JP5562662B2 - 放射能汚染除去方法及びその装置 - Google Patents

放射能汚染除去方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5562662B2
JP5562662B2 JP2010014285A JP2010014285A JP5562662B2 JP 5562662 B2 JP5562662 B2 JP 5562662B2 JP 2010014285 A JP2010014285 A JP 2010014285A JP 2010014285 A JP2010014285 A JP 2010014285A JP 5562662 B2 JP5562662 B2 JP 5562662B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decontamination
liquid
pipe
radioactive
horizontal pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010014285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011153855A (ja
Inventor
美幸 秋葉
泰 山本
健悦 白川
慎一 師岡
雅人 山田
成彦 向井
仁美 穐村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010014285A priority Critical patent/JP5562662B2/ja
Publication of JP2011153855A publication Critical patent/JP2011153855A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5562662B2 publication Critical patent/JP5562662B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)

Description

本発明は、例えば原子力発電プラント等の放射性物質を扱う施設の放射能に汚染された機器、設備の化学除染時における配管内の放射性付着物の除去/除染に係る放射能汚染除去方法及びその装置に関する。
放射能に汚染された機器、設備等から放射能を除去する技術として、例えば対象物が複雑な形状のものであったり、大型機器や配管であったりした場合に、化学除染が用いられている。この除染技術は既に確立された技術で、広く用いられている。
また、原子力発電プラント等の放射性物質を取り扱う施設の放射能に汚染された機器や設備、例えば沸騰水型原子炉における冷却水が循環する一次系配管においては、管内に付着している放射性付着物は外部から冷却水に分散して運ばれてきて堆積したソフトクラッドと、原子炉圧力容器等の母材から成長した酸化被膜のハードクラッドとがある。これらクラッドのうち、放射能はハードクラッドのほうに高い密度で存在し、ハードクラッドは溶解による化学除染が有効である。
しかしながら、ハードクラッドの内、酸化物の化学形態によっては溶解速度が極めて小さいニッケルフェライトのようなものもあり、全ての放射性付着物を完全に溶解して除去しようとすると酸濃度を上げたり、強酸を用いたりしなければならず、母材の健全性が損なわれてしまう虞が出てくる。多少なりとも放射能が除去できればよい場合ならば、従来の技術によって目的は達成できるが、ほぼ完全に近い形で放射能を除去することができない。そのため、放射能をほぼ完全に近い状態にまで除去でき、かつ母材の健全性を維持することができる放射能の除去技術の実現が強く期待されており、化学除染によって放射性付着物のソフトクラッドの溶解とハードクラッドの一部溶解を行い、その後に残っているハードクラッドの不溶解物を機械的に剥離すればよいことになる。
なお、こうした化学除染によって放射性付着物のソフトクラッドの溶解とハードクラッドの一部溶解を行い、残りのハードクラッドの不溶解物を機械的に剥離させる技術としては、配管、機器、設備等の除染対象物内に付着した放射性同位元素を有機酸または酸化剤と有機酸で化学除染した後、除染対象物内の残留不溶解物を磁気プローブで捕集して機械的に除去する技術(例えば、特許文献1参照)がある。
特開2000−214293号公報
さらに上述した化学除染を、沸騰水型原子炉の一次系配管の除染に適用した場合について、図11を用いて説明する。
図11において、沸騰水型原子炉の冷却水が、例えば再循環ポンプ(不図示)により再循環する一次系配管101は、冷却水が再循環する方向に、原子炉圧力容器(不図示)の再循環水出口に吸込み管(不図示)を接続し、さらに、再循環ポンプ、吐出管102と連接した流入管部103と、垂直管104を、例えば両端を閉塞した長さ10数mの水平管105の中間部管壁下部に接続してなるT字状の配管部106と、複数本の上昇管107を有する流出管部108とを設けた構成となっている。
流出管部108の各上昇管107は、上流側となる下部端をT字状の配管部106の水平管105に接続し、下流側の各上部端を原子炉圧力容器の再循環水入口に接続するようにして水平管105上に立設し、水平管105の管軸方向に配列にしている。また、T字状の配管部106の垂直管104は、上流側となる下部端を流入管部103の再循環ポンプ吐出側の吐出管102の下流端に接続しており、さらに吐出管102は、例えば管中間部の最も低い位置にドレン排出用口109を備えている。
このように一次系配管101を構成する沸騰水型原子炉では、化学除染を除染対象部内に除染液を満たし、放射性付着物のソフトクラッドとハードクラッドを溶解するようにして除染を行った後に、除染液を流入管部103の吐出管102のドレン排出用口109から重力による自然排出によって排出し回収する。
しかし、この化学除染により流出管部108の各上昇管107内ではハードクラッドが溶解し、皮膜となって剥がれる。そして剥がれた皮膜は、除染液の排出流量が少ないために除染液と共に流れず、T字状の配管部106の水平管105の底部に不溶解の放射性堆積皮膜Sとして堆積することになり、十分な除染が行えず、ほぼ完全に近い形で放射能を除去することができない。
同様に、上記の特許文献1に記載された技術の磁気プローブを挿入して、水平管105の放射性堆積皮膜Sの除去/除染を行おうとした場合には、磁気プローブを挿入可能な穴から水平管105までの管路が複雑であり、また水平管105が長いことなどから、磁気プローブの挿入作業が困難なものとなってしまう。
こうした状況に鑑みて本発明はなされたもので、その目的とするところは、化学除染時に、配管内の放射性付着物である一次系配管の水平管底部に堆積し、堆積する不溶解の放射性堆積皮膜を、簡単な操作、作業によって十分に除去し除染して、ほぼ完全に近い形で放射能を除去することができる放射能汚染除去方法及びその装置を提供することにある。
この発明は上記目的を達成するものであって、放射能汚染除去方法は、放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際に配管の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去方法であって、前記水平管から下側に延びる垂直管を介して当該水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記垂直管から分岐して設けられており且つ前記クラッドの移動を可能にする前記除染液の流れを生起させる液駆動手段により、前記水平管内の前記除染液に重力による自然排出を行うよりも流速が早い前記配管外への流れを生起し、前記除染液の生起した流れによって、前記除染液と共に前記クラッドを前記配管外に排出するようにした方法であり、前記液駆動手段は、ポンプ、真空ポンプ、蒸気インジェクタのいずれか1つであることを特徴とする。
また、放射能汚染除去装置は、放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際に配管の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去方法であって、前記水平管から下側に延びる垂直管を介して当該水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記垂直管から分岐して設けられており且つ前記クラッドの移動を可能にする前記除染液の流れを生起させる液駆動手段により、前記水平管内の前記除染液に重力による自然排出を行うよりも流速が早い前記配管外への流れを生起し、前記除染液の生起した流れによって、前記除染液と共に前記クラッドを前記配管外に排出するようにした方法であり、前記液駆動手段は、ポンプ、真空ポンプ、蒸気インジェクタのいずれか1つであることを特徴とする。
また、他の態様の放射能汚染除去装置は、放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際、上昇管が立設する水平管の下部に垂直管を接続した配管部の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去装置であって、前記配管部の垂直管に分岐接続したバルブを介して接続され、前記水平管内の前記除染液を吸入して前記配管外への流れを生起する液駆動手段と、前記クラッドを回収するタンクと、を備え、化学除染後に、前記垂直管を介して前記水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記液駆動手段を起動して重力による自然排出を行うよりも流速が早い除染液の流れを前記水平管内に生起し、前記除染液と共に前記クラッドを前記タンクに排出するようにしたものであり、前記液駆動手段がポンプであり、該ポンプの吸込み口を前記バルブに接続し、吐出口を前記タンクに接続したことを特徴とする。
また、他の態様の放射能汚染除去装置は、放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際、上昇管が立設する水平管の下部に垂直管を接続した配管部の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去装置であって、前記配管部の垂直管に分岐接続したバルブを介して接続され、前記水平管内の前記除染液を吸入して前記配管外への流れを生起する液駆動手段と、前記クラッドを回収するタンクと、を備え、化学除染後に、前記垂直管を介して当該水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記液駆動手段を起動して重力による自然排出を行うよりも流速が早い除染液の流れを前記水平管内に生起し、前記除染液と共に前記クラッドを前記タンクに排出するようにしたものであり、前記液駆動手段及び前記タンクが真空タンクであり、該真空タンクの取入口を前記バルブに接続し、前記真空タンク内を減圧するよう真空ポンプを接続したことを特徴とする。
また、他の態様の放射能汚染除去装置は、放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際、上昇管が立設する水平管の下部に垂直管を接続した配管部の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去装置であって、前記配管部の垂直管に分岐接続したバルブを介して接続され、前記水平管内の前記除染液を吸入して前記配管外への流れを生起する液駆動手段と、前記クラッドを回収するタンクと、を備え、化学除染後に、前記垂直管を介して当該水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記液駆動手段を起動して重力による自然排出を行うよりも流速が早い除染液の流れを前記水平管内に生起し、前記除染液と共に前記クラッドを前記タンクに排出するようにしたものであり、前記液駆動手段が蒸気インジェクタであり、該蒸気インジェクタの吸入口を前記バルブに接続すると共に、前記蒸気インジェクタに蒸気を供給する蒸気供給源と、前記蒸気インジェクタから蒸気と共に排出される前記除染液と前記クラッドを回収する前記タンクとを接続したことを特徴とする。
また、他の態様の放射能汚染除去装置は、放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際、上昇管が立設する水平管の下部に垂直管を接続した配管部の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去装置であって、前記配管部の垂直管に分岐接続したバルブを介して接続され、前記水平管内の前記除染液を吸入して前記配管外への流れを生起する液駆動手段と、前記クラッドを回収するタンクと、を備え、化学除染後に、前記垂直管を介して前記水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記液駆動手段を起動して重力による自然排出を行うよりも流速が早い除染液の流れを前記水平管内に生起し、前記除染液と共に前記クラッドを前記タンクに排出するようにしたものであり、前記水平管の管壁に管振動装置を設置していることを特徴とする。
また、他の態様の放射能汚染除去装置は、放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際、上昇管が立設する水平管の下部に垂直管を接続した配管部の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去装置であって、前記配管部の垂直管に分岐接続したバルブを介して接続され、前記水平管内の前記除染液を吸入して前記配管外への流れを生起する液駆動手段と、前記クラッドを回収するタンクと、を備え、化学除染後に、前記垂直管を介して前記水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記液駆動手段を起動して重力による自然排出を行うよりも流速が早い除染液の流れを前記水平管内に生起し、前記除染液と共に前記クラッドを前記タンクに排出するようにしたものであり、前記水平管の管壁に超音波発生装置を設置していることを特徴とする。
また、他の態様の放射能汚染除去装置は、放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際、上昇管が立設する水平管の下部に垂直管を接続した配管部の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去装置であって、前記配管部の垂直管に分岐接続したバルブを介して接続され、前記水平管内の前記除染液を吸入して前記配管外への流れを生起する液駆動手段と、前記クラッドを回収するタンクと、を備え、化学除染後に、前記垂直管を介して前記水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記液駆動手段を起動して重力による自然排出を行うよりも流速が早い除染液の流れを前記水平管内に生起し、前記除染液と共に前記クラッドを前記タンクに排出するようにしたものであり、前記水平管内に化学除染時の加熱温度よりも低い沸点を有する液体を注入する液体注入機構を備えていることを特徴とする。
また、他の態様の放射能汚染除去装置は、放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際、上昇管が立設する水平管の下部に垂直管を接続した配管部の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去装置であって、前記配管部の垂直管に分岐接続したバルブを介して接続され、前記水平管内の前記除染液を吸入して前記配管外への流れを生起する液駆動手段と、前記クラッドを回収するタンクと、を備え、化学除染後に、前記垂直管を介して前記水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記液駆動手段を起動して重力による自然排出を行うよりも流速が早い除染液の流れを前記水平管内に生起し、前記除染液と共に前記クラッドを前記タンクに排出するようにしたものであり、前記水平管の管外壁に加熱装置を設置していることを特徴とする。
本発明によれば、化学除染を行うことにより一次系配管の水平管底部に堆積する配管内の放射性付着物である不溶解の放射性堆積皮膜を、簡単な操作、作業によって十分に除去し除染して、ほぼ完全に近い形で放射能を除去することができる等の効果を有する。
本発明の第1の実施形態を適用した沸騰水型原子炉の斜視図である。 本発明の放射能汚染除去装置の第1の実施形態を示す構成図である。 本発明の放射能汚染除去装置の第2の実施形態を示す構成図である。 本発明の放射能汚染除去装置の第3の実施形態を示す構成図である。 本発明の放射能汚染除去装置の第4の実施形態を示す構成図である。 本発明の放射能汚染除去装置の第5の実施形態を示す構成図である。 本発明の放射能汚染除去装置の第6の実施形態を示す構成図である。 本発明の放射能汚染除去装置の第7の実施形態を示す構成図である。 本発明の放射能汚染除去装置の第8の実施形態を示す構成図である。 本発明の放射能汚染除去装置の第9の実施形態を示す構成図である。 従来の沸騰水型原子炉の一次系配管部の概略を示す構成図である。
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、従来と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、従来と異なる本発明の実施の形態の構成について説明する。
(第1の実施形態)
先ず本発明の第1の実施形態を図1及び図2により説明する。
図1及び図2に示すように、放射性物質を扱う施設である、例えば原子力発電プラントの沸騰水型原子炉1は、原子炉圧力容器2の内空間に核燃料を装荷した炉心(不図示)を収納してなるシュラウド(不図示)を設置し、炉心で発生した熱により発生した原子炉圧力容器2内の冷却水の蒸気を供給することでタービンが回転し、発電機が回転して発電を行う。さらに、原子炉圧力容器2では、冷却水を強制循環するための再循環ポンプ3を有する一次系配管4を備えていて、電力の生成後に復水器(不図示)で凝縮して戻った水と原子炉圧力容器2内の冷却水とが、再循環ポンプ3による強制循環の流れと、図示しないインターナルポンプまたはジェットポンプによる流れによって炉心に戻り、蒸気となるようになっている。
また、原子炉圧力容器2に備えた一次系配管4は、再循環水出口5と再循環水入口6との間に接続したものとなっており、再循環水出口5から再循環水入口6へと冷却水が流れる方向に、吸込み管7を再循環水出口5に接続した再循環ポンプ3、吐出管102を連接した流入管部103と、吐出管102の下流端に垂直管8を接続し、垂直管8の下流端である上部端を水平管105の中間部管壁下部に接続したT字状の配管部9と、複数本の上昇管107を、その上流端の下部端を水平管105に接続し、水平管105管軸方向に所定間隔で配列するよう立設した流出管部108を設けた構成となっている。そして、通常運転時は、再循環ポンプ3による駆動によって原子炉圧力容器2内の冷却水が、流入管部103に流入し、T字状の配管部9の垂直管8、さらに水平管105へと流れ、水平管105から流出管部108の各上昇管107に分かれ、管内を上昇するように流れて上部から原子炉圧力容器2内に戻るように流れるようになっている。
さらに、T字状の配管部9の垂直管8は回収用バルブ11を接続するようにして、その中間部分に放射能汚染除去装置10を分岐して設けている。放射能汚染除去装置10は、第1バルブ12を挿入した回収管13を間に設けて回収用バルブ11に吸込み口を接続した液駆動手段のポンプ14と、ポンプ14の吐出口に第2バルブ15を間に設けるようにして接続した回収タンク16を備えた構成となっている。
そして、このように構成した放射能汚染除去装置10では、放射能汚染の除去を次のように行う。
すなわち、冷却水が流通する原子炉圧力容器2、一次系配管4等の除染対象部に、T字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐する回収用バルブ11を閉止した状態で除染液を満たし、除染液の除染能力が最適となる適正温度、例えば80℃〜120℃の温度状態にして化学除染を行い、放射性付着物のソフトクラッドとハードクラッドを溶解した後、除染対象部に除染液を満たしたままにして、あるいはドレン排出用口109から自然排出を行い所定量にしてから、先ず回収用バルブ11を開状態にする。さらに第1バルブ12も開状態にして回収管13に除染液が流れるようにする。これと共に、ポンプ14を起動し、第2バルブ15を開状態にして化学除染後の除染液をポンプ14の吸引力により引き出し、回収タンク16に排出、回収するようにする。
これにより、重力による自然排出を行うよりも流速が早く、排出流量の多い除染液の流れが実線矢印で示すようにT字状の配管部9の水平管105内に生起する。そして、化学除染時に溶解せず水平管105の底部に皮膜となって堆積したハードクラッドの一部である放射性堆積皮膜Sが、生起した除染液と共に流れ、水平管105から移動して垂直管8へと流れることで、分岐するように設けた回収管13を介して放射能汚染除去装置10の回収タンク16に放射性堆積皮膜Sを除染液と共に回収することができる。
以上の通り、本実施形態によれば、化学除染後に水平管105の底部に集まり堆積する放射性堆積皮膜Sを除染液と共に回収することになるので、簡単な操作、作業によって十分に除去、除染することができ、ほぼ完全に近い形で放射能を除去することができる。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態を図3により説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と異なる本実施形態の構成について説明する。
図3に示すように、第2の実施形態の放射能汚染除去装置20は、除染液の流れを生起する液駆動手段の構成が第1の実施形態と異なっており、本実施形態では、液駆動手段として真空ポンプ21を用いるようにしている。
すなわち、放射能汚染除去装置20は、第1の実施形態と同様に、沸騰水型原子炉1に備えた一次系配管4のT字状の配管部9を構成する垂直管8に接続して設けてあり、垂直管8の中間部分からは回収用バルブ11を接続するようにして分岐している。また、放射能汚染除去装置20は、第1バルブ12を挿入した回収管13を間に設けて回収用バルブ11に取入口を接続した真空タンク22と、この真空タンク22内を所定の減圧状態にするよう第2バルブ15を間に設けるようにして吸込み端を接続した液駆動手段の真空ポンプ21とを備えた構成となっている。
そして、このように構成した放射能汚染除去装置20での放射能汚染の除去は、冷却水が流通する原子炉圧力容器2、一次系配管4等の除染対象部に、T字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐する回収用バルブ11を閉止した状態で除染液を満たして化学除染を行い放射性付着物であるソフトクラッドとハードクラッドを溶解した後、除染対象部に除染液を満たしたままにして、あるいは自然排出により所定量にしてから開始する。先ず回収用バルブ11を開状態にし、さらに第1バルブ12も開状態にして回収管13に除染液が流れるようにする。これと共に、真空ポンプ21を起動し、第2バルブ15を開状態にして真空タンク22内を所定の減圧状態にして生じた真空吸引力により化学除染後の除染液を引き出し、真空タンク22に排出、回収するようにして行う。
これにより、重力による自然排出を行うよりも流速が早く、排出流量の多い除染液の流れが実線矢印で示すようにT字状の配管部9の水平管105内に生起する。そして、第1の実施形態と同様に、化学除染時に溶解せず残り水平管105の底部に堆積したハードクラッドの一部である放射性堆積皮膜Sが、生起した除染液と共に流れ、水平管105から移動して垂直管8へと流れることで、分岐するように設けた回収管13を介して放射能汚染除去装置20の真空タンク22に放射性堆積皮膜Sを除染液と共に回収することができる。
以上の通り、本実施形態によれば、化学除染後に水平管105の底部に集まり堆積する放射性堆積皮膜Sを、第1の実施形態と同様に除染液と共に回収することになるので、同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態を図4により説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と異なる本実施形態の構成について説明する。
図4に示すように、第3の実施形態の放射能汚染除去装置25は、除染液の流れを生起する液駆動手段の構成が第1の実施形態と異なっており、本実施形態では、液駆動手段として蒸気インジェクタ26を用いるようにしている。
すなわち、放射能汚染除去装置25は、第1の実施形態と同様に、沸騰水型原子炉1に備えた一次系配管4のT字状の配管部9を構成する垂直管8に接続して設けてあり、垂直管8の中間部分からは回収用バルブ11を接続するようにして分岐している。また、放射能汚染除去装置25は、第1バルブ12を挿入した回収管13を間に設けて回収用バルブ11に吸入口を接続した液駆動手段の蒸気インジェクタ26と、この蒸気インジェクタ26に蒸気取入口を介して蒸気を供給する蒸気供給源27と、蒸気インジェクタ26の排出口に接続した回収タンク16を備えた構成となっている。
そして、このように構成した放射能汚染除去装置25での放射能汚染の除去は、冷却水が流通する原子炉圧力容器2、一次系配管4等の除染対象部に除染液を、T字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐する回収用バルブ11を閉止した状態で満たして化学除染を行い放射性付着物であるソフトクラッドとハードクラッドを溶解した後、除染対象部に除染液を満たしたままにして、あるいは自然排出により所定量にしてから開始する。先ず回収用バルブ11を開状態にする。さらに第1バルブ12も開状態にして回収管13に除染液が流れるようにする。これと共に、蒸気供給源27から蒸気を、破線矢印で示すように蒸気取入口を介して蒸気インジェクタ26に供給する。蒸気インジェクタ26では、供給された蒸気と除染液とが接触することで蒸気が凝縮し、吸引力が生じ吸入口から化学除染後の除染液を吸引し、蒸気と共に回収タンク16に排出、回収するようにして行う。
これにより、重力による自然排出を行うよりも流速が早く、排出流量の多い除染液の流れが実線矢印で示すようにT字状の配管部9の水平管105内に生起する。そして、第1の実施形態と同様に、化学除染時に溶解せず残り水平管105の底部に堆積したハードクラッドの一部である放射性堆積皮膜Sが、生起した除染液と共に流れ、水平管105から移動して垂直管8へと流れることで、分岐するように設けた回収管13を介して放射能汚染除去装置25の回収タンク16に放射性堆積皮膜Sを除染液、蒸気と共に回収することができる。
以上の通り、本実施形態によれば、化学除染後に水平管105の底部に集まり堆積する放射性堆積皮膜Sを、第1の実施形態と同様に除染液と共に回収することになるので、同様の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
次に本発明の第4の実施形態を図5により説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と異なる本実施形態の構成について説明する。
図5に示すように、第4の実施形態の放射能汚染除去装置30は、水平管105部分に管振動装置31を設置している点が第1の実施形態と異なっている。
すなわち、放射能汚染除去装置30は、その管振動装置31を水平管105の底部管外壁に加振部を接触するようにして取り付けてあり、管振動装置31が動作して、内蔵する加振部で水平管105に所定振幅、所定周波数の振動を加えるようになっている。また放射能汚染除去装置30は、第1の実施形態と同様に、T字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐するように回収用バルブ11を接続し、さらに液駆動手段のポンプ14と液等の回収手段の回収タンク16を接続する構成となっている。
そして、このように構成した放射能汚染除去装置30では、放射能汚染の除去を次のように行う。
すなわち、冷却水が流通する原子炉圧力容器2、一次系配管4等の除染対象部に、T字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐する回収用バルブ11を閉止した状態で除染液を満たし、除染液の除染能力が最適となる適正温度、例えば80℃〜120℃の温度状態にして化学除染を行い、放射性付着物のソフトクラッドとハードクラッドを溶解する。その後、除染対象部に除染液を満たしたままにして、あるいはドレン排出用口109から自然排出を行い所定量にしてから、図示しない制御部によって管振動装置31を制御して水平管105を加振し続けながら、回収用バルブ11を開状態にし、さらに第1バルブ12も開状態にして回収管13に除染液が流れるようにする。これと共に、ポンプ14を起動し、第2バルブ15を開状態にして化学除染後の除染液をポンプ14の吸引力により引き出し、回収タンク16に排出、回収するようにする。
これにより、水平管105の底部に堆積する放射性堆積皮膜Sを振動により巻き上げることができ、さらに巻き上げた状態で重力による自然排出よりも排出流量の多い水平管105内に生起した実線矢印で示す除染液の流れによって、第1の実施形態と同様に、放射性堆積皮膜Sを除染液と共に回収タンク16に回収することができる。
以上の通り、本実施形態によれば、化学除染後に水平管105の底部に集まり堆積する放射性堆積皮膜Sを除染液と共により効率よく回収することになるので、簡単な操作、作業によって十分に除去、除染することができ、ほぼ完全に近い形で放射能を除去することができる。
(第5の実施形態)
次に本発明の第5の実施形態を図6により説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と異なる本実施形態の構成について説明する。
図6に示すように、第5の実施形態の放射能汚染除去装置35は、水平管105部分に超音波発生装置36を設置している点が第1の実施形態と異なっている。
すなわち、放射能汚染除去装置36は、その超音波発生装置36を水平管105の底部管外壁に超音波振動子を備える超音波発生部が接触するようにして取り付けてあり、超音波発生装置36が動作して、超音波振動子によって水平管105に、例えば20kHz〜100kHzのキャビテーションが発生しやすく、放射性堆積皮膜Sを粉砕しやすい所定の周波数の超音波振動を加えるようになっている。また放射能汚染除去装置30は、第1の実施形態と同様に、T字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐するように回収用バルブ11を接続し、さらに液駆動手段のポンプ14と液等の回収手段の回収タンク16を接続する構成となっている。
そして、このように構成した放射能汚染除去装置35では、放射能汚染の除去を次のように行う。
すなわち、冷却水が流通する原子炉圧力容器2、一次系配管4等の除染対象部に、T字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐する回収用バルブ11を閉止した状態で除染液を満たし、除染液の除染能力が最適となる適正温度、例えば80℃〜120℃の温度状態にして化学除染を行い、放射性付着物のソフトクラッドとハードクラッドを溶解する。その後、除染対象部に除染液を満たしたままにして、あるいはドレン排出用口109から自然排出を行い所定量にしてから、図示しない制御部によって超音波発生装置36を制御して水平管105に超音波振動を加え続けながら、回収用バルブ11を開状態にし、さらに第1バルブ12も開状態にして回収管13に除染液が流れるようにする。これと共に、ポンプ14を起動し、第2バルブ15を開状態にして化学除染後の除染液をポンプ14の吸引力により引き出し、回収タンク16に排出、回収するようにする。
これにより、水平管105の底部に堆積する放射性堆積皮膜Sの超音波振動による粉砕がおこり、さらに粉砕で生じた小片が振動により巻き上がり、巻き上がった状態で自然排出よりも排出流量の多い水平管105内に生起した実線矢印で示す除染液の流れによって、第1の実施形態と同様に、放射性堆積皮膜Sを除染液と共に回収タンク16に回収することができる。
以上の通り、本実施形態によれば、化学除染後に水平管105の底部に集まり堆積する放射性堆積皮膜Sを除染液と共により効率よく回収することになるので、簡単な操作、作業によって十分に除去、除染することができ、ほぼ完全に近い形で放射能を除去することができる。
(第6の実施形態)
次に本発明の第6の実施形態を図7により説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と異なる本実施形態の構成について説明する。
図7に示すように、第6の実施形態の放射能汚染除去装置40は、低沸点の液体を注入する液体注入機構41を備えている点が第1の実施形態と異なっている。
すなわち、放射能汚染除去装置40は、液体注入機構41を切替バルブ42と低沸点液体供給部43とで構成しており、切替バルブ42はT字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐するように接続したもので、切替バルブ42には、低沸点液体供給部43が接続している。また低沸点液体供給部43は、除染液に注入した状態において、化学除染時に加熱する温度、例えば80℃〜120℃の温度状態で沸騰する低沸点を有する液体(例えばアルコール)の供給を、図示しない制御部のもとに実行する構成となっている。さらに放射能汚染除去装置40は、切替バルブ42に第1の実施形態と同様に、液駆動手段のポンプ14と液等の回収手段の回収タンク16を接続する構成となっている。
そして、このように構成した放射能汚染除去装置40では、放射能汚染の除去を次のように行う。
すなわち、冷却水が流通する原子炉圧力容器2、一次系配管4等の除染対象部に、T字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐する切替バルブ42を閉止した状態で除染液を満たし、除染液の除染能力が最適となる適正温度、例えば80℃〜120℃の温度状態にして化学除染を行い、放射性付着物のソフトクラッドとハードクラッドを溶解する。その後、除染対象部に除染液を満たしたままにして、あるいはドレン排出用口109から自然排出を行い所定量にしてから、図示しない制御部によって切替バルブ42を低沸点液体供給部43からの低沸点液体の供給が可能となるよう切り替える。同時に、低沸点液体供給部43から水平管105内で沸騰が生じるように、垂直管8を通じて低沸点液体を破線矢印で示すように注入する。
そして、低沸点液体の注入により水平管105内で沸騰が生じた状態で、切替バルブ42をポンプ14に除染液が回収可能となるように切り替え、さらに、第1バルブ12も開状態にして回収管13に除染液が流れるようにする。これと共に、ポンプ14を起動し、第2バルブ15を開状態にして化学除染後の除染液をポンプ14の吸引力により引き出し、回収タンク16に排出、回収するようにする。
これにより、水平管105の底部に堆積する放射性堆積皮膜Sが沸騰の開始で生じた気泡Bによって巻き上げることができ、さらに巻き上げた状態で重力による自然排出よりも排出流量の多い水平管105内に生起した実線矢印で示す除染液の流れによって、第1の実施形態と同様に、放射性堆積皮膜Sを除染液と共に回収タンク16に回収することができる。
以上の通り、本実施形態によれば、化学除染後に水平管105の底部に集まり堆積する放射性堆積皮膜Sを除染液と共により効率よく回収することになるので、簡単な操作、作業によって十分に除去、除染することができ、ほぼ完全に近い形で放射能を除去することができる。
なお、上記の本実施形態では、除染液を水平管105内に残したまま沸点を下げるように低沸点液体を注入したが、除染液を排出した後に低沸点液体を再び注入し、低沸点液体の沸騰が生じた後に低沸点液体と共に巻き上がった放射性堆積皮膜Sを回収タンク16に回収してもよい。
(第7の実施形態)
次に本発明の第7の実施形態を図8により説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と異なる本実施形態の構成について説明する。
図8に示すように、第7の実施形態の放射能汚染除去装置45は、水平管105の外壁部分に加熱装置46を設置している点が第1の実施形態と異なっている。
すなわち、放射能汚染除去装置45は、その加熱装置46を水平管105に管外壁全体を加熱部で覆うようにして取り付けてあり、水平管105中の除染液が沸騰するまで加熱装置46で加熱するようになっている。また放射能汚染除去装置45は、第1の実施形態と同様に、T字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐するように回収用バルブ11を接続し、さらに液駆動手段のポンプ14と液等の回収手段の回収タンク16を接続する構成となっている。
そして、このように構成した放射能汚染除去装置45では、放射能汚染の除去を次のように行う。
すなわち、冷却水が流通する原子炉圧力容器2、一次系配管4等の除染対象部に、T字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐する回収用バルブ11を閉止した状態で除染液を満たし、除染液の除染能力が最適となる適正温度、例えば80℃〜120℃の温度状態にして化学除染を行い、放射性付着物のソフトクラッドとハードクラッドを溶解する。その後、除染対象部に除染液を満たしたままにして、あるいはドレン排出用口109から自然排出を行い所定量にしてから、図示しない制御部によって加熱装置46を制御して水平管105中で沸騰が開始するまで加熱し、さらに継続するように加熱し続けながら、回収用バルブ11を開状態にし、第1バルブ12も開状態にして回収管13に除染液が流れるようにする。これと共に、ポンプ14を起動し、第2バルブ15を開状態にして化学除染後の除染液をポンプ14の吸引力により引き出し、回収タンク16に排出、回収するようにする。
これにより、水平管105の底部に堆積する放射性堆積皮膜Sが沸騰の開始で生じた気泡Bによって巻き上げることができ、さらに巻き上げた状態で重力による自然排出よりも排出流量の多い水平管105内に生起した実線矢印で示す除染液の流れによって、第1の実施形態と同様に、放射性堆積皮膜Sを除染液と共に回収タンク16に回収することができる。
以上の通り、本実施形態によれば、化学除染後に水平管105の底部に集まり堆積する放射性堆積皮膜Sを除染液と共により効率よく回収することになるので、簡単な操作、作業によって十分に除去、除染することができ、ほぼ完全に近い形で放射能を除去することができる。
(第8の実施形態)
次に本発明の第8の実施形態を図9により説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と異なる本実施形態の構成について説明する。
図9に示すように、第8の実施形態の放射能汚染除去装置50は、風船挿入/移動機構51を備えている点が第1の実施形態と異なっている。
すなわち、放射能汚染除去装置50は、風船挿入/移動機構51を、例えばフッ素ゴムやシリコーンゴム等の使用環境に耐える材料で形成した風船状部材52を先端に備えた管状のガイド部材53と、T字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐するように接続し、ガイド部材53をT字状の配管部9に挿入可能に形成した切替バルブ54と、挿入したガイド部材53がT字状の配管部9内で進退動するようにする移動操作部55と、水平管105内で風船状部材52が膨張するようにガイド部材53を通じて気体又は液体を送給する送給部56とで構成している。さらに放射能汚染除去装置50は、切替バルブ54に第1の実施形態と同様に、液駆動手段のポンプ14と液等の回収手段の回収タンク16を接続する構成となっている。
そして、このように構成した放射能汚染除去装置50では、放射能汚染の除去を次のように行う。
すなわち、冷却水が流通する原子炉圧力容器2、一次系配管4等の除染対象部に、T字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐する切替バルブ54を閉止した状態で除染液を満たし、除染液の除染能力が最適となる適正温度、例えば80℃〜120℃の温度状態にして化学除染を行い、放射性付着物のソフトクラッドとハードクラッドを溶解する。その後、除染対象部に除染液を満たしたままにして、あるいはドレン排出用口109から自然排出を行い所定量にしてから、風船状部材52を挿入可能となるよう図示しない制御部によって切替バルブ54を切り替える。
次に、萎んだ状態の風船状部材52を先端に備えたガイド部材53を移動操作部55による操作により、切替バルブ54からT字状の配管部9の水平管105の一方の管端内部に風船状部材52が到達するまで破線矢印で示すように挿入する。到達後、例えば気体を送給部56から送給して風船状部材52が、膨張して管端内部で水平管105の内径寸法に少なくとも等しくなるようにする。この膨張により、除染液の実線矢印で示す垂直管8の接続位置方向の流れが生起する。
その後、白抜き矢印で示すように風船状部材52が垂直管8接続位置まで退行移動するように移動操作部55でガイド部材53を操作する。この操作により、除染液の実線矢印で示す接続位置方向への流れが生起し、また膨張した風船状部材52で水平管105の底部に堆積する放射性堆積皮膜Sを接続位置まで掻き出すことになる。そして、風船状部材52が接続位置まで退行した時点で萎ませ、再び風船状部材52が水平管105の他方の管端内部に到達するようにガイド部材53を操作する。その後、先の操作と同様の操作を繰り返す。
こうした操作を行った後、切替バルブ54をポンプ14に除染液が回収可能となるように切り替え、さらに、第1バルブ12も開状態にして回収管13に除染液が流れるようにする。これと共に、ポンプ14を起動し、第2バルブ15を開状態にして化学除染後の除染液をポンプ14の吸引力により引き出し、回収タンク16に排出、回収するようにする。
これにより、水平管105の底部に堆積する放射性堆積皮膜Sを風船状部材52の膨張で生起した除染液の流れが押し流し、また膨張した風船状部材52で垂直管8の接続位置まで掻き出すことができ、さらにポンプ14の吸引力により生起した実線矢印で示す除染液の流れによって、第1の実施形態と同様に、放射性堆積皮膜Sを除染液と共に回収タンク16に回収することができる。
以上の通り、本実施形態によれば、化学除染後に水平管105の底部に集まり堆積する放射性堆積皮膜Sを除染液と共により効率よく回収することになるので、簡単な操作、作業によって十分に除去、除染することができ、ほぼ完全に近い形で放射能を除去することができる。
なお、上記の本実施形態では、風船状部材52が膨張するようにガイド部材53を通じて気体又は液体を送給するとしたが、予め化学除染時の加熱温度よりも低い沸点を有する液体を、風船状部材52の大きさが水平管105の内径よりも十分に小さい大きさであるように注入して管端内部に送り込み、その後、注入した液体が沸騰する温度まで加熱し、液体の沸騰によって風船状部材52が少なくとも水平管105の内径寸法に等しい大きさとなるようにした後、本実施形態と同様の操作によって放射性堆積皮膜Sを接続位置まで掻き出し、除染液と共に回収タンク16に回収してもよい。
(第9の実施形態)
次に本発明の第9の実施形態を図10により説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と異なる本実施形態の構成について説明する。
図10に示すように、第9の実施形態の放射能汚染除去装置60は、液体噴射機構61を備えている点が第1の実施形態と異なっている。
すなわち、放射能汚染除去装置60は、液体噴射機構61を、噴出ノズル62を先端に備えた管状のガイド部材63と、T字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐するように接続し、ガイド部材63をT字状の配管部9に挿入可能に形成した切替バルブ64と、挿入したガイド部材63がT字状の配管部9内で進退動するようにする移動操作部65と、水平管105内で噴出ノズル62から液体噴射が行えるようにガイド部材63を通じて液体を送給する送給部66とで構成している。さらに放射能汚染除去装置60は、切替バルブ64に第1の実施形態と同様に、液駆動手段のポンプ14と液等の回収手段の回収タンク16を接続する構成となっている。
そして、このように構成した放射能汚染除去装置60では、放射能汚染の除去を次のように行う。
すなわち、冷却水が流通する原子炉圧力容器2、一次系配管4等の除染対象部に、T字状の配管部9の垂直管8の中間部分から分岐する切替バルブ64を閉止した状態で除染液を満たし、除染液の除染能力が最適となる適正温度、例えば80℃〜120℃の温度状態にして化学除染を行い、放射性付着物のソフトクラッドとハードクラッドを溶解する。その後、除染対象部に除染液を満たしたままにして、あるいはドレン排出用口109から自然排出を行い所定量にしてから、図示しない制御部によって切替バルブ64を切り替え、噴出ノズル62を備えたガイド部材63を挿入可能にする。
次に、噴出ノズル62を備えたガイド部材63を移動操作部65による操作により、破線矢印で示すように、切替バルブ64からT字状の配管部9の水平管105の一方の管端内部に噴出ノズル62が到達し、液体噴射方向が垂直管8の接続位置方向となるように挿入する。到達後、送給部66から液体を送給して噴出ノズル62から接続位置方向に液体噴射を行う。この液体噴射により、噴射液体と除染液の実線矢印で示す接続位置方向の強い流れが生起する。液体噴射を所定の時間行った後、噴出ノズル62が接続位置まで退行移動するように移動操作部65でガイド部材63を操作し、再び、移動操作部65でガイド部材63を操作して、噴出ノズル62が水平管105の他方の管端内部に到達するようにする。その後、先と同様に噴出ノズル62から液体噴射を行い、噴射液体と除染液の強い流れを生起する。
こうした操作を行った後、切替バルブ64をポンプ14に除染液が回収可能となるように切り替え、さらに、第1バルブ12も開状態にして回収管13に除染液が流れるようにする。これと共に、ポンプ14を起動し、第2バルブ15を開状態にして化学除染後の除染液をポンプ14の吸引力により引き出し、回収タンク16に排出、回収するようにする。
これにより、水平管105の底部に堆積する放射性堆積皮膜Sを噴出ノズル62からの液体噴射で生起した噴射液体と除染液の強い流れ除染液の流れが押し流すことができ、さらにポンプ14の吸引力により生起した実線矢印で示す除染液の流れによって、第1の実施形態と同様に、放射性堆積皮膜Sを除染液と共に回収タンク16に回収することができる。
以上の通り、本実施形態によれば、化学除染後に水平管105の底部に集まり堆積する放射性堆積皮膜Sを除染液と共により効率よく回収することになるので、簡単な操作、作業によって十分に除去、除染することができる。
なお、上述した第1乃至第3の各実施形態では化学除染後の除染液と共に水平管105の底部に溜まった放射性堆積皮膜Sを流し出すようにしたが、除染液をドレン排出用口109から自然排出して回収した後に、再度、例えば一次系配管4に洗浄液を満たし、洗浄液の流れを生起して洗浄液と共に放射性堆積皮膜Sを流し出すようにしてもよい。
また、第4乃至第9の実施形態では、液駆動手段としてポンプ14を設けて除染液と共に堆積した放射性堆積皮膜Sを水平管105から流し出し、回収したが、液駆動手段として真空ポンプ22、あるいは蒸気インジェクタ27を用い、放射性堆積皮膜Sを水平管105から流し出すようにしてもよい。
1…沸騰水型原子炉、2…原子炉圧力容器、3…再循環ポンプ、4…一次系配管、5…再循環水出口、6…再循環水入口、7…吸込み管、8…垂直管、9…配管部、10,20,25,30,35,40,45,50,60…放射能汚染除去装置、11…回収用バルブ、12…第1バルブ、13…回収管、14…ポンプ、15…第2バルブ、16…回収タンク、21…真空ポンプ、22…真空タンク、26…蒸気インジェクタ、27…蒸気供給源、31…管振動装置、36…超音波発生装置、41…液体注入機構、42,54,64…切替バルブ、43…低沸点液体供給部、46…加熱装置、51…風船挿入/移動機構、52…風船状部材、53,63…ガイド部材、55,65…移動操作部、56,66…送給部、61…液体噴射機構、62…噴出ノズル、102…吐出管、103…流入管部、105…水平管、107…上昇管、108…流出管部、109…ドレン排出用口

Claims (8)

  1. 放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際に配管の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去方法であって、
    前記水平管から下側に延びる垂直管を介して当該水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、
    前記垂直管から分岐して設けられており且つ前記クラッドの移動を可能にする前記除染液の流れを生起させる液駆動手段により、前記水平管内の前記除染液に重力による自然排出を行うよりも流速が早い前記配管外への流れを生起し、
    前記除染液の生起した流れによって、前記除染液と共に前記クラッドを前記配管外に排出するようにした方法であり、
    前記液駆動手段は、ポンプ、真空ポンプ、蒸気インジェクタのいずれか1つである
    ことを特徴とする放射能汚染除去方法。
  2. 放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際、上昇管が立設する水平管の下部に垂直管を接続した配管部の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去装置であって、
    前記配管部の垂直管に分岐接続したバルブを介して接続され、前記水平管内の前記除染液を吸入して前記配管外への流れを生起する液駆動手段と、
    前記クラッドを回収するタンクと、
    を備え、
    化学除染後に、前記垂直管を介して前記水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記液駆動手段を起動して重力による自然排出を行うよりも流速が早い除染液の流れを前記水平管内に生起し、前記除染液と共に前記クラッドを前記タンクに排出するようにしたものであり、
    前記液駆動手段がポンプであり、該ポンプの吸込み口を前記バルブに接続し、吐出口を前記タンクに接続した
    ことを特徴とする放射能汚染除去装置。
  3. 放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際、上昇管が立設する水平管の下部に垂直管を接続した配管部の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去装置であって、
    前記配管部の垂直管に分岐接続したバルブを介して接続され、前記水平管内の前記除染液を吸入して前記配管外への流れを生起する液駆動手段と、
    前記クラッドを回収するタンクと、
    を備え、
    化学除染後に、前記垂直管を介して当該水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記液駆動手段を起動して重力による自然排出を行うよりも流速が早い除染液の流れを前記水平管内に生起し、前記除染液と共に前記クラッドを前記タンクに排出するようにしたものであり、
    前記液駆動手段及び前記タンクが真空タンクであり、該真空タンクの取入口を前記バルブに接続し、前記真空タンク内を減圧するよう真空ポンプを接続した
    ことを特徴とする放射能汚染除去装置。
  4. 放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際、上昇管が立設する水平管の下部に垂直管を接続した配管部の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去装置であって、
    前記配管部の垂直管に分岐接続したバルブを介して接続され、前記水平管内の前記除染液を吸入して前記配管外への流れを生起する液駆動手段と、
    前記クラッドを回収するタンクと、
    を備え、
    化学除染後に、前記垂直管を介して当該水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記液駆動手段を起動して重力による自然排出を行うよりも流速が早い除染液の流れを前記水平管内に生起し、前記除染液と共に前記クラッドを前記タンクに排出するようにしたものであり、
    前記液駆動手段が蒸気インジェクタであり、該蒸気インジェクタの吸入口を前記バルブに接続すると共に、前記蒸気インジェクタに蒸気を供給する蒸気供給源と、前記蒸気インジェクタから蒸気と共に排出される前記除染液と前記クラッドを回収する前記タンクとを接続した
    ことを特徴とする放射能汚染除去装置。
  5. 放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際、上昇管が立設する水平管の下部に垂直管を接続した配管部の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去装置であって、
    前記配管部の垂直管に分岐接続したバルブを介して接続され、前記水平管内の前記除染液を吸入して前記配管外への流れを生起する液駆動手段と、
    前記クラッドを回収するタンクと、
    を備え、
    化学除染後に、前記垂直管を介して前記水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記液駆動手段を起動して重力による自然排出を行うよりも流速が早い除染液の流れを前記水平管内に生起し、前記除染液と共に前記クラッドを前記タンクに排出するようにしたものであり、
    前記水平管の管壁に管振動装置を設置している
    ことを特徴とする放射能汚染除去装置。
  6. 放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際、上昇管が立設する水平管の下部に垂直管を接続した配管部の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去装置であって、
    前記配管部の垂直管に分岐接続したバルブを介して接続され、前記水平管内の前記除染液を吸入して前記配管外への流れを生起する液駆動手段と、
    前記クラッドを回収するタンクと、
    を備え、
    化学除染後に、前記垂直管を介して前記水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記液駆動手段を起動して重力による自然排出を行うよりも流速が早い除染液の流れを前記水平管内に生起し、前記除染液と共に前記クラッドを前記タンクに排出するようにしたものであり、
    前記水平管の管壁に超音波発生装置を設置している
    ことを特徴とする放射能汚染除去装置。
  7. 放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際、上昇管が立設する水平管の下部に垂直管を接続した配管部の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去装置であって、
    前記配管部の垂直管に分岐接続したバルブを介して接続され、前記水平管内の前記除染液を吸入して前記配管外への流れを生起する液駆動手段と、
    前記クラッドを回収するタンクと、
    を備え、
    化学除染後に、前記垂直管を介して前記水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記液駆動手段を起動して重力による自然排出を行うよりも流速が早い除染液の流れを前記水平管内に生起し、前記除染液と共に前記クラッドを前記タンクに排出するようにしたものであり、
    前記水平管内に化学除染時の加熱温度よりも低い沸点を有する液体を注入する液体注入機構を備えている
    ことを特徴とする放射能汚染除去装置。
  8. 放射性物質取扱施設の機器、設備の除染部に除染液を満たして化学除染を行った際、上昇管が立設する水平管の下部に垂直管を接続した配管部の水平管部分に堆積した放射性付着物のクラッドを除去する放射能汚染除去装置であって、
    前記配管部の垂直管に分岐接続したバルブを介して接続され、前記水平管内の前記除染液を吸入して前記配管外への流れを生起する液駆動手段と、
    前記クラッドを回収するタンクと、
    を備え、
    化学除染後に、前記垂直管を介して前記水平管と接続されたドレン排出用口から重力による自然排出を行って除染液を所定量にしてから、前記液駆動手段を起動して重力による自然排出を行うよりも流速が早い除染液の流れを前記水平管内に生起し、前記除染液と共に前記クラッドを前記タンクに排出するようにしたものであり、
    前記水平管の管外壁に加熱装置を設置している
    ことを特徴とする放射能汚染除去装置。
JP2010014285A 2010-01-26 2010-01-26 放射能汚染除去方法及びその装置 Expired - Fee Related JP5562662B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010014285A JP5562662B2 (ja) 2010-01-26 2010-01-26 放射能汚染除去方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010014285A JP5562662B2 (ja) 2010-01-26 2010-01-26 放射能汚染除去方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011153855A JP2011153855A (ja) 2011-08-11
JP5562662B2 true JP5562662B2 (ja) 2014-07-30

Family

ID=44539943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010014285A Expired - Fee Related JP5562662B2 (ja) 2010-01-26 2010-01-26 放射能汚染除去方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5562662B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821239B2 (ja) * 1976-01-07 1983-04-27 株式会社日立製作所 原子炉冷却材の流れる通路の洗浄方法
JPS60249095A (ja) * 1984-05-25 1985-12-09 株式会社日立製作所 停滞部除染法
JPS62266295A (ja) * 1986-05-09 1987-11-19 動力炉・核燃料開発事業団 配管の閉塞方法
JPH0633980B2 (ja) * 1986-10-31 1994-05-02 アンコ エンジニア−ズ インコ−ポレイテツド 管束式熱交換器を圧力パルス清掃する方法
JP3018929U (ja) * 1995-06-01 1995-12-05 株式会社アトックス 配管外部から配管内部を超音波除染するための移動治具
JP3172127B2 (ja) * 1997-10-08 2001-06-04 東芝エンジニアリング株式会社 原子力発電所内設備の化学除染方法
JP3910287B2 (ja) * 1998-02-13 2007-04-25 東芝プラントシステム株式会社 系統配管の化学除染装置およびその化学除染方法
JP4316327B2 (ja) * 2003-08-25 2009-08-19 株式会社東芝 原子力発電所内設備の除染装置及びその除染方法
JP4653670B2 (ja) * 2006-02-06 2011-03-16 株式会社東芝 配管内作業装置および作業方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011153855A (ja) 2011-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03291496A (ja) スラッジ及び細片の遊離・除去方法及び装置
TWI355003B (ja)
JP5386758B2 (ja) ディスポーザー連結排水管の洗浄方法
JP2000055588A (ja) 蒸気発生器用スケール除去装置
JPH0599590A (ja) 熱交換器の管板から異物を除去する方法及び装置
JP2017133927A (ja) 化学除染実施方法
JP5562662B2 (ja) 放射能汚染除去方法及びその装置
CN106575529A (zh) 在蒸汽发生器内操控设备的方法和装置
JP2004520586A (ja) 中空物体の内部に位置する表面の放射汚染除去方法及び装置
KR101828030B1 (ko) 열교환기 세정장치 및 이를 이용한 열교환기 세정방법
JP2008062162A (ja) 洗浄方法および洗浄装置
JP4316327B2 (ja) 原子力発電所内設備の除染装置及びその除染方法
JP2005288420A (ja) タンク構造及びタンクの洗浄方法
ES2622860T3 (es) Sistemas de reducción de la deposición superficial y la contaminación
JP5651418B2 (ja) 放射能除染方法
EP2838673A1 (en) Dynamic chamber for cycle nucleation technology
JP3085078U (ja) 排水管の管内洗浄装置
CN212093587U (zh) 一种集输管道除垢装置
CN106378342A (zh) 一种卧式再沸器不停机除垢装置
KR101646660B1 (ko) 열교환기 전열관의 순환식 스케일 제거장치 및 그 제거방법
JP2018187532A (ja) 有機性廃棄物処理装置及び有機性廃棄物処理方法
JP2016077993A (ja) オイルタンクの洗浄装置及び洗浄方法
JP5404846B2 (ja) 消雪設備の維持方法
JP2009047490A (ja) デブリ除去装置およびデブリ除去方法
EP3454345A1 (en) Method of cleaning a nozzle of a jet pump assembly of a nuclear reactor

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130805

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140513

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140611

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees