JP5560717B2 - 液体供給装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体供給装置および画像形成装置に関し、さらに詳しくは、インクジェット記録装置に装備される液体供給装置に用いられるサブタンクの構造に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置さらにはプロッタなどの各種が画像形成装置の一つとして用いられるインクジェット記録装置においては、キャリッジ上に液体吐出ヘッドであるインクジェットヘッドに対して液体であるインクを供給するための小容量のサブタンク(液体容器)を搭載し、液体保管タンクである大容量のインクカートリッジ(メインタンク)を装置本体側に設けておき、装置本体側のメインタンクからインクを補充供給する構成が知られている。
上述したサブタンクを用いる構成においては、キャリッジの移動に際して大型のインクタンクを搭載する必要がないために、キャリッジ駆動のための動力負担や振動を低くするという利点がある。
サブタンクにはメインタンクから液体であるインクが所定圧力を以て供給されて充填されるが、サブタンク内は負圧化傾向とされて不用意にノズルに向けインクが流れ込むことが防がれるようになっている。これにより、不用意にヘッド側へインクが流れて、いわゆる液垂れが生じるのを防止するためである。
図10は、上述した負圧化傾向を維持されるサブタンクへのインクの供給機構を示す図であり、この構成は、特許文献1に開示されている。
図10において、サブタンク100内の負圧室101の負圧は、フィルム102などの可撓性部材がバネ103により外部に広げられることで生成されている。詳しくは、バネ103は、フィルム102を直接押圧しているのではなく、フィルムに溶着された補強用の円盤状のシート104を押圧している。
フィルム102を挟んで円盤状のシート104と対向する位置には、テコ部材108の力点108Aに力を作用させ、支点108Cを介して、作用点108B側に設けられている弁部材105を作動させてインクの導入部100Aを開放することにより、メインタンク側に接続された供給経路内のインクが負圧室101内に供給される。弁部材105の開弁圧は、バネ106によって定常圧に設定されている。
上記構成では、テコの作用を利用しているのでフィルム102の受圧面積以上の力を発生させることができる。
また、フィルムを用いた構成において発生するフィルムの振動を防止する構成としては、サブタンクの壁面を可撓性フィルムおよびこれの表面に一体化された樹脂板とで構成し、可撓性フィルムの振動を樹脂板により制振する構成も提案されている(例えば、特許文献2)。
ところで、サブタンクとインクタンクとを別位置に設置しこれらタンク間をチューブで連結する構成では、主走査幅が大きくなるとチューブの長さも長くなることが原因してキャリッジの加減速時に慣性力が発生し、この慣性力によりインクが動いて液圧が所定圧力と異なってしまう現象が発生する。このような液圧の変化はサブタンク内での負圧化傾向にも影響し、ヘッドでの不用意な液垂れを起こす原因の一つとなる。
本発明は、上記従来の液体供給装置における問題に鑑み、慣性による液体供給経路内での液圧変動が原因する液垂れを未然に防止することができる構成を備えた液体供給装置および画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、次の構成よりなる。
(1)記録用液体が貯蔵されているメインタンクと、該メインタンクに対して供給経路を介して接続されたサブタンクと、該サブタンクに貯留されている記録用液体をノズルから吐出する記録ヘッドとを含み、前記サブタンク内には前記メインタンクから一定圧を以て記録用液体が供給されるように構成された液体供給装置において、
前記サブタンクは、前記記録ヘッドに連通する供給口を有し、該記録ヘッド側からの負圧により容積を縮小させるフィルムを備えた空間からなる供給室と、前記メインタンクの供給経路に接続され、前記供給室とは前記サブタンクの内部壁を隔てて隣接し、該供給室に対して前記内部壁を貫通するインク導入部を介して連通する空間からなる調圧室と、を備え
前記供給室は、前記フィルムが容積を縮小させるのに連動して前記液体導入部を開放する開閉弁を有し、
前記調圧室は、前記液体導入部への液圧変動を抑制する構成として、前記供給経路からの記録用液体の流動方向を横断する状態で配置された圧力抵抗体と、該圧力抵抗体を挟んで前記記録用液体の流動方向上下各流位置にそれぞれ設けられて、前記内部壁を挟んで前記フィルムとは反対側に形成された前記サブタンクの外壁に配置されている容積可変部材と、を備え、
前記供給経路内での液圧が前記開閉弁の定常圧以上に上昇したときに、前記容積可変部材の収縮移動による容積変化および前記圧力抵抗体を通過する記録用液体の減速により圧力上昇が抑制されることを特徴とする液体供給装置。
(2)(1)記載の液体供給装置において、
前記容積可変部材は、前記調圧室内の圧力に応じて前記調圧室の前記外壁の内面に対面する位置に配置されたバネを膨縮変形させる弁体を備えたダイヤフラム機構が用いられていることを特徴とする請求項1記載の体供給装置。
(3)(載の液体供給装置において、
前記圧力抵抗体には、迷路構造からなる通路が形成された構成が用いられることを特徴とする液体供給装置。
(4)(1)乃至(3)のうちのいずれか一つに記載の液体供給装置を用いることを特徴とする画像形成装置
本発明によれば、メインタンクに対して供給経路を介して接続されたサブタンクにおいて、メインタンクとノズルへの液体供給を行う供給室との間に調圧室が設けられ、該調圧室に対して供給経路で液圧変動が生じた場合、特に定常圧以上に達した場合には、その圧力上昇による調圧室内の容積変化と共に、調圧室内でのインクの移動速度を減速させることにより減圧することができる。これにより、調圧室での圧力変動を利用するだけの容積可変機構と減速機構という簡単な構成のみで上昇した圧力を定常圧となるように抑制することができるので、圧力変動が原因となる液垂れの発生を確実に防止することができる。
本発明による液体供給装置を用いた画像形成装置における液体供給部の構成を説明するための模式図である。 本発明による液体供給装置の要部を対象とした原理構成を説明するための模式図である。 図2に示した要部の変形例を説明するための模式図である。 図2に示した要部の他の変形例を説明するための模式図である。 図2に示した要部における容積可変構造の一例を説明するための模式図である。 図5に示した容積可変構造の別例を説明するための模式図である。 図5に示した容積可変構造のさらに別の例を説明するための模式図である。 図2に示した要部構成を備えたサブタンクの模式的な斜視図である。 図8に示したサブタンクの一部変形例を示す模式図である。 従来の液体供給装置に用いられるサブタンクの構成を説明するための模式図である。
以下、図面に示す実施例により本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、液体供給装置を画像形成装置の一つであるインクジェット記録装置10に用いた場合の構成を示す図である。
同図においてインクジェット記録装置10は、異なる色毎のインクカートリッジ11から供給されるインクをインク滴12として噴射する記録ヘッド13と、その記録ヘッド13を搭載して記録用紙上を往復動するキャリッジ14とを含んで構成されている。
記録ヘッド13には記録ヘッド13にインクを供給するサブタンク15が一体的に備えられている。また、メインタンクに相当するインクカートリッジ11は、キャリッジ14と離れた位置に配設され、インクカートリッジ11におけるインクパック16をポンプ17などで空気室18を加圧し、チューブ19などの供給経路を通り、サブタンク15にインクが供給される。
圧力をアシストしているのは、供給経路が長くなると流路抵抗が大きくなって供給不足が起きることを防ぐためである。そして、画像情報に応じて、記録用紙20を副走査方向に間欠的に送りながら、キャリッジ14に搭載される記録ヘッド13が記録用紙20上で主走査方向に往復移動しながら、インク滴12を噴射して、記録用紙20上に画像が形成される。
図2は、図1に示したサブタンク15の内部を示しており、同図において、図1に示した部材と同じ構成部品に関しては同符号により示してある。
図2において、サブタンク15は、図10に示した構成と同様な負圧室101と、インクカートリッジ11に接続されてインクの供給経路を構成するチューブ19と連通している空間を有する調圧室110とが設けられている。
負圧室101は、ノズル側に生起される負圧によってフィルム102が変位することで容積の縮小が起こり、このときにノズルに連通する供給口101Aからインクがノズル側に向け供給される。このため、負圧室101は、ノズルに対するインクの供給室として構成されている。なお、図2において符号109は、異物がノズル内に侵入するのを阻止するためのフィルタを示しており、インクの供給口101Aを覆うように設けられている。
供給室である負圧室101に内部壁を隔てて隣接する位置には、内部壁を貫通し、弁部材105により開閉されるインク導入部100Aに連通する空間で構成された調圧室110が設けられている。
調圧室110は、メインタンクに接続されたチューブ19を介してインクが負圧室101に向けて流れ込む供給経路の一部を構成しており、その内部には、供給経路中の液圧変動を抑える構成、特に、液圧が上昇した場合に弁部材105を不用意に開放させないようにその上昇した圧力を低減させる構成が備えられている。
液圧が上昇した場合の圧力低減を行う理由は次の通りである。
チューブ19内には、インクカートリッジ11からのインクが充満しており、弁部材15の開放時に充満したインクが負圧室101内に流れ込むようになっているが、キャリッジの移動あるいは移動停止時に発生する慣性によってチューブ19内のインクが移動した場合に、供給経路側での液圧が上昇することがある。
供給経路側での液圧が弁部材15の定常圧以上に達すると、弁部材15は開放していまい、結果として、負圧室101内でのインク量が過剰となり、ノズル側に溢れ出て液垂れを起こす原因となる。
本発明では、調圧室110内で液圧が上昇した場合に、上昇した圧力による容積変化と調圧室内を移動するインクの減速を起こさせて、上昇した圧力を減圧するようにしている。
以下、サブタンク15内での圧力上昇を抑制するための構成について説明する。
図2において、調圧室110には、負圧室101と連通して弁部材15により通常は閉じられているインク導入部100Aの近傍にメッシュなどを用いた圧力抵抗体112がインクの流動方向を横断する状態で配置され、さらに、圧力抵抗体112の近傍で少なくともインクの流動方向下流側、図2に示す構成では、内部壁を挟んでフィルム102と反対側に形成されている外壁に、圧力抵抗体112を挟んでインクの流動方向上下各流に容積可変部材113,114が設けられている。図2に示す構成では、容積可変部材113,114として、外壁の内面に対面するバネ113Aおよび弁体を備えたダイヤフラムが用いられている。
容積可変部材113,114は、供給室101内での負圧、換言すれば、弁部材15に設定されている定常圧よりも調圧室110内での圧力が高くなった場合に収縮するバネ113A、114Aにより調圧室110内の容積を初期化しており、弁部材15の定常圧よりも高い圧力が調圧室110内に作用した場合に収縮移動することで調圧室110の容積を初期化の状態から大きくするようになっている。
図2に示す構成では、上述した容積可変部材113,114において、容積可変部材113は、インクの流動方向に平行する方向に弁頭面が位置決めされ、容積可変部材114は、インクの流動方向と直角な方向に弁頭面が位置決めされている。これにより、容積可変部材113が位置する空間では圧力抵抗体112により堰き止められたインクの圧力が有効に作用し、また容積可変部材114が位置する空間では、圧力対向体112を通過して流れ込むインクが直接作用することになるので、容積可変部材の収縮感度を良好なものとすることができる。
本実施例は以上のような構成であるから、調圧室11に至るインクの供給経路中での液圧が弁部材15の開弁圧に達しない場合には、図2(A)に示すように、調圧室11内の容積が初期化される。この状態では、弁部材105が定常圧に維持されているので、インク導入口100Aが閉じられている。
一方、供給経路内での液圧が上昇し、弁部材105の開弁圧以上に達すると、図2(B)に示すように、調圧室110内を流れるインクの圧力によって容積可変部材113,114のそれぞれが収縮移動する。
容積可変部材の収縮移動は、圧力抵抗体112に対してインクの移動方向上流側に位置する容積可変部材113に対して最も大きく作用し、これにより減圧されたインクは圧力抵抗体112を通過することになる。
圧力抵抗体112を通過するインクは、圧力抵抗体112を通過する際の抵抗により減速されることになり、通過した後の圧力は通過する前の圧力よりも減圧されている。
圧力抵抗体112を通過したインクの圧力は、圧力抵抗体122を通過した際の減速により圧力が低下しているが、その圧力が弁部材105の定常圧よりも高い場合には、容積可変部材114を収縮移動させることになるので、その収縮移動による容積拡大によってインク導入口100Aに達するまでの間に弁部材105の定常圧に減圧されるようになっている。なお、図2において符号P,P1,P2,P3は、供給圧および各部に作用する圧力を示しており、符号P’は、定常圧を示している。
このように、容積可変機構と減速機構とで調圧室110内での過剰な圧力上昇が抑えられることになる。
次に、異常な圧力上昇を抑制するための別の構成について説明する。
図3に示す構成は、図2に示した構成に対して調圧室110内に設けられている圧力抵抗体の構成が異なっている。
図3において圧力抵抗体112’は、メッシュ状部材ではなく、迷路を形成した部材が用いられている。この構成においては、迷路をインクが通過することにより効果的な減速が可能となるので、メッシュ間を通過する場合よりもさらに減速効果が高まり、減圧作用を高めることができる。
次に、異常な圧力上昇を抑制するためのさらに他の例について説明する。
図4に示す構成は、図3に示したダイヤフラム機構に加えて空間内での気体の膨縮作用を用いて容積を変化させるようになっている。
図4において、容積可変部材113,114は、いずれもインクの流動方向に平行するように弁頭面が位置決めされており、圧力抵抗体112を通過した位置にある容積可変部材114が配置されている空間には、少量の空気あるいは不活性ガス等の膨縮可能な気体Gが充填されている。
上記構成においては、圧力抵抗体112を通過したインクの圧力が、未だ定常圧よりも高い場合には、容積可変部材114による容積拡大と共に、気体Gの収縮変化に上昇圧力が費やされることになるので、インク導入部100Aへの上昇圧力の影響が抑制されることになる。この場合の気体の充填量は、圧力抵抗体112を通過したインクの液圧が容積可変部材114の容積拡大と合わせて定常圧に抑制できるように収縮変化が可能な量とされている。
次に、容積可変のための構成に関する変形例について説明する。
図5乃至図7に示す構成は、調圧室110を構成する壁面の一部を容積可変部材として用いる点を特徴としている。
図5において、調圧室110の壁面のうちで、インク導入口100Aと対向する位置の壁面には、開口部100Bが形成されており、その開口100Bはゴムなどの弾性体を用いた弾性膜120によって覆われている。
図5に示す構成では、開口110Bが圧力抵抗体112の配置位置を挟んでインクの移動方向上下各流に対応する位置に形成されている。
図6に示す構成は、開口100Bが単一で形成されており、その開口100Bを覆うように弾性膜120が設けられている。図6に示す構成は、調圧室110に対するインク供給部に供給針が設けられており、図示しないインクカートリッジを直接サブタンクに取り付ける場合にインクカートリッジ側の供給口に設けられている封止膜を供給針により破ってインクを流出させることができるようになっている。
図7は、図6に示した構成の一部変形例であり、同図に示す構成は、圧力抵抗体112の配置位置として、調圧室110におけるチューブ連結部を選択した構成とされている。
いずれの場合においても、圧力抵抗体112を基準として、インクの流動方向下流側でインク導入口100Aの近傍において容積可変部材である弾性膜120が設けられており、インク導入口100Aへの上昇圧力の影響が抑制できるようになっている。
図8および図9は、図5乃至図7に示した弾性膜120を組み込んだサブタンク15を示す図であり、これら各図には、調圧室110の表面を覆うカバーが除かれた状態が示されている。
図8に示す構成においては、調圧室110内においてチューブ19側から供給されたインクが圧力抵抗体112を通過した後に相当する位置に弾性膜120が設けられており、この弾性膜120と圧力抵抗体112とで構成される空間内にインク導入口100Aが位置している。
図9に示す構成は、図8の場合と違って、インクの流動方向において圧力抵抗体112の後方に位置する空間の側面に弾性膜120が設けられている。この構成においては、図8に示した構成に対してサブタンク15の厚さを薄くすることができる。
以上の構成においては、調圧室110内の圧力が定常圧以上に上昇した場合、弾性膜120が膨張変形することで調圧室110内の容積を拡大して減圧することができるので、インク導入口100Aを閉じている弁部材105に対して上昇したインクの圧力が作用するのを防止することができる。
10 インクジェット記録装置
15 サブタンク
19 供給経路の一部であるチューブ
100A インク導入口
101 供給室として用いられる負圧室
105 弁部材
110 調圧室
112 圧力抵抗体
113,114 容積可変部材
120 容積可変部材としての弾性膜
特開2005−096404号公報 特開2008−143027号公報

Claims (4)

  1. 記録用液体が貯蔵されているメインタンクと、該メインタンクに対して供給経路を介して接続されたサブタンクと、該サブタンクに貯留されている記録用液体をノズルから吐出する記録ヘッドとを含み、前記サブタンク内には前記メインタンクから一定圧を以て記録用液体が供給されるように構成された液体供給装置において、
    前記サブタンクは、前記記録ヘッドに連通する供給口を有し、該記録ヘッド側からの負圧により容積を縮小させるフィルムを備えた空間からなる供給室と、前記メインタンクの供給経路に接続され、前記供給室とは前記サブタンクの内部壁を隔てて隣接し、該供給室に対して前記内部壁を貫通するインク導入部を介して連通する空間からなる調圧室と、を備え
    前記供給室は、前記フィルムが容積を縮小させるのに連動して前記液体導入部を開放する開閉弁を有し、
    前記調圧室は、前記液体導入部への液圧変動を抑制する構成として、前記供給経路からの記録用液体の流動方向を横断する状態で配置された圧力抵抗体と、該圧力抵抗体を挟んで前記記録用液体の流動方向上下各流位置にそれぞれ設けられて、前記内部壁を挟んで前記フィルムとは反対側に形成された前記サブタンクの外壁に配置されている容積可変部材と、を備え、
    前記供給経路内での液圧が前記開閉弁の定常圧以上に上昇したときに、前記容積可変部材の収縮移動による容積変化および前記圧力抵抗体を通過する記録用液体の減速により圧力上昇が抑制されることを特徴とする液体供給装置
  2. 請求項1記載の液体供給装置において、
    前記容積可変部材は、前記調圧室内の圧力に応じて前記調圧室の前記外壁の内面に対面する位置に配置されたバネを膨縮変形させる弁体を備えたダイヤフラム機構が用いられていることを特徴とする請求項1記載の体供給装置。
  3. 請求項1記載の液体供給装置において、
    前記圧力抵抗体には、迷路構造からなる通路が形成された構成が用いられることを特徴とする液体供給装置。
  4. 請求項1乃至3のうちのいずれか一つに記載の液体供給装置を用いることを特徴とする画像形成装置
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