JP2004001983A - 紙受装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】互いに対向する一対のガイド板232a,232bと、一対のガイド板232a,232bの下方に配置され、一対のガイド板232a,232b間に落下した用紙が積み重なる紙受台213と、用紙の区分けに応じて、一対のガイド板232a,232bが互いに対向する方向に、一対のガイド板232a,232bの少なくとも一つのガイド板と紙受台213とを相対的に移動させる区分け手段と、紙受台213への用紙の積み重ねに伴なって、紙受台213と少なくとも一つのガイド板との少なくとも一方を相対的に離れる方向に大略垂直移動させる紙受制御手段とを備える。
【選択図】 図22
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙受装置に関し、詳しくは、用紙処理装置から排出された用紙を所定枚数ごとに区分けすることができる紙受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷機や複写機などから排出された用紙を区分けするための装置が種々提案されている。
【0003】
例えば、特開平10−120281号公報に開示された用紙仕分け装置は、用紙端が当接するストッパを排紙トレイ上に選択的に配置することで、用紙の位置をずらして区分けする。
【0004】
また、特開平11−139665号公報に開示された排紙仕分け装置は、区分けグループごとに、排紙台7上に載置された用紙の最上位の用紙を、揺動アームの先端に設けたローラで移動することにより、区分けの境界が分かるようにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記装置は、いずれも、一方の用紙端を垂直面に突き当てるだけであり、他方の用紙端は開放状態となっている。そのため、用紙端の位置がずれやすく、区分けごとに用紙の端面を整然と揃えて積み重ねることが困難である。
【0006】
また、いずれの装置も、用紙を載置する底面は固定されている。そのため、大量の用紙を積載するために底面を下げると、用紙の落下距離が長くなり用紙が不揃いになるなどの問題があり、大量の用紙を区分けするに不向きである。
【0007】
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、大量の用紙を整然と区分けすることができる紙受装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するため、本発明は、以下の構成の紙受装置を提供する。
【0009】
紙受装置は、互いに対向する一対のガイド板と、上記一対のガイド板の下方に配置され、上記一対のガイド板間に落下した用紙が積み重なる紙受台と、用紙の区分けに応じて、上記一対のガイド板が互いに対向する方向に、上記一対のガイド板の少なくとも一つのガイド板と上記紙受台とを相対的に移動させる区分け手段と、上記紙受台への用紙の積み重ねに伴なって、上記紙受台と上記少なくとも一つのガイド板との少なくとも一方を相対的に離れる方向に大略垂直移動させる紙受制御手段とを備える。
【0010】
上記構成において、少なくとも一つのガイド板と紙受台とについて、いずれか一方、あるいは両方を、移動する。一対のガイド板は、例えば、止めガイド板及び突き当てガイド板である。あるいは、一対の幅ガイド板である。
【0011】
上記構成によれば、少なくとも一つのガイド板によって、用紙端を揃えることができる。一対のガイド板が互いに対向する方向に、少なくとも一つのガイド板と紙受台とを相対的に移動させることにより、相対移動前の用紙端の位置と、相対移動後の用紙端の位置とがずれる。この用紙端の位置ずれによって、相対移動前の用紙と相対移動後の用紙とを区分けすることができる。
【0012】
上記構成において、用紙の積み重ねに伴なって、例えば、紙受台が下降する。あるいは、少なくとも一つのガイド板が上昇する。紙受台と少なくとも一つのガイド板とが相対的に離れる方向に大略垂直移動することにより、大量の用紙を紙受台上に積み重ねることができる。
【0013】
したがって、大量の用紙を整然と区分けすることができる。
【0014】
なお、紙受台を下降する場合には、紙受台に積み重なっている用紙のうち一番上の用紙の位置(高さ)を略一定に保ち、用紙の落下距離等の変動を少なくし、用紙が安定して積み重なるようにすることができる。これにより、より整然と用紙を区分けすることができる。
【0015】
好ましくは、上記区分け手段は、一の区分けのすべての用紙が上記紙受台に積み重ねられたとき、その一番上の用紙が上記少なくとも一つのガイド板の下端より下に位置するように、上記紙受台と上記少なくとも一つのガイド板とを相対的に離れる方向に移動させてから、上記少なくとも一つのガイド板を次の区分けの用紙に対応して移動させ、次に上記紙受台と上記少なくとも一つのガイド板とを相対的に近づく方向に移動させる。
【0016】
上記構成によれば、次の区分けの用紙に応じて、少なくとも一つのガイド板が移動するときには、紙受台と少なくとも一つのガイド板とが離れるので、少なくとも一つのガイド板が、紙受台に積み重なっている用紙と干渉しないようになっている。したがって、少なくとも一つのガイド板を移動しても、紙受台上の用紙の区分けが乱れない。そして、少なくとも一つのガイド板を移動した後、紙受台と少なくとも一つのガイド板とが近づくので、次の区分けの用紙の載置位置が乱れないようにすることができる。
【0017】
好ましくは、上記一対のガイド板の少なくとも一つのガイド板が、その対向面の法線方向に往復移動を繰り返して、上記紙受台に積み重なっている用紙を揃える。
【0018】
上記構成によれば、用紙端の位置がずれていても、往復移動を繰り返す少なくとも一つのガイド板により、所定位置まで戻される。これにより、用紙端が揃った整然として状態で、紙受台に用紙を積み重ねることができる。
【0019】
好ましくは、上記紙受台より上方において、上記一対のガイド板が互いに対向する方向と直角方向に互いに対向し、上記紙受台の用紙が積み重なる紙受面に対して略垂直に延在する他の一対のガイド板を備える。上記区分け手段は、用紙の区分けに応じて、上記他の一対のガイド板が互いに対向する方向に、上記他の一対のガイド板の少なくとも一つのガイド板と上記紙受台とを相対的に移動させる。上記紙受制御手段は、上記紙受台への用紙の積み重ねに伴なって、上記紙受台と上記一対のガイド板及び上記他の一対のガイド板の少なくとも一つのガイド板とを相対的に離れる方向に大略垂直移動させる。
【0020】
上記構成によれば、直交する二対のガイド板によって囲まれる矩形の空間に矩形の用紙を落下させることにより、用紙の少なくとも隣接する2辺を揃えることができるので、用紙をより整然と区分けすることができる。
【0021】
上記構成によれば、紙受台上に積み重なる用紙の位置は、一対のガイド板が互いに対向する方向のみならず、他の一対のガイド板が互いに対向する方向にも、ずらすことができるので、用紙の区分けの種類を増やすことができる。
【0022】
上記構成において、用紙の積み重ねに伴なって、例えば、紙受台が下降する。あるいは、ガイド板が上昇する。紙受台と少なくとも一つのガイド板とが相対的に離れる方向に移動することにより、大量の用紙を紙受台上に積み重ねることができる。
【0023】
なお、紙受台を下降する場合には、紙受台に積み重なっている用紙のうち一番上の用紙の位置(高さ)を略一定に保ち、用紙の落下距離等の変動を少なくし、用紙を安定して積み重ねることができる。これにより、より整然と用紙を区分けすることができる。
【0024】
好ましくは、上記区分け手段は、一の区分けのすべての用紙が上記紙受台に積み重ねられたとき、その一番上の用紙が上記一対のガイド板及び上記他の一対のガイド板の少なくとも一つのガイド板の下端より下に位置するように、上記紙受台と上記少なくとも一つのガイド板とを相対的に離れる方向に移動させてから、上記少なくとも一つのガイド板を次の区分けの用紙に対応して移動させ、次に上記紙受台と上記少なくとも一つのガイド板とを相対的に近づく方向に移動させるる。
【0025】
上記構成によれば、次の区分けの用紙に応じて、少なくとも一つのガイド板が移動するときには、少なくとも一つのガイド板が、紙受台に積み重なっている用紙と干渉しないようになっている。したがって、少なくとも一つのガイド板を移動しても、紙受台上の用紙の区分けが乱れない。そして、少なくとも一つのガイド板を移動した後、紙受台と少なくとも一つのガイド板とが近づくので、次の区分けの用紙の載置位置が乱れないようにすることができる。
【0026】
好ましくは、上記一対のガイド板及び上記他の一対のガイド板の少なくとも一つのガイド板が、その対向面の法線方向に往復移動を繰り返して、上記紙受台に積み重なっている用紙を揃える。
【0027】
上記構成によれば、用紙端の位置がずれていても、往復移動を繰り返す少なくとも一つのガイド板により、所定位置まで戻される。これにより、用紙端が揃った整然として状態で、紙受台に用紙を積み重ねることができる。
【0028】
具体的には、本発明は、以下のように種々の態様の紙受装置を提供する。
【0029】
紙受装置は、紙受台と、紙受台制御手段と、止めガイド板と、突き当てガイド板と、ガイド板制御手段とを備える。上記紙受台は、用紙が順次排出される用紙処理装置の排紙部に隣接して配置され、該排紙部より下方において大略用紙の排出方向に沿って延在し、昇降可能である。上記紙受台制御手段は、上記紙受台上への用紙の積み重ねに伴なって上記紙受台を下降させる。上記止めガイド板は、上記紙受台の上方において上記排紙部に対向し、用紙の排出方向と大略直交する方向に延在し、上記排出方向に移動可能である。上記突き当てガイド板は、上記紙受台の上方において、上記止めガイド板に対向して上記排紙部側に、上記排出方向と大略直交する方向に延在し、上記排出方向に移動可能である。上記ガイド板位置制御手段は、上記用紙処理装置の上記排紙部から排出される用紙の区分けに応じて、上記止めガイド板及び上記突き当てガイド板の位置設定を変更する。
【0030】
上記構成において、突き当てガイド板及び止めガイド板の少なくとも一方の位置を用紙の区分けごとに変えることにより、紙受台上に積み重なる用紙の端面位置を区分けごとに変え、用紙を区分けすることができる。
【0031】
上記構成によれば、突き当てガイド板及び止めガイド板の位置を用紙の長さに応じて適宜に設定することで、用紙が紙受台上に載置されるとき、用紙の両端を突き当てガイド板及び止めガイド板で規制し、用紙の両端を揃えることができる。紙受台上に積み重なった用紙が増えれば紙受台を適宜下降させることにより、紙受台上に大容量の用紙を積み重ねることが可能である。
【0032】
したがって、大量の用紙を整然と区分けすることができる。
【0033】
好ましくは、上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙の位置を検出する第1の用紙位置検出手段を備える。上記紙受台制御手段は、上記第1の用紙位置検出手段によって検出された上記一番上の用紙の位置が所定範囲内となるように、上記紙受台を下降させる。
【0034】
上記構成によれば、用紙が落下する位置が略一定であるので、用紙の端面を整然と揃えることが容易である。
【0035】
好ましくは、上記ガイド板位置制御手段は、紙受台下降制御手段を含む。上記紙受台下降制御手段は、一の区分けのすべての用紙が上記紙受台に積み重ねられた後、その一番上の用紙が上記突き当てガイド板及び上記止めガイド板の少なくとも一方の下端より下に位置するように、上記紙受台を下降させてから、上記突き当てガイド板及び上記止めガイド板の少なくとも一方を次の区分けの用紙に対応して移動させる。
【0036】
上記構成によれば、次の区分けの用紙に応じて突き当てガイド板及び上記止めガイド板の少なくとも一方を移動するとき、紙受台を下降して突き当てガイド板及び上記止めガイド板の少なくとも一方が用紙と干渉しないようになっているので、突き当てガイド板及び上記止めガイド板の少なくとも一方を移動しても用紙の区分けが乱れることはない。
【0037】
好ましくは、上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙が上記突き当てガイド板及び上記止めガイド板の少なくとも一方の下端に達したことを検出する第2の用紙位置検出手段を備える。上記ガイド板位置制御手段は、紙受台上昇制御手段を含む。上記紙受台上昇制御手段は、上記紙受台下降制御手段の動作後に、上記第2の用紙位置検出手段が、上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙が上記突き当てガイド板及び上記止めガイド板の少なくとも一方の下端に達したことを検出するまで、上記紙受台を上昇させる。
【0038】
上記構成によれば、次の区分の用紙が積み重ねられるとき、紙受台上に載置された用紙と突き当てガイド板及び上記止めガイド板の少なくとも一方の下端との間に隙間がないようにすることできる。これにより、隙間に用紙が入って次の区分けの用紙端が乱れることを防止できる。
【0039】
好ましくは、上記止めガイド板及び上記突き当てガイド板の少なくとも一方が、上記排出方向に往復移動を繰り返して、上記紙受台に積み重ねられた用紙を揃える。すなわち、ジョガー動作を行う。
【0040】
上記構成によれば、用紙端の位置がずれていても、往復移動を繰り返す止めガイド板及び突き当てガイド板の少なくとも一方により、所定位置まで戻される。これにより、用紙端が揃った整然として状態で、紙受台に用紙を積み重ねることができる。
【0041】
好ましくは、上記止めガイド板及び上記突き当てガイド板の少なくとも一方の下端が上記紙受台に載置された用紙に接している場合には、そのジョガー動作を禁止する。
【0042】
上記構成によれば、止めガイド板及び上記突き当てガイド板の少なくとも一方は、上記紙受台に載置された用紙に接している状態でジョガー動作を行わない。したがって、用紙を擦すって用紙の区分けを乱すことを防止できる。
【0043】
好ましくは、上記突き当てガイド板は、上記用紙処理装置内から出没する。
【0044】
上記構成において、突き当てガイド板が用紙処理装置内に後退したとき、用紙の一方の端部は用紙処理装置の外壁で揃えられる。
【0045】
上記構成によれば、突き当てガイド板の退避スペースを用紙処理装置内に設けることにより、用紙処理装置に隣接して紙受装置を配置するためのスペースを小さくすることができる。
【0046】
好ましくは、上記第1の用紙位置検出手段と上記第2の用紙位置検出手段が一つの検出手段で兼用される。
【0047】
好ましくは、上記紙受台が下限位置に接近又は到達したら警告信号を発する警告手段を備える。
【0048】
上記構成によれば、紙受台上に用紙が満杯になったときに、警告信号を用紙処理装置に伝達し、用紙処理装置の動作を自動的に中断又は中止させることができる。また、警告信号に基づいて音や表示による適宜な警告を発することで、紙受台上に用紙が満杯になったことを使用者に知らせ、紙受台から用紙を取り除くなどの対応作業を促すことができる。
【0049】
好ましくは、上記第1の用紙位置検出手段と上記第2の用紙位置検出手段が一つの検出手段で兼用される。
【0050】
上記構成によれば、検出手段の個数を減らし、構成を簡単にすることができる。
【0051】
また、本発明は、以下の構成の紙受装置を提供する。
【0052】
紙受装置は、紙受台と、止めガイド板と、突き当てガイド板と、ガイド板位置制御手段とを備える。上記紙受台は、用紙が順次排出される用紙処理装置の排紙部に隣接して配置され、該排紙部より下方において大略用紙の排出方向に沿って延在する。上記止めガイド板は、上記紙受台の上方において上記排紙部に対向し、用紙の排出方向と大略直交する方向に延在し、上記排出方向及び上下方向に移動可能である。上記突き当てガイド板は、上記紙受台の上方において、上記止めガイド板に対向して上記排紙部側に、上記排出方向と大略直交する方向に延在し、上記排出方向及び上下方向に移動可能である。上記ガイド板位置制御手段は、上記用紙処理装置の上記排紙部から排出される用紙の区分けに応じて、上記止めガイド板及び上記突き当てガイド板の位置設定を変更する。
【0053】
上記構成によれば、止めガイド板及び突き当てガイド板の少なくとも一方の位置を、用紙の区分けに応じて変更することにより、止めガイド板と突き当てガイド板との間に、用紙の両端が揃った状態で積み重ねることが可能である。止めガイド板及び突き当てガイド板の位置を上昇することにより、大量の用紙を積み重ねることができる。
【0054】
したがって、大量の用紙を整然と区分けすることができる。
【0055】
また、本発明は、以下の構成の紙受装置を提供する。
【0056】
紙受装置は、紙受台と、紙受台制御装置と、一対の幅ガイド板と、紙受位置制御手段とを備える。上記紙受台は、用紙が順次排出される用紙処理装置の排紙部に隣接して配置され、該排紙部より下方において大略用紙の排出方向に沿って延在し、昇降可能である。上記紙受台制御手段は、上記紙受台の紙受面への用紙の積み重ねに伴なって上記紙受台を下降させる。上記一対の幅ガイド板は、上記紙受台の上方において、用紙の排出方向と直角方向に互いに対向し、用紙の排出方向と大略平行かつ上記紙受台の上記紙受面に大略垂直に延在する。上記紙受位置制御手段は、上記紙受台を用紙の排出方向と大略直角方向に移動させる。
【0057】
上記構成において、一対の幅ガイド板の位置を用紙サイズに応じて適宜に設定することで、用紙が紙受台上に積み重なるとき、一対の幅ガイド板の少なくとも一つのガイド板で、用紙端を揃えることができる。紙受台の位置を用紙の区分けごとに変えることにより、紙受台上に積み重なる用紙端の位置が区分けごとにずれる。これにより、用紙を区分けすることができる。ガイド板や紙受台を適宜に構成すれば、大容量の用紙を紙受台に積み重ねることが可能である。
【0058】
したがって、大量の用紙を整然と区分けすることができる。
【0059】
好ましくは、上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙の位置を検出する第1の用紙位置検出手段を備える。上記紙受台制御手段は、上記第1の用紙位置検出手段によって検出された上記一番上の用紙の位置が所定範囲内となるように、上記紙受台を下降させる。
【0060】
上記構成によれば、用紙が落下する位置が略一定であるので、用紙端を整然と揃えることが容易である。
【0061】
好ましくは、上記紙受位置制御手段は、紙受台下降制御手段を含む。上記紙受台下降制御手段は、一の区分けのすべての用紙が上記紙受台に積み重ねられた後、その一番上の用紙が上記一対の幅ガイド板の少なくとも一つの下端より下に位置するように、上記紙受台を下降させてから、上記紙受台を次の区分けの用紙に対応して移動させる。
【0062】
上記構成によれば、次の区分けの用紙に応じて、一対の幅ガイド板の少なくとも一つのガイド板を移動するとき、紙受台を下降して、その少なくとも一つのガイド板は用紙と干渉しないようになっているので、少なくとも一つのガイド板を移動しても用紙の区分けが乱れることはない。
【0063】
好ましくは、上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙が上記一対の幅ガイド板の少なくとも一つのガイド板の下端に達したことを検出する第2の用紙位置検出手段を備える。上記紙受位置制御手段は、紙受台上昇制御手段を含む。上記紙受台上昇制御手段は、上記紙受台下降制御手段の動作後に、上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙が上記少なくとも一つのガイド板の下端に達したことを上記第2の用紙位置検出手段が検出するまで、上記紙受台を上昇させる。
【0064】
上記構成によれば、次の区分の用紙が積み重ねられるとき、紙受台上に載置された用紙と少なくとも一つのガイド板の下端との間に隙間がないようにすることできる。これにより、隙間に用紙が入って次の区分けの用紙端が乱れることを防止できる。
【0065】
好ましくは、上記一対の幅ガイド板の少なくとも一つのガイド板が、当該ガイド板の法線方向に往復移動を繰り返して、上記紙受台に積み重ねられた用紙を揃える。すなわち、ジョガー動作を行う。
【0066】
上記構成によれば、用紙端の位置がずれていても、往復移動を繰り返す少なくとも一つのガイド板により、所定位置まで戻される。これにより、用紙端が揃った整然として状態で、紙受台に用紙を積み重ねることができる。
【0067】
好ましくは、上記少なくとも一つのガイド板の下端が上記紙受台に載置された用紙に接している場合には、そのジョガー動作を禁止する。
【0068】
上記構成によれば、少なくとも一つのガイド板は、紙受台に載置された用紙に接している状態でジョガー動作を行わない。したがって、用紙を擦すって用紙の区分けを乱すことを防止できる。
【0069】
好ましくは、上記紙受台が下限位置に接近又は到達したら警告信号を発する警告手段を備える。
【0070】
上記構成によれば、紙受台上に用紙が満杯になったときに、警告信号を用紙処理装置に伝達し、用紙処理装置の動作を自動的に中断又は中止させることができる。また、警告信号に基づいて音や表示による適宜な警告を発することで、紙受台上に用紙が満杯になったことを使用者に知らせ、紙受台から用紙を取り除くなどの対応作業を促すことができる。
【0071】
好ましくは、上記第1の用紙位置検出手段と上記第2の用紙位置検出手段が一つの検出手段で兼用される。
【0072】
上記構成によれば、検出手段の個数を減らし、構成を簡単にすることができる。
【0073】
また、本発明は、以下の構成の紙受装置を提供する。
【0074】
紙受装置は、紙受台と、紙受台制御装置と、止めガイド板と、突き当てガイド板と、紙受位置制御手段とを備える。上記紙受台は、用紙が順次排出される用紙処理装置の排紙部に隣接して配置され、該排紙部より下方において大略用紙の排出方向に沿って延在し、昇降可能である。上記紙受台制御手段は、上記紙受台の紙受面への用紙の積み重ねに伴なって上記紙受台を下降させる。上記止めガイド板は、上記紙受台の上記紙受面より上方において上記排紙部に対向し、用紙の排出方向と大略直交する方向に延在する。上記突き当てガイド板は、上記紙受台の上記紙受面より上方において、上記止めガイド板に対向して上記排紙部側に、上記排出方向と大略直交する方向に延在する。上記紙受位置制御手段は、上記紙受台の上記紙受面を大略用紙の排出方向に移動させる。
【0075】
上記構成において、突き当てガイド板及び止めガイド板の位置を用紙サイズに応じて適宜に設定することで、用紙が紙受台上に積み重なるとき、止めガイド板及び突き当てガイド板の少なくとも一つのガイド板で、用紙端を揃えることができる。紙受台の位置を用紙の区分けごとに変えることにより、紙受台上に積み重なる用紙端の位置が区分けごとにずれる。これにより、用紙を区分けすることができる。ガイド板や紙受台を適宜に構成すれば、大容量の用紙を紙受台に積み重ねることが可能である。
【0076】
したがって、大量の用紙を整然と区分けすることができる。
【0077】
好ましくは、上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙の位置を検出する第1の用紙位置検出手段を備える。上記紙受台制御手段は、上記第1の用紙位置検出手段によって検出された上記一番上の用紙の位置が所定範囲内となるように、上記紙受台を下降させる。
【0078】
上記構成によれば、用紙が落下する位置が略一定であるので、用紙端を整然と揃えることが容易である。
【0079】
好ましくは、上記紙受位置制御手段は、紙受台下降制御手段を含む。上記紙受台下降制御手段は、一の区分けのすべての用紙が上記紙受台に積み重ねられた後、その一番上の用紙が上記突き当てガイド板及び上記止めガイド板の少なくとも一つの下端より下に位置するように、上記紙受台を下降させてから、上記紙受台を次の区分けの用紙に対応して移動させる。
【0080】
上記構成によれば、次の区分けの用紙に応じて、突き当てガイド板及び止めガイド板の少なくとも一つのガイド板を移動するとき、紙受台を下降して、その少なくとも一つのガイド板は用紙と干渉しないようになっているので、少なくとも一つのガイド板を移動しても用紙の区分けが乱れることはない。
【0081】
好ましくは、上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙が上記突き当てガイド板及び上記止めガイド板の少なくとも一つのガイド板の下端に達したことを検出する第2の用紙位置検出手段を備える。上記紙受位置制御手段は、紙受台上昇制御手段を含む。上記紙受台上昇制御手段は、上記紙受台下降制御手段の動作後に、上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙が上記少なくとも一つのガイド板の下端に達したことを上記第2の用紙位置検出手段が検出するまで、上記紙受台を上昇させる。
【0082】
上記構成によれば、次の区分の用紙が積み重ねられるとき、紙受台上に載置された用紙と少なくとも一つのガイド板の下端との間に隙間がないようにすることできる。これにより、隙間に用紙が入って次の区分けの用紙端が乱れることを防止できる。
【0083】
好ましくは、上記止めガイド板及び上記突き当てガイド板の少なくとも一つのガイド板が、当該ガイド板の法線方向に往復移動を繰り返して、上記紙受台に積み重ねられた用紙を揃える。すなわち、ジョガー動作を行う。
【0084】
上記構成によれば、用紙端の位置がずれていても、往復移動を繰り返す少なくとも一つのガイド板により、所定位置まで戻される。これにより、用紙端が揃った整然として状態で、紙受台に用紙を積み重ねることができる。
【0085】
好ましくは、上記少なくとも一つのガイド板の下端が上記紙受台に載置された用紙に接している場合には、そのジョガー動作を禁止する。
【0086】
上記構成によれば、少なくとも一つのガイド板は、紙受台に載置された用紙に接している状態でジョガー動作を行わない。したがって、用紙を擦すって用紙の区分けを乱すことを防止できる。
【0087】
好ましくは、上記紙受台が下限位置に接近又は到達したら警告信号を発する警告手段を備える。
【0088】
上記構成によれば、紙受台上に用紙が満杯になったときに、警告信号を用紙処理装置に伝達し、用紙処理装置の動作を自動的に中断又は中止させることができる。また、警告信号に基づいて音や表示による適宜な警告を発することで、紙受台上に用紙が満杯になったことを使用者に知らせ、紙受台から用紙を取り除くなどの対応作業を促すことができる。
【0089】
好ましくは、上記第1の用紙位置検出手段と上記第2の用紙位置検出手段が一つの検出手段で兼用される。
【0090】
上記構成によれば、検出手段の個数を減らし、構成を簡単にすることができる。
【0091】
また、本発明は、以下の構成の用紙処理装置を提供する。
【0092】
用紙処理装置は、上記各構成の紙受装置とともに用いられる。用紙処理装置は、連動制御手段を備える。上記連動制御手段は、上記排紙部から一の区分けの用紙の排出が完了したら、用紙の排出を中断し、上記紙受装置の上記突き当てガイド板及び上記止めガイド板、又は上記紙受台の位置設定が次の区分けに対応して変更されてから、次の区分けの用紙の排出を開始するように、制御する。
【0093】
上記構成によれば、紙受装置と連携することにより、用紙区分け作業を自動化することができる。
【0094】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として実施例を図1〜図26に基づいて説明する。
【0095】
まず、第1実施例について、図1〜図16を参照しながら説明する。
【0096】
図1に示すように、紙受装置1は、用紙処理装置2に隣接して配置され、用紙処理装置2の排紙部3から順次排出された用紙9が、紙受台12上に積み重なるようになっている。紙受装置1は、孔版印刷機や複写機などの画像形成装置、連続紙を切断して所定サイズの用紙を形成する用紙裁断装置、所定の用紙を折り畳んで密着書簡を形成する密着書簡製造装置など、排紙部3から所定サイズの用紙が順次排出される種々の用紙処理装置2に広く適用することができる。
【0097】
紙受台12上の用紙は、一つの突き当てガイド板14、一つの止めガイド板22及び一対の幅ガイド板32により、各辺が揃えられる。止めガイド板22は、用紙処理装置2の排紙部3に対向して、用紙の排出方向(図において左右方向)に移動自在に支持され、排紙部3から空中に排出された印刷済み用紙の前端が当接するようになっている。一対の幅ガイド板32は、用紙の排出方向と直角方向(図において紙面垂直方向)に移動自在に支持されている。止めガイド板22及び幅ガイド板32は、紙受カバー10に設けられている。突き当てガイド板14は、用紙処理装置2から出没するようになっている。突き当てガイド板14と止めガイド板22の下端には、用紙への当接を検出する用紙上位検出スイッチ15,23が、それぞれ設けられている。
【0098】
紙受台12は、用紙処理装置2の排紙部3の下方から大略用紙の排出方向(図において左右方向)に延在する。紙受台12は昇降自在に支持され、印刷開始時には、鎖線で示す位置まで上昇する。紙受台12上の用紙の高さ(最も上の用紙の位置)は、レベルセンサ17で検出する。紙受台12上に用紙9が積載されると、紙受台12上の最も上の用紙の位置が所定範囲内に位置するように、紙受台12が徐々に下降するようになっている。
【0099】
紙受台12は、エレベータ装置により昇降する。すなわち、紙受台12には、チェーン6の一端が固定される。チェーン6は、スプロケット5,7で折り曲げられ、他端がスプリング8により常に引っ張られる。昇降モータ4によりスプロケット5を回転し、チェーン6を移動させることにより、紙受台12を昇降させることができる。紙受台12の上限位置は上限スイッチ18で、下限位置は下限スイッチ19で、それぞれ検出する。また、手動で紙受台12を下降させるためのマニュアル下降スイッチ16と、紙受台12上に用紙があるか否かを検出する用紙有無センサ13とを設けている。
【0100】
紙受カバー10は、用紙処理装置2の排紙部3の近傍に設けた軸11を中心に回動できるように構成され、取手10aを持ち上げると、鎖線で示したように開き、紙受台12上の用紙9を容易に取り出すことができるようになっている。
【0101】
紙受カバー10には、図2及び図3に示すように、止めガイド板22及び幅ガイド板32が移動自在に支持され、駆動されるようになっている。
【0102】
すなわち、止めガイド板22は、紙受カバー10の内部において、矢印90で示す用紙の排出方向と平行に固定された平行ガイドレール20に沿って摺動する止めガイド板支持部材26によって、用紙の排出方向に移動自在に支持されている。
【0103】
一対の幅ガイド板32は、用紙の排出方向に沿って平行に延在し、排紙部3と止めガイド板22との間において、印刷済み用紙の左右の側端にそれぞれ当接するようになっている。一対の幅ガイド板32は、図2に示したように、紙受カバー10の内部において用紙の排出方向に対して直角方向に固定された平行ガイドレール30に沿って摺動する幅ガイド板支持部材36によって、用紙の排出方向に対して直角方向に移動自在にそれぞれ支持されている。一対の幅ガイド板32の下端には、図1に示したように、複数の突起34が設けられている。紙受台12の上面には、搬送方向に対して直角方向に延在する複数列の溝(図示せず)が設けられ、幅ガイド板32の突起34が入り込むようになっている。これによって、紙受台12上の用紙が紙受台12の上面と幅ガイド板32の下端との間の隙間に入り込んで用紙の位置がずれることを防止するようになっている。
【0104】
各ガイド板支持部材26,36には、図2及び図3に示したように、遮光板28,38がそれぞれ固定されている。紙受カバー10には、適宜位置に遮光センサ29,39が配置され、各ガイド板22,32がそれぞれ外側に最も移動したホームポジションにあるときに、各遮光板28,38が遮光センサ29,39を遮光するようになっている。
【0105】
各ガイド板22,32は、紙受カバー10に設けたガイド板駆動機構によって駆動される。ガイド板駆動機構は、止めガイド板22用に1組と、一対の幅ガイド板32用に1組の合計2組が設けられている。
【0106】
止めガイド板22用のガイド板駆動機構は、図2及び図3に示したように、大略、平行ガイドレール20に沿って一対のプーリー44により支持され駆動ベルト40と、一方のプーリー44を回転するステッピングモータ42とを備える。ステッピングモータ42は、不図示の駆動回路から駆動パルス信号が与えられると回転する。ステッピングモータ42の回転によって一方のプーリー44が回転し、駆動ベルト40が一対のプーリー44の間を両方向に循環する。止めガイド板支持部材26の上部27は、駆動ベルト40の片側を挟持していて、駆動ベルト40とともに移動するようになっている。これにより、止めガイド板22は、平行ガイドレール20に沿って用紙の排出方向に駆動される。
【0107】
一対の幅ガイド板32用のガイド板駆動機構も、大略同様に構成される。図2に示したように、平行ガイドレール30に沿って一対のプーリー44により支持された駆動ベルト40が、ステッピングモータ42の回転によって循環するようになっている。各幅ガイド板支持部材36の上部は、駆動ベルト40の両側をそれぞれ挟持しており、互いに接離する方向に等しい距離だけ、駆動ベルト40とともに移動するようになっている。これにより、一対の幅ガイド板32は、平行ガイドレール30に沿って、互いに接離する方向に等しい距離駆動される。
【0108】
さらに、各ガイド板駆動機構には、パルスエンコーダーが設けられている。すなわち、図2及び図3に示したように、一方のプーリー44にパルス板46が結合され、パルス板46に対向してフォトインタラプタ48が配置されている。パルス板46は、放射状に配列されたパルスマークを有する。フォトインタラプタ48は、パルス板46のパルスマークの通過を検出してパルス信号を発するようになっている。
【0109】
突き当てガイド板14は、図4に示すように、リンク機構を介してソレノイド50により駆動される。突き当てガイド板14は、止めガイド板22とは反対側の面に支持腕14a,14bが固定されている。支持腕14a,14bの先端には、固定軸57,59を中心に回動する回動アーム56,58の一端がリンク結合される。回動アーム56,58の他端は、連動アーム54,55の一端にリンク結合される。連動アーム54,55の他端は、それぞれ、ソレノイド50のロッド52の先端53にリンク結合される。矢印92で示すように、ロッド52が進退すると、連動アーム54,55、回動アーム56,58、支持アーム14a,14bを介して、突き当てガイド板14は、用紙処理装置2内に退避する第1位置(実線で示す)と、用紙処理装置2から突出する第2位置(鎖線で示す)との間を移動する。用紙処理装置2内に突き当てガイド板14を退避させることにより、紙受装置1の設置スペースを小さくすることができる。
【0110】
図5は、突き当てガイド板14の駆動機構の変形例である。突き当てガイド板14は、フレーム2bに支持される支持腕14s,14tが、止めガイド板22とは反対側の面に固定されている。支持腕14s,14tには、ねじロッド62と螺合するナット部材64が固定されている。ねじロッド62は、フレーム2aに固定されたステッピングモータ60で回転する。これにより、突き当てガイド板14は、矢印94で示すように、用紙の排出方向に平行移動する。突き当てガイド板14の基準位置は、基準位置スイッチ66で検出する。
【0111】
次に、図6のブロック図を参照しながら、構成をさらに説明する。
【0112】
用紙処理装置2と紙受装置1とは、共通のCPU70により、動作が制御される。CPU70は、用紙処理装置2に設けられた操作パネル71と、用紙処理装置2の本体機構部72と、制御プログラムを記憶したROM74と、区分けごとの枚数などの種々のデータを一時的に記憶するためのRAM75とに接続されている。
【0113】
CPU70には、紙受装置1側の機器も接続される。すなわち、上限スイッチ18、下限スイッチ19、レベルセンサ17、マニュアル下降スイッチ16、昇降モータ4、用紙上位検出スイッチ15,23、ステッピングモータ42、フォトインタラプタ48、遮光センサ29,39、用紙有無センサ13がCPU70に接続される。また、突き当てガイド板14が図4の構成で駆動される場合にはソレノイド50が、図5の構成で駆動される場合には基準位置スイッチ66及びステッピングモータ60が、それぞれCPU70に接続される。
【0114】
次に、印刷中における止めガイド板22及び幅ガイド32のジョガー動作について説明する。
【0115】
止めガイド板22は、用紙を揃える所定位置から排出方向外側に少し移動した待機位置で待機している。そして、止めガイド板22に当接して進行が阻止された用紙が、紙受台12上に落下した後に、止めガイド板22は、所定位置まで移動する。これによって、用紙の先端の位置が所定位置からずれていれば、所定位置まで押し、用紙の先端の位置を揃える。そして、再び待機位置に戻る。
【0116】
一対の幅ガイド板32は、所定位置から少し外側に移動した位置で待機し、排出された用紙が紙受台12上に落下した後に、所定位置まで移動する。これにより、落下した用紙が所定位置からずれていれば、用紙の側端を押し、用紙端を所定位置に揃える。
【0117】
以上の一連の動作を、用紙の排出サイクルに合わせて実行する。ガイド板22,32は、所定位置からずれて紙受台12に着地した用紙を所定位置まで押すので、紙受台12上の用紙をきれいに揃えることができる。
【0118】
なお、用紙の上面に止めガイド板22の下端が接している間は、用紙が擦れて移動しなようにジョガー動作を禁止する。例えば、ある程度用紙が積み重ねられて紙受台12が下降してから、ジョガー動作を開始する。
【0119】
次に、用紙区分け動作について、図7〜図16を参照しながら説明する。
【0120】
まず、基本的な動作を、用紙処理装置2が印刷機である場合を例に、図7のフローチャート及び図8の説明図を参照しながら説明する。用紙処理装置2及び紙受装置1は、CPU70の制御により、以下のように動作する。
【0121】
まず、用紙処理装置2は第1の区分け分の印刷を開始し(#10)、第1の区分け分の所定枚数の印刷が完了するまで印刷を続ける(#12でNo)。このとき、図8(a)に示すように、突き当てガイド板14と止めガイド板22とは、第1位置に配置される。すなわち、突き当てガイド板14は輪転孔版印刷機2側に退避し、止めガイド板22は輪転孔版印刷機2側に位置する。紙受台12は、第1の区分け分の用紙96の積載に伴なって下降する。例えば、積載された用紙の一番上の用紙の位置が所定高さに達したことをレベルセンサ17で検知すると、昇降モータ4が所定量回転し、紙受台12が所定距離下降する。これを、用紙の積載に伴なって、間欠的に繰り返す。
【0122】
第1の区分け枚数分の印刷が完了すると(#12でYES)、用紙処理装置は印刷を中断し(#14)、紙受台12が所定量下降する(#15)。このとき、図8(b)に示すように、紙受台12に載置された用紙96のうち一番上の用紙96aが、止めガイド板22の下端23よりも下になる位置まで、紙受台12が下降する。
【0123】
次に、ガイド板14,22の位置設定を変更する(#16)。このとき、図8(c)に示すように、突き当てガイド板14と止めガイド板22とは第2位置に移動する。すなわち、突き当てガイド板14は輪転孔版印刷機2から突出し、止めガイド板22は輪転孔版印刷機2から離れる側に移動する。
【0124】
次に、紙受台12が上昇し(#17)、用紙上位検出スイッチ15が紙受台12に積載された用紙の一番上の用紙を検出すると(#18でYES)、紙受台12は上昇を停止する(#20)。これによって、図8(d)に示すように、一番上の用紙96aの直ぐ上に、突き当てガイド板14が配置された状態となる。
【0125】
次に、用紙処理装置2は印刷を再開し、同様に、第2の区分けの所定枚数分に達するまで印刷を行う(#22,#24,#26)。このとき、図8(e)に示すように、第1の区分の用紙96からずれた位置に、第2の区分けの用紙97が積載される。第2の区分けの用紙97が所定高さに達すると、同様に紙受台12が所定距離下降し、図8(f)に示すように、突き当てガイド板14及び止めガイド板22より下方にも第2の区分けの用紙97が配置されるようになる。
【0126】
第2の区分けの所定枚数の印刷終了後、同様に、紙受台12が所定量下降する(#27)。このとき、図7(g)に示すように、紙受台12に載置された用紙のうち一番上の用紙97aが、止めガイド板22の下端よりも下になる位置まで、下降する。
【0127】
次に、ガイド板14,22の位置設定を変更する(#28)。このとき、図8(h)に示すように、突き当てガイド板14と止めガイド板22とは第1位置に戻り、突き当てガイド板14は輪転孔版印刷機2側に退避し、止めガイド板22は輪転孔版印刷機2側に移動する。
【0128】
次に、紙受台12が上昇し(#29)、用紙上位検出センサ23が紙受台12に積載された用紙97の一番上の用紙97aを検出すると(#30でYES)、紙受台12は上昇を停止する(#31)。これによって、図8(i)に示すように、用紙97の直ぐ上に、止めガイド板22が配置された状態となる。
【0129】
次に、同様に、第3の区分けの所定枚数分の印刷を行う(#32,#34,#36)。このとき、図8(j)に示すように、第3の区分けの用紙98は、第2の区分けの用紙97に対して用紙処理装置2側にずれた位置に積載される。図8(k)に示すように、第3の区分けの用紙98が所定高さに達すると、同様に紙受台12が所定距離下降し、突き当てガイド板14及び止めガイド板22より下方にも第3の区分けの用紙98が配置されるようになる。
【0130】
以下、同様に動作を繰り返す。
【0131】
紙受台12上に用紙が満杯になったとき、すなわち、紙受台12が下限位置に到達したとき、下限スイッチ19は警告信号をCPU70に伝達する。これにより、CPU70は、用紙処理装置2の動作を自動的に中断又は中止させる。また、不図示のアラーム装置から警告音を発したり、操作パネル71の表示部に警告内容を表示することで、紙受台12上に用紙が満杯になったことを使用者に知らせ、紙受台12から用紙を取り除くなどの対応作業を促す。
【0132】
なお、例えば、区分けにより用紙の長さ(用紙の排出方向の寸法)が異なる場合には、突き当てガイド板14及び止めガイド板22の一方のみの位置設定を変更してもよい。区分けにより用紙の幅(用紙の排出方向と直角な方向の寸法)が異なる場合には、幅ガイド板32の位置設定も変更する。
【0133】
また、用紙端を2つの位置に交互に配置することで区分けする代わりに、例えば図16に示すように、用紙端を3つ以上の位置86,67,88に適宜に位置させることにより、用紙を区分けするようにしてもよい。
【0134】
次に、区分け設定操作の具体例について、さらに説明する。
【0135】
区分け設定操作のために、操作パネル70には、図9に示すキー操作パネル80と、不図示の表示部とが設けられている。キー操作パネル80には、0〜9のテンキー81と、クリアキー82と、登録キー83とが配置されている。表示部には、キー操作を促す表示や、キー操作に対応した表示が現れるので、キー操作の内容を確認することができる。キー操作により設定されたデータは、RAM75に記憶される。CPU70は、RAM75に記憶されたデータを参照しながら、上述したように、用紙処理装置2及び紙受装置1の動作を制御する。
【0136】
用紙処理装置2がADF(原稿自動給紙装置)を備えていない場合、標準モードでは、同じ原稿について、区分け枚数を設定することができる。例えば、20枚ごとに3組に分けて印刷する場合、図10(a)に示したように、枚数をテンキー81で入力後、登録キー83で設定を確定し、次に組数をテンキー81で入力後、登録キー83で設定を確定する。枚数や組数の入力を間違えた場合には、クリアキー82で入力を取り消す。さらに、同じ原稿について、10枚ごとに3組に分けて印刷する場合、続いて図10(b)に示したように入力する。これにより、図13に示すように、紙受台12上に積み重ねられた用紙は、用紙端が第1位置84又は第2位置85に交互に配置さ、区分けされる。
【0137】
用紙処理装置2がADFを備えている場合、第1モードでは、原稿ごとに、区分け枚数と組数を設定する。すなわち、原稿の種類をテンキー81で入力後、登録キー83で設定を確定し、次に、枚数をテンキー81で入力後、登録キー83で設定を確定し、次に組数をテンキー81で入力後、登録キー83で設定を確定する。例えば、第1の原稿について、10枚ごと区分けして2組に分けて印刷する場合には、図11(a)に示したように入力する。第2の原稿について、5枚を1組印刷し、さらに20枚を2組印刷する場合には、まず図11(b)に示したように入力し、次に図11(c)に示したように入力する。これにより、図14に示すように、紙受台12上に積み重ねられた用紙は、用紙端が第1位置84又は第2位置85に交互に配置され、区分けされる。
【0138】
用紙処理装置2がADFを備えている場合、第2モードでは、原稿ごとに区分けする。例えば、3枚の原稿について、10枚ずつ印刷する場合には、図12に示したように、まず、第1原稿の枚数をテンキー81で入力後、登録キー83で設定を確定する。第2、第3の原稿についても、図12と同様の操作を繰り返す。これにより、原稿ごとに印刷された用紙は、図15に示すように区分けされる。
【0139】
以上説明したように、紙受装置1は、紙受台12が昇降し、突き当てガイド板14及び止めガイド板22が区分けに応じて移動するので、大量の用紙を整然と区分けすることができる。
【0140】
次に、第2実施例について、図17及び図18を参照しながら説明する。第2実施例では、紙受台が昇降せず、代わりに突き当てガイド板及び止めガイド板が昇降する。
【0141】
図17の構成図に示すように、第1実施例と同様に、排紙部102から矢印104で示す方向に用紙を排出する用紙処理装置100に隣接して、紙受装置110が配置される。紙受装置110は、大略用紙の排出方向(すなわち、水平方向)及び上下方向に移動可能な突き当てガイド板112及び止めガイド板114と、位置が固定された紙受台116と、位置が固定された固定ガイド板118とを備える。突き当てガイド板112及び止めガイド板114の中間位置112a,114aには、用紙を検出する用紙検出手段(例えば、光センサの発光部と受光部、あるいは発光部と反射部)が配置され、紙受台116上に載置された用紙の高さがセンサ位置120に達したことを検知できるようになっている。突き当てガイド板112及び止めガイド板114の下端112b,114bには、例えば第1実施例と同様にマイクロスイッチが配置され、突き当てガイド板112及び止めガイド板114の下端112b,114bが紙受台116や紙受台116上に載置された用紙に当接したことを検知できるようになっている。用紙処理装置100及び紙受装置110は、用紙の区分けに応じて、連携して動作する。
【0142】
次に、用紙処理装置100及び紙受装置110の動作について、図18を参照しながら説明する。
【0143】
図18(a)に示すように、紙受装置110の突き当てガイド板112及び止めガイド板114は、その下端が紙受台116の上面と同じ高さまで下降している。突き当てガイド板112は用紙処理装置100内に退避している。止めガイド板114は、用紙の長さに応じて、固定ガイド118から用紙処理装置100側に突出している。
【0144】
用紙処理装置100から第1の区分けの用紙が排出されると、用紙の先端が固定ガイド板118又は止めガイド板114の上部に衝突し、用紙は落下して、突き当てガイド板112と止めガイド板114との間に両端が揃った状態で、紙受台116上に載置される。図18(b)に示すように、紙受台116上に載置された用紙130がセンサ位置120に達すると、突き当てガイド板112と止めガイド板114は所定距離だけ一体的に上昇する。
【0145】
第1の区分けの用紙130の排出が終了すると、図18(c)に示すように、突き当てガイド板112と止めガイド板114は一体的に上昇し、図18(d)に示すように、下端が用紙130と干渉することなく、止めガイド114が固定ガイド118内に退避する位置まで、右方向に一体的に移動する。そして、図18(e)に示すように、突き当てガイド板112と止めガイド板114は、突き当てガイド板112の下端が用紙130に当接するまで、一体的に下降する。
【0146】
次に、用紙処理装置100から第2の区分けの用紙132が排出されると、同様に、突き当てガイド板112と止めガイド板114との間に両端が揃った状態で、用紙130上に載置される。図18(f)に示すように、用紙132がセンサ位置120に達すると、突き当てガイド板112と止めガイド板114は、同様に所定距離だけ一体的に上昇する。
【0147】
第2の区分けの用紙132の排出が終了すると、図18(g)に示すように、突き当てガイド板112と止めガイド板114は、一体的に上昇した後、図18(h)に示すように、下端が用紙130と干渉することなく、突き当てガイド板112が用紙処理装置100内に退避する位置で、左方向に一体的に移動する。そして、図18(i)に示すように、突き当てガイド板112と止めガイド板114は、止めガイド板114の下端が用紙132に当接するまで、一体的に下降する。
【0148】
次に、用紙処理装置100から第3の区分けの用紙134が排出されると、用紙134は、突き当てガイド板112と止めガイド板114との間に両端が揃った状態で、第2の区分けの用紙132上に載置される。用紙134がセンサ位置120に達すると、図18(j)に示すように、突き当てガイド板112と止めガイド板114は、同様に所定距離だけ一体的に上昇する。以下、同様に動作を繰り返す。
【0149】
なお、突き当てガイド板112と止めガイド板114のいずれか一方又は両方は、第1実施例と同様に、ジョガー動作を行うようにしてもよい。
【0150】
次に、第3実施例について、図19〜図26を参照しながら説明する。
【0151】
第3実施例の紙受装置は、大略、第1実施例の紙受装置と同様に構成される。以下では、相違点を中心に説明する。
【0152】
第3実施例の紙受装置は、図19に要部構成図を示したように、紙受台213は、ベアリング216により、排紙方向(紙面垂直方向)に対して直角方向に移動可能に、紙受台ユニット212に支持されている。紙受台ユニット212すなわち紙受台213は、第1実施例の紙受台12と同様に、用紙処理装置の排紙部に隣接して配置され、排紙部より下方において大略用紙の排紙方向に沿って延在し、昇降可能である。
【0153】
紙受台ユニット212内には、ギヤモータ260が配置され、排紙方向に対して直角方向に延在するねじロッド262を回転駆動するようになっている。紙受台213の下面には、ねじロッド262に係合するナット部材214が固定されていて、ギヤモータ260によりねじロッド262が回転すると、紙受台213が排紙方向に対して直角方向に移動するようになっている。紙受台213の基準位置を検出するため、紙受台ユニット212内には、ナット部材214に当接する所定位置にマイクロスイッチ266が配置されている。
【0154】
排紙方向から見た図22に示すように、紙受カバー210に配置された一対の幅ガイド板232a,232bの下端には、用紙上位検出スイッチであるセンサ233a,233bが配置され、紙受台213に載置された用紙296,297に当接することにより用紙を検出するようになっている。
【0155】
一対の幅ガイド板232a,232bは、第1実施例と同様に両方が移動可能であっても、いずれか一方のみが移動可能であっても、両方が固定されていてもよい。不図示の止めガイド板及び突き当てガイド板も、第1実施例と同様に両方が移動可能であっても、いずれか一方のみが移動可能であっても、両方が固定されていてもよい。これらのガイド板は、適宜に移動可能とすれば、種々のサイズの用紙に対応可能となり、紙受台213からの用紙取り出しも容易になる。
【0156】
好ましくは、ジョガー動作により、用紙揃えをよくする。すなわち、一対の幅ガイド板、止めガイド板及び突き当てガイド板のうち、少なくとも一つのガイド板が、その対向面の法線方向に往復移動を繰り返すようにする。
【0157】
図20のブロック図に示すように、ギヤモータ260、ギヤモータ260の回転を検出するエンコーダ261、マイクロスイッチ266、用紙上位検出スイッチ233a,233bは、CPU70に接続されている。CPU70には、第1実施例と同様に、各種機器が接続されている。CPU70は、用紙を区分けするため、紙受台ユニット212の高さや紙受台213の左右位置を制御する。
【0158】
次に、用紙を区分けする動作について、図21及び図22を参照しながら説明する。
【0159】
まず、用紙処理装置が第1の区分け分の印刷を開始し(#110)、第1の区分け分の所定枚数の印刷が完了するまで印刷を続ける(#112でNo)。このとき、図22(a)に示すように、紙受台213は、第1位置に配置される。紙受台ユニット212すなわち紙受台213は、第1の区分け分の用紙296の積載に伴なって下降する。
【0160】
第1の区分け枚数分の印刷が完了すると(#112でYES)、用紙処理装置は印刷を中断し(#114)、紙受台ユニット212すなわち紙受台213が所定量下降する(#115)。このとき、図22(b)に示すように、紙受台213に載置された用紙296のうち一番上の用紙が、幅ガイド板232a,232bの下端よりも下になる位置まで、紙受台213が下降する。
【0161】
次に、紙受台213の位置設定を変更する(#116)。このとき、図22(c)に示すように、紙受台213は排紙方向に直角方向に水平移動し、図において右側の第2位置に移動する。
【0162】
次に、紙受台ユニット212すなわち紙受台213が上昇し(#117)、用紙上位検出スイッチ233bが紙受台213に積載された用紙296の一番上の用紙を検出すると(#118でYES)、紙受台ユニット212すなわち紙受台213は上昇を停止する(#120)。これによって、図22(d)に示すように、紙受台213に積載された用紙296の一番上の用紙の直ぐ上に、幅ガイド板232bが配置された状態となる。
【0163】
次に、用紙処理装置は印刷を再開し、同様に、第2の区分けの所定枚数分に達するまで印刷を行う(#122,#124,#126)。このとき、図22(e)に示すように、第1の区分の用紙296からずれた位置に、第2の区分けの用紙297が積載される。第2の区分けの用紙297が所定高さに達すると、同様に紙受台ユニット212すなわち紙受台213が所定距離下降する。
【0164】
第2の区分けの所定枚数の印刷終了後、同様に、紙受台ユニット212すなわち紙受台213が所定量下降する(#127)。これにより、図22(f)に示すように、紙受台213に載置された用紙296,297のうち一番上の用紙が、幅ガイド板232a,232bの下端よりも下に位置する。
【0165】
次に、紙受台213の位置設定を変更する(#128)。これにより、図22(g)に示すように、紙受台233は図において左側に移動し、第1位置に戻る。
【0166】
次に、紙受台ユニット212すなわち紙受台213が上昇し(#129)、用紙上位検出センサ233aが紙受台ユニット212に積載された用紙296,297の一番上の用紙を検出すると(#130でYES)、紙受台ユニット212は上昇を停止する(#131)。これによって、図22(h)に示すように、用紙297の直ぐ上に、幅ガイド板232aが配置された状態となる。
【0167】
次に、同様に、第3の区分けの所定枚数分の印刷を行う(#132,#134,#136)。このとき、図22(i)に示すように、第3の区分けの用紙298は、第2の区分けの用紙297に対して、排紙方向に対して直角方向にずれた位置に積載される。第3の区分けの用紙298が所定高さに達すると、同様に紙受台ユニット212が所定距離下降する。
【0168】
以下、同様に動作を繰り返す。
【0169】
なお、例えば、区分けにより用紙の幅(用紙の排出方向に対して直角方向の寸法)が異なる場合には、一対の幅ガイド板232a,232bの一方又は両方の位置設定を変更してもよい。区分けにより用紙の長さ(用紙の排出方向の寸法)が異なる場合には、止めガイド板や突き当てガイド板の位置設定を変更する。
【0170】
また、用紙の排出方向に対して直角方向にずれた2つの位置に用紙端を交互に配置することで区分けする代わりに、用紙端を3つ以上の位置に適宜に位置させることにより、用紙の区分けの種類を増すようにしてもよい。
【0171】
第3実施例では、紙受台が昇降するとともに、区分けに応じて水平方向に移動するので、大量の用紙を整然と区分けすることができる。
【0172】
次に、第4実施例について説明する。
【0173】
第4実施例では、垂直方向上方から紙受台を見た図23に示すように、用紙を基準位置250に対して排紙方向290にずらす前後位置252,254と、基準位置250に対して排紙方向290に対して直角方向にずらす左右位置256,258とに、載置することができる。
【0174】
具体的には、止めガイド板及び突き当てガイド板と紙受台とは、例えば第1実施例や第2実施例と同様に、止めガイド板及び突き当てガイド板が互いに対向する方向に相対的に移動するように構成する。一対の幅ガイド板と紙受台とは、例えば第3実施例のように、一対の幅ガイド板が互いに対向する方向に相対的に移動するように構成する。
【0175】
区分け設定操作のために、操作パネルには、図24に示すキー操作パネル280と、不図示の表示部とが設けられている。キー操作パネル280には、“0”〜“9”のテンキー281と、クリアキー282と、登録キー283と、“a”〜“e”のアルファベットキー284が配置されている。表示部には、キー操作を促す表示や、キー操作に対応した表示が現れるので、キー操作の内容を確認することができる。キー操作により設定されたデータは、RAM75に記憶される。CPU70は、RAM75に記憶されたデータを参照しながら、上述したように、用紙処理装置及び紙受装置の動作を制御する。
【0176】
図25に示すように、アルファベットキー284の“a”は基準位置、“b”及び“c”は前後位置、“d”及び“e”は左右位置に対応する。
【0177】
アルファベットキー284を入力すると、原稿ごとに印刷枚数と載置位置を指定する“複合区分けモード”に、自動的に設定される。
【0178】
例えば図26に示すように、テンキー281による原稿No入力、登録キー283の入力、テンキー281による印刷枚数の入力、登録キー283の入力、アルファベットキー284による区分け位置の入力、登録キー283の入力を繰り返す。図26(a)は、原稿No.“1”について、印刷枚数は“10”枚、載置は標準位置“a”を入力する場合のキー操作手順を示している。同様に、図24(b)は、原稿No.“2”について、印刷枚数は“5”枚、載置は前位置“b”、図24(c)は、原稿No.“3”について、印刷枚数は“20”枚、載置は後位置“c”、図24(d)は、原稿No.“4”について、印刷枚数は“15”枚、載置は左位置“d”、図24(e)は、原稿No.“5”について、印刷枚数は“25”枚、載置は右位置“e”を入力する場合のキー操作手順を、それぞれ示している。
【0179】
第4実施例では、用紙の区分けの種類を増やすことができる。
【0180】
なお、本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【0181】
例えば、第1実施例において、止めガイド板22に代えて、突き当てガイド板12がジョガー動作を行うようにしてもよい。あるいは、止めガイド板22とともに、突き当てガイド板12がジョガー動作を行うようにしてもよい。この場合、例えば、区分けに応じて、用紙に接していな方の止めガイド板22又は突き当てガイド板12がジョガー動作を行う。また、ジョガー動作は適宜な態様で行えばよい。
【0182】
レベルセンサ17と用紙上位検出スイッチ15,23は、一つの検出手段で兼用してもよい。
【0183】
また、第3実施例のように紙受台を排紙方向に対して直角に水平移動することにより用紙を左右にずらして区分けする代わりに、紙受台を排紙方向に水平移動して、用紙を前後にずらして区分けするようにしてもよい。
【0184】
例えば図27に模式的に示す紙受装置のように、排紙方向390に対向する突き当てガイド板314及び止めガイド板322の下端に用紙上位検出スイッチ315,323を設けるとともに、その下方に、紙受台312を排紙方向390及び上下方向に移動可能に配置する。そして、図22と同様に、紙受台390を移動し、用紙392,394を区分けする。なお、突き当てガイド板314は、用紙の排出経路を遮らないように構成する。
【0185】
さらには、排紙方向でも排紙方向に対して直角方向でもない方向に紙受台を水平移動して、用紙を区分けしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の紙受装置の構成図である。
【図2】図1の線II−IIに沿って見た紙受カバーの構成図である。
【図3】図2の線III−IIIに沿って見た構成図である。
【図4】突き当てガイド板の駆動機構の構成図である。
【図5】図4の変形例の構成図である。
【図6】用紙処理装置及び紙受装置の制御系のブロック図である。
【図7】紙受装置の動作のフローチャートである。
【図8】図7の動作の説明図である。
【図9】操作パネルのキー操作部の平面図である。
【図10】キー操作の説明図である。
【図11】キー操作の説明図である。
【図12】キー操作の説明図である。
【図13】図10の操作による用紙の区分けの説明図である。
【図14】図11の操作による用紙の区分けの説明図である。
【図15】図12の操作による用紙の区分けの説明図である。
【図16】変形例の用紙の区分けの説明図である。
【図17】本発明の第2実施例の紙受装置の構成図である。
【図18】図17の紙受装置の動作の説明図である。
【図19】本発明の第3実施例の紙受装置の要部構成図である。
【図20】紙受装置の制御系のブロック図である。
【図21】紙受装置の動作のフローチャートである。
【図22】紙受装置の動作の説明図である。
【図23】第4実施例の紙受装置の説明図である。
【図24】操作パネルのキー操作部の平面図である。
【図25】アルファベットキーの説明図である。
【図26】キー操作の説明図である。
【図27】変形例の紙受装置の説明図である。
【符号の説明】
1 紙受装置
2 用紙処理装置
3 排紙部
4 昇降モータ(紙受制御手段、紙受台制御手段)
10 紙受カバー
12 紙受台
14 突き当てガイド板(一対のガイド板)
15 用紙上位検出スイッチ(第2の用紙位置検出手段)
17 レベルセンサ(紙受制御手段、紙受台制御手段、第1の用紙位置検出手段)
22 止めガイド板(一対のガイド板)
23 用紙上位検出スイッチ(第2の用紙位置検出手段)
32 一対の幅ガイド板(他の一対のガイド板)
42 ステッピングモータ(区分け手段)
50 ソレノイド(区分け手段)
60 ステッピングモータ(区分け手段)
70 CPU(区分け手段、紙受制御手段、紙受台制御手段、ガイド板位置制御手段、連動制御手段、紙受位置制御手段)
100 用紙処理装置
102 排紙部
110 紙受装置
112 突き当てガイド板
114 止めガイド板
213 紙受台
232a,232b 一対の幅ガイド板(一対のガイド板)
233a,233b 用紙上位検出スイッチ(第2の用紙位置検出手段)
260 ギヤモータ(区分け手段、紙受位置制御手段)
312 紙受台
314 突き当てガイド板
315 用紙上位検出スイッチ(第2の用紙位置検出手段)
324 止めガイド板
325 用紙上位検出スイッチ(第2の用紙位置検出手段)
Claims (32)
- 互いに対向する一対のガイド板と、
上記一対のガイド板の下方に配置され、上記一対のガイド板間に落下した用紙が積み重なる紙受台と、
用紙の区分けに応じて、上記一対のガイド板が互いに対向する方向に、上記一対のガイド板の少なくとも一つのガイド板と上記紙受台とを相対的に移動させる区分け手段と、
上記紙受台への用紙の積み重ねに伴なって、上記紙受台と上記少なくとも一つのガイド板との少なくとも一方を相対的に離れる方向に大略垂直移動させる紙受制御手段とを備えたことを特徴とする、紙受装置。 - 上記区分け手段は、一の区分けのすべての用紙が上記紙受台に積み重ねられたとき、その一番上の用紙が上記少なくとも一つのガイド板の下端より下に位置するように、上記紙受台と上記少なくとも一つのガイド板とを相対的に離れる方向に移動させてから、上記少なくとも一つのガイド板を次の区分けの用紙に対応して移動させ、次に上記紙受台と上記少なくとも一つのガイド板とを相対的に近づく方向に移動させることを特徴とする、請求項1記載の紙受装置。
- 上記一対のガイド板の少なくとも一つのガイド板が、その対向面の法線方向に往復移動を繰り返して、上記紙受台に積み重なっている用紙を揃えることを特徴とする、請求項1又は2記載の紙受装置。
- 上記紙受台より上方において、上記一対のガイド板が互いに対向する方向と直角方向に互いに対向し、上記一対のガイド板が互いに対向する方向と大略平行かつ上記紙受台の用紙が積み重なる紙受面に対して略垂直に延在する他の一対のガイド板を備え、
上記区分け手段は、用紙の区分けに応じて、上記他の一対のガイド板が互いに対向する方向に、上記他の一対のガイド板の少なくとも一つのガイド板と上記紙受台とを相対的に移動させ、
上記紙受制御手段は、上記紙受台への用紙の積み重ねに伴なって、上記紙受台と上記一対のガイド板及び上記他の一対のガイド板の少なくとも一つのガイド板とを相対的に離れる方向に大略垂直移動させることを特徴とする、請求項1記載の紙受装置。 - 上記区分け手段は、一の区分けのすべての用紙が上記紙受台に積み重ねられたとき、その一番上の用紙が上記一対のガイド板及び上記他の一対のガイド板の少なくとも一つのガイド板の下端より下に位置するように、上記紙受台と上記少なくとも一つのガイド板とを相対的に離れる方向に移動させてから、上記少なくとも一つのガイド板を次の区分けの用紙に対応して移動させ、次に上記紙受台と上記少なくとも一つのガイド板とを相対的に近づく方向に移動させることを特徴とする、請求項4記載の紙受装置。
- 上記一対のガイド板及び上記他の一対のガイド板の少なくとも一つのガイド板が、その対向面の法線方向に往復移動を繰り返して、上記紙受台に積み重なっている用紙を揃えることを特徴とする、請求項4又は5記載の紙受装置。
- 用紙が順次排出される用紙処理装置(2)の排紙部(3)に隣接して配置され、該排紙部(3)より下方において大略用紙の排出方向に沿って延在し、昇降可能な紙受台(12)と、
上記紙受台(12)上への用紙の積み重ねに伴なって上記紙受台(12)を下降させる紙受台制御手段(70)と、
上記紙受台(12)の上方において上記排紙部(3)に対向し、用紙の排出方向と大略直交する方向に延在し、上記排出方向に移動可能である止めガイド板(22)と、
上記紙受台(12)の上方において、上記止めガイド板(22)に対向して上記排紙部(3)側に、上記排出方向と大略直交する方向に延在し、上記排出方向に移動可能である突き当てガイド板(14)と、
上記用紙処理装置(2)の上記排紙部(3)から排出される用紙の区分けに応じて、上記止めガイド板(22)及び上記突き当てガイド板(14)の位置設定を変更するガイド板位置制御手段(70)とを備えたことを特徴とする紙受装置。 - 上記紙受台(12)に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙の位置を検出する第1の用紙位置検出手段(17)を備え、
上記紙受台制御手段(70)は、上記第1の用紙位置検出手段(17)によって検出された上記一番上の用紙の位置が所定範囲内となるように、上記紙受台(12)を下降させることを特徴とする、請求項7記載の紙受装置。 - 上記ガイド板位置制御手段(70)は、
一の区分けのすべての用紙が上記紙受台(12)に積み重ねられた後、その一番上の用紙が上記突き当てガイド板(14)及び上記止めガイド板(22)の少なくとも一方の下端より下に位置するように、上記紙受台(12)を下降させてから、上記突き当てガイド板(14)及び上記止めガイド板(22)の少なくとも一方を次の区分けの用紙に対応して移動させる紙受台下降制御手段を含むことを特徴とする、請求項7又は8記載の紙受装置。 - 上記紙受台(12)に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙が上記突き当てガイド板(14)及び上記止めガイド板(22)の少なくとも一方の下端に達したことを検出する第2の用紙位置検出手段(15,23)を備え、
上記ガイド板位置制御手段(70)は、上記紙受台下降制御手段の動作後に、上記第2の用紙位置検出手段(15,23)が、上記紙受台(12)に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙が上記突き当てガイド板(14)及び上記止めガイド板(22)の少なくとも一方の下端に達したことを検出するまで、上記紙受台(12)を上昇させる紙受台上昇制御手段を含むことを特徴とする、請求項9記載の紙受装置。 - 上記止めガイド板(22)及び上記突き当てガイド板(14)の少なくとも一方が、上記排出方向に往復移動を繰り返して、上記紙受台(12)に積み重ねられた用紙を揃えることを特徴とする、請求項7〜10のいずれか一つに記載の紙受装置。
- 上記突き当てガイド板(14)は、上記用紙処理装置(2)内から出没することを特徴とする、請求項7〜11のいずれかに記載の紙受装置。
- 上記紙受台(12)が下限位置に接近又は到達したら警告信号を発する警告手段を備えたことを特徴とする、請求項7〜12のいずれか一つに記載の紙受装置。
- 上記第1の用紙位置検出手段(15,23)と上記第2の用紙位置検出手段(17)が一つの検出手段で兼用されたことを特徴とする、請求項10〜13のいずれか一つに記載の紙受装置。
- 用紙が順次排出される用紙処理装置(100)の排紙部(102)に隣接して配置され、該排紙部(102)より下方において大略用紙の排出方向に沿って延在する紙受台(116)と、
上記紙受台(116)の上方において上記排紙部(102)に対向し、用紙の排出方向と大略直交する方向に延在し、上記排出方向及び上下方向に移動可能である止めガイド板(114)と、
上記紙受台(116)の上方において、上記止めガイド板(114)に対向して上記排紙部(102)側に、上記排出方向と大略直交する方向に延在し、上記排出方向及び上下方向に移動可能である突き当てガイド板(112)と、
上記用紙処理装置(100)の上記排紙部(102)から排出される用紙の区分けに応じて、上記止めガイド板(114)及び上記突き当てガイド板(112)の位置設定を変更するガイド板位置制御手段とを備えたことを特徴とする紙受装置。 - 請求項7〜15のいずれかに記載の紙受装置(1)とともに用いられる用紙処理装置(2)であって、
上記排紙部(3)から一の区分けの用紙の排出が完了したら、用紙の排出を中断し、上記紙受装置(1)の上記突き当てガイド板(14)及び上記止めガイド板(22)の位置設定が次の区分けに対応して変更されてから、次の区分けの用紙の排出を開始するように制御する連動制御手段(70)を備えたことを特徴とする、用紙処理装置。 - 用紙が順次排出される用紙処理装置の排紙部に隣接して配置され、該排紙部より下方において大略用紙の排出方向に沿って延在し、昇降可能な紙受台と、
上記紙受台への用紙の積み重ねに伴なって上記紙受台を下降させる紙受台制御手段と、
上記紙受台の上方において、用紙の排出方向と直角方向に互いに対向し、用紙の排出方向と大略平行かつ上記紙受台の用紙が積み重なる紙受面に大略垂直に延在する一対の幅ガイド板と、
上記紙受台を用紙の排出方向と大略直角方向に移動させる紙受位置制御手段とを備えたことを特徴とする紙受装置。 - 上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙の位置を検出する第1の用紙位置検出手段を備え、
上記紙受台制御手段は、上記第1の用紙位置検出手段によって検出された上記一番上の用紙の位置が所定範囲内となるように、上記紙受台を下降させることを特徴とする、請求項17記載の紙受装置。 - 上記紙受位置制御手段は、
一の区分けのすべての用紙が上記紙受台に積み重ねられた後、その一番上の用紙が上記一対の幅ガイド板の少なくとも一つの下端より下に位置するように、上記紙受台を下降させてから、上記紙受台を次の区分けの用紙に対応して移動させる紙受台下降制御手段を含むことを特徴とする、請求項17又は18記載の紙受装置。 - 上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙が上記一対の幅ガイド板の少なくとも一つのガイド板の下端に達したことを検出する第2の用紙位置検出手段を備え、
上記紙受位置制御手段は、
上記紙受台下降制御手段の動作後に、上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙が上記少なくとも一つのガイド板の下端に達したことを上記第2の用紙位置検出手段が検出するまで、上記紙受台を上昇させる紙受台上昇制御手段を含むことを特徴とする、請求項17、18又は19記載の紙受装置。 - 上記一対の幅ガイド板の少なくとも一つのガイド板が、当該ガイド板の法線方向に往復移動を繰り返して、上記紙受台に積み重ねられた用紙を揃えることを特徴とする、請求項17〜20のいずれか一つに記載の紙受装置。
- 上記紙受台が下限位置に接近又は到達したら警告信号を発する警告手段を備えたことを特徴とする、請求項17〜21のいずれか一つに記載の紙受装置。
- 上記第1の用紙位置検出手段と上記第2の用紙位置検出手段が一つの検出手段で兼用されたことを特徴とする、請求項20、21又は22記載の紙受装置。
- 請求項17〜23のいずれかに記載の紙受装置とともに用いられる用紙処理装置であって、
上記排紙部から一の区分けの用紙の排出が完了したら、用紙の排出を中断し、上記紙受装置の上記紙受台の位置設定が次の区分けに対応して変更されてから、次の区分けの用紙の排出を開始するように制御する連動制御手段を備えたことを特徴とする、用紙処理装置。 - 用紙が順次排出される用紙処理装置の排紙部に隣接して配置され、該排紙部より下方において大略用紙の排出方向に沿って延在し、昇降可能な紙受台と、
上記紙受台への用紙の積み重ねに伴なって上記紙受台を下降させる紙受台制御手段と、
上記紙受台の上方において上記排紙部に対向し、用紙の排出方向と大略直交する方向に延在する止めガイド板と、
上記紙受台の上方において、上記止めガイド板に対向して上記排紙部側に、上記排出方向と大略直交する方向に延在する突き当てガイド板と、
上記紙受台を大略用紙の排出方向に移動させる紙受位置制御手段とを備えたことを特徴とする紙受装置。 - 上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙の位置を検出する第1の用紙位置検出手段を備え、
上記紙受台制御手段は、上記第1の用紙位置検出手段によって検出された上記一番上の用紙の位置が所定範囲内となるように、上記紙受台を下降させることを特徴とする、請求項25記載の紙受装置。 - 上記紙受位置制御手段は、
一の区分けのすべての用紙が上記紙受台に積み重ねられた後、その一番上の用紙が上記突き当てガイド板及び上記止めガイド板の少なくとも一つの下端より下に位置するように、上記紙受台を下降させてから、上記紙受台を次の区分けの用紙に対応して移動させる紙受台下降制御手段を含むことを特徴とする、請求項25又は26記載の紙受装置。 - 上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙が上記突き当てガイド板及び上記止めガイド板の少なくとも一つのガイド板の下端に達したことを検出する第2の用紙位置検出手段を備え、
上記紙受位置制御手段は、
上記紙受台下降制御手段の動作後に、上記紙受台に積み重ねられた用紙のうち一番上の用紙が上記少なくとも一つのガイド板の下端に達したことを上記第2の用紙位置検出手段が検出するまで、上記紙受台を上昇させる紙受台上昇制御手段を含むことを特徴とする、請求項25、26又は27記載の紙受装置。 - 上記止めガイド板及び上記突き当てガイド板の少なくとも一つのガイド板が、当該ガイド板の法線方向に往復移動を繰り返して、上記紙受台に積み重ねられた用紙を揃えることを特徴とする、請求項25〜28のいずれか一つに記載の紙受装置。
- 上記紙受台が下限位置に接近又は到達したら警告信号を発する警告手段を備えたことを特徴とする、請求項25〜29のいずれか一つに記載の紙受装置。
- 上記第1の用紙位置検出手段と上記第2の用紙位置検出手段が一つの検出手段で兼用されたことを特徴とする、請求項28、29又は30記載の紙受装置。
- 請求項25〜31のいずれかに記載の紙受装置とともに用いられる用紙処理装置であって、
上記排紙部から一の区分けの用紙の排出が完了したら、用紙の排出を中断し、上記紙受装置の上記紙受台の位置設定が次の区分けに対応して変更されてから、次の区分けの用紙の排出を開始するように制御する連動制御手段を備えたことを特徴とする、用紙処理装置。
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