JP5566589B2 - 紙葉類収納カセットおよび紙葉類載置台 - Google Patents

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本発明は、紙幣や小切手等の紙葉類の収納を行う紙葉類収納カセットおよびこの紙葉類収納カセットの筐体の内部に設けられた紙葉類載置台に関し、とりわけ、紙葉類載置台上にある紙葉類を繰り出しローラにより繰り出す際に、紙葉類が斜行してしまう等の問題が発生することを抑制することができるとともに、紙葉類を紙葉類載置台の上に1枚ずつ載置する際に、紙葉類載置台に載置された紙葉類を略水平状態に維持することができる紙葉類収納カセットおよび紙葉類載置台に関する。
従来から、紙幣や小切手等の紙葉類の収納や投出を行う紙葉類処理装置に、紙葉類収納カセットが着脱自在に収容されていることが知られている。このような紙葉類収納カセットは、略直方体形状の筐体と、筐体の上面に設けられ、当該筐体の外部から内部への紙葉類の投入および筐体の内部から外部への紙葉類の投出を行うための投出入口と、筐体の内部に設けられ、投出入口により筐体の外部から内部に投入された紙葉類が収納される紙葉類収納部と、を備えている。
また、筐体の内部には、投出入口により筐体の外部から内部に投入された紙葉類を紙葉類載置台に送るとともにこの紙葉類載置台に集積された紙葉類を投出入口に繰り出す収納繰出機構が設けられている。ここで、収納繰出機構は、筐体の上面に設けられた投出入口の近傍に設置されている。また、紙葉類載置台は筐体内で昇降自在となっており、筐体の外部から内部へ紙葉類を投入する際には紙葉類載置台を下降させ、この紙葉類載置台を収納繰出機構から遠ざけるようにする。一方、筐体の内部から外部へ紙葉類を投出する際には紙葉類載置台を上昇させ、この紙葉類載置台を収納繰出機構の近傍に位置させるようにする。
従来の紙葉類処理装置の例として、例えば特許文献1に開示されるものが知られている。特許文献1に開示される紙幣入金機において、紙幣を収納する収納庫に、昇降可能なステージが設けられている。このステージは、紙幣を収納庫の内部に取り込む際に、紙幣の集積に伴って徐々に降下する。また、紙幣を収納庫の外部に投出する際には、紙幣を繰り出すための繰り出しローラに対してステージ上の紙幣を当接させるために、ステージは紙幣の繰り出しに伴って上昇する。一般的に、このようなステージは樹脂製の1枚の板から構成されており、この板は略水平方向に延びるよう配置されるとともに、収納庫の側壁に沿って昇降方向にスライドするようになっている。
また、従来の紙葉類処理装置の他の例として、例えば特許文献2に開示されるものが知られている。特許文献2には、紙幣入出金装置等の内部に、紙幣が積層状態で載置されるステージが設けられていることが開示されている。特許文献2に開示される紙幣入出金装置には、ステージを上下動させる駆動部が設けられており、この駆動部によってステージを上下動させている。また、ステージの上方には左右一対の繰り出しローラが設けられており、紙幣入出金装置から紙幣を出金する際には、ステージを上昇させてステージ上の紙幣を各繰り出しローラに当接させ、この左右一対の繰り出しローラにより紙幣の繰り出しを行うようになっている。
特開2002−99942号公報 特開2007−286752号公報
しかしながら、特許文献1、2等に開示されるような従来の紙葉類処理装置では、紙葉類が積層状態で載置されるステージが1枚の板から構成されているため、左右一対となるようステージの上方に設けられた各繰り出しローラの設置高さが互いに異なる場合や、ステージ上に積層状態で載置された紙葉類の束の左右の高さが異なる場合には、ステージ上にある紙葉類に対して、左右一対の繰り出しローラにより与えられる押圧力(グリップ力)が異なるようになってしまう。この場合、ステージに載置された複数の紙葉類のうち最上位にある紙葉類を左右一対の繰り出しローラにより繰り出そうとした際に、紙葉類が斜行してしまう等の問題が発生し、紙葉類を正確に繰り出すことができないおそれがある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、紙葉類載置台上にある紙葉類に対して複数の繰り出しローラにより与えられる押圧力(グリップ力)をほぼ同じ大きさとすることができ、このことにより、紙葉類載置台上にある紙葉類を繰り出しローラにより繰り出す際に、紙葉類が斜行してしまう等の問題が発生することを抑制することができ、また、紙葉類を紙葉類載置台の上に1枚ずつ載置する際に、紙葉類載置台に載置された紙葉類を略水平状態に維持することができる紙葉類収納カセットを提供することを目的とする。
また、本発明は、上述のような紙葉類収納カセットの筐体の内部に設けられた紙葉類載置台を提供することを目的とする。
本発明の紙葉類収納カセットは、筐体と、前記筐体の内部において昇降するよう設けられ、紙葉類が積層状態で載置される紙葉類載置台と、前記紙葉類載置台の上方に設けられ、当該紙葉類載置台に載置された紙葉類のうち最上位にある紙葉類をこの紙葉類載置台から繰り出す繰り出しローラと、を備え、前記紙葉類載置台は、前記筐体の内部から外部に紙葉類を繰り出す際に前記繰り出しローラに向かって上昇するような基台と、前記基台の上面に設けられ、当該基台に対して固定されて略水平状態に常に保たれている固定部と、前記基台の上面において前記繰り出しローラに対向して設けられ、前記基台に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部と、を有し、前記紙葉類載置台に載置される紙葉類は、前記固定部と前記ローラ押圧部の両方にまたがって載置されることを特徴とする。
このような紙葉類収納カセットによれば、基台の上面において、基台に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部が繰り出しローラに対向して設けられている。このため、紙葉類載置台に載置された紙葉類のうち最上位にある紙葉類を複数の繰り出しローラにより繰り出そうとした際に、各繰り出しローラの設置高さが互いに異なる場合や、紙葉類載置台上に積層状態で載置された紙葉類の束の左右の高さが異なる場合でも、紙葉類載置台上の紙葉類に各繰り出しローラを当接させたときに、ローラ押圧部が昇降方向に変位することにより、この紙葉類に対して各繰り出しローラにより与えられる押圧力(グリップ力)をほぼ同じ大きさとすることができる。このため、紙葉類が斜行してしまう等の問題が発生することを抑制することができ、紙葉類を正確に繰り出すことができる。
また、基台の上面に、当該基台に対して固定された固定部が設けられているので、筐体の外部から内部に取り込まれた紙葉類を紙葉類載置台の上に1枚ずつ載置する際に、紙葉類載置台に載置された紙葉類を略水平状態に維持することができる。ここで、固定部がなく、基台に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部のみが基台の上面に設けられている場合には、紙葉類が紙葉類載置台の上に集積されたときに、紙葉類が傾いてしまうおそれがあるが、上述のような紙葉類収納カセットでは固定部が基台の上面に固定されているので、このような問題が生じることはない。
本発明の紙葉類収納カセットにおいては、前記ローラ押圧部は略水平方向に延びる軸により前記基台または前記固定部に枢支されており、前記ローラ押圧部は前記軸を中心として揺動するようになっていることが好ましい。このことにより、ローラ押圧部は基台に対して昇降方向に変位可能となる。
あるいは、前記ローラ押圧部と前記基台との間に弾性部材が設けられていてもよい。この場合でも、ローラ押圧部は基台に対して昇降方向に変位可能となる。
本発明の紙葉類収納カセットにおいては、前記固定部は前記基台の略中央位置に設けられていることが好ましい。このことにより、筐体の外部から内部に取り込まれた紙葉類を紙葉類載置台の上に1枚ずつ載置する際に、紙葉類載置台に載置された紙葉類をより確実に略水平状態に維持することができる。
本発明の紙葉類収納カセットにおいては、前記繰り出しローラは左右一対のものからなり、前記ローラ押圧部は前記左右一対の各繰り出しローラに対応して2つ設けられており、前記固定部は前記2つのローラ押圧部の間に配置されていることが好ましい。このことにより、各ローラ押圧部を、左右一対の繰り出しローラにそれぞれ対向させることができる。
本発明の紙葉類収納カセットにおいては、前記固定部の上面に、当該固定部の上方から送られた光を受けるとともにこの受けた光を前記固定部の上方に戻すような光反射機構が設けられており、前記紙葉類載置台の上方に、前記光反射機構に向かって下方に光を照射する発光部および前記光反射機構により上方に戻された光を受ける受光部が設けられており、前記発光部から照射された光が前記光反射機構により上方に戻されて前記受光部に受けられたか否かにより前記紙葉類載置台に紙葉類が載置されているか否かが検出されるようになっている。このことにより、紙葉類載置台に紙葉類が載置されているか否かを容易に検出することができる。なお、このことは、紙葉類載置台において基台に対して固定部が固定されていることによりなされるものであり、固定部がなく、基台に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部のみが基台の上面に設けられている場合には、光反射機構を適切に設置することができないので、紙葉類載置台に紙葉類が載置されているか否かを検出するという所期の目的を達成することができない。
上述のような紙葉類収納カセットにおいては、前記光反射機構は鏡からなることが好ましい。あるいは、前記光反射機構はプリズムからなっていてもよい。
本発明の紙葉類載置台は、紙葉類収納カセットの筐体の内部において昇降するよう設けられ、紙葉類が積層状態で載置される紙葉類載置台において、前記筐体の内部から外部に紙葉類を繰り出す際に前記繰り出しローラに向かって上昇するような基台と、前記基台の上面に設けられ、当該基台に対して固定されて略水平状態に常に保たれている固定部と、前記基台の上面において、前記紙葉類載置台に載置された紙葉類のうち最上位にある紙葉類をこの紙葉類載置台から繰り出す繰り出しローラに対向して設けられ、前記基台に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部と、を備え、前記紙葉類載置台に載置される紙葉類は、前記固定部と前記ローラ押圧部の両方にまたがって載置されることを特徴とする。
本発明の紙葉類収納カセットおよび紙葉類載置台によれば、紙葉類載置台上にある紙葉類を繰り出しローラにより繰り出す際に、紙葉類が斜行してしまう等の問題が発生することを抑制することができるとともに、紙葉類を紙葉類載置台の上に1枚ずつ載置する際に、紙葉類載置台に載置された紙葉類を略水平状態に維持することができる。
以下、図面を参照して本発明の一の実施の形態について説明する。図1乃至図9は、本実施の形態に係る紙葉類収納カセットおよびこの紙葉類収納カセットに設けられた紙葉類載置台を示す図である。このうち、図1は、本実施の形態における紙葉類収納カセットの外観を示す斜視図であり、図2は、図1に示す紙葉類収納カセットの内部の構成の概略を示す構成図である。また、図3は、図1および図2に示す紙葉類収納カセットに設けられた紙葉類載置台の構成を示す斜視図であり、図4は、図3に示す紙葉類載置台の上面図であり、図5は、図4に示す紙葉類載置台のA−Aライン矢視による側面図である。また、図6は、図1および図2に示す紙葉類収納カセットに設けられた紙葉類載置台の他の構成を示す上面図であり、図7は、図6に示す紙葉類載置台の側面図である。また、図8は、図5等に示す紙葉類載置台における光反射機構の構成を示す説明図であり、図9は、図8に示す光反射機構の具体的な構成を示す斜視図および拡大説明図である。
図1に示すように、紙葉類収納カセット10は、略直方体形状の筐体12を有し、紙幣や小切手等の紙葉類を筐体12の内部に収納するようになっている。図1に示すように、紙葉類収納カセット10において、投出入口16が筐体12の上面に設けられている。この投出入口16は、筐体12の外部から内部への紙葉類の投入および筐体12の内部から外部への紙葉類の投出を行うために用いられるようになっている。また、紙葉類収納カセット10の上部には把持部14が設けられており、操作者はこの把持部14を持つことにより紙葉類収納カセット10の持ち運びを行うことができるようになっている。
このような紙葉類収納カセット10は、概して、紙葉類の収納や投出を行うための紙葉類処理装置に着脱自在に収容されている。そして、紙葉類収納カセット10が紙葉類処理装置に収容されたときに、この紙葉類処理装置の本体部分から紙葉類が1枚ずつ紙葉類収納カセット10に送られたり、この紙葉類収納カセット10から紙葉類が1枚ずつ紙葉類処理装置の本体部分に戻されたりするようになっている。
次に、図2を用いて紙葉類収納カセット10の内部の構成の概略について説明する。図2に示すように、紙葉類収納カセット10の筐体12の内部には、投出入口16により筐体12の外部から内部に投入された紙葉類が集積される紙葉類載置台(ステージ)50が設けられている。この紙葉類載置台50は筐体12の内部において上下方向(図2の矢印方向)に往復移動するよう、すなわち昇降するようになっている。また、図2に示すように、紙葉類載置台50が昇降する範囲を覆うよう、鉛直方向に延びる案内部材31、32が設けられており、紙葉類載置台50上に集積された紙葉類は案内部材31、32により当該紙葉類載置台50上に集積された状態から位置がずれないようになっている。
紙葉類載置台50は、タイミングベルト33(後述)に接続されており、タイミングベルト33の動作によって当該紙葉類載置台50が昇降されるようになっている。このタイミングベルト33およびタイミングベルト33を動作するための駆動機構(図示せず)からなる構成をステージ駆動機構という。そして、ステージ駆動機構は、紙葉類を筐体12の外部から内部に投入する際には、紙葉類載置台50を降下させるようになっている。一方、ステージ駆動機構は、紙葉類を筐体12の内部から外部に投出する際には、紙葉類載置台50を上昇させるようになっている。なお、紙葉類載置台50の具体的な構成については後述する。
筐体12の内部には収納繰出機構が設けられている。この収納繰出機構は、投出入口16により筐体12の外部から内部に投入された紙葉類を紙葉類載置台50上に送るとともに、紙葉類載置台50上に集積された紙葉類を投出入口16に繰り出すようになっている。この収納繰出機構は、筐体12の内部における上部領域に設けられた、フィードローラ20、ゲートローラ22および繰り出しローラ(キッカローラ)24から構成されている。これらのフィードローラ20、ゲートローラ22および繰り出しローラ24は、図2の左方から見て左右一対のものとなっている。また、フィードローラ20およびゲートローラ22は互いに当接しており、これらのフィードローラ20とゲートローラ22との間にはニップ部が形成されている。
繰り出しローラ24は紙葉類載置台50の真上の位置に設けられている。この繰り出しローラ24には軸24aが設けられており、この軸24aを中心として回転するようになっている。具体的には、繰り出しローラ24は、紙葉類を筐体12の内部から外部に投出する際に図2の時計回りの方向に回転するようになっている。そして、繰り出しローラ24は、紙葉類を筐体12の内部から外部に投出する際に紙葉類載置台50が上昇したときに、この紙葉類載置台50に集積された紙葉類のうち最も上方にある紙葉類の表面に当接し、この当接した紙葉類をフィードローラ20とゲートローラ22との間のニップ部に蹴り出すようになっている。
フィードローラ20には軸20aが設けられており、この軸20aを中心として回転するようになっている。具体的には、フィードローラ20は、紙葉類を筐体12の外部から内部に投入する際には図2の反時計回りの方向に回転し、投出入口16から紙葉類搬送路18(後述)を経てフィードローラ20に送られた紙葉類を紙葉類載置台50上に送るようになっている。一方、フィードローラ20は、紙葉類を筐体12の内部から外部に投出する際には図2の時計回りの方向に回転し、繰り出しローラ24によりフィードローラ20とゲートローラ22との間のニップ部に送られた紙葉類を紙葉類搬送路18に送るようになっている。このフィードローラ20は、図示しないフィードローラ駆動機構により、図2の時計回りの方向または反時計回りの方向に連続的に回転させられるようになっている。
ゲートローラ22は、図2に示すようにフィードローラ20に対して当接するよう設けられている。このゲートローラ22には軸22aが設けられている。軸22aはその位置が固定されており、回転しないようになっている。また、ゲートローラ22と軸22aとの間にはトルクリミッタ(図示せず)が配設されている。このトルクリミッタは、ゲートローラ22に対して周方向に沿って予め設定された設定トルク以上の力が加えられたときには、軸22aに対するゲートローラ22の回転を許容するようになっている。一方、トルクリミッタは、ゲートローラ22に加えられる周方向の力が設定トルクよりも小さいときにはゲートローラ22と軸22aとを連動させるようになっている。すなわち、この場合には、軸22aが固定されているので、ゲートローラ22も回転しないこととなる。
ゲートローラ22と軸22aとの間には上述のようなトルクリミッタが設けられているので、フィードローラ20とゲートローラ22との間のニップ部に紙葉類が送られない場合には、前述のようにフィードローラ20はフィードローラ駆動機構により連続的に回転しており、フィードローラ20とゲートローラ22は当接しているのでこのゲートローラ22にもフィードローラ20による連れ回りの力がかかることになる。このようなゲートローラ22にかかる連れ回りの力はトルクリミッタにおける設定トルクよりも大きいため、軸22aに対するゲートローラ22の回転が許容され、ゲートローラ22はフィードローラ20に連れ回るようになる。
一方、1枚の紙葉類がフィードローラ20とゲートローラ22との間のニップ部に送られると、この紙葉類がフィードローラ20とゲートローラ22との間に挟まれるためゲートローラ22にはフィードローラ20による連れ回りの力がかからなくなり、このゲートローラ22に加えられる周方向の力は設定トルクよりも小さくなる。このため、トルクリミッタによりゲートローラ22と軸22aとが連動させられ、軸22aが固定されているのでゲートローラ22も回転しないようになる。このように、フィードローラ20により紙葉類を紙葉類搬送路18から紙葉類載置台50上に送ったり、紙葉類載置台50上の紙葉類を紙葉類搬送路18に送ったりする際には、ゲートローラ22は回転しないこととなる。
紙葉類搬送路18は、フィードローラ20とゲートローラ22との間のニップ部から、投出入口16まで延びるよう設けられている。このような紙葉類搬送路18には複数の案内ローラ25、26、27が設けられており、筐体12の外部から投出入口16に投入された紙葉類は紙葉類搬送路18に沿って案内ローラ25、26、27によりフィードローラ20とゲートローラ22との間のニップ部に送られるようになっている。また、紙葉類を筐体12の内部から外部に投出する際に、フィードローラ20によりこのフィードローラ20とゲートローラ22との間のニップ部から繰り出された紙葉類は、紙葉類搬送路18に沿って案内ローラ25、26、27により投出入口16に送られるようになっている。
図2に示すように、筐体12の内部には無端状の例えばゴムベルトからなるタイミングベルト33が設けられている。このタイミングベルト33は複数のプーリ34、36、38、40、42に張架されており、図2の時計回りまたは反時計回りに循環移動することができるようになっている。ここで、紙葉類載置台50には取付部51が設けられており、タイミングベルト33はこの取付部51に取り付けられている。このため、ステージ駆動機構からの駆動力がプーリ36に伝わることによりタイミングベルト33が循環移動させられると、紙葉類載置台50もタイミングベルト33の循環移動に合わせて昇降させられるようになっている。より具体的には、紙葉類を筐体12の外部から内部に投入する際に、ステージ駆動機構によりプーリ36を介してタイミングベルト33が図2の時計回りの方向に循環移動させられると、紙葉類載置台50が降下する。一方、紙葉類を筐体12の内部から外部に投出する際に、ステージ駆動機構によりプーリ36を介してタイミングベルト33が図2の反時計回りの方向に循環移動させられると、紙葉類載置台50が上昇する。
次に、紙葉類載置台50の具体的な構成について図3乃至図5を用いて説明する。ここで、図3は、紙葉類載置台50の構成を示す斜視図であり、図4は、図3に示す紙葉類載置台50の上面図である。また、図5は、図4に示す紙葉類載置台50のA−A矢視による側面図である。なお、図5において、参考のため、紙葉類載置台50の上方にある左右一対の繰り出しローラ24を二点鎖線で示している。
図3乃至図5に示すように、紙葉類載置台50は、基台52と、基台52の上面に設けられ、この基台52に対して固定された固定部56と、基台52の上面に設けられ、この基台52に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部54とを有している。紙葉類載置台50に載置される紙葉類は、ローラ押圧部54および固定部56の両方にまたがって載置されることとなる。
図5等に示すように、基台52の上面は略水平方向に延びるようになっており、この基台52には図2に示すような取付部51が取り付けられている。このため、基台52は、筐体12の内部から外部に紙葉類を繰り出す際に繰り出しローラ24に向かって上昇するようになっている。
固定部56は、略水平方向に延びる板状の部材からなり、図5に示すように基台52の上面に固定されている。この固定部56の上面も略水平方向に延びるようになっている。図4に示すように、固定部56は基台52の略中央位置に設けられている。
また、固定部56の上面には、固定部56の上方から送られた光を受け入れる光受入部分58aおよびこの光受入部分58aに受け入れられた光を固定部56の上方に戻す光戻し部分58bがそれぞれ設けられている。これらの光受入部分58aおよび光戻し部分58bにより、光反射機構58が構成されている。この光反射機構58の具体的な構成については後述する。
図3および図4に示すように、基台52の上面よりも上方において固定部56の周囲にはローラ押圧部54が設けられている。より具体的には、ローラ押圧部54は、基台52の上面よりも広いような板状の部材からなり、その中央部分には開口が形成されており、このローラ押圧部54の開口に固定部56が嵌るようになっている。図5に示すように、ローラ押圧部54は、紙葉類載置台50の上方にある一対の繰り出しローラ24に対向して設けられている。すなわち、紙葉類載置台50に紙葉類が載置されていない場合には、この紙葉類載置台50が上方に移動したときにローラ押圧部54が各繰り出しローラ24にそれぞれ当接するようになっている。
また、図5等に示すように、ローラ押圧部54は、ビス60により固定部56の一方の側面に枢支されているとともに、軸部材62により固定部56の他方の側面に枢支されている。また、この際に、ローラ押圧部54は、ビス60や軸部材62の延びる方向に沿って略水平方向に延びる軸線C(図3および図4参照)を中心として図3の矢印方向に揺動するようになっている。すなわち、図5において、図3や図4に示す軸線Cはビス60の設置箇所から図5の紙面に直交する方向に延びており、ローラ押圧部54はビス60を中心として図5の矢印方向に揺動するようになっている。
次に、図8および図9により、紙葉類載置台50に設けられた光反射機構58の具体的な構成について説明する。図8は、光反射機構58の構成を示す説明図であり、図9(a)は、図8に示す光反射機構58の具体的な構成を示す斜視図であり、図9(b)は、図8に示す光反射機構58の拡大説明図である。
図8に示すように、光反射機構58は、固定部56の上方から送られた光を受け入れる光受入部分58aと、光受入部分58aに受け入れられた光を固定部56の上方に戻す光戻し部分58bとを有している。より具体的に説明すると、図9(a)(b)に示すように、固定部56の内部において、光受入部分58aの下方には、上方から受け入れられた光を略水平方向に反射する第1の反射部分58cが設けられている。また、固定部56の内部において、光戻し部分58bの下方には、略水平方向に送られる光を反射して上方に送る第2の反射部分58dが設けられている。そして、図9(b)に示すように、光受入部分58aおよび光戻し部分58bは、光を通過させる透光部材から構成されている。このため、固定部56の上方から光受入部分58aに送られた光はこの光受入部分58aを通過して第1の反射部分58cに送られ、この第1の反射部分58cで反射して略水平方向に進む。そして、この光は第2の反射部分58dに送られ、この第2の反射部分58dで反射して上方に進み、光戻し部分58bを通過して固定部56の上方に戻されることとなる。このように、光反射機構58は、光受入部分58a、光戻し部分58b、第1の反射部分58cおよび第2の反射部分58dを有するプリズムから構成されている。
図8に示すように、紙葉類載置台50の上方には発光部64および受光部66が設置されている。ここで、発光部64は、固定部56の上面に設けられた光受入部分58aに向かって光を下方に照射するようになっている。また、受光部66は、固定部56の上面に設けられた光戻し部分58bから上方に向かって戻される光を受けるようになっている。これらの発光部64および受光部66は繰り出しローラ24の近傍の位置または繰り出しローラ24よりも上方の位置に設置されている。
ここで、紙葉類が紙葉類載置台50に載置されていないときには、図8に示すように、発光部64から光受入部分58aに向かって下方に照射された光は、この光受入部分58aで受け入れられて光戻し部分58bから固定部56の上方に戻され、受光部66がこの上方に戻された光を受けることとなる。このように、発光部64が照射した光を受光部66が受けた場合には、紙葉類が紙葉類載置台50に載置されていないことが検出される。一方、紙葉類が紙葉類載置台50に載置されているときには、発光部64から光受入部分58aに向かって下方に照射された光は、紙葉類載置台50に載置された紙葉類により遮断され、受光部66で受けられることはない。このように、発光部64が照射した光を受光部66が受けなかった場合には、紙葉類が紙葉類載置台50に載置されていることが検出される。
なお、紙葉類載置台50に設けられる光反射機構は、図9(a)(b)に示すようなプリズムからなるものに限定されることはない。光反射機構の他の例としては、固定部56の上面に取り付けられた、略水平方向に延びる鏡から構成されたものを光反射機構として用いてもよい。
次に、このような構成からなる紙葉類収納カセット10の動作について以下に説明する。具体的には、紙葉類を紙葉類収納カセット10の筐体12の外部から内部に投入する際の動作、および紙葉類を紙葉類収納カセット10の筐体12の内部から外部に投出する際の動作についてそれぞれ説明する。
まず、紙葉類を紙葉類収納カセット10の筐体12の外部から内部に投入する際の動作について図2を用いて説明する。
紙葉類を筐体12の外部から内部に投入する際に、まず、ステージ駆動機構(図示せず)によりプーリ36を駆動し、タイミングベルト33を動作して紙葉類載置台50を下降させる。このことにより、紙葉類載置台50の上方に紙葉類の収納スペースが設けられることとなる。
そして、投出入口16により紙葉類が1枚ずつ筐体12の内部に投入されると、この紙葉類は紙葉類搬送路18を経てフィードローラ20とゲートローラ22との間のニップ部に送られ、このニップ部に送られた紙葉類はフィードローラ20により紙葉類載置台50上に送られる。ここで、紙葉類載置台50の基台52の上面に固定部56が固定されているので、ニップ部に送られた紙葉類をフィードローラ20により紙葉類載置台50の上に1枚ずつ載置する際に、紙葉類載置台50に載置された紙葉類を略水平状態に維持することができる。ここで、固定部56がなく、基台52に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部54のみが基台52の上面に設けられている場合には、紙葉類が紙葉類載置台50の上に集積されたときに、紙葉類が傾いてしまうおそれがあるが、本実施の形態の紙葉類載置台50では固定部56が基台52の上面に固定されているので、このような問題が生じることはない。
次に、紙葉類を紙葉類収納カセット10の筐体12の内部から外部に投出する際の動作について図2を用いて説明する。
紙葉類を筐体12の内部から外部に投出する際に、まず、ステージ駆動機構(図示せず)によりプーリ36を駆動して紙葉類載置台50を上昇させる。このことにより、紙葉類載置台50上に集積された積層状態の複数の紙葉類のうち最上位にある紙葉類を収納繰出機構の繰り出しローラ24に当接させることができる。
ここで、紙葉類載置台50においてローラ押圧部54が軸線Cを中心として揺動するようになっているので、左右一対の繰り出しローラ24の設置高さが互いに異なる場合や、紙葉類載置台50上に積層状態で載置された紙葉類の束の左右の高さが異なる場合でも、紙葉類載置台50上の紙葉類に各繰り出しローラ24を当接させたときに、ローラ押圧部54が軸線Cを中心として揺動することにより、ローラ押圧部54が昇降方向に変位し、最上位にある紙葉類に対して各繰り出しローラ24により与えられる押圧力(グリップ力)をほぼ同じ大きさとすることができる。
そして、繰り出しローラ24により、紙葉類載置台50に集積された積層状態の複数の紙葉類のうち最上位にある紙葉類をフィードローラ20とゲートローラ22との間のニップ部に蹴り出す。ニップ部に送られた紙葉類は、フィードローラ20により紙葉類搬送路18に送られ、この紙葉類は最終的には投出入口16まで搬送されることとなる。このことにより、紙葉類収納カセット10の筐体12の外部へ紙葉類が投出される。
以上のように本実施の形態の紙葉類収納カセット10および紙葉類載置台50によれば、基台52の上面において、基台52に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部54が繰り出しローラ24に対向して設けられている。このため、紙葉類載置台50に載置された紙葉類のうち最上位にある紙葉類を複数の繰り出しローラ24により繰り出そうとした際に、各繰り出しローラ24の設置高さが互いに異なる場合や、紙葉類載置台50上に積層状態で載置された紙葉類の束の左右の高さが異なる場合でも、紙葉類載置台50上の紙葉類に各繰り出しローラ24を当接させたときに、ローラ押圧部54が昇降方向に変位することにより、この紙葉類に対して各繰り出しローラ24により与えられる押圧力(グリップ力)をほぼ同じ大きさとすることができる。このため、紙葉類が斜行してしまう等の問題が発生することを抑制することができ、紙葉類を正確に繰り出すことができる。
また、基台52の上面に、当該基台52に対して固定された固定部56が設けられているので、筐体12の外部から内部に取り込まれた紙葉類を紙葉類載置台50の上に1枚ずつ載置する際に、紙葉類載置台50に載置された紙葉類を略水平状態に維持することができる。ここで、固定部56がなく、基台52に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部54のみが基台52の上面に設けられている場合には、紙葉類が紙葉類載置台50の上に集積されたときに、紙葉類が傾いてしまうおそれがあるが、上述のような紙葉類載置台50では固定部56が基台52の上面に固定されているので、このような問題が生じることはない。
また、ローラ押圧部54は略水平方向に延びるビス60や軸部材62により固定部56に枢支されており、ローラ押圧部54は、ビス60や軸部材62の延びる方向に沿った軸線Cを中心として揺動するようになっている。このことにより、ローラ押圧部54は基台52に対して昇降方向に変位可能となる。なお、ローラ押圧部54は、固定部56に枢支されるものに限定されることはなく、ローラ押圧部54が基台52に枢支されるようになっていてもよい。
また、図4等に示すように固定部56は基台52の略中央位置に設けられている。このことにより、筐体12の外部から内部に取り込まれた紙葉類を紙葉類載置台50の上に1枚ずつ載置する際に、紙葉類載置台50に載置された紙葉類をより確実に略水平状態に維持することができる。
また、固定部56の上面に、この固定部56の上方から送られた光を受けるとともにこの受けた光を固定部56の上方に戻すような光反射機構58が設けられており、紙葉類載置台50の上方に、光反射機構58に向かって光を下方に照射する発光部64および光反射機構58により上方に戻された光を受ける受光部66が設けられている。そして、発光部64から照射された光が光反射機構58により上方に戻されて受光部66に受けられたか否かにより紙葉類載置台50に紙葉類が載置されているか否かが検出されるようになっている。このことにより、紙葉類載置台50に紙葉類が載置されているか否かを容易に検出することができる。なお、このことは、紙葉類載置台50において基台52に対して固定部56が固定されていることによりなされるものであり、固定部56がなく、基台52に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部54のみが基台52の上面に設けられている場合には、光反射機構58を適切に設置することができないので、紙葉類載置台50に紙葉類が載置されているか否かを検出するという所期の目的を達成することができない。
なお、本発明による紙葉類収納カセットおよび紙葉類載置台は、上記の態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。例えば、紙葉類載置台において基台の上面に設けられる固定部およびローラ押圧部は、図3乃至図5に示すような構成のものに限定されることはない。
紙葉類載置台の他の構成について図6および図7を用いて説明する。図6は、図1および図2に示す紙葉類収納カセットに設けられた紙葉類載置台の他の構成を示す上面図であり、図7は、図6に示す紙葉類載置台の側面図である。なお、図7において、参考のため、紙葉類載置台の上方にある左右一対の繰り出しローラ24を二点鎖線で示している。
図6および図7に示すように、変形例に係る紙葉類載置台70は、基台72と、基台72の上面に設けられ、この基台72に対して固定された固定部76と、基台72の上面において固定部76の両側に設けられた2つのローラ押圧部74とを有している。紙葉類載置台70に載置される紙葉類は、2つのローラ押圧部74および固定部76の全てにまたがって載置されることとなる。
図7等に示すように、基台72の上面は略水平方向に延びるようになっており、この基台72には図2に示すような取付部51が取り付けられている。このため、基台72は、筐体12の内部から外部に紙葉類を繰り出す際に繰り出しローラ24に向かって上昇するようになっている。
固定部76は、略水平方向に延びる板状の部材からなり、図7に示すように基台72の上面に固定されている。この固定部76の上面も略水平方向に延びるようになっている。
また、固定部76の上面には、固定部76の上方から送られた光を受け入れる光受入部分78aおよびこの光受入部分78aに受け入れられた光を固定部76の上方に戻す光戻し部分78bがそれぞれ設けられている。これらの光受入部分78aおよび光戻し部分78bにより、光反射機構78が構成されている。光反射機構78は図9(a)(b)に示すような光反射機構58と略同一の構成のプリズムとなっている。
図6および図7に示すように、基台52の上面よりも上方において固定部76の左右両側には2つのローラ押圧部74が設けられている。図7に示すように、各々のローラ押圧部74は、左右一対の各繰り出しローラ24に対向するよう設けられている。すなわち、紙葉類載置台70に紙葉類が載置されていない場合には、この紙葉類載置台70が上方に移動したときに各々のローラ押圧部74が対応する各繰り出しローラ24にそれぞれ当接するようになっている。また、図7に示すように、各ローラ押圧部74はバネ等の弾性部材73により基台72に取り付けられている。このため、弾性部材73が昇降方向に伸縮することによって、各々のローラ押圧部74を基台72に対して昇降方向に変位させることができる。ここで、各ローラ押圧部74にはそれぞれ対応する弾性部材73が設けられているため、左右のローラ押圧部74は互いに独立して昇降方向に変位することができるようになっている。
以上のように、図6および図7に示すような紙葉類載置台70においても、図3乃至図5に示すような紙葉類載置台50と同様に、基台72の上面において、基台72に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部74が繰り出しローラ24に対向して設けられている。より具体的には、ローラ押圧部74と基台72との間にバネ等の弾性部材73が設けられている。このため、紙葉類載置台70に載置された紙葉類のうち最上位にある紙葉類を複数の繰り出しローラ24により繰り出そうとした際に、各繰り出しローラ24の設置高さが互いに異なる場合や、紙葉類載置台70上に積層状態で載置された紙葉類の束の左右の高さが異なる場合でも、紙葉類載置台70上の紙葉類に各繰り出しローラ24を当接させたときに、ローラ押圧部74が昇降方向に変位することにより、この紙葉類に対して各繰り出しローラ24により与えられる押圧力(グリップ力)をほぼ同じ大きさとすることができる。このため、紙葉類が斜行してしまう等の問題が発生することを抑制することができ、紙葉類を正確に繰り出すことができる。
また、基台72の上面に、当該基台72に対して固定された固定部76が設けられている。より具体的には、固定部76は2つのローラ押圧部74の間に配置されている。このため、筐体12の外部から内部に取り込まれた紙葉類を紙葉類載置台70の上に1枚ずつ載置する際に、紙葉類載置台70に載置された紙葉類を略水平状態に維持することができる。ここで、固定部76がなく、基台72に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部74のみが基台72の上面に設けられている場合には、紙葉類が紙葉類載置台70の上に集積されたときに、紙葉類が傾いてしまうおそれがあるが、上述のような紙葉類載置台70では固定部76が基台72の上面に固定されているので、このような問題が生じることはない。
なお、紙葉類収納カセットに設けられ、紙葉類が積層状態で載置される紙葉類載置台としては、図3乃至図5に示すような構成のものや、図6および図7に示すような構成のものに限定されることはない。すなわち、筐体の内部から外部に紙葉類を繰り出す際に繰り出しローラに向かって上昇するような基台と、基台の上面に設けられ、この基台に対して固定された固定部と、基台の上面において繰り出しローラに対向して設けられ、基台に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部とを有するものであれば、他の構成の紙葉類載置台を用いてもよい。
本発明の一の実施の形態における紙葉類収納カセットの外観を示す斜視図である。 図1に示す紙葉類収納カセットの内部の構成の概略を示す構成図である。 図1および図2に示す紙葉類収納カセットに設けられた紙葉類載置台の構成を示す斜視図である。 図3に示す紙葉類載置台の上面図である。 図4に示す紙葉類載置台のA−A矢視による側面図である。 図1および図2に示す紙葉類収納カセットに設けられた紙葉類載置台の他の構成を示す上面図である。 図6に示す紙葉類載置台の側面図である。 図5等に示す紙葉類載置台における光反射機構の構成を示す説明図である。 (a)は、図8に示す光反射機構の具体的な構成を示す斜視図であり、(b)は、図8に示す光反射機構の拡大説明図である。
符号の説明
10 紙葉類収納カセット
12 筐体
14 把持部
16 投出入口
18 紙葉類搬送路
20 フィードローラ
20a 軸
22 ゲートローラ
22a 軸
24 繰り出しローラ
24a 軸
25、26、27 案内ローラ
31 案内部材
32 案内部材
33 タイミングベルト
34、36、38、40、42 プーリ
50 紙葉類載置台
51 取付部
52 基台
54 ローラ押圧部
56 固定部
58 光反射機構
58a 光受入部分
58b 光戻し部分
58c 第1の反射部分
58d 第2の反射部分
60 ビス
62 軸部材
64 発光部
66 受光部
70 紙葉類載置台
72 基台
73 弾性部材
74 ローラ押圧部
76 固定部
78 光反射機構
78a 光受入部分
78b 光戻し部分

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部において昇降するよう設けられ、紙葉類が積層状態で載置される紙葉類載置台と、
    前記紙葉類載置台の上方に設けられ、当該紙葉類載置台に載置された紙葉類のうち最上位にある紙葉類をこの紙葉類載置台から繰り出す繰り出しローラと、
    を備え、
    前記紙葉類載置台は、
    前記筐体の内部から外部に紙葉類を繰り出す際に前記繰り出しローラに向かって上昇するような基台と、
    前記基台の上面に設けられ、当該基台に対して固定されて略水平状態に常に保たれている固定部と、
    前記基台の上面において前記繰り出しローラに対向して設けられ、前記基台に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部と、
    を有し、
    前記紙葉類載置台に載置される紙葉類は、前記固定部と前記ローラ押圧部の両方にまたがって載置される
    ことを特徴とする紙葉類収納カセット。
  2. 前記ローラ押圧部は略水平方向に延びる軸により前記基台または前記固定部に枢支されており、前記ローラ押圧部は前記軸を中心として揺動するようになっていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類収納カセット。
  3. 前記ローラ押圧部と前記基台との間に弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類収納カセット。
  4. 前記固定部は前記基台の略中央位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の紙葉類収納カセット。
  5. 前記繰り出しローラは左右一対のものからなり、前記ローラ押圧部は前記左右一対の各繰り出しローラに対応して2つ設けられており、前記固定部は前記2つのローラ押圧部の間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の紙葉類収納カセット。
  6. 紙葉類収納カセットの筐体の内部において昇降するよう設けられ、紙葉類が積層状態で載置される紙葉類載置台において、
    前記筐体の内部から外部に紙葉類を繰り出す際に前記繰り出しローラに向かって上昇するような基台と、
    前記基台の上面に設けられ、当該基台に対して固定されて略水平状態に常に保たれている固定部と、
    前記基台の上面において、前記紙葉類載置台に載置された紙葉類のうち最上位にある紙葉類をこの紙葉類載置台から繰り出す繰り出しローラに対向して設けられ、前記基台に対して昇降方向に変位可能なローラ押圧部と、
    を備え、
    前記紙葉類載置台に載置される紙葉類は、前記固定部と前記ローラ押圧部の両方にまたがって載置される
    ことを特徴とする紙葉類載置台。
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