JP5559061B2 - 界面活性剤及びf−含有化合物を含有する歯科用組成物、その作製プロセス及び使用 - Google Patents
界面活性剤及びf−含有化合物を含有する歯科用組成物、その作製プロセス及び使用 Download PDFInfo
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Description
本発明は、界面活性剤及びF−含有化合物を含む、硬化性歯科用組成物に関する。歯科用組成物は、例えば印象材としての並びに/又はクラウン及びブリッジの作製のために用いることができる。
本出願は、2007年12月18日出願の欧州特許出願第07123485.0号、及び2008年7月14日出願の欧州特許出願第08160310.2号の優先権を請求する。
国際公開第2007/080071(A2)号は、非硬化ペースト状状態において親水性をもたらす、シリコーンに基づく付加硬化した歯科用印象材について記載している。フッ素化界面活性剤とシリコーン界面活性剤の混合物の適用により、基剤と触媒ペーストの混合の40s(秒)後及び表面上における滴の凝固の3s後、10°未満のペースト状材料の水接触角が得られた。記載されている非イオン性非フッ素化界面活性剤は、少なくとも1つの部分又は完全フッ素化炭化水素残基(rest)を含有し、これは、酸素原子、アミノ基又はケト基、カルボン酸エステル基、リン酸エステル及び/又はアミドが、(ポリ)アルキレンオキシドラジカル、炭水化物ラジカル、脂肪族ポリヒドロキシラジカル若しくは窒素含有複素環式化合物に結合される、又は少なくとも1つのアミノオキシド残基を含む、少なくとも完全又は部分フッ素化残基である。
a.成分(A)として、硬化性オルガノポリシロキサンポリマーと、
b.成分(B)として、オルガノポリシロキサンポリマーを架橋することができる架橋剤化合物と、
c.成分(C)として、成分(A)及び成分(B)の架橋反応を触媒することができる触媒と、
d.成分(D)として、界面活性剤と、
e.成分(E)として、以下の式:
(G1−L1−O)s−Rf a−O−L2−G2
[式中、
G1及びG2は、それぞれ独立して、ポリオキシアルキレン基を含まない、又はF−含有化合物におけるその合計量がF−含有化合物の分子量に基づいて10重量%以下であるようにポリオキシアルキレンを含有する非イオン性末端基を表し、
L1及びL2は、それぞれ独立して、脂肪族(例えばC1〜C9又はC2〜C6)炭化水素基又は部分若しくは全部フッ素化脂肪族(例えばC1〜C9又はC2〜C6)炭化水素基を表し、
Rf aは、一価若しくは二価の、部分若しくは全部フッ素脂肪族(例えばC1〜C9又はC2〜C6)基又は1つ以上の酸素原子に遮断されている部分若しくは全部フッ素化脂肪族(例えばC1〜C9又はC2〜C6)基を表し、
(ただし以下の条件:
(i)部分L1−G1及びL2−G2の少なくとも1つが部分若しくは全部フッ素化されている、又は
(ii)Rfが1つ以上の酸素原子に遮断されている部分若しくは全部フッ素化脂肪族基(例えばC1〜C9又はC2〜C6)である、のうちの少なくとも1つを満たす)]を有するF−含有化合物と、を含む、組成物を提供する。
a.成分(A)として、ヒドロシレーション触媒の存在下でSiH基と反応することができる少なくとも2つの官能基を含有する硬化性シリコーンポリマーと、
b.成分(B)として、少なくとも2つのSiH基を含む、架橋剤化合物と、
c.成分(C)として、ヒドロシレーション反応を触媒することができる触媒と、
d.成分(D)として、界面活性剤と、
e.成分(E)として、以下の式:
T1−X−[(O−CF2−CF2)u−(O−CF2)v−(O−CF(CF3)−CF2)w−(O−CF2−CF2−CF2)x−O]−X−T2
[ここで、u=0〜8、v=0〜8、w=0〜8、及びx=0〜8、並びにu+v+w+x≧1であり、
式中、T1及びT2は、等しくても異なってもよく、独立して、−COOR、−CONRbRc−CH2OH、−CF2OR、−CHFOH、−CHFOR、−CH2OR又は−F(ここで、Rは直鎖状又は分枝状アルキル残基(C1〜C9)、アリール残基(C1〜C9)又はアルキルアリール残基(C1〜C9)であり、これらのそれぞれは所望によりヒドロキシル、アミノ基、ハロゲン原子、SiH基又はSiHと反応することができる基からなる群から選択される1つ以上の置換基に置換してもよく、Rb及びRcは、独立して、Hを表す、又はRに与えられた意味を有する)から選択され、
Xは−(CF2)1〜6−、−CF(CF3)−及び−CHF−CF2−から選択される]を有する、少なくとも1つのF−含有化合物と、を含む、組成物に関する。
本発明の明細書では、以下の用語を次のように定義する。
稠度(ISO 4823に従って):0、1、2、若しくは3、及び/又は
凝固時間:周囲条件(例えば23℃)で混合後約15分以内。
引張強度(DIN 53504に従って):少なくとも約0.2MPa、少なくとも3.0、又は少なくとも約4.0、
破断点伸び(DIN 53504に従って):少なくとも約30%、少なくとも約150%、又は少なくとも約200%、
変形からの回復(ISO 4823に従って):少なくとも約90%、少なくとも約95%、又は少なくとも約98%、
ショアA硬度(ISO 4823に従って;24時間):少なくとも約20又は少なくとも約40。
この一般構造の好ましいオルガノポリシロキサンは、次の式で表される:
(式中、ラジカルRは、互いに独立して、好ましくは脂肪族多重結合を含有しない、1〜約6個のC原子を有する非置換又は置換の、一価の炭化水素基を表し、ここで、nは、一般に、オルガノポリシロキサンの粘度が約4〜約1,000,000mPas、約6〜約500,000mPas、又は約10〜約100,000mPasとなるように選択することができる)。パラメータnは、例えば、約10〜約10,000の範囲であることが可能である。
(RzO)m−SiRz 3−m−B−SiRz 3−m−(ORz)m
SiRz z(OR’)4−z及び
RzO−[Si(ORz)2]n1−Si(ORz)3
[上記式中、Bは、式−O−(SiR2−O)m2−の二価の基を表し、ここで、Rは、所望により、置換されてよい芳香族又は脂肪族炭化水素基を表し、m2は、10〜6000の値を表し、R’及びRzは、独立して、置換されてよいアルキル基又はアリール基を表し、n1は、1〜100の値を表し、mは、1〜3の整数を表し、zは、0、1又は2である]による化合物が挙げられる。
R3−Si−(R’−SiR2)a−R’−SiR’’2−
[ここで、分子中のRは全て、同一であっても異なってもよく、脂肪族C1〜C18、脂環式C6〜C12又は芳香族C6〜C12炭化水素ラジカルを意味し、これらは、所望により、ハロゲン原子に置換されてよく、R’は、C1〜C14アルキレン基であり、R’’は、a≠0の場合Rであり、又はa=0の場合は、R若しくはR3SiRであり、a=0〜2であり、Pは、C2〜C18アルキレン基、好ましくはC2〜C14アルキレン基、又はA−R’’’(式中、Aは、C2〜C18アルキレン基、及び次のリストからのR’’’官能基を表す:−NHC(O)−、−NHC(O)−(CH2)n−1−、−NHC(O)C(O)−、−NHC(O)(CH2)vC(O)−、−OC(O)−、−OC(O)−(CH2)n−1−、−OC(O)C(O)−、−OC(O)(CH2)vC(O)−、−OCH2CH(OH)CH2OC(O)(CH2)n−1−、−OCH2CH(OH)CH2OC(O)(CH2)vC(O)−(ここで、v=1〜12である)を表す]を意味し、Tは、Hであるか、又はC1〜C4アルキルラジカル若しくはC1〜C4アシルラジカルを意味し、xは、1〜200の数を意味し、nは、1〜6の平均数、好ましくは、1〜4を意味する]。したがって、要素−SiR’’2−はまた、構造−Si(R)(R3SiR’)−を含んでもよい。
(式中、それぞれのRは、独立して、1〜22個のC原子を有する一価のヒドロカルビルラジカルであり、R1は、1〜26個のC原子を有する二価のヒドロカルビレンラジカルであり、それぞれのR2は、独立して、水素又は低級ヒドロキシアルキルラジカルであり、R3は、水素又は1〜22個のC原子を有する一価のヒドロカルビルラジカルであり、n及びbは、独立して、0以上であり、m及びaは、独立して、0以上であるが、ただし本発明の硬化した組成物が所望の水接触角を有するのにaが十分な値でありかつbが十分に小さい)。
Et3Si−(CH2)3−O−(C2H4 O)y−CH3、Et=エチル
Et3Si−CH2−CH2−O−(C2 H4O)y−CH3、Et=エチル
(Me3Si−CH2)3Si−(CH2)3−O−(C2H4O)y−CH3、Me=メチル
Me3Si−CH2−SiMe2−(CH2)3−O−(C2H4O)y−CH3、Me=メチル
(Me3Si−CH2)2SiMe−(CH2)3−O−(C2H4O)y−CH3、Me=メチル
Me3Si−(CH2)3−O−(C2H4O)y−CH3、Me=メチル
Me3Si−CH2−CH2−O−(C2H4O)y−CH3、Me=メチル
Ph3Si−(CH2)3−O−(C2H4O)y−CH3、Ph=フェニル
Ph3Si−CH2−CH2−O−(C2H4O)y−CH3、Ph=フェニル
Cy3Si−(CH2)3−O−(C2H4O)y−CH3、Cy=シクロへキシル
Cy3Si−CH2−CH2−O−(C2H4O)y−CH3、Cy=シクロへキシル
(C6H13)3Si−(CH2)3−O−(C2H4O)y−CH3
(C6H13)3Si−CH2−CH2−O−(C4H4O)y−CH3(式中、yは、5≦y≦20の関係に従う)。
R1−O−[CH2CH2O]n−[R2O]m−R3
(式中、R1は、少なくとも8個の炭素原子を有する芳香族又は脂肪族、直鎖状又は分枝状炭化水素基を表し、R2は、3個の炭素原子を有するアルキレンを表し、R3は、ハロゲン又はC1〜C3アルキル基を表し、nは、0〜40の値を有し、mは、0〜40の値を有し、及びn+mの合計は、少なくとも2である)が挙げられる。上記式において、n及びmにより示される単位は、ブロックのように見えてよく、それらは交互の構成若しくはランダムな構成で存在してよいということが理解されるであろう。上記式による非イオン性界面活性剤の例としては、アルキルフェノールオキシエチラート(oxethylates)、例えばTRITON(商標)で市販されているエトキシ化p−イソオクチルフェノール、例えばエトキシ単位の数が約10個であるTRITON(商標)X100、又はエトキシ単位の数が約7〜8個であるTRITON(商標)X114が挙げられる。更なる例としては、上記式のR1が炭素原子4〜20のアルキル基を表し、mが、0であり、かつR3が、水素であるものが挙げられる。それらの例としては、約8個のエトキシ基でエトキシ化されたイソトリデカノールが挙げられ、これはGENAPOL(登録商標)X080として、Clariant GmbHから市販されている。親水性部分がエトキシ基及びプロポキシ基のブロックコポリマーを含む、上記式による非イオン性界面活性剤も同様に使用してよい。かかる非イオン性界面活性剤は、「GENAPOL(登録商標)PF40」、及び「GENAPOL(登録商標)PF80」の商標名で、Clariant GmbHから市販されている。市販されている更に好適な非イオン性界面活性剤としては、Tergitol(商標)TMN6、Tergitol(商標)TMN10、又はTergitol(商標)TMN100Xが挙げられる。また、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのスタティスティック、交互又はブロックコポリマーは、本発明による好適な界面活性剤である。このような非イオン性界面活性剤は、例えば商標名Breox A、Synperonic又はPluronicとして入手可能である。
骨格の鎖長:約8原子超かつ約100未満、例えば50以下、例えば36原子未満(上記式中の末端基T、G1及びG2を計算に入れず分子の最長鎖に沿って数えた原子)。
1〜約10、2〜約8、又は2〜約6個のエーテル構造エレメントを含有する。
CF3−、−CHF−、−CF2−、CF3−CF2−、−CF2−CF2−、−CHF−CF2−、CF3−CHF−、CF3−CF2−CF2−、−CF2−CF2−CF2−、−CF(CF3)−CF2−、−CF(CF3)−、−CF3−CF2−CF2−CF2−、CF3−CF2−CF2−CF2−から選択される完全又は部分フッ素化エレメントに接続している、少なくとも1、2、3、4、5、6、7又は8個の酸素原子を含有する。
分子中の終端基は完全フッ素化又は部分フッ素化、直鎖状又は分枝状アルキル鎖(例えばC1〜C6)、フッ素原子、アルコール、エーテル官能基、又はエステル官能基(ここで、両方の終端基は同じであっても異なってもよい)。好ましいエステル又はエーテルは、典型的には、直鎖状又は分枝状C1〜C9アルキル鎖、C1〜C9アリール残基、又はC1〜C9アルキルアリール残基に基づく。
主鎖の完全又は部分フッ素化鎖セグメントは、典型的には、連続して608/kPa(5原子)超を含まない。
Rf−(O)t−CHF−(CF2)x−T[ここで、t=0又は1であり、x=0又は1であり、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル残基(C1〜C6又はC1〜C4を含む)であり、式中、アルキル鎖は酸素原子により遮断されてよい(ただしtが0であるとき、Rf基は、少なくとも1つ以上の酸素原子により遮断される直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル残基(C1〜C6又はC1〜C4を含む)である)]、
Rf−(OCF2)m−O−CF2−T[ここで、m=1〜約6であり、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル残基(C1〜C6又はC1〜C4を含む)であり、アルキル鎖はO原子により遮断されてよい]、
CF3−(CF2)2−(OCF(CF3)−CF2)z−O−L−T[ここで、z=0、1、2、3、4、5、6、7、又は8であり、Lは−CF(CF3)−、−CF2−、−CF2CF2−及び−CHFCF2から選択される構造を有する]、
Rf−(O−CF2CF2)n−O−CF2−T[ここで、n=1、2、3、4又は5であり、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル残基(C1〜C6又はC1〜C4を含む)であり、アルキル鎖はO原子により遮断されてよい]、
フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレンオキシド、テトラフルオロエチレン、2,2,3,3−テトラフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、又はモノフルオロエチレンから選択されるモノマーのアニオン性又は光化学性(酸素の存在下で)重合又は共重合により得ることができるオリゴマー性化合物であって、オリゴマー性化合物の少なくとも1つの鎖末端が官能基Tにより表されるオリゴマー性化合物、が挙げられる。
a)ヘキサフルオロプロピレンオキシド及び/又は2,2,3,3−テトラフルオロエチレンのホモ又はコポリマー及び
b)酸素の存在下における、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレンオキシド、テトラフルオロエチレン、2,2,3,3−テトラフルオロオキセタン、トリフルオロエチレン及び/又はモノフルオロエチレンのホモ又はコポリマー、が挙げられる。
Rf−O−CHF−T[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6を含む)であり、このアルキル鎖は酸素原子に遮断されることができる]。
上記式による具体例としては、以下のものが挙げられる
CF3−O−CF2−O−CF2−CF2−O−CHF−T
CF3−(O−CF2)2−O−CF2−CF2−O−CHF−T及び
CF3−(O−CF2)3−O−CF2−CF2−O−CHF−T
Rf−O−CHF−CF2−T[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6を含む)であり、このアルキル鎖は酸素原子に遮断されることができる]。
CF3−O−CF2−O−CF2−CF2−O−CHF−CF2−T
CF3−(O−CF2)2−O−CF2−CF2−O−CHF−CF2−T及び
CF3−(O−CF2)3−O−CF2−CF2−O−CHF−CF2−T
Rf−O−CF2−CHF−T[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6を含む)であり、このアルキル鎖は酸素原子に遮断されることができる]。
上記式による具体例としては、以下のものが挙げられる
C3F7−O−CF2−CHF−T
CF3−O−CF2−O−CF2−CF2−O−CF2−CHF−T
CF3−(O−CF2)2−O−CF2−CF2−O−CF2−CHF−T及び
CF3−(O−CF2)3−O−CF2−CF2−O−CF2−CHF−T
Rf−O−CF2CHF−CF2−T[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6を含む)であり、このアルキル鎖は酸素原子に遮断されることができる]。
上記式による具体例としては、以下のものが挙げられる
C3F7−O−CF2−CHF−CF2−T
CF3−O−CF2−CF2−CF2−O−CF2−CHF−CF2−T
CF3−O−CF2−O−CF2−CF2−O−CF2−CHF−CF2−T
CF3−(O−CF2)2−O−CF2−CF2−O−CF2−CHF−CF2−T及び
CF3−(O−CF2)3−O−CF2−CF2−O−CF2−CHF−CF2−T
Rf−O−CF2−CF2−T[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6を含む)であって、これは酸素原子に遮断されることができ、n=1、2、又は3であり、m=0又は1である]。
上記式による具体例としては、以下のものが挙げられる
CF3−O−CF2−CF2−T
C2F5−O−CF2−CF2−T
C3F7−O−CF2−CF2−T及び
C4F9−O−CF2−CF2−T
Rf−(O−CF2)u−O−CF2−T[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6を含む)であって、これは酸素原子に遮断されることができ、u=1、2、3、4、5又は6である]。
上記式による具体例としては、以下のものが挙げられる
CF3−(O−CF2)3−O−CF2−T及び
CF3−(O−CF2)5−O−CF2−T
Rf−(O−CF2−CF2)k−O−CF2−T[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6を含む)であって、これは酸素原子に遮断されることができ、k=1、2、3、4、5である]。
C2F5−(O−CF2−CF2)1−O−CF2−T
C3F7−(O−CF2−CF2)1−O−CF2−T
C4F9−(O−CF2−CF2)1−O−CF2−T
C2F5−(O−CF2−CF2)2−O−CF2−T
CF3−(O−CF2−CF2)2−O−CF2−T
C3F7−(O−CF2−CF2)2−O−CF2−T及び
C4F9−(O−CF2−CF2)2−O−CF2−T
Rf−O−CF2−T[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6を含む)であり、このアルキル鎖は酸素原子に遮断されることができる]。
上記式による具体例としては、以下のものが挙げられる
C3F7−O−CF2−T及び
CF3−(CF2)2−(O−CF(CF3)−CF2)z−O−CF(CF3)−T[ここで、z=0、1、2、3、4、5、6、7、又は8である]。
上記式による具体例としては、以下のものが挙げられる
CF3−(CF2)2−(O−CF(CF3)−CF2)2−O−CF(CF3)−T
CF3−(CF2)2−(O−CF(CF3)−CF2)3−O−CF(CF3)−T
CF3−(CF2)2−(O−CF(CF3)−CF2)4−O−CF(CF3)−T
CF3−(CF2)2−(O−CF(CF3)−CF2)5−O−CF(CF3)−T
CF3−(CF2)2−(O−CF(CF3)−CF2)z−O−CF(CF3)−CONHCH2CH2OH
CF3−(CF2)2−(O−CF(CF3)−CF2)z−O−CF(CF3)−CONHCH2CH2O−Si(CH3)2−CH=CH2及び
CF3−CHF−O−(CF2)o−T[ここで、o=1、2、3、4、5又は6である]。
上記式による具体例としては、以下のものが挙げられる
CF3−CFH−O−(CF2)3−T
CF3−CFH−O−(CF2)5−T及び
CF3−CF2−O−(CF2)o−T[ここで、o=1、2、3、4、5又は6である]。
上記式による具体例としては、以下のものが挙げられる
CF3−CF2−O−(CF2)3−T
CF3−CF2−O−(CF2)5−T
T−CF2−O−(CF2−CF2−O)p−(CF2−O)q−CF2−T[ここで、p/q=約0.5〜約3.0であり、約500〜約4000g/molの範囲の分子量である]及び
T−CF2−(O−CF(CF3)−CF2)n−(O−CF2)m−O−CF2−T[ここで、n/m=約20〜約40であり、約650〜約3200g/molの範囲の分子量である]。
Rf−(O−CF2−CF2−CF2)n−O−CF2−CF2−T[ここで、n=1〜25であり、Rfは、直鎖又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6を含む)であり、このアルキル鎖はO原子に遮断されることができる]。
上記式では、Tは、−COOR、−CONRbRc、−CH2OH、−CF2OR、−CHFOH、−CHFOR、−CH2OR、又は−F[ここで、Rは、それぞれが、所望により、ヒドロキシル、アミノ基、ハロゲン原子、SiH基、及びSiHと反応できる基からなる群から選択される1つ以上の置換基に置換されてよく、直鎖状又は分枝状アルキル残基(C1〜C9)、アリール残基(C1〜C9)、又はアルキルアリール残基(C1〜C9)であり、Rb及びRcは、独立して、Hを表す、又はRに対して与えられたような意味を有する]からなる群から選択される。
成分(A):全組成物に対して約20重量%〜約60重量%、約25重量%〜約55重量%又は約36重量%〜約53重量%。
成分(B):全組成物に対して約0.1重量%〜約15重量%、約1重量%〜約10重量%又は約3重量%〜約5重量%。
成分I:全組成物に対して約0.001重量%〜約0.1重量%、約0.002重量%〜約0.02重量%又は約0.005重量%〜約0.01重量%。
成分(D):全組成物に対して約0.1重量%〜約60重量%、約0.3重量%〜約55重量%又は約0.5重量%〜約50重量%。
成分(E):全組成物に対して約0重量%〜約30重量%、約0.1重量%〜約25重量%又は約0.2重量%〜約20重量%。
成分(F):全組成物に対して約0重量%〜約80重量%、約0.1重量%〜約70重量%又は約0.5重量%〜約50重量%。
成分(G):全組成物に対して約0重量%〜約40重量%、約0重量%〜約30重量%又は約0重量%〜約20重量%。
成分(H):全組成物に対して約0重量%〜約90重量%又は約0.01重量%〜約40重量%。
未硬化ペーストの水接触角測定
試験試料調製:試験片の調製のために、混合したペーストを目的のスライドに供し、平坦化し、薄膜を得るために第2の目的のスライドにより粉砕する。試験片調製は、膜の厚さが測定される水接触角に著しい影響を与えないような簡略化された方法で実施した(G.Kugel,T.Klettke,J.A.Goldberg,J.Benchimol,R.D.Perry,S.Sharma,J Prosthod.2007,16,84−92を参照)。測定:目的のスライドを接触角測定用の周知の装置である、Drop Shape Analyse System DSA10(Kruss GmbH,Hamburg)のテーブル上に定置した。5μLの水を試料の表面上に置き、標準的な角度計のソフトウェアを用いて自動接触角測定を開始した。測定時間は、少なくとも約10s〜約200sであった。水接触角は、基剤ペーストと触媒ペーストの混合後の様々な時間、特に40s及び60s後に測定した。データ(ビデオシーケンス)を、「サークルフィッティング法、データ評価のための別の標準的な他の方法により求めた(G.Kugel,T.Klettke,J.A.Goldberg,J.Benchimol,R.D.Perry,S.Sharma,J.Prosthod.2007,16,84−92を参照)。
θ10sは、水滴を表面上に置いた10s後に得た角度である。
θ0sは、水滴を表面上に置いた直後に得た角度である(初期水接触角)。
組成物の凝固時間を、湿度50%の好気条件下でAlpha instruments製のMDR 2000レオメータを用いることにより、33℃で時間に依存して粘度を測定することにより決定した。凝固時間を、最終粘度の90%を達成したt90値として決定した。別の特徴的な大きさは、最終粘度の5%が存在した、t5値であった。この時間まで、組成物は網状構造形成(硬化)をほとんど行わないとみなすことができる。
組成物の引張強度及び破断点伸びを、DIN 53504に従って決定した。引張強度はMPa及び元の長さの伸びの割合として得た。Zwick Z020ユニバーサル試験機において20mm×4mm×2mmの中央ユニットを有する6枚のl−型試料を引き裂くことにより、引張強度及び破断点伸びデータを求めた。基剤及び触媒ペーストを、静的ミキサ(SulzerMixpac Comp.)を通じて混合し、黄銅の型に充填した。23℃において3時間後、試料を取り出して、測定を6回行って、平均値を求めた(速度200mm/分)。
組成物の線寸法変化を、ISO 4823に従って決定し、%で得た。
粘度を、プレート/プレートシステム(直径20mm)及び0.2mmのスリットを備える、Haake Rotovisco 1装置を用いて23℃で測定した。粘度値(Pas)及びシェア応力値(Pa)を、それぞれのシェア値(γ10 1/sから開始し、10 1/s及び/又は5 1/s段階で100 1/sまで)について記録した。それぞれのシェア値について、データ収集前に5秒の遅延を用いた。上述の測定方法は、DIN 53018−1に本質的に一致する。
貯蔵寿命時間の決定では、それぞれ1.5重量%のHFPO−OMe(Mn=1008)、HFPO−アミドール(Mn=1032)1H,1H−ペルフルオロ−3,6,9−トリオキサトリデカン−1−オル、Silwet L−77、又はZonyl FSO−100を含有する触媒ペーストBを、従来のホイルバッグ(3M ESPE)に充填し、70℃で保存した。以下の表8に示す保存時間後、保存した触媒ペーストを、室温で保存した基剤ペースト(基剤ペースト配合Aに従う、以下を参照)と混合することにより、上記方法に従って凝固時間を決定した。
HFPO−OMe:CF3−(CF2)2−(O−CF(CF3)−CF2)z−O−CF(CF3)−COOCH3
HFPO−アミドール:CF3−(CF2)2−(O−CF(CF3)−CF2)z−O−CF(CF3)−CONHCH2CH2OH
以後使用する基剤及び触媒ペーストは、それぞれの成分を均質なペーストに混合することにより、真空ニーダー内で調製した。
触媒ペースト配合Bは、白金錯体に関して触媒ペーストAと異なる。他の成分は、同一である。
a)Silwet L−77(Momentive Corp.)
b)カルボシランテンサイドは、米国特許第5,750,589号の作製実施例2に記載のように得ることができる。
c)HFPO(ヘキサフルオロプロピレンオキシド)オリゴマー:Dyneon LCC。HFPO−オリゴマーのメチルエステル(HFPO−OMe;Mn=1008g/mol)は、Dyneon LCCから入手し、例えば国際公開第2004/060964(A1)号に記載のように合成できる。
d)HFPO−アミドールは、国際公開第2004/060964(A1)号の明細書に従って得ることができ、ブラケットで得られる、様々な平均分子量(Mn)で適用された。
e)1H,1H−ペルフルオロ−3,6,9−トリオキサトリデカン−1−オルは、Apollo Scientific Ltd.から得ることができる。
f)Zonyl FSO−100:国際公開第2007/080071(A2)号及び技術データシートに従って11.5のHLB値を有するエトキシ化ペルフルオロアルカノール(Aldrich又はDu Pontから入手可能)。
a)測定時間中常に水接触角は10°を超える
基剤ペーストAを、上記一般的な手順に従って、3.0重量%のSilwet L−77及び3.5重量%のペルフルオロ−3,5,7,9−テトラオキサデカン酸エチルエステルx)と混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定し、表6にまとめる。
基剤ペーストAを、上記一般的な手順に従って、3.0重量%のSilwet L−77及び3.5重量%のペルフルオロ−3,5,7,9−テトラオキサデカン酸アミドールx)と混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果を表6にまとめる。
基剤ペーストAを、上記一般的な手順に従って、3.0重量%のSilwet L−77及び3.5重量%のFomblin(商標)YR−1800y)と混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果を表6にまとめる。
y)Fomblin(商標)YR−1800:Solvay Solexis又はABCR(Karlsruhe,Germany)
基剤ペーストAを、上記一般的な手順に従って、3.0重量%のSilwet L−77及び3.5重量%のビニルSi(Me)2−官能化HFPO−アミドールz)と混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果を表7にまとめた。
基剤ペーストAを、上記一般的な手順に従って、3.0重量%のSilwet L−77及び1.5重量%のビニル−Si(Me)2−官能化HFPO−アミドールz)と混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果を表7にまとめた。
基剤ペーストAを上記一般的手順に従って3.5重量%のHFPO−アミドール及び0.25重量%のポリエチレングリコールジメチルエーテル(M=250)と混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定し、表8にまとめる。
基剤ペーストAを上記一般的手順に従って3.5重量%の1H,1H−ペルフルオロ−3,6,9−トリオキサ−トリデカン−1−オルと混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定し、表8にまとめる。
基剤ペーストAの粘度(Silwet L−77を含有しない):23.558Pas
3.0重量%のSilwet L−77を含有する基剤ペーストAの粘度:18.800Pas
実施例22の組成物の粘度(Silwet L−77、HFPO酸メチルエステル(Mn=1008)及び1H,1H−ペルフルオロ−3,6,9−トリオキサトリデカン−1−オル):15.604Pas
表9に見られるように、HFPO酸メチルエステル(Zonyl FSO−100の代わり)の添加は、引張強度及び破断点伸びを損なうことなく粘度の低い(すなわち、より良好な流動挙動)組成物を導く。
基剤ペーストA及び触媒ペーストBを、上記一般的手順に従って3.0重量%のSilwet L−77及び2.0重量%のHFPO−OMe及び1.5重量%の1H,1H−ペルフルオロ−3,6,9−トリオキサトリデカン−1−オルと混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の30、40及び60秒後、湿潤挙動を上記のように決定し、表11から選び取ることができる。
基剤ペーストA及び触媒ペーストBを、上記一般的手順に従って3.0重量%のSilwet L−77及び2.5重量%のHFPO−OMe及び1.0重量%の1H,1H−ペルフルオロ−3,6,9−トリオキサトリデカン−1−オルと混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20、30及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果を、表11にまとめた。
基剤ペーストAを、上記一般的手順に従って3.0重量%のSilwet L−77及び0.50重量%のHFPO−OMe及び1.0重量%の1H,1H−ペルフルオロ−3,6,9−トリオキサトリデカン−1−オルと混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果を表12にまとめる。
基剤ペーストAを、上記一般的手順に従って3.0重量%のSilwet L−77及び0.25重量%のHFPO−アミドール(Mn=1032)及び0.75重量%の1H,1H−ペルフルオロ−3,6,9−トリオキサトリデカン−1−オルと混合した。基剤ペーストと触媒ペーストの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果を表12にまとめた。
基剤ペーストAを、上記一般的手順に従って3.0重量%のSilwet L−77及び0.25重量%のHFPO−OMe及び1.00重量%の1H,1H−ペルフルオロ−3,6,9−トリオキサトリデカン−1−オル及び0.25重量%のポリエチレングリコール−ジメチルエーテル(Mn=250g/mol)と混合した。r)基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果を表12にまとめた。
r)ポリエチレングリコールジメチルエーテル(Mn=250g/mol)はAldrichから入手した。
基剤ペーストAを、上記一般的手順に従って3.0重量%のSilwet L−77及び0.65重量%のHFPO−アミドール(Mn=1032)及び0.25重量%のポリエチレングリコール−ジメチルエーテル(Mn=250g/mol)と混合した。基剤ペーストと触媒ペーストの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果を表13にまとめる。
基剤ペーストAを、上記一般的手順に従って3.0重量%のSilwet L−77及び0.15重量%のHFPO−アミドール(Mn=1032)及び0.50重量%の1H,1H−ペルフルオロ−3,6,9−トリオキサトリデカン−1−オル及び0.25重量%のポリエチレングリコール−ジメチルエーテル(Mn=250g/mol)と混合した。基剤ペーストと触媒ペーストの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果を表13にまとめる。
基剤ペーストAを、上記一般的手順に従って3.0重量%のSilwet L−77及び0.65重量%のビニル−Si(Me)2官能化HFPO−アミドール(Mn=1032)及び0.25重量%のポリエチレングリコール−ジメチルエーテル(Mn=250)と混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果を表13にまとめる。
基剤ペーストAを、上記一般的手順に従って3.0重量%のSilwet L−77及び0.65重量%のHFPO−アミドール(Mn=1032)及び0.15重量%のDDAs)と混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果は、表14にまとめた。
s)テトラヒドロフラン及びアセトキシ基で末端保護されたエチレンオキシド;Mn〜6000。DDAは、欧州特許第1 165 016(B1)号のように合成した。
基剤ペーストAを、上記一般的な手順に従って、3.0重量%のSilwet L−77及び0.65重量%のビニルSi(Me)2−官能化HFPO−アミドール及び0.15重量%のDDAと混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果を表14にまとめる。
基剤ペーストAを、上記一般的な手順に従って、3.0重量%のSilwet L−77及び1.5重量%のHFPO−アミドール(Mn=1266)及び0.25重量%のBrij(商標)30(Croda Int.PLC;ポリアルキレン(4)ラウリルエーテル;M=362g/mol)と混合した。
基剤ペーストAを、上記一般的な手順に従って、3.0重量%のSilwet L−77及び1.5重量%のHFPO−アミドール(Mn=1266)及び0.25重量%のTriton(商標)X−100(Union Carbide Corp.;オクチルフェノールエトキシレート;M=647g/mol)と混合した。
基剤ペーストAを、上記一般的な手順に従って、3.0重量%のSilwet L−77及び1.5重量%のHFPO−アミドール(Mn=1266)及び0.15重量%のBreox(商標)50A20(Cognis Corp.;EO/POコポリマー;粘度:19cSt.40℃)と混合した。
基剤ペーストAを、上記一般的な手順に従って、3.0重量%のSilwet L−77及び1.5重量%のHFPO−アミドール(Mn=1266)及び0.15重量%のAcclaim(商標)12000(Bayer Corp.;ポリエーテルポリオール;M=11,200g/mol)と混合した。
基剤ペーストAを上記一般的手順に従って3.0重量%のSilwet L−77及び3.5重量%のZonyl FSN−100(Aldrich又はDuPontから入手可能)と混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定し、表16にまとめる。
基剤ペーストAを、上記一般的な手順に従って、3.0重量%のSilwet L−77及び1.5重量%のHFPO−アミドール(Mn=1032)と混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果は、表17にまとめる。
基剤ペーストAを、上記一般的な手順に従って、3.0重量%のSilwet L−77及び1.5重量%のZonyl FSO−100と混合した。基剤ペーストと触媒ペーストBの混合の20及び40秒後、湿潤挙動を上記のように決定した。結果を表17にまとめる。
実施例35:
縮合架橋Xantopren(商標)Blue L(Heraeus Kulzer)の基剤ペーストを、上記一般的手順に従って、3.0重量%のSilwet L−77及び1.5重量%のHFPO−アミドール(Mn=1032)と混合した。基剤ペーストとUniversial Activator paste(Heraeus Kulzer)との混合の40及び60秒後、上記のように湿潤挙動を決定し、表19にまとめる。
縮合架橋Xantopren(商標)Blue L(Heraeus Kulzer)の基剤ペーストを、上記一般的手順に従って、3.0重量%のSilwet L−77及び3.5重量%のHFPO−OMeと混合した。基剤ペーストとUniversial Activator paste (Heraeus Kulzer)との混合の40及び60秒後、上記のように湿潤挙動を決定し、表19にまとめる。
Claims (6)
- a.成分(A)として、硬化性オルガノポリシロキサンポリマーと、
b.成分(B)として、前記オルガノポリシロキサンポリマーを架橋することができる架橋剤化合物と、
c.成分(C)として、成分(A)と成分(B)の架橋反応を触媒することができる触媒と、
d.成分(D)として、界面活性剤と、
e.成分(E)として、以下の式:
(i)(G1−L1−O)s−Rf a−O−L2−G2
[ (ii)式中、
G1及びG2は、それぞれ独立して、ポリオキシアルキレン基を含まない、又はF−含有化合物におけるその合計量がF−含有化合物の分子量に基づいて10重量%以下であるようにポリオキシアルキレンを含有する非イオン性末端基を表し、
(iii)L1及びL2は、それぞれ独立して脂肪族炭化水素基又は部分若しくは全部フッ素化脂肪族炭化水素基を表し、
(iv)Rf aは、一価若しくは二価の、部分若しくは全部フッ素化脂肪族基、又は1つ以上の酸素原子により遮断される部分若しくは全部フッ素化脂肪族基を表し、sは0又は1を表し、
(v)(ただし以下の条件:
i.部分L1−G1及びL2−G2の少なくとも1つが部分若しくは全部フッ素化されている、又は
ii.R f a が1つ以上の酸素原子により遮断される部分若しくは全部フッ素化脂肪族基である、のうちの少なくとも1つを満たす)]
を有するF−含有化合物と、
を含む、硬化性歯科用組成物。 - 前記F−含有化合物が、以下の式
T 1 −X−[(O−CF 2 −CF 2 ) u −(O−CF 2 ) v −(O−CF(CF 3 )−CF 2 ) w −(O−CF 2 −CF 2 −CF 2 ) x −O]−X−T 2
[ここで、u=0〜8、v=0〜8、w=0〜8、x=0〜8であり、u+v+w+x≧1であり、
式中、T 1 及びT 2 は、等しくても異なってもよく、独立して、−COOR、−CONR b R c −CH 2 OH、−CF 2 OR、−CHFOH、−CHFOR、−CH 2 OR又は−F、
(ここで、Rは直鎖状又は分枝状アルキル残基(C1〜C9)、アリール残基(C1〜C9)又はアルキルアリール残基(C1〜C9)であり、これらのそれぞれは所望によりヒドロキシル、アミノ基、ハロゲン原子、SiH基及びSiHと反応することができる基からなる群から選択される1つ以上の置換基に置換してもよく、R b 及びR c は、独立して、Hを表す、又はRに与えられた意味を有する)
から選択され、
Xは−(CF 2 ) 1〜6 −、−CF(CF 3 )−及び−CHF−CF 2 から選択される]
を有する、請求項1に記載の硬化性歯科用組成物。 - 前記界面活性剤が、
[式中、Rは、独立して、1〜22個のC原子を有する一価のヒドロカルビルラジカルであり、R 1 は、1〜26個のC原子を有する二価のヒドロカルビレンラジカルであり、それぞれのR 2 は、独立して、水素又は低級ヒドロキシアルキルラジカルであり、R 3 は、水素、又は1〜22個のC原子を有する一価のヒドロカルビルラジカルであり、n及びbは、独立して、0以上であり、m及びaは、独立して、1以上である]、又は
Q−P−(OC n H 2n ) x −OT
[Qは、R 3 −Si−又はR 3 −Si−(R’−SiR 2 ) a −R’−SiR’’ 2 (ここで、分子中のそれぞれのRは同じであっても異なってもよく、脂肪族C 1 〜C 18 、脂環式C 6 〜C 12 、又は芳香族C 6 〜C 12 炭化水素ラジカルを意味し、所望により、ハロゲン原子に置換されてよく、R’はC 1 〜C 14 アルキレン基であり、R’’はa≠0の場合Rである、又はa=0の場合R若しくはR 3 SiR’であり、a=0〜2である)であり、
Pは、C 2 〜C 18 アルキレン基、又はA−R’’’
[式中、AはC 2 〜C 18 アルキレン基を表し、R’’’は、以下のリストの官能基:−NHC(O)−、−NHC(O)−(CH 2 ) n−1 −、−NHC(O)C(O)−、−NHC(O)(CH 2 ) v C(O)−、−OC(O)−、−OC(O)−(CH 2 ) n−1 −、−OC(O)C(O)−、−OC(O)(CH 2 ) v C(O)−、−OCH 2 CH(OH)CH 2 OC(O)(CH 2 ) n−1 −、−OCH 2 CH(OH)CH 2 OC(O)(CH 2 ) v C(O)−(ここで、v=1〜約12である)を表す]を意味し、 Tは、Hであるか、又はC1〜C4アルキルラジカル若しくはC1〜C4アシルラジカルを意味し、
xは、1〜約200の数を意味し、
nは、1〜約6の平均数を意味する]、
並びにこれらの混合物
から選択される、請求項1または2に記載の硬化性歯科用組成物。 - 前記F−含有化合物が、
Rf−(O) t −CHF−(CF 2 ) x −T
[ここでt=0又は1であり、x=0又は1であり、Rf基は、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル残基であり、式中、前記アルキル鎖は酸素原子により遮断されてよい(ただしtが0であるとき、Rfは、少なくとも1つの酸素原子により遮断される直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル残基である)]、
Rf−(OCF 2 ) m −O−CF 2 −T
[ここで、m=1〜約6であり、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル残基であり、式中、前記アルキル鎖は、O原子により遮断されてよい]、
CF 3 −(CF 2 ) 2 −(OCF(CF 3 )−CF 2 ) z −O−L−T
[ここで、z=0、1、2、3、4、5、6、7又は8であり、Lは、−CF(CF 3 )−、−CF 2 −及び−CF 2 CF 2 から選択される構造を有する]、
Rf−(O−CF 2 CF 2 ) n −O−CF 2 −T
[ここでn=1、2、3、4又は5であり、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル残基であり、式中、前記アルキル鎖はO原子により遮断されてよい]、
フッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレンオキシド、テトラフルオロエチレン、2,2,3,3−テトラフルオロオキセタン、トリフルオロエチレン及びモノフルオロエチレンの群から選択されるモノマーの重合又は共重合により得ることができるオリゴマー性化合物であって、前記オリゴマー性化合物の少なくとも1つの鎖末端が官能基Tにより表されるオリゴマー性化合物、
並びにこれらの混合物、
[Tは、請求項2におけるT 1 及びT 2 で定義したような意味を有する]
からなる群から選択される、請求項1〜3に記載の硬化性歯科用組成物。 - 前記F−含有化合物が、
Rf−O−CHF−T
[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6)であり、このアルキル鎖は酸素原子に遮断されることができる]、
Rf−O−CF 2 −T
[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6)であり、このアルキル鎖は酸素原子に遮断されることができる]、
Rf−O−CHF−CF 2 −T
[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6)であり、このアルキル鎖は酸素原子に遮断されることができる]、
Rf−O−CF 2 −CF 2 −T
[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6)であり、このアルキル鎖は酸素原子に遮断されることができる]、
R f −O−CF 2 −CHF−T
[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6)であり、このアルキル鎖は酸素原子に遮断されることができる]、
Rf−O−CF 2 −CHF−CF 2 −T
[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6)であり、このアルキル鎖は酸素原子に遮断されることができる]、
R f −(O−CF 2 ) u −O−CF 2 −T
[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6)であり、このアルキル鎖は酸素原子に遮断されることができ、u=1、2、3、4、5又は6である]、
Rf−(O−CF 2 −CF 2 ) k −O−CF 2 −T
[ここで、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6)であり、このアルキル鎖は酸素原子に遮断されることができ、k=1、2、3、4又は5である]、
Rf−(O−CF 2 −CF 2 −CF 2 ) n −O−CF 2 −CF 2 −T
[ここで、n=1〜25であり、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル鎖(C1〜C6)であり、アルキル鎖はO原子に遮断されることができる]、
T−CF 2 −O−(CF 2 −CF 2 −O) p −(CF 2 −O)q−CF 2 −T
[ここで、p/q=0.5〜3.0であり、約500〜約4000g/molの範囲の分子量である]、
T−CF 2 −(O−CF(CF 3 )−CF 2 ) n −(O−CF 2 ) m −O−CF 2 −T
[ここで、n/m=20〜40であり、約650〜約3200g/molの範囲の分子量である]、
CF 3 −(CF 2 ) 2 −(OCF(CF 3 )−CF 2 ) z −O−CF(CF 3 )−T[ここで、z=0、1、2、3、4、5、6、7又は8である]、
CF 3 −CHF−O−(CF 2 ) o −T[ここで、o=1、2、3、4、5又は6である]、
CF 3 −CF 2 −O−(CF 2 ) o −T
[ここで、o=1、2、3、4、5又は6である]、
並びにこれらの混合物、
[Tは、請求項2のT 1 及びT 2 で定義したような意味を有する]
からなる群から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の硬化性歯科用組成物。 - 前記F−含有化合物が、
CF 3 −O−CF 2 −O−CF 2 −CF 2 −O−CHF−T
CF 3 −(O−CF 2 ) 2 −O−CF 2 −CF 2 −O−CHF−T
CF 3 −(O−CF 2 ) 3 −O−CF 2 −CF 2 −O−CHF−T
CF 3 −O−CF 2 −O−CF 2 −CF 2 −O−CHF−CF 2 −T
CF 3 −(O−CF 2 ) 2 −O−CF 2 −CF 2 −O−CHF−CF 2 −T
CF 3 −(O−CF 2 ) 3 −O−CF 2 −CF 2 −O−CHF−CF 2 −T
C 3 F 7 −O−CF 2 −CHF−T
CF 3 −O−CF 2 −O−CF 2 −CF 2 −O−CF 2 −CHF−T
CF 3 −(O−CF 2 ) 2 −O−CF 2 −CF 2 −O−CF 2 −CHF−T
CF 3 −(O−CF 2 ) 3 −O−CF 2 −CF 2 −O−CF 2 −CHF−T
C 3 F 7 −O−CF 2 −CHF−CF 2 −T
CF 3 −O−CF 2 −CF 2 −CF 2 −O−CF 2 −CHF−CF 2 −T
CF 3 −O−CF 2 −O−CF 2 −CF 2 −O−CF 2 −CHF−CF 2 −T
CF 3 −(O−CF 2 ) 2 −O−CF 2 −CF 2 −O−CF 2 −CHF−CF 2 −T
CF 3 −(O−CF 2 ) 3 −O−CF 2 −CF 2 −O−CF 2 −CHF−CF 2 −T
CF 3 −(O−CF 2 ) 3 −O−CF 2 −T
CF 3 −(O−CF 2 ) 5 −O−CF 2 −T
C 2 F 5 −(O−CF 2 −CF 2 ) 1 −O−CF 2 −T
C 3 F 7 −(O−CF 2 −CF 2 ) 1 −O−CF 2 −T
C 4 F 9 −(O−CF 2 −CF 2 ) 1 −O−CF 2 −T
C 2 F 5 −(O−CF 2 −CF 2 ) 2 −O−CF 2 −T
CF 3 −(O−CF 2 −CF 2 ) 2 −O−CF 2 −T
C 3 F 7 −(O−CF 2 −CF 2 ) 2 −O−CF 2 −T
C 4 F 9 −(O−CF 2 −CF 2 ) 2 −O−CF 2 −T
CF 3 −(CF 2 ) 2 −(O−CF(CF 3 )−CF 2 ) 2 −O−CF(CF 3 )−T
CF 3 −(CF 2 ) 2 −(O−CF(CF 3 )−CF 2 ) 3 −O−CF(CF 3 )−T
CF 3 −(CF 2 ) 2 −(O−CF(CF 3 )−CF 2 ) 4 −O−CF(CF 3 )−T
CF 3 −(CF 2 ) 2 −(O−CF(CF 3 )−CF 2 ) 5 −O−CF(CF 3 )−T
CF 3 −(CF 2 ) 2 −(O−CF(CF 3 )−CF 2 ) 6 −O−CF(CF 3 )−T
CF 3 −CFH−O−(CF 2 ) 3 −T
CF 3 −CFH−O−(CF 2 ) 5 −T
CF 3 −CF 2 −O−(CF 2 ) 3 −T
CF 3 −CF 2 −O−(CF 2 ) 5 −T
Rf−(O−CF 2 −CF 2 −CF 2 ) n −O−CF 2 −CF 2 −T(ここで、n=1〜25であり、Rfは、直鎖状又は分枝状完全又は部分フッ素化アルキル残基(C1〜C6)であり、アルキル鎖は酸素原子に遮断されることができる)、
T−CF 2 −O−(CF 2 −CF 2 −O) p −(CF 2 −O) q −CF 2 −T(ここで、p/q=0.5〜3.0であり、約500〜約4000g/molの範囲の分子量である)、
T−CF 2 −(O−CF(CF 3 )−CF 2 ) n −(O−CF 2 ) m −O−CF 2 −T(ここで、n/m=約20〜40であり、約650〜約3200g/molの範囲の分子量である)、
並びにこれらの混合物、
(Tは、請求項2のT 1 及びT 2 で定義したような意味を有する)
からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の硬化性歯科用組成物。
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