JP5565970B2 - 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱した定着ベルトと加圧部材とのニップに、未定着トナー画像を担持した用紙を挿入して未定着トナーを加熱、溶融し、用紙に定着するベルト定着方式の定着装置、及びそれを備えた電子写真方式を用いる画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた従来の画像形成装置においては、ニップを形成する定着ローラー対の少なくとも一方のローラーに熱源を内蔵させて加熱ローラーとし、このローラー対のニップ部に未定着トナー画像を担持した用紙を挿通することによって用紙にトナーを定着する熱ローラー定着方式が広く用いられている。
このような熱ローラー定着方式では、加熱ローラーに内蔵されたハロゲンランプなどの熱源からローラー表面までの熱伝達の効率が低く、熱の損失が大きい。また、ローラー表面まで熱が伝達するのに長い時間が必要である。その結果、加熱効率が悪いために消費電力が多く、ローラー表面が定着可能な温度に達するまでのウォームアップ時間が長くなるなどといった問題があった。
これを改善するために、用紙を加熱するための加熱部材を、加熱ローラーに代えて発熱源からの輻射光を吸収して発熱する無端状の定着ベルトとし、定着ベルトとこれに圧接される加圧部材とのニップ部に未定着トナー画像を担持した用紙を挿通することによって用紙にトナーを定着するベルト定着方式が開発されている。このベルト定着方式では、熱ローラー定着方式に比べ熱容量を小さくしてウォームアップ時間を短縮するとともに、消費電力を低減することができる。
このようなベルト定着方式を用いた画像形成装置では、特にカラー機の場合、モノクロ機に比べて記録媒体へのトナーの付着量が多いため、記録媒体にトナーを定着させる際に記録媒体がベルトに接触している時間(ニップ時間)を長くとる必要がある。そして、ニップ時間を長くとるためには定着ベルトと加圧部材とのニップ部の面積を十分に確保する必要がある。
しかし、定着ベルトと加圧部材とのニップ部の面積を大きくすると、定着ベルトと定着ベルトに内接するベルト支持部材との摺動面積が大きくなる。その結果、定着ベルトの摺動負荷(摩擦力)も大きくなって定着装置の駆動トルクが増大する。また、定着ベルトの摩耗が促進されるため耐用期間も短くなる。この対策として、例えば特許文献1、2には、オイルを含浸させたパッド状或いはローラー状のオイル供給部材を用いて定着ベルトとベルト支持部材との摺動面にオイルを供給する方法が開示されている。
特開平10−198204号公報 特開2008−122434号公報
しかしながら、特許文献1、2の方法では、オイル供給部材に含浸させたオイルが消費された後はオイルを供給できないため、定着ベルトの摺動負荷を長期間に亘って低減することが困難であった。
また、特許文献2の方法では、ベルト支持部材に加えてローラー状のオイル供給部材が定着ベルトに接触するため、定着ベルトを加熱する際の熱がベルト支持部材とオイル供給部材の両方に奪われることになる。従って、定着ベルトが所定の定着温度に到達するまでに時間を要してしまい。ユーザーの待ち時間が長くなるとともに消費電力も増大するという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、定着ベルトと加圧部材とのニップ部の面積を十分に確保するとともに、ニップ部における定着ベルトの摺動負荷を長期間に亘って安定して低減可能な定着装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、記録媒体の搬送速度と略等速で回動可能な無端状の定着ベルトと、該定着ベルトを外部から加熱する加熱手段と、前記定着ベルトに内接して前記定着ベルトを摺動可能に支持するベルト支持部材と、該ベルト支持部材に前記定着ベルトを介して所定の圧力で当接する加圧部材と、を備え、前記定着ベルトと前記加圧部材により形成された定着ニップ部に記録媒体を挿通させて記録媒体上に担持された未定着トナー像を定着する定着装置において、前記ベルト支持部材の内部に潤滑剤を貯留する貯留部を設け、該貯留部の内面下部と前記ベルト支持部材の下面とを連通する潤滑剤供給路を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の定着装置において、前記潤滑剤供給路と前記定着ベルトとの間に、前記潤滑剤供給路から供給された潤滑剤を保持しつつ前記定着ベルトの内面に塗布する繊維状若しくは多孔質状の塗布部材を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の定着装置において、前記塗布部材は、フェルト層と、該フェルト層よりも目の細かい紙層から成る二層構造であり、前記潤滑剤供給路側に前記紙層が対向し、前記定着ベルト側に前記フェルト層が対向するように配置されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の定着装置において、前記塗布部材は、芳香族ポリアミド系繊維で形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の定着装置において、前記潤滑剤供給路は、前記ベルト支持部材の長手方向に沿って複数設けられることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の定着装置において、前記ベルト支持部材の上部に、前記貯留部と前記ベルト支持部材の外部とを連通する通気路を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の定着装置において、前記通気路に、空気の流通を維持しつつ潤滑剤の漏出を抑制する漏出抑制部材を付設したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の定着装置において、前記ベルト支持部材の前記定着ベルトと接触する部分に、前記ベルト支持部材よりも摩擦係数の小さい摺動部材を付設したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の定着装置において、前記加熱手段は、前記定着ベルトに対向して配置され、磁束を発生させて該磁束によって前記定着ベルトに設けた誘導発熱層を誘導加熱する誘導加熱部であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の定着装置が搭載された画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、定着ベルトを支持するベルト支持部材の内部に潤滑剤を貯留する貯留部を設け、貯留部の内面下部とベルト支持部材の下面とを連通する潤滑剤供給路を設けることにより、従来の構成に比べて多量の潤滑剤を貯留することができる。従って、定着ベルトとベルト支持部材との間に発生する摺動負荷を長期間に亘って軽減することができる。また、ベルト支持部材が潤滑剤貯留容器を兼ねるため、潤滑剤貯留容器を別途設ける構成に比べて省スペースな構成となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の定着装置において、潤滑剤供給路と定着ベルトとの間に塗布部材を設けることにより、専用の塗布部材をベルト支持部材と別個に設ける構成に比べて省スペースな構成となる。また、定着ベルトに接触する部材を削減できるため、定着ベルトが定着温度に到達するまでの時間を短縮することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の定着装置において、塗布部材をフェルト層とフェルト層よりも目の細かい紙層から成る二層構造とし、潤滑剤供給路側に紙層が対向し、定着ベルト側にフェルト層が対向するように配置することにより、フェルト層に比べて目の細かい紙層で潤滑剤供給路からの潤滑剤の漏れを抑え、フェルト層に供給する潤滑剤量を調整することができる。また、潤滑剤供給路から供給された潤滑剤は毛細管現象によって紙層及びフェルト層の全域に移行する。従って、フェルト層全域から浸み出した潤滑剤を定着ベルトの内面に均一に塗布することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第2又は第3の構成の定着装置において、塗布部材の材質を芳香族ポリアミド系繊維としたので、耐熱性に優れた塗布部材となる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の定着装置において、ベルト支持部材の長手方向に沿って複数の潤滑剤供給路を設けることにより、定着ベルトの幅方向において潤滑剤を略均等に供給することができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成の定着装置において、ベルト支持部材の上部に、貯留部とベルト支持部材の外部とを連通する通気路を設けることにより、貯留部から潤滑剤供給路を介して潤滑剤を円滑に流出させることができる。また、貯留部内の気圧が上昇し、潤滑剤供給路から必要量以上の潤滑剤が供給されてしまうのを防止することができる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第6の構成の定着装置において、通気路に、空気の流通を維持しつつ潤滑剤の漏出を抑制する漏出抑制部材を付設することにより、潤滑剤を円滑に流出させつつ、定着装置が傾いた場合の通気路からの潤滑剤の漏出を抑制することができる。
また、本発明の第8の構成によれば、上記第1乃至第7のいずれかの構成の定着装置において、ベルト支持部材の前記定着ベルトと接触する部分に、前記ベルト支持部材よりも摩擦係数の小さい摺動部材を付設することにより、定着ベルトとベルト支持部材との間に発生する摺動負荷をより軽減することができる。
また、本発明の第9の構成によれば、上記第1乃至第8のいずれかの構成の定着装置において、定着ベルトの加熱手段として誘導加熱部を用いることにより、定着装置のウォームアップタイムの短縮や省エネルギー化を図ることができる。
また、本発明の第10の構成によれば、上記第1乃至第9のいずれかの構成の定着装置を搭載することにより、均一且つ十分な加熱、加圧により高画質な画像形成が可能で、耐久性にも優れたベルト定着方式の画像形成装置となる。
本発明の定着装置が搭載された画像形成装置の概略断面図 本発明の一実施形態に係る定着装置の側面断面図 本発明の定着装置に用いられるベルト支持部材22を下方向から見た平面図 図2におけるベルト支持部材22のオイル供給路35付近を示す部分拡大図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の定着装置が搭載された画像形成装置の構成を示す模式断面図である。以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の現像装置が搭載された画像形成装置の概略断面図であり、ここではタンデム方式のカラー画像形成装置について示している。カラープリンター100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(マゼンタ、シアン、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりマゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
これらの画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、さらに駆動手段(図示せず)により図1において時計回りに回転する中間転写ベルト8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、各感光体ドラム1a〜1dに当接しながら移動する中間転写ベルト8上に順次一次転写されて重畳された後、二次転写ローラー9の作用によって記録媒体の一例としての転写紙P上に二次転写され、さらに、定着装置13において転写紙P上に定着された後、装置本体より排出される。感光体ドラム1a〜1dを図1において反時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される転写紙Pは、カラープリンター100の本体下部に配置された用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラー12a及びレジストローラー対12bを介して二次転写ローラー9と後述する中間転写ベルト8の駆動ローラー11とのニップ部へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが主に用いられる。また、二次転写ローラー9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナー等を除去するためのブレード状のベルトクリーナー19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光装置5と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像装置3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)等を除去するクリーニング部7a、7b、7c及び7dが設けられている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光装置5によって画像データに応じて光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、それぞれマゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの各色のトナーを含む二成分現像剤が所定量充填されている。なお、後述のトナー像の形成によって各現像装置3a〜3d内に充填された二成分現像剤中のトナーの割合が規定値を下回った場合にはトナーコンテナ4a〜4dから各現像装置3a〜3dにトナーが補給される。この現像剤中のトナーは、現像装置3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光装置5からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラー6a〜6dにより一次転写ローラー6a〜6dと感光体ドラム1a〜1dとの間に所定の転写電圧で電界が付与され、感光体ドラム1a〜1d上のマゼンタ、シアン、イエロー及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、一次転写後に感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナー等がクリーニング部7a〜7dにより除去される。
中間転写ベルト8は、上流側の従動ローラー10と、下流側の駆動ローラー11とに掛け渡されており、駆動モーター(図示せず)による駆動ローラー11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回りに回転を開始すると、転写紙Pがレジストローラー対12bから所定のタイミングで駆動ローラー11とこれに隣接して設けられた二次転写ローラー9とのニップ部(二次転写ニップ部)へ搬送され、中間転写ベルト8上のフルカラー画像が転写紙P上に転写される。トナー像が転写された転写紙Pは定着装置13へと搬送される。
定着装置13に搬送された転写紙Pは、定着ベルト21及び加圧ローラー23(図2参照)により加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。転写紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラー対15によって排出トレイ17に排出される。
一方、転写紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着装置13を通過した転写紙Pは一旦排出ローラー対15方向に搬送され、転写紙Pの後端が分岐部14を通過した後に排出ローラー対15を逆回転させるとともに分岐部14の搬送方向を切り換えることで、転写紙Pの後端から用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態で二次転写ニップ部に再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が二次転写ローラー9により転写紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着装置13に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
図2は、本発明の一実施形態に係る定着装置の側面断面図である。図2に示すように、定着装置13は、図2において反時計回り方向に回動する無端状の定着ベルト21と、定着ベルト21に内接する中空状のベルト支持部材22と、定着ベルト21を介してベルト支持部材22に圧接され、図2において時計回り方向に回転する加圧ローラー23と、定着ベルト21を挟んで加圧ローラー23の反対側に配置される誘導加熱部25と、を含む構成である。
定着ベルト21は、ベルト支持部材22に接する最内側に設けられた誘導発熱層や、加圧ローラー23に接する最外側に設けられた離型層を含む複数の層が積層されて成る無端状のベルトである。この定着ベルト21は、ベルト支持部材22及び定着ベルト21の幅方向両端部に内接するフランジ部材(図示せず)に巻き掛けられ、所定の張力が与えられるとともに、ベルト支持部材22に接していない部分が誘導加熱部25と所定の間隔を隔てた円弧形状に保持されている。なお、フランジ部材に代えて、ベルト支持部材22の反対側(誘導加熱部25と対向する側)において定着ベルト21に内接する断面視アーチ形状の支持部材を配置しても良い。
誘導発熱層としては、ニッケル等の金属をメッキ、又は圧延処理した金属層が用いられる。離型層としては、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等のフッ素系樹脂が用いられ、塗料の塗布やチューブを被せることによって形成されている。離型層は、PFAチューブであれば10〜50μm、フッ素樹脂塗料であれば10〜30μm程度の厚さが適当である。
また、誘導発熱層と離型層との間に、弾性部材層として厚さ100〜1000μm程度のシリコンゴム層を設けても良い。この構成によれば、弾性部材層が用紙上の未定着トナー像を包み込んで、ソフトに定着できる。その結果、画像の高画質化を図ることが可能となり、高性能な定着装置を得ることができる。
また、誘導発熱層と離型層との間に蓄熱層を設けて誘導発熱層で発生した熱を逃がさないようにし、且つ定着ベルト21の表面の温度を均一に保持することもできる。その結果、さらに高い加熱効率が得られるとともに、ウォームアップ時間の短縮及び消費電力の低減の効果を高めることが可能となる。
蓄熱層は、シリカやアルミナ、酸化マグネシウム等の金属酸化物の粉末をフィラーとして配合して熱伝導率を高めたシリコンゴムや、アルミ、銅、ニッケル等の熱伝導率の高い金属で構成され、これらをチューブ状に成型したものを被覆する、或いはメッキするなどして設けられている。蓄熱層は、シリコンゴムのように弾性がある材料であれば良いが、金属で構成した場合、肉厚を厚くし過ぎるとベルトの硬度が上がり、トナーを溶融するのに必要なニップ量が得られなくなってしまう。したがって、蓄熱層の厚さは、10〜1000μm、望ましくは50〜500μmとする。
本実施形態に用いる定着ベルト21の構成としては、例えば、厚さ30μmのニッケル層(誘導発熱層)上に厚さ300μmのシリコンゴム層(蓄熱層)を積層し、厚さ30μmのPFAチューブ(離型層)で被覆した外径40mmのベルトが挙げられる。
また、定着ベルト21の表面に接するようにサーミスター(図示せず)が設けられている。このサーミスターにより定着ベルト21の温度を検知し、誘導加熱部25に流れる電流をON/OFFすることによって定着温度の制御を行う。
また、定着ベルト21の幅方向(図2の紙面と垂直方向)の寸法は、誘導加熱部25の幅方向の寸法よりも狭く、且つ定着ニップ部Nを通過する最大の用紙幅よりも広く設定されている。これにより、誘導加熱部25は定着ベルト21全体を均一に加熱して定着むらの発生を防止するとともに、定着ベルト21は用紙サイズに係わらず用紙全面を覆うことができるため、ベルト支持部材22への未定着トナーの付着を防止できる。
ベルト支持部材22は、定着ベルト21を介して加圧ローラー23と当接することで、用紙を挿通させる定着ニップ部Nを形成する。ベルト支持部材22の材質としては、アルミニウム等の金属や耐熱性樹脂等が用いられる。また、ベルト支持部材22の詳細な構成については後述する。
加圧ローラー23は、例えば芯金23aの外側に弾性層23bが設けられ、表面はPFAチューブ等の離型層で被覆されている。芯金23aには加圧ローラー23の圧力を調整する圧調整機構(図示せず)が配置されている。本実施形態では、アルミニウム製の芯金23aの外側に、弾性層を構成する厚さ7mmのシリコンゴム層23bが設けられ、外周面が厚さ30μmのPFAチューブで被覆された外径30mmの加圧ローラー23を用いている。加圧ローラー23は図示しない駆動モーターにより時計回りに回転駆動される。
誘導加熱部25は、電磁誘導により定着ベルト21を加熱するものであり、コイルボビン27、コイル29、及びセンターコア30a、アーチコア30b、サイドコア30cからなるコア部等で構成され、定着ベルト21の円弧状の外面の一部を囲うように対向して配設される。
コイルボビン27は、定着ベルト21の外面に沿う断面円弧状に成形されている。コイルボビン27の材質は、耐熱性樹脂(例えばPPS:ポリフェニレンサルファイド樹脂、PET:ポリエチレンテレフタレート樹脂、LCP:液晶ポリマー樹脂)であることが好ましい。
コイルボビン27上には、細線を束ねたリッツ線を誘導加熱部25の長手方向(図2の紙面と垂直方向)に複数回(ここでは8回)巻回したコイル29が配置されている。コイル29は、図示しない電源に接続されている。また、コイル29のコイルボビン27への固定は、例えば耐熱性接着剤(例えばシリコン系接着剤)を用いて行う。
センターコア30aは、コイル29の中央に配置される断面矩形状をなすフェライト製のコアである。センターコア30aの両側には一対のアーチコア30b及びサイドコア30cが配置されている。両側のアーチコア30bは、センターコア30aを挟んで互いに対称な形状を有し、その断面形状がアーチ形に成形されたフェライト製コアである。各アーチコア30bの全長はコイル29が配置された領域よりも長い。また、両側のサイドコア30cは、ブロック形状に成形されたフェライト製のコアである。サイドコア30cは各アーチコア30bの一端(図2では上下端)に連結して設けられている。各サイドコア30cは、それぞれコイル29が配置された領域の外側を覆っている。
アーチコア30bは、例えば誘導加熱部25の長手方向に間隔をおいて複数箇所に配置されている。本実施形態では、隣り合うアーチコア30b同士の間隔は10mm程度としている。また、アーチコア30bの配置密度は、高ければ高いほど磁束の誘導性能が良くなる。しかしながら、ある程度アーチコア30bの配置密度を減らしても磁束の誘導性能の低下は少ないので、充分な性能を発揮できる範囲で高いコストパフォーマンスが得られるようにアーチコア30bの配置密度を設定することが好ましい。また、定着ベルト21の幅方向の温度分布を調整する場合、アーチコア30bの配置密度を調整することで対応可能である。
また、サイドコア30cは、誘導加熱部25の長手方向において複数に分割されており、その1つの長さが30〜60mm程度である。複数のサイドコア30cは誘導加熱部25の長手方向に間隔をあけずに連続して配置されている。サイドコア30cを配置する範囲の全長はコイル29が配置された領域の長さに対応している。このようにサイドコア30cを連続して複数配置することで、アーチコア30bの配置による温度分布の振れ幅を均す効果がある。なお、各アーチコア30b、サイドコア30cの配置は、例えばコイル29の磁束密度(磁界強度)分布に合わせて決定されている。アーチコア30bがある程度の間隔をおいて配置されている分、アーチコア30bが抜けた箇所でサイドコア30cが磁束の集束効果を補い、長手方向での磁束密度分布(温度分布)を均している。
誘導加熱部25は、コイル29に高周波電流を供給することにより、センターコア30a及び両側のアーチコア30b及びサイドコア30cを通じて磁束を発生させる。誘導加熱部25から発せられる磁束は定着ベルト21の誘導発熱層に作用する。その結果、誘導発熱層の磁束の周りに渦電流が生じるため、誘導発熱層内の電気抵抗によってジュール熱が発生して定着ベルト21が発熱することになる。
コイル29に流れる電流は、サーミスターによって定着ベルト21が所定の温度となるように制御されている。そして、誘導加熱部25により定着ベルト21が加熱されて所定の温度に昇温すると、定着ニップ部Nで挟持された転写紙P(図1参照)が加熱されるとともに、加圧ローラー23にて加圧されることにより、転写紙P上の粉体状態のトナーが溶融定着される。
次に、本発明の定着装置に用いられるベルト支持部材22の構成について詳述する。ベルト支持部材22は、定着ベルト21の幅方向(図2の紙面と垂直方向)に延在する部材である。ベルト支持部材22の定着ベルト21の内面に接触する面(図2の右側面)にはベルト支持部材22よりも摩擦係数の小さい摺動シート31が貼り付けられている。摺動シート31はPFA等のフッ素樹脂製のシート材であり、定着ベルト21が回動する際にベルト支持部材22との間に発生する摺動負荷を軽減する。なお、摺動シート31を貼り付ける代わりにフッ素樹脂系の塗料を塗布しても良い。
また、ベルト支持部材22は中空状に成形されており、内部に設けられた貯留部33にシリコンオイル34が貯留されている。また、貯留部33の内面下部とベルト支持部材22の下面とを連通するオイル供給路35が形成されている。オイル供給路35と定着ベルト21の内面との間には塗布部材37が配置されており、貯留部33からオイル供給路35を介して供給されたシリコンオイル34は一旦塗布部材37に吸収され、塗布部材37から徐々に浸み出すことによって定着ベルト21の内面に塗布される。
図3は、ベルト支持部材22を下方向から見た平面図であり、図4は、図2におけるオイル供給路35周辺の部分拡大図である。なお、図3では摺動シート31及び塗布部材37は図示していない。
図3に示すように、ベルト支持部材22の下部には断面円形のオイル供給路35が長手方向に沿って等間隔で複数開口しており、定着ベルト21の幅方向(図3の左右方向)において貯留部33内のシリコンオイル34を略均等に供給できるようになっている。また、貯留部33の一端(図3の左端部)にはシリコンオイル34を充填するための開口33aが形成されており、開口33aには蓋部材36が装着されている。
また、図4に示すように、塗布部材37は、紙層37aとフェルト層37bとから成る二層構造であり、オイル供給路35側に紙層37aが対向し、定着ベルト21側にフェルト層37bが対向するように配置されている。フェルト層37bよりも目の細かい紙層37aは、オイル供給路35からのシリコンオイル34の過剰な流出を防止する。また、オイル供給路35から供給されたシリコンオイル34は、毛細管現象によって紙層37a及びフェルト層37bの略全域に移行する。そして、フェルト層37bから浸み出したシリコンオイル34が定着ベルト21の内面に均一に塗布される。
紙層37a、フェルト層37bの材質としては、耐熱性に優れたアラミド繊維等の芳香族ポリアミド系繊維が好ましい。紙層37aの具体例としては、ノーメックス(商標)紙(デュポン帝人アドバンスドペーパー社製)が挙げられる。フェルト層37bの具体例としては、ノーメックス(商標)フェルト(デュポン社製)が挙げられる。
オイル供給路35の内径は、使用するシリコンオイル34の粘度や塗布部材37の仕様にもよるが、1mm程度が好ましい。また、本実施形態では断面円形のオイル供給路35を複数設けたが、例えばベルト支持部材22の長手方向に沿ってスリット状のオイル供給路35を設けても良い。
ところで、塗布部材37にシリコンオイル34を少量ずつ安定して供給するためにはオイル供給路35の内径が小さい方が好ましい。しかし、オイル供給路35の内径を小さくした場合、オイル供給路35から貯留部33内に空気が入り難いため、貯留部33内が減圧状態となってシリコンオイル34が円滑に流出しないという問題がある。
また、粉体状態のトナーを転写紙P上に溶融定着するために、定着ベルト21は誘導加熱部25によって概ね150〜180℃程度に維持される。そのため、定着ベルト21からの熱伝導によりベルト支持部材22も加熱されることになる。その結果、画像出力時に貯留部33内部の気圧が上昇し、オイル供給路35から必要量以上のシリコンオイル34が供給されてしまうおそれがある。
そこで、図2に示すように、ベルト支持部材22の上部には貯留部31とベルト支持部材22の外部とを連通する通気路39が形成されている。通気路39から貯留部33内に空気が流入することにより、オイル供給路35からシリコンオイル34が円滑に流出する。また、ベルト支持部材22の温度上昇による貯留部33内部の気圧上昇も抑制されるため、オイル供給路35からシリコンオイル34を安定して供給可能となる。
また、ベルト支持部材22の外表面には、通気路39を覆うように漏出抑制部材40が付設されている。漏出抑制部材40は、通気路37の空気の流通を維持しつつ、通気路39からのシリコンオイル34の漏出を抑制するものである。漏出抑制部材40の材質としては、耐熱性に優れたアラミド繊維等の芳香族ポリアミド系繊維が好ましい。漏出抑制部材40の具体例としては、フェルト層37bとして例示したノーメックス(商標)フェルトが挙げられる。
上記の構成によれば、ベルト支持部材22は、摺動シート31及びシリコンオイル34を介して定着ベルト21の内面に接触するため、定着ベルト21が回動する際にベルト支持部材22との間に発生する摺動負荷を効果的に軽減することができる。
また、ベルト支持部材22の内部にシリコンオイル34の貯留部33を設け、貯留部33からオイル供給路35を介して定着ベルト21の裏面にシリコンオイル34を供給することにより、オイル塗布ローラー等の塗布部材自体にオイルを含浸させる従来の構成に比べて多量のシリコンオイル34を貯留することができる。従って、定着ベルト21とベルト支持部材22との間に発生する摺動負荷を長期間に亘って軽減することができる。また、ベルト支持部材22がオイル貯留容器を兼ねるため、オイル貯留容器を別途設ける構成に比べて省スペースな構成となる。
さらに、ベルト支持部材22に塗布部材37を付設したので、専用の塗布部材を設ける構成に比べて省スペースな構成となる。また、定着ベルト21に接触する部材を削減できるため、定着ベルト21が所定の定着温度(150〜180℃)に到達するまでの時間を短縮することができる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態では、紙層37aとフェルト層37bから成る二層構造の塗布部材37を用いたが、塗布部材37の構成はこれに限定されるものではなく、耐熱性、オイル保持性を有する不織布等の繊維状材料や、スポンジ等の多孔質材料であれば良い。また、ベルト支持部材22に塗布部材37を設ける代わりに、ローラー状やパッド状の塗布部材をベルト支持部材とは別個に設けることもできる。さらに、シリコンオイル34に代えて、フッ素系オイル、パラフィン系オイル等を潤滑剤として使用しても良い。
また、上記実施形態で示した定着ベルト21、加圧ローラー23の構成は好ましい一例であり、本発明の目的を達成可能な他の構成を採用することもできる。また、誘導加熱部25に代えて他の加熱手段を設けても良い。このとき、定着ベルト21の内側から加熱する方式では、ベルト支持部材22の内部の温度が過剰に上昇してしまうため、定着ベルト21の外側にハロゲンランプ等の加熱手段を配置する構成が用いられる。
また、本発明の定着装置は図1に示したタンデム式のカラープリンターに限らず、デジタル複合機やカラー複写機、アナログ方式のモノクロ複写機、或いはモノクロプリンターやファクシミリ等の、電子写真プロセスを用いた種々の画像形成装置に適用できる。
本発明は、定着ベルトと、定着ベルトに所定の圧力で当接する加圧ローラーにより形成された定着ニップ部に記録媒体を挿通させて記録媒体上に担持された未定着トナー像を定着するベルト定着方式の定着装置に利用可能である。本発明の利用により、定着ベルトと加圧ローラーとのニップ部の面積を十分に確保するとともに、ニップ部における定着ベルトの摺動負荷を長期間に亘って安定して低減可能となり、特に、トナーの載り量が多くなるカラー画像形成装置に好適に利用できる定着装置を提供することができる。
13 定着装置
21 定着ベルト
22 ベルト支持部材
23 加圧ローラー(加圧部材)
25 誘導加熱部
27 コイルボビン
29 コイル
30a センターコア
30b アーチコア
30c サイドコア
31 摺動シート(摺動部材)
33 貯留部
34 シリコンオイル(潤滑剤)
35 オイル供給路(潤滑剤供給路)
37 塗布部材
37a 紙層
37b フェルト層
39 通気路
40 漏出抑制部材
100 カラープリンター
N 定着ニップ部
P 転写紙(記録媒体)

Claims (9)

  1. 記録媒体の搬送速度と略等速で回動可能な無端状の定着ベルトと、
    該定着ベルトを外部から加熱する加熱手段と、
    前記定着ベルトに内接して前記定着ベルトを摺動可能に支持する中空状のベルト支持部材と、
    該ベルト支持部材に前記定着ベルトを介して所定の圧力で当接する加圧部材と、
    を備え、前記定着ベルトと前記加圧部材により形成された定着ニップ部に記録媒体を挿通させて記録媒体上に担持された未定着トナー像を定着する定着装置において、
    前記ベルト支持部材の中空部に潤滑剤を貯留する貯留部を設け、前記ベルト支持部材の底面外側と前記定着ベルトの内周面との間に、前記潤滑剤を保持しつつ前記定着ベルトの内周面に塗布する繊維状若しくは多孔質状の塗布部材を設け、前記貯留部の内側前記ベルト支持部材の底面外側とを連通する潤滑剤供給路を設けたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記塗布部材は、フェルト層と、該フェルト層よりも目の細かい紙層から成る二層構造であり、前記潤滑剤供給路側に前記紙層が対向し、前記定着ベルト側に前記フェルト層が対向するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記塗布部材は、芳香族ポリアミド系繊維で形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記潤滑剤供給路は、前記ベルト支持部材の長手方向に沿って複数設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記ベルト支持部材の上部に、前記貯留部と前記ベルト支持部材の外部とを連通する通気路を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記通気路に、空気の流通を維持しつつ潤滑剤の漏出を抑制する漏出抑制部材を付設したことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記ベルト支持部材の前記定着ベルトと接触する部分に、前記ベルト支持部材よりも摩擦係数の小さい摺動部材を付設したことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の定着装置。
  8. 前記加熱手段は、前記定着ベルトに対向して配置され、磁束を発生させて該磁束によって前記定着ベルトに設けた誘導発熱層を誘導加熱する誘導加熱部であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置
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