JP5568931B2 - 発光素子アレイ及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

発光素子アレイ及びこれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、発光素子アレイ及びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
従来、上記発光素子アレイに関する技術としては、例えば、特開2001−270150号公報、特開2004−82651号公報、特開2004−356191号公報、特開2005−259856号公報等に開示されたものが既に提案されている。
上記特開2001−270150号公報に係る自己走査型発光素子アレイは、発光量の分布が均一な自己走査型発光素子アレイを提供するため、しきい電圧もしくはしきい電流が外部から制御可能な制御電極を有する3端子スイッチ素子多数個を配列した3端子スイッチ素子アレイの各スイッチ素子の制御電極を互いに第1の電気的手段にて接続すると共に、各スイッチ素子の制御電極に電源ラインを第2の電気的手段を用いて接続し、かつ各スイッチ素子の残りの2端子の一方にクロックラインを接続して形成したスイッチ素子アレイと、しきい電圧もしくはしきい電流が外部から制御可能な制御電極を有する3端子発光素子多数個を配列した発光素子アレイとからなり、前記発光素子アレイの制御電極と前記スイッチ素子の制御電極とを接続し、各発光素子の残りの2端子の一方に発光のための電流を印加する書込み信号ラインを設けた自己走査型発光素子アレイにおいて、前記自己走査型発光素子アレイが作製されているチップを単位として、前記書込み信号ラインへの給電が、ラインの両側から行われているものである。
さらに、上記特開2004−82651号公報に係る発光素子アレイチップの製造方法は、発光素子チップ内の発光光量ばらつきを低減した発光素子アレイチップを提供するため、直線状に配列された複数の発光素子と、少なくとも1本の信号ラインと、各発光素子の発光領域内に設けられた電極へ、前記信号ラインから発光のための信号を供給する接続部とを備える発光素子アレイチップの製造方法であって、前記直線状に配列された複数の発光素子を作製する際に、両端の発光素子の外側領域に、少なくとも1個のダミー発光素子をそれぞれ同時に作製する工程と、前記信号ラインと、前記複数の発光素子およびダミー発光素子の各電極への接続部とを、リソグラフィおよびウェットエッチングによって作製する工程と、を含むように構成したものである。
又、上記特開2004−356191号公報に係る発光素子アレイは、金属配線間の漏れ光を抑制した発光素子アレイを提供するため、エピタキシャルウェハ上に形成された発光素子アレイであって、前記エピタキシャルウェハの最上部のエピタキシャル成長層を、発光波長よりもバンドギャップの小さい光吸収材料よりなる光吸収層とし、少なくとも金属配線間は、金属配線間からの漏れ光を吸収するために前記光吸収層で覆われているものである。
また、上記特開2005−259856号公報に係る自己走査型発光素子アレイチップは、チップ面積の小さい、多層配線を用いた自己走査型発光素子アレイチップを提供するため、第1導電型の半導体基板上に、第1導電型の第1の半導体層、第1導電型とは逆導電型の第2導電型の第2の半導体層、第1導電型の第3の半導体層、第2導電型の第4の半導体層が積層されたPNPN構造により形成される長方形状の自己走査型発光素子アレイチップであって、前記PNPN構造上に形成される配線を多層配線とし、各配線層を電気的に独立させた構造としたものである。
特開2001−270150号公報 特開2004−82651号公報 特開2004−356191号公報 特開2005−259856号公報
この発明は、発光素子間の発光光量のばらつきを低減することが可能な発光素子アレイ及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的としている。
すなわち、請求項1に記載された発明は、半導体基板と、
前記半導体基板上に予め定められた間隔で長手方向に沿って配列される複数の発光素子と、
前記半導体基板上に前記複数の発光素子の長手方向と交差する幅方向の一側に前記発光素子に対応して複数設けられ、前記複数の発光素子の点滅を切り替える切替素子と、
前記切替素子に沿って配置され、前記切替素子を第1の状態と第2の状態との間で切り替える切替用の信号線と、
前記半導体基板上に前記切替用の信号線と層を異ならせて前記発光素子の前記切替素子側の端部から前記切替用の信号線及び前記切替素子の上部にまでわたり当該切替用の信号線よりも広い幅で設けられ、前記複数の発光素子に通電して発光させるための発光用信号線とを備えたことを特徴とする発光素子アレイである。
また、請求項2に記載された発明は、前記発光用信号線は、前記切替用の信号線と同じ層に形成された補助の発光用信号線と、前記切替用の信号線と層を異ならせた主の発光用信号線とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の発光素子アレイである。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記発光用信号線は、前記複数の発光素子の発光領域を除いた領域を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子アレイである。
又、請求項4に記載された発明は、像保持体と、
前記像保持体の表面に画像情報に応じて画像露光を施す画像露光手段と、
前記画像露光手段の画像露光によって前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像する現像手段とを備え、
前記画像露光手段として、請求項1乃至3のいずれかに記載された発光素子アレイを用いたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に記載された発明によれば、発光用信号線と切替用の信号線を同じ層に形成する場合と比較して、発光素子間の発光光量のばらつきを低減することができる。
また、請求項2に記載された発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、発光用信号線と発光素子とを確実に接続することができる。
さらに、請求項3に記載された発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、発光素子の発光領域以外からの漏れ光の発生を確実に抑制することができる。
又、請求項4に記載された発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、発光素子間の発光光量のばらつきを低減することができ、画像濃度にばらつきが発生するのを抑制することができる。
図1はこの発明の実施の形態1に係る発光素子アレイを適用した自己走査型発光素子アレイチップを示す要部の平面構成図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係る発光素子アレイを適用した画像形成装置としてのタンデム型のカラー画像形成装置を示す構成図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係る発光素子アレイを適用した画像露光装置を示す断面構成図である。 図4はLEDプリントヘッドを示す平面構成図である。 図5はこの発明の実施の形態1に係る発光素子アレイを適用した自己走査型発光素子アレイチップを示す構成図である。 図6はこの発明の実施の形態1に係る発光素子アレイを適用した自己走査型発光素子アレイを示す等価回路図である。 図7はこの発明の実施の形態1に係る発光素子アレイを適用した自己走査型発光素子アレイチップを示す断面構成図である。 図8はこの発明の実施の形態1に係る発光素子アレイを適用した自己走査型発光素子アレイチップの配列状態を示す構成図である。 図9はこの発明の実施の形態1に係る発光素子アレイを適用した自己走査型発光素子アレイチップを製造するための半導体ウエハを示す構成図である。 図10はこの発明の実施の形態1に係る発光素子アレイを適用した自己走査型発光素子アレイチップの製造工程の途中を示す構成図である。 図11はこの発明の実施の形態1に係る発光素子アレイを適用した自己走査型発光素子アレイチップの作動特性を示すグラフである。 図12はこの発明の実施の形態2に係る発光素子アレイを適用した自己走査型発光素子アレイチップを示す要部の平面構成図である。 図13はこの発明の実施の形態2に係る発光素子アレイを適用した自己走査型発光素子アレイチップを示す断面構成図である。 図14はこの発明の実施の形態2に係る発光素子アレイを適用した自己走査型発光素子アレイチップの製造工程の途中を示す構成図である。 図15はこの発明の実施の形態4に係る発光素子アレイを適用した自己走査型発光素子アレイチップを示す構成図である。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る発光素子アレイを適用した画像形成装置としてのカラー画像形成装置を示すものである。このカラー画像形成装置1は、パーソナルコンピュータ(PC)2から送られてくる画像データをプリントするプリンターとしての機能以外に、画像読取装置3によって読み取られた図示しない原稿の画像を複写する複写機や、画像情報を送受信するファクシミリとしても機能するように構成されている。
カラー画像形成装置1の内部には、図2に示すように、パーソナルコンピュータ(PC)2や画像読取装置3から送られてくる画像データに対して、必要に応じて、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の予め定められた画像処理を施す画像処理部4が配設されているとともに、カラー画像形成装置1全体の動作を制御する制御部5が配置されている。
そして、上記の如く画像処理部4で予め定められた画像処理が施された画像データは、同じく画像処理部4によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の画像データに変換され、次に述べるように、カラー画像形成装置1の内部に設けられた画像出力部6によってフルカラー画像やモノクロ画像として出力される。
上記画像処理部4によってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応して変換された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各画像形成ユニット7Y、7M、7C、7Kの画像露光装置8Y、8M、8C、8Kに送られ、これらの画像露光装置8Y、8M、8C、8Kでは、対応する色の画像データに応じて画像露光が行われる。
上記カラー画像形成装置1の内部には、図2に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット(画像形成部)7Y、7M、7C、7Kが、第1色目のイエロー(Y)の画像形成ユニット7Yが相対的に高く、最終色の黒(K)の画像形成ユニット7Kが相対的に低くなるように、水平方向に対して予め定められた角度だけ傾斜した状態で一定の間隔を隔てて並列的に配置されている。
このように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット7Y、7M、7C、7Kを、予め定められた角度だけ傾斜した状態で配置することにより、これら4つの画像形成ユニット7Y、7M、7C、7Kを水平に配置した場合に比較して、画像形成ユニット7Y、7M、7C、7K間の距離を短く設定することができ、カラー画像形成装置1の幅を小さくして小型化が可能となる。
これらの4つの画像形成ユニット7Y、7M、7C、7Kは、基本的に、形成する画像の色以外は同様に構成されており、図2に示すように、大別して、図示しない駆動手段により矢印A方向に沿って予め定められた速度で回転駆動される像保持体としての感光体ドラム10と、この感光体ドラム10の表面を一様に帯電する一次帯電用の帯電ロール11と、当該感光体ドラム10の表面に予め定められた色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する画像露光手段としての画像露光装置8と、感光体ドラム10上に形成された静電潜像を予め定められた色のトナーで現像する現像手段としての現像装置12と、感光体ドラム10の表面を清掃するクリーニング装置13とから構成されている。
上記感光体ドラム10としては、例えば、直径30mmのドラム状に形成され、表面に有機光導電体(OPC)などを被覆したものが用いられ、図示しない駆動モータにより矢印A方向に沿って予め定められた速度で回転駆動される。
また、上記帯電ロール11としては、例えば、芯金の表面に合成樹脂やゴムからなり電気抵抗を調整した導電層を被覆したロール状の帯電器が用いられ、この帯電ロール11の芯金には、予め定められた帯電バイアスが印加される。
上記画像露光装置8は、図2に示すように、4つの画像形成ユニット7Y、7M、7C、7K毎にそれぞれ個別に配置されており、各画像形成ユニット7Y、7M、7C、7Kに設けられた画像露光装置8としては、LED発光素子を予め定められたピッチ(例えば、600dpi〜2400dpi)で感光体ドラム10の軸方向に沿って直線状に配置したLED発光素子アレイと、当該LED発光素子アレイの各LED発光素子から出射された光を感光体ドラム10上にスポット状に結像するロッドレンズアレイとを備えたものが用いられる。また、上記画像露光装置8は、図2に示すように、下方から感光体ドラム10上に画像を走査露光するように構成されている。
上記画像処理部4からは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット7Y、7M、7C、7Kに個別に設けられた画像露光装置8Y、8M、8C、8Kに、対応する色の画像データが順次出力され、これらの画像露光装置8Y、8M、8C、8Kから画像データに応じて出射された光束は、対応する感光体ドラム10の表面に走査露光され、画像データに応じた静電潜像が形成される。上記感光体ドラム10上に形成された静電潜像は、現像装置12Y、12M、12C、12Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。
上記各画像形成ユニット7Y、7M、7C、7Kの感光体ドラム10上に、順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット7Y、7M、7C、7Kの上方にわたって傾斜した状態で配置された無端ベルト状の中間転写体としての中間転写ベルト14上に、4つの一次転写ロール15Y、15M、15C、15Kによって順次多重に一次転写される。
この中間転写ベルト14は、複数のロールによって架け渡された無端ベルト状部材であって、当該ベルト状部材の下辺走行領域が、その走行方向に沿った下流側が相対的に低く、且つ上流側が相対的に高くなるように、水平方向に対して傾斜した状態で配置されている。
即ち、上記中間転写ベルト14は、図2に示すように、駆動ロール16と、背面支持ロール17と、張力付与ロール18と、従動ロール19との間に一定の張力で掛け回されており、図示しない定速性に優れた駆動モータによって回転駆動される駆動ロール16により、矢印B方向に沿って予め定められた速度で循環移動される。上記中間転写ベルト14としては、例えば、可撓性を有するポリイミドやポリアミドイミド等の合成樹脂フィルムを無端ベルト状に形成したものが用いられる。上記中間転写ベルト14は、その下辺走行領域において、各画像形成ユニット7Y、7M、7C、7Kの感光体ドラム10Y、10M、10C、10Kに接触するように配置されている。
また、上記中間転写ベルト14には、図2に示すように、当該中間転写ベルト14の上部走行領域の左側端部に配置され、中間転写ベルト14上に一次転写されたトナー像を記録媒体21上に二次転写する二次転写手段としての二次転写ロール20が、背面支持ロール17によって張架された中間転写ベルト14の表面に当接するように配置されている。
上記中間転写ベルト14上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、図2に示すように、背面支持ロール17に中間転写ベルト14を介して圧接する二次転写ロール20によって、記録媒体としての記録用紙21上に二次転写され、これらの各色のトナー像が転写された記録用紙21は、鉛直方向の上方に位置する定着装置30へと搬送される。上記二次転写ロール20は、背面支持ロール17の側方に中間転写ベルト14を介して圧接しており、鉛直方向の下方から上方に搬送される記録用紙21上に、各色のトナー像を一括して二次転写するようになっている。
上記二次転写ロール20としては、例えば、ステンレス等の金属からなる芯金の外周に、導電剤を添加したゴム材料等の導電性弾性体からなる弾性体層を予め定められた厚さに被覆したものが用いられる。
そして、上記各色のトナー像が転写された記録用紙21は、定着装置30によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、排出ロール22によって装置1の上端部に設けられた排出トレイ23上に画像面を下にした状態で排出される。
上記記録用紙21は、図2に示すように、装置1内の底部に配置された給紙トレイ24から予め定められたサイズ及び材質のものが、給紙ロール25及び用紙分離搬送用のロール26により一枚ずつ分離された状態で給紙され、レジストロール27まで一旦搬送されて停止される。そして、上記給紙トレイ24から供給された記録用紙21は、予め定められたタイミングで回転するレジストロール27によって中間転写ベルト14の二次転写位置へ送出される。上記記録用紙21としては、普通紙以外にも、表面又は表裏両面にコーティング処理が施されたコート紙等の厚紙なども供給可能となっており、コート紙からなる記録用紙21には、写真画像なども出力される。
トナー像の二次転写工程が終了した中間転写ベルト14の表面は、駆動ロール16の位置に設けられたベルトクリーニング装置28によって残留トナー等が除去されて、次の画像形成工程に備える。尚、図2中、29は、カラー画像形成装置1の各部に電力を供給する電力供給部を示している。
図3はこの発明の実施の形態1に係る発光素子アレイとしての自己走査型発光素子アレイ(SLED:SELF−SCANNING LIGHT−EMITTING DEVICE)を用いたLED発光素子アレイプリントヘッドを示す構成図である。
このLED発光素子アレイプリントヘッド30は、図3に示すように、感光体ドラム10の軸方向に沿って長尺に形成されたハウジング31を備えており、当該ハウジング31の表面には、LED回路基板32が装着されている。また、このLED回路基板32の表面には、図4に示すように、発光素子アレイとしての複数の自己走査型発光素子アレイチップ33が、長手方向に沿って一部が重なるように直線状に配列されており、これらの自己走査型発光素子アレイチップ33から出射された光束は、図3に示すように、ロッドレンズアレイ34によって絞られ、感光体ドラム10の表面に予め定められた直径を有するドット形状に露光される。上記ロッドレンズアレイ34は、ホルダー35に装着されており、当該ホルダー35を介して板バネ36によってプリントヘッド30のハウジング31に取り付けられている。
また、上記LED回路基板32には、図4に示すように、複数の自己走査型発光素子アレイチップ33を画像情報に応じて発光させるための駆動回路36と、画像データを記憶する記憶素子37と、複数の自己走査型発光素子アレイチップ33に通電する電源回路38とが、自己走査型発光素子アレイチップ33の一端部に設けられている。さらに、上記LED回路基板32には、制御部5から画像データや制御信号が送られるワイヤーハーネス39が接続されている。
図5はカソードコモン型の自己走査型発光素子アレイチップ33の基本的な構成を示すものである。また、図6は自己走査型発光素子アレイチップ33上に形成される自己走査型発光素子アレイ41の等価回路を示す回路図である。ただし、この発明は、カソードコモン型の自己走査型発光素子アレイチップに限定されるものではなく、他の方式の発光素子アレイにも適用できることは勿論である。
この自己走査型発光素子アレイ41は、図5及び図6に示すように、大別して、発光素子アレイ41の長手方向である走査方向に沿って直線状に配列された発光部42と、当該発光部42の発光素子アレイ41の長手方向と交差する幅方向に配設されたシフト部43とから構成されている。上記発光部42は、発光素子アレイ41の走査方向に沿って直線状に配列された複数(例えば、128個又は256個等)の発光サイリスタからなる発光素子としての書き込み用発光素子L1〜L128を備えている。これらの書き込み用発光素子L1〜L128は、カソードコモン型の発光サイリスタによって構成されており、カソード電極は、p型のウエハ基板の背面に形成された共通電極44(図7参照)を介して接地されている。また、上記書き込み用発光素子L1〜L128のアノード電極には、書き込み信号φIが書き込みライン45及び抵抗R1を介して印加される。さらに、上記書き込み用発光素子L1〜L128のゲート電極は、シフト部13の対応するスイッチング素子T1〜T128のゲート電極に接続されている。
一方、上記シフト部43は、上述したように、書き込み用発光素子L1〜L128に対応して複数設けられた切替素子としてのスイッチング素子T1〜T128を備えている。これらのスイッチング素子T1〜T128は、例えば、カソードコモン型の発光サイリスタによって構成されており、カソード電極は、p型のウエハ基板の背面に形成された共通電極45を介して接地されている。また、上記スイッチング素子T1〜T128のうち、偶数番目のスイッチング素子T2〜T128のアノード電極には、第1の転送用クロックパルスφ1が電流制限用抵抗R2及び切替用の信号線としての第1の転送ライン46を介して印加されているとともに、奇数番目のスイッチング素子T1〜T127のアノード電極には、第2の転送用クロックパルスφ2が電流制限用抵抗R3及び同じく切替用の信号線としての第2の転送ライン47を介して印加されている。さらに、上記スイッチング素子T1〜T128のゲート電極には、抵抗RL及び電源ライン48を介して電源電圧VGKが印加されている。また、隣接するスイッチング素子T1〜T127のゲート電極間には、番号の小さいスイッチング素子T1〜T127を向いた方向が順方向となるようにダイオードD1〜D128が介在されている。
なお、図5中、符号49〜52は書き込みライン45、第1及び第2の転送ライン46、47、電源ライン48に通電するための書き込み用、第1及び第2の転送用、電源用の電極パッドをそれぞれ示すものである。
図7はカソードコモン型の自己走査型発光素子アレイチップ33を示す断面図である。
図7において、L1〜L128は書き込み用発光素子を示すものであり、71は書き込み用発光素子L1〜L128のアノード電極を、72は書き込み用発光素子L1〜L128のゲート電極を、T1〜T127はスイッチング素子を、73、74はスイッチング素子T2〜T128のアノード電極を、75、76はスイッチング素子T1〜T128のゲート電極を、77は書き込み用発光素子L1〜L128のゲート電極とスイッチング素子T1〜T128のゲート電極75、76とを接続する配線を、46、47は第1及び第2の転送ラインを、45は第1及び第2の転送ライン46、47と第2の絶縁層78を介して層が異なるように形成された書き込みラインをそれぞれ示している。
次に、上記の如く構成される自己走査型発光素子アレイ41の動作について説明すると、この自己走査型発光素子アレイ41では、図6に示すように、まず、スタートパルスφsをLレベル(約0V)にすると同時に第2の転送用クロックパルスφ2をHレベル(約2〜約4V)とし、スイッチング素子T1を第1の状態であるオン状態とする。その後、スタートパルスφsは直ぐにHレベルに戻される。
スイッチング素子T1がオン状態となると、スイッチング素子T1のゲート電極G1の電位は、電源ラインの電圧VGK(例えば、5V)から略0Vにまで低下する。したがって、書き込み信号φIの電圧が、書き込み用発光素子L1のpn接合の拡散電位(約1V)以上であれば、書き込み用発光素子L1を発光状態とすることができる。
次に、第1の転送用クロックパルスφ1の電圧をハイレベルとすると、スイッチング素子T2がオン状態となる。すると、上記スイッチング素子T2のゲート電極G2の電位は、電源ラインの電圧VGKである5Vからほぼ0Vにまで降下する。このスイッチング素子T2の電圧降下の影響は、ダイオードD2を介して右側に隣接するスイッチング素子T3のゲート電極G3に伝えられ、当該スイッチング素子T3のゲート電極G3の電位が約1V(ダイオードD2の順方向の立ち上がり電圧(拡散電位に等しい))となる。
これに対して、上記スイッチング素子T2の電圧降下の影響は、左側に隣接するダイオードD1に対しては、逆バイアス状態となるため、ダイオードD1のゲート電極G1への電位の接続は行われず、スイッチング素子T1のゲート電極G1の電位は5Vのままとなる。
ところで、書き込み用発光素子L1〜L128である発光サイリスタのオン電位は、ゲート電極Gの電位よりもpn接合の拡散電位(約1V)だけ高い電圧で近似することができる。したがって、書き込み用発光素子L1〜L128のアノード電極に印加される書き込み電圧φIを、当該オン電位よりも高く設定すれば、発光サイリスタはオン状態となり発光する。
ここで、書き込み用発光素子Lがオンしている状態で、第2の転送用クロックパルスφ2にハイレベル電圧を印加する。この第2の転送用クロックパルスφ2は、スイッチング素子T3とスイッチング素子T5に同時に加わるが、ハイレベル電圧の値を約2V(スイッチング素子T3をオンさせるために必要な電圧)以上でありかつ約4V(スイッチング素子T5をオンさせるために必要な電圧)以下に設定しておくと、スイッチング素子T3のみをオンとし、これ以外のスイッチング素子T5は、第2の状態であるオフのままにすることができる。
そして、第1の転送用クロックパルスφ1のハイレベル電圧を切ると、スイッチング素子T2がオフ状態となり、発光素子L2がオフとなるとともに、発光素子L3がオン状態となって、オン状態を転送させることができる。従って、2本の第1及び第2の転送用クロックパルスφ1、φ2のハイレベル電圧及びローレベル電圧を切り替えることにより、オン状態が転送されることになる。
いま、第1の転送用クロックパルスφ1の電圧がハイレベルで、スイッチング素子T2がオン状態であるとすると、ゲート電極G2の電位は、電源ラインの電圧VGK(ここでは5Vと想定する)からほぼ0Vにまで低下する。したがって、書き込み信号φIの電圧が、pn接合の拡散電位(約1V)以上であれば、書き込み用発光素子L2を発光状態とすることができる。
これに対して、スイッチング素子T1のゲート電極G1は約5Vであり、スイッチング素子T3のゲート電極G3は約1Vとなる。したがって、発光素子L1の書き込み電圧は約6V、発光素子L3の書き込み電圧は約2Vとなる。そのため、発光素子L2のみに書き込める書き込み信号φIの電圧は、1〜2Vの範囲となり、書き込み信号φIの電圧を1〜2Vとすることにより、発光素子L2のみを発光させることができる。
発光素子L2がオン、すなわち発光状態となると、発光素子L2の発光強度は、書き込み信号φIに流す電流量で決められ、任意の強度にて画像書き込みが可能となる。
また、発光強度を次の発光素子Lに転送するためには、書き込み信号φIラインの電圧を一旦0Vまで低下させて、発光している発光素子L2を一旦オフにしておく必要がある。
このように、自己走査型発光素子アレイ11は、第1及び第2の転送用クロックパルスφ1、φ2の電圧、及び書き込み信号φIラインの電圧を切り替えることで、予め定められた解像度に応じて直線状に配列された書き込み用発光素子L1〜L128を順次走査して発光させることができ、通常の発光素子アレイに比べて印加電圧を切り替える端子としてのボンデイングパッドが少なくてよいという特徴を有しており、半導体チップの面積を小さくすることができる。
上記の如く動作する自己走査型発光素子アレイチップ33は、図4に示すように、LED回路基板32の表面に長手方向に沿って一部が重なるよう直線状に配列されている。その際、上記自己走査型発光素子アレイチップ33は、図8に示すように、書き込み用発光素子L1〜L128がLED回路基板32の表面に長手方向に沿って予め定められたピッチpで連続するように配置されている。
図9はこの発明の実施の形態1に係る半導体チップとしての自己走査型発光素子アレイチップを製造するための半導体ウエハを示すものである。この半導体ウエハ61は、図9に示すように、例えば、GaAs基板等からなるp型のウエハ基板62上に、第1層としてのp型層63と、第2層としてのn型層64と、第3層としてのp型層65と、第4層としてのn型層66からなる複数の半導体層を順次積層して構成されている。なお、図9(b)中、符号67はウエハ基板62の結晶方位を示すオリエンテーションフラット(OF)を表している。
そして、上記半導体チップとしての自己走査型発光素子アレイチップ33は、図9に示すような層構成を有する半導体ウエハ61を準備し、当該半導体ウエハ61の表面に、フォトレジストを塗布した後に、アライナー等によって全面露光を施すか、又はステッパー等を用いた部分塗布工程、更には絶縁性材料の塗布工程を必要に応じて繰り返す半導体装置の製造工程を経て、スイッチング素子T1〜T128、発光素子L1〜L128、ダイオードD1〜D128、抵抗素子R、第1及び第2の転送用クロックパルスφ1、φ2の転送ライン46、47、書き込み信号φIライン45、電源ライン48等を半導体ウエハ61の表面に形成することによって、多数(複数)の自己走査型発光素子アレイチップ33が同時に製造される。
上記自己走査型発光素子アレイチップは、例えば、次のような製造工程によって製造される。
この自己走査型発光素子アレイチップは、例えば、(1)半導体ウエハ1上に電極を形成する工程、(2)基板エッチング工程、(3)絶縁膜や保護膜などの形成工程、(4)配線を形成するための成膜工程および配線形成のための工程、(5)コンタクトホールを形成する工程などからなる半導体装置の製造工程を経て製造される。
特に、この実施の形態に係る自己走査型発光素子アレイチップでは、従来の配線を形成するための成膜工程の後に、第2の絶縁膜形成工程、信号線及び一部パッドの露出工程、第2の配線を形成するための成膜工程が追加されており、書き込み信号φI用の信号線45を、従来の配線を形成するための成膜工程で第1及び第2の転送用クロックパルスφ1、φ2の転送ライン46、47などの他の信号線と同時に形成せずに、図10に示すように、従来の配線を形成するための成膜工程において第1及び第2の転送用クロックパルスφ1、φ2の転送ライン46、47及び電源ライン48を形成した後に、第2の絶縁膜形成工程を行った後、信号線及び一部パッドの露出工程を実施し、図1に示すように、第2の絶縁膜78上に書き込み信号φI用の信号線としての電極45を、第2の配線を形成するための成膜工程において形成するように構成されている。
この書き込み信号φI用の信号線45は、図1に示すように、第1及び第2の転送用クロックパルスφ1、φ2の転送ライン46、47等の他の信号線と層を異にしており、しかも他の信号線よりも大幅に広い幅Wで、自己走査型発光素子アレイ41の発光素子L1〜L128の領域を除いた領域を覆うように形成されている。
また、上記書き込み信号φI用の信号線45は、図7に示すように、当該信号線45の形成工程である第2の配線を形成するための成膜工程において、書き込み用発光素子L1〜L128のアノード電極71と接続される。
以上の構成において、この実施の形態に係る自己走査型発光素子アレイでは、次のようにして、発光素子間の発光光量のばらつきを低減することが可能となっている。
すなわち、この実施の形態1に係る自己走査型発光素子アレイ41では、図1及び図7に示すように、複数の書き込み用の発光素子L1〜L128を点滅させるための書き込み信号φI用の信号線45を、第1及び第2の転送用クロックパルスφ1、φ2の転送ライン46、47等の他の信号線と層を異にし、しかもこれらの信号線46、47よりも大幅に広い幅で形成されている。
更に説明すると、複数の書き込み用の発光素子L1〜L128を点滅させるための書き込み信号φI用の信号線45を、第1及び第2の転送用クロックパルスφ1、φ2の転送ライン46、47等の他の信号線と同じ層に形成した場合には、図5に示すように、これら書き込み信号φI用信号線45、第1及び第2の転送用クロックパルスφ1、φ2の転送ライン46、47等の他の信号線の線幅が、自己走査型発光素子アレイチップ33の全幅W0によって制限され、書き込み信号φI用信号線45の線幅を広くすることができず、直線状に配置される複数の書き込み用発光素子L1〜L128のアノード電極71に印加する電圧が、電圧印加用の端部と反対側の端部に行くにしたがって電圧降下によって低下し、書き込み用発光素子L1〜L128の発光強度にばらつきを生じる虞れがある。
これに対して、上記実施の形態の場合には、図1に示すように、複数の書き込み用発光素子L1〜L128を点滅させるための書き込み信号φI用信号線45の幅を、第1及び第2の転送用クロックパルスφ1、φ2の転送ライン46、47等の他の信号線によって制限されることなく、大幅に広く設定することができる。そのため、書き込み信号φI用信号線45に書き込み電圧φIを印加した際に、図11に示すように、電圧印加用のパッド49から離れても書き込み信号φI用信号線45の長手方向に沿って電圧降下が生じるのを抑制することができ、複数の書き込み用発光素子L1〜L128のアノード電極71に予め定められた書き込み電圧φIをほぼ印加して発光部電流を通電することができるので、複数の書き込み用発光素子L1〜L128間の発光光量のばらつきを低減することが可能となっている。
また、書き込み用発光素子L1〜L128の発光光量を増加させるためには、書き込み信号φI用信号線45に大きな電流を流すことができる。
実施の形態2
図12はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、前記発光用信号線は、前記切替用の信号線と同じ層に形成された補助の発光用信号線と、前記切替用の信号線と層を異ならせた主の発光用信号線とから構成されている。
すなわち、この実施の形態2では、図14に示すように、書き込み信号φI用の信号線45を形成する際に、従来の自己走査型発光素子アレイチップ33と同様に、他の信号線と同様に、補助の書き込み信号φI用信号線45aを形成しておき、第2の配線を形成するための成膜工程において、各書き込み用発光素子L1〜L128のアノード電極の側方に対応した位置に、当該補助の書き込み信号φI用信号線45aに主の書き込み信号φI用信号線45を接続する接続部80を、補助の書き込み信号φI用信号線45aの長手方向に沿って矩形状に形成し、当該接続部80を介して補助の書き込み信号φI用信号線45aと主の書き込み信号φI用信号線45とを接続するように構成されている。そのため、第2の絶縁層78には、接続部80を形成するための絶縁膜孔81が形成されている。
この実施の形態2は、図12及び図13に示すように、書き込み用発光素子L1〜L128のアノード電極71への接続を、第1層目の配線を形成する工程で実施し、主の書き込み信号φI用信号線45を第2層目の配線を形成する工程で形成するものであるが、書き込み用発光素子L1〜L128のアノード電極71への接続を第1層目とし、当該補助の書き込み信号φI用信号線45aに第2層目の絶縁膜孔81を介して主の書き込み信号φI用信号線45を接続することで、第2層目の主の書き込み信号φI用信号線45で書き込み用発光素子L1〜L128のアノード電極71に直接接続する場合に比較して、接続部分の段差による書き込み信号φI用信号線45の断線を軽減することができる。
また、第1層目の配線を形成する工程として、従来のマスクをそのまま使用することができ、第2層目の配線を形成する工程で使用するマスクも簡単な構成のもので良く、コストアップを抑制することができる。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態3
図15はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態3では、前記発光用信号線は、前記複数の発光素子の発光領域を除いた領域を覆うように形成されている。
すなわち、この実施の形態3では、図15に示すように、書き込み信号φI用の信号線45によって、自己走査型発光素子アレイチップ33の書き込み用発光素子L1〜L128の発光部以外の領域をすべて覆うように構成されている。
また、上記自己走査型発光素子アレイチップ33では、基本的に書き込み用発光素子L1〜L128の発光部が発光するが、スイッチング素子T1〜T128も発光素子L1〜L128と同様の層構成を有しており、書き込み用発光素子L1〜L128とスイッチング素子T1〜T128の間に位置する電極以外の領域や、スイッチング素子T1〜T127とスイッチング素子T2〜T128の間に位置する電極以外の領域などから、漏れ光が発生する虞れがある。
この発明の実施の形態1においては、図1に示すように、書き込み用発光素子L1〜L128とスイッチング素子T1〜T128の間に位置する領域や、スイッチング素子T1〜T127とスイッチング素子T2〜T128の間に位置する領域を、幅の広い書き込み信号φI用信号線45によって覆っているので、漏れ光が発生する虞れは非常に少ない。
この実施の形態3では、漏れ光の発生をほぼ確実に抑制するため、書き込み信号φI用信号線45によって書き込み用発光素子L1〜L128の発光部を除いたすべての領域を覆うように構成されている。
ここで、書き込み用発光素子L1〜L128の発光部とは、図7において、第2層としてのn型層64と、第3層としてのp型層65と、第4層としてのn型層66から構成される書き込み用発光素子L1〜L128の領域を意味している。
このように、上記実施の形態3では、漏れ光の発生をほぼ確実に抑制することができるので、漏れ光によって感光体ドラム10の表面が不本位に露光されてしまい、画像の解像度等が低下するのを抑制することができる。
33:自己走査型発光素子アレイチップ、45:書き込み信号φI用信号線、46、47:第1及び第2の転送用クロックパルスφ1、φ2の転送ライン、L1〜L128:書き込み用発光素子、T1〜T128:スイッチング素子。

Claims (4)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に予め定められた間隔で長手方向に沿って配列される複数の発光素子と、
    前記半導体基板上に前記複数の発光素子の長手方向と交差する幅方向の一側に前記発光素子に対応して複数設けられ、前記複数の発光素子の点滅を切り替える切替素子と、
    前記切替素子に沿って配置され、前記切替素子を第1の状態と第2の状態との間で切り替える切替用の信号線と、
    前記半導体基板上に前記切替用の信号線と層を異ならせて前記発光素子の前記切替素子側の端部から前記切替用の信号線及び前記切替素子の上部にまでわたり当該切替用の信号線よりも広い幅で設けられ、前記複数の発光素子に通電して発光させるための発光用信号線とを備えたことを特徴とする発光素子アレイ。
  2. 前記発光用信号線は、前記切替用の信号線と同じ層に形成された補助の発光用信号線と、前記切替用の信号線と層を異ならせた主の発光用信号線とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の発光素子アレイ。
  3. 前記発光用信号線は、前記複数の発光素子の発光領域を除いた領域を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子アレイ。
  4. 像保持体と、
    前記像保持体の表面に画像情報に応じて画像露光を施す画像露光手段と、
    前記画像露光手段の画像露光によって前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像する現像手段とを備え、
    前記画像露光手段として、請求項1乃至3のいずれかに記載された発光素子アレイを用いたことを特徴とする画像形成装置。
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