JP5560703B2 - 半導体レーザの製造方法及び製造装置 - Google Patents

半導体レーザの製造方法及び製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、スペーサ及びレーザバーを交互に積み重ねてレーザバーの端面に誘電体膜を形成する半導体レーザの製造方法及び製造装置に関し、特に生産性を向上できる半導体レーザの製造方法及び製造装置に関する。
レーザ光が出射する半導体レーザの端面を鏡面にするため、複数の半導体レーザが形成された半導体ウェハを劈開して端面が形成される。しかし、そのままでは端面への酸化膜の形成やレーザ光の吸収により端面が劣化してしまう。そこで、端面劣化を防止するために端面に誘電体膜が形成される。半導体レーザの発光面に低反射率の誘電体膜を形成し、反対面に高反射率の誘電体膜を形成することにより、高効率な半導体レーザが得られる。
半導体ウェハを劈開して複数の半導体レーザがバー状(短冊状)に一列に並んだレーザバーを形成する。複数のレーザバーを劈開面が露出するように積み重ねた状態で誘電体膜を形成する。ただし、レーザバーだけを積み重ねて誘電体膜を形成すると、レーザバー同士が密着して分離できなくなる。そこで、レーザバーとスペーサを交互に積み重ねて誘電体膜を形成する(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−103621号公報
従来は、予め分離された複数のスペーサを用意し、そのスペーサをピックアップしてレーザバーと交互に積み重ねていた。従って、積み重ねる際に個々のスペーサの向きを揃え直さなければならず、生産性が悪かった。
また、従来は、スペーサ及びレーザバーを滑り台上で滑らせて積み重ね、滑り台の傾斜を変えて起立させていた。しかし、滑り台上でレーザバー又はスペーサが回転して傾斜を切り替えても起立しない場合や、レーザバーが回転して前端面と後端面が逆になる場合が有り、生産性が悪かった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は生産性を向上できる半導体レーザの製造方法及び製造装置を得るものである。
本発明は、巻き線状のスペーサ材の一部を引き出し部により引き出し、切断部により切断してスペーサを形成する工程と、前記スペーサを一定の向きを保った状態で第1コレットによりピックアップする工程と、複数の半導体レーザが形成された半導体ウェハを劈開して前記複数の半導体レーザがバー状に並んだレーザバーを形成する工程と、前記レーザバーを第2コレットによりピックアップする工程と、前記第2コレット及び前記第1コレットにより前記スペーサ及び前記レーザバーを交互に積み重ねて治具で挟む工程と、前記治具で挟んだ前記レーザバーの端面に誘電体膜を形成する工程とを備え、前記スペーサ材を切断した直後の前記スペーサの向きは前記一定の向きに揃っていることを特徴とする半導体レーザの製造方法である。
巻き線状のスペーサ材の一部を引き出して切断してスペーサを形成するため、スペーサの向きは常に一定である。従って、積み重ねる際に個々のスペーサの向きを揃え直す必要が無いため、生産性を向上できる。
実施の形態1に係る半導体レーザの製造装置を示す斜視図である。 図1のダイシングフレーム固定用ステージを下側から斜視した図である。 剥離ステージを示す上面図である。 図3のA−A´に沿った断面図である。 剥離ステージの側面図である。 実施の形態1に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態1に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態1に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態1に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態2に係るスペーサ材を示す平面図である。 実施の形態2に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態2に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態2に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態2に係る半導体レーザの製造方法の変形例を示す工程図である。 実施の形態2に係る半導体レーザの製造方法の変形例を示す工程図である。 実施の形態2に係る半導体レーザの製造方法の変形例を示す工程図である。 実施の形態2に係る半導体レーザの製造方法の変形例を示す工程図である。 実施の形態3に係るスペーサを示す平面図である。 実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。 実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法の変形例1を示す工程図である。 実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法の変形例1を示す工程図である。 実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法の変形例2を示す工程図である。 実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法の変形例2を示す工程図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。同様の構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する。
実施の形態1.
まず、実施の形態1に係る半導体レーザの製造装置の構造について説明する。図1は、実施の形態1に係る半導体レーザの製造装置を示す斜視図である。
ダイシングフレーム固定用ステージ10はダイシングフレーム12を固定する。ダイシングフレーム12の中央部分に開口部14が設けられている。ダイシングフレーム固定用ステージ10の開口部14より下側の空間が空洞になっている。ダイシングフレーム12には、複数のレーザバー16が貼り付けられた粘着性シート18が貼り付けられる。エキスパンド用突起部20は、粘着性シート18を介して、レーザバー16を支持する。ダイシングフレーム12は、レーザバー用X軸駆動部22及びレーザバー用Y軸駆動部24によりそれぞれX軸方向及びY軸方向に移動できる。
ローラー26(引き出し部)は、巻き線状のスペーサ材28の一部を引き出す。スペーサ吸着用ステージ30は、引き出されたスペーサ材28の一部を吸着する。これを刃32(切断部)が切断することでスペーサ34が形成される。
スペーサ吸着用コレット36(第1コレット)は、スペーサ吸着用ステージ30からスペーサ34をピックアップする。スペーサ吸着用コレット36は、スペーサ吸着用コレット用X軸駆動部38及びスペーサ吸着用コレット用Z軸駆動部40によりそれぞれX方向及びZ方向に移動できる。スペーサ用カメラ42がスペーサ34の位置を認識して、スペーサ吸着用コレット36の位置を制御する。
レーザバー吸着用コレット44(第2コレット)は、ダイシングフレーム12に貼り付けられた粘着性シート18からレーザバー16をピックアップする。レーザバー吸着用コレット44は、先端を交換することにより1本又は複数本のレーザバー16をピックアップすることができる。レーザバー吸着用コレット44は、レーザバー吸着コレット用X軸駆動部46及びレーザバー吸着コレット用Z軸駆動部48によりそれぞれX方向及びZ方向に移動できる。レーザバー用カメラ50がレーザバー16の位置を認識して、レーザバー用吸着コレット44の位置を制御する。
コーティング治具固定ステージ52には位置決めピン54と吸着部56が設けられている。コーティング用下治具58がコーティング治具固定ステージ52上に搭載され、位置決めピン54で位置決めされる。コーティング用下治具58の開口部60にコーティング治具固定ステージ52の吸着部が入る。コーティング用下治具58上にスペーサ34及びレーザバー16が運ばれ、吸着部56で吸着保持される。コーティング治具固定ステージ52は、コーティング治具固定ステージ用Y軸駆動部62によりY方向に移動できる。
図2は、図1のダイシングフレーム固定用ステージを下側から斜視した図である。図2のXYZ方向は図1のXYZ方向と同一である。ダイシングフレーム固定用ステージ10の下側に剥離ステージ64が配置されている。剥離ステージ64は剥離ステージ用Z軸駆動部(図示せず)によりZ軸方向に移動できる。剥離ステージ64は、X軸及びY軸方向の位置がレーザバー吸着用コレットと同一になるように構成されている。
図3は、剥離ステージを示す上面図である。図4は図3のA−A´に沿った断面図であり、図5は剥離ステージの側面図である。図3のXY方向は図1及び図2のXY方向と同一である。剥離ステージ64は吸引孔66と溝部68と突起部70を有する。吸引孔66から空気を吸出して溝部68内を真空引きして粘着性シート18を吸引し、突起部70によりレーザバー16を押し上げて粘着性シート18から剥離する。
続いて、実施の形態1に係る半導体レーザの製造方法について説明する。図6〜図9は、実施の形態1に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。
まず、図6に示すように、複数の半導体レーザが形成された半導体ウェハ72を粘着性シート18に貼り付ける。次に、スクライブ装置で半導体ウェハ72の端に傷を入れて、ブレイク装置で半導体ウェハ72を劈開して複数の半導体レーザがバー状(短冊状)に一列に並んだレーザバー16を形成する。
次に、図1に示すように、ダイシングフレーム12をダイシングフレーム固定用ステージ10に固定し、エキスパンド用突起部20により粘着性シート18を外側に引き伸ばし拡張する。これにより、レーザバー16同士の間隔が広くなるため、ピックアップする際にレーザバー16同士が干渉するのを防止できる。
次に、巻き線状のスペーサ材28をローラー26の隙間に挟み、ローラー26の回転によりスペーサ材28の一部をレーザバー16と同等の長さに引き出す。引き出したスペーサ材28の一部をスペーサ吸着用ステージ30で真空吸着し、刃32で上下から挟んで切断してスペーサ34を形成する。
次に、スペーサ吸着用ステージ30の真空吸着を解除し、スペーサ用カメラ42でスペーサ34の位置を認識し、スペーサ34をスペーサ吸着用コレット36によりピックアップし、コーティング治具固定ステージ52の吸着部56に搬送する。
次に、レーザバー用カメラ50によりレーザバー16の位置を認識し、ダイシングフレーム固定用ステージ10をX方向及びY方向に移動し、剥離ステージ64をZ方向に移動することにより、剥離ステージ64をレーザバー16の位置に配置する。
次に、図3に示すように、粘着性シート18を介して突起部70でレーザバー16を支持し、吸引孔66で真空引きすることによりレーザバー16を粘着性シート18から剥離する。
次に、レーザバー16をレーザバー吸着用コレット44でピックアップし、コーティング治具固定ステージ52の吸着部56に搬送する。この時、予め装置に入力した不良判定基準に対して良品判定のレーザバー16のみピックアップすることで、良品と不良品の選別作業が削減され生産性を向上できる。
上記のようにスペーサ吸着用コレット36及びレーザバー吸着用コレット44によりスペーサ34とレーザバー16を交互にコーティング治具固定ステージ52の吸着部56に搬送して、図7に示すようにスペーサ34とレーザバー16を交互に積み重ねる。
図8は図7のB−B´に沿った断面図である。コーティング治具固定ステージ52は傾斜している。各レーザバー16の劈開面16aを同じ方向に向けて整列した状態で吸着部56で真空引きする。これにより、スペーサ34及びレーザバー16を倒すことなく保持することができる。
次に、図9に示すように、交互に積み重ねたスペーサ34及びレーザバー16を挟むようにコーティング用上治具74をコーティング用下治具58に載せて治具用ねじ76を締める。そして、押さえ78によりスペーサ34及びレーザバー16を締め付けて、押さえ用ねじ80を締める。
次に、コーティング用上治具74及びコーティング用下治具58で挟んだレーザバー16の端面に、スパッタリング、蒸着、プラズマCVDなどにより誘電体膜を形成する。その後、レーザバー16を劈開し半導体レーザを個々に分離する。以上の工程により端面に誘電体膜が形成された半導体レーザが製造される。
以上説明したように、巻き線状のスペーサ材28の一部を引き出して切断してスペーサ34を形成するため、スペーサ34の向きは常に一定である。従って、積み重ねる際に個々のスペーサ34の向きを揃え直す必要が無いため、生産性を向上できる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る半導体レーザの製造方法及び製造装置について、実施の形態1と異なる点のみについて説明する。
図10は、実施の形態2に係るスペーサ材を示す平面図である。このスペーサ材82は、実施の形態1のスペーサ材28とは異なり、複数のスペーサ34が整列した状態で互いにブリッジ84により繋がっている。スペーサ材82は、板状のスペーサ材をエッチングすることで形成される。
続いて、実施の形態2に係る半導体レーザの製造方法について説明する。図11〜図13は、実施の形態2に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。ただし、図12は図11のC−C´に沿った断面図である。
まず、図11,12に示すように、スペーサ材82のブリッジ84を刃32により切断して個々のスペーサ34に分離する。ただし、図12に示すように、ブリッジ84にそれぞれ刃32が設けられている。この刃32によりブリッジ84を同時に切断する。
次に、図13に示すように、分離されたスペーサ34をスペーサ吸着用コレット36によりピックアップし、コーティング治具固定ステージ52の吸着部56に搬送する。
その他の工程は実施の形態1と同様である。即ち、レーザバー16を形成し、レーザバー16をレーザバー吸着用コレット44によりピックアップし、コーティング治具固定ステージ52の吸着部56に搬送する。そして、スペーサ吸着用コレット36及びレーザバー吸着用コレット44によりスペーサ34及びレーザバー16を交互に積み重ねてコーティング用上治具74及びコーティング用下治具58で挟み、レーザバー16の端面に誘電体膜を形成する。
以上説明したように、スペーサ材82において複数のスペーサ34は整列した状態で互いに繋がっているため、スペーサ34の向きは常に一定である。従って、積み重ねる際に個々のスペーサ34の向きを揃え直す必要が無いため、生産性を向上できる。
続いて、実施の形態2に係る半導体レーザの製造方法の変形例について説明する。図14〜図17は、実施の形態2に係る半導体レーザの製造方法の変形例を示す工程図である。ただし、図15は図14のD−D´に沿った断面図である。
スペーサ材82の形状は同じであるが、刃32の形状が上記とは異なる。図14,15に示すように、複数のブリッジ84にそれぞれ設けられた刃32により、スペーサ材82の複数のスペーサ34を一括で切断して分離する。
そして、図16に示すように、スペーサ34の周囲の不要部86をスペーサ不要部吸着コレット88により除去する。次に、図17に示すように、スペーサ吸着用コレット36の複数のスペーサ吸着部36aにより、複数のスペーサ34を同時にピックアップする。これにより、更に生産性を向上することができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る半導体レーザの製造方法及び製造装置について、実施の形態1,2と異なる点のみについて説明する。
図18は、実施の形態3に係るスペーサを示す平面図である。実施の形態1のスペーサ材28の代わりに、エッチング等で加工された複数のスペーサ34が整列した状態で接着された粘着性シート90を用いる。この粘着性シート90からスペーサ34をスペーサ吸着用コレット36によりピックアップする。なお、粘着性シート90からスペーサ34を剥離するため、図3と同様の機構を設ける(図示せず)。その他の構成要素は実施の形態1,2と同じである。
以上説明したように、複数のスペーサ34が整列した状態で粘着性シート90に接着されているため、スペーサ34の向きは常に一定である。従って、積み重ねる際に個々のスペーサ34の向きを揃え直す必要が無いため、生産性を向上できる。また、スペーサ34を切断する工程が不要なので装置のタクトタイム短縮となり、更に生産性を向上できる。
実施の形態4.
実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法について実施の形態1,2と異なる点のみについて説明する。図19−図27は、実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法を示す工程図である。
まず、実施の形態1と同様に半導体ウェハ72を劈開して複数のレーザバー16を形成する。複数のレーザバー16をレーザバー吸着用コレット44により同時にピックアップする。また、実施の形態2と同様にスペーサ材82を刃32により切断して個々のスペーサ34に分離する。分離された複数のスペーサ34をスペーサ吸着用コレット36により同時にピックアップする。
次に、図19に示すように、片側にテーパが設けられた複数の漏斗92を有するアパーチャ94を、複数の位置決めピン96を有するトレイ98上に配置する。スペーサ吸着用コレット36によりピックアップした複数のスペーサ34をアパーチャ94の上方で放して、複数の漏斗92を通してトレイ98上に落とす。これにより、図20に示すように、複数のスペーサ34をトレイ98上の複数の位置決めピン96間の隙間に1つおきに整列させる。
次に、図21に示すように、アパーチャ94をトレイ98上でピッチ送りする。レーザバー吸着用コレット44によりピックアップした複数のレーザバー16をアパーチャ94の上方でそれぞれ放して、複数の漏斗92を通してトレイ98上に落とす。これにより、図22に示すように、複数の位置決めピン96間に複数のスペーサ34と複数のレーザバー16を交互に整列させる。
次に、図23に示すように、コーティング用下治具58にトレイ98を搬送し、スペーサ34及びレーザバー16の両端をコーティング用下治具58の段差100の上に載せて支持する。なお、図23の右側の図は左側の図のE−E´に沿った断面図である。
次に、図24に示すようにコーティング用下治具58上にコーティング用上治具74を被せ、スペーサ34及びレーザバー16の両端をコーティング用上治具74とコーティング用下治具58の間に挟んでねじ102で固定する。なお、図24の右側の図は左側の図のF−F´に沿った断面図である。
次に、図25に示すように、トレイ98上に整列されたスペーサ34及びレーザバー16をコーティング用下治具58及びコーティング用上治具74で保持した状態でトレイ98を外す。コーティング用上治具74及びコーティング用下治具58を回転して立たせて、スペーサ34及びレーザバー16の隙間を詰める。なお、図25の右側の図は左側の図のG−G´に沿った断面図である。
次に、図26に示すように、コーティング用上治具74又はコーティング用下治具58の分離部104を分離し、ねじ106を締め付けることにより、スペーサ34及びレーザバー16を保持する。
次に、図27に示すように、締め付けねじ108を締め付けて支持部100を押し付けることで、スペーサ34及びレーザバー16を固定する。その後、実施の形態1と同様に、コーティング用上治具74及びコーティング用下治具58で挟んだ複数のレーザバー16の端面に誘電体膜を形成する。
以上説明したように、複数のスペーサ34と複数のレーザバー16を複数一括で整列するため、更に生産性を向上できる。その他、実施の形態2と同様の効果も得ることができる。
続いて、実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法の変形例1について説明する。図28,29は、実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法の変形例1を示す工程図である。なお、図28は図21に対応する。図29は図28の円で囲った部分を拡大した図である。
変形例1では、レーザバー吸着用コレット44で複数のレーザバー16のそれぞれの中心からずれた位置を吸着する。これにより、レーザバー16は真空吸着を解除されて落下する際に一定方向に回転するため、各レーザバー16を同じ向きに揃えることができる。従って、レーザバー16の前端面と後端面に間違った反射率の誘電体膜が形成されるのを防ぐことができる。
続いて、実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法の変形例2について説明する。図30,31は、実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法の変形例2を示す工程図である。なお、図30はトレイの側面図であり、図31は図30の円で囲った部分を拡大した図である。
トレイ98の複数の位置決めピン96は先端に向かってテーパが設けられている。コーティング用上治具74及びコーティング用下治具58を立たせてトレイ98を外す際に、複数の位置決めピン96のテーパで複数のレーザバー16を滑らせる。これにより、レーザバー16が落下中に回転しないため、各レーザバー16を同じ向きに揃えることができる。従って、レーザバー16の前端面と後端面に間違った反射率の誘電体膜が形成されるのを防ぐことができる。
16 レーザバー
26 ローラー(引き出し部)
28,82 スペーサ材
32 刃(切断部)
34 スペーサ
36 スペーサ吸着用コレット(第1コレット)
44 レーザバー吸着用コレット(第2コレット)
58 コーティング用下治具(治具)
72 半導体ウェハ
74 コーティング用上治具(治具)
90 粘着性シート
92 漏斗
94 アパーチャ
96 位置決めピン
98 トレイ

Claims (6)

  1. 巻き線状のスペーサ材の一部を引き出し部により引き出し、切断部により切断してスペーサを形成する工程と、
    前記スペーサを一定の向きを保った状態で第1コレットによりピックアップする工程と、
    複数の半導体レーザが形成された半導体ウェハを劈開して前記複数の半導体レーザがバー状に並んだレーザバーを形成する工程と、
    前記レーザバーを第2コレットによりピックアップする工程と、
    前記第2コレット及び前記第1コレットにより前記スペーサ及び前記レーザバーを交互に積み重ねて治具で挟む工程と、
    前記治具で挟んだ前記レーザバーの端面に誘電体膜を形成する工程とを備え
    前記スペーサ材を切断した直後の前記スペーサの向きは前記一定の向きに揃っていることを特徴とする半導体レーザの製造方法。
  2. 複数のスペーサが同一方向に整列した状態で互いに繋がったスペーサ材を切断部により切断して個々のスペーサに分離する工程と、
    分離された前記スペーサを前記同一方向の向きを保った状態で第1コレットによりピックアップする工程と、
    複数の半導体レーザが形成された半導体ウェハを劈開して前記複数の半導体レーザがバー状に並んだレーザバーを形成する工程と、
    前記レーザバーを第2コレットによりピックアップする工程と、
    前記第2コレット及び前記第1コレットにより前記スペーサ及び前記レーザバーを交互に積み重ねて治具で挟む工程と、
    前記治具で挟んだ前記レーザバーの端面に誘電体膜を形成する工程とを備え
    前記スペーサ材を切断した直後の前記スペーサの向きは前記同一方向の向きに揃っていることを特徴とする半導体レーザの製造方法。
  3. 前記切断部により、前記スペーサ材の前記複数のスペーサを一括で切断して分離することを特徴とする請求項2に記載の半導体レーザの製造方法。
  4. 巻き線状のスペーサ材の一部を引き出す引き出し部と、
    前記引き出し部により引き出された前記スペーサ材を切断してスペーサを形成する切断部と、
    前記スペーサを一定の向きを保った状態でピックアップする第1コレットと、
    レーザバーをピックアップする第2コレットと、
    巻き線状のスペーサ材の一部を引き出す引き出し部と、
    前記第2コレット及び前記第1コレットにより交互に立てて整列された前記スペーサ及び前記レーザバーを挟む治具とを備え
    前記スペーサ材を切断した直後の前記スペーサの向きは前記一定の向きに揃っていることを特徴とする半導体レーザの製造装置。
  5. 複数のスペーサが同一方向に整列した状態で互いに繋がったスペーサ材を切断して個々のスペーサに分離する切断部と、
    分離された前記スペーサを前記同一方向の向きを保った状態でピックアップする第1コレットと、
    レーザバーをピックアップする第2コレットと、
    前記第2コレット及び前記第1コレットにより交互に立てて整列された前記スペーサ及び前記レーザバーを挟む治具とを備え
    前記スペーサ材を切断した直後の前記スペーサの向きは前記同一方向の向きに揃っていることを特徴とする半導体レーザの製造装置。
  6. 前記切断部は、前記スペーサ材の前記複数のスペーサを一括で切断して分離することを特徴とする請求項5に記載の半導体レーザの製造装置。
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