JP4717473B2 - 用紙ストック機構 - Google Patents

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Description

本発明は、搬入口から搬入されてくる用紙をストック部材の上面に貯留する用紙ストック機構に関するものであって、例えば画像形成装置の後処理装置に採用される用紙ストック機構に好適である。
例えば、特許文献1では、処理トレイは用紙を導く案内路内に、その用紙を押えるためのパドルを設けた用紙ストック部を備えており、ここにストックされた用紙の後端部がパドルに押えられた状態で、後続の用紙がさらにストックされるようになっている。したがって、用紙同士の衝突によるジャムの発生が防止され、また紙折り処理がなされた用紙であっても、ジャムを発生させずにストックすることができる。これにより、用紙束に対して後処理としてのステイプル処理を施している間も、用紙の搬送を停止する必要がないため、高速処理ができるものと記載されている。
また、特許文献2では、排出トレイにステイプル処理された用紙束の用紙排出方向の上流側端部を押えつけるパドルを配設することが記載されている。
さらに、特許文献3では、用紙の搬送経路内で、1枚目、2枚目の用紙を重ね合わせた後、中間トレイに搬送する駆動手段と、この駆動手段をタイミング制御する制御手段とを有するものが記載されている。
特開2001−171889号公報 特許3423462号公報 特開平9−235069号公報
しかしながら、いずれも用紙貯留時にカール等で用紙が不安定な積載がなされているとき、後続する用紙がカール等でトレイ上に浮いた状態となっている用紙の隙間に入り込んで用紙の入れ替わり(順番狂い)や、衝突によるジャムの発生等の不具合があった。また上記用紙の入れ替わりを防止するために、パドルによって積載用紙を一端側に寄せる際に、そのパドルの動作音(騒音)が大きくなる等の不具合があった。
本発明は、かかる状況に鑑みなされたものであって、騒音を発生することなく積載用紙の順番の入れ替わりを防止するとともに、衝突による搬送ジャムの発生を確実に防止できる用紙ストック機構を提供することを目的としている。
本発明は、用紙の搬入口に上面の上端側が対向するように傾斜させたストック部材を備え、この搬入口から搬入されてくる用紙をストック部材の上面に貯留するように構成された用紙ストック機構において、ストック部材の上端側に設けられ、搬入されてくる用紙の先端部を下方に案内する案内部を有するガイド部材と、ガイド部材の案内部よりも少なくとも用紙の長さだけ下方に設定された下位位置を有する所定範囲内でストック部材に沿って昇降可能に設けられ、所定範囲の下位位置まで下降した状態でガイド部材の案内部により案内された用紙の先端部を支持して該用紙をストック部材側に傾倒させるとともに、この傾倒させた用紙の後端部がガイド部材の案内部よりも高い位置となるまで上昇して該用紙をストック部材に沿って押し上げる昇降部材とを備え、ガイド部材は、その案内部よりも高い位置で、昇降部材によって押し上げられた用紙の後端部が当接する当接部を有することを特徴とするものである。
請求項記載の発明のように、昇降部材は、ガイド部材の案内部によって次の用紙の先端部が案内されてくるまでに、下位位置に下降することが好ましい。
本発明によれば、ストック部材の上端側に設けられたガイド部材により、用紙の搬入口から搬入されてくる用紙の先端部が下方に案内され、ガイド部材の案内部よりも少なくとも用紙の長さだけ下方に設定された下位位置を有する所定範囲内でストック部材に沿って昇降可能に設けられた昇降部材により、所定範囲の下位位置まで下降した状態でガイド部材の案内部により案内された用紙の先端部が支持されて該用紙がストック部材側に傾倒されるとともに、昇降部材が上昇されて、この傾倒された用紙の後端部がガイド部材の案内部よりも高い位置となるまで該用紙がストック部材に沿って押し上げられるので、ストック部材の上面に貯留された用紙の後端部が、後続の用紙の先端部から退避するようになる。したがって、用紙貯留時にカール等で用紙が不安定な積載がなされているときでも、後続する用紙がカール等でストック部材の上面から浮いた状態となっている用紙の隙間に入り込んで用紙が入れ替わることがなくなり、衝突によるジャムの発生等もなくなる。また上記用紙の入れ替わりを防止するための、パドルを必要としないので、その動作音(騒音)の発生もなくなる。
又、ガイド部材は、その案内部よりも高い位置で、昇降部材によって押し上げられた用紙の後端部が当接する当接部を有するので、押し上げられた用紙がこの当接部で整合処理されるようになる。
請求項記載の発明によれば、昇降部材は、ガイド部材の案内部によって次の用紙の先端部が案内されてくるまでに、下位位置に下降されるので、上記昇降動作の繰り返しにより、複数枚の用紙をストック部材上に順番に積載することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る用紙ストック機構が装着された後処理装置の側断面図である。図1に示すように、この後処理装置10は、複写機やファクシミリ装置、さらには各種のプリンタとして適用される画像形成装置19に隣設されるものであり、縦長の箱状を呈した筐体11内に、用紙搬送路Rに設けられて用紙Pを所定時間退避させる用紙退避部13と、この用紙退避部13の下部に配設され排紙された用紙Pの束(用紙束P1,P2,P3,・・・)を貯留する用紙ストック機構20と、用紙束P1,P2,P3,・・・に対して当該用紙束P1,P2,P3,・・・を綴じるためのステイプル処理を施すステイプル機構(所定の用紙処理装置)53とを備えてなっている。
筐体11外には、その側面(図1の左方)に立設されたジョブトレイ14と、このジョブトレイ14の下方位置に配設された汎用トレイ15とが設けられている。
用紙搬送路Rは、筐体11の側面(図1の右方)の上部に設けられた、画像形成装置19の排紙口191より排紙される用紙Pを受継ぐための用紙受継ぎ開口111から用紙退避部13へ向かう入口側の搬送路R1と、この搬送路R1に続く、用紙退避部13に形成された環状の搬送路R2と、この搬送路R2から搬送方向下流側、上方に向かって分岐されたジョブトレイ向けの搬送路R3と、用紙退避部13から搬送路R3の下部で汎用トレイ15へ向かうように分岐された汎用トレイ向けの搬送路R4と、用紙退避部13から一旦垂下された後に用紙ストック機構20へ向けて水平に延びる搬送路R5と、用紙ストック機構20内を上下に縦貫するように形成された搬送路R6と、この搬送路R6とステイプル機構53とを連通するように形成された搬送路R7とからなっている。
用紙退避部13には、それぞれ適所に搬送路切換え用の切換え部材が設けられ、これらの切換え部材による所定の切換え動作によって画像形成装置19から用紙受継ぎ開口111を介して搬送路R1内に排紙された用紙Pは、予め設定された搬送路を通って目的の場所に送り込まれることになる。
この用紙退避部13は、搬送路R1から送り込まれた用紙Pを搬送路R5へ向かわせる前に所定時間その用紙Pを退避させるための退避ドラム131を有している。この退避ドラム131は、用紙Pを搬送路R1から搬送路R5へ向かわせようとした場合、用紙Pを巻きつけて次の用紙Pを重ねて搬送させるものである。その目的は、ステイプル機構53で1部目の用紙束P1,P2,P3,・・・のステイプル処理中、2部目の先頭の用紙Pは搬送路R5に搬入できないので、この退避ドラム131に巻きつけてその時間待たせることにある。これにより、用紙Pを止めることなく搬送ができるので処理効率を向上させることができる。
搬送路R5の略中間位置には、用紙Pを搬送路R6へ向けて押し出すガイドローラ対(用紙の搬入口)R51が設けられており、用紙Pは、このガイドローラ対R51の駆動により安定した定速状態で搬送路R6に導入されるようになっている。
ジョブトレイ14は、上下に所定間隔で並設された複数枚の単位トレイ141からなり、ジョブの種類に応じていずれかの単位トレイ141を選択し得るようになっている。この選択のために、ジョブトレイ14は、筐体11の背面部に立設された支柱112に沿って昇降可能に構成され、所望の単位トレイ141が選択されると、この単位トレイ141の基端側が搬送路R3の下流端と対向する位置に設定されるようになっている。したがって、搬送路R3を通って排紙された用紙Pは、予め選択された単位トレイ141に排紙されることになる。
汎用トレイ15は、特にジョブトレイ14での排紙先である単位トレイ141が選択されない用紙Pや用紙束P1,P2,P3,・・・、すなわち、搬送路R4を通って排紙される一般的な用紙Pおよび一旦ステイプル処理機構53でステイプル処理が施された用紙束P1,P2,P3,・・・を受けるものであり、その基端側が搬送路R4の下流端に対向配置されている。
用紙ストック機構20は、搬送路R5を通って搬送路R6に順次導入された用紙Pを貯留して用紙束P1,P2,P3,・・・を形成するとともに、この形成された用紙束P1,P2,P3,・・・に対して端部を揃える整合処理等を施すものである。搬送路R5は、下流端が搬送路R6の中間位置より若干上方位置に対向する一方、搬送路R6の上端部は搬送路R4に対向している。
したがって、搬送路R5を通って一旦搬送路R6に導入された用紙Pは、ここで用紙束P1,P2,P3,・・・となり、搬送路R6の下端部から搬送路R7を介してステイプル機構53に導かれる。そして、ここでステイプル処理が施された用紙束P1,P2,P3,・・・は、再び搬送路R7を介して搬送路R6に戻された後、搬送路R6の上端部から搬送路R4を介して汎用トレイ15に排出されることになる。
以下、本発明の特徴をなす用紙ストック機構20について、図2を基に、必要に応じて図1を参照しながら説明する。図2は、用紙ストック機構20の概略側面図である。なお、図2においては、受けユニット40およびカバーユニット50の各幅方向(図2の紙面に直交する方向)一対の側板41の内、図2に向かって手前側のものを取り外した状態を示している。
まず、図2に示すように、用紙ストック機構20は、搬送路R5からの用紙Pを受ける受けユニット40と、この受けユニット40の用紙受け面に開閉自在に被せられるカバーユニット50とを備えてなっている。
受けユニット40は、上端部が搬送路R4に対向するとともに、下端部が筐体11の図1における右方下部に位置するように長さ設定されて斜めに配された幅方向一対の側板41間に、用紙Pを受ける用紙受け板(ストック部材)42と、この用紙受け板42上に積層されて形成した用紙束P1,P2,P3,・・・を用紙受け板42に沿って上位位置と下位位置との間で昇降させる昇降部材43と、この昇降部材43を用紙受け板42に沿って昇降させる昇降用無端ベルト45aと、用紙受け板42に用紙Pを案内するガイド部材60と、このガイド部材60を用紙受け板42に沿って昇降させる昇降用無端ベルト45bとが介設されることによって構成されている。
ガイド部材60は、用紙受け板42の幅方向全域(最大用紙幅)をカバーし得る横長部材であって、図2の実線で示すように、基端が用紙受け板42に対して直立状態をなしかつ断面中央から下向きに屈曲して先細りとなるように形成されており、その先端上面側でガイドローラ対R51を介して搬送路R6へ排紙された用紙Pの先端部を下向きに案内する案内部61と、その下面側で昇降部材43による用紙Pの押し上げ時にその用紙Pの後端部に当接して用紙受け板42側に案内する当接部62とを備えている。
用紙受け板42は、幅方向(図2の紙面に直交する方向)に複数枚が並設されているとともに、昇降用無端ベルト45a,45bは、並設された用紙受け板42間の隙間に互いに干渉しないように嵌り込んだ状態で配設されている。昇降部材43は、かかる用紙受け板42間に設けられた昇降用無端ベルト45aに固定され、昇降用無端ベルト45aの正逆周回によって用紙受け板42に沿って昇降するようになっている。ガイド部材60は、昇降用無端ベルト45bに固定され、昇降用無端ベルト45bの正逆周回によって用紙受け板42に沿って昇降するようになっている。なお、図2中で、昇降用無端ベルト45bを二点鎖線で表したのは、同昇降用無端ベルト45bが前記昇降用無端ベルト45aの奥側にあるからである(以下、同様の理由から、この昇降用無端ベルト45bに係るローラ等はその符号のみを示している)。
前記昇降用無端ベルト45a,45bは、図2に示すように、一対の側板41間に架設された所定個数のベルト支持ローラに掛け回され、側板41間であって長手方向の略中間位置に設けられたベルト用モータ451a,451bの駆動で周回するようになっている。前記ベルト支持ローラとしては、ベルト用モータ451a,451bの駆動軸に同心で固定された駆動ローラ452a,452bと、一対の側板41間の上端部、同下端部および一対の側板41間であって昇降用無端ベルト45a,45bを駆動ローラ452a,452bに巻き掛け得る位置にそれぞれ設けられた所定個数の従動ローラ453a,453bとが採用されている。
したがって、昇降用無端ベルト45a,45bは、ベルト用モータ451a,451bの正逆駆動により駆動ローラ452a,452bを介してそれぞれ各従動ローラ453a,453b間を正逆周回し、これによって当該昇降用無端ベルト45a,45bに連結されている昇降部材43及びガイド部材60が用紙受け板42に沿ってそれぞれ昇降することになる。
また、昇降部材43は、図2に示すように、従動ローラ453aの内の最下位に位置した最下位ローラ453aを介して受けユニット40およびカバーユニット50間の用紙束支持位置から一対の側板41間の下部の位置である退避位置へ向けて揺動し得るようになっている。そして、昇降部材43が退避位置に位置することによって、搬送路R6が搬送路R7に連通され、これによって用紙束P1,P2,P3,・・・がステイプル機構53に導入されるようになっている。
ステイプル機構53は、用紙ストック機構20の下方に配置されており、搬送路R7から導入された用紙束P1,P2,P3,・・・に対してステイプル処理を施すものであり、ステイプル用の綴り針の供給機構や、供給された綴り針を用紙束P1,P2,P3,・・・に打ち込む打ち込み機構などが備えられているが、ここでは説明を省略する。
また、ガイド部材60は、図2に示すように、従動ローラ453bの内の最上位に位置した最上位ローラ453bを介して受けユニット40およびカバーユニット50間の用紙束支持位置から一対の側板41間の上部の位置である退避位置へ向けて揺動し得るようになっている。そして、ガイド部材60が退避位置に位置することによって、搬送路R6が搬送路R4に連通され、これによって用紙束P1,P2,P3,・・・が汎用トレイ15に排出されるようになっている。
カバーユニット50は、搬送路R6に排紙される用紙Pを受けユニット40の用紙受け板42と対向してガイドすることによって用紙束P1,P2,P3,・・・を形成するために当該受けユニット40に被せられるものであり、幅方向(図2の紙面に直交する方向)一対の側板51と、これら一対の側板51間で受けユニット40の用紙受け板42と対向するように架設された被せ板52とを備えて構成されている。
かかるカバーユニット50は、最下位ローラ453aを軸支するローラ軸453c回りに回動自在に軸支され、このローラ軸453c回りに正逆回動することによって搬送路R6を閉止した、図2において実線で示す閉止姿勢と、搬送路R6を開放した、図2に二点鎖線で示す開放姿勢との間で姿勢変更可能になっている。
このように構成された用紙ストック機構20には、マイクロコンピュータからなる制御部80が設けられ、この制御部80による制御によって用紙Pが搬送路R6に円滑に導入されるとともに、導入された用紙Pに対して確実な整合処理等が施されるようになっている。図3は、制御部80による用紙束P1,P2,P3,・・・の整合制御等を説明するためのブロック図である。この図に示すように、制御部80は、CPU81と、このCPU81に付設されたROM82およびRAM83とを備えた基本構成を有している。ROM82には、本制御を実行するためのプログラムが記憶されており、後処理装置10に電源が入れられる都度、プログラムがCPU81に読み込まれるようになっている。RAM83は、制御に必要な一時的なデータを読み書きするために使用されるものである。
CPU81には、プログラムの読み込みにより、用紙受入れ判別部811と、昇降部材動作指示部812と、ガイド部材動作指示部813と、用紙終了判別部814とが構築される。CPU81外には、1ジョブにおいて搬送路R6に排紙される用紙Pの枚数をカウントするカウンタ84が設けられている。
用紙受入れ判別部811は、用紙Pが搬送路R5を通過する度に昇降部材動作指示部812およびガイド部材動作指示部813に向けて所定の信号を出力するものである。そのために、用紙受入れ判別部811は、図外のペーパセンサによる用紙Pの検出信号を受信し、その信号から用紙Pがガイドローラ対R51に搬送されてくるまでの時間を加味して、用紙Pがガイドローラ対R51を介して搬送路R6へ搬入されるタイミングを判別し、昇降部材動作指示部812へ向けてそのことを示す信号を出力するようになっている。
昇降部材動作指示部812は、用紙受入れ判別部811からの信号を得た後、昇降部材43が上位位置から下位位置に下降してから(図4の(a)に表示)、モータ451aのドライバ454aに向けて昇降部材43を上位位置に上昇させるための制御信号を出力するものである。そして、用紙受入れ判別部811での判別結果に基く信号が昇降部材動作指示部812ヘ向けて出力され、この信号を受けた昇降部材動作指示部812は、モータ451aのドライバ454aに対して昇降部材43が所定の姿勢変更するための制御信号を出力するようになっている。
カウンタ84は、用紙受入れ判別部811が用紙Pの受入れを判別する都度、その枚数をカウントする一方、画像形成装置19から後処理装置10へ排紙される用紙Pの枚数がCPU81へ入力されるようになっている。
用紙終了判別部814は、カウンタ84がカウントした枚数が画像形成装置19からの枚数情報と一致した時点で、その判別結果に基づく信号を昇降動作指示部812及びガイド部材動作指示部813に出力し、この出力を受けたガイド部材動作指示部813はガイド部材60を初期状態(図4(f))に戻す信号をドライバ454bに向けて出力するとともに、昇降部材動作指示部812は昇降部材43を下方に退避させる信号をドライバ454aに向けて出力するようになっている。これによってガイド部材60は初期状態に戻り、昇降部材43は下方に退避するため、搬送路R6で整合された用紙束P1,P2,P3,・・・は、搬送路R7を介してステイプル機構53へ排紙されることになる。その後、ステイプル機構53によるステイプル処理が施された用紙束P1,P2,P3,・・・が搬送路R7を介して搬送路6に戻されるように、昇降部材43は、初期位置(図5(a))に戻される。
すると、昇降部材動作指示部812から昇降部材43をガイドローラ対R51近傍まで上昇させる信号をドライバ454aに向けて出力し、ガイド部材動作指示部813からガイド部材60を上方へ退避させる信号をドライバ454bに向けて出力するようになっている。これによって搬送路R6で整合された用紙束P1,P2,P3,・・・は、搬送路R4を介して汎用トレイ15へ排紙されることになる。その後、昇降部材43及びガイド部材60は、いずれも初期位置(図2において実線で表示)に戻され、つぎのジョブの用紙Pに備えられる。
引き続き、図4,図5を基に、必要に応じて図3を参照して用紙ストック機構の動作を説明する。図4,図5は、用紙ストック機構20動作を模式的に示した説明図である。なお、初期状態は、図4(a)に示すように、昇降部材43は用紙受け板42の下位位置にあり、ガイド部材60はその用紙受け板42の上端側にあるものとする。
この図4(a)に示す状態では、画像形成装置19(図1)から後処理装置10へ受け渡された用紙P1は、搬送路R1,R5を通り、ガイドローラ対R51の駆動で搬送路R6に搬入される。この際、制御部80の用紙受入れ判別部811はそのタイミングを判別する。カウンタ84は用紙P1を1枚目であるとカウントする。
搬送路R6に搬入された用紙P1は、図4(b)に示すように、用紙受け板42の上端側に位置した状態のガイド部材60の案内部61に案内されて、搬送路R6内で重力落下し、前記案内部61よりも少なくとも用紙P1の長さだけ下方の下位位置に位置設定された昇降部材43の上面に当接して、その用紙P1の下端縁部が支持された状態になり、ついで用紙受け板42側に重力でもって傾倒した状態になる。
この状態になると、昇降部材動作指示部812からドライバ454aに出力された制御信号により、モータ451a(図2)が駆動され、これによる昇降用無端ベルト45aの反時計方向に向かう周回で昇降部材43が図4(c)に示す上方位置にまで上昇する。そして、用紙P1が受けユニット40の用紙受け板42に沿って上昇し、その上端部が用紙ガイド部材60の当接部62の先端側から用紙受け板42側の最上位に案内されてそこに当接した状態で昇降部材43の上昇が停止する。この用紙P1の上端部が用紙ガイド部材60の当接部62の先端側から用紙受け板42側の最上位に案内されるときには、既につぎの用紙P2が搬送路R1,R5を通り、ガイドローラ対R51の駆動で搬送路R6に搬入されつつある。この際、用紙受入れ判別部811はそのタイミングを判別する。カウンタ84は用紙P2を2枚目であるとカウントする。
この搬入される用紙P2は、用紙受け板42の上端側に位置した状態のガイド部材60の案内部61に案内される。ついで、図4(d)に示すように、用紙受け板42の上端側に位置した状態のガイド部材60の案内部61に案内され、搬送路R6内で重力落下するが、このときには、昇降部材動作指示部812からドライバ454aに出力された制御信号により、モータ451a(図2)が駆動され、これによる昇降用無端ベルト45aの時計方向に向かう周回で昇降部材43は下降して元の下位位置に再び位置設定されている。そして、搬送路R6内に重力落下してきた用紙P2は、下位位置に再び位置設定された昇降部材43の上面に当接して、その用紙P2の下端縁部が支持された状態となり、ついで用紙受け板42に沿うように重力でもって傾倒した状態になる。
この状態になると、昇降部材動作指示部812からドライバ454aに出力された制御信号により、モータ451a(図2)が駆動され、これによる昇降用無端ベルト45aの反時計方向に向かう周回で昇降部材43が図4(e)に示す上位位置にまで上昇する。そして、用紙P1,P2が受けユニット40の用紙受け板42に沿って上昇し、それらの上端部がガイド部材60の当接部62の先端側から用紙受け板42側の最上位に案内されてそこに当接した状態で昇降部材43の上昇が停止する。この用紙P2の上端部が用紙ガイド部材60の当接部62の先端側から用紙受け板42側の最上位に案内されるときには、既につぎの用紙P3が搬送路R1,R5を通り、ガイドローラ対R51の駆動で搬送路R6に搬入されつつある。この際、用紙受入れ判別部811はそのタイミングを判別する。カウンタ84は用紙P3を3枚目であるとカウントする。
この搬入される用紙P3は、図4(e)に示すように、用紙受け板42の上端側に位置した状態のガイド部材60の案内部61に案内され、搬送路R6内で重力落下するが、このときには、昇降部材動作指示部812からドライバ454aに出力された制御信号により、モータ451a(図2)が駆動され、これによる昇降用無端ベルト45aの時計方向に向かう周回で昇降部材43は下降して元の下位位置に再び位置設定されている。そして、搬送路R6内に重力落下してきた用紙P3は、元の下位位置に再び位置設定された昇降部材43の上面に当接して、その用紙P3の下端縁部が支持された状態となり、ついで用紙受け板42に沿うように重力でもって傾倒した状態になる。
ここでは、ガイド部材60は常に用紙受け板42の上端部にあって動作しないが、用紙Pが搬送路R6に供給される都度、昇降部材43が、その上面に用紙束P1,P2,P3,・・・の下端縁面を支持した状態で上方位置と下方位置との間を往復動(昇降)するため、ガイド部材60の当接部62への用紙束P1,P2,P3,・・・上端縁面の当接作用に加えて、さらに揺さぶり作用もあって、用紙束P1,P2,P3,・・・は、上下の縁部が揃ったいわゆる整合状態になる。
ついで、カウンタ84のカウントした枚数が画像形成装置19からの枚数情報と一致した時点で、用紙終了判別部814から昇降部材動作指示部812に退避信号が出力され、この退避信号を受けた昇降動作指示部812からさらにドライバ454aに向かって制御信号が出力される。すると、モータ451a(図2)が駆動され、これによる昇降用無端ベルト45aの時計方向に向かう周回で昇降部材43はさらに下降して最下位位置を周回して、図4(f)に示すように、昇降用無端ベルト45aの反対側(同図中の左下側)に回り込む。そのようにして、搬送路R6から昇降部材43が退避して、搬送路R7を介して用紙束P1,P2,P3,・・・がステイプル機構53に向けて導かれる。
このステイプル機構53でのステイプル処理が施された用紙束P1,P2,P3,・・・は、搬送路R7の図示しない搬送ローラ対で一旦搬送路R6に戻されて、図5(a)に示すような状態となる。そして、今度は、用紙終了判別部814からガイド部材動作指示部813に退避信号が出力され、この退避信号を受けたガイド動作指示部813からさらにドライバ454bに向かって制御信号が出力される。すると、モータ451b(図2)が駆動され、これによる昇降用無端ベルト45bの反時計方向に向かう周回でガイド部材60は上昇して最上位位置を周回して、図5(b)に示すように、昇降用無端ベルト45aの反対側(同図中の左上側)に回り込む。これと同時に、昇降部材動作指示部812からもドライバ454aに向かって制御信号が出力される。すると、モータ451a(図2)が駆動され、これによる昇降用無端ベルト45aの反時計方向に向かう周回で昇降部材34は上昇して、図5(b)に示すように、用紙束P1,P2,P3,・・・を押し上げる。この際には、ガイド部材60は用紙受け板42から退避しているので、昇降部材43で押し上げられた用紙束P1,P2,P3,・・・が搬送路R4を介して汎用トレイ15に排出されることになる。ただし、ステイプル処理を施さない場合には、用紙ストック機構20で整合処理された用紙束P1,P2,P3,・・・が直接汎用トレイ15に排出されるようになっている。
以上説明したように、本実施形態に係る用紙ストック機構20は、用紙受け板42の上端側に設けられたガイド部材60により、搬入されてくる用紙Pの先端部が下方に案内され、ガイド部材60の案内部62よりも少なくとも用紙Pの長さだけ下方に設定された下位位置を有する所定範囲内で用紙受け板42に沿って昇降可能に設けられた昇降部材43により、所定範囲の下位位置まで下降した状態でガイド部材60の案内部61により案内された用紙Pの先端部が支持されて用紙Pが用紙受け板42側に傾倒されるとともに、昇降部材43が上昇されて、この傾倒された用紙Pの後端部がガイド部材60の案内部61よりも高い位置となるまで用紙Pが用紙受け板42に沿って押し上げられるので、用紙受け板42の上面に貯留された用紙Pの後端部が、後続の用紙の先端部から退避するようになる。したがって、用紙貯留時にカール等で用紙Pが不安定な積載がなされているときでも、後続する用紙Pがカール等で用紙受け板42の上面から浮いた状態となっている用紙Pの隙間に入り込んで用紙Pが入れ替わることがなくなり、衝突によるジャムの発生等もなくなる。また用紙Pの入れ替わりを防止するための、パドルを必要としないので、その動作音(騒音)の発生もなくなる。
なお、上記実施形態では、所定の用紙処理装置として、用紙ストック機構20の下方に設けたステイプル機構53を説明しているが、ステイプル機構53は用紙ストック機構20と一体化してもよい。また、所定の用紙処理装置は、穿孔装置その他の用紙処理装置であってもよい。
また、上記実施形態では、昇降部材43と同様にガイド部材60をモータ駆動しているが、ガイド部材60については、その退避時にのみ昇降部材43のベルトに連動させるようなクラッチを設けてもよいし、ガイド部材60をリンク機構等で用紙受け板42の幅方向や法線方向に退避させて、その用紙受け板42の上端側への用紙束P1,P2,P3,・・・の通過スペースを確保してもよい。さらに、ステイプル機構53の下方に用紙束を搬送するような場合には、ガイド部材60の退避自体が不要となるので、ガイド部材60を用紙受け板42の上方に固定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、制御部80において、予め用意されたプログラムに従い、各動作を順次行うシーケンス制御を行っているので、センサ類を特に設けていないが、適所にセンサを設けてフィードバック制御等を行うこととしてもよい。
本発明の一実施形態に係る用紙ストック機構が装着された後処理装置の側断面図である。 用紙ストック機構の概略側面図である。 制御部による用紙束の整合制御等を説明するためのブロック図である。 用紙ストック機構の一動作を模式的に示した説明図である。 用紙ストック機構の他の動作を模式的に示した説明図である。
符号の説明
10 後処理装置
19 画像形成装置
191 排紙口
20 用紙ストック機構
40 受けユニット
42 用紙受け板(ストック部材)
43 昇降部材
53 ステイプル機構(用紙処理装置)
60 ガイド部材
61 案内部
62 当接部
P(P1,P2,P3,・・・) 用紙(用紙束)
R(R1〜R7) 搬送路
R51 搬送ローラ対(用紙の搬入口)

Claims (2)

  1. 用紙の搬入口に上面の上端側が対向するように傾斜させたストック部材を備え、この搬入口から搬入されてくる用紙をストック部材の上面に貯留するように構成された用紙ストック機構において、
    ストック部材の上端側に設けられ、搬入されてくる用紙の先端部を下方に案内する案内部を有するガイド部材と、
    ガイド部材の案内部より少なくとも用紙の長さだけ下方に設定された下位位置を有する所定範囲内でストック部材に沿って昇降可能に設けられ、所定範囲の下位位置まで下降した状態でガイド部材の案内部により案内された用紙の先端部を支持して該用紙をストック部材側に傾倒させるとともに、この傾倒させた用紙の後端部がガイド部材の案内部よりも高い位置となるまで上昇して該用紙をストック部材に沿って押し上げる昇降部材とを備え
    ガイド部材は、その案内部よりも高い位置で、昇降部材によって押し上げられた用紙の後端部が当接する当接部を有することを特徴とする用紙ストック機構。
  2. 昇降部材は、ガイド部材の案内部によって次の用紙の先端部が案内されてくるまでに、下位位置に下降することを特徴とする請求項1記載の用紙ストック機構。
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