項3記載の脱落防止構造であって、前記プロテクタカバーに前記頭部収容孔が設けられており、該頭部収容孔の口元にゴムリングを取り付けるための取り付け孔が設けられ、該取り付け孔の口元に前記ゴムリングの取り付け状態を保持するための爪部が内周側に張り出して設けられ、該爪部に対応して前記頭部収容孔に型抜き用の逃がし溝部を設けて、前記爪部を前記プロテクタカバーの成形時に一体成形可能な構成とした脱落防止構造。
  5. 請求項3又は4記載の脱落防止構造であって、前記固定ねじの頭部に大径部材が設けられており、該大径部材が前記ゴムリングに干渉して前記固定ねじの反結合方向の変位が規制される構成とした脱落防止構造。
  6. 請求項2記載の脱落防止構造であって、前記固定具として固定ねじが用いられ、前記固定具脱落防止部としてアウタナットが用いられた脱落防止構造。
  7. 請求項2記載の脱落防止構造であって、前記固定具として固定ねじが用いられ、前記固定具脱落防止部として規制リングが用いられた脱落防止構造。
  8. 請求項2記載の脱落防止構造であって、前記固定具として固定ねじが用いられ、前記固定具脱落防止部として蓋が用いられた脱落防止構造。
  9. 刃具の周囲を覆うプロテクタを固定具を用いて工具本体側に取り付けた園芸工具において、前記プロテクタに、前記固定具による結合状態が解除された状態における該固定具の反結合方向の変位を規制して当該プロテクタからの脱落を防止する固定具脱落防止部を設け、
    前記プロテクタは、プロテクタカバーとプロテクタ本体を備え、該プロテクタカバーと該プロテクタ本体が、前記工具本体側を間に挟み込んだ状態で前記固定具により相互に結合されて前記工具本体側に取り付けられる構成を備え、
    前記プロテクタに、前記固定具の頭部を収容する頭部収容孔の口元に固定具脱落防止部を設けて、前記固定具の反結合方向の変位を規制する構成とし、
    前記プロテクタカバーに前記固定具としての固定ねじを挿通するための規制スリーブがインサート成形により設けられ、前記プロテクタ本体に前記固定ねじが締め込まれる固定ナットがインサート成形により設けられており、該規制スリーブに、該固定ねじの前記固定ナットに対する締め付けが解除された状態における該固定ねじの反結合方向の変位を規制する固定具脱落防止部を設けた構成とした脱落防止構造。
  10. 請求項2記載の脱落防止構造であって、前記プロテクタカバーに前記固定具としての固定ねじの頭部を収容する頭部収容孔が設けられ、該頭部収容孔の口元に固定具脱落防止部としてのフランジ部が内周側に張り出す状態で一体成形された脱落防止構造。
  11. 請求項1記載の脱落防止構造であって、固定具に固定具脱落防止部としての弾性を有するクリップを取り付け、該クリップをその弾性力により拡径方向に変位させて干渉させることにより反結合方向の変位を規制する構成とした脱落防止構造。
  12. 請求項2〜8,10のいずれか1項に記載した脱落防止構造であって、固定具の最大締め代A寸法と、固定具の頭部と前記固定具脱落防止部との間の最大間隔B寸法との関係を、A寸法≦B寸法に設定した脱落防止構造。


JP2009145388A 2009-06-18 2009-06-18 園芸工具におけるプロテクタ固定具の脱落防止構造 Expired - Fee Related JP5570761B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009145388A JP5570761B2 (ja) 2009-06-18 2009-06-18 園芸工具におけるプロテクタ固定具の脱落防止構造
CN2010201675444U CN201839622U (zh) 2009-06-18 2010-03-31 园艺工具中的护板固定件的防脱构造
US12/813,580 US8549758B2 (en) 2009-06-18 2010-06-11 Coupling apparatus for coupling blade protector to tool body of gardening tool
AT10006245T ATE544336T1 (de) 2009-06-18 2010-06-16 Kopplungsvorrichtung zur kopplung eines schaufelschutzes an den werkzeugkörper eines gartenwerkzeugs
EP10006245A EP2263440B1 (en) 2009-06-18 2010-06-16 Coupling apparatus for coupling blade protector to tool body of gardening tool
BRPI1002190-6A BRPI1002190B1 (pt) 2009-06-18 2010-06-17 Aparelho de acoplamento para acoplar um protetor a um corpo de ferramenta de uma ferramenta de jardinagem
RU2010124868/02A RU2448451C2 (ru) 2009-06-18 2010-06-17 Соединительное устройство для соединения защитного приспособления ножа с корпусом садового инструмента

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009145388A JP5570761B2 (ja) 2009-06-18 2009-06-18 園芸工具におけるプロテクタ固定具の脱落防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011000049A JP2011000049A (ja) 2011-01-06
JP5570761B2 true JP5570761B2 (ja) 2014-08-13

Family

ID=42629446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009145388A Expired - Fee Related JP5570761B2 (ja) 2009-06-18 2009-06-18 園芸工具におけるプロテクタ固定具の脱落防止構造

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8549758B2 (ja)
EP (1) EP2263440B1 (ja)
JP (1) JP5570761B2 (ja)
CN (1) CN201839622U (ja)
AT (1) ATE544336T1 (ja)
BR (1) BRPI1002190B1 (ja)
RU (1) RU2448451C2 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5570761B2 (ja) * 2009-06-18 2014-08-13 株式会社マキタ 園芸工具におけるプロテクタ固定具の脱落防止構造
JP5256151B2 (ja) * 2009-09-02 2013-08-07 株式会社マキタ 刈払機
JP4926259B2 (ja) * 2010-03-17 2012-05-09 本田技研工業株式会社 刈払機の防護カバー取付構造体
DE102010056504A1 (de) * 2010-12-30 2012-12-13 Robert Bosch Gmbh Stichsäge
JP6315541B2 (ja) * 2013-02-01 2018-04-25 株式会社マキタ 刈払機
USD731268S1 (en) * 2013-11-18 2015-06-09 Robert Bosch Gmbh Brush cutter
USD758150S1 (en) 2014-04-04 2016-06-07 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Cordless trimmer with bike handle
USD758151S1 (en) 2014-04-04 2016-06-07 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Cordless trimmer with loop handle
USD799286S1 (en) 2015-03-05 2017-10-10 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Pole pruner head
USD798679S1 (en) 2015-08-06 2017-10-03 Andreas Stihl Ag & Co., Kg Cordless trimmer
JP2017155262A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 日新製鋼株式会社 園芸機械用刃物
USD830798S1 (en) 2016-06-03 2018-10-16 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Battery powered trimmer
USD828125S1 (en) * 2017-01-31 2018-09-11 The Toro Company Handle for lawn and garden tool
USD832669S1 (en) 2017-04-25 2018-11-06 The Toro Company Handle for lawn and garden tool
USD874891S1 (en) * 2017-08-04 2020-02-11 Husqvarna Ab Guard shield for a trimmer
USD889219S1 (en) 2017-08-04 2020-07-07 Husqvarna Ab Air outlet for a trimmer
JP7108461B2 (ja) * 2018-05-22 2022-07-28 株式会社やまびこ 芝刈機
USD960670S1 (en) 2019-12-27 2022-08-16 The Toro Company Handle for lawn and garden tool
CN114046107A (zh) * 2021-12-14 2022-02-15 深圳市迈悍德实业有限公司 锁具把手以及锁具

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1970078A (en) * 1932-01-22 1934-08-14 Stephen V Dillon Pipe coupling
US2532982A (en) * 1946-01-29 1950-12-05 Young Peter De Motor operated hedge or grass trimmer
US3453732A (en) * 1967-09-01 1969-07-08 Mcculloch Corp Portable brush cutter
JPS4627981Y1 (ja) * 1967-12-27 1971-09-28
SU798378A1 (ru) 1978-01-02 1981-01-23 Предприятие П/Я Г-4213 Невыпадающий болт
JPS6115697Y2 (ja) * 1980-07-08 1986-05-15
JPS589521U (ja) * 1981-07-13 1983-01-21 株式会社日立製作所 容器締付装置
JPS6144015A (ja) 1984-08-08 1986-03-03 Automob Antipollut & Saf Res Center 車両用空気調和装置
JPS6144015U (ja) * 1984-08-24 1986-03-24 横河電機株式会社 耐圧防爆容器
SU1681076A1 (ru) 1989-05-29 1991-09-30 Предприятие П/Я Г-4213 Резьбовое соединение
JPH0732975Y2 (ja) * 1990-03-23 1995-07-31 高橋金物株式会社 ねじの脱落防止装置
US5077898A (en) * 1990-07-25 1992-01-07 Deere & Company Trimmer shield and mounting
RU2032842C1 (ru) * 1992-06-02 1995-04-10 Волосов Николай Николаевич Быстроразъемное соединение преимущественно для средств малой механизации и ручного моторного инструмента
RU2033285C1 (ru) 1992-06-05 1995-04-20 Производственное объединение "Уралмаш" Винтовое нажимное устройство
DE4223962C1 (de) * 1992-07-21 1993-12-16 Stihl Maschf Andreas Freischneidegerät
JPH0617437U (ja) * 1992-08-14 1994-03-08 リョービ株式会社 刈払機
JP2568950Y2 (ja) * 1992-11-20 1998-04-22 株式会社共立 刈払機の刃部カバー
JP2561848Y2 (ja) * 1993-01-21 1998-02-04 株式会社共立 手持ち式エッジャー
JP2599693Y2 (ja) * 1993-06-28 1999-09-13 株式会社ニッカリ 刈払機の保護カバー
JPH077330U (ja) 1993-07-08 1995-02-03 タナカ工業株式会社 刈払機用安全カバー
US5924205A (en) * 1996-07-31 1999-07-20 Diatop Corporation Protection cover for a trimmer
US5878556A (en) 1998-02-23 1999-03-09 Franz; Robert Lawn edge with rotatable shield
JP2000270653A (ja) * 1999-03-29 2000-10-03 Tanaka Kogyo Kk 刈り払い機用ガイド及び刈り払い機
US6301866B1 (en) * 1999-07-14 2001-10-16 Black & Decker Inc. Vegetation trimming and edging device with adjustable head orientation
JP3737674B2 (ja) * 2000-05-24 2006-01-18 株式会社共立 刈払機用刈刃安全カバー
JP2003153602A (ja) * 2001-11-20 2003-05-27 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 管理機
JP3621064B2 (ja) * 2001-11-20 2005-02-16 ハードロック工業株式会社 ナット脱落防止機能を有するボルト
US6971178B2 (en) * 2002-09-05 2005-12-06 The Stanley Works Replaceable blade knife
US6886258B2 (en) * 2002-11-15 2005-05-03 Richard C. Swanson Hand-held rotary hedge trimmer
JP3793178B2 (ja) * 2003-06-09 2006-07-05 株式会社クリーンサービス 草刈機用保護カバーと草刈機
US20070052239A1 (en) * 2005-08-24 2007-03-08 Victaulic Company Of America Stop assembly for pipe couplings
RU52638U1 (ru) 2005-10-27 2006-04-10 Закрытое Акционерное Общество Корпоративный институт электротехнического приборостроения "Энергомера" Счетчик электрической энергии
JP2010274404A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Makita Corp ディスクグラインダにおける砥石カバーの固定具脱落防止構造
JP5570761B2 (ja) * 2009-06-18 2014-08-13 株式会社マキタ 園芸工具におけるプロテクタ固定具の脱落防止構造

Also Published As

Publication number Publication date
RU2448451C2 (ru) 2012-04-27
JP2011000049A (ja) 2011-01-06
RU2010124868A (ru) 2011-12-27
EP2263440A1 (en) 2010-12-22
US20100319203A1 (en) 2010-12-23
BRPI1002190A2 (pt) 2012-03-13
EP2263440B1 (en) 2012-02-08
BRPI1002190B1 (pt) 2018-02-06
CN201839622U (zh) 2011-05-25
US8549758B2 (en) 2013-10-08
ATE544336T1 (de) 2012-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5570761B2 (ja) 園芸工具におけるプロテクタ固定具の脱落防止構造
EP2805599B1 (en) Power cutting tool
KR101795453B1 (ko) 예초기용 커터 어셈블리
EP3533313B1 (en) Coupler for split-boom power tool
US9855650B2 (en) Handle system for a handheld power tool
JP2013520370A (ja) 跳ね上げキャップ
CN109688799A (zh) 改良式修枝机
CA2919032A1 (en) String trimmer head
WO2023278734A1 (en) String trimmer head
US20040128839A1 (en) Snap-on and slidable assist handle for filament trimmer
GB2423276A (en) A hand-guided power tool
US6938587B2 (en) Hand held power tool
EP2678137B1 (en) Tool supporting apparatus
JPH0237Y2 (ja)
CA3197609A1 (en) Systems and methods for tool-free garden machine detachable implement change
KR20160100235A (ko) 휴대식 작업기
JP4413985B2 (ja) 刈払機用アタッチメント及び刈払機
JP4391327B2 (ja) モータハウジング用プロテクタ付き電動工具
CN219452819U (zh) 一种便于拆装打草头的割草机齿轮箱
CN211430075U (zh) 手持式动力装置
JP3209567U (ja) 封止装置
JPH0675127U (ja) 刈込機
CN116255444A (zh) 一种便于拆装打草头的割草机齿轮箱
JPH08149915A (ja) コードカッタ式刈払機
KR200232909Y1 (ko) 예취기용 블레이드 조립장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140617

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5570761

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees