JP3428754B2 - 排紙収納装置 - Google Patents

排紙収納装置

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JP3428754B2
JP3428754B2 JP31837094A JP31837094A JP3428754B2 JP 3428754 B2 JP3428754 B2 JP 3428754B2 JP 31837094 A JP31837094 A JP 31837094A JP 31837094 A JP31837094 A JP 31837094A JP 3428754 B2 JP3428754 B2 JP 3428754B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷装置より排出され
る印刷物を収納する排紙収納装置に関し、特に印刷装置
へ異常信号を発信する排紙収納装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】原稿を光学的に読み取り、サーマルヘッ
ドにより感熱孔版マスタにデジタル穿孔製版を行ない、
製版されたマスタを印刷ドラムに巻装して印刷を行なう
孔版印刷装置は良く知られている。
【0003】孔版印刷装置には、ハガキ等の小サイズの
印刷物を印刷した場合に、孔版印刷装置から排出される
印刷物を収納する小サイズ印刷物専用の小サイズ印刷物
排紙収納装置や、孔版印刷装置から排出される印刷物を
複数のビン(収納棚)に、自動的に分配収納し、自動的
に丁合いするソータ装置等の排紙収納装置が接続可能で
ある。孔版印刷装置に小サイズ印刷物排紙収納装置やソ
ータ装置等を接続した場合には、小サイズ印刷物排紙収
納装置やソータ装置等で異常が発生したことを、孔版印
刷装置に報知する必要があるため、両装置間で信号の通
信を行わなければならず、両装置間をハーネス等で有線
接続していた。
【0004】そこで、複数の装置間の電気的な接続とし
ては、特開平3−110184号公報に開示されている
ように、各装置間の接触あるいは対向する箇所に、互い
に近接対向するように電磁波通信あるいは光通信用の送
受信素子を埋設して、この送受信素子間で信号を送受信
する技術が提案されている。また、特開平6−2470
27号公報には、孔版印刷装置において、孔版印刷装置
本体と版胴とに信号発信部及び受信部を設け、この信号
発信部と受信部との間で信号を非接触通信により行う技
術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開平3−110184号公報や特開平6−24702
7号公報に提案されている技術は、予め各装置間の電気
的接続を非接触通信で行うことを考慮しているものであ
り、上述の技術をすでに稼動している印刷装置に適用す
ることは困難である。
【0006】また、すでに稼動している印刷装置に排紙
収納装置を接続すると、排紙収納装置内で搬送異常や収
納部の満杯等が発生した場合に、これらの異常信号を印
刷装置に伝達しなければならないので、両装置を電気的
に接続する必要がある。両装置を電気的に接続する場合
には、両装置は少なくともどちらか一方に機構的改造、
及び電装部改造が必要となり、実質的には印刷装置に対
して、排紙収納装置の接続が困難になるという問題点が
ある。さらに、各々の印刷装置に対応して排紙収納装置
を製作するために、装置の種類が増え、製造効率が低下
し、コストアップになるという問題点がある。
【0007】本発明は、上述の問題点を解決し、排紙収
納装置においてジャム発生時や収納部の満杯時に、これ
らの異常信号を多種類の印刷装置に対して改造を行わず
に報知することができる排紙収納装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
印刷物の搬送異常を検知する非接触式の排紙検知手段を
搬送経路に有する印刷装置から排出される印刷物を収納
する排紙収納装置であって、印刷物を収納する収納部
と、印刷物が収納部に搬送されたかどうかを検出する搬
送検出手段と、搬送検出手段により、印刷物の搬送に異
常が検出された場合、排紙検知手段に異常信号を発信す
る信号発信手段とを具備する構成である。
【0009】請求項2記載の発明は、印刷物の搬送異常
を検知する非接触式の排紙検知手段を搬送経路に有する
印刷装置から排出される印刷物を収納する排紙収納装置
であって、印刷物を収納する収納部と、収納部に収納さ
れた印刷物の満杯を検知する満杯検知手段と、満杯検知
手段により、印刷物の満杯が検知された場合、排紙検知
手段に異常信号を発信する信号発信手段とを具備する構
成である。
【0010】請求項3記載の発明は、印刷物の搬送異常
を検知する非接触式の排紙検知手段を搬送経路に有する
印刷装置から排紙される印刷物を収納する排紙収納装置
であって、印刷物を収納する収納部と、印刷物が収納部
に搬送されたかどうかを検出する搬送検出手段と、収納
部に収納された印刷物の満杯を検知する満杯検知手段
と、搬送検出手段により、印刷物の搬送に異常が検出さ
れた場合、または満杯検知手段により、印刷物の満杯が
検知された場合、排紙検知手段に異常信号を発信する信
号発信手段とを具備する構成である。
【0011】請求項4記載の発明は、印刷物の搬送異常
を検知する非接触式の排紙検知手段を搬送経路に有する
印刷装置から排出される印刷物を収納する排紙収納装置
であって、印刷物の両側縁を受け入れて、その両側縁を
支持する、上下方向に所定間隔をもって並んだ複数の受
け部を有する搬送体と、印刷物が搬送可能位置に搬送さ
れたかどうかを検出する位置検出手段と、受け部の一つ
で1枚の印刷物を支持する毎に印刷物を、受け部の少な
くとも一段分に相当する距離だけ上方または下方に搬送
するように搬送体を駆動する駆動手段と、搬送体によっ
て搬送された印刷物を収納する収納部と、位置検出手段
により、印刷物の位置に異常が検出された場合、排紙検
知手段に異常信号を発信する信号発信手段とを具備する
構成である。
【0012】請求項5記載の発明は、印刷物の搬送異常
を検知する非接触式の排紙検知手段を搬送経路に有する
印刷装置から排出される印刷物を収納する排紙収納装置
であって、印刷物の両側縁を受け入れて、その両側縁を
支持する、上下方向に所定間隔をもって並んだ複数の受
け部を有する搬送体と、受け部の一つで1枚の印刷物を
支持する毎に印刷物を、受け部の少なくとも一段分に相
当する距離だけ上方または下方に搬送するように搬送体
を駆動する駆動手段と、搬送体によって搬送された印刷
物を収納する収納部と、収納部に収納された印刷物の満
杯を検知する満杯検知手段と、満杯検知手段により、印
刷物の満杯が検知された場合、排紙検知手段に異常信号
を発信する信号発信手段とを具備する構成である。
【0013】請求項6記載の発明は、印刷物の搬送異常
を検知する非接触式の排紙検知手段を搬送経路に有する
印刷装置から排出される印刷物を収納する排紙収納装置
であって、印刷物の両側縁を受け入れて、その両側縁を
支持する、上下方向に所定間隔をもって並んだ複数の受
け部を有する搬送体と、印刷物が搬送可能位置に搬送さ
れたかどうかを検出する位置検出手段と、受け部の一つ
で1枚の印刷物を支持する毎に印刷物を、受け部の少な
くとも一段分に相当する距離だけ上方または下方に搬送
するように搬送体を駆動する駆動手段と、搬送体によっ
て搬送された印刷物を収納する収納部と、収納部に収納
された印刷物の満杯を検知する満杯検知手段と、位置検
出手段により、印刷物の位置に異常が検出された場合、
または満杯検知手段により、印刷物の満杯が検知された
場合、排紙検知手段に異常信号を発信する信号発信手段
とを具備する構成である。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6記載
の排紙収納装置において、排紙検知手段が発光素子及び
受光素子を含むセンサである。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明によれば、排紙収納装置内
で印刷物の搬送異常が検出された場合、排紙収納装置か
ら印刷装置に異常信号が非接触式で発信される。
【0016】請求項2記載の発明によれば、排紙収納装
置の収納部で印刷物の満杯が検知された場合、排紙収納
装置から印刷装置に異常信号が非接触式で発信される。
【0017】請求項3記載の発明によれば、排紙収納装
置内で印刷物の搬送異常が検出された場合、または排紙
収納装置の収納部で印刷物の満杯が検知された場合、排
紙収納装置から印刷装置に異常信号が非接触式で発信さ
れる。
【0018】請求項4記載の発明によれば、排紙収納装
置内で印刷物の位置に異常が検出された場合、排紙収納
装置から印刷装置に異常信号が非接触式で発信される。
【0019】請求項5記載の発明によれば、排紙収納装
置の収納部で印刷物の満杯が検知された場合、排紙収納
装置から印刷装置に異常信号が非接触式で発信される。
【0020】請求項6記載の発明によれば、排紙収納装
置内で印刷物の位置に異常が検出された場合、または排
紙収納装置の収納部で印刷物の満杯が検知された場合、
排紙収納装置から印刷装置に異常信号が非接触式で発信
される。
【0021】請求項7記載の発明によれば、受光素子に
よって、排紙収納装置からの異常信号が印刷装置に受信
される。
【0022】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例を図面を参
照して説明する。まず、第1の実施例では、印刷装置と
しての孔版印刷装置から排紙される印刷物を排紙収納装
置としてのソータ装置に収納する例を説明する。図1に
おいて、符号1は孔版印刷装置を、符号4はソータ装置
をそれぞれ表す。
【0023】孔版印刷装置1は、外周面に製版済みの孔
版マスタが巻装されて回転される印刷ドラム11と、印
刷用紙を積載する給紙台12と、印刷用紙を1枚ずつ搬
送する給紙ローラ13と、給紙ローラ13により搬送さ
れた印刷用紙を印刷ドラム11の回転に合わせて送り出
すレジストローラ14と、印刷用紙を印刷ドラム11の
外周面に押しつけて印刷画像を形成するプレスローラ1
5と、印刷済の印刷用紙(以下、印刷物Pという)を搬
送する複数の排紙搬送ベルト16と、これらの動作を制
御する制御手段90とから主に構成されている。なお、
符号3は、印刷物Pを排紙する排紙口を表す。
【0024】図7に示すように、各排紙搬送ベルト16
は、互いに所定間隔を有して、駆動ローラ16aと従動
ローラ16b(図1参照)とにそれぞれ巻掛けられてい
る。排紙搬送ベルト16には、印刷物Pを吸引するため
の多数の開孔が設けられている。排紙搬送ベルト16の
間には、印刷物Pのジャム等の搬送異常を検知する排紙
検知手段としての光センサ81が配設されている。光セ
ンサ81は、発光部及び受光部から形成されている周知
の光反射型センサであり、孔版印刷装置1の制御手段9
0に接続されている。光センサ81に磁気を応用した近
接センサ、超音波センサ等を用いても良い。
【0025】光センサ81による搬送異常の検知方法
は、印刷ドラム11による印刷開始から、所定時間内に
印刷物Pが排紙搬送ベルト16を通過するかどうかを検
知して行う。この検知方法によれば、所定時間内に印刷
物Pの通過が検知されれば正常な搬送が行われていると
判断し、所定時間経過しても印刷物Pの通過が検知され
ない、または光センサ81が検知状態を維持していると
きには、印刷物Pが搬送異常を起こしていると判断す
る。
【0026】ソータ装置4は、図1及び図2に示すよう
に、孔版印刷装置1の排紙口3より排紙される印刷物P
を各ビン101に搬送する中間搬送装置102と、中間
搬送装置102により搬送されてくる印刷物Pを選択さ
れたモードに応じて分配排紙し収納する複数のビン10
1を積層したビンユニット100と、ビンユニット10
0を昇降させる昇降手段119と、これらの動作を制御
する制御手段130とから主に構成されている。
【0027】中間搬送装置102は、各排紙搬送ベルト
16、駆動ローラ16a、及び従動ローラ16bからな
る構成と略同様の構成であり、図示しない駆動モータに
連結された駆動ローラ103bと従動ローラ103cと
の間に巻掛けられ、互いに所定間隔をもって配設され、
多数の開孔が穿設された複数の無端ベルト103aと、
各開孔内の空間の空気を吸引し、搬送途上にある印刷物
Pを無端ベルト103a上に吸引させる図示しない吸引
ファン等を具備する吸引装置104とから主に構成され
ている。
【0028】従動ローラ103c側の無端ベルト103
aの間には、印刷物Pがジャムを起こしている、あるい
は印刷物Pの搬送が不十分である等の搬送異常を検知す
る搬送確認センサ115が配設されている。搬送確認セ
ンサ115は、発光部及び受光部から形成されている周
知の光反射型センサであり、ソータ装置4の制御手段1
30に接続されている。
【0029】中間搬送装置102の無端ベルト103a
の搬送速度は、印刷用紙が印刷される印刷速度、及び搬
送ベルト16の搬送速度と略同じであり、印刷物Pをビ
ンユニット100の各ビン101上に排紙する時に、図
5に示した用紙飛び出し量aができるだけ少なく、か
つ、図6に示した用紙後端残り量bが生じないような最
適速度に設定されている。
【0030】図2、図3及び図4に示すように、ビンユ
ニット100は、複数のビン101と、各ビン101の
用紙進入側としての一端側を上下方向に案内する一対の
案内レール108a,108bと、各ビン101の他端
を回動可能に支持しており、昇降手段119の駆動によ
り各ビン101と一緒に昇降するビンユニット筐体11
4とから主に構成されている。
【0031】ビン101は略板状をなしていて、その一
端には上方に延びた収納壁101Aが、他端の両側端に
はピン状の突起101Cがそれぞれ一体形成されてい
る。ビン101の一端側の両側端には軸111sが固設
されていて、これらの軸111sにはコロ111が回動
自在に取り付けられている。軸111s近傍のビン10
1の両側端部には、印刷物Pを収納するために各ビン1
01の上下の積層間隔を一定に保持する突起状のストッ
パ101Dが一体形成されている。また、ビン101の
他端側の一部には、略V字状に切り欠かれた用紙取出し
部101Bが形成されている。案内レール108a,1
08bには、各ビン101の各コロ111を転動可能に
案内するための案内溝108mがそれぞれ形成されてい
る。本実施例において、ビン101は、最上段のビン1
01a、最上段から2段目のビン101b乃至最上段か
ら20段目である最下段のビン101tというように合
計20段設けられている。
【0032】なお、図1及び図2において20段のビン
101のうちの一部の段数の図示が、図2においてスト
ッパ101D及び案内レール108a,108bの図示
が、図3においてストッパ101Dの図示が、図4にお
いて案内レール108a,108b及び後述する軸10
6a,106bの図示がそれぞれ各図面の簡明化を図る
ため省略されている。
【0033】図2及び図3に示すように、昇降手段11
9は、案内レール108a,108bの外側に配置され
ていて、基台105の一部に所定間隔をおいて回転可能
に支持された一対の軸106a,106bと、軸106
a,106bの略中央部にそれぞれ固設されたリードカ
ム107a,107bと、軸106a,106bの下端
部にそれぞれ固設された図示しないプーリと、これらの
プーリ間に掛け渡された図示しないタイミングベルト
と、一方のプーリに図示しないベルトを介して連結され
たビンユニット昇降用のモータ112とから主に構成さ
れている。
【0034】リードカム107a,107bの周面には
螺旋溝115a,115bがそれぞれ形成されていて、
これらの螺旋溝115a,115bにビン101の各コ
ロ111が緩く嵌入される。図2に示すように、リード
カム107a,107bは、中間搬送装置102により
搬送排出されてくる印刷物Pを受け入れるために形成さ
れた用紙受け入れ口109に正対した高さ位置に設けら
れている。従って、モータ112が所定方向に回転する
ことにより、プーリ、ベルト、軸106a,106bを
介して各リードカム107a,107bが回転される。
このようにして、螺旋溝115a,115bに嵌入され
ている各コロ111が、案内レール108a,108b
により上下方向に確実に案内されつつ、螺旋溝115
a,115bに沿って上昇し、又は下降し、各ビン10
1間が、用紙受け入れ口109において、リードカム1
07a,107bの螺旋溝115a,115b間隔に応
じて順次大きく開口する。案内レール108a,108
bは、リードカム107a,107bのすぐ内側に設け
られていて、螺旋溝115a,115bに沿って上昇
(又は下降)してくるコロ111を順次案内レール10
8a,108b内に下方より押し上げて(又は上方より
押し下げて)ビンユニット100を上昇(又は下降)さ
せるようになっている。つまり、ビンユニット100の
昇降及びビン101の用紙受け入れ口109における1
段ずつの昇降は、モータ112の駆動力がリードカム1
07a,107bに伝達されることによって行われるよ
うになっている。
【0035】基台105の上部には支柱105aが立設
されている。支柱105aの高さ方向の略中間部には、
中間搬送装置102により搬送されてくる印刷物Pを受
け入れる用紙受け入れ口109が設けられている。用紙
受け入れ口109の上方の支柱105aには、印刷物P
が用紙受け入れ口109を通過したことを検出する用紙
通過センサ110と、印刷物Pが各ビン101に収納さ
れた後に用紙後端残りを検出する用紙後端センサ116
とがそれぞれ設けられている。用紙通過センサ110
は、発光部及び受光部から形成されている周知の光反射
型センサであり、用紙後端センサ116は、フィラーを
具備した光透過型センサである。なお、用紙通過センサ
110は、上記のものの他、例えばフォトインタラプタ
型の光センサであっても良い。用紙後端センサ116
は、マイクロスイッチでも良い。
【0036】さらに、用紙通過センサ110の上方の支
柱105aには、印刷物Pの搬紙方向に延出した支持部
材117が設けられている。支持部材117の先端部に
は、ソータ装置4内で異常が発生したときに、光センサ
81に向けて光を発光する信号発信手段としての発光ユ
ニット118が設けられている。発光ユニット118
は、光センサ81の発光部と同型の発光部を有してお
り、発光部は広範囲に発光可能に配置されている。発光
ユニット118は、ソータ装置4の制御手段130に接
続されており、その発光を制御される。支持部材117
は、ソータ装置4を孔版印刷装置1に連結させたとき、
発光ユニット118が光センサ81に略対向するように
調整可能に構成されている。
【0037】また、支持部材117を設けることを省略
し、制御手段130に一端を接続され、他端を発光ユニ
ット118に接続された可撓性の信号線のみを設けると
共に、発光ユニット118に両面テープや磁石等の係止
手段を設け、この係止手段により光センサ81に対向す
る孔版印刷装置1の所定部位に発光ユニット118を配
設するようにしても良い。
【0038】発光ユニット118から光センサ81への
信号発信は、光通信により行ったが、信号発信手段から
排紙検知手段への信号発信は、磁気通信、超音波通信等
により行っても良い。ここで注意すべき点は、光センサ
81に光反射型センサを用いた場合には、発光ユニット
118にも光センサ81の光反射型センサに対応する発
光部を有する信号発信手段を用いなければならないとい
うことである。従って、排紙検知手段に近接センサ、超
音波センサ等を用いた場合には、信号発信手段を排紙検
知手段に用いたセンサに対応するものとしなければなら
ない。
【0039】軸106a,106bの上端部は支柱10
5aの上部に回動自在に支持されている。軸106bの
軸端には、軸106a,106bの回転角度と回転速度
とを検出するためのビンユニット昇降速度センサ113
が取り付けられている。ビンユニット昇降速度センサ1
13は、フォト式ロータリエンコーダを用いており、ス
リットを有する図示しない円板と、この円板を挾んで設
けられた光源及び受光部とを具備した周知の構成であ
る。ビンユニット昇降速度センサ113は、磁気式エン
コーダ等でもよい。
【0040】用紙通過センサ110及びビンユニット昇
降速度センサ113は、制御手段130に電気的に接続
されている。印刷物Pが用紙受け入れ口109を1枚通
過するたびに、その通過が用紙通過センサ110により
検出される。制御手段130がその検出信号に基づき、
印刷物Pが用紙受け入れ口109を1枚通過するたび
に、丁度リードカム107a,107bが1回転分回転
するようにモータ112の駆動動作を制御するようにな
っていて、これによってビン101が1段分ずつ上昇又
は下降される。
【0041】基台105の所定部位には、ビンユニット
100が最下降してその初期位置であるホームポジショ
ンに到達したときの位置、すなわち図2において最上段
のビン101aが用紙受け入れ口109に対向したとき
の位置を検出するためのビンユニットホームポジション
センサ7が設けられている。ビンユニット100のビン
ユニット筐体114の下端部には図示しない突起板が設
けられていて、ビンユニットホームポジションセンサ7
が該突起板を検出したときにオンする信号を、検出しな
いときにオフする信号を出力する。ビンユニットホーム
ポジションセンサ7は、発光部及び受光部を具備したフ
ォトインタラプタ型の光センサであるが、これに限ら
ず、光反射型センサやマイクロスイッチ等であってもよ
い。
【0042】なお、ビンユニット100の昇降手段は、
これらリードカム式のものに限らず、チェーンスプロケ
ットによるもの、あるいはワイヤ及びプーリによるもの
等に各々モータ等の駆動手段を連結させたものであって
もよい。
【0043】次に、孔版印刷装置1とソータ装置4とを
接続した場合の一連の動作を説明する。ソータ装置4
は、中間搬送装置102の一端を孔版印刷装置1の排紙
口3に連結することにより、孔版印刷装置1に接続され
る。ソータ装置4は複数の機能を有するが、本実施例に
おいては、その機能の一つのソートモードについてのみ
説明し、その他の機能の説明は省略する。
【0044】5頁の原稿を1頁につき各20枚印刷し
て、合計20部の印刷物を作成する。まず、オペレータ
が、孔版印刷装置1のADF(自動原稿給送装置)に、
5枚の原稿をセットしてから、ソータ装置4をソートモ
ードに切換えて、孔版印刷装置1に1頁につき印刷すべ
き枚数である20を入力する。
【0045】次に、孔版印刷装置1の図示しない製版ス
タートキーを押すと、原稿の読み取りが開始され、同時
に孔版マスタにサーマルヘッドにより穿孔製版が行わ
れ、製版済の孔版マスタが印刷ドラム11の外周面に巻
き付けられる。このとき、ビンユニット100は最も降
下してホームポジションに復帰している。すなわち、ビ
ンユニット100の最上段のビン101aが用紙受け入
れ口109に対向している。次に、給紙ローラ13によ
り給紙台12上の最上位の1枚目の印刷用紙がレジスト
ローラ14へ向けて搬送される。搬送されてくる印刷用
紙は、レジストローラ14により印刷ドラム11の回転
と同期した所定のタイミングで印刷ドラム11とプレス
ローラ15との間に挿入される。印刷ドラム11の外周
面から離間していたプレスローラ15が上方に移動し、
時計回り方向に回転する印刷ドラム11の外周面に巻装
された製版済の孔版マスタに印刷用紙が押圧されること
により、印刷インキが印刷ドラム11の図示しない開孔
部分から製版済の孔版マスタの穿孔部分を通過し、印刷
用紙の表面に転移されて、1枚目の原稿の画像が印刷さ
れる。印刷された印刷済み用紙は図示しない排紙爪によ
って印刷ドラム11の外周面から剥離され排紙搬送ベル
ト16上に排出され、さらに図示しない吸引用ファンに
より吸引されつつ排紙搬送ベルト16により中間搬送装
置102へ搬送される。中間搬送装置102の無端ベル
ト103a上に搬送された印刷済み用紙は、吸引装置1
04により吸引されつつ無端ベルト103aにより用紙
受け入れ口109へと搬送される。
【0046】新しい製版済の孔版マスタが、孔版ドラム
11の外周面に巻装された後の最初の印刷物(通常1
枚)は、いわゆる「版付け」と呼ばれてその画像確認の
ための不完全な試し刷りのものであり、上述したように
搬送されてきた版付け用の印刷物は、このとき用紙受け
入れ口109に対向しているビンユニット100の最上
段のビン101a上に排出される。すなわち、この最初
の版付け用の印刷物は、ここでは20枚の印刷物のうち
にはカウントされないようになっている。オペレータ
が、前記版付け用の印刷物を確認してOKと判断する
と、図示しない印刷スタートキーを押下する。続けてす
ぐに孔版印刷装置1は上述の印刷工程と略同様の動作で
1枚目の印刷を行う。こうして、中間搬送装置102に
より1枚目の印刷物Pが、用紙受け入れ口109に対向
しているビンユニット100の最上段のビン101a上
に排出される。1枚目の印刷物Pが、用紙受け入れ口1
09において用紙通過センサ110によりその通過を検
出され、制御手段130が、その検出信号に基づきリー
ドカム107a,107bを丁度1回転するようにモー
タ112の駆動動作を制御したことにより、ビンユニッ
ト100のビン101が1段だけ上昇されている。こう
して2枚目の印刷物Pがビンユニット100の2段目の
ビン101b上に排出される。
【0047】このようにして、順次、印刷物Pがビン1
01上に排出されていって、20枚目の印刷物Pがビン
ユニット100の最下段のビン101t上に排出される
と、孔版印刷装置1の印刷動作が停止される。そしてソ
ータ装置4においては、制御手段130の指令に基づき
モータ112が、リードカム107a,107bを上昇
時とは逆方向に回転することにより、ビンユニット10
0が下降してホームポジションまで復帰される。
【0048】その間の時間に、孔版印刷装置1では、A
DFから2枚目の原稿が送られ、2枚目の原稿の画像が
読み取られて、孔版マスタにサーマルヘッドにより穿孔
製版が行われ、製版済の孔版マスタが印刷ドラム11の
外周面に巻き付けられる。ビンユニット100が下降し
てホームポジションに到達すると、ビンユニットホーム
ポジションセンサ7によりそのホームポジションが検出
され、その位置信号に基づき制御手段90が孔版印刷装
置1による2枚目の原稿の画像の印刷動作を開始させ
る。そして、上述と同様の版付け動作の後、2枚目の原
稿の画像に対応した印刷物Pが、ビンユニット100の
最上段のビン101a上に排出されて、以下順次前述し
たと同じように、ビンユニット100が動作していくこ
とになる。
【0049】この動作を順次繰返すうち、中間搬送装置
102において、搬送確認センサ115により印刷物P
の搬送異常が検知された場合、または用紙後端センサ1
16によって、ビン101から印刷物Pがはみ出してい
ることが検出された場合(図6に示す状態)、搬送確認
センサ115や用紙後端センサ116からの信号が制御
手段130の入力され、制御手段130は、ソータ装置
4の動作を停止させると共に、光センサ81に向けて発
光ユニット118を所定時間発光させる。
【0050】一方、孔版印刷装置1では、発光ユニット
118からの光を受光した光センサ81が、その信号を
孔版印刷装置1の制御手段90に出力する。制御手段9
0は、搬送異常状態であると判断して印刷動作を停止さ
せる。また、印刷動作を停止させると共に、ブザーやラ
ンプを用いてオペレータに報知しても良い。
【0051】ソータ装置4では、用紙受け入れ口109
を通過した印刷物Pの枚数を制御手段130内で計数し
ており、上述の動作中に、計数枚数と上述した1頁につ
き印刷すべき枚数(換言すれば使用するビン数)、及び
1つのビン101に収容される用紙枚数から演算し、図
示しない記憶装置に記憶された合計印刷枚数とが一致す
ると、制御手段130は、ソータ装置4の動作を停止さ
せると共に、光センサ81に向けて発光ユニット118
を所定時間発光させる。発光ユニット118からの光を
受光した光センサ81は、その信号を孔版印刷装置1の
制御手段90に出力する。制御手段90は、搬送異常状
態であると判断して印刷動作を停止させる。この場合に
も、印刷動作を停止させると共に、ブザーやランプを用
いてオペレータに報知しても良い。
【0052】次に、本発明の第2の実施例を図8〜15
に示す。第2の実施例では、カード、ハガキ等の所定の
腰の強さを有する小サイズ印刷物を孔版印刷装置で印刷
し、この装置から排出される小サイズ印刷物を排紙収納
装置に収納する例を説明する。
【0053】図8において、符号2は、排紙収納装置と
しての小サイズ印刷物排紙収納装置を示し、図1に示す
部材と同様の部材は、図1で用いた符号と同一符号を付
すにとどめてその説明を省略し相違する点についてのみ
説明する。
【0054】第2の実施例における孔版印刷装置1は、
排紙口3に排紙搬送ベルト16により搬送された印刷済
の印刷用紙(以下、印刷物Pという)を順次積載する排
紙トレイ17を、排紙口3の近傍に小サイズ印刷物排紙
収納装置2を排紙トレイ17上に載置したときに位置決
めする位置決め軸18を具備している。
【0055】小サイズ印刷物排紙収納装置2は、図9、
図10に示すように、孔版印刷装置1の排紙口3から排
出される印刷物Pを排出方向Xを保って案内する案内板
21と、案内板21に案内された印刷物Pの両側縁を支
持する上下方向に所定間隔をもって並んだ受け部25e
を有し、印刷物Pを上方へ搬送する立設された4本のコ
イルバネ状の搬送体25a、25b、25c、25d
と、搬送体25a、25b、25c、25dを駆動する
駆動手段51と、印刷物Pを収納する収納部50とから
主に構成されている。なお、受け部25eとは、螺旋状
に巻かれたコイルバネ状の搬送体25a、25b、25
c、25dの各コイルバネの連続した斜面をいう。
【0056】案内板21には、印刷物Pの走行性を良く
するために、ガイドコロ22が複数設けられ、印刷物P
の有無を検知するセンサ33が配置されている。さらに
案内板21には、印刷物Pが収納部50に搬送できる位
置に案内されたかどうかを検出する位置検出センサ80
a、80b、80c、80dが、印刷物Pの四隅に対応
する位置にそれぞれ配置されている。センサ33及び位
置検出センサ80a、80b、80c、80dの出力信
号は、後述する制御手段60に入力される。センサ33
を図10に符号33’で示すように、搬送体25a、2
5b、25c、25dに囲まれた領域に設けても良い。
位置検出センサ80a、80b、80c、80dの設置
位置は、印刷物Pの搬送可能位置が検出できれば、例え
ば位置検出センサ80a、80b、80cの3ヵ所、ま
たは位置検出センサ80a、80cの2ヵ所でも良い。
【0057】小サイズ印刷物排紙収納装置2の筐体の一
部を形成する前部カバー36aには、搬出方向Xに延出
した支持部材83が設けられている。支持部材83の先
端部には、光センサ81に向けて光を発光する信号発信
手段としての発光ユニット82が設けられている。発光
ユニット82は、光センサ81の発光部と同型の発光部
を有しており、その発光部は広範囲に発光可能に配置さ
れている。発光ユニット82は、制御手段60に接続さ
れており、その発光を制御される。支持部材83は、位
置決め軸18に係合部材39の溝38を係合させたと
き、発光ユニット82が光センサ81に略対向するよう
に調整可能に構成されている。
【0058】また、第1の実施例と同様に支持部材83
を設けることを省略し、制御手段60に一端を接続さ
れ、他端を発光ユニット82に接続された可撓性の信号
線のみを設けると共に、発光ユニット82に両面テープ
や磁石等の係止手段を設け、この係止手段により光セン
サ81に対向する孔版印刷装置1の所定部位に発光ユニ
ット82を配設するようにしても良い。
【0059】発光ユニット82から光センサ81への信
号発信は、光通信により行ったが、信号発信手段から排
紙検知手段への信号発信は、磁気通信、超音波通信等に
より行っても良い。ここで注意すべき点は、光センサ8
1に光反射型センサを用いた場合には、発光ユニット8
2にも光センサ81の光反射型センサに対応する発光部
を有する信号発信手段を用いなければならないというこ
とである。従って、排紙検知手段に近接センサ、超音波
センサ等を用いた場合には、信号発信手段を排紙検知手
段に用いたセンサに対応するものとしなければならな
い。
【0060】小サイズ印刷物排紙収納装置2の筐体の一
部を形成する後部カバー36には、案内板21上を走行
してくる印刷物Pの先端縁を受け止めるストッパ23が
設けられている。ストッパ23は、印刷物Pの先端縁が
衝突する際の騒音を低減するために、衝撃音吸収部材、
例えばゴムやスポンジ等の部材で構成される。このよう
に、後部カバー36にストッパ23を設けることは、印
刷物Pが後部カバー36へ衝突する際の騒音の低減化に
役立つ。
【0061】案内板21の両側端の一部には、印刷物P
の両側部が摺接するサイドガイド26が印刷物Pの排出
方向Xと平行に立設されている。両サイドガイド26の
上部の中央部には、収納部50に搬送された印刷物Pを
取り出し易くするために、図9に示すように、U字型の
切り込み40がそれぞれ設けられている。両サイドガイ
ド26間の距離Cは、本実施例において、印刷物Pの幅
方向の長さBよりも僅かに長く設定されている。
【0062】図10において、案内板21はストッパ2
3付近まで延在しているが、必ずしもこの位置まで延在
する必要はなく、案内板21の形状は印刷物Pを搬送体
25a、25b、25c、25dまで案内可能な形状で
あれば良い。案内板21の一方の側方には、搬送体25
c、25aが固定された軸24c、24aが、案内板2
1の他方の側方には、搬送体25d、25bが固定され
た軸24d、24bがそれぞれ配置されている。これら
軸24a、24b、24c、24dの両端は、小サイズ
印刷物排紙収納装置2の筐体に支持された上板52と固
定板20とにそれぞれ嵌着された軸受27に回転自在に
支持されていて、軸24a、24b、24c、24d
は、その軸方向への移動を図示しないストッパにより規
制されている。
【0063】搬送体25cと搬送体25d及び搬送体2
5aと搬送体25bとの間の距離Aは、搬送体25cと
搬送体25d及び搬送体25aと搬送体25bとの間で
印刷物Pの両側縁を支持するために、印刷物Pの幅方向
の長さBよりも短く設定されている。
【0064】案内板21の一方の側方に配置された搬送
体25c、25aと案内板21の他方の側方に配置され
た搬送体25d、25bとは、コイルバネの巻き方向を
互いに逆にして、受け部25eに挿入された印刷物Pを
後部カバー36へ押し付ける向きに送るようにしてい
る。
【0065】搬送体25a、25b、25c、25dの
受け部25eは、印刷物Pが接触しない程度にできるだ
け短い間隔に設定した方が、装置の高さを低くすること
ができるので好ましいが、案内板21により案内されて
きた印刷物Pを最初に受け入れる受け部25eでジャム
が発生し易くなるので、このジャムを防ぐために、搬送
体25a、25b、25c、25dの受け部25eの印
刷物Pを最初に受け入れる部位におけるピッチR1は、
受け部25eの他の部位のピッチR2よりも大きく設定
されている。
【0066】本実施例において、搬送体25a、25
b、25c、25dとして、線材をコイルバネ状に形成
したものを用いたので各受け部25eの間隔を、搬送体
25a、25b、25c、25dを上下方向に変形する
ことにより、容易に変化させることができる。
【0067】駆動手段51は、電動機としてのパルスモ
ータ29と、パルスモータ29の回転を搬送体25a、
25b、25c、25dに伝達する動力伝達手段とから
なる。パルスモータ29には、後述の制御手段60を介
して図示しない電源が接続されている。
【0068】動力伝達手段は、図9、図11に示すよう
に、軸24a、24b、24c、24dの下端側に固定
されたプーリ28a、28b、28c、28dと、パル
スモータ29の出力軸29aにそれぞれ固定されたモー
タギア30、モータプーリ31と、プーリ28a、28
c、モータプーリ31の間に掛けられたベルト32b
と、モータギア30に噛合した従動ギア53と、従動ギ
ア53が固定された軸55に支持されている従動プーリ
54と、プーリ28b、28d、従動プーリ54の間に
掛けられたベルト32aとから主になる。図11中の符
号56a、56bは、ベルト32a、32bの張りを調
整するアイドラをそれぞれ表す。
【0069】パルスモータ29が図11に示すように、
反時計回り方向に回転すると、モータプーリ31、ベル
ト32b、プーリ28a、28cがそれぞれ反時計回り
方向に回転し、軸24c、24aにそれぞれ固定されて
いる搬送体25c、25aも同様に反時計回り方向に回
転する。一方、パルスモータ29が反時計回り方向に回
転すると、モータギア30に噛合している従動ギア53
が時計回り方向に回転し、従動プーリ54、ベルト32
a、プーリ28d、28bがそれぞれ時計回り方向に回
転し、軸24d、24bにそれぞれ固定されている搬送
体25d、25bも同様に時計回り方向に回転する。
【0070】案内板21を挟んで対向する位置に配置さ
れた搬送体25c、搬送体25dと搬送体25a、搬送
体25bとは互いに逆方向に回転され、図10に示すよ
うに、印刷物Pを後部カバー36へ押し付ける向きで、
かつ、印刷物Pを収納部50に送り出す向きに回転され
る。受け部25eに挿入された印刷物Pは、搬送体25
a、25b、25c、25dの回転により、水平方向に
ずれようとするが、後部カバー36にその先端縁を押し
付けられるので、後部カバー36に沿って収納部50へ
向かって上昇する。
【0071】パルスモータ29には、図9に示すよう
に、センサ33からの信号に基づいてその駆動を制御す
る制御手段60が接続されている。制御手段60は、セ
ンサ33が印刷物Pを検出する毎にパルスモータ29の
駆動を制御して、軸24a、24b、24c、24d及
び搬送体25a、25b、25c、25dを一回転させ
て受け部25eの一段分に相当する距離だけ印刷物Pを
上方に搬送する。
【0072】制御手段60には、印刷物Pの孔版印刷装
置1による印刷終了を入力する印刷終了スイッチ61、
及び位置検出センサ80a、80b、80c、80dが
それぞれ接続されている。制御手段60は、印刷終了ス
イッチ61により印刷終了が入力されると、パルスモー
タ29の駆動を制御して、搬送体25a、25b、25
c、25dを受け部25eの巻数Nに略等しい回数回転
させ、受け部25eに支持されている印刷物Pを全て上
方の収納部50に移動させる。
【0073】小サイズ印刷物排紙収納装置2は、独立し
て電源を有しており、孔版印刷装置1からの印刷物Pの
排出に応じて独自に、その動作が制御されるようになっ
ている。
【0074】後部カバー36は、受け部25eに支持さ
れた印刷物Pがジャムした場合のジャム処理のために、
図10に示すように、筐体の側板37に設けられた軸3
7aにより開閉可能に支持されている。上板52の上方
には、図9に示すように、半透明のアクリル樹脂製のカ
バー34が軸35により開閉可能に支持されている。こ
のカバー34には、収納部50に印刷物Pが満杯(例え
ば100〜150枚)になったことを検知する印刷物セ
ンサ46が設けられている。印刷物センサ46の出力信
号は、制御手段60に入力される。印刷物センサ46
は、収納部50の印刷物Pの重さが重くなり、搬送体2
5a、25b、25c、25dを回転させるパルスモー
タ29に大きな負荷がかかるのを防止するのと、印刷物
Pの重さで裏写りし易くなるのを防止するのに役立つ。
【0075】小サイズ印刷物排紙収納装置2を孔版印刷
装置1の排紙トレイ17上に載置する場合に、小サイズ
印刷物排紙収納装置2と排紙口3との位置決めを正確に
するために、案内板21の後端側の下部には、上述の位
置決め軸18に係合する逆U字型の溝38を有する係合
部材39が設けられている。
【0076】孔版印刷装置1は、図12に示すように、
その排紙トレイ17と排紙搬送ベルト16との間の距離
Eがメーカーや機種により異なっている。適正に印刷物
Pを案内するには、排紙搬送ベルト16と小サイズ印刷
物排紙収納装置2の案内板21との段差Fを所定の長さ
に設定しなければならない。段差Fが低いと、印刷物P
が案内板21の角などに衝突し、ストッパ23まで排出
されないという問題があり、逆に段差Fが高いと、印刷
物Pが搬送体25c、25dの受け部25eに適切に支
持されないという問題がある。よって、図13に示すよ
うに、筐体の一部を形成する底板41に高さ調整可能な
4本の脚部42が設けられている。脚部42は、底板4
1に固着されたナット43に螺合する軸44と、軸44
の一端に設けられたゴム片45と、軸44を回転させる
ための大径部44aとからなる。脚部42の高さhを調
整するには、大径部44aを手動で回転させればよい。
なお脚部42は、図12、図13にのみ示してある。
【0077】以下、この小サイズ印刷物排紙収納装置2
の動作について説明する。1枚の原稿から50枚のハガ
キに印刷するとする。まず、オペレータは、孔版印刷装
置1の原稿読み取り装置に原稿をセットし、給紙台12
に50枚のハガキとハガキの上にハガキと同サイズの版
付け及び試し刷り用の用紙を数枚載せてセットする。
【0078】次に、排紙トレイ17のエンドフェンス1
9aとサイドフェンス19を最大まで広げ、位置決め軸
18に係合部材39の溝38を係合させ、排紙トレイ1
7上に小サイズ印刷物排紙収納装置2を載置し、各脚部
42の高さを調整して段差Fを所定の高さにする。
【0079】次に、小サイズ印刷物排紙収納装置2の図
示しない電源スイッチをオンすることにより、小サイズ
印刷物排紙収納装置2は、印刷物Pの収納待機状態にな
る。その後、孔版印刷装置1の図示しない製版スタート
キーを押すと、第1実施例と同様に原稿の読み取りが開
始され、同時に孔版マスタにサーマルヘッドにより穿孔
製版が行われ、製版済の孔版マスタが印刷ドラム11の
外周面に巻き付けられる。次に、版付け用の用紙に版付
け印刷が行われ、最初の印刷物Pが排紙搬送ベルト16
で案内板21上に案内される。案内板21上に案内され
た印刷物Pは、センサ33上を通過してストッパ23に
当接して停止する。このとき、印刷物Pは、その両側縁
を、搬送体25a、25b、25c、25dの受け部2
5eに受け入れられ支持される。
【0080】センサ33が印刷物Pの通過を検知する
と、その信号が制御手段60に入力され、制御手段60
は、信号の入力から所定時間後、例えば0.5秒以内に
パルスモータ29を駆動し、搬送体25a、25b、2
5c、25dを一回転させて受け部25eの一段分に相
当する距離だけ印刷物Pを上方に搬送する。
【0081】次に、オペレータは、後部カバー36を開
いて印刷物Pを取り出し、画像や印刷位置を確認する。
必要があれば試し刷り印刷をすることもできる。ここ
で、版付け及び試し刷り印刷物Pに問題がなければ、給
紙台12上の版付け及び試し刷り用の用紙を取り除いて
ハガキをセットし、孔版印刷装置1の図示しない印刷ス
タートキーを押してハガキへの印刷を開始する。その
後、給紙台12上のハガキは、印刷ドラム11へ次々と
搬送されて連続的に印刷される。孔版印刷装置1の印刷
速度は、60〜120枚/分の間で変化させることがで
きる。
【0082】その後、ハガキは、案内板21で案内され
てストッパ23に衝突して停止する。印刷物Pは、その
両側縁を、搬送体25a、25b、25c、25dの受
け部25eに受け入れられ支持される。印刷物Pが案内
板21のセンサ33上を通過する毎に、センサ33から
制御手段60に信号が入力される。制御手段60は、上
述の印刷物Pの場合と同様に、センサ33から信号が入
力されると所定時間後、例えば0.5秒以内にパルスモ
ータ29を駆動し、搬送体25a、25b、25c、2
5dを一回転させて受け部25eの一段分に相当する距
離だけ印刷物Pを上方に順次搬送する。
【0083】これらの動作中に、位置検出センサ80
a、80b、80c、80dによって、ハガキが収納部
50に搬送できない位置、すなわち搬送不適位置にある
と検出された場合、または印刷物センサ46によって収
納部50の満杯状態が検知された場合、位置検出センサ
80a、80b、80c、80dや印刷物センサ46か
らの信号が制御手段60に入力され、制御手段60は、
パルスモータ29の駆動を停止させると共に、発光ユニ
ット82から光センサ81に向けて光を所定時間発光さ
せる。発光ユニット82からの光を受光した光センサ8
1は、その信号を孔版印刷装置1の制御手段90に出力
する。制御手段90は、搬送異常状態であると判断して
印刷動作を停止させる。この場合には、印刷動作を停止
させると共に、ブザーやランプを用いてオペレータに報
知しても良い。
【0084】収納部50が満杯になることなく、50枚
のハガキへの印刷が終了すると、図14に示すごとく、
ハガキは、その約半分が搬送体25a、25b、25
c、25dの最上方に搬送され積み上げられ(以下、積
み上げられた印刷物P1という)、その残りの約半分の
ハガキが搬送体25a、25b、25c、25dの受け
部25eに支持された(以下、下部に並んだ印刷物P2
という)状態になる。
【0085】ここで、更に別の原稿でハガキに印刷をす
る場合には、小サイズ印刷物排紙収納装置2を排紙トレ
イ17上に載置したままの状態で、上述のように印刷を
すれば良いが、これらハガキ50枚の印刷だけで終了す
る場合には、小サイズ印刷物排紙収納装置2の溝38と
孔版印刷装置1の位置決め軸18との係合を解除し、小
サイズ印刷物排紙収納装置2を排紙トレイ17から取り
外せば良い。この作業により、孔版印刷装置1は、通常
の用紙への印刷に使用可能になる。
【0086】一方、排紙トレイ17から取り外された小
サイズ印刷物排紙収納装置2の印刷終了スイッチ61
(図9参照)を押すことにより、制御手段60に印刷終
了が入力される。制御手段60は、パルスモータ29の
駆動を制御し、搬送体25a、25b、25c、25d
を受け部25eの巻数Nに略等しい回数、間欠的に回転
させ、下部に並んだ印刷物P2を全て収納部50に移動
させ、積み上げる。
【0087】その後、カバー34を開いて、収納部50
に積み上げられた印刷物Pは、サイドガイド26の切り
込み40から容易に取り出される。勿論、後部カバー3
6を開いて印刷物Pを取り出しても良い。上述した孔版
印刷装置1、及び小サイズ印刷物排紙収納装置2の一連
の概略動作を図15に示す。
【0088】本実施例において、制御手段60は、セン
サ33が印刷物Pを検出する毎に搬送体25a、25
b、25c、25dを一回転させるようにしたが、搬送
体25a、25b、25c、25dを二回転以上の整数
倍、回転させるようにしても良い。
【0089】また、第2の実施例の変形例として、搬送
体の構成が異なる小サイズ印刷物排紙収納装置を図16
に示す。同図において、図10に示す部材と同様の部材
は、図10で用いた符号と同一符号を付すにとどめてそ
の説明を省略し、動作についても上述の小サイズ印刷物
排紙収納装置2と同様なので省略し、ここでは搬送体7
0についてのみ説明する。
【0090】図17に示すように、搬送体70は、案内
板21上に排出される印刷物Pの排出方向(同図におい
て紙面に直交する方向)と平行に配置された駆動プーリ
74a、74bと、従動プーリ73a、73bと、駆動
プーリ74aと従動プーリ73a、及び、駆動プーリ7
4bと従動プーリ73bとの間にそれぞれ巻き掛けら
れ、印刷物Pを受け入れる複数の受け部72a、72b
を有する無端ベルト71a、71bと、駆動プーリ74
a、74bをそれぞれ矢印方向に回転駆動する図示しな
い駆動手段とから主になる。
【0091】受け部72a、72bは、それぞれ無端ベ
ルト71a、71bと一体に成型されていて、両受け部
72a、72bの間隔は、印刷物Pの両側縁を支持する
ために、印刷物Pの幅よりも小さく設定されている。
【0092】同図において、案内板21上に案内された
印刷物Pは、最下方の受け部72a、72bにその両端
部を支持される。各受け部72a、72bに印刷物Pが
支持される毎に、上述の実施例の如く、駆動手段は、図
示しない制御手段により回転を制御され、駆動プーリ7
4a、74bを矢印方向に間欠的に回転し、受け部72
a、72bに支持されている印刷物Pを順次受け部72
a、72bの一段分に相当する距離だけ上方に搬送し、
最上方の受け部72a、72bに積載していく。
【0093】以上説明した小サイズ印刷物排紙収納装置
2では、印刷物を下方から上方に搬送して最上方に積載
するが、小サイズ印刷物排紙収納装置2としては実開平
5−13743号公報に開示されている構成を有し、印
刷物を搬送体の上方の受け部に受け入れて順次下方に搬
送し、最下方の受け部に積載するものでも良い。上述し
た各実施例では、印刷装置として孔版印刷装置を用いた
が、凹版印刷装置やオフセット印刷装置等の印刷装置を
用いても良い。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、排紙収納装置内で印刷物の搬送に異常が検
出された場合に、排紙収納装置から印刷装置に対して異
常信号が非接触式に発信されるので、印刷装置は、その
信号により印刷装置内で搬送異常が発生したと判断して
動作を停止する、あるいはブザーやランプ等でオペレー
タに報知することができる。また、印刷装置からの印刷
物が、排紙収納装置内の搬送異常の発生個所に連続して
搬送されることが防止され、印刷物の歩留まり率が向上
する。さらに、すでに稼動している印刷装置に対して
も、排紙検知手段を有しているものであれば、機構的改
造、及び電装部改造を行わずに容易に接続することがで
き、多種類の印刷装置に対応することができる。さら
に、排紙収納装置の種類が減ることにより製造効率が向
上する。
【0095】請求項2記載の発明によれば、排紙収納装
置内で印刷物の満杯が検知された場合に、排紙収納装置
から印刷装置に対して異常信号が非接触式に発信される
ので、印刷装置は、その信号により印刷装置内で搬送異
常が発生したと判断して動作を停止する、あるいはブザ
ーやランプ等でオペレータに報知することができる。さ
らに、印刷物が収納部から溢れることを防止することが
できる。さらに、すでに稼動している印刷装置に対して
も、排紙検知手段を有しているものであれば、機構的改
造、及び電装部改造を行わずに容易に接続することがで
き、多種類の印刷装置に対応することができる。さら
に、排紙収納装置の種類が減ることにより製造効率が向
上する。
【0096】請求項3記載の発明によれば、排紙収納装
置内で印刷物の搬送に異常が検出された場合、または排
紙収納装置内で印刷物の満杯が検知された場合に、排紙
収納装置から印刷装置に対して異常信号が非接触式に発
信されるので、印刷装置は、その信号により印刷装置内
で搬送異常が発生したと判断して動作を停止する、ある
いはブザーやランプ等でオペレータに報知することがで
きる。さらに、請求項1、請求項2記載の発明による効
果に加え、オペレータが両装置を常時監視してなくても
良く、オペレータの負担が低減される。
【0097】請求項4記載の発明によれば、排紙収納装
置内で印刷物の位置に異常が検出された場合に、排紙収
納装置から印刷装置に対して異常信号が非接触式に発信
されるので、印刷装置は、その信号により印刷装置内で
搬送異常が発生したと判断して動作を停止する、あるい
はブザーやランプ等でオペレータに報知することができ
る。また、印刷装置からの印刷物が、排紙収納装置内の
搬送異常の発生個所に連続して搬送されることが防止さ
れ、印刷物の歩留まり率が向上する。さらに、印刷装置
から排紙された印刷物を搬送体の受け部で所定間隔を保
って順次上方または下方の収納部へ搬送するので、印刷
物への裏写りの発生を防止できる。さらに、すでに稼動
している印刷装置に対しても、排紙検知手段を有してい
るものであれば、機構的改造、及び電装部改造を行わず
に容易に接続することができ、多種類の印刷装置に対応
することができる。さらに、排紙収納装置の種類が減る
ことにより製造効率が向上する。
【0098】請求項5記載の発明によれば、排紙収納装
置内で印刷物の満杯が検知された場合に、排紙収納装置
から印刷装置に対して異常信号が非接触式に発信される
ので、印刷装置は、その信号により印刷装置内で搬送異
常が発生したと判断して動作を停止する、あるいはブザ
ーやランプ等でオペレータに報知することができる。さ
らに、印刷物が収納部から溢れることを防止し、また印
刷物に無理な力が加わることがないので裏写りの発生が
防止できる。さらに、すでに稼動している印刷装置に対
しても、排紙検知手段を有しているものであれば、機構
的改造、及び電装部改造を行わずに容易に接続すること
ができ、多種類の印刷装置に対応することができる。さ
らに、排紙収納装置の種類が減ることにより製造効率が
向上する。
【0099】請求項6記載の発明によれば、排紙収納装
置内で印刷物の位置に異常が検出された場合、または排
紙収納装置内で印刷物の満杯が検知された場合に、排紙
収納装置から印刷装置に対して異常信号が非接触式に発
信されるので、印刷装置は、その信号により印刷装置内
で搬送異常が発生したと判断して動作を停止する、ある
いはブザーやランプ等でオペレータに報知することがで
きる。さらに、請求項4、請求項5記載の発明による効
果に加え、オペレータが両装置を常時監視してなくても
良く、オペレータの負担が低減される。
【0100】請求項7記載の発明によれば、排紙検知手
段を発光素子及び受光素子により構成することで、信号
発信手段も簡単に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、孔版印刷装置に
ソータ装置を接続した場合の全体構成図である。
【図2】図1のソータ装置を拡大して示す縦断面図であ
る。
【図3】図1のソータ装置におけるビンユニットのビン
廻りを拡大して示す横断面図である。
【図4】ビンの構造を示す拡大側断面図である。
【図5】用紙揃え不具合の例を表す側面図である。
【図6】用紙揃え不具合の別の例を表す側面図である。
【図7】孔版印刷装置の排紙部の要部を示す斜視図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施例を示し、孔版印刷装置の
排紙トレイ上に小サイズ印刷物排紙収納装置を載置した
場合の全体構成図である。
【図9】図8に示す小サイズ印刷物排紙収納装置の縦断
面図である。
【図10】図8に示す小サイズ印刷物排紙収納装置の横
断面図である。
【図11】図8に示す小サイズ印刷物排紙収納装置の動
力伝達手段を示す概略平面図である。
【図12】図8に示す小サイズ印刷物排紙収納装置の脚
部を示す側面図である。
【図13】図12に示す脚部の拡大側面図である。
【図14】図8に示す小サイズ印刷物排紙収納装置の印
刷物の排紙収納動作の一部を示す図である。
【図15】第2の実施例の孔版印刷装置及び小サイズ印
刷物排紙収納装置の動作を表すフローチャートである。
【図16】第2の実施例の変形例であり、他の搬送体を
有する小サイズ印刷物排紙収納装置の横断面図である。
【図17】図16に示す搬送体の要部の正面図である。
【符号の説明】
1 印刷装置としての孔版印刷装置 2 排紙収納装置としての小サイズ印刷物排
紙収納装置 4 排紙収納装置としてのソータ装置 25a、25b、25c、25d 搬送体 25e 受け部 46 満杯検知手段としての印刷物センサ 50 収納部 51 駆動手段 60、90、130 制御手段 80a、80b、80c、80d 位置検出手段とし
ての位置検出センサ 81 排紙検知手段としての光センサ 82,118 信号発信手段としての発光ユニット 83,117 支持部材 100 ビンユニット 101 複数のビン 102 中間搬送装置 119 昇降手段 110 用紙通過センサ 115 搬送確認センサ 116 搬送検出手段としての用紙後端センサ P 印刷物

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷物の搬送異常を検知する非接触式の排
    紙検知手段を搬送経路に有する印刷装置から排出される
    印刷物を収納する排紙収納装置であって、 上記印刷物を収納する収納部と、 上記印刷物が上記収納部に搬送されたかどうかを検出す
    る搬送検出手段と、 上記搬送検出手段により、上記印刷物の搬送に異常が検
    出された場合、上記排紙検知手段に異常信号を発信する
    信号発信手段と、 を具備することを特徴とする排紙収納装置。
  2. 【請求項2】印刷物の搬送異常を検知する非接触式の排
    紙検知手段を搬送経路に有する印刷装置から排出される
    印刷物を収納する排紙収納装置であって、 上記印刷物を収納する収納部と、 上記収納部に収納された印刷物の満杯を検知する満杯検
    知手段と、 上記満杯検知手段により、上記印刷物の満杯が検知され
    た場合、上記排紙検知手段に異常信号を発信する信号発
    信手段と、 を具備することを特徴とする排紙収納装置。
  3. 【請求項3】印刷物の搬送異常を検知する非接触式の排
    紙検知手段を搬送経路に有する印刷装置から排紙される
    印刷物を収納する排紙収納装置であって、 上記印刷物を収納する収納部と、 上記印刷物が上記収納部に搬送されたかどうかを検出す
    る搬送検出手段と、 上記収納部に収納された印刷物の満杯を検知する満杯検
    知手段と、 上記搬送検出手段により、上記印刷物の搬送に異常が検
    出された場合、または上記満杯検知手段により、上記印
    刷物の満杯が検知された場合、上記排紙検知手段に異常
    信号を発信する信号発信手段と、 を具備することを特徴とする排紙収納装置。
  4. 【請求項4】印刷物の搬送異常を検知する非接触式の排
    紙検知手段を搬送経路に有する印刷装置から排出される
    印刷物を収納する排紙収納装置であって、 上記印刷物の両側縁を受け入れて、その両側縁を支持す
    る、上下方向に所定間隔をもって並んだ複数の受け部を
    有する搬送体と、 上記印刷物が搬送可能位置に搬送されたかどうかを検出
    する位置検出手段と、 上記受け部の一つで1枚の印刷物を支持する毎に上記印
    刷物を、上記受け部の少なくとも一段分に相当する距離
    だけ上方または下方に搬送するように上記搬送体を駆動
    する駆動手段と、 上記搬送体によって搬送された印刷物を収納する収納部
    と、 上記位置検出手段により、上記印刷物の位置に異常が検
    出された場合、上記排紙検知手段に異常信号を発信する
    信号発信手段と、 を具備することを特徴とする排紙収納装置。
  5. 【請求項5】印刷物の搬送異常を検知する非接触式の排
    紙検知手段を搬送経路に有する印刷装置から排出される
    印刷物を収納する排紙収納装置であって、 上記印刷物の両側縁を受け入れて、その両側縁を支持す
    る、上下方向に所定間隔をもって並んだ複数の受け部を
    有する搬送体と、 上記受け部の一つで1枚の印刷物を支持する毎に上記印
    刷物を、上記受け部の少なくとも一段分に相当する距離
    だけ上方または下方に搬送するように上記搬送体を駆動
    する駆動手段と、 上記搬送体によって搬送された印刷物を収納する収納部
    と、 上記収納部に収納された印刷物の満杯を検知する満杯検
    知手段と、 上記満杯検知手段により、上記印刷物の満杯が検知され
    た場合、上記排紙検知手段に異常信号を発信する信号発
    信手段と、 を具備することを特徴とする排紙収納装置。
  6. 【請求項6】印刷物の搬送異常を検知する非接触式の排
    紙検知手段を搬送経路に有する印刷装置から排出される
    印刷物を収納する排紙収納装置であって、 上記印刷物の両側縁を受け入れて、その両側縁を支持す
    る、上下方向に所定間隔をもって並んだ複数の受け部を
    有する搬送体と、 上記印刷物が搬送可能位置に搬送されたかどうかを検出
    する位置検出手段と、 上記受け部の一つで1枚の印刷物を支持する毎に上記印
    刷物を、上記受け部の少なくとも一段分に相当する距離
    だけ上方または下方に搬送するように上記搬送体を駆動
    する駆動手段と、 上記搬送体によって搬送された印刷物を収納する収納部
    と、 上記収納部に収納された印刷物の満杯を検知する満杯検
    知手段と、 上記位置検出手段により、上記印刷物の位置に異常が検
    出された場合、または上記満杯検知手段により、上記印
    刷物の満杯が検知された場合、上記排紙検知手段に異常
    信号を発信する信号発信手段と、 を具備することを特徴とする排紙収納装置。
  7. 【請求項7】上記排紙検知手段が発光素子及び受光素子
    を含むセンサである請求項1、請求項2、請求項3、請
    求項4、請求項5または請求項6記載の排紙収納装置。
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