JP5561648B2 - ロダシアニン誘導体及びリーシュマニア感染症治療用医薬組成物 - Google Patents

ロダシアニン誘導体及びリーシュマニア感染症治療用医薬組成物 Download PDF

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Description

本発明は、新規ロダシアニン誘導体及びリーシュマニア感染症治療用医薬組成物に関する。
リ−シュマニア症はリーシュマニア(Leishmania)属の原虫がヒトなどの宿主のマクロファージに寄生することにより生じる熱帯性寄生虫感染症であり、主に砂漠に生息するスナバエなどにより媒介されて伝播する。WHO(世界保健機関)はリーシュマニア症を6大熱帯病の1つに指定しており、アフリカ・中近東・中南米およびアジアの患者で全世界の患者(約1,200万人/年)のほとんどを占めており、約3億5千万人の人々が感染の危険に晒されている。これらの多くは発展途上国に居住する人々であり、高価な薬剤の購入は困難である。
現在のリーシュマニア症の治療には、第一選択薬として5価のアンチモン製剤、例えばペントスタムが用いられる。5価のアンチモン製剤は、高価な上、高い毒性による副作用が問題になっている。さらにこれに対する薬剤耐性原虫の出現がインドで確認されており、新たな重大な問題となっている。アンチモン製剤の有効性が疑われる場合はペンタミジン(pentamidine:4,4’−(ペンタメチレンジオキシ)ジベンズアミジン)のイセチオン酸塩等のジアミジン系化合物が用いられ(例えば、特表平9−501653号公報参照。)、また、抗真菌性抗生物質アンフォテリシンB(amphotericin B)等のマクロライド系抗生物質が真菌性感染症や皮膚粘膜リーシュマニア症に対して二次的に用いられている。しかしながら、これらのジアミジン系化合物及びアンフォテリシンBの有効性は5価アンチモン製剤には及ばない。また、これらの薬剤は高価であり、様々な副作用が報告されている。
その他のリーシュマニア症の治療薬として、キク科植物(Elephantopus mollis H.B.K.)から抽出、及び精製分離されたゲルマクランおよびグアイアン型セスキテルペノイド化合物を含む抗原虫薬(例えば、特開2001−226369号公報参照。)や、グルコピラノーステルペノイド誘導体を有効成分とするリーシュマニア症治療薬(例えば、特開平11−106394号公報参照。)等が知られている。しかしながら、これらは薬効が弱いという欠点を有している。
また近年、ある種のロダシアニン系色素がリーシュマニア原虫に対して細胞増殖阻害活性が強く、しかも副作用の指標となる哺乳類細胞に対する細胞毒性が弱い、すなわち高い選択毒性係数を有し、抗リーシュマニア剤として有効であることが開示された(特開2004−331545号公報および特開2006−104116号公報)。しかしながらそれらの化合物の、マクロファージ内でのリーシュマニア原虫増殖阻害試験結果、および感染させた動物病態モデルを用いた実験系での活性値については、報告されていない。
このように、寄生性のリーシュマニア感染症に対して高い選択毒性を有すると共に、リーシュマニア感染症治療用医薬組成物として充分に高い活性と充分な有効性が確認された化合物は見出されていない。
本発明の目的は、寄生性のリーシュマニア感染症に対して高い選択毒性を有すると共に、リーシュマニア感染症に対して充分に高い活性及び充分な有効性を示す新規なリーシュマニア感染症治療用医薬組成物を提供することである。
本発明によれば、以下のロダシアニン誘導体及びリーシュマニア感染症治療用医薬組成物が提供される。
<1> 下記一般式(1)で示されるロダシアニン誘導体。
[式中、 およびR はメチル基を表し、R はエチル基を表し、およびYは、それぞれ独立に、水素原子、塩素原子又はフッ素原子(だし、 およびY の少なくとも一方がフッ素原子を表す)を表し、Xは対アニオンを表す。]
> 前記一般式(1)中、Xが、ハロゲンイオン、スルホン酸イオン、スルファミン酸イオン、硫酸イオン、硫酸水素イオン、ホウ酸イオン、アルキルリン酸イオン、ジアルキルリン酸イオン、プロリン酸イオン、カルボン酸イオン、炭酸イオン、炭化水素イオン及び水酸化物イオンからなる群より選択されたものである<1>記載のいずれかに記載のロダシアニン誘導体。
> 下記式(2)で表される<1>記載のロダシアニン誘導体。
> <1>〜<>のいずれかに記載のロダシアニン誘導体と、医薬上許容可能な担体と、を含むリーシュマニア感染症治療用医薬組成物。
> <1>〜<>のいずれかに記載のロダシアニン誘導体と、医薬上許容可能な担体と、を含む医薬用組成物。
本発明にかかるロダシアニン誘導体は、下記一般式(1)で示される化合物である。一般式(1)中、R、RおよびRは、それぞれ独立に、置換されていてもよいアルキル基を表し、YおよびYは、それぞれ独立に、水素原子、塩素原子又はフッ素原子(だだし、YおよびYが共に水素原子となることはない)を表し、Xは対アニオンを表す。
本発明者らは、リーシュマニア原虫を感染させた動物病態モデルを用いた実験系で、リーシュマニア感染症に対し高い効能を示し、しかも副作用が少ない化合物としてフッ素原子又は塩素原子が置換した上記のロダシアニン色素化合物を見出し、本発明を完成するに至った。上記化合物を主成分とするリーシュマニア感染症治療用医薬組成物は、高い選択毒性を有すると共に、リーシュマニア感染症に対して高い活性及び有効性を示す。
以下、本発明を詳細に説明する。
なお、本明細書において「X〜Y」で示された数値範囲は、X及びYをそれぞれ下限値及び上限値として含む範囲を示す。
本発明のロダシアニン誘導体は、一般式(1)[式中、R、RおよびRは、それぞれ独立に、置換されていてもよいアルキル基を表し、YおよびYは、それぞれ独立に水素原子、塩素原子又はフッ素原子(だだし、YおよびYが共に水素原子となることはない)を表し、Xは対アニオンを表す。]で示される化合物である。
一般式(1)で示される化合物において、R、RおよびRは、それぞれ独立に、置換されていてもよい炭素数1〜8のアルキル基を表すことがより好ましい。アルキル基としては、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ペプチル基、オクチル基等を表す。
、RまたはRのうちいずれかで表されるアルキル基は、1つまたは2つ以上の置換基を有していてもよい。置換基の例としては、ハロゲン原子、水酸基、オキソ基、アルキル基、アルコキシ基、及びカルボキシル基が挙げられ、好ましい置換基の例としては、ハロゲン原子、オキソ基、アルキル基、アルコキシ基、カルボキシル基が挙げられる。R、RおよびRはそれぞれ独立に、より好ましくは無置換のアルキル基を表し、更により好ましくはメチル基又はエチル基を表す。R、RおよびRの特に好ましい例は、RおよびRがメチル基を表し、Rがエチル基を表す。
一般式(1)で示される化合物において、YおよびYは、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子又は塩素原子を表す。YおよびYの少なくとも一方がフッ素原子を表すことがより好ましく、Yが水素原子であり、Yがフッ素原子であることが特に好ましい。ただし、YおよびYが、同時に水素原子となることはない。
一般式(1)のXは対アニオンを表し、これらは特に限定されない。その好ましい例としては、塩素イオン、臭素イオン及びヨウ素イオンの如きハロゲンイオン;メタンスルホン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオン、ナフタレンスルホン酸イオン、2−ヒドロキシエタンスルホン酸イオン等の脂肪族及び芳香族スルホン酸イオンの如きスルホン酸イオン;シクロヘキサンスルファミン酸イオンの如きスルファミン酸イオン;メチル硫酸イオン及びエチル硫酸イオンの如き硫酸イオン;硫酸水素イオン;ホウ酸イオン;ジエチルリン酸イオン及びメチル水素リン酸イオンの如きアルキルリン酸イオン及びジアルキルリン酸イオン;トリメチルピロリン酸イオンの如きピロリン酸イオン;酢酸イオン、プロピオン酸イオン、吉草酸イオン、クエン酸イオン、マレイン酸イオン、フマル酸イオン、乳酸イオン、コハク酸イオン、酒石酸イオン、安息香酸イオンなどのカルボン酸イオン(カルボキシ基及び水酸基を有するカルボン酸イオンが都合よく用いられる);炭酸イオン;炭酸水素イオン;及び水酸化物イオンが挙げられる。対アニオンとしては、上記の中でも、ハロゲンアニオン、スルホン酸アニオンあるいはカルボン酸アニオンがより好ましく、更に好ましくはハロゲンアニオンであり、特に好ましくは塩素アニオンである。
一般式(1)で表される化合物および式(2)で示される化合物は、ノット(E.B.Knott)らによるJ.Chem.Soc.,4762頁(1952年)、同949頁(1955年)、川上らによるJ.Med.Chem.,3151頁(1997年)、およびパドホム(K.Pudhom)らによるHeterocycles.,207頁(2009年)等の参照により本明細書に取り込まれる非特許文献に開示された下記の方法に従い公知の出発原料から容易に製造することが出来る。
本発明の一般式(1)のロダシアニン誘導体の典型的な例として以下に示す化合物があげられるがこれらの化合物に限定されるものではない。
本発明の医薬組成物は、上述した一般式(1)で示されるロダシアニン誘導体を有効成分として含むものであり、特にリーシュマニア感染症治療用医薬組成物として使用できる。本発明のリーシュマニア感染症治療用医薬組成物は、ロドシアニン誘導体及び医薬上許容可能な担体を含む。なお、本発明のリーシュマニア感染症治療用医薬組成物は、従来の抗リーシュマニア剤、例えばペントスタム、アンフォテリシンB、あるいはミルテフォシン等と併用してもよく、あるいはこれらの如き既知の抗リーシュマニア剤を含有してもよい。
また、本発明のリーシュマニア感染症治療用医薬組成物における医薬上許容可能な担体としては、たとえば生理食塩水、緩衝液を挙げることができる。また、リーシュマニア感染症治療用医薬組成物には、さらに、希釈剤、安定剤、保存剤、等張化剤などの公知の種々の添加成分を含有させることができる。このような添加成分としては、例えば、グルコース、サッカロース、ラクトース、エチルアルコール、グリセリン、マンニトール、ソルビトール、ペンタエリスロトール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール400、他のポリエチレングリコール、トリラウリン酸グリセリル、脂肪酸のモノ、ジおよびトリグリセリド、ペプチン、澱粉、アルギン酸、キシロール、タルク、石松子、オリーブ油、ピーナツ油、ヒマシ油、コーン油、紅花油、ゴマ油、ヒマワリ油、ゼラチン、レシチン、シリカ、セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸カルシウム、オレイン酸マグネシウム、パルミチン酸カルシウム、シクロデキストリン類、乳化剤(例えば、炭素原子数2〜22の飽和または不飽和の脂肪酸と、グリコール、グリセリン、ジエチレングリコール、ペンタエリスロトール、エチルアルコール、ブチルアルコール、オクタデシルアルコールのごとき2〜20の炭素原子を有する一価又は多価アルコールとのエステル)、並びにメチルポリシロキサンの如きシリコーンが挙げられる。
本発明のリーシュマニア感染症治療用医薬組成物の医薬上有効量および投与方法又は投与手段は、リーシュマニア原虫の種類、寄生部位、病状の重さ、治療方法、患者の年齢、体重、性別、健康状態、および患者の遺伝的・人種的背景により変化する。本発明のリーシュマニア感染症治療用医薬組成物の投与量は、一般には、有効成分の量として1mg〜2,000mg/日/体重70kgであり、より一般的には50mg〜500mg/日/体重70kgである。また本発明のリーシュマニア感染症治療用医薬組成物の好適な剤型としては、5質量%グルコース水溶液に本発明のロダシアニン誘導体と、場合によって上述した添加成分と、を溶解させた液剤、ゲル化剤又は軟膏などを挙げることができる。本発明のリーシュマニア感染症治療用医薬組成物の好適な投与方法としては、静脈内投与、腹腔内投与、皮下注射、経口服用、あるいは皮膚に塗布する等の方法が挙げられる。
本発明のリーシュマニア感染症治療方法は、一般式(1)、好ましくは式(2)で表されるロダシアニン誘導体と、医薬上の担体とを含むリーシュマニア感染症治療用医薬組成物を、リーシュマニアに感染したもしくは感染が疑われる患者へ投与することを含む。
本発明のリーシュマニア感染症治療用医薬組成物は、寄生性のリーシュマニア感染症に対して高い選択毒性を有する。リーシュマニア感染症としては、皮膚型リーシュマニア感染症、内臓型リーシュマニア感染症、粘膜型リーシュマニア感染症などが挙げられる。本発明のリーシュマニア感染症治療用医薬組成物は、内臓型のリーシュマニア感染症に対して特に高い活性を有する。このため、本発明のリーシュマニア感染症治療用医薬組成物は、内臓型リーシュマニア感染症の治療に用いられることが特に好ましい。
以下に、本発明の実施例を示すが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
[合成例1]
2−((3−エチル−5−(2−(3−メチルベンゾ[d]チアゾール−2(3H)−イリデン)エチリデン)−4−オキソチアゾリジン−2−イリデン)メチル−5−フルオロ−3−メチルベンゾ[d]チアゾール−3−イウム クロライド(化合物A)の合成
アルゴン雰囲気下で、1−(3−エチル−5−(2−(3−メチルベンゾ[d]チアゾール−2(3H)−イリデン)エチリデン))−2−チオキソ−4−オキソチアゾリジン0.5g(1.5mmol)、p−トルエンスルホン酸メチル0.84g(4.5mmol)及びDMF1.5mLの混合物をトルエン中で115℃にて6時間攪拌した。この混合物を室温に冷却後、混合物に、5−フルオロ−3−メチルベンゾ[d]チアゾール−3−イウム p−トルエンスルホネート0.51g(1.5mmol)をアセトニトリル50mLに加えた液を添加た。得られた混合物を、75℃にて12時間攪拌した。生成した沈澱物を集め、アセトニトリル及び酢酸エチルで水洗することで、暗緑色固体のトシレート0.64gを得た。収率は65.8%であった。得られた固体の解析値は下記であった。
H NMR(400MHz,DMSO−d)δ:8.20(dd,J=8.8 and 5.2Hz,1H),7.82(d,J=7.7Hz,1H),7.71(dd,J=9.9 and 2.1Hz,1H),7.57(d,J=13.2Hz,1H),7.49(d,J=8.0Hz,2H),7.42−7.18(m,4H),7.11(d,J=8.0Hz,2H),6.69(s,1H),5.90(d,J=13.2Hz,1H),4.15(q,J=7.1Hz,1H),3.96(s,3H),3.65(s,3H),2.29(s,3H),1.29(t,J=7.1Hz,3H);
MS(ESI)m/z:482.1[M]。
上記のトシレート0.5g(0.76mmol)をメタノール50mL中で、80℃にて30分攪拌した。次に、この混合物に約2.3mLの濃塩酸をゆっくり加えた。30分間攪拌後、沈澱物を濾過しメタノールで洗浄することにより、暗緑色固体の2−((3−エチル−5−(2−(3−メチルベンゾ[d]チアゾール−2(3H)−イリデン)エチリデン)−4−オキソチアゾリジン−2−イリデン)メチル−5−フルオロ−3−メチルベンゾ[d]チアゾール−3−イウム クロライド(化合物A)0.39gを得た。収率は99%であった。この化合物の物性値および解析値は下記であった。
mp 274.5−275.6℃;
UV−vis(HO):λ(nm)(log ε/L mol−1cm−1):528(4.54),356(4.23);
IR ν(neat,cm−1):2972,1685,1525,1471,1376,1362,1314,1276,1198,1055,1033,941,891,819,747;
H NMR(400MHz,DMSO−d)δ:8.27(dd,J=8.9 and 5.2Hz,1H),7.83(d,J=7.7Hz,1H),7.75(dd,J=9.9 and 2.3Hz,1H),7.59(d,J=13.2Hz,1H),7.43−7.31(m,3H),7.28(t,J=6.0Hz,1H),6.72(s,1H),5.88(d,J=13.2Hz,1H),4.17(q,J=7.1Hz,2H),3.98(s,3H),3.68(s,3H),1.29(t,J=7.1Hz,3H;
13C NMR(125MHz,DMSO−d)δ:164.0,163.4,163.0,161.5,157.3,141.6,134.6,127.5,125.0,124.2,123.8,122.6,121.5,113.6,113.4,112.4,102.3,102.1,101.7,90.9,86.5,34.8,32.9,12.4;
MS(ESI)m/z:482.1[M]。
Anal.calcd. for C2421ClFNOS・2HO: C,51.97; H,5.04; N,7.55. Found: C,52.02; H,4.55; N,7.58。
[合成例2]
2−((3−エチル−5−(2−(3−メチルベンゾ[d]チアゾール−2(3H)−イリデン)エチリデン)−4−オキソチアゾリジン−2−イリデン)メチル−5−フルオロ−3−メチルベンゾ[d]チアゾール−3−イウム マレート(化合物C)の合成
合成例1で得られた化合物Aを、メタノールに溶解させた後、常法に従ってそのアニオンをマレイン酸に交換し、暗緑色固体の2−((3−エチル−5−(2−(3−メチルベンゾ[d]チアゾール−2(3H)−イリデン)エチリデン)−4−オキソチアゾリジン−2−イリデン)メチル−5−フルオロ−3−メチルベンゾ[d]チアゾール−3−イウム マレート(化合物C)を得た。この化合物の物性値および解析値は下記であった。
mp 260.1−260.8℃;
UV−vis(HO):λ(nm)(log ε/L mol−1cm−1):526(4.68),355(4.37);
IRν(neat,cm−1):2972,2937,2866,1684,1526,1472,1376,1360,1346,1314,1275,1198,1055,1032,1013,940,891,818,747;
H NMR(400MHz,DMSO−d)δ:8.28(dd,J=8.8 and5.1Hz,1H),7.99(dd,J=9.9and 1.9Hz,1H),7.89(d,J=7.8Hz,1H),7.75(d,J=13.2Hz,1H),7.59(d,J=8.2Hz,1H),7.49(dd,J=17.0 and8.3Hz,2H),7.33(t,J=7.6Hz,1H),6.78(s,1H),6.03(d,J=13.2Hz,3H),4.19(q,J=7.1Hz,2H),4.06(s,3H),3.78(s,3H),1.27(t,J=7.1Hz,3H);
MS(ESI)m/z:482.3[M].
[合成例3]
2−((3−エチル−5−(2−(3−メチルベンゾ[d]チアゾール−2(3H)−イリデン)エチリデン)−4−オキソチアゾリジン−2−イリデン)メチル−5−フルオロ−3−メチルベンゾ[d]チアゾール−3−イウム メタンスルホネート(化合物D)の合成
合成例1で得られた化合物Aを、メタノールに溶解させた後、常法に従ってそのアニオンをメタンスルホン酸に交換し、暗緑色固体の2−((3−エチル−5−(2−(3−メチルベンゾ[d]チアゾール−2(3H)−イリデン)エチリデン)−4−オキソチアゾリジン−2−イリデン)メチル−5−フルオロ−3−メチルベンゾ[d]チアゾール−3−イウム メシレート(化合物D)を得た。この化合物の物性値および解析値は下記であった。
mp>300℃;
UV−vis(HO):λ(nm)(log ε/L mol−1cm−1):524(4.83),355(4.52);
IRν (neat,cm−1):2971,2937,1682,1525,1470,1376,1358,1317,1276,1197,1057,1033,939,891,819,747;
H NMR(400MHz,DMSO−d)δ:8.29(dd,J=8.8 and5.2Hz,1H),8.01(dd,J=9.9and 2.0Hz,1H),7.90(d,J=7.8Hz,1H),7.76(d,J=13.2Hz,1H),7.61(d,J=8.3Hz,1H),7.49(m,2H),7.34(t,J=7.8Hz,1H),6.77(s,1H),6.05(d,J=13.2Hz,1H),4.19(q,J=7.1Hz,2H),4.05(s,3H),3.77(s,3H),2.29(s,3H),1.26(t,J=7.1Hz,3H);
MS(ESI)m/z:483.2[M].
[実施例1]
(1)リーシュマニア原虫の培養
本試験では、Leishmania donovani(L.Don、MHOM/ET/67/L82株)を用いた。原虫はSyrian Goldenハムスターにおいて維持され、アマスチゴート体は、感染されたこのハムスターの脾臓から得た。実験には10%の加熱不活化ウシ胎児血清を加えたSM培地を用い、pH5.4に調整した。CO濃度5%の空気流下、37℃で原虫を成育させた。
(2)リーシュマニア原虫増殖阻害試験
試験に用いる本発明の化合物A、CおよびD、比較化合物であるMKT−077、化合物Xおよびミルテフォシン(陽性化合物、既存薬)について、リーシュマニア原虫の増殖阻害活性を検討した。各化合物の構造は、下記のとおりである。各化合物はDMSOに溶解し、所定濃度の試験液とした。

試験に用いる各化合物をDMSOに溶解させて、10mg/mLの濃度の試験液とした。
所定の希釈系列にて各試験化合物を含み又は含まず、かつ10個のアマスチゴート体を含む100μLの培地を含む96穴培養プレートのウエルで、試験を行った。本試験は2回おこなった。
培養プレートをインキュベーター中で72時間培養した後、増殖阻害活性を検定した。検定は以下のように行った。それぞれのウエルに10μLのAlamar Blue水溶液(蒸留水100mL中、12.5mgのレサズリン溶解液)を加え、さらに2時間培養した。次に、培養プレートを蛍光マイクロプレートリーダーに装着し、536nmの励起波長で照射した。588nmの蛍光強度を測定し、試験液添加群およびコントロールにおけるリーシュマニア原虫の残存率を算出した。
上記で求めた原虫の残存率から、50%増殖阻害濃度(IC50)を求めた。結果を表1に示す。
(3)ラットL6細胞増殖阻害試験
ラット由来L6細胞(rat skeletal myoblast cell)を用いた。1%のL−グルタミン(200mM)及び10%の牛胎児血清を補填したRPMI1640培地を培養地として用いて、CO濃度5%、37℃で細胞を培養した。
試験に用いる各化合物をDMSOに溶解させて、10mg/mLの濃度の試験液とした。
各ウェル100μLの培地中4×10個の細胞を含む96穴培養プレートを作製し、24時間後に、試験化合物を含む培地を添加して、3分の1の希釈系列を常法により作製し、試験を行った。
培養プレートをインキュベーター中で72時間培養した後、増殖活性検定した。検定は以下のように行った。それぞれのウエルに、上記と同様のAlamar Blue水溶液10μLを加え、さらに2時間培養した。次に、培養プレートを蛍光マイクロプレートリーダーに装着し、536nmの励起波長で照射した。588nmの蛍光強度を測定した。試験液添加群およびコントロールにおけるL6細胞の残存率を算出した。
上記で求めた細胞残存率から、50%増殖阻害濃度(IC50)を求めた。結果を表1に示す。なお「ND」は試験を実施しなかったことを意味している。
(4)リーシュマニアに対する薬効判定
リーシュマニア原虫に対する選択性の指標として用いられる選択毒性係数を下記式により算出し、薬効判定を行った。各化合物についての選択毒性係数を表1に示した。
選択毒性係数=(ラットL6細胞に対する試験化合物のIC50値)/(リーシュマニア原虫に対する試験化合物のIC50値)
本発明の化合物A、C及びDは、MKT−077よりはるかに高い原虫阻害活性および選択毒性係数を示し、一般式(1)中、YおよびYが水素原子である化合物Xより高い活性および選択毒性係数を示した。また、既存薬であるミルテフォシンの10倍を超える活性を示し、正常細胞に対する毒性も弱かった。即ち、化合物A、CおよびDは、副作用の少ない抗リーシュニア薬として有効であると評価される。したがって、フッ素原子の導入が重要であることが分かる。
[実施例2]
マクロファージ内でのリーシュマニア原虫増殖阻害試験
本発明の化合物AおよびBと、比較化合物であるMKT−077、化合物X、Y、Zおよびミルテフォシン(陽性化合物、既存薬)について、マクロファージ内でのリーシュマニア原虫の増殖に対する阻害活性を検討した。各化合物の構造は、下記のとおりである。
2%ジャガイモ澱粉懸濁液2mLを腹腔内投与してマクロファージ生産を刺激して1日後にNMRIマウスから、腹膜マクロファージを採取する。本試験は37℃で、5%のCO空気流下に行った。試験に用いる各化合物はDMSOに溶解し、所定濃度の試験液とした。
96穴培養プレートのウエルに、バイカーボネート、およびN−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N’−2−エタンスルホン酸(HEPES)を含み、加熱不活化牛胎児血清10%を補填したRPMI1640培地(RPMI/FBS培地)中、4×10個/mLのマウスマクロファージ懸濁液100μLを添加した。24時間後、1.2×10/mLのアマスチゴートを含む100μLの懸濁液をさらに各ウエルに加え、アマスチゴート/マクロファージ3:1懸濁液とした。アマスチゴートは前記と同様にして調製し、RPMI/FBS培地に懸濁させた。24時間後に遊離のアマスチゴートを含む培地を除去して細胞を一度洗浄した後に、希釈系列(各化合物につき3倍希釈を4回)での各試験化合物を含有する培地を、各ウエルに添加した。試験化合物含有培地で処理したサンプルにおける原虫の成育を、コントロールと比較した。具体的には、4日間培養後、サンプルをメタノールで固定した後に10%ギムザ液で染色し、感染したマクロファージの数に基づきIC50値を決定した。
各化合物のリーシュマニア原虫に対するIC50値を表2に示す。
表2に示すように、本発明の化合物は、比較化合物である既存の抗リーシュマニア剤に比べてマクロファージ内でのリーシュマニア原虫に対する強い増殖阻害能を有する。
MKT−077および化合物Y及び化合物Zは全て本マクロファージ試験において強い毒性作用を示し、マクロファージが死滅したため試験不能であった。このような強烈なマクロファージ毒性が本発明のハロゲン原子、特にフッ素原子の導入によって軽減され、抗リーシュマニア活性を示すことは予想外の驚くべきことである。
[実施例3]
リーシュマニア感染マウスを用いての抗リーシュマニア活性試験
本試験の試験化合物には、化合物Aを用いた。また、本試験にはペントスタム感受性L.donovani(MHOM/ET/67/HU3株)を用い、原虫はSyrian Goldenハムスターで維持し、感染させたこのハムスターの脾臓細胞からアマスチゴート体を得た。RPMI1640培地中、7.5×10アマスチゴート体/mLに播種材料を調製した。これをBALB/c雌マウス(20g)に尾静注してアマスチゴードに感染させた(0日目)。7日目に一匹を解剖して肝臓のスメアーをメタノールで固定後ギムザ染色によって感染を確認した。試験化合物を5%グルコースおよび10%エタノールを含む水溶液に溶かし、1日1回、7日目から11日目まで5日間、投与した。薬剤投与終了の3日後に肝臓を取り出し、秤量し、スメアーを、メタノールで固定後ギムザ染色を行った。500個の肝臓細胞に対するアマスチゴート体(平均値)を数え、これと薬剤未処理マウスの値との比較によって感染阻害率を決定した。結果を表3に示す。
感染阻害率(%)=[1−(b−a)/(c−a)]×100
a:初期感染率
b:試験液添加マウスにおける感染率
c:コントロールマウスにおける感染率
表3に示すように、本発明の化合物は静脈注射投与によって高い感染阻害率を示すことがわかった。本発明の化合物は、合成の容易さから安価かつ効果の優れた抗リーシュマニア剤と評価され、単剤、又は他の抗リーシュマニア剤との合剤としても有用であるといえる。
従って、本発明のロダシアニン誘導体を有効成分とするリーシュマニア感染症治療用医薬組成物は、高い選択毒性を有すると共に、リーシュマニア感染症に対して高い活性及び有効性を示すことがわかる。
2009年10月13日に出願された日本国特許出願第2009−251292号の開示は参照により本明細書に取り込まれる。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に援用されて取り込まれる。

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)で示されるロダシアニン誘導体。

    [式中、 およびR はメチル基を表し、R はエチル基を表し、およびYは、それぞれ独立に、水素原子、塩素原子又はフッ素原子(だし、 およびY の少なくとも一方がフッ素原子を表す)を表し、Xは対アニオンを表す。]
  2. 前記一般式(1)中、Xが、ハロゲンイオン、スルホン酸イオン、スルファミン酸イオン、硫酸イオン、硫酸水素イオン、ホウ酸イオン、アルキルリン酸イオン、ジアルキルリン酸イオン、プロリン酸イオン、カルボン酸イオン、炭酸イオン、炭化水素イオン及び水酸化物イオンからなる群より選択されたものである請求項記載のロダシアニン誘導体。
  3. 下記式(2)で表される請求項1記載のロダシアニン誘導体。
  4. 請求項1〜請求項のいずれか1項記載のロダシアニン誘導体と、医薬上許容可能な担体と、を含むリーシュマニア感染症治療用医薬組成物。
  5. 請求項1〜請求項のいずれか1項記載のロダシアニン誘導体と、医薬上許容可能な担体と、を含む医薬用組成物。
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