JP5569346B2 - エンファシス信号生成回路及び信号合成回路 - Google Patents

エンファシス信号生成回路及び信号合成回路 Download PDF

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Description

本明細書で議論される実施形態は、複数の信号を合成して1つの信号を得る信号合成の技術に関する。
近年、通信分野では、データ通信量の増大に伴い、1つの信号で大量のデータ送信を行うようにしたことで、データ伝送の高速化が進んでいる。このようなデータ伝送の高速化は、ケーブルやボード等での符号間干渉等によってデータ伝送信号の劣化を生じさせるという問題を引き起こすことがある。
このような問題に鑑み、信号の符号間干渉を生じやすい部分を予め強化したエンファシス信号を用いて、伝送信号の劣化分を補償するという技術がある。このようなエンファシス信号の生成技術として、分岐した信号間に遅延差を与えた上で両者を加減算することによってエンファシス信号を生成するという技術が知られている。図1Aは、このようなエンファシス信号生成回路の一例のブロック図である。
図1Aのエンファシス信号生成回路10において、入力信号は、第一の経路を通る第一入力信号と、第二の経路を通る第二入力信号とに分けられる。第一の経路を通る第一入力信号は、第一プリドライバ12でバッファリングされた上で加減算部14の正側入力に入力される。一方、第二の経路を通る第二入力信号は、遅延部11によって時間τの遅延時間を与えられた後に、第二プリドライバ13でバッファリングされた上で加減算部14の負側入力に入力される。加減算部14は、その正側入力に入力された信号のレベルをa倍した信号から、その負側入力に入力された信号のレベルをb倍した信号を減算し、その減算結果の信号を出力する。出力ドライバ15は、加減算部14から出力される信号をバッファリングして出力する。
エンファシス信号生成回路10は、このような信号合成を行って、入力信号から、その入力信号において符号間干渉を生じやすい部分を予め強化したエンファシス信号を生成する。
ここで図1Bについて説明する。図1Bは、図1Aのエンファシス信号生成回路10の各部の信号波形例であり、図1Aに示したA、B、及びCの各ノードにおける信号波形例が表されている。
図1Bの例を参照すると、ノードBの信号波形がノードAのものよりも時間τだけ遅れていることが分かる。この遅延は遅延部11によってもたらされるものである。また、ノードCの信号波形は、このノードAを通る信号のレベルをa倍した信号から、ノードBを通る信号のレベルをb倍した信号を減算した信号である。このノードCの信号波形をノードAのものと対比すると、ノードCを通る信号は、その立ち上がり時刻から時間τの期間はノードAを通る信号よりもレベルが高く、その立ち下がり時刻から時間τの期間はノードAを通る信号よりもレベルが低い信号となっている。
図1Aの回路は、このようにして、符号間干渉を生じやすい部分である信号の立ち上がり・立ち下がり直後の期間τの信号の絶対値を大きくしたエンファシス信号を生成する。
ところで、このようにして生成されるエンファシス信号を用いて補償を行う信号の劣化の程度は、使用するケーブルの長さ、あるいはボードやデバイスの使用条件などにより個別に異なっている。従って、エンファシス信号の生成回路は、生成するエンファシス信号における信号の強調の程度(エンファシス量)が自在に可変できる機能を備えていることが極めて好ましい。
生成するエンファシス信号のエンファシス量を可変自在とする技術として、図2に図解する信号合成回路が知られている。この回路は、図1Aのエンファシス信号生成回路10における加減算部14として使用することもできる回路である。
図2に示す信号合成回路は、トランジスタM11、M12、M21、及びM22と、抵抗R11及びR12と、可変定電流源I11及びI12とを備えて構成されている。ここで、トランジスタM11、M12、M21、及びM22は、いずれもn型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor )である。また、可変定電流源I11及びI21は、流し出す電流値を自在に設定変更できる定電流源である。
図2において、抵抗R11の一方の端子はトランジスタM11及びM21の各ドレイン端子とそれぞれ接続されており、抵抗R12の一方の端子はトランジスタM12及びM22の各ドレイン端子とそれぞれ接続されている。抵抗R11及びR12の他方の端子はどちらも電源VDDに接続されている。トランジスタM11及びM12の各ソース端子は可変定電流源I11を介して電源VSSに接続されており、トランジスタM21及びM22の各ソース端子は可変定電流源I21を介して電源VSSに接続されている。
この図2の回路に入力される第一の差動信号である信号Aが入力される端子IN1P及びIN1Nは、トランジスタM22及びM21の各ゲート端子にそれぞれ接続されている。また、この図2の回路に入力される第二の差動信号である信号Bが入力される端子IN2P及びIN2Nは、トランジスタM11及びM12の各ゲート端子にそれぞれ接続されている。そして、この回路の出力の差動信号である信号Cが出力される端子OUTP及びOUTNは、それぞれ、抵抗R12とトランジスタM12及びM22とのノードと、抵抗R11とトランジスタM11及びM21とのノードとに接続されている。
この図2の回路において、可変定電流源I21の電流値をaに設定し、可変定電流源I11の電流値をbに設定すると、出力信号Cと入力信号A及びBとの関係は下記の式により表される。
C=a×A−b×B
ここで、可変定電流源I21の電流値a及び可変定電流源I11の電流値bはどちらも可変自在である。従って、この図2の信号合成回路を図1Aのエンファシス信号生成回路10における加減算部14として使用することで、生成するエンファシス信号のエンファシス量を可変自在とすることができる。
特開2004−88693号公報
図2の信号合成回路を加減算部14として使用して図1Aのエンファシス信号生成回路10を構成する場合には、入力信号Bのレベルを、想定されるエンファシス量の使用範囲の最大の場合に応じた大きさに設定しておく必要がある。ところが、この設定は、エンファシスを行わない場合やエンファシス量をごく少量とする場合であっても維持されるため、このような場合においては電力が無駄に消費されてしまうことになる。
上述した問題に鑑み、本明細書で後述するエンファシス生成回路及び信号合成回路は、電力消費の無駄を低減する。
本明細書で後述するエンファシス生成回路に、遅延部と、加減算部と、振幅調整部と、直流レベル調整部とを備えているというものがある。ここで、遅延部は信号を遅延させるものである。また、加減算部は第一信号と第二信号とを所定の比率で加減算するものであって、その比率が可変自在であるものである。そして、振幅調整部は差動増幅回路を備えて構成されており、信号の振幅の調整を行うものであって、その振幅の調整量が可変自在であるものである。また、直流レベル調整部は、加減算部に入力される信号の直流成分のレベルを調整するものである。この回路では、入力信号が前述の第一信号として加減算部に入力され、更に、その入力信号を遅延部で遅延させると共に振幅調整部で振幅の調整を行うことによって得られるエンファシス成分信号が、直流レベル調整部によって直流成分のレベルが調整された上で、前述の第二信号として該加減算部に入力される。また、直流レベル調整部は、電源が前述の差動増幅回路に流す電流値を変化させることによって、加減算部に入力されるエンファシス成分信号の直流成分のレベルを調整する。
また、本明細書で後述するエンファシス生成回路に、遅延部と、加減算部と、振幅調整部と、直流電圧生成部と、スイッチ部とを備えているというものがある。ここで、遅延部は信号を遅延させるものである。また、加減算部は、第一信号と第二信号とを所定の比率で加減算するものであって、その比率が可変自在であるものである。そして、振幅調整部は信号の振幅の調整を行うものである。また、スイッチ部は、エンファシス信号の生成・不生成を切り換えるものである。この回路では、入力信号が前述の第一信号として前記加減算部に入力される。そして、スイッチ部がエンファシス信号の生成側に切り換えられている場合には、その入力信号を遅延部で遅延させると共に振幅調整部で振幅の調整を行うことによって得られるエンファシス成分信号が、前述の第二信号として加減算部に入力される。一方、スイッチ部がエンファシス信号の不生成側に切り換えられている場合には、直流電圧生成部が生成する直流電圧が、前述の第二信号として加減算部に入力される。
また、本明細書で後述する信号合成回路に、加減算部と、振幅調整部と、直流レベル調整部とを備えているというものがある。ここで、加減算部は第一信号と第二信号とを所定の比率で加減算するものであって、その比率が可変自在であるものである。また、振幅調整部は差動増幅回路を備えて構成されており、信号の振幅の調整を行うものである。そして、直流レベル調整部は、加減算部に入力される信号の直流成分のレベルを調整するものである。この回路では、第一の入力信号が前述の第一信号として加減算部に入力され、更に、第二の入力信号が、振幅調整部によって振幅の調整が行われると共に直流レベル調整部によって直流成分のレベルが調整された上で、前述の第二信号として加減算部に入力される。また、直流レベル調整部は、電源が前述の差動増幅回路に流す電流値を変化させることによって、加減算部に入力される前述の第二の信号の直流成分のレベルを調整する。
また、本明細書で後述する信号合成回路に、振幅調整部と、直流電圧生成部と、スイッチ部とを備えているというものがある。ここで、加減算部は、第一信号と第二信号とを所定の比率で加減算するものであって、その比率が可変自在であるものである。また、振幅調整部は、信号の振幅の調整を行うものである。そして、直流電圧生成部は、振幅調整部が出力する信号に含まれる直流成分のレベルと同一の直流電圧を生成するものである。そして、スイッチ部は、合成信号の生成・不生成を切り換えるものである。この回路では、第一の入力信号が前述の第一信号として加減算部に入力される。そして、スイッチ部が合成信号の生成側に切り換えられている場合には、第二の入力信号が、振幅調整部によって振幅の調整が行われた上で、第二信号として加減算部に入力される。一方、スイッチ部が合成信号の不生成側に切り換えられている場合には、直流電圧生成部が生成する直流電圧が、第二信号として加減算部に入力される。
本明細書で後述するエンファシス生成回路及び信号合成回路は、電力消費の無駄の低減が実現されるという効果を奏する。
エンファシス信号生成回路の一例のブロック図である。 図1Aのエンファシス信号生成回路の各部の信号波形例である。 従来の信号合成回路の構成の一例である。 信号合成回路の一実施例の構成図である。 エンファシス信号生成回路の一実施例のブロック図である。 信号合成回路の別の一実施例の構成図である。 エンファシス信号生成回路の別の一実施例のブロック図である。 信号合成回路の更なる別の一実施例の構成図である。
まず、図3について説明する。
図3は、信号合成回路の一実施例の構成図である。この信号合成回路は、図1Aのエンファシス信号生成回路10の構成の一部に用いることができる回路である。
図3の信号合成回路は、加減算部100と振幅調整部300とを備えて構成されている。
加減算部100は、図2に構成を示した信号合成回路と同様の構成を備えており、トランジスタM101、M102、M201、及びM202と、抵抗R101及びR102と、可変定電流源I101及びI102とを備えて構成されている。ここで、トランジスタM101、M102、M201、及びM202は、いずれもn型MOSFETである。また、可変定電流源I101及びI201は、流し出す電流値の設定を自在に変更できる定電流源である。
図3において、抵抗R101の一方の端子はトランジスタM101及びM201の各ドレイン端子とそれぞれ接続されており、抵抗R102の一方の端子はトランジスタM102及びM202の各ドレイン端子とそれぞれ接続されている。抵抗R101及びR102の他方の端子はどちらも電源VDDに接続されている。トランジスタM101及びM102の各ソース端子は可変定電流源I101を介して電源VSSに接続されており、トランジスタM201及びM202の各ソース端子は可変定電流源I201を介して電源VSSに接続されている。
この加減算部100に入力される差動信号である第一信号Aが入力される端子IN1P及びIN1Nは、トランジスタM202及びM201の各ゲート端子にそれぞれ接続されている。なお、端子IN1P及びIN1Nには、図3の信号合成回路に入力される第一の入力信号が入力される。
また、この加減算部100に入力されるもうひとつの差動信号である第二信号Bが入力される端子2P及び2Nは、トランジスタM101及びM102の各ゲート端子にそれぞれ接続されている。なお、端子2P及び2Nには、振幅調整部300から出力される差動信号が入力される。
そして、加減算部100の出力である差動信号Cが出力される端子OUTP及びOUTNは、それぞれ、抵抗R102とトランジスタM102及びM202とのノードと、抵抗R101とトランジスタM101及びM201とのノードとに接続されている。この端子OUTP及びOUTNから出力される信号は、図3の信号合成回路の出力信号である。
この図3の加減算部100において、可変定電流源I201の電流値をaに設定し、可変定電流源I101の電流値をbに設定すると、加減算部100の出力である差動信号Cと第一信号A及び第二信号Bとの関係は下記の式により表される。
C=a×A−b×B
ここで、可変定電流源I201の電流値a及び可変定電流源I101の電流値bはどちらも可変自在である。つまり、この加減算部100は、第一信号Aと第二信号Bとを所定の比率a:bで加減算する回路であり、しかも、この比率a:bは可変自在である。
加減算部100は以上のように構成されている。
次に振幅調整部300について説明する。
振幅調整部300は、トランジスタM301及びM302と、抵抗R301及びR302と、可変定電流源I301とを備えており、これらによって差動増幅回路が構成されている。
トランジスタM301及びM302は、どちらもn型MOSFETであり、差動対を構成している一対のトランジスタである。
抵抗R301及びR302は、トランジスタM301及びM302の各々のドレイン端子と、電源VDDとの間に挿入されている。この抵抗R301及びR302は、差動増幅回路の負荷抵抗として機能する。
可変定電流源I301は、トランジスタM301及びM302により構成されている差動対についてのテール電流源であって、流し出す電流値の設定を自在に変更できる定電流源である。
トランジスタM302及びM301の各ゲート端子には、端子IN2P及びIN2Nが接続されている。この端子IN2P及びIN2Nには、振幅調整部300への入力信号である差動信号が入力される。そして、振幅調整部300の出力である差動信号が出力される端子2P及び2Nは、それぞれ、抵抗R301とトランジスタM301とのノードと、抵抗R302とトランジスタM302とのノードとに接続されている。この端子2P及び2Nから出力される信号は、前述した第二信号Bとして加減算部100に入力される。
振幅調整部300は、以上のように構成されており、差動増幅回路が構成されている。従って、振幅調整部300は、端子IN2P及びIN2Nに入力される信号を増幅して端子2P及び2Nから出力する。ここで、可変定電流源I301は、トランジスタM301及びM302により構成されている差動対についてのテール電流源であるので、その電流値を変化させることで、差動増幅回路での信号の増幅度を変化させることができる。従って、振幅調整部300は、可変定電流源I301の電流値の設定を変更することによって、端子2P及び2Nから出力される信号の振幅の調整を行うことができる。
図3の信号合成回路は以上のように構成されている。
なお、この信号合成回路を図1Aのエンファシス信号生成回路10の構成の一部に用いる場合には、加減算部100を図1における加減算部14とし、図3における振幅調整部300を図1における第二プリドライバ13として使用する。つまり、図3における振幅調整部300の前段に、信号を遅延させる遅延部11を備えるようにして、入力信号を遅延部11で遅延させると共に、その振幅の調整を振幅調整部300で行うようにしてエンファシス成分信号の生成を行うようにする。そして、入力信号を第一信号Aとして加減算部100に入力すると共に、生成されたエンファシス成分信号を、第二信号Bとして加減算部100に入力する。
このようにして図3の信号合成回路を図1Aのエンファシス信号生成回路10の構成の一部に用いると、加減算部100の出力信号としてエンファシス信号が出力される。しかも、可変定電流源I201の電流値a及び可変定電流源I101の電流値bは可変自在であるので、これらの値の設定を変更することで、生成するエンファシス信号のエンファシス量を変化させることができる。
このようにして振幅調整部300を第二プリドライバ13として使用することで、エンファシスを行わない場合やエンファシス量をごく少量とする場合において、振幅調整部300での消費電力量をそのエンファシス量に応じた量とすることができる。従って、このような場合における電力消費の無駄が低減される。
次に図4について説明する。図4は、エンファシス信号生成回路の一実施例のブロック図である。
図3に図解した信号合成回路を用いて図1Aのエンファシス信号生成回路10を構成した場合には、可変定電流源I301の電流値を変化させると、生成されるエンファシス信号のエンファシス量が変化する。しかし、可変定電流源I301での電流値を変化させると、振幅調整部300から出力されて加減算部100に入力されるエンファシス成分信号の直流成分のレベルも変化してしまう。このレベルの変動は、加減算部100での第一信号Aと第二信号Bとの加減算に影響を及ぼすことがある。
そこで図4のエンファシス信号生成回路20では、可変定電流源I301の電流値を変化させても、加減算部100に入力されるエンファシス成分信号の直流成分のレベルが一定の値となるようにして、加減算部100での加減算への影響を抑制する。
図4のエンファシス信号生成回路20は、遅延部11、第一プリドライバ12、出力ドライバ15、加減算部100、振幅調整部300、及び直流レベル調整部400を備えて構成されている。なお、このうちの遅延部11、第一プリドライバ12、及び出力ドライバ15は、図1Aのエンファシス信号生成回路10におけるものと同一のものである。また、加減算部100及び振幅調整部300の構成は、図3の信号合成回路におけるものと同一である。
図4のエンファシス信号生成回路20において、入力信号は、第一の経路を通る第一入力信号と、第二の経路を通る第二入力信号とに分けられる。
第一の経路を通る第一入力信号は、第一プリドライバ12でバッファリングされた上で加減算部100の正側入力に入力される。一方、第二の経路を通る第二入力信号は、遅延部11に入力される。
遅延部11は、入力された第二入力信号を、所定の時間τだけ遅延させて出力する。
振幅調整部300は、遅延部11から出力された信号の振幅の調整を行うものであり、その振幅の調整量が可変自在である。この振幅調整部300から出力される信号は、エンファシス成分信号である。
直流レベル調整部400は、振幅調整部300から出力されて加減算部100に入力されるエンファシス信号の直流成分のレベルを調整する。この調整は、可変定電流源I301の設定を変更することにより行われる。
加減算部100は、第一プリドライバ12から出力された信号(前述した第一信号A)と、振幅調整部300から出力されるエンファシス成分信号(前述した第二信号B)とを所定の比率で加減算する。なお、加減算部100は、この加減算における比率が可変自在である。但し、エンファシス成分信号は、直流成分のレベルが直流レベル調整部400によって調整された上で、加減算部100に入力される。
出力ドライバ15は、加減算部14から出力されるエンファシス信号をバッファリングして出力する。
以上のように、図4のエンファシス信号生成回路20では、加減算部100に入力されるエンファシス信号の直流成分のレベルが直流レベル調整部400によって調整された上で、加減算部100に入力される。従って、このレベルの変動に起因する加減算部100での加減算に影響が抑制される。
次に図5について説明する。図5は、信号合成回路の別の一実施例の構成図である。この信号合成回路は、図4のエンファシス信号生成回路20の構成の一部に用いることができる回路である。
図5の信号合成回路は、加減算部100、振幅調整部300、及び直流レベル調整部400を備えて構成されている。なお、このうちの加減算部100及び振幅調整部300は、図3に図解した信号合成回路におけるものと同一の構成であるので、ここでは説明を省略し、直流レベル調整部400の構成について説明する。
図5において、直流レベル調整部400は、可変定電流源I401と、抵抗R401と、トランジスタM401と、オペアンプOP401とを備えて構成されている。
可変定電流源I401は、抵抗R401に流す電流を決定する電流源であって、流し出す電流値の設定を自在に変更できる定電流源である。
抵抗R401は、電源VDDと可変定電流源I401との間に挿入されている。従って、抵抗R401と可変定電流源I401とのノードの電位は、可変定電流源I401が抵抗R401に流す電流によって生じる電圧降下分だけ電源VDDから常に低い電位となる。また、この電位は、可変定電流源I401が流し出す電流値の設定を変更することで自在に変更することができる。つまり、可変定電流源I401と抵抗R401とにより、所定の基準電圧値を発生させる電圧源であって、その基準電圧値が可変自在である可変基準電圧源401が構成されている。
トランジスタM401はp型MOSFETであり、そのソース端子は電源VDDに接続されている。また、トランジスタM401のドレイン端子は、振幅調整部300において構成されている差動増幅回路における負荷抵抗である、抵抗R301及びR302の一端(図3においては電源VDDが接続されていた側)に接続されている。つまり、トランジスタM401は、この信号合成回路の電源と振幅調整部300において構成されている差動増幅回路との接続点に挿入されている。このトランジスタM401は、この信号合成回路の電源が振幅調整部300において構成されている差動増幅回路に流す電流の制御を行う。
オペアンプOP401は、可変基準電圧源401が発生させる前述の基準電圧値と、トランジスタM401並びに抵抗R301及びR302のノードの電圧値との大小比較を行う比較回路である。このオペアンプOP401の出力はトランジスタM401のゲート端子に接続されており、前述の大小比較の結果に基づいてそのゲート電圧を変化させる。
トランジスタM401は、このゲート電圧の変化に応じてそのドレイン電流を制御して、トランジスタM401並びに抵抗R301及びR302のノードの電圧値を、可変基準電圧源401が発生させる基準電圧値に一致させる電圧調整素子である。つまり、トランジスタM401は、振幅調整部300の差動増幅回路に電源が流す電流を、オペアンプOP401の比較結果に基づき変化させて、その差動増幅回路に印加されている電圧値を、可変基準電圧源401が発生させる基準電圧値に一致させる。
ここで、前述したように、可変定電流源I401と抵抗R401とにより構成されている可変基準電圧源401は、可変定電流源I401が流し出す電流値を変化させることで、基準電圧値を変化させることができる。従って、図5の直流レベル調整部400は、この基準電圧値を変更することで、振幅調整部300において構成されている差動増幅回路を流れる電流値を変更することができる。
この差動増幅回路を流れる電流値を変更すると、差動増幅回路の出力信号に含まれる直流成分のレベルが変化する。そこで、生成するエンファシス信号のエンファシス量を変化させるために可変定電流源I301の電流値を変更してエンファシス成分信号の振幅を調整したときには、この調整に応じて可変定電流源I401が流し出す電流値の設定を適切に変更するようにする。このようにすることで、エンファシス成分信号の振幅を変化させても、その直流成分のレベルを、その変化に関わらずに常に一定の値とすることができる。従って、加減算部100での加減算への影響が抑制される。
なお、図5の信号合成回路においては、振幅調整部300において構成されている差動増幅回路に流れる電流値を制御するトランジスタM401が、この信号合成回路の電源と振幅調整部300において構成されている差動増幅回路との接続点に挿入されている。この挿入場所は、高周波的には接地されている場所であるので、この挿入場所で差動増幅回路を流れる電流値の制御を行うことは、高速な信号の特性に影響を及ぼさないという点において好ましい。
次に図6について説明する。図6は、エンファシス信号生成回路の一実施例のブロック図である。
図6のエンファシス信号生成回路30は、図4に図解したエンファシス信号生成回路20と同様に、遅延部11、第一プリドライバ12、出力ドライバ15、加減算部100、振幅調整部300、及び直流レベル調整部400を備えて構成されている。
図6の回路では、振幅調整部300のスイッチSW301の状態に応じて入力信号のエンファシスを行うか否かが切り換えられる。図6の回路は、この点において、可変定電流源I301の設定の変更に応じて生成するエンファシス信号のエンファシス量を自在に変化させることができる図4の回路と異なっている。また、この相違点に伴い、後述するように、図6の回路における直流レベル調整部400の詳細構成が図4の回路と異なっている。そこで、ここでは、この相違点を中心に説明することとして、他の構成要素の詳細な説明は省略する。
次に図7について説明する。図7は、信号合成回路の更なる別の一実施例の構成図である。この信号合成回路は、図6のエンファシス信号生成回路30の構成の一部に用いることができる回路である。
図7の信号合成回路は、加減算部100、振幅調整部300、及び直流レベル調整部400を備えて構成されている。なお、このうちの加減算部100は、図3に図解した信号合成回路におけるものと同一の構成であるので、ここでは説明を省略する。
振幅調整部300は、図3におけるものと同様のトランジスタM301及びM302と、抵抗R301及びR302と、定電流源I302とを備えており、これらによって、図3におけるものと同様の差動増幅回路が構成されている。この差動増幅回路の構成の詳細な説明は省略する。但し、図3の構成において、トランジスタM301及びM302により構成されている差動対についてのテール電流源である可変定電流源I301が、図7の構成では定電流源I302に置き換えられている。このため、図7の振幅調整部300では、信号の振幅の調整量が、図3のもののように可変自在ではなく、固定されている。
図7の信号合成回路では、振幅調整部300が、更に、スイッチ部500の構成要素のひとつであるスイッチSW301を備えている。
スイッチSW301は、電源VDDと、振幅調整部300において構成されている差動増幅回路における負荷抵抗である、抵抗R301及びR302の一端(図3においては電源VDDが接続されていた側)との間に挿入されている。このスイッチSW301は、この信号合成回路による信号合成によって得られる合成信号であるエンファシス信号の生成・不生成を切り換えるものである。ここで、エンファシス信号を生成する場合にはスイッチSW301は閉止状態に切り換えられ、エンファシス信号を生成しない場合にはスイッチSW301は開放状態に切り換えられる。スイッチSW301がエンファシス信号の生成側である閉止状態に切り換えられている場合には、差動増幅回路に電源から電力が供給されて、端子IN2P及びIN2Nに入力される信号の振幅が調整され、端子2P及び2Nからエンファシス成分信号が出力される。一方、スイッチSW301がエンファシス信号の不生成側である開放状態に切り換えられている場合には、差動増幅回路への電源からの電力供給が遮断される結果、差動増幅回路の動作が停止され、差動増幅回路による電力消費の無駄が低減される。
次に、図7の信号合成回路における直流レベル調整部400の構成について説明する。
直流レベル調整部400は、スイッチ部500の構成要素であるスイッチSW411及び412と、直流電圧生成部410の構成要素である抵抗R411、R412、R413、及びR414とを備えている。
スイッチSW411は、電源VDDと、抵抗R411の一端との間に挿入されている。この抵抗R411の他の一端には抵抗R412が直列接続されており、抵抗R412の他の一端は電源VSSに接続されている。また、スイッチSW421は、電源VDDと、抵抗R421の一端との間に挿入されている。この抵抗R421の他の一端には抵抗R422が直列接続されており、抵抗R422の他の一端は電源VSSに接続されている。
なお、直列接続されている抵抗R411と抵抗R412とのノードは、振幅調整部300の出力端子のひとつである端子2Pに接続されている。また、直列接続されている抵抗R411と抵抗R412とのノードは、振幅調整部300の出力端子の別のひとつである端子2Nに接続されている。
スイッチSW411及びSW421は、この信号合成回路による信号合成によって得られる合成信号であるエンファシス信号の生成・不生成を切り換えるスイッチSW301に連動して切り換えられる。但し、スイッチSW411及びSW421は、エンファシス信号を生成する場合には開放状態に切り換えられ、エンファシス信号を生成しない場合には閉止状態に切り換えられる。
スイッチSW411及びSW421がエンファシス信号の生成側である開放状態に切り換えられている場合には、振幅調整部300において構成されている差動増幅回路の出力信号であるエンファシス成分信号が端子2P及び2Nから出力される。従って、この場合には、このエンファシス成分信号が、前述した第二信号Bとして加減算部100に入力される。
一方、スイッチSW411及びSW421がエンファシス信号の不生成側である閉止状態に切り換えられている場合には、端子2Pからは、直列接続されている抵抗R411と抵抗R412とによって電源VDDと電源VSSとの電位差を分圧した電圧が出力される。また、この場合には、端子2Nからは、直列接続されている抵抗R421と抵抗R422とによって電源VDDと電源VSSとの電位差を分圧した電圧が出力される。従って、この場合には、直流電圧生成部410によってこのようにして生成された直流電圧が、前述した第二信号Bとして加減算部100に入力される。
ここで、抵抗R411及びR412による分圧並びに抵抗R421及びR422による分圧によって得られる電圧が、振幅調整部300が出力するエンファシス成分信号に含まれる直流成分のレベルと同一となるようにこれらの抵抗値を設定しておく。直流電圧生成部410を構成している抵抗R411、R412、R421、及びR422の抵抗値をこのように設定しておくことで、エンファシス信号の生成・不生成を切り換えても、加減算部100に入力される信号の直流成分のレベルが一定の値となる。従って、加減算部100の動作への影響が抑制される。
なお、以上までに説明した実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
信号を遅延させる遅延部と、
第一信号と第二信号とを所定の比率で加減算し、該比率が可変自在である加減算部と、
信号の振幅の調整を行い、該振幅の調整量が可変自在である振幅調整部と、
を備えており、
入力信号が前記第一信号として前記加減算部に入力され、更に、該入力信号を前記遅延部で遅延させると共に前記振幅調整部で振幅の調整を行うことによって得られるエンファシス成分信号が、前記第二信号として該加減算部に入力される、
ことを特徴とするエンファシス信号生成回路。
(付記2)
前記加減算部に入力される信号の直流成分のレベルを調整する直流レベル調整部を更に備えており、
前記エンファシス成分信号の直流成分のレベルが、前記直流レベル調整部によって調整された上で、前記第二信号として該加減算部に入力される、
ことを特徴とする付記1に記載のエンファシス信号生成回路。
(付記3)
前記振幅調整部は、差動増幅回路を備えて構成されており、
前記直流レベル調整部は、電源が前記差動増幅回路に流す電流値を変化させることによって、前記加減算部に入力される前記エンファシス成分信号の直流成分のレベルを調整する、
ことを特徴とする付記2に記載のエンファシス信号生成回路。
(付記4)
前記直流レベル設定部は、
所定の基準電圧値を発生させる電圧源であって、該基準電圧値が可変自在である可変基準電圧源と、
前記可変基準電圧源が発生させた基準電圧値と前記差動増幅回路に印加されている電圧値との大小比較を行う比較回路と、
前記比較回路の比較結果に基づいて前記電源が前記差動増幅回路に流す電流値を変化させて、該差動増幅回路に印加されている電圧値を前記電圧源が発生させる基準電圧値に一致させる電圧調整素子と、
を備えており、前記可変基準電圧源での基準電圧値の設定を変更することによって、前記差動増幅回路を流れる電流値を変化させる、
ことを特徴とする付記3に記載のエンファシス信号生成回路。
(付記5)
前記電圧調整素子は、前記電源と前記差動増幅回路との接続点に挿入されていることを特徴とする付記4に記載のエンファシス信号生成回路。
(付記6)
前記差動増幅回路は、
差動対を構成する一対のトランジスタと、
前記一対のトランジスタの各々のドレイン端子に接続されている負荷抵抗と、
前記差動対についてのテール電流源である定電流源であって、電流値が可変自在である可変定電流源と、
を備えており、
前記振幅調整部は、前記可変定電流源での電流値の設定を変化させることによって、前記振幅の調整を行う、
ことを特徴とする付記3から5のうちのいずれか一項に記載のエンファシス信号生成回路。
(付記7)
信号を遅延させる遅延部と、
第一信号と第二信号とを所定の比率で加減算し、該比率が可変自在である加減算部と、
信号の振幅の調整を行う振幅調整部と、
前記振幅調整部が出力する信号に含まれる直流成分のレベルと同一の直流電圧を生成する直流電圧生成部と、
エンファシス信号の生成・不生成を切り換えるスイッチ部と、
を備えており、
入力信号が前記第一信号として前記加減算部に入力され、
前記スイッチ部が前記エンファシス信号の生成側に切り換えられている場合には、前記入力信号を前記遅延部で遅延させると共に前記振幅調整部で振幅の調整を行うことによって得られるエンファシス成分信号が、前記第二信号として前記加減算部に入力され、
前記スイッチ部が前記エンファシス信号の不生成側に切り換えられている場合には、前記直流電圧生成部が生成する直流電圧が、前記第二信号として前記加減算部に入力される、
ことを特徴とするエンファシス信号生成回路。
(付記8)
前記振幅調整部は、差動増幅回路を備えて構成されており、
前記スイッチ部が前記エンファシス信号の生成側に切り換えられている場合には、前記差動増幅回路への電力の供給が行われ、前記スイッチ部が前記エンファシス信号の不生成側に切り換えられている場合には、前記差動増幅回路への電力の供給が遮断される、
ことを特徴とする付記7に記載のエンファシス信号生成回路。
(付記9)
前記差動増幅回路は、
差動対を構成する一対のトランジスタと、
前記一対のトランジスタの各々のドレイン端子に接続されている負荷抵抗と、
前記差動対についてのテール電流源である定電流源と、
を備えていることを特徴とする付記8に記載のエンファシス信号生成回路。
(付記10)
前記直流電圧生成部は、電源電圧を分圧して前記振幅調整部が出力する信号に含まれる直流成分のレベルと同一の直流電圧を生成する、直列接続された抵抗素子を備えていることを特徴とする付記7から9のうちのいずれか一項に記載のエンファシス信号生成回路。
(付記11)
第一信号と第二信号とを所定の比率で加減算し、該比率が可変自在である加減算部と、
信号の振幅の調整を行う振幅調整部と、
前記加減算部に入力される信号の直流成分のレベルを調整する直流レベル調整部と、
を備えており、
第一の入力信号が前記第一信号として前記加減算部に入力され、更に、第二の入力信号が、前記振幅調整部によって振幅の調整が行われると共に前記直流レベル調整部によって直流成分のレベルが調整された上で、前記第二信号として該加減算部に入力される、
ことを特徴とする信号合成回路。
(付記12)
前記振幅調整部は、差動増幅回路を備えて構成されており、
前記直流レベル調整部は、電源が前記差動増幅回路に流す電流値を変化させることによって、前記第二信号として該加減算部に入力される信号の直流成分のレベルを調整する、
ことを特徴とする付記11に記載の信号合成回路。
(付記13)
前記直流レベル調整部は、
基準電圧値を発生させる電圧源であって、該基準電圧値が可変自在である可変基準電圧源と、
前記可変基準電圧源が発生させた基準電圧値と前記差動増幅回路に印加されている電圧値との大小比較を行う比較回路と、
前記比較回路の比較結果に基づいて前記電源が前記差動増幅回路に流す電流値を変化させて、該差動増幅回路に印加されている電圧値を前記電圧源が発生させる基準電圧値に一致させる電圧調整素子と、
を備えており、前記可変基準電圧源での基準電圧値の設定を変更することによって、前記差動増幅回路を流れる直流値を変化させる、
ことを特徴とする付記12に記載の信号合成回路。
(付記14)
前記電圧調整素子は、前記電源と前記差動増幅回路との接続点に挿入されていることを特徴とする付記13に記載の信号合成回路。
(付記15)
第一信号と第二信号とを所定の比率で加減算し、該比率が可変自在である加減算部と、
信号の振幅の調整を行う振幅調整部と、
前記振幅調整部が出力する信号に含まれる直流成分のレベルと同一の直流電圧を生成する直流電圧生成部と、
合成信号の生成・不生成を切り換えるスイッチ部と、
を備えており、
第一の入力信号が前記第一信号として前記加減算部に入力され、
前記スイッチ部が前記合成信号の生成側に切り換えられている場合には、第二の入力信号が、前記振幅調整部によって振幅の調整が行われた上で、前記第二信号として該加減算部に入力され、
前記スイッチ部が前記合成信号の不生成側に切り換えられている場合には、前記直流電圧生成部が生成する直流電圧が、前記第二信号として前記加減算部に入力される、
ことを特徴とする信号合成回路。
(付記16)
前記振幅調整部は、差動増幅回路を備えて構成されており、
前記スイッチ部が前記合成信号の生成側に切り換えられている場合には、前記差動増幅回路への電力の供給が行われ、前記スイッチ部が前記合成信号の不生成側に切り換えられている場合には、前記差動増幅回路への電力の供給が遮断される、
ことを特徴とする付記15に記載の信号合成回路。
(付記17)
前記直流電圧生成部は、電源電圧を分圧して、前記振幅調整部が出力する信号に含まれる直流成分のレベルと同一の直流電圧を生成する、直列接続された抵抗素子を備えていることを特徴とする付記15又は16に記載の信号合成回路。
10、20、30 エンファシス信号生成回路
11 遅延部
12 第一プリドライバ
13 第二プリドライバ
14、100 加減算部
15 出力ドライバ
300 振幅調整部
400 直流レベル調整部
401 可変基準電圧源
410 直流電圧生成部
500 スイッチ部
I11、I21、I101、I201、I301、I401 可変定電流源
M11、M12、M21、M22、M101、M102、M201、M202、M301、M302、M401 トランジスタ
R11、R12、R101、R102、R301、R302、R401、R411、R412、R421、R422 抵抗
I302 定電流源
OP401 オペアンプ
SW301、SW411、SW421 スイッチ

Claims (5)

  1. 信号を遅延させる遅延部と、
    第一信号と第二信号とを所定の比率で加減算し、該比率が可変自在である加減算部と、
    差動増幅回路を備えて構成されており、信号の振幅の調整を行い、該振幅の調整量が可変自在である振幅調整部と、
    前記加減算部に入力される信号の直流成分のレベルを調整する直流レベル調整部と、
    を備えており、
    入力信号が前記第一信号として前記加減算部に入力され、更に、該入力信号を前記遅延部で遅延させると共に前記振幅調整部で振幅の調整を行うことによって得られるエンファシス成分信号が、前記直流レベル調整部によって直流成分のレベルが調整された上で、前記第二信号として該加減算部に入力され
    前記直流レベル調整部は、電源が前記差動増幅回路に流す電流値を変化させることによって、前記加減算部に入力される前記エンファシス成分信号の直流成分のレベルを調整する、
    ことを特徴とするエンファシス信号生成回路。
  2. 信号を遅延させる遅延部と、
    第一信号と第二信号とを所定の比率で加減算し、該比率が可変自在である加減算部と、
    信号の振幅の調整を行う振幅調整部と、
    前記振幅調整部が出力する信号に含まれる直流成分のレベルと同一の直流電圧を生成する直流電圧生成部と、
    エンファシス信号の生成・不生成を切り換えるスイッチ部と、
    を備えており、
    入力信号が前記第一信号として前記加減算部に入力され、
    前記スイッチ部が前記エンファシス信号の生成側に切り換えられている場合には、前記入力信号を前記遅延部で遅延させると共に前記振幅調整部で振幅の調整を行うことによって得られるエンファシス成分信号が、前記第二信号として前記加減算部に入力され、
    前記スイッチ部が前記エンファシス信号の不生成側に切り換えられている場合には、前記直流電圧生成部が生成する直流電圧が、前記第二信号として前記加減算部に入力される、
    ことを特徴とするエンファシス信号生成回路。
  3. 前記振幅調整部は、差動増幅回路を備えて構成されており、
    前記スイッチ部が前記エンファシス信号の生成側に切り換えられている場合には、前記差動増幅回路への電力の供給が行われ、前記スイッチ部が前記エンファシス信号の不生成側に切り換えられている場合には、前記差動増幅回路への電力の供給が遮断される、
    ことを特徴とする請求項に記載のエンファシス信号生成回路。
  4. 第一信号と第二信号とを所定の比率で加減算し、該比率が可変自在である加減算部と、
    差動増幅回路を備えて構成されており、信号の振幅の調整を行う振幅調整部と、
    前記加減算部に入力される信号の直流成分のレベルを調整する直流レベル調整部と、
    を備えており、
    第一の入力信号が前記第一信号として前記加減算部に入力され、更に、第二の入力信号が、前記振幅調整部によって振幅の調整が行われると共に前記直流レベル調整部によって直流成分のレベルが調整された上で、前記第二信号として該加減算部に入力され
    前記直流レベル調整部は、電源が前記差動増幅回路に流す電流値を変化させることによって、前記加減算部に入力される前記第二の入力信号の直流成分のレベルを調整する、
    ことを特徴とする信号合成回路。
  5. 第一信号と第二信号とを所定の比率で加減算し、該比率が可変自在である加減算部と、
    信号の振幅の調整を行う振幅調整部と、
    前記振幅調整部が出力する信号に含まれる直流成分のレベルと同一の直流電圧を生成する直流電圧生成部と、
    合成信号の生成・不生成を切り換えるスイッチ部と、
    を備えており、
    第一の入力信号が前記第一信号として前記加減算部に入力され、
    前記スイッチ部が前記合成信号の生成側に切り換えられている場合には、第二の入力信号が、前記振幅調整部によって振幅の調整が行われた上で、前記第二信号として該加減算部に入力され、
    前記スイッチ部が前記合成信号の不生成側に切り換えられている場合には、前記直流電圧生成部が生成する直流電圧が、前記第二信号として前記加減算部に入力される、
    ことを特徴とする信号合成回路。
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