JPH0672084B2 - 印象材組成物 - Google Patents
印象材組成物Info
- Publication number
- JPH0672084B2 JPH0672084B2 JP1082531A JP8253189A JPH0672084B2 JP H0672084 B2 JPH0672084 B2 JP H0672084B2 JP 1082531 A JP1082531 A JP 1082531A JP 8253189 A JP8253189 A JP 8253189A JP H0672084 B2 JPH0672084 B2 JP H0672084B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- group
- polyether
- impression material
- hydrophilicity
- Prior art date
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L83/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L83/10—Block- or graft-copolymers containing polysiloxane sequences
- C08L83/12—Block- or graft-copolymers containing polysiloxane sequences containing polyether sequences
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/90—Compositions for taking dental impressions
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印象材組成物に関し、特に親水性で硬化収縮
が少ない印象材組成物に関する。
が少ない印象材組成物に関する。
〔従来の技術〕 従来から、歯科印象材料を初めとする各種の印象材料、
型取り材料等として、ポリエーテル、ポリサルファイ
ド、シリコーン等を主成分とする材料が使用されてい
る。
型取り材料等として、ポリエーテル、ポリサルファイ
ド、シリコーン等を主成分とする材料が使用されてい
る。
しかしながら、上記材料のうち、ポリエーテルは親水性
を備えているが、硬化収縮が大きすぎるという問題があ
る。また、ポリサルファイドは異臭が強すぎる。シリコ
ーンは、印象性は良好であるが、しかし親水性に乏しい
ため、歯科用に用いた際には口腔内印象時に唾液や血液
等によって濡れた部分の印象性が悪くなるという欠点を
有している。
を備えているが、硬化収縮が大きすぎるという問題があ
る。また、ポリサルファイドは異臭が強すぎる。シリコ
ーンは、印象性は良好であるが、しかし親水性に乏しい
ため、歯科用に用いた際には口腔内印象時に唾液や血液
等によって濡れた部分の印象性が悪くなるという欠点を
有している。
そのため、シリコーン材料に関しては、更にポリエーテ
ル変性シロキサン、フッ素系界面活性剤を添加して親水
性を付与する提案がなされている。しかしながら、この
場合、成型機上においてこれら親水性付与剤が滲み出た
り、液分離を起したりするという問題がある。
ル変性シロキサン、フッ素系界面活性剤を添加して親水
性を付与する提案がなされている。しかしながら、この
場合、成型機上においてこれら親水性付与剤が滲み出た
り、液分離を起したりするという問題がある。
そこで、本発明は、従来の印象材料における上記したよ
うな問題を解決し、親水性を備えるとともに硬化収縮が
少ない新規な印象材組成物の提供を目的とする。
うな問題を解決し、親水性を備えるとともに硬化収縮が
少ない新規な印象材組成物の提供を目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明は (イ)1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有す
るポリエーテル系ポリマー、 (ロ)けい素原子に直結する水素原子を1分子中に少な
くとも3個有するポリオルガノハイドロジエンシロキサ
ン、 (ハ)白金系触媒、 (ニ)無機充填剤、及び (ホ)ビタミンE、 を含有してなる印象材組成物を提供するものである。
るポリエーテル系ポリマー、 (ロ)けい素原子に直結する水素原子を1分子中に少な
くとも3個有するポリオルガノハイドロジエンシロキサ
ン、 (ハ)白金系触媒、 (ニ)無機充填剤、及び (ホ)ビタミンE、 を含有してなる印象材組成物を提供するものである。
まず、(イ)成分は、それ自身が親水性を有し、また硬
化してゴム状になる主成分である。ここでいうポリエー
テルとは、例えば、(-CH2CH2O-),(-CH2CH2CH2O-), (-CH2CH2CH2CH2O-) のような炭素数2〜4のアルキレンオキサイド基の1種
または2種以上を繰返し単位として有し、これらが2個
以上結合した主鎖(ポリエーテル鎖)を有するポリマー
を表わす。
化してゴム状になる主成分である。ここでいうポリエー
テルとは、例えば、(-CH2CH2O-),(-CH2CH2CH2O-), (-CH2CH2CH2CH2O-) のような炭素数2〜4のアルキレンオキサイド基の1種
または2種以上を繰返し単位として有し、これらが2個
以上結合した主鎖(ポリエーテル鎖)を有するポリマー
を表わす。
この場合、全体が親水性を示すためには、ポリマー内
に、(-CH2CH2O-)および/または(-CH2CHCH3O-)を繰返し
単位として含んでいることが必要である。しかし、(-CH
2CH2O-)単位のみの場合、得られるポリマーの親水性は
良好になるが、他方では水にたいする膨潤性が大きくな
り精密な印象をとることが困難になる。また、(-CH2CH2
CH2CH2O-)単位のみの場合は充分な親水性が得られな
い。本発明におけるポリエーテルとして好ましいものと
しては、ポリエーテル鎖が、(-CH2CHCH3O-)単位のみか
らなるもの、(-CH2CH2O-)単位と(-CH2CHCH3O-)単位との
共重合体のように(-CH2CH2O-)単位および(-CH2CHCH3O-)
単位が含まれているものが好ましい。しかし、前述した
(-CH2CH2O-)単位のみの場合であっても、他にジオルガ
ノシロキサン単位が多く含まれていれば、ポリエーテル
全体としては適度の親水性、膨潤性が得られ、好適に使
用することができる。
に、(-CH2CH2O-)および/または(-CH2CHCH3O-)を繰返し
単位として含んでいることが必要である。しかし、(-CH
2CH2O-)単位のみの場合、得られるポリマーの親水性は
良好になるが、他方では水にたいする膨潤性が大きくな
り精密な印象をとることが困難になる。また、(-CH2CH2
CH2CH2O-)単位のみの場合は充分な親水性が得られな
い。本発明におけるポリエーテルとして好ましいものと
しては、ポリエーテル鎖が、(-CH2CHCH3O-)単位のみか
らなるもの、(-CH2CH2O-)単位と(-CH2CHCH3O-)単位との
共重合体のように(-CH2CH2O-)単位および(-CH2CHCH3O-)
単位が含まれているものが好ましい。しかし、前述した
(-CH2CH2O-)単位のみの場合であっても、他にジオルガ
ノシロキサン単位が多く含まれていれば、ポリエーテル
全体としては適度の親水性、膨潤性が得られ、好適に使
用することができる。
(イ)成分におけるアルケニル基は、後述する(ロ)成
分のSiHと付加反応を起して(イ)成分の硬化のために
必要な官能基で、(イ)成分の1分子中に少なくとも2
個含有されているものである。このようなアルケニル基
としては、例えば、ビニル基、アリル基、ブテニル基、
ビニルシリル基、アリルシリル基等を挙げることができ
るが、中でも例えば、アリル基、ビニルシリル基:CH2=
CH-Si-を好適なものとして挙げることができる。
分のSiHと付加反応を起して(イ)成分の硬化のために
必要な官能基で、(イ)成分の1分子中に少なくとも2
個含有されているものである。このようなアルケニル基
としては、例えば、ビニル基、アリル基、ブテニル基、
ビニルシリル基、アリルシリル基等を挙げることができ
るが、中でも例えば、アリル基、ビニルシリル基:CH2=
CH-Si-を好適なものとして挙げることができる。
(イ)成分は、その硬化前は流動性を示し、硬化後は歯
科印象材料としての良好なゴム弾性体となるために、前
記したアルキレンオキサイド基の繰返しの数が10〜1000
であることが好ましい。特に20〜500のものが好適であ
る。
科印象材料としての良好なゴム弾性体となるために、前
記したアルキレンオキサイド基の繰返しの数が10〜1000
であることが好ましい。特に20〜500のものが好適であ
る。
このような(イ)成分としては、以下の構造式のものを
例示することができる。
例示することができる。
(m,nは正の整数) また、(ロ)成分のハイドロジエンポリシロキサンとの
反応性を良好とするために、(イ)成分にはけい素原子
を導入してもよい。そのような(イ)成分は、以下に例
示するようなシランもしくはジオルガノポリシロキサン
の形であってもよい。
反応性を良好とするために、(イ)成分にはけい素原子
を導入してもよい。そのような(イ)成分は、以下に例
示するようなシランもしくはジオルガノポリシロキサン
の形であってもよい。
(I,m,nは正の整数) なお、(イ)成分のようなアルキレンオキサイド基の繰
返し単位を含むポリエーテル中間体を硬化させたときに
は、その硬化物が硬くなりすぎることがあるが、片末端
に官能基を有する、または無官能のオイルを適量添加し
て解消することができる。
返し単位を含むポリエーテル中間体を硬化させたときに
は、その硬化物が硬くなりすぎることがあるが、片末端
に官能基を有する、または無官能のオイルを適量添加し
て解消することができる。
(ロ)成分は、(イ)成分のアルケニル基と付加反応し
て(イ)成分を架橋硬化せしめるための成分で、通常、
付加型シリコーンエラストマーに用いられるポリシロキ
サンであればよく、一般には、次式: 〔式中、RはC1〜C7のアルキル基、フェニル基、ハロゲ
ン化置換アルキル基等を表わし、aは1.5<a<2の
数、bは0<b≦1の数であり、ただし、2<a+b<
2.7である。〕 で示されるものである。
て(イ)成分を架橋硬化せしめるための成分で、通常、
付加型シリコーンエラストマーに用いられるポリシロキ
サンであればよく、一般には、次式: 〔式中、RはC1〜C7のアルキル基、フェニル基、ハロゲ
ン化置換アルキル基等を表わし、aは1.5<a<2の
数、bは0<b≦1の数であり、ただし、2<a+b<
2.7である。〕 で示されるものである。
この(ロ)成分は、(イ)成分中のアルケニル基に対す
る(ロ)成分中のSiH基の割合が、モル数で、0.5〜5倍
となる量、特に0.8〜3倍となる量配合されるのが好ま
しい。
る(ロ)成分中のSiH基の割合が、モル数で、0.5〜5倍
となる量、特に0.8〜3倍となる量配合されるのが好ま
しい。
なお、(イ)成分との相溶性を高めるために、(ロ)成
分には適量のポリエーテル単位が含まれていてもよい。
分には適量のポリエーテル単位が含まれていてもよい。
(ハ)成分の白金系触媒は、通常のハイドロサイレーシ
ョン反応に用いられるものであればいずれも使用するこ
とができ、例えば、塩化白金酸、そのアルコール変性
物、白金のビニルシロキサン錯体等をあげることができ
る。なお、保存性を高めるためには、白金のビニルシロ
キサン錯体のように、クロル分の少ないものが好適であ
る。
ョン反応に用いられるものであればいずれも使用するこ
とができ、例えば、塩化白金酸、そのアルコール変性
物、白金のビニルシロキサン錯体等をあげることができ
る。なお、保存性を高めるためには、白金のビニルシロ
キサン錯体のように、クロル分の少ないものが好適であ
る。
この(ハ)成分は、(イ)成分にたいし、1〜1000pp
m、さらには10〜200ppm配合されることが、好ましい。
配合量が1ppm未満の場合は、(イ)成分と(ロ)成分の
架橋反応が充分に進行せず、1000ppmよりも多くなる
と、架橋反応の制御は困難となるだけではなくポリシロ
キサン部の解重合を引き起す可能性も生じる。更には
(イ)成分のポリエーテルの酸化劣化を促進せしめ、ア
ルデヒド等の副生成物が生じ易くなり、ひいては硬化速
度を遅らせ、極端な場合は硬化不良を引き起すことがあ
る。
m、さらには10〜200ppm配合されることが、好ましい。
配合量が1ppm未満の場合は、(イ)成分と(ロ)成分の
架橋反応が充分に進行せず、1000ppmよりも多くなる
と、架橋反応の制御は困難となるだけではなくポリシロ
キサン部の解重合を引き起す可能性も生じる。更には
(イ)成分のポリエーテルの酸化劣化を促進せしめ、ア
ルデヒド等の副生成物が生じ易くなり、ひいては硬化速
度を遅らせ、極端な場合は硬化不良を引き起すことがあ
る。
(ニ)成分の無機充填剤は、通常この種の印象材組成物
に用いられる公知のものでよく、ヒュームドシリカ、沈
降性シリカなどの微粉末シリカ、石英粉末、ガラス繊
維、カーボン粉末、酸化鉄、二酸化チタン、酸化亜鉛、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどが挙げられる。
(ニ)成分の配合量は(イ)成分100重量部に対して、
通常5〜500重量部である。この配合量が5重量部未満
の場合は硬化収縮が大きく、500重量部より多い場合は
粘度が高くなりすぎて得られる印象材が取扱いにくくな
る。
に用いられる公知のものでよく、ヒュームドシリカ、沈
降性シリカなどの微粉末シリカ、石英粉末、ガラス繊
維、カーボン粉末、酸化鉄、二酸化チタン、酸化亜鉛、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどが挙げられる。
(ニ)成分の配合量は(イ)成分100重量部に対して、
通常5〜500重量部である。この配合量が5重量部未満
の場合は硬化収縮が大きく、500重量部より多い場合は
粘度が高くなりすぎて得られる印象材が取扱いにくくな
る。
(ホ)成分のビタミンEは、組成物の長期保存性を確保
し、刺激臭の発生を抑制して使用時に患者に不快感を与
えないために配合される成分である。
し、刺激臭の発生を抑制して使用時に患者に不快感を与
えないために配合される成分である。
すなわち、(イ)成分のポリエーテルなどは経時的に酸
化劣化し、更に前記した(ハ)成分の白金系触媒はこの
ことを促進し、また(ハ)成分自身の酸化劣化により組
成物の硬化速度が遅くなって、患者に苦痛や不快感を与
えることを防止するために配合される。
化劣化し、更に前記した(ハ)成分の白金系触媒はこの
ことを促進し、また(ハ)成分自身の酸化劣化により組
成物の硬化速度が遅くなって、患者に苦痛や不快感を与
えることを防止するために配合される。
ビタミンEは、酸素ラジカルにたいして有効であり、ま
た人体に悪影響を与えず、更には、(ハ)成分の白金系
触媒によるハイドロサイレーション反応時の触媒毒にも
ならない。
た人体に悪影響を与えず、更には、(ハ)成分の白金系
触媒によるハイドロサイレーション反応時の触媒毒にも
ならない。
(ホ)成分は、(イ)成分にたいし、通常10ppm以上配
合される。この配合量が10ppm未満の場合は、酸化防止
効果が充分に発揮されない。
合される。この配合量が10ppm未満の場合は、酸化防止
効果が充分に発揮されない。
本発明の組成物は、以上、(イ)〜(ホ)の各成分を必
須として構成されるが、ポリエーテル基を含有する
(イ)成分は末端がアルコール残基の多いことや、さら
には親水性であるため給水率も多い。このため、SiHと
水またはアルコール分との脱水素反応を引き起こし硬化
物に気泡を生じ易いため、これらを防止する添加剤を添
加することも可能である。例えば、市販されている水素
貯蔵合金、パラジウム化合物、金属パラジウム粉末及び
これらをアルミナ、カーボン、シリカ等の担体に担持さ
せた物、更には若干臭気を有するものの酢酸カリウムの
添加等も有効である。
須として構成されるが、ポリエーテル基を含有する
(イ)成分は末端がアルコール残基の多いことや、さら
には親水性であるため給水率も多い。このため、SiHと
水またはアルコール分との脱水素反応を引き起こし硬化
物に気泡を生じ易いため、これらを防止する添加剤を添
加することも可能である。例えば、市販されている水素
貯蔵合金、パラジウム化合物、金属パラジウム粉末及び
これらをアルミナ、カーボン、シリカ等の担体に担持さ
せた物、更には若干臭気を有するものの酢酸カリウムの
添加等も有効である。
更にまた、着色剤として、酸化チタン、酸化鉄、アルミ
ン酸コバルト、キナクドリン顔料、フタロシアニン顔料
などの顔料、アントラキノン系染料、アゾ系染料などの
染料や、香料などを任意に添加してもよい。
ン酸コバルト、キナクドリン顔料、フタロシアニン顔料
などの顔料、アントラキノン系染料、アゾ系染料などの
染料や、香料などを任意に添加してもよい。
本発明の組成物は、使用時に適当な方法で、上記した各
成分を規定量混合することによって室温下でも短時間
(例えば数分程度)で硬化させることができる。
成分を規定量混合することによって室温下でも短時間
(例えば数分程度)で硬化させることができる。
また、その主成分である(イ)成分自身の親水性によ
り、硬化中および硬化後であっても、含水物質あるいは
親水性物質との濡れ性が与えられる。従って、湿った雰
囲気の中で、正確な印象を要求される歯科印象材料とし
て特に有用とされるが、親水性を要求される型取り材料
及びその他の用途でも広く使用することができる。
り、硬化中および硬化後であっても、含水物質あるいは
親水性物質との濡れ性が与えられる。従って、湿った雰
囲気の中で、正確な印象を要求される歯科印象材料とし
て特に有用とされるが、親水性を要求される型取り材料
及びその他の用途でも広く使用することができる。
合成例1 25℃における粘度が2000cPであり、両末端にヒドロキシ
ル基を有するポリプロピレンオキサイド−エチレンオキ
サイドコポリマー100gに、ビニルジメチルクロルシラン
10gを、ヘキサメチルジシラザンの存在下、室温にて滴
下、混合した。その混合物を濾過後、窒素置換し、1 to
rr、100℃でストリップを行なった。
ル基を有するポリプロピレンオキサイド−エチレンオキ
サイドコポリマー100gに、ビニルジメチルクロルシラン
10gを、ヘキサメチルジシラザンの存在下、室温にて滴
下、混合した。その混合物を濾過後、窒素置換し、1 to
rr、100℃でストリップを行なった。
GPCなどのデータより平均的に下記構造のポリマーを得
た。
た。
これをベースオイル(I)とした。
合成例2 25℃における粘度が3000cPであり、両末端にアリル基を
有するポリプロピレンオキサイドポリマー(これをベー
スオイル(II)とする)500gに、白金分2%含有の白金
触媒0.1gを添加し、全体をコンデンサー付き三lフラス
コに入れて100℃に加熱した。ここにジメチルクロルシ
ラン25gを滴下ロートで滴下しながら約4時間撹拌し
た。
有するポリプロピレンオキサイドポリマー(これをベー
スオイル(II)とする)500gに、白金分2%含有の白金
触媒0.1gを添加し、全体をコンデンサー付き三lフラス
コに入れて100℃に加熱した。ここにジメチルクロルシ
ラン25gを滴下ロートで滴下しながら約4時間撹拌し
た。
この後、温度をそのままに保ち、この容器内で1torrに
減圧しストリップを行なった。温度を室温まで降温し、
新たに滴下ロートを取り付け、ビニルジメチルヒドロキ
シシラン25g、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチル
ジシラザン50gを滴下、混合した。容器内を窒素置換し
た後、1torr、100℃でストリップを行ない、濾過し、平
均で下記の構造を有するポリマーを得た。
減圧しストリップを行なった。温度を室温まで降温し、
新たに滴下ロートを取り付け、ビニルジメチルヒドロキ
シシラン25g、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチル
ジシラザン50gを滴下、混合した。容器内を窒素置換し
た後、1torr、100℃でストリップを行ない、濾過し、平
均で下記の構造を有するポリマーを得た。
これをベースオイル(III)とした。
実施例1〜3、比較例1 合成例で調製した(イ)成分である各ベースオイルに第
1表に示す諸成分を配合し、充分に混練して常温で硬化
させた。得られた硬化物の物性を第1表に示す。
1表に示す諸成分を配合し、充分に混練して常温で硬化
させた。得られた硬化物の物性を第1表に示す。
〔発明の効果〕 本発明の組成物は、親水性で、また硬化収縮も少ない。
そのため、口腔内のような濡れた環境でも精密な型どり
が可能であり、歯科用印象材料を初めとして各種の印象
材料、型取り材料として有用である。
そのため、口腔内のような濡れた環境でも精密な型どり
が可能であり、歯科用印象材料を初めとして各種の印象
材料、型取り材料として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤木 弘直 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社シリコーン電子材料技術研 究所内 (72)発明者 吉野 正親 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社シリコーン電子材料技術研 究所内 (56)参考文献 特開 平2−209957(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】(イ)1分子中に少なくとも2個のアルケ
ニル基を有するポリエーテルポリマー、 (ロ)けい素原子に直結する水素原子を1分子中に少な
くとも3個有するポリオルガノハイドロジエンシロキサ
ン、 (ハ)白金系触媒、 (ニ)無機充填剤、及び (ホ)ビタミンE、 を含有してなる印象剤組成物。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1082531A JPH0672084B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 印象材組成物 |
DE4010281A DE4010281C2 (de) | 1989-03-31 | 1990-03-30 | Abdruckzusammensetzung |
US08/048,577 US5367001A (en) | 1989-03-31 | 1993-04-09 | Impression composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1082531A JPH0672084B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 印象材組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02262503A JPH02262503A (ja) | 1990-10-25 |
JPH0672084B2 true JPH0672084B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=13777090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1082531A Expired - Fee Related JPH0672084B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 印象材組成物 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5367001A (ja) |
JP (1) | JPH0672084B2 (ja) |
DE (1) | DE4010281C2 (ja) |
Families Citing this family (37)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2516451B2 (ja) * | 1990-04-04 | 1996-07-24 | 信越化学工業株式会社 | 硬化性組成物及びその硬化物 |
JP2631772B2 (ja) * | 1991-02-27 | 1997-07-16 | 信越化学工業株式会社 | 新規なシリコーン重合体及びそれを用いた水分散能を有するペースト状シリコーン組成物 |
DE4129613A1 (de) * | 1991-09-06 | 1993-03-11 | Wacker Chemie Gmbh | Lagerstabile, permanent wasserbenetzbare vulkanisate ergebende polysiloxanmasse |
EP0545002A1 (en) * | 1991-11-21 | 1993-06-09 | Kose Corporation | Silicone polymer, paste-like composition and water-in-oil type cosmetic composition comprising the same |
JPH05140320A (ja) * | 1991-11-21 | 1993-06-08 | Shin Etsu Chem Co Ltd | シリコ−ン重合体およびペ−スト状シリコ−ン組成物 |
DE4306997A1 (de) * | 1993-03-05 | 1994-09-08 | Thera Ges Fuer Patente | Hydrophilierte Polyether |
DE4433139A1 (de) * | 1994-09-16 | 1996-03-21 | Thera Ges Fuer Patente | Hydrophilierte Zahnabdruckmassen |
US5830951A (en) * | 1995-04-13 | 1998-11-03 | Dentsply Detrey G.M.B.H. | Polyvinylsiloxane impression material |
US6552104B1 (en) | 1995-04-13 | 2003-04-22 | Dentsply Research & Development Corp. | Method of making hydrophilic non-sweating polymerizable dental impression material |
US5955513A (en) * | 1995-04-13 | 1999-09-21 | Dentsply Research & Development Corp. | Very high viscosity polyvinylsiloxane impression material |
US5684060A (en) * | 1996-04-09 | 1997-11-04 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Compositions containing inorganic, organic and organometallic palladium hydrogen scavengers |
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