JPH0798903B2 - 硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

硬化性オルガノポリシロキサン組成物

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JPH0798903B2
JPH0798903B2 JP3329947A JP32994791A JPH0798903B2 JP H0798903 B2 JPH0798903 B2 JP H0798903B2 JP 3329947 A JP3329947 A JP 3329947A JP 32994791 A JP32994791 A JP 32994791A JP H0798903 B2 JPH0798903 B2 JP H0798903B2
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正作 佐々木
裕司 浜田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子線の照射により硬
化可能なオルガノポリシロキサン組成物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、オルガノポリシロキサン組成物の
硬化は一般に加熱による方法が採用されているが、これ
には高い温度で長時間の加熱を必要とした。しかし、近
年生産性向上および用途が多様化するに従って、電子線
照射により室温あるいは低温で短時間の硬化が可能なオ
ルガノポリシロキサン組成物が要求されだした。電子線
を照射することにより硬化するオルガノポリシロキサン
組成物は、例えば、特公昭53−10103号公報およ
び特開昭57−109852号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公昭53−
10103号のメルカプト基含有オルガノポリシロキサ
ン,ビニル基含有オルガノポリシロキサンおよび充填剤
からなる組成物も特開昭57−109852号のビニル
基含有オルガノポリシロキサンと有機過酸化物からなる
組成物も表面が硬化しにくいという欠点があった。
【0004】本発明者らは従来公知の電子線の照射によ
り硬化するオルガノポリシロキサン組成物の欠点を解消
した新規な硬化性オルガノポリシロキサン組成物を開発
すべく鋭意検討した結果、電子線照射によりきわめて短
時間で表面も内部も均一に硬化するオルガノポリシロキ
サン組成物を発明するに至ったものである。
【0005】
【課題を解決するための手段とその作用】すなわち、本
発明は (イ)
【化4】 (式中、R1はアルケニル基,R2はアルケニル基以外の
一価炭化水素基,aは1〜3の整数,bは0〜2の整
数,ただしa+b≦3)で示されるオルガノポリシロキ
サン単位を有するアルケニル基含有オルガノポリシロキ
サン,100重量部, (ロ)
【化5】 (式中、R3 は一価炭化水素基,cは1〜3の整数,d
は0〜2の整数,ただしc+d≦3)で示されるオルガ
ノ水素シロキサン単位または水素シロキサン単位を有す
るオルガノ水素ポリシロキサン,(イ)成分中のアルケニ
ル基に対して 0.2倍以上のモル量のケイ素原子結合水
素原子を与えるのに十分な量, (ハ)
【化6】 (式中、R4は二価炭化水素基,R5は一価炭化水素基,
eは1〜3の整数,fは0〜2の整数,ただしe+f≦
3)で示されるメルカプト基含有オルガノシロキサン単
位を有するオルガノポリシロキサン、または式 (HSR4)eR5fSi(OR6)g (式中、R4,R5は前述どおり、R6は一価炭化水素基
または水素原子,e,fは前述どおり、gは1〜3の整
数,ただしe+f+g=4)で示されるメルカプト基含
有オルガノシラン,(イ)成分と(ロ)成分の合計100重
量部当り 0.05〜5重量部,および (ニ)白金または白金系化合物,白金族金属として(イ)成
分と(ロ)成分の合計重量の1〜1000ppm,からなる
ことを特徴とする電子線硬化性オルガノポリシロキサン
組成物に関するものである。
【0006】本発明によって得られた組成物は室温では
実用上充分使用できる長さのポットライフを有するもの
が、酸素の存在する大気中においても電子線照射によっ
てきわめて短時間で表面も内部も均一に硬化して樹脂状
物,弾性物,ゲル状物もしくは発泡物を与えることがで
きる。
【0007】これを説明するに、本発明に使用される
(イ)成分としての式
【化7】 (式中、R1,R2,a,bは前述どおりである)で示さ
れるオルガノシロキサン単位を必須単位として有するア
ルケニル基含有オルガノポリシロキサンは、式(1)で
示されるオルガノシロキサン単位のみで構成されてもよ
く、また、他のオルガノシロキサン単位をも含んでもよ
い。式(1)で示されるオルガノシロキサン単位は硬化性
の点で1分子中に少なくとも2個存在することが好まし
い。該オルガノポリシロキサンの分子構造は、直鎖状,
分岐鎖状,環状,網状のいずれでもよく、その重合度は
2以上であればよい。しかし、通常は重合可能性の点か
ら10000位が限界である。
【0008】R1 を構成するアルケニル基はビニル基,
プロペニル基,ブテニル基が例示される。炭素数2〜4
のものが好ましい。R2 はアルケニル基以外の一価炭化
水素基であり、具体的にはメチル基,エチル基,プロピ
ル基,ブチル基,オクチル基などのアルキル基,2−フ
ェニルエチル基,2−フェニルプロピル基,3−クロル
プロピル基,2−メチル−3−クロルプロピル基,3,
3,3−トリフルオロプロピル基などの置換アルキル
基,フェニル基,トリル基などのアリール基または置換
アリール基が例示される。これら置換または非置換の一
価炭化水素基中の炭素原子は通常1〜20個である。a
は1〜3の整数,bは0〜2の整数、ただしa+b≦3
であるが、合成のしやすさの点でa=1,b=2の組合
せ、a=1,b=1の組合せおよびa=1,b=0の組
合せが一般的である。
【0009】式(1)で示されるオルガノシロキサン単位
以外の他のオルガノシロキサン単位については、本発明
は特定なものに限定するものではないが、R2SiO3/2
単位,R2 2SiO2/2単位,R2 3SiO1/2単位および
SiO4/2単位が例示される。このR2としては、式(1)
で示されるシロキサン単位のR2として例示したものと
同様の基が例示される。本ポリシロキサン中にはシラノ
ール基やケイ素原子結合アルコキシ基が少量存在しても
よい。
【0010】本成分の具体例としては、ジメチルビニル
シロキシ基末端封鎖ジメチルポリシロキサン,ジメチル
アリルシロキシ基末端封鎖ジメチルポリシロキサン,フ
ェニルメチルビニルシロキシ基末端封鎖ジフェニルシロ
キサン・ジメチルシロキサン共重合体,トリメチルシロ
キシ基末端封鎖メチルビニルシロキサン・ジメチルシロ
キサン共重合体,ジメチルビニルシロキシ基末端封鎖ジ
メチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体,
ビニルポリシルセスキオキサン,ジメチルビニルシロキ
サン単位とSiO4/2単位からなる共重合体がある。
【0011】本発明に使用される(ロ)成分としての式
【化8】 (式中、R3,c,dは前述どおりである)で示されるオ
ルガノ水素シロキサン単位を必須単位として有するオル
ガノ水素ポリシロキサンは、式(2)で示されるオルガノ
シロキサン単位のみで構成されてもよく、また、他のオ
ルガノシロキサン単位をも含んでもよい。式(2)で示さ
れるオルガノシロキサン単位は硬化性の点で1分子中に
少なくとも2個存在することが好ましい。該オルガノ水
素ポリシロキサンの分子構造は、直鎖状,分岐鎖状,環
状,網状のいずれでもよく、その重合度は2以上であれ
ばよく、上限は特に限定するものではない。しかし、通
常は重合可能性な点で2000位が限界である。
【0012】R3は一価炭化水素基であり、具体的には
2について例示したと同様のものが例示される。この
一価炭化水素基の炭素原子数は通常1〜20個である。
cは1〜3の整数,dは0〜2の整数、ただしc+d≦
3であるが、合成のしやすさの点でc=1,d=2の組
合せ、c=1,d=1の組合せおよびc=1,d=0の
組合せが一般的である。
【0013】式(2)で示されるオルガノ水素シロキサン
単位以外の他のオルガノシロキサン単位および該オルガ
ノシロキサン単位中の一価炭化水素基は、(イ)成分のそ
れらと同様である。本ポリシロキサン中には、シラノー
ル基やケイ素原子結合アルコキシ基が少量存在してもよ
い。
【0014】本成分の具体例としては、ジメチル水素シ
ロキシ基末端封鎖ジメチルシロキサン・メチル水素シロ
キサン共重合体,トリメチルシロキシ基末端封鎖ジメチ
ルシロキサン・メチル水素シロキサン共重合体,ジメチ
ルフェニルシロキシ基末端封鎖ジメチルシロキサン・メ
チル水素シロキサン共重合体,環状メチル水素ポリシロ
キサンがある。
【0015】(イ)成分と(ロ)成分は所望の割合で混合さ
れ得るが、通常(イ)成分中のアルケニル基に対して、
0.2倍以上の、好ましくは0.2〜5倍のモル量のケイ
素原子結合水素原子に相当する割合で(ロ)成分が加えら
れる。0.2 倍量より少ないと硬化が不十分となり、5
倍量よりも多いと水素ガスの発泡が起こって安定性に欠
けるようになるからである。ただし、発泡硬化体を得る
ことを目的とする組成物の場合は5倍量を越えてもよ
い。
【0016】本発明に使用される(ハ)成分としての、式
【化9】 (式中、R4,R5,e,fは前述どおりである)で示さ
れるメルカプト基含有オルガノシロキサン単位を有する
オルガノポリシロキサンは、式(3)で示されるオルガノ
シロキサン単位のみで構成されてもよく、また、他のオ
ルガノシロキサン単位をも含んでもよい。該オルガノポ
リシロキサンの分子構造は、直鎖状,分岐鎖状,環状,
網状のいずれでもよく、重合度も特に限定するものでは
ないが臭気の点から5以上が好ましい。
【0017】式(3)のオルガノメルカプトシロキサン単
位以外の他のオルガノシロキサン単位を構成する有機基
の例示およびそのオルガノシロキサン単位の例示は(イ)
成分の説明で挙げた例示に準じるものある。本ポリシロ
キサン中には有機基の他にシラノール基やケイ素原子結
合アルコキシ基が少量存在していてもよい。
【0018】また、本発明では前述のオルガノポリシロ
キサンの代わりに式 (HSR4)eR5fSi(OR6)g (4) (式中、R4,R5,R6,e,f,g については前述の
とおりである)で示されるオルガノメルカプトシランを
使用することができる。R4 は同種もしくは異種の置換
もしくは非置換の二価炭化水素基であり、具体的にはメ
チレン基,エチレン基,プロピレン基,ブチレン基など
のアルキレン基,クロルエチレン基などが例示される。
5 は同種もしくは異種の置換もしくは非置換の一価炭
化水素基であり、具体的にはメチル基,エチル基,プロ
ピル基,2−フェニルエチル基,3,3,3−トリフルオ
ロプロピル基が例示される。R6はR5で記載されたアル
キル基,フェニル基などの他に水素原子が例示される。
eは1〜3の整数,fは0〜2の整数,gは1〜3の整
数、ただしe+f+g=4である。
【0019】(ハ)成分は本発明組成物の室温における反
応抑制効果がすぐれ、(ハ)成分を添加しないとポットラ
イフが非常に短かく、実用に促さない。すなわち、(ハ)
成分は本発明組成物の保存安定剤であるが、電子線照射
することにより反応抑制効果を失うと共に、反応を促進
する効果がある。しかし、通常の熱処理では反応速度が
非常に遅く、実用に促さない。より有効な反応抑制効果
を得るためには(イ)成分および(ロ)成分との相溶性がす
ぐれていることが望ましい。相溶性がすぐれるほど少量
添加で十分な反応抑制効果が得られる。そのためメルカ
プト基特有の悪臭はほとんどない。その使用量は本発明
組成物の実用上のポットライフを得る量でよく、通常は
(イ)成分と(ロ)成分の合計100重量部に対し 0.05
〜5重量部である。0.05重量部より少ないとポット
ライフが短すぎ、5重量部より多いと硬化が迅速でなく
なるからである。
【0020】本成分の具体例としては、γ−メルカプト
プロピル・メチルシロキサン−ジメチルシロキサン共重
合体,γ−メルカプトイソブチル・メチルシロキサン−
ジメチルシロキサン共重合体,γ−メルカプトプロピル
・メチルシロキサン−メチル・フェニルシロキサン共重
合体,γ−メルカプトプロピル・メチルポリシロキサ
ン,γ−メルカプトイソブチル・メチルポリシロキサ
ン,γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン,γ−
メルカプトイソブチルトリメトキシシラン,γ−メルカ
プトプロピル・メチルジメトキシシラン,γ−メルカプ
トイソブチル・メチルジメトキシシラン,γ−メルカプ
トイソブチル・フェニルジメトキシシランがあるが、本
発明で使用し得るオルガノメルカプトポリシロキサンお
よびオルガノメルカプトシランはこれのみに限定される
ものではない。
【0021】本発明に使用される(ニ)成分としての白金
または白金系化合物は通常ヒドロシリル化反応に用いら
れる公知のものでよく、微粒子状白金,炭素粉末担体上
に吸着させた微粒子状白金,塩化白金酸,アルコール変
性塩化白金酸,塩化白金酸のオレフィン錯体,塩化白金
酸とビニルシロキサンの配位化合物,白金黒,パラジウ
ム黒,ロジウム触媒などが挙げられる。これらのうちで
は硬化促進効果の点で白金化合物が好ましい。その使用
量は前記(イ)成分および(ロ)成分からなる組成物を硬化
させるに十分な量であればよく、通常は(イ)成分と(ロ)
成分の合計量に対して白金族金属自体として1〜100
0ppmとされる。1ppmより少ないと硬化が迅速でなく、
1000ppmより多いとポットライフが短かくなるから
である。
【0022】本発明組成物には、硬化して得られる弾性
体の機械的強度や難燃性を向上させるなどの目的で、充
填剤や添加剤を配合してもよく、これにはたとえば、フ
ュームドシリカ,石英粉末,ガラス繊維,カーボンブラ
ック,アルミナ,酸化鉄,酸化チタンなどの金属酸化
物,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウムなどの金属炭酸
塩が挙げられる。さらに硬化を阻害しない範囲で適当な
顔料,染料などを添加することも可能である。また、ベ
ンゾフェノン系やベンゾイン系の増感剤を添加したり、
用途,目的に応じて適当な有機溶媒,たとえばキシレ
ン,トルエン,ヘキサンなどで本発明組成物を希釈して
使用してもよい。
【0023】本発明によるオルガノポリシロキサン組成
物は常温では安定であり、電子線を照射することによ
り、非常に短時間で表面も内部も均一に硬化し、メルカ
プト臭のほとんどない樹脂状物,弾性物,ゲル状物もし
くは発泡物を与えることができ、その用途は通常の硬化
性オルガノポリシロキサン組成物が使用されるすべての
用途に適用することができる。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例を示すが、各例中におい
て部および%とあるのは、重量部および重量%であり粘
度は25℃における値である。
【0025】
【実施例1】粘度500センチポイズの両末端がジメチ
ルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルシロキサン・
メチルビニルシロキサン共重合体(ビニル基含有量2.
0%)100部,粘度20センチポイズの両末端トリメ
チルシリル基封鎖のメチル水素ポリシロキサン4部,γ
−メルカプトイソブチル・モノメチルジメトキシシラン
0.3部を攪拌して均一に溶解した。次に、ベンゾフェ
ノン2部と塩化白金酸のビニルシロキサン錯体を、全重
量に対して白金重量が 60ppmになるように加え、均一
に混合して組成物(試料NO.1)を調製した。このとき
の粘度は 470センチポイズであった。また、試料 N
O.1の組成物のうちベンゾフェノンを除いたほかは同じ
条件で組成物(試料NO.2)を調製した。次に比較例1
として試料NO.1の組成物のうち塩化白金酸のビニルシ
ロキサン錯体を除いたほかは同じ条件で組成物(試料N
O.3)を調製した。
【0026】これらの組成物を25℃で放置したが、試
料NO.1,試料NO.2(以上、本発明),試料NO.3(比
較例1)とも2日経過後もまったく粘度上昇はみられな
かった。次にポリプロピレンフィルムに0.7g/m2
布しカーテン型電子線発生装置を用いた電子線照射を行
なったところ、試料NO.1と試料NO.2(ともに本発明)
は電子線量が2メガラッドで表面も内部も完全に硬化し
たが、試料 NO.3(比較例1)は表面が硬化しなかっ
た。試料NO.1と試料NO.2は組成物では若干メルカプト
臭がしたが、硬化物はメルカプト臭がしなかった。
【0027】
【実施例2】粘度1500センチポイズの両末端がジメ
チルビニルシロキシ基で封鎖されたジメチルシロキサン
・メチルビニルシロキサン共重合体(ビニル基含有量
1.5%)100部,粘度20センチポイズの両末端ト
リメチルシリル基封鎖のメチル水素ポリシロキサン5部
とγ−メルカプトプロピル・モノメチルポリシロキサン
0.2部を混合した後、塩化白金酸のビニルシロキサン
錯体を、全重量に対して白金重量が50ppmになるよう
に加え、均一に混合して試料NO.4を調製した。このと
きの粘度は1250センチポイズであった。
【0028】試料NO.4の組成物をグラシン紙に 1.5
g/m2塗布し、カーテン型電子線発生装置を用い、電
子線照射を行なったところ、3メガラッドで表面も内部
も完全に硬化した。組成物,硬化物ともにメルカプト臭
はしなかった。
【0029】
【発明の効果】本発明の硬化性オルガノポリシロキサン
組成物は、(イ)成分〜(ニ)成分各所定量からなるので、
保存安定性が損なわれておらず、電子線照射によりきわ
めて短時間で表面も内部も均一に硬化するという作用効
果を呈する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 83:08)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ) 【化1】 (式中、R1はアルケニル基,R2はアルケニル基以外の
    一価炭化水素基,aは1〜3の整数,bは0〜2の整
    数,ただしa+b≦3)で示されるオルガノポリシロキ
    サン単位を有するアルケニル基含有オルガノポリシロキ
    サン,100重量部, (ロ) 【化2】 (式中、R3 は一価炭化水素基,cは1〜3の整数,d
    は0〜2の整数,ただしc+d≦3)で示されるオルガ
    ノ水素シロキサン単位または水素シロキサン単位を有す
    るオルガノ水素ポリシロキサン,(イ)成分中のアルケニ
    ル基に対して 0.2倍以上のモル量のケイ素原子結合水
    素原子を与えるのに十分な量, (ハ) 【化3】 (式中、R4は二価炭化水素基,R5は一価炭化水素基,
    eは1〜3の整数,fは0〜2の整数,ただしe+f≦
    3)で示されるメルカプト基含有オルガノシロキサン単
    位を有するオルガノポリシロキサン、または式 (HSR4)eR5fSi(OR6)g (式中、R4,R5は前述どおり、R6は一価炭化水素基
    または水素原子,e,fは前述どおり、gは1〜3の整
    数,ただしe+f+g=4)で示されるメルカプト基含
    有オルガノシラン,(イ)成分と(ロ)成分の合計100重
    量部当り 0.05〜5重量部,および (ニ)白金または白金系化合物,白金族金属として(イ)成
    分と(ロ)成分の合計重量の1〜1000ppm,からなる
    ことを特徴とする電子線硬化性オルガノポリシロキサン
    組成物。
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