JP5567532B2 - 選択装置、選択方法、プログラム、及び、記録媒体 - Google Patents

選択装置、選択方法、プログラム、及び、記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、選択装置、選択方法、プログラム、及び、記録媒体に関し、特に、商品の販売者の選択に関するものである。
従来から、複数の販売者から商品の登録を受け付け、それらの商品に関するWEBページをユーザに提示し、商品の取引を行うショッピングシステムが知られている(例えば、特許文献1)。このようなショッピングシステムにおいて、同じ商品が複数の販売者によって販売されることがある。このような場合、ユーザは、同じ商品について、各販売者が提供する商品のWEBページを参照して比較・検討を行い、自らの希望する条件を最も満たすものを購入するのが一般的である。
特開2010−152441号公報
しかしながら、ユーザにとっては、同じ商品についていずれの販売者から購入するのがよいか比較検討するのが煩わしいという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するもので、ある商品を販売する販売者を一つ選択するのに好適な選択装置、選択方法、プログラム、及び、記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る選択装置は、
第1販売者により第1販売条件で販売されている販売物が完売した後に、前記販売物を第2販売条件で販売することができる第2販売者を選択する選択装置であって、
申出締切日時を設定する設定部、
前記設定された申出締切日時まで、一人または複数の販売申出者から、少なくとも前記販売物の販売個数、販売価格ならびに紹介文書を含む前記販売物の販売条件の申出を受け付ける受付部、
前記設定された申出締切日時に至ると、前記受け付けられた申出にかかる販売条件に基づいて、前記一人または複数の申出からいずれかを選択し、前記選択された申出に係る販売申出者を前記第2販売者とし、前記選択された申出に係る販売条件を前記第2販売条件とする選択部、
前記第1販売者により前記第1販売条件で販売されている前記販売物の在庫数を取得する取得部、
前記取得された在庫数が0になると、前記第2販売者による販売を開始するために前記第2販売条件に係る紹介文書を公開する公開部
を備えることを特徴とする。
また、上記観点に係る選択装置は、
前記取得された在庫数から、前記第1販売者により前記第1販売条件で販売されている前記販売物が完売する完売日時を推定する推定部
をさらに備え、
前記設定部は、前記推定された完売日時より以前の日時を申出締切日時として設定する
ことを特徴とする。
また、上記観点に係る選択装置において、
前記設定部は、前記推定された完売日時よりあらかじめ定めた猶予期間だけ以前の日時を申出締切日時として設定する
ことを特徴とする。
また、上記観点に係る選択装置において、
前記受付部は、前記第1販売者による前記販売物の販売が開始されてから完売するまでの期間と、前記第1販売条件に含まれる販売個数と、に基づいて、最低個数を定め、
前記受付部は、前記販売条件に含まれる販売個数が前記定められた最低個数未満の申出の受付を拒絶する
ことを特徴とする。
また、上記観点に係る選択装置において、
前記第1販売者により前記第1販売条件で販売されている前記販売物が完売すると、前記第2販売者を新たな第1販売者として、前記取得部による取得、前記推定部による推定、前記設定部による設定、前記選択部による選択が実行されることにより、新たな第2販売者が選択されることを繰り返す
ことを特徴とする。
また、上記観点に係る選択装置において、
前記選択部は、前記販売条件に含まれる販売価格、前記販売条件に含まれる販売個数、前記販売条件に含まれる紹介文書の情報量に基づいて定められる得点が最も高い申出を選択し、
前記得点は、前記販売価格が安いほど、前記販売個数が多いほど、前記紹介文書の情報量が多いほど、高く定められる
ことを特徴とする。
また、上記観点に係る選択装置において、
前記紹介文書の情報量は、前記紹介文書に含まれる文字数、画像数、もしくは、画像のサイズにより定められる
ことを特徴とする。
また、上記観点に係る選択装置において、
前記受け付けられた申出のうち、ある申出に係る紹介文書の情報量は、他の申出に係る紹介文書に登場しない単語の数により定められる
ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る選択方法は、
第1販売者により第1販売条件で販売されている販売物が完売した後に、前記販売物を第2販売条件で販売することができる第2販売者を選択し、設定部と、受付部と、選択部と、取得部と、公開部と、を備える選択装置が実行する選択方法であって、
前記設定部が、申出締切日時を設定する設定工程、
前記受付部が、前記設定された申出締切日時まで、一人または複数の販売申出者から、少なくとも前記販売物の販売個数、販売価格ならびに紹介文書を含む前記販売物の販売条件の申出を受け付ける受付工程、
前記選択部が、前記設定された申出締切日時に至ると、前記受け付けられた申出にかかる販売条件に基づいて、前記一人または複数の申出からいずれかを選択し、前記選択された申出に係る販売申出者を前記第2販売者とし、前記選択された申出に係る販売条件を前記第2販売条件とする選択工程、
前記取得部が、前記第1販売者により前記第1販売条件で販売されている前記販売物の在庫数を取得する取得工程、
前記公開部が、前記取得された在庫数が0になると、前記第2販売者による販売を開始するために前記第2販売条件に係る紹介文書を公開する公開工程
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
第1販売者により第1販売条件で販売されている販売物が完売した後に、前記販売物を第2販売条件で販売することができる第2販売者を選択する選択装置として機能させるプログラムであって、
前記プログラムは、前記コンピュータを、
申出締切日時を設定する設定部、
前記設定された申出締切日時まで、一人または複数の販売申出者から、少なくとも前記販売物の販売個数、販売価格ならびに紹介文書を含む前記販売物の販売条件の申出を受け付ける受付部、
前記設定された申出締切日時に至ると、前記受け付けられた申出にかかる販売条件に基づいて、前記一人または複数の申出からいずれかを選択し、前記選択された申出に係る販売申出者を前記第2販売者とし、前記選択された申出に係る販売条件を前記第2販売条件とする選択部、
前記第1販売者により前記第1販売条件で販売されている前記販売物の在庫数を取得する取得部、
前記取得された在庫数が0になると、前記第2販売者による販売を開始するために前記第2販売条件に係る紹介文書を公開する公開部
として機能させることを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
コンピュータを、
第1販売者により第1販売条件で販売されている販売物が完売した後に、前記販売物を第2販売条件で販売することができる第2販売者を選択する選択装置として機能させるプログラムであって、
前記プログラムは、前記コンピュータを、
申出締切日時を設定する設定部、
前記設定された申出締切日時まで、一人または複数の販売申出者から、少なくとも前記販売物の販売個数、販売価格ならびに紹介文書を含む前記販売物の販売条件の申出を受け付ける受付部、
前記設定された申出締切日時に至ると、前記受け付けられた申出にかかる販売条件に基づいて、前記一人または複数の申出からいずれかを選択し、前記選択された申出に係る販売申出者を前記第2販売者とし、前記選択された申出に係る販売条件を前記第2販売条件とする選択部、
前記第1販売者により前記第1販売条件で販売されている前記販売物の在庫数を取得する取得部、
前記取得された在庫数が0になると、前記第2販売者による販売を開始するために前記第2販売条件に係る紹介文書を公開する公開部
として機能させることを特徴とするプログラムを記録する。
本発明によれば、ある商品を販売する販売者を一つ選択するのに好適な選択装置、選択方法、プログラム、及び、記録媒体を提供することができる。
本発明の実施形態に係る選択装置と、ショッピングサーバと、販売者端末と、ユーザ端末との関係を示す図である。 選択装置と、ショッピングサーバと、販売者端末と、ユーザ端末との間で行われる通信の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る選択装置が実現される典型的な情報処理装置の概要構成を示す図である。 実施形態1に係る選択装置の概要構成を示す図である。 紹介文書を説明するための図である。 販売申出受付ページを説明するための図である。 販売者テーブルを説明するための図である。 販売条件記入ページを説明するための図である。 登録商品テーブルを説明するための図である。 申出履歴テーブルを説明するための図である。 販売者商品テーブルを説明するための図である。 販売条件記入ページを説明するための図である。 実施形態1に係る選択装置の各部が行う選択処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態2に係る選択装置の概要構成を示す図である。 在庫数の変化を説明するための図である。 実施形態2に係る選択装置の各部が行う選択処理を説明するためのフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
(1.全体構成)
本発明の実施形態に係る選択装置100は、図1に示すように、インターネット500に接続される。インターネット500には、ショッピングサーバ200と、販売者端末301、302〜30m(以下、これらを総称して「販売者端末300」という)と、ユーザ端末401、402〜40n(以下、これらを総称して「ユーザ端末400」という)と、が接続されている。販売者端末300は、商品の販売者が使用する端末である。ユーザ端末400は、販売者の商品の閲覧・購入を行うユーザが使用する端末である。ショッピングサーバ200は、販売者端末300から送信された商品の情報を登録し、ユーザ端末400からの要求に応じて、登録されている商品の情報を提示する。また、ユーザ端末400から商品の注文を受け付け、販売者端末300に注文についての情報を送信する。以下、このような販売形態を「通常の販売形態」という。
また、ショッピングサーバ200は、複数の販売者から商品について販売の委託を受け付け、ショッピングサーバ200において複数の販売者の商品に対する注文を取りまとめ、当該注文にかかる商品をまとめてユーザに配送する販売形態も採用する。以下、このような販売形態を、「取りまとめ販売形態」という。例えば、各販売者の商品を、ショッピングサーバ200を管理する者が所有する倉庫に予め集めて置いておき、ユーザから注文があった場合に、その倉庫で商品を取りまとめて配送する。取りまとめ販売形態では、ユーザは複数の店舗にまたがって商品の購入が可能であり、それらの商品は当該倉庫から配送されるので、販売者毎に送料を支払う通常の販売形態に比べて送料が安くなるという利点がある。
選択装置100は、取りまとめ販売形態において、一つの商品につき販売者(店舗)を一つに限定するため、当該商品について販売を希望する複数の販売者の中から一つを選択するものである。以下、現在取りまとめ販売形態において、ある商品を販売する権利を有する者として選択された販売者を、「第1販売者」といい、第1販売者の次に当該商品について販売する権利を有する者として選択される販売者を「第2販売者」という。
取りまとめ販売形態において、選択装置100、ショッピングサーバ200、販売者端末300及びユーザ端末400の間で行われる通信について、図2を用いて説明する。図2では、商品Aの売買及び商品Aの第2販売者の選択の際に行われる通信について示す。
ユーザ端末400は、商品Aの紹介文書の閲覧要求をショッピングサーバ200に送信する(10)。
紹介文書とは、商品の価格や仕様、品質等を紹介する文書であり、ユーザ端末400で閲覧されるWEBページ等である。
ショッピングサーバ200は、閲覧要求に応じて商品Aの紹介文書をユーザ端末400に送信する(20)。ショッピングサーバ200が送信する紹介文書は、現在商品Aを販売する権利を有している第1販売者が提供する紹介文書である。
また、ユーザ端末400は、商品Aの注文をショッピングサーバ200へ送信する(30)。
ショッピングサーバ200は、販売者が商品の受注実績を確認できるように、第1販売者が使用する販売者端末300に商品Aの受注通知を送信する(40)。
また、ショッピングサーバ200は、注文に対する確認の通知をユーザ端末400に送信する(50)。そして、商品Aを保管する倉庫から、ユーザ端末400のユーザ宛に商品Aが配送される。
また、ショッピングサーバ200は、選択装置100に、商品Aの在庫数を通知する(60)。
選択装置100は、第1販売者の商品Aがショッピングサーバ200で販売されている間に、第1販売者の次に商品Aを販売する第2販売者を選択するため、販売者端末300から商品Aの販売の申出を受け付ける。販売者端末300は、販売の申出を選択装置100に送信する(70)。
選択装置100は、申出締切日時まで販売者端末300から申出を受け付ける。そして、申出締切日時を経過した後、受け付けた申出の中からいずれかを選択する。選択装置100は、申出を送信した販売者端末300のすべてに選択結果を通知する(80)。選択された申出を送信した販売者は、商品Aを、第1販売者の商品Aが完売するまでにショッピングサーバ200の管理者が所有する倉庫に送る。
選択装置100は、第1販売者の商品Aが完売すると(在庫が0になると)、第2販売者が提供する商品Aの紹介文書をショッピングサーバ200に公開させる(90)。例えば、ショッピングサーバ200が公開する商品Aの紹介文書のURL(Uniform Resource Locator)は固定され、第1販売者の商品Aが完売すると、選択装置100は、第1販売者が提供した紹介文書の内容を第2販売者が提供した紹介文書の内容に書き換える。また、例えば、第1販売者の紹介文書と第2販売者の紹介文書とは異なるURLが割り当てられ、第1販売者の商品Aが完売すると、選択装置100は、商品Aの紹介文書のURLを、第1販売者の紹介文書のURLから第2販売者の紹介文書のURLに切り替える。なお、第1販売者の紹介文書から第2販売者の紹介文書に切り替える手法はこれらに限らず、第1販売者の紹介文書と第2販売者の紹介文書とが、第1販売者の商品が完売したときにリアルタイムで切り替えることができるものであれば、どのような手法でもよい。そして、ショッピングサーバ200は、第1販売者の商品Aが完売した後、第2販売者の紹介文書をユーザ端末400に公開し、第2販売者より委託をうけた商品Aの販売を開始する。
なお、以下に示す実施形態では、選択装置100とショッピングサーバ200とは、図1に示すようにインターネット500を介して接続されるが、この例に限らない。例えば、選択装置100とショッピングサーバ200とが同じ装置により実現されてもよい。あるいは、選択装置100とショッピングサーバ200とが直接接続されてもよい。
(2.情報処理装置の概要構成)
本発明の実施形態に係る選択装置100が実現される典型的な情報処理装置600について説明する。
情報処理装置600は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)601と、ROM(Read only Memory)602と、RAM(Random Access Memory)603と、NIC(Network Interface Card)604と、画像処理部605と、音声処理部606と、DVD−ROM(Digital Versatile Disc ROM)ドライブ607と、インターフェース608と、外部メモリ609と、コントローラ610と、モニタ611と、スピーカ612と、を備える。
CPU 601は、情報処理装置600全体の動作を制御し、各構成要素と接続され制御信号やデータをやりとりする。
ROM 602には、電源投入直後に実行されるIPL(Initial Program Loader)が記録され、これが実行されることにより、所定のプログラムをRAM 603に読み出してCPU 601による当該プログラムの実行が開始される。また、ROM 602には、情報処理装置600全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータが記録される。
RAM 603は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、DVD−ROMから読み出したプログラムやデータ、その他、通信に必要なデータ等が保持される。
NIC 604は、情報処理装置600をインターネット等のコンピュータ通信網に接続するためのものであり、LAN(Local Area Network)を構成する際に用いられる10BASE−T/100BASE−T規格にしたがうものや、電話回線を用いてインターネットに接続するためのアナログモデム、ISDN(Integrated Services Digital Network)モデム、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネットに接続するためのケーブルモデム等と、これらとCPU 601との仲立ちを行うインターフェース(図示せず)により構成される。
画像処理部605は、DVD−ROM等から読み出されたデータをCPU 601や画像処理部605が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって加工処理した後、これを画像処理部605が備えるフレームメモリ(図示せず)に記録する。フレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換され、モニタ611に出力される。これにより、各種のページ表示が可能となる。
音声処理部606は、DVD−ROM等から読み出した音声データをアナログ音声信号に変換し、これに接続されたスピーカ612から出力させる。また、CPU 601の制御の下、情報処理装置600が行う処理の進行の中で発生させるべき音を生成し、これに対応した音声をスピーカ612から出力させる。
DVD−ROMドライブ607に装着されるDVD−ROMには、例えば、実施形態に係る選択装置100を実現するためのプログラムが記憶される。CPU 601の制御によって、DVD−ROMドライブ607は、これに装着されたDVD−ROMに対する読み出し処理を行って、必要なプログラムやデータを読み出し、これらはRAM 603等に一時的に記憶される。
インターフェース608には、外部メモリ609、コントローラ610、モニタ611、及びスピーカ612が、着脱可能に接続される。
外部メモリ609には、ユーザの個人情報に関するデータなどが書き換え可能に記憶される。
コントローラ610は、情報処理装置600の各種の設定時などに行われる操作入力を受け付ける。情報処理装置600のユーザは、コントローラ610を介して指示入力を行うことにより、これらのデータを適宜外部メモリ609に記録することができる。
モニタ611は、画像処理部605により出力されたデータを情報処理装置600のユーザに提示する。
スピーカ612は、音声処理部606により出力された音声データを情報処理装置600のユーザに提示する。
この他、情報処理装置600は、ハードディスク等の大容量外部記憶装置を用いて、ROM 602、RAM 603、外部メモリ609、DVD−ROMドライブ607に装着されるDVD−ROM等と同じ機能を果たすように構成してもよい。
以下、上記情報処理装置600において実現される選択装置100について、図1乃至16を参照して説明する。情報処理装置600の電源を投入することにより、実施形態に係る選択装置100として機能させるプログラムが実行され、実施形態に係る選択装置100が実現される。
(3.実施形態1の選択装置の概要構成)
本実施形態の選択装置100は、販売者が申出を行う際に指定した販売条件に基づいて、取りまとめ販売形態において、ある商品を販売する権利を有する者を選択する。具体的には、選択装置100は、第1販売者により第1販売条件で販売されている販売物(商品)が完売した後に、販売物を第2販売条件で販売することができる第2販売者を選択するものである。第1販売条件とは、第1販売者が販売の申出を行ったときに指定した販売条件であり、第2販売条件とは、第2販売者が販売の申出を行ったときに指定した販売条件である。
選択装置100は、図4に示すように、設定部101と、受付部102と、選択部103と、取得部104と、公開部105と、から構成される。
設定部101は、申出締切日時を設定する。
申出締切日時は、選択装置100の管理者等が任意に設定することができる。例えば、設定部101は、第1販売者により商品Aが販売されてから3日経過した時を、申出締切日時と設定する。
本実施形態では、CPU 601が、設定部101として機能する。なお、後述する実施形態2においても同様である。
受付部102は、設定された申出締切日時まで、一人または複数の販売申出者から、少なくとも販売物の販売個数、販売価格ならびに紹介文書を含む販売物の販売条件の申出を受け付ける。なお、実施形態1及び2では、選択部103により選択された第i番目の販売者に対する第i番目の申出締切日時が、第i+1番目の販売者を選択するための第i+1番目の申出開始日時とする。受付部102は、申出開始日時から申出締切日時まで、申出を受け付ける。
販売申出者とは、第1販売者の商品が完売した後に、当該商品について販売を希望する者である。販売申出者は、当該商品について、ショッピングサーバ200の倉庫に納品できる販売個数と、取りまとめ販売形態において希望する販売価格と、当該商品の紹介文書と、を申出の際に指定する。
紹介文書の例を図5に示す。紹介文書710には、商品の販売価格や在庫数の他に、商品の画像711や、商品の詳細な説明712等が含まれる。
受付部102は、販売者端末300により申出を希望するアクセスを受け付けると、販売者を特定するためのページ(以下、「販売申出受付ページ」という)を提示し、当該ページにIDとパスワードを記入させる。販売申出受付ページの例を図6に示す。販売申出受付ページ720には、販売者ID 721と、予め登録されたパスワード722と、ログインボタン723と、が含まれる。
例えば、選択装置100のRAM 603等には、ショッピングサーバ200において商品を販売している店舗の情報が登録されたテーブル(以下、「販売者テーブル100a」という)が格納されている。受付部102は、販売者テーブル100aを参照して、申出をした販売者を特定する。販売者テーブル100aには、例えば、図7に示すように、販売者を特定する販売者ID 100a1と、予め登録されたパスワード100a2と、当該販売者の販売者名100a3と、当該販売者の住所100a4と、ショッピングサーバ200で公開されている当該販売者の販売者URL 100a5と、が対応付けて登録されている。
例えば、図7の1行目は、販売者ID“301”及びパスワード“xxxx”の組み合わせが、“ショップ301”の販売者を示し、当該販売者の住所が“XXX”、当該販売者のURLが“http://www.aaa.jp/301/”であることを示す。
販売申出受付ページ720において正しい販売者IDとパスワードが記入されログインボタン723がクリックされると、受付部102は、次に、販売者端末300に販売条件の内容を登録させるためのページ(以下、「販売条件記入ページ」という)を提示し、当該ページに販売条件の内容を記入させる。販売条件記入ページの例を図8に示す。販売条件記入ページ730には、商品の商品ID、商品名、及び現在販売している第1販売者の情報731と、現在の販売価格の欄732と、販売条件の目安の欄733と、希望販売価格の欄734と、希望販売個数の欄735と、紹介文書のURLの欄736と、登録ボタン737と、が含まれる。販売条件の目安733には、ショッピングサーバ200において望ましい商品の委託販売個数や、紹介文書の文字数や、商品の平均販売価格等が記される。なお、現在商品の販売を行っている第1販売者の第1販売条件を示してもよい。
例えば、選択装置100のRAM 603等には、取りまとめ販売形態において扱う商品についての情報が登録されたテーブル(以下、「登録商品テーブル100b」という)が格納されている。受付部102は、登録商品テーブル100bを参照して、販売条件記入ページにおいて提示する情報を取得する。登録商品テーブル100bには、例えば、図9に示すように、商品を識別するための商品ID 100b1と、当該商品の商品名100b2と、現在当該商品を販売している販売者を識別するための販売者ID 100b3と、当該商品の現在の在庫数100b4と、現在の販売条件100b5と、が対応付けて登録されている。すなわち、登録商品テーブル100bに登録されている販売者ID 100b3が示す販売者が第1販売者であり、販売条件100b5が第1販売条件である。
商品ID 100b1は、例えば、JAN(Japanese Article Number)コード、又は、ショッピングサーバ200の管理者が使用する任意の識別子である。販売条件100b5は、例えば、販売価格100b51、販売個数100b52と、紹介文書の情報量100b53と、を含む。
販売価格100b51は、第1販売者により提示された価格である。販売個数100a52は、第1販売者が委託した商品の個数である。紹介文書の情報量100b53は、例えば、第1販売者により提供された紹介文書の文字数である。販売者ID 100b3及び販売条件100b5は、商品の販売者が第1販売者から第2販売者に切り替わる度に、すなわち、在庫数100b4が0になる度に変更される。また、在庫数100b4は、ショッピングサーバ200において、商品の売買が行われる度に変更される。
例えば、図9の1行目は、販売者ID“301”の販売者“ショップ301”により、100個の商品Aが販売価格148円で当該商品の販売が委託され、現在の在庫数が50個であり、現在ショッピングサーバ200で開示されている商品Aの紹介文書が“350文字”であることを示す。受付部102は、この情報に基づいて、販売条件記入ページにおける商品Aについての現在の販売者(第1販売者)や販売価格等を表示する。なお、販売条件の目安は、管理者が適宜設定することもできるし、過去の第1販売者の履歴から平均等を求めて、自動的に決定することができるようにしてもよい。
販売申出者は、販売条件記入ページに記された現在の販売価格やその他の販売条件を参照して、商品Aについて希望する販売価格を欄734に、希望する販売個数を欄735に、自らが作成した商品Aの紹介文書のURLを欄736に、記入する。そして、登録ボタン737をクリックすると、申出が完了し、当該申出を受付部102が受け付ける。
受付部102は、販売者端末300から申出を受け付けると、例えば、当該申出をテーブル(以下、「申出履歴テーブル100c」という)に登録する。申出履歴テーブル100cは、例えば、RAM 603等に格納される。申出履歴テーブル100cには、例えば、図10に示すように、商品の商品ID 100c1と、販売申出者を特定する販売者ID 100c2と、当該販売申出者により指定された販売価格100c3と、販売個数100c4と、紹介文書URL 100c5と、紹介文書の情報量100c6と、当該申出を受け付けた申出日時100c7と、公開フラグ100c8と、第2販売者フラグ100c9と、が対応付けて登録されている。
紹介文書の情報量100c6とは、例えば、販売申出者により指定された紹介文書URLが示す紹介文書に含まれる文字数である。紹介文書の情報量100c6は、例えば、受付部102が申出を受け付けると、受付部102により求められる。あるいは、申出締切日時に至ると、第2販売者を選択する際に、選択部103により求められるようにしてもよい。
公開フラグ100c8とは、取りまとめ販売形態をとるショッピングサーバ200において、紹介文書URL 100c5が現在商品Aの紹介文書として公開されているか否かを示すものである。現在公開されている紹介文書URLを含む申出の履歴は、公開フラグ“1”と設定される。
第2販売者フラグ100c9とは、選択部103が選択した第2販売者が、販売申出者のうち誰であるかを示すものである。設定された申出締切日時に至ると、選択部103により、販売申出者の中から第2販売者を選択する処理が行われ、第2販売者に選択された販売申出者の申出の履歴に、第2販売者フラグ“1”と設定される。
図10の申出履歴テーブル100cは、販売者ID“301”、“302”、及び“30m”の販売者が商品Aについて申出を行ったことを示している。現在は、まだ申出締切日時に至っていないこととする。したがって、いずれの履歴にも第2販売者フラグは設定されない。例えば、図10の申出履歴テーブル100cの2行目は、受付部102が、商品ID“A”の商品Aについて、販売者ID“302”の販売者から、販売価格“150円”、販売個数“120個”、紹介文書のURL“http://www.aaa.jp/302/AAA”を指定する申出を、2011年8月3日18時に、受け付けたことを示す。また、図10の申出履歴テーブル100cの1行目は、第1販売者である販売者ID“301”の販売者“ショップ301”による申出の履歴である。販売者“ショップ301”は、現在委託している商品Aが完売した後、商品Aを新たに100個委託販売することを希望している。販売者“ショップ301”の紹介文書は現在公開されているので、公開フラグが“1”と設定されている。
なお、紹介文書URLは、販売条件記入ページで指定されなくてもよい。例えば、販売申出受付ページにおいて、販売の申出を行う販売者が特定されると、ショッピングサーバ200では、当該販売者が通常の販売形態において使用している商品Aの紹介文書(WEBページ)を特定することができるので、当該紹介文書のURLを申出にかかる紹介文書URLとしてもよい。この場合、販売者が通常の販売形態において使用している紹介文書を変更したい場合は、新たな紹介文書のURLを指定することができるようにしてもよい。
また、各販売者が、申出を行う予定の商品について作成した紹介文書や販売条件を、申出をする前に予め登録しておけるようにしてもよい。そして、受付部102により販売者が特定されると、予め登録した紹介文書や販売条件の情報が、販売条件記入ページに記入された状態で表示されるようにしてもよい。
例えば、選択装置100のRAM 603等には、販売者が申出をする前に登録した紹介文書や販売条件の情報が登録されたテーブル(以下、「販売者商品テーブル100d」という)が格納されている。販売者商品テーブル100dには、例えば、図11に示すように、販売者ID 100d1と、商品の商品ID 100d2と、商品名100d3と、当該商品の紹介文書URL 100d4と、販売条件100d5と、が対応付けて登録されている。販売条件100d5は、販売申出者が希望する販売価格100d51と、希望する販売個数100d52と、紹介文書URL 100d4が示す紹介文書の情報量100d53とを含む。受付部102は、販売者端末300から正しい販売者ID及びパスワードを受け付けると販売申出者を特定し、当該販売者ID及び販売者商品テーブル100dを参照して、販売申出者の紹介文書URLや販売条件を特定する。そして、受付部102は、特定された紹介文書URLや販売条件を販売条件記入ページに記入して表示する。
例えば、販売者“ショップ302”が販売申出受付ページで販売者IDとパスワードを指定して、受付部102により、販売申出者が“ショップ302”と特定されると、図12に示すように、販売申出受付ページの欄734に販売者商品テーブル100d(図11)の販売価格100d51の“151円”が、欄735に販売個数100d52の“120個”が、欄736に紹介文書URL 100d4の“http://www.aaa.jp/302/AAA”が、記入された状態で表示される。
販売申出者“ショップ302”が、この販売条件記入ページ(図12)において、希望販売価格(欄734)を“150円”に変更して登録ボタン737をクリックしたとすると、受付部102は、欄734、735、736に記入された内容が指定された申出を受け付ける。そして、受付部102は、図10に示すように、申出履歴テーブル100cに申出において指定された販売価格“150円”等を登録する。
このように、紹介文書や販売条件を予め登録しておき、販売条件記入ページにおいて、記入内容の確認や希望販売価格等の変更のみを行えば申出の受付が完了するようにしておくことにより、販売者の入力の手間を省くことができる。
なお、店舗テーブル100a、登録商品テーブル100b、申出履歴テーブル100c、又は、販売者商品テーブル100dはショッピングサーバ200に格納されており、選択装置100が適宜インターネット等を介してそれらのテーブルを参照するようにしてもよい。
また、受付部102が提示する販売条件記入ページは、図8の例に限らない。例えば、選択装置200により第2販売者として選択されるための、条件を示すようにしてもよい。例えば、販売個数や紹介文書の情報量は、第1販売者や他の申出販売者よりも良いが、販売価格が高く、このままでは選択されないと選択部103が判断した場合、受付部102は、図12の欄733に示されるように、選択されるための販売価格を示すようにしてもよい。
本実施形態では、CPU 601、NIC 604、及び画像処理部605が協働して、受付部102として機能する。なお、後述する実施形態2においても同様である。
選択部103は、設定された申出締切日時に至ると、受け付けられた申出にかかる販売条件に基づいて、一人または複数の申出からいずれかを選択し、選択された申出に係る販売申出者を第2販売者とし、選択された申出に係る販売条件を第2販売条件とする。
具体的には、選択部103は、販売条件に含まれる販売価格、販売条件に含まれる販売個数、販売条件に含まれる紹介文書の情報量に基づいて定められる得点が最も高い申出を選択する。当該得点は、販売価格が安いほど、販売個数が多いほど、紹介文書の情報量が多いほど、高く定められる。
ここで、紹介文書の情報量は、例えば、紹介文書に含まれる文字数の他に、画像数、もしくは、画像のサイズにより定められるようにしてもよい。すなわち、文字数や画像数が多いほど、又は、画像サイズが大きいほど、情報量が多いとし、高い得点が定められる。あるいは、受け付けられた申出のうち、ある申出に係る紹介文書の情報量は、他の申出に係る紹介文書に登場しない単語の数により定められるようにしてもよい。すなわち、他の申出に係る紹介文書に登場しない単語の数が多いほど、情報量が多いとし、高い得点が求められる。
あるいは、紹介文書の情報量についての得点は、所定のフォーマットに従っているか否かによって定めるようにしてもよい。例えば、紹介文書内の説明文が400文字以上で“1点”、画像が2つ以上ある場合は“1点”、というように得点を求めてもよい。また、商品が食品である場合は製造年月日や消費期限等が記載されていれば“1点”、商品が電化製品の場合には、耐用年数が記載されていれば“1点”、というように、商品の種類に基づいてユーザにとって有用な情報を予め設定しておき、そのような情報が記載されている場合は得点が加算されるようにしてもよい。
例えば、選択部103は、申出履歴テーブル100cを参照して、受け付けた申出のうち、最も安い販売価格を“10点”、その次に安い販売価格を“9点”というように点数をつけ、同様に、販売個数や紹介文書の情報量についても最も多い順から“10点”、“9点”、“8点”、・・・と点数を付ける。そして、選択部103は、販売価格についての得点、販売個数についての得点、及び紹介文書の情報量の得点を合計して最も得点の高い申出の販売者を選択する。
選択部103が、図10の申出履歴テーブル100c基づいて、第2販売者を選択する例を説明する。図10の申出履歴テーブル100cを参照すると、“ショップ301”の販売条件の合計得点は27点(販売価格:10点、販売個数:9点、紹介文書の情報量:8点)、“ショップ302”の販売条件の合計得点は28点(販売価格:8点、販売個数:10点、紹介文書の情報量:10点)、“ショップ30m”の販売条件の合計得点は26点(販売価格:9点、販売個数:8点、紹介文書の情報量:9点)である。したがって、選択部103は第2販売者として“ショップ302”を選択し、“ショップ302”が申出で指定した販売条件を第2販売条件とする。また、選択部103は、申出履歴テーブル100cにおいて、“ショップ302”の申出の履歴の第2販売者フラグ100c9に“1”と設定する。
販売価格が安いと、ユーザにより購入され易くなる。また、販売個数が多ければ、在庫切れの可能性が低くなり、ユーザによる購入機会を逃すことを減らすことができる。また、紹介文書の情報量が多いほど、ユーザは商品についての情報を多く得られることができるので、ユーザは購入の判断がし易くなる。したがって、得点が高い販売条件を提示した申出の販売者を選択することにより、ユーザにより最も利用され易い販売者を選択することができる。
なお、この得点は、商品によって重み付けを行ってもよい。例えば、一般的によく知られた商品は、ユーザは当該商品の詳細な情報を必要としないことが考えられるので、紹介文書の情報量が多くてもユーザの購入には寄与しないことが予想される。このような場合は、販売価格や販売個数に基づいて定められた得点よりも、寄与率を低く設定して、合計得点を求めるようにしてもよい。例えば、販売価格についての得点が“10点”、販売個数についての得点が“6点”、紹介文書の情報量についての得点“8点”の場合、紹介文書の情報量の得点の寄与率を“0.5”として、合計得点を10点×1.0+6点×1.0+8×0.5=20点と求める。
また、紹介文書の情報量についての得点は、商品の紹介文書毎でなく、販売申出者が通常の販売形態においてショッピングサーバ200で公開している全部の紹介文書、又は、申出に係る商品と同じ商品カテゴリの商品の紹介文書の情報量を求め、それらの平均や最頻値等により求めるようにしてもよい。
また、販売個数は多いほど高い得点が定められるとしたが、これに限らず、例えば、適当な販売個数を設定し、当該販売個数に近いほど高い得点が定められるようにしてもよい。例えば、委託される販売個数が少ないとすぐに在庫切れが発生してしまうので好ましくないが、ショッピングサーバ200の管理者にとっては、倉庫のスペースは限られているので、あまり多くの商品が一度に送られても保管場所に困るといった問題が生じることもある。このような場合には、適当な個数を適当な間隔で納品する販売者の方が、管理者にとっては好ましい。したがって、管理者が設定した販売個数に近いほど高い得点を付けるようにすることにより、ユーザのみならず、管理者の都合も考慮して販売者を選択することができる。
また、選択部103は、第2販売者を選択した後、販売申出者に選択結果を通知するようにしてもよい。この場合、申出を行ったが選択されなかった販売申出者に対しては、選択されなかった旨と一緒に、何が原因で選択されなかったかを通知するようにしてもよい。例えば、上記例において“ショップ301”には、販売個数と紹介文書の情報量が他の販売申出者に負けたので選択されなかった旨を通知する。
本実施形態では、CPU 601及びNIC 604が協働して、選択部103として機能する。なお、後述する実施形態2においても同様である。
取得部104は、第1販売者により第1販売条件で販売されている販売物の在庫数を取得する。
例えば、取得部104は、登録商品テーブル100bの在庫数100b4を参照して、商品Aの現在の在庫数“50個”を取得する。
本実施形態では、CPU 601及びNIC 604が協働して、取得部104として機能する。なお、後述する実施形態2においても同様である。
公開部105は、取得された在庫数が0になると、第2販売者による販売を開始するために第2販売条件に係る紹介文書を公開する。
例えば、公開部105は、申出履歴テーブル100cの公開フラグ100c8と第2販売者フラグ100c9を参照して現在公開されている紹介文書と次に公開する紹介文書とを特定し、第1販売者の在庫数が0になったときに紹介文書を切り替える。例えば、“ショップ301”の公開フラグ100c8が“1”と設定され、“ショップ302”の第2販売者フラグ100c9が“1”と設定されている場合、公開部105は、“ショップ301”の商品Aが完売すると、“ショップ302”の商品Aの販売を受け付ける紹介文書“http://www.aaa.jp/302/AAA”を公開し、“ショップ301”の紹介文書“http://www.aaa.jp/301/AAA”を非公開にする。同時に、公開部105は、申出履歴テーブル100cを更新する。すなわち、“ショップ302”の公開フラグ100c8を“1”と設定し、“ショップ301”の公開フラグ100c8及び“ショップ302”の第2販売者フラグ100c9を消去する。
また、第1販売者の商品が完売すると、更新された申出履歴テーブル100cを参照して、商品登録テーブル100bの内容が更新される。例えば、第1販売者の“ショップ301”の商品Aが完売すると、公開部105が、更新後の申出履歴テーブル100cを参照して、図9の登録商品テーブル100bの販売者ID 100b3を“302”に、在庫数100b4を“120個”に、販売価格100b51を“150円”、販売個数100b52を“120個”に、紹介文書の情報量100b53を“450文字”に更新する。
また、販売者商品テーブル100dに基づいて販売価格等が記入された販売条件記入ページにおいて、販売者によって希望販売価格が変更された申出が、選択部103により選択されたとする。この場合、公開部105は、予め登録された紹介文書の販売価格の部分を自動的に修正して、修正後の紹介文書を公開する。
例えば、販売者商品テーブル100d(図11)に、“ショップ302”の商品Aについての販売価格は“151円”と登録されているが、販売申出者が、販売条件記入ページにおいて希望販売価格を“150円”と変更したとする。この場合、申出履歴テーブル100cには、変更後の希望販売価格“150円”が登録される。公開部105は、申出履歴テーブル100cの販売価格100c3を参照して紹介文書“http://www.aaa.jp/302/AAA”の販売価格の部分を“151円”から“150円”に変更し、変更後の紹介文書を公開する。
このように公開部105を構成することにより、販売者は、紹介文書を変更の度に修正しなくてもよく、また、申出の際に指定した販売価格と紹介文書に記載された販売価格とが一致しないという間違いも生じなくさせることができる。
なお、公開部105は、第2販売者の紹介文書を、第1販売者の商品Aの在庫が0になる前に公開するようにしてもよい。この場合、第2販売者の紹介文書はユーザ端末400により閲覧可能であるが、第2販売者の商品Aの販売は開始しておらず、ショッピングサーバ200は、第2販売者の商品Aについての注文は受け付けない。
本実施形態では、CPU 601、NIC 604、及び画像処理部605が協働して、公開部105として機能する。なお、後述する実施形態2においても同様である。
そして、第1販売者により第1販売条件で販売されている販売物が完売すると、第2販売者を新たな第1販売者として、取得部104による取得、設定部101による設定、選択部103による選択が実行されることにより、新たな第2販売者が選択されることを繰り返す。また、第2販売条件は、第1販売条件として登録商品テーブル100bに登録される。
(4.実施形態1の選択装置の動作)
次に、本実施形態の選択装置100の動作について説明する。選択装置100に電源が投入されると、CPU 601は図13に示す選択処理が開始される。
設定部101は、申出締切日時を設定する(ステップS101)。
例えば、設定部101は、第1販売者である“ショップ301”により商品Aが販売されてから3日経過した時を、申出締切日時と設定する。
受付部102は、販売者端末300を操作する販売者から、商品の販売個数、販売価格ならびに紹介文書を含む販売条件の申出を受け付ける(ステップS102)。
例えば、商品Aについて、受付部102は、図6の販売申出受付ページや図8の販売条件記入ページを販売者端末300に提示する。そして、例えば、“ショップ302”により、販売価格“150円”、販売個数“120個”、紹介文書のURL“http://www.aaa.jp/302/AAA”を指定する申出を受け付け、申出に係る販売価格等の情報を申出履歴テーブル100cに登録する。
そして、受付部102は、現時点が申出締切日時か否かを判断する(ステップS103)。受付部102が、現時点が申出締切日時であると判断すると(ステップS103;Yes)、申出の受付を終了し、受け付けた申出の中から一つの申出を選択する(ステップS104)。そして、選択部103は、選択結果を、申出を送信した販売者端末300に送信する(ステップS105)。一方、受付部102が、現時点は申出締切日時でないと判断すると(ステップS103;No)、そのまま待機する。
例えば、第1販売者の“ショップ301”により商品Aが販売されてから3日経過した場合、受付部102は、販売申出者からの申出の受付を終了し、選択部103は、申出履歴テーブル100c(図10)を参照して、登録されている申出の履歴から一つの申出を選択する。選択部103は、販売条件について得点を求め、当該得点の高い販売条件に係る申出を選択する。“ショップ302”を第2販売者として選択した場合、選択部103は、“ショップ302”には選択された旨を、“ショップ301”及び“ショップ30m”には、選択されなかった旨及びその理由を通知する。また、選択部103は、申出履歴テーブル100c(図10)において、“ショップ302”の第2販売者フラグ100c9に“1”を設定する。一方、第1販売者の“ショップ301”により商品Aが販売されてから3日経過していない場合は、受付部102は引き続き申出を受け付ける。
次に、取得部104は、第1販売者が委託した商品の在庫数を取得し、当該在庫数が0か否かを判断する(ステップS106)。取得部104が、当該在庫数が0であると判断すると(ステップS106;Yes)、公開部105は、ステップS104の処理で選択された販売者(申出)に対応する第2販売者の紹介文書をショッピングサーバ200に公開させる(ステップS107)。一方、取得部104が、当該在庫数が0でないと判断した場合(ステップS106;No)、そのまま待機する。
例えば、取得部104は、登録商品テーブル100bの在庫数100b4を参照し、在庫数が0であると判断すると、公開部105は“ショップ302”の紹介文書“http://www.aaa.jp/302/AAA”を公開する。一方、取得部104が、在庫数が0でないと判断した場合、引き続き在庫数100b4を参照して待機する。
そして、ステップS101に戻り、第2販売者を第1販売者とし、第2販売条件を第1販売条件として、ステップS101以降の処理を繰り返す。
例えば、選択部103により第2販売者として選択された“ショップ302”を第1販売者とし、“ショップ302”が提示した希望販売価格等を第1販売条件として登録商品テーブル100bに登録される。そして、新たな第2販売者を選択するため、申出が受付部102により受け付けられる。
本実施形態によれば、一つの商品について販売者を一つだけに限定することにより、ユーザは同一商品の比較・検討することなく、スムーズに商品の購入を行うことができる。そして、販売者の切替えは、第1販売者の在庫が完売してから行われるので、在庫の返品を行わなくてよく、販売者又は管理者は煩雑な手続を行わなくてよい。また、販売者の選択において、販売価格だけでなく、他の要素を考慮することにより、販売者間の価格競争を防ぐことができる。また、商品の紹介文書の情報量を考慮して販売者を選択するので、ショッピングサーバ200で公開されるコンテンツの充実を図ることができる。さらに、選択された販売者がショッピングサーバ200に登録している紹介文書をそのまま公開することができるので、販売申出の際の手間を省くことができる。
なお、本実施形態において、商品IDは販売者間で共通のIDとしたが、これに限らない。例えば、各販売者は、商品を識別するための商品IDを独自に有していてもよい。この場合、選択装置100では、ショッピングサーバ200で扱う商品を識別するためのID(例えば、「カタログID」という)を用いて商品が識別される。例えば、図8のWEBページの商品IDや登録商品テーブル100b等の各テーブルの商品IDがカタログIDで置き換えられる。なお、各テーブルには販売者が独自に付した商品IDも登録されるようにしてもよい。
カタログIDを用いる場合、選択装置100は、例えば、販売者IDと、当該販売者IDの販売者が付した商品IDと、カタログIDとの対応関係を記したテーブルを有する。販売者端末300が、独自の商品IDが指定された申出を送信すると、選択装置100は、当該申出を受け付け、対応関係を記したテーブルを参照して、販売者ID及び商品IDからカタログIDを求める。あるいは、対応関係を記したテーブルは、各販売者端末300が有しており、独自の商品IDを指定して申出を行うと、自動的にカタログIDが指定された申出が選択装置100に送信されるようにしてもよい。
(5.実施形態2の選択装置の概要構成)
本実施形態の選択装置100は、商品の完売日時に基づいて申出締切日時を設定することができるものである。
選択装置100は、図14に示すように、設定部101と、受付部102と、選択部103と、取得部104と、公開部105と、推定部106と、から構成される。本実施形態において、選択部103、取得部104、及び、公開部105は、実施形態1と同様の機能を有する。以下、異なる機能を有する設定部101、受付部102、及び、推定部106について説明する。
図15に、取りまとめ販売形態における商品Aの在庫数の変化の例を示す。例えば、商品Aの現在の倉庫における在庫がX(i−2)個であり、第1販売者である(i−1)番目の販売者が商品AをA(i−1)個納品すると(納品811)、倉庫の在庫数はX(i−2)+A(i−1)となる。そして、(i−1)番目の販売者の商品Aの販売が開始されてから(販売開始812)、しばらく経過すると、申出締切日時(申出締切813)となり、第2販売者のi番目の販売者が選択され、i番目の販売者は商品AをA(i)個納品する(納品821)。このとき、倉庫の在庫数は、第1販売者の商品Aの在庫数X(i−1)と足し合わせて、X(i−1)+A(i)となる。そして、第1販売者の商品Aが完売すると(完売814)、i番目の販売者の商品Aが販売される(販売開始822)。また、申出締切813となった時点が、i+1番目の販売者を選択するための申出開始日時(申出開始830)となる。以下、図15の例を参照して、推定部106、設定部101、受付部102の機能について説明する。
なお、図15の例では、便宜上、申出締切813、823と同時に納品821、831がされているが、実際には、申出締切の後1、2日後に納品される。
推定部106は、取得された在庫数から、第1販売者により第1販売条件で販売されている販売物(商品)が完売する完売日時を推定する。
例えば、取りまとめ販売形態において、第1販売者から納品された商品Aが100個あり、商品Aが1日に20個売れているとする。この場合、第1販売者により納品された商品Aは5日で完売すると推定される。第1販売者により納品された商品Aが2011年8月1日の12時に販売開始されたとすると、推定部106は、当該販売日時から5日後の2011年8月6日12時を完売日時と推定する。図15の例では、販売開始812、822、832からの傾斜に基づいて完売日時を推定することができる。
なお、推定部105は、完売日時を推定するにあたって、取りまとめ販売形態における売れ行きを参考することに限らず、通常の販売形態における第1販売者の商品の販売実績に基づいて、商品の完売日時を推定するようにしてもよい。例えば、取りまとめ販売形態において販売実績が少なく、通常の販売形態においての販売実績が多い場合等には、完売日時をより正確に推定することができる。
また、例えば、販売時の季節等により、過去の売れ行きにより推定された完売日時より実際に完売する日時は変動することが考えられる。したがって、推定部105は、昨年の同じ時期の販売実績に基づいて完売日時を推定するようにしてもよい。
本実施形態では、CPU 601が、推定部106として機能する。
設定部101は、推定部106により推定された完売日時より以前の日時を申出締切日時として設定する。
例えば、設定部101は、申出締切日時を、第2販売者が納品に要する時間を考慮して定める。例えば、商品を保管する倉庫から最も遠い住所の販売者より商品が送られた場合に、倉庫に商品が到着するまでの期間(以下、「最長納品所要期間」という)を求める。そして、当該販売者が第2販売者に選択されたとしても、在庫が何個あれば、商品Aが納品される前に第1販売者の商品Aが在庫切れになることがないかを推定する。この在庫数は、最長納品所要期間と商品Aの販売傾向とにより求められる。つまり、最長納品所要期間に商品Aは何個売れるかを推定する。この在庫数は、例えば、図15のX(i−1)、X(i)、X(i+1)である。在庫数が、X(i−1)、X(i)、X(i+1)になったときに申出を締め切り、選択された第2販売者は納品可能期間825、835内に納品する。推定した販売動向が、実際の商品の売れ行きと変わらなければ、納品可能期間は最長納品所用期間と等しくなる。したがって、推定した販売動向と実際の売れ行きに大きな差が無ければ、第2販売者は、第1販売者の商品Aが完売するまでに納品することができる。これにより、倉庫に在庫がないという状態を防ぐことができ、ユーザへの配送が遅くなることを防ぐことができる。さらに、申出締切日時は第1販売者の販売動向に基づいて決められるので、販売申出者には申出が締め切られる瞬間が分からず、選択装置100へのアクセスの集中を防ぐことができる。
また、設定部101は、推定部106により推定された完売日時よりあらかじめ定めた猶予期間だけ以前の日時を申出締切日時として設定するようにしてもよい。例えば、第2販売者より商品が納品されてから配送可能にするまで要する期間を求め、当該期間を猶予期間とする。当該期間が1日であるとすると、設定部101は、推定された完売日時より1日間前の日時を申出締切日時と設定する。
受付部102は、第1販売者による販売物の販売が開始されてから完売するまでの期間と、第1販売条件に含まれる販売個数と、に基づいて、最低個数を定め、受付部102は、販売条件に含まれる販売個数が定められた最低個数未満の申出の受付を拒絶する。
例えば、(i−1)番目の販売者による商品Aの販売が開始されてから(販売開始812)から完売するまで(完売814)の期間と、第1販売条件の販売個数“100個”から、取りまとめ販売形態において、商品Aがどの程度の速さで完売するかを知ることができる。例えば、上記のように第2販売者の商品の納品に要する期間を考慮する場合、納品に要する期間で販売が完了する販売個数の最大の個数を最低個数とする。このように、最低個数を求めると、(i−1)番目の販売者の商品Aが完売した後に申出の受付が開始されるのは、申出開始840の時点であるので、(i+2)番目の販売者を選択するための申出において、販売個数が当該最低個数未満の申出の受付を拒絶することができる。販売申出者は最低個数以上であれば、希望する販売個数を指定することができる。
なお、最低個数を求めるにあたって、実際に完売するまでの期間でなく、推定部106により推定された完売日時を用いてもよい。この場合、(i−1)番目の販売者の商品Aが完売する時を待たなくてよいので、受付部102は、(i−1)番目の販売者の商品Aの販売が開始された後に申出の受付が開始(申出開始830)される(i+1)番目の販売者を選択するための申出において、最低個数未満の申出の受付を拒絶することができる。
この他、受付部102は、申出に指定された販売価格や紹介文書の情報量が所定の基準を満たしていない場合は、申出を受け付けないようにするようにしてもよい。取りまとめ販売形態において、例えば、管理者が紹介文書の内容の質を重視したいとした場合に、質の低い紹介文書については受け付けないようにすることができる。また、商品によって紹介文書の内容の質を重視するものとしないものに分けて、申出の受付を拒絶するか否かを判断するようにしてもよい。例えば、一般によく知られた商品については、紹介文書の内容がユーザの購入に寄与することは少ないと考えられるので、このような商品について、内容の質が低い紹介文書が指定された申出がなされても、当該申出の受付を拒絶しないようにしてもよい。
あるいは、受付部102は、図8に示すように、販売条件の目安を販売申出者に提示するのではなく、ショッピングサーバ200側で希望する販売価格、販売個数、又は紹介文書の情報量を決め、その条件に同意できると承認した販売者の申出のみを受け付けるようにしてもよい。
このように、所定の条件を満たさない申出の受付を拒絶することにより、選択部103が行う処理が軽減される。
第1販売者により第1販売条件で販売されている販売物が完売すると、第2販売者を新たな第1販売者として、取得部104による取得、推定部106による推定、設定部101による設定、選択部103による選択が実行されることにより、新たな第2販売者が選択されることを繰り返す。
(6.実施形態2の選択装置の動作)
次に、本実施形態の選択装置100の各部が行う動作について図16のフローチャートを用いて説明する。選択装置100に電源が入れられると、CPU 601は図16に示す選択処理を開始する。なお、図16のフローチャートにおいて、ステップS204〜S208は図13のフローチャートのステップS103〜S107の処理と同様の処理を行う。したがって、これらの説明は省略する。
受付部102は、販売者端末300を操作する販売者から、商品の販売個数、販売価格ならびに紹介文書を含む販売条件の申出を受け付ける(ステップS201)。
例えば、受付部102は、申出開始820(図15)のタイミングになると、i番目の販売者として販売を希望する者の申出を受け付ける。また、受付部102は、所定の基準を満たさない申出の受付を拒絶する。
推定部106は、第1販売者の商品の完売日時を推定する(ステップS202)。
例えば、(i−1)番目の販売者の商品Aが販売されてから(販売開始812)、所定の期間の売れ行き動向(販売開始812からの在庫数の傾斜)に基づいて、(i−1)番目の販売者の商品Aの完売日時を推定する。
設定部101は、完売日時より以前の日時を申出締切日時として設定する(ステップS203)。
例えば、設定部101は、第2販売者であるi番目の販売者が商品Aを納品するのに要する時間を考慮して、申出締切後にi番目の販売者が商品Aを配送して、(i−1)番目の販売者の商品Aが完売するまでに納品することが可能なように、申出締切日時を設定する。
そして、ステップS204〜S208の処理を行った後、ステップS201に戻り、第2販売者を第1販売者とし、第2販売条件を第1販売条件として、ステップS201以降の処理を繰り返す。
本実施形態によれば、第1販売者の商品の完売日時を推定することにより、適当な申出締切販売日時を設定することができる。これにより、商品の在庫切れを防ぐことができる。
本発明によれば、ある商品を販売する販売者を一つ選択するのに好適な選択装置、選択方法、プログラム、及び、記録媒体を提供することができる。
100 選択装置
101 設定部
102 受付部
103 選択部
104 取得部
105 公開部
106 推定部
200 ショッピングサーバ
301、302〜30m、300 販売者端末
401、402〜40n、400 ユーザ端末
500 インターネット
600 情報処理装置
601 CPU
602 ROM
603 RAM
604 NIC
605 画像処理部
606 音声処理部
607 DVD−ROMドライブ
608 インターフェース
609 外部メモリ
610 コントローラ
611 モニタ
612 スピーカ
710 紹介文書
711 画像
712 商品の詳細な説明
720 販売申出受付ページ
721 販売者ID
722 パスワード
723 ログインボタン
730 販売条件記入ページ
731 情報
732、733、734、735、736 欄
737 登録ボタン

Claims (11)

  1. 第1販売者により第1販売条件で販売される販売物を当該第1販売者の次に販売する申出締切日時を設定する設定部、
    前記設定された申出締切日時まで、一人または複数の販売申出者から、少なくとも前記販売物の販売個数、販売価格ならびに紹介文書を含む前記販売物の販売条件の申出を受け付ける受付部、
    前記設定された申出締切日時に至ると、前記受け付けられた申出にかかる販売条件に基づいて、前記一人または複数の申出からいずれかを選択し、前記選択された申出に係る販売申出者を第2販売者とし、前記選択された申出に係る販売条件を第2販売条件とする選択部、
    前記第1販売者により前記第1販売条件で販売されている前記販売物の在庫数を取得する取得部、
    前記第2販売者が選択された後に、前記第1販売者により販売されている販売物の前記在庫数が所定の条件と満たすと、前記第2販売者の販売物の販売を開始させる制御部
    を備えることを特徴とする選択装置。
  2. 請求項1に記載の選択装置であって、
    前記取得された在庫数から、前記第1販売者により前記第1販売条件で販売されている前記販売物が完売する完売日時を推定する推定部
    をさらに備え、
    前記設定部は、前記推定された完売日時より以前の日時を申出締切日時として設定する
    ことを特徴とする選択装置。
  3. 請求項2に記載の選択装置であって、
    前記設定部は、前記推定された完売日時よりあらかじめ定めた猶予期間だけ以前の日時を申出締切日時として設定する
    ことを特徴とする選択装置。
  4. 請求項3に記載の選択装置であって、
    前記受付部は、前記第1販売者による前記販売物の販売が開始されてから完売するまでの期間と、前記第1販売条件に含まれる販売個数と、に基づいて、最低個数を定め、
    前記受付部は、前記販売条件に含まれる販売個数が前記定められた最低個数未満の申出の受付を拒絶する
    ことを特徴とする選択装置。
  5. 請求項4に記載の選択装置であって、
    前記第1販売者により前記第1販売条件で販売されている前記販売物が完売すると、前記第2販売者を新たな第1販売者として、前記取得部による取得、前記推定部による推定、前記設定部による設定、前記選択部による選択が実行されることにより、新たな第2販売者が選択されることを繰り返す
    ことを特徴とする選択装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の選択装置であって、
    前記選択部は、前記販売条件に含まれる販売価格、前記販売条件に含まれる販売個数、前記販売条件に含まれる紹介文書の情報量に基づいて定められる得点が最も高い申出を選択し、
    前記得点は、前記販売価格が安いほど、前記販売個数が多いほど、前記紹介文書の情報量が多いほど、高く定められる
    ことを特徴とする選択装置。
  7. 請求項6に記載の選択装置であって、
    前記紹介文書の情報量は、前記紹介文書に含まれる文字数、画像数、もしくは、画像のサイズにより定められる
    ことを特徴とする選択装置。
  8. 請求項6に記載の選択装置であって、
    前記受け付けられた申出のうち、ある申出に係る紹介文書の情報量は、他の申出に係る紹介文書に登場しない単語の数により定められる
    ことを特徴とする選択装置。
  9. 設定部と、受付部と、選択部と、取得部と、制御部と、を備える選択装置が実行する選択方法であって、
    前記設定部が、第1販売者により第1販売条件で販売される販売物を当該第1販売者の次に販売する申出締切日時を設定する設定工程、
    前記受付部が、前記設定された申出締切日時まで、一人または複数の販売申出者から、少なくとも前記販売物の販売個数、販売価格ならびに紹介文書を含む前記販売物の販売条件の申出を受け付ける受付工程、
    前記選択部が、前記設定された申出締切日時に至ると、前記受け付けられた申出にかかる販売条件に基づいて、前記一人または複数の申出からいずれかを選択し、前記選択された申出に係る販売申出者を第2販売者とし、前記選択された申出に係る販売条件を第2販売条件とする選択工程、
    前記取得部が、前記第1販売者により前記第1販売条件で販売されている前記販売物の在庫数を取得する取得工程、
    前記制御部が、前記第2販売者が選択された後に、前記第1販売者により販売されている販売物の前記在庫数が所定の条件を満たすと、前記第2販売者の販売物の販売を開始させる制御工程
    を備えることを特徴とする選択方法。
  10. コンピュータを、
    第1販売者により第1販売条件で販売される販売物を当該第1販売者の次に販売する申出締切日時を設定する設定部、
    前記設定された申出締切日時まで、一人または複数の販売申出者から、少なくとも前記販売物の販売個数、販売価格ならびに紹介文書を含む前記販売物の販売条件の申出を受け付ける受付部、
    前記設定された申出締切日時に至ると、前記受け付けられた申出にかかる販売条件に基づいて、前記一人または複数の申出からいずれかを選択し、前記選択された申出に係る販売申出者を第2販売者とし、前記選択された申出に係る販売条件を第2販売条件とする選択部、
    前記第1販売者により前記第1販売条件で販売されている前記販売物の在庫数を取得する取得部、
    前記第2販売者が選択された後に、前記第1販売者により販売されている販売物の前記在庫数が所定の条件と満たすと、前記第2販売者の販売物の販売を開始させる制御部
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  11. コンピュータを、
    第1販売者により第1販売条件で販売される販売物を当該第1販売者の次に販売する申出締切日時を設定する設定部、
    前記設定された申出締切日時まで、一人または複数の販売申出者から、少なくとも前記販売物の販売個数、販売価格ならびに紹介文書を含む前記販売物の販売条件の申出を受け付ける受付部、
    前記設定された申出締切日時に至ると、前記受け付けられた申出にかかる販売条件に基づいて、前記一人または複数の申出からいずれかを選択し、前記選択された申出に係る販売申出者を第2販売者とし、前記選択された申出に係る販売条件を第2販売条件とする選択部、
    前記第1販売者により前記第1販売条件で販売されている前記販売物の在庫数を取得する取得部、
    前記第2販売者が選択された後に、前記第1販売者により販売されている販売物の前記在庫数が所定の条件と満たすと、前記第2販売者の販売物の販売を開始させる制御部
    として機能させることを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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