JP5562030B2 - I/q不平衡補償 - Google Patents

I/q不平衡補償 Download PDF

Info

Publication number
JP5562030B2
JP5562030B2 JP2009526700A JP2009526700A JP5562030B2 JP 5562030 B2 JP5562030 B2 JP 5562030B2 JP 2009526700 A JP2009526700 A JP 2009526700A JP 2009526700 A JP2009526700 A JP 2009526700A JP 5562030 B2 JP5562030 B2 JP 5562030B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
branch
ofdm
imbalance
receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009526700A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010503270A5 (ja
JP2010503270A (ja
Inventor
ヤン リー
トウズニ アゼダイン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advanced Micro Devices Inc
Original Assignee
Advanced Micro Devices Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advanced Micro Devices Inc filed Critical Advanced Micro Devices Inc
Publication of JP2010503270A publication Critical patent/JP2010503270A/ja
Publication of JP2010503270A5 publication Critical patent/JP2010503270A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5562030B2 publication Critical patent/JP5562030B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
    • H04L27/38Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/3845Demodulator circuits; Receiver circuits using non - coherent demodulation, i.e. not using a phase synchronous carrier
    • H04L27/3854Demodulator circuits; Receiver circuits using non - coherent demodulation, i.e. not using a phase synchronous carrier using a non - coherent carrier, including systems with baseband correction for phase or frequency offset
    • H04L27/3863Compensation for quadrature error in the received signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/20Modulator circuits; Transmitter circuits
    • H04L27/2032Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner
    • H04L27/2053Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases
    • H04L27/206Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases using a pair of orthogonal carriers, e.g. quadrature carriers
    • H04L27/2067Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases using a pair of orthogonal carriers, e.g. quadrature carriers with more than two phase states
    • H04L27/2089Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases using a pair of orthogonal carriers, e.g. quadrature carriers with more than two phase states with unbalanced quadrature channels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/30Circuits for homodyne or synchrodyne receivers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

本発明は、ベースバンド信号においてI/Q不平衡を推定し訂正を行うことが可能なZIF直接変換OFDM受信機である。
直交周波数分割多重(OFDM、Orthogonal Frequency Division Multiplexing)は、IEEE802.11a、IEEE802.11g、IEEEP802.15.3、IEEE802.20、および、IEEE802.16等の、幾つかの無線標準の基本になっている。これらの標準は、ラップトップPC、携帯情報端末(PDA、Personal Digital Assistance)、マルチメディアビューア(例えば、DVBおよびDVB−Hネットワークで使用するための)、および、セルラ電話機等の、多くの携帯や可搬コンピュータデバイスにおいて利用されている。従来のヘテロダイン受信機は、OFDMに基づいた信号の受信に利用することができる。しかしながら、従来の受信機を単一の集積回路に集積することは、複雑でかつ高価になる。さらに、単一チップのヘテロダインシステムは、典型的に、動作には、より高いレベルの電力を使用する。携帯デバイス市場では、電力供給システムの効率と持続時間は、デバイスの動作性能の重要な観点である。従って、単一チップ上のヘテロダインシステムは、携帯デバイスに対する好ましい解決策ではない。
従来のヘテロダイン受信機に対する代替物は、ゼロ中間周波数(ZIF、Zero Intermediate Frequency)直接変換(direct−vonversion)受信機である。ZIF直接変換受信機は、一般的に、単一の集積回路として製造するのは、より容易である。従って、従来のヘテロダイン受信機と比較して、より改善された電力消費動作性能が得られる。ZIF直接変換受信機に関する設計上の問題は、ベースバンド信号における同位相(I)ブランチと直交位相(Q)ブランチとの間の不平衡によって信号劣化が生ずる可能性がある点である。一般に、I/Q不平衡は、受信機内部のアナログ成分(例えば、CMOS回路の中のドーピング密度および酸化物の厚み)の不整合によって引き起こされる。この不平衡は、搬送波周波数の上昇ばかりでなく、シリコン集積度の上昇によって増大する可能性がある。
いくつかの有効なI/Q不平衡アルゴリズムが利用可能である。しかしながら、これらのアルゴリズムでは、一般に、特別なトレーニング系列およびパイロット信号、または、要求適合(request adaptation)等の機能を扱う、複雑な回路要素が必要である。携帯型デバイスにおけるDVB−Hシステム等の、複雑な回路要素を必要としない応用に対しては、回路設計は簡略化することができる。回路の複雑さにおいてそれぞれに関連した低減を行うことによって、受信機の効率と電力動作性能を改善することができる。
本発明の実施形態に従えば、下記の可能性のうちの1つ以上を提供することができる。改善されたビット誤り率(BER、Bit Error Rate)動作性能を有するOFDM信号が得られる。より低減された処理オーバヘッドでI/Q不平衡パラメータを算出することができる。受信機回路設計の複雑さを低減することができる。受信機の電力消費とフットプリントとを低減することができる。
一般に、ある視点では、本発明は、直交周波数分割多重(OFDM)ディジタル信号処理システムを提供する。このOFDM信号は、当該信号と同位相(I)ブランチと直交位相(Q)ブランチとを備えるベースバンド信号を含み、システムは、ディジタル化されたIブランチ信号とQブランチ信号とにフーリェ変換を実行し、ディジタル化されたベースバンド信号の時間期待値(time expectation)を周波数領域において算出し、時間期待値算出の結果をベースバンド信号に適用して当該信号を求めることにより、当該信号を出力するように構成された処理モジュールを含む。
本発明の実施形態は、下記に示す特徴の内の1つ以上を含むことができる。OFDM信号を受信し、当該信号とIブランチとQブランチとを含むベースバンド信号を出力するように構成されたチューナモジュール。チューナモジュールに結合し、Iブランチ信号とQブランチ信号とを受信してディジタル化したIブランチ信号とQブランチ信号とを出力するように構成された、アナログ−ディジタル変換器モジュール。
一般に、別の視点では、本発明は、直交周波数分割多重(OFDM)ディジタル信号を受信するためのゼロ中間周波数(ZIF)受信機を提供する。このOFDM信号は当該信号を含み、送信チャネルを介して受信機に向けて送信される。受信機は、チューナモジュールと、アナログ−ディジタル変換器モジュールと、ベースバンド処理モジュールとを含む。チューナモジュールは、OFDM信号を受信してベースバンド信号を出力するように構成される。ここに、ベースバンド信号は、当該信号と同位相(I)ブランチ信号と直交位相(Q)ブランチ信号とを含む。アナログ−ディジタル変換器モジュールは、チューナモジュールに結合し、アナログのIブランチ信号とQブランチ信号とを受信してディジタル化したIブランチ信号とQブランチ信号とを出力するように構成される。ベースバンド処理モジュールは、アナログ−ディジタル変換器モジュールに結合し、ディジタル化されたIブランチ信号とQブランチ信号とにフーリェ変換を実行し、ディジタル化されたベースバンド信号の時間期待値を周波数領域において算出し、時間期待値算出の結果をベースバンド信号に適用して当該信号を求めることにより、当該信号を出力するように構成される。
本発明の実施形態は、下記に示す特徴の内の1つ以上を含むことができる。チューナモジュールは、帯域通過フィルタ、低雑音増幅器、AGC増幅器、および、複素波形を提供するように構成された局部発振器を含むことができる。ベースバンドプロセッサは、1つ以上のメモリユニットと1つ以上のプロセッサとを含むことができる。ベースバンドプロセッサは、振幅不平衡指数(ρ~、amplitude imbalance factor)および位相不平衡指数(φ~、phase imbalance factor)を推定することにより時間期待値を電子的に算出するように構成される。
一般に、別の視点では、本発明は、受信したOFDM信号から当該信号を出力するためのコンピュータ化された方法を提供する。この方法は、OFDM形式での信号を受信するステップと、受信したOFDM信号をZIF直接変換を介してそれぞれ同位相(I)信号および直交位相(Q)信号に変換するステップと、当該信号の推定値を求めるステップと、FFTを介してI信号とQ信号とを変換するステップと、I/Q不平衡アルゴリズムを使用して周波数領域においてI信号とQ信号とを処理し複数のI/Q不平衡パラメータを求めるステップと、当該信号の推定値および複数のI/Q不平衡パラメータの内の少なくとも1つの関数として当該信号を算出するステップと、当該信号を出力するステップとを含む。
一般に、別の視点では、本発明は、方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ読み取り可能な媒体を提供する。この方法は、ゼロ中間周波数(ZIF)直接変換OFDM受信機から同位相(I)信号および直交位相(Q)信号を受信するステップと、FFTを介してI信号とQ信号とを電子的に変換するステップと、振幅不平衡指数および位相不平衡指数を推定するステップと、振幅不平衡指数と位相不平衡指数とに応答して当該信号を出力するステップとを含む。
一般に、別の視点では、本発明は、集積回路を開発し試験を行うためのプログラム命令を有するコンピュータ読み取り可能な媒体を提供する。このコンピュータ読み取り可能な媒体は、同位相(I)信号と直交位相(Q)信号とを含むOFDM信号を識別するためのプログラム命令と、FFTを介してI信号とQ信号とを変換するためのプログラム命令と、振幅不平衡指数および位相不平衡指数を推定するためのプログラム命令と、振幅不平衡指数と位相不平衡指数とに応答して当該信号を出力するためのプログラム命令とを含む。プログラム命令は、ハードウェア記述言語(HDL、hardware description language)で記述することができ、ハードウェア記述言語はヴェリログ(verilog)であってよい。
本出願は、2006年8月31日出願、米国仮出願60/824,110号の利益を請求するものである。本発明が有する種々の可能性は、本発明そのものとともに、下記の図面および詳細なる記述および請求項を通読することにより、より十分に理解されるであろう。
OFDM通信システムの簡単化したブロック図である。 ZIFOFDM受信機のブロック図である。 振幅不平衡指数と位相不平衡指数とを算出する手順のフローチャートである。 受信されたOFDM信号から当該信号を出力ための手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態は、セルラ電話機における等の、ZIF直接変換OFDM受信機でのI/Q不平衡を推定し訂正する技術を提供する。搬送波周波数(f0)および目的信号x(t)を備える無線周波数(RF)信号は、アンテナによって受信される。RF信号は帯域通過フィルタ(BPF)を通過し、低雑音増幅器(LNA)によって増幅されて受信信号r(t)が得られる。受信信号r(t)に対して複素ダウンコンバージョンが実行される。複素ダウンコンバージョンは、複素信号発振器を使用し、同位相信号と直交位相信号とを含む。受信信号r(t)は、同位相信号(I)と直交位相信号(Q)とに分割される。一般に、I/Q不平衡は、局部発振器によって導入される。I/Q不平衡は、振幅不平衡指数(ρ)と位相不平衡指数(φ)とを含み、もし、ρ=1およびφ=0であれば、IブランチとQブランチとは完全に整合している(すなわち、I/Q不平衡はない)。I信号とQ信号とは増幅され、フィルタリングされてディジタル化される。ディジタル化されたI信号とQ信号とは、高速フーリエ変換(FFT)を介して処理される。I/Q補償アルゴリズムは、振幅不平衡指数(ρ)と位相不平衡指数(φ)との値を推定し、目的信号x(t)を復元する。OFDM受信機は、目的信号x(t)を情報表示デバイスに出力する。しかしながら、本開示に従う他の実施形態も可能であるので、このOFDM受信機は典型的なものであって、本発明が限定するものではない。
図1を参照すると、ある地点から別の地点に電子情報を転送するOFDM通信システム10は、情報信号源12、OFDM送信機14、送信アンテナ16、受信アンテナ18、OFDM受信機20、および、情報表示デバイス22を含むことができる。システム10は、電子情報を生成、送信、受信、および表示するための、適切なハードウェア、ファームウェア、および/または、ソフトウェア(コンピュータ読み取り可能、そして好ましくはコンピュータ実行可能な命令を含む)を含むことができる。コンピュータ実行可能命令は、コンピュータメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、従来のハードディスク、CD−ROMS、フラッシュROMS、不揮発性ROM、およびRAM等の、コンピュータ読み取り可能な媒体を介して転送することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体はまた、通信ポートを介して転送された情報(例えば、インターネットからのダウンロード)を含むこともできる。そして、コンピュータ実行可能命令は、集積回路の設計、試験、および製造に使用することができる、ハードウェア記述言語(例えばヴェリログ)およびグラフィックデータシステム(例えば、GDSデータ)を含むが、これらには限定はされない。
情報信号源12は、OFDM送信機14への入力として構成することができる。情報信号源12は、例えば、WiFi(例えば、イーサネット(登録商標)パケット)やビデオ放送(例えば、TDMB、DVB、DVB−H)等のディジタル信号およびアナログ信号の情報信号13を提供するように構成することができる。OFDM送信機14は、信号源12からの情報を変換し、送信アンテナ16を通して送信するように構成することができる。例えば、OFDM送信機14は、大気等の伝搬媒体を通してDVB−Hビデオ信号を送信するように構成することができる。送信アンテナ16は、同軸ケーブル接続または光ファイバネットワーク等の他の伝搬媒体を通して送信するように構成することができる。OFDM送信機14と送信アンテナ16とは、単一のデバイスに集積することができる。または、それぞれが相互に動作可能な接続を有する個別要素として存在することができる。
情報表示デバイス22は、受信アンテナ18およびOFDM受信機20を含むことができる。ここでは、限定的ではなく単なる一例として、受信アンテナ18およびOFDM受信機20は、情報表示デバイス22とともに集積することが可能である。受信アンテナ18は、送信アンテナ16から(例えば、地上および衛星放送、ケーブルおよび光ファイバ伝送を介して)送信された信号を受信するように構成することができ、OFDM受信機20に接続して動作させることができる。下記で議論するように、OFDM受信機20は、目的信号x(t)をモニタ24に出力するように構成することができる。目的信号x(t)は、本質的に、情報信号13と同様である。例えば、情報信号13は、DVB−Hビデオ信号であってよい。情報表示デバイス22は、オーディオ信号を出力することも可能である。例えば、情報表示デバイス22は、携帯音楽プレーヤであってよく、情報信号12は、衛星放送であってもよいし、または、符号化されたオーディオファイル(例えば、MP3またはwavオーディオ形式)であってもよい。
図1をさらに参照しつつ、図2を参照すると、OFDM受信機20は、帯域通過フィルタ30、低雑音増幅器(LNA)32、AGC増幅器33、局部発振器34、および、信号乗算器36、38を含むことができる。局部発振器34は、複素波形を供給し、信号乗算器36において同位相(I)ブランチ信号35と、信号乗算器38において直交位相(Q)ブランチ信号37とを生成するように構成することができる。I位相ブランチ40は低域通過フィルタ44およびアナログ−ディジタル変換器46を含むことができる。Q位相ブランチ60は、低域通過フィルタ64およびアナログ−ディジタル変換器66を含むことができる。ベースバンド処理ユニット50は、ディジタル化されたIブランチ信号48およびQブランチ信号68を受信するように接続および構成することができ、また、I信号48とQ信号68とを記憶および処理し目的信号x(t)100を出力するように構成することができる。この目的信号x(t)は本質的に情報信号13と同様である。
OFDM受信機20は、ゼロ中間周波数(ZIF)直接変換OFDM受信機であってよく、受信アンテナ18を通してRF信号r(t)80を受信するように構成することができる。帯域通過フィルタ30とLNA32とAGC増幅器33とは、RF信号r(t)80を処理し、信号80の周波数フィルタリングと増幅とを行い、次式で定義されるような変形されたr(t)信号82を出力する。
r(t)=x(t)e2πf0tj+x*(t)e-2πf0tj (1)
ここに、x(t)は目的信号(すなわち、情報信号13)を表し、また、f0はOFDM送信機14から供給されるRF搬送波周波数を示す。ZIF直接変換OFDM受信機20は、局部発振器34を使用して、r(t)をベースバンド信号にダウンコンバートすることができる。ある実施形態では、限定的でない一例として、LNA32、AGC33、局部発振器34、乗算器36、38、および、LPF44、64の組み合わせの動作特性は、Freescale社NC44CD02等の、市販のチューナモジュールと同様であってよい。局部発振器34は、Iブランチ40とQブランチ60とに不平衡を導入する可能性がある。一般的に、不平衡は、回路設計およびデバイス処理の要因(すなわち、回路行路長、酸化物の厚み、ドーピングレベル、ゲート長)によるアナログ回路の動作性能におけるばらつきの結果である。局部発振器34によって導入されるI/Q不平衡は、時間領域で次式のように定義することができる。
z(t)=cos(2πf0t)−jρsin(2πf0t+φ) (2)
ここに、ρは振幅不平衡指数であり、φは位相不平衡を表す。
数学的代入とオイラーの公式を適用すると、式(2)の局部発振器信号z(t)は次式に示されるように変形することができる。
z(t)=αe-2πf0tj+βe2πf0tj (3)
ここに、不平衡パラメータは、
α=(1+ρe-jφ)/2 (4)
および、
β=(1−ρe)/2 (5)
である。これらのパラメータのもとで、ρ=1およびφ=0なる値はIブランチ40とQブランチ60とは完全に整合していることを示す。
目的信号x(t)100の推定値(すなわち、x~(t))は次式で定義することができる。
~(t)=LP{z(t)r(t)} (6)
ここに、LP{z(t)r(t)}は、低域通過フィルタ44、64によって処理された後の受信信号r(t)と局部発振器信号z(t)の合成を表す。
さらに、次式が示される。
~(t)=αx(t)+βx*(t) (7)
式の導出を通して、次式の公式を使用して目的信号x(t)を復元することができる。
x(t)=α*~(t)/(|α|2―|β|2)−βx~*(t)/(|α|2―|β|2) (8)
ベースバンド処理ユニット50は、コンピュータ読み取り可能な媒体から受信した命令を記憶して実行するように構成された、ディジタルメモリと少なくとも1つのプロセッサを含むことができる。例えば、ベースバンド処理ユニット50は、ディジタル化されたIブランチ信号48およびQブランチ信号68に対して高速フーリェ変換(FFT)を実行することができる。ベースバンド処理ユニット50におけるFFTの結果は、次式のように表される。
m ~(n)=αXm(n)+βX-m *(n) (9)
ここに、Xm ~(n)は、n番目のシンボルの、周波数領域におけるm番目のサンプル(またはスペクトラムでの表現)であり、また、X-m ~(n)は、受信信号r(t)の直流成分の周りでのXm ~(n)のミラーサンプルである。
式(8)と同様に、Xの値は周波数領域で次式のように表現できる。
m(n)=α*m ~(n)/(|α|2−|β|2)−βX-m ~*(n)/(|α|2−|β|2) (10)
ρとφに対する推定値は、式(4)および式(5)に使用してαとβとを算出することができる。αとβとの値は、式(8)および(10)で使用して、目的信号x(t)100を復元することができる。
I/Q不平衡アルゴリズムにおけるρとφとに対する推定値は、次式から導くことができる。E{Xm-m}≒0と仮定すると、
E{Xm ~-m ~}=E{(αXm+βX-m *)(αX-m+βXm *)}=E{αβ|Xm2+αβ|X-m2} (11)
同様に、次式のような簡略化した式が得られる。
E{|Xm ~+X-m *~2}=E{|αXm+βX-m *+α*-m *+β*m2
=E{|(α+β*)Xm+(α*+β)X-m *2} (12)
=E{|Xm+X-m *2} (13)
=E{|Xm2+|X-m *2} (14)
ここに、α+β*=1であり、これは式(4)および式(5)より導くことができる。式(11)および式(14)を組み合わせることにより次式が得られる。
E{Xm ~-m ~}/E{|Xm ~+X-m ~*2}=αβ (15)
式(4)および式(5)を式(15)に代入することにより次式が得られる。
(1−ρ2)/4−jρ(sinφ)/2=E{Xm ~-m ~}/E{|Xm ~+X-m ~*2} (16)
ρおよびsinφおよび|Xm+X-m *2は実数値であるので、
Figure 0005562030
と求められる。ここに、Re{・}は複素数の実数値成分を示す。
同様に、φの推定値は、次式から導くことができる。
sinφ~=−2Im{E{Xm ~-m ~}/E{|Xm ~+X-m ~*2}/ρ~ (18)
ここに、Im{・}は複素数の虚数値成分を示す。従って次式が得られる。
φ~=arcsin{−(1+ρ~)Im{E{Xm ~-m ~}/E{|Xm ~2+|X-m ~2}/ρ~} (19)
このように、ρとφの推定値は、式(17)および式(19)から算出することができ、式(4)および式(5)を用いてαとβとを算出することができる。αおよびβは、式(8)に使用して目的信号x(t)100を復元することができる。
図2をさらに参照しつつ図3を参照すれば、ベースバンド処理ユニット50においてIブランチ40とQブランチ60との間の不平衡を求めるための工程300は、図に示された段階(ステージ)を含むことができる。しかしながら、工程300は、単に典型的であるのみであり限定的ではない。工程300は、例えば、ステージを加える、または除去する、または再構成する等により変更を行うことができる。
ステージ310において、ベースバンド処理ユニット50は、ディジタル化されたIブランチ信号48とQブランチ信号68とを受信し、高速フーリェ変換を実行し、結果を記憶する。例えば、式(9)に示される周波数領域信号を表現するデータは、メモリの中で既知の場所からアクセスすることができる。
ステージ320において、ベースバンド処理ユニット50は、周波数領域においてディジタル化されたIブランチ信号48およびQブランチ信号68の時間期待値(すなわち、時間平均値)を算出し、下記の関係式を使用して、振幅不平衡指数推定値ρ~および位相不平衡指数推定値φ~を得る。これらの関係式は、式(17)および式(19)のアンサンブル期待値(ensemmble expectation)から導かれる。
Figure 0005562030
ベースバンド処理ユニット50は、式20に関連した計算操作を実行することができる。例えば、ベースバンド処理ユニット50は、複素数の絶対値を算出することができる。ベースバンド処理ユニット50は、2回の乗算操作と1回の加算操作を使用してこれを行うことができる。ベースバンド処理ユニット50はまた、2回の合計操作を使用して2つの複素数の和を算出することもできる。ベースバンド処理ユニット50はまた、除算操作を実行する(例えば、Low−complexity近似アルゴリズムを使用して)ように構成することもできる。ベースバンド処理ユニット50はまた、ルックアップテーブルを使用して、式20における平方根操作に対する解を求めることもできる。従って、合計N個の副搬送波にわたっての式20に示されるρ~の値を算出するために、ベースバンド処理ユニット50は、8N−2回の合計と、4N回の乗算と、1回の除算と、1回のルックアップテーブル操作を実行する。他の数値解析や計算操作を使用して本質的に同様の結果を達成することができるので、これらの計算操作は典型的であるだけで限定的ではない。
振幅不平衡指数の推定値φ~もまた、時間期待値(すなわち時間平均値)から導くことができ、従って、次式より求めることができる。
Figure 0005562030
ここに、式(21)は、
Figure 0005562030
であるという事実を導入している。ベースバンド処理ユニット50は、2つの複素数の積の虚数部を求めることができる。この虚数部は|Xm ~(n)−X-m ~(n)|2から2|Xm ~(n)|2を差し引くことにより算出される。この算出にはただ1回の加算操作だけが必要である。ベースバンド処理ユニット50はまた、除算操作を実行する(例えば、Low−complexity近似アルゴリズムを使用して)ことができ、ルックアップテーブルを介して値のarcsineを求めることができる。従って、合計N個の副搬送波にわたっての式(21)におけるφ~の値を算出するために、ベースバンド処理ユニット50は、4N回の合計と、2N+2回の乗算と、2回の除算と、1回のルックアップテーブル操作を実行することができる。他の数値解析や計算操作を使用して本質的に同様の結果を達成することができるので、これらの計算操作は典型的であるだけで限定的ではない。
一般に、不平衡指数ρ~およびφ~の十分な推定値を得るには、式(20)および式(21)において約1000個の副搬送波が必要であるが、それより少ない数の副搬送波でも実用的な結果を得ることができる。
ステージ330において、ベースバンド処理ユニットは、式(4)および式(5)を使用して不平衡パラメータαとβとを求める。
ステージ340において、ベースバンド処理ユニット50は、不平衡パラメータαとβとを使用して、信号の推定値x~(t)におけるI/Q不平衡の補償を行う。ベースバンド処理ユニット50は、式(8)を使用して、不平衡パラメータαおよびβから、目的信号x(t)を求める。
図1〜図3をさらに参照しつつ図4を参照すると、受信されたOFDM信号から当該信号を出力するための工程400は、図に示されたステージを含むことができる。しかしながら、工程400は典型的なものであり限定的ではない。工程400は、例えば、ステージを加える、または除去する、または再構成する等により変更を行うことができる。
ステージ410において、情報表示デバイス22は、OFDM形式に符号化された当該信号を受信することができる。
ステージ420において、OFDM受信機20は、受信信号r(t)を増幅し、局部発振器34から生成された複素波形をそれに乗算することができる。その結果得られる信号は、同位相成分(I)および直交位相成分(Q)を含むことができる。
ステージ430において、OFDM受信機20は、ステージ420において生成されたI信号40およびQ信号60のフィルタリングとディジタル化とを行う。I信号40およびQ信号60は、フィルタリングされて、より高周波に存在する可能性のある信号雑音が除去される。例えば、低域通過フィルタ44、64は、確立されている信号標準(例えば、802.11標準に対する10MHz)に従って同調をとることができる。OFDM受信機18はまた、Iブランチ信号40およびQブランチ信号60をアナログ形からディジタル形に変換することもできる。例えば、アナログ‐ディジタル変換器46、66は、20MHzにおいて12ビット精度で動作する。
ステージ440において、OFDM受信機20は、ディジタル化されたI信号48およびQ信号68を、高速フーリェ変換(FFT)を介して時間領域から周波数領域へ変換することができる。例えば、ベースバンド処理ユニット50は、ディジタル信号処理装置、および、関連するメモリデバイスを含み、FFTアルゴリズム(例えば、Cooley−Tukey、Bruun’s、Rader’s、Bluestein’s)を実行するように構成することができる。
ステージ450において、ベースバンド処理ユニット50は、ステージ440の結果(例えば、周波数領域で表現された、I信号ブランチとQ信号ブランチのデータ)を処理することができ、ステージ320およびステージ330に示されているように、Iブランチ40とQブランチ60との間の不平衡を求めるために工程300を実行する。例えば、N個の副搬送波にわたるFFTアルゴリズムの結果はキャッシュメモリの中に保持される。そして、ベースバンド処理ユニット50は、不平衡指数ρおよびφの推定を行い、不平衡パラメータαおよびβを求めることができる。
ステージ460において、ベースバンド処理ユニット50は、目的信号の推定値x~(t)におけるI/Q不平衡を補償し、ステージ340に示された、時間領域における目的信号x(t)を求めることができる。
ステージ470において、OFDM受信機20は、目的信号x(t)をモニタ24に出力することができる。一般に、出力は時間領域におけるディジタル信号であってよい。しかしながら、OFDM受信機20は、アナログ信号出力を出力するように構成されてもよい。例えば、ステージ470において生成される出力は、情報表示デバイス22の中に集積化されたLCDビデオ表示器24に適合したディジタルビデオ信号であってもよい。
実際の動作では、I/Q不平衡補償アルゴリズムは、OFDM放送システムに対して、ビット誤り率(BER)動作性能に予想以上の改善を与える。例えば、表1〜表4は、DVBシステムに基づくI/Q不平衡補償アルゴリズムの動作性能を示す。それぞれの表は、チャネルタイプ(Channel Type)および信号特性(Signal Characteristics)を含み、DVBシステムに対する典型的な動作性能の包絡線を示す。それぞれの表中の結果は、I/Q不平衡補償アルゴリズムがある受信機とI/Q不平衡補償アルゴリズムがない受信機との間のBER動作性能の改善を示す。OFDMを基本とする他のシステムおよびそれらの関連する信号もI/Q不平衡補償アルゴリズムによる利点が得られるので、これらの結果は典型的なものであって、限定的なものではない。
Figure 0005562030
Figure 0005562030
Figure 0005562030
Figure 0005562030
他の実施形態もまた本発明の範囲および意図の中にある。例えば、ソフトウェアの性格からして、上記に記述した機能は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、結線接続(hardwiring)、または、それらの任意の組み合わせを使用して実現することができる。機能を実現する特徴物は、種々の異なる場所に物理的に位置することができる。これらは、分布して存在し、機能の部分が異なる物理的位置で実現される形態を含む。
さらに、上記の記述は本発明を参照しているが、記述は2つ以上の発明を含むことができる。特許請求の範囲は添付の書類に示される。

Claims (11)

  1. 直交周波数分割多重(OFDM)ディジタル信号処理デバイスであって、
    目的信号を備えるベースバンド信号を含むOFDM信号であって、同位相(I)ブランチと直交位相(Q)ブランチとに分かれる前記OFDM信号を、アンテナを介して受信するように構成された受信機と、
    前記受信機に結合し、前記ディジタル化されたIブランチ信号とQブランチ信号とを受信し、前記ディジタル化されたIブランチ信号とQブランチ信号とにフーリエ変換を実行し、前記ディジタル化されたベースバンド信号の時間期待値(time expectation)であって、少なくとも部分的には、複数の副搬送波にわたってのフーリエ変換の結果に基づいて求められる時間期待値を周波数領域において算出し、前記時間期待値算出の結果を前記ベースバンド信号に適用して前記目的信号を求めるように構成された処理モジュールと、
    を備えることを特徴とするデバイス。
  2. 前記OFDM信号を受信し、前記目的信号を含むベースバンド信号を出力し、前記OFDM信号を前記Iブランチと前記Qブランチとに分けるように構成されたチューナモジュールを備えることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記チューナモジュールに結合し、前記Iブランチ信号と前記Qブランチ信号とを受信してディジタル化されたIブランチ信号とQブランチ信号とを出力するように構成されたアナログ−ディジタル変換器モジュールを備えることを特徴とする請求項2に記載のデバイス。
  4. 直交周波数分割多重(OFDM)ディジタル信号を受信するためのゼロ中間周波数(ZIF)受信機であって、
    前記OFDM信号を受信し目的信号を含むベースバンド信号を出力し、前記OFDM信号を同位相(I)ブランチ信号と直交位相(Q)ブランチ信号とに分けるように構成されたチューナモジュールと、
    前記チューナモジュールに結合し、前記アナログIブランチ信号と前記アナログQブランチ信号とを受信してディジタル化したIブランチ信号とQブランチ信号とを出力するように構成されたアナログ−ディジタル変換器モジュールと、
    前記アナログ−ディジタル変換器モジュールに結合し、前記ディジタル化されたIブランチ信号とQブランチ信号とにフーリエ変換を実行し、前記ディジタル化されたベースバンド信号の時間期待値であって、少なくとも部分的には、複数の副搬送波にわたってのフーリエ変換の結果に基づいて求められる時間期待値を周波数領域において算出し、前記時間期待値算出の結果を前記ベースバンド信号に適用して前記目的信号を出力するように構成されたベースバンド処理モジュールと、
    を備えることを特徴とするゼロ中間周波数(ZIF)受信機。
  5. 前記チューナモジュールは、
    帯域通過フィルタと、
    低雑音増幅器と、
    AGC増幅器と、
    複素波形を供給するように構成された局部発振器と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載のゼロ中間周波数(ZIF)受信機。
  6. 前記ベースバンドプロセッサは、
    複数のメモリユニットと、
    複数のプロセッサと、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載のゼロ中間周波数(ZIF)受信機。
  7. 前記ベースバンドプロセッサは、下記に示される関係式を使用して振幅不平衡指数ρ~および位相不平衡指数φ~を推定することにより前記時間期待値を電子的に算出するように構成されることを特徴とする請求項4に記載のゼロ中間周波数(ZIF)受信機。
    Figure 0005562030

    および
    Figure 0005562030

    (Xm ~(n)は、n番目のシンボルの、周波数領域におけるm番目のサンプルを示し、X-m ~(n)は、受信したOFDMディジタル信号の直流成分の周りでのXm ~(n)のミラーサンプルを示す。)
  8. 受信されたOFDM信号から目的信号を出力するためのコンピュータ化された方法であって、
    OFDM形式での信号を受信するステップと、
    ZIF直接変換を介して前記受信OFDM信号を、それぞれ、同位相(I)信号と直交位相(Q)信号とに変換するステップと、
    前記目的信号の推定値を求めるステップと、
    FFTを介して前記I信号と前記Q信号とを変換するステップと、
    I/Q不平衡アルゴリズムを使用して周波数領域において前記I信号と前記Q信号とを処理し、複数のI/Q不平衡パラメータを求めるステップと、
    前記目的信号の推定値と、前記複数のI/Q不平衡パラメータの内の少なくとも1つとの関数として前記目的信号を算出し、且つ、時間期待値の算出結果を前記ベースバンド信号に適用して前記目的信号のパラメータを求めるステップであって、前記目的信号の推定値は、少なくとも部分的には、複数の副搬送波にわたってのFFTの結果に基づいて求められるステップと、
    前記目的信号を出力するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  9. 前記I/Q不平衡アルゴリズムは、下記に示される関係式に従って振幅不平衡指数ρ~および位相不平衡指数φ~を推定するステップを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
    Figure 0005562030

    および
    Figure 0005562030

    (Xm ~(n)は、n番目のシンボルの、周波数領域におけるm番目のサンプルを示し、X-m ~(n)は、受信したOFDMディジタル信号の直流成分の周りでのXm ~(n)のミラーサンプルを示す。)
  10. 前記I/Q不平衡パラメータαおよびβは、下記に示される関係式によって求められることを特徴とする請求項9に記載の方法。
    α=(1+ρe-jφ)/2
    および、
    β=(1−ρe)/2
  11. 前記目的信号は、下記に示される関係式を使用してI/Q不平衡パラメータαおよびβから導かれることを特徴とする請求項10に記載の方法。
    x(t)=α*~(t)/(|α|2―|β|2)−βx~*(t)/(|α|2―|β|2
JP2009526700A 2006-08-31 2007-08-29 I/q不平衡補償 Active JP5562030B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US82411006P 2006-08-31 2006-08-31
US60/824,110 2006-08-31
PCT/US2007/019014 WO2008027441A2 (en) 2006-08-31 2007-08-29 I/q imbalance compensation

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010503270A JP2010503270A (ja) 2010-01-28
JP2010503270A5 JP2010503270A5 (ja) 2013-03-14
JP5562030B2 true JP5562030B2 (ja) 2014-07-30

Family

ID=39048932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009526700A Active JP5562030B2 (ja) 2006-08-31 2007-08-29 I/q不平衡補償

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8503545B2 (ja)
EP (1) EP2060082B1 (ja)
JP (1) JP5562030B2 (ja)
KR (1) KR101452395B1 (ja)
CN (1) CN101548520A (ja)
WO (1) WO2008027441A2 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060007999A1 (en) * 2004-07-08 2006-01-12 Gomez Ramon A Method and system for enhancing image rejection in communications receivers using test tones and a baseband equalizer
US7877070B2 (en) * 2006-09-29 2011-01-25 Broadcom Corp. Method and system for tuning an antenna using injection
US8264495B2 (en) * 2007-10-23 2012-09-11 Advanced Micro Devices, Inc. Display underflow prevention
US8036319B2 (en) * 2007-11-01 2011-10-11 Intel Corporation Direct conversion receiver and method for correcting phase imbalance therein
US20090201794A1 (en) * 2008-02-08 2009-08-13 Qualcomm, Incorporated Multiplexing devices over shared resources
KR101452995B1 (ko) * 2008-02-19 2014-10-23 삼성전자주식회사 직교 주파수 분할 다중 수신기에서 아이/큐 불균형파라미터를 추정하는 장치 및 방법
US8340225B2 (en) * 2009-09-17 2012-12-25 SiTune Corporation System and method for performing blind IQ-imbalance estimation and compensation
KR101127467B1 (ko) * 2010-10-13 2012-07-12 지씨티 세미컨덕터 인코포레이티드 Iq 부정합을 추정 및 보상하는 수신기
US9020026B2 (en) 2011-01-06 2015-04-28 LGS Innovations LLC Frequency dependent I/Q imbalance compensation
US8363712B2 (en) 2011-01-06 2013-01-29 Analog Devices, Inc. Apparatus and method for adaptive I/Q imbalance compensation
US8509298B2 (en) 2011-01-06 2013-08-13 Analog Devices, Inc. Apparatus and method for adaptive I/Q imbalance compensation
US9479203B2 (en) 2011-04-14 2016-10-25 Mediatek Inc. Transceiver capable of IQ mismatch compensation on the fly and method thereof
TWI456959B (zh) * 2012-07-11 2014-10-11 Realtek Semiconductor Corp 補償無線通訊系統之訊號不平衡的方法
CN102832959B (zh) * 2012-08-22 2015-01-21 天津大学 高中频超外差+零中频结构的射频前端
CN103036846B (zh) * 2012-12-27 2015-09-09 上海创远仪器技术股份有限公司 应用于通信系统接收机的i/q不平衡补偿控制方法
US9602228B1 (en) 2013-01-18 2017-03-21 Gregory R. Warnes Method and apparatus for transmission and reception of a signal over multiple frequencies with time offset encoding at each frequency
GB2537800B (en) * 2014-12-22 2018-05-30 Imagination Tech Ltd IQ imbalance estimator
CN104717172B (zh) * 2015-03-06 2018-03-20 东南大学 一种发射机中iq不平衡的补偿方法和装置
EP3068044A1 (en) * 2015-03-11 2016-09-14 Nxp B.V. Module for a radio receiver
CN107919905B (zh) * 2016-10-10 2020-05-22 富士通株式会社 光接收机频率响应特性不平衡的测量装置及方法
WO2018195722A1 (zh) * 2017-04-24 2018-11-01 华为技术有限公司 一种光接收机及延时估计方法
CN114978214B (zh) * 2022-05-23 2023-11-21 Oppo广东移动通信有限公司 直接变频接收机、数据接收方法、存储介质及电子设备
CN116979977B (zh) * 2023-08-01 2024-04-16 上海毫微太科技有限公司 一种镜像信号抑制方法、装置、系统及存储介质

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3818624B2 (ja) 2000-02-23 2006-09-06 株式会社ルネサステクノロジ 無線通信システム
US7158586B2 (en) * 2002-05-03 2007-01-02 Atheros Communications, Inc. Systems and methods to provide wideband magnitude and phase imbalance calibration and compensation in quadrature receivers
AU2003240318A1 (en) 2002-05-23 2003-12-12 Interuniversitair Microelektronica Centrum Vzw Method and device for estimating and compensating iq imbalance
WO2004015853A1 (en) * 2002-08-02 2004-02-19 Nokia Corporation Quadrature demodulator using a fft-processor
ATE551773T1 (de) * 2003-02-20 2012-04-15 Sony Ericsson Mobile Comm Ab Effizienter modulation von hochfrequenzsignalen
US7702712B2 (en) * 2003-12-05 2010-04-20 Qualcomm Incorporated FFT architecture and method
JP2005197968A (ja) 2004-01-06 2005-07-21 Fujitsu Ltd 信号処理回路並びに直交復調装置およびその誤差推定方法
GB2415846B (en) 2004-06-29 2006-08-02 Motorola Inc Receiver for use in wireless communications and method and terminal using it
CN101019395A (zh) 2004-09-13 2007-08-15 三菱电机株式会社 失真补偿装置
US20060133548A1 (en) * 2004-12-17 2006-06-22 Joungheon Oh Apparatus and method to calibrate amplitude and phase imbalance for communication receivers
JP4428272B2 (ja) * 2005-03-28 2010-03-10 セイコーエプソン株式会社 表示ドライバ及び電子機器
US7453934B2 (en) * 2005-06-27 2008-11-18 Nokia Corporation Automatic receiver calibration with noise and fast fourier transform
US7593485B2 (en) * 2006-05-30 2009-09-22 Freescale Semiconductor, Inc. Wireless receiver for removing direct current offset component
JP5219537B2 (ja) 2008-02-08 2013-06-26 株式会社アドバンテスト ゲインインバランス測定装置、位相差対応値測定装置、方法、プログラムおよび記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
KR101452395B1 (ko) 2014-10-21
EP2060082A2 (en) 2009-05-20
KR20090045348A (ko) 2009-05-07
WO2008027441A2 (en) 2008-03-06
US8503545B2 (en) 2013-08-06
CN101548520A (zh) 2009-09-30
WO2008027441A3 (en) 2008-05-02
US20080056397A1 (en) 2008-03-06
JP2010503270A (ja) 2010-01-28
EP2060082B1 (en) 2017-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5562030B2 (ja) I/q不平衡補償
JP2010503270A5 (ja)
JP5287521B2 (ja) 通信装置
JP6373821B2 (ja) I/q変調送受信機内の信号の歪みを低減するデバイス及び方法
JP5453366B2 (ja) Iq不整合を推定及び補償する受信機
US20110051790A1 (en) Radio communication device and method
EP1339197A1 (en) I/Q Mismatch compensation in an OFDM receiver in presence of frequency offset
CN102725960B (zh) 用于相位和振荡器频率估计的方法
JP2010525710A (ja) Ofdm受信機におけるiqインバランス補正方法及び装置
WO2018116943A1 (ja) ノイズ抑圧装置、ノイズ抑圧方法、及びこれらを用いた受信装置、受信方法
US9385822B2 (en) Wideband calibration method and wideband calibration apparatus for calibrating mismatch between first signal path and second signal path of transmitter/receiver
US20080130780A1 (en) Time-domain iq mismatch detection apparatus of ofdm receiver
CN107005520B (zh) 用于正交频分复用信号相位成形的设备和方法
US8792591B1 (en) Systems and methods for I/Q imbalance correction and calibration of variable modulus signals
US11528179B1 (en) System, apparatus, and method for IQ imbalance correction for multi-carrier IQ transmitter
JP4925462B2 (ja) 受信機
US9106326B2 (en) Method for determining the imperfections of a transmit pathway and of a receive pathway of an apparatus, and associated radio apparatus
JP6602748B2 (ja) 受信器の低周波数変換時の二重cordicアーキテクチャを用いる直交位相の不釣り合いと利得の不釣り合いの補正
KR20080102848A (ko) 다이렉트 샘플링 방식 무선 수신장치 및 방법
FR2859055A1 (fr) Procede et dispositif de traitement des defauts d'appariement entre deux voies en quadrature d'une chaine d'une reception adaptee par exemple a la reception d'un signal module selon une modulation du type ofdm
JP5354750B2 (ja) イメージ信号を除去するアンダーサンプリングを用いた受信機、プログラム及び方法
TW201804766A (zh) 在通信接收器中的iq耦合之數位補償
US10848358B2 (en) Method and system providing Fourier transform based signal processing with reduced computational complexity
JP3582307B2 (ja) Idft演算装置
CN112532260A (zh) 一种接收机iq失衡估计和补偿方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100830

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20111118

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120801

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121031

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121107

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121203

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121210

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130104

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130111

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20130123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130911

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131211

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140610

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5562030

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250