JP5558204B2 - 電動機及びそれを搭載した圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、電動機を構成するステーターの中性点における接続の仕方を改良した電動機及びそれを搭載した圧縮機に関するものである。
冷凍サイクルを備えた空気調和装置等の冷凍サイクル装置には、圧縮機が一要素機器として備えられている。このような圧縮機には、通常、流体を圧縮するための駆動機構部としての電動機(モーター)が搭載されている。この電動機は、回転軸に取り付けられ、回転軸とともに回転駆動可能なローター(回転子)と、このローターの外周に間隙を設けて配置されるステーター(固定子)と、で構成されている。近年、電動機の消費電力低減及び生産性向上を目的として、分割された積層鉄心に絶縁部材を介して巻線を行ない、巻線を施した積層鉄心を結合する集中巻方式の固定子の採用が増加している。
このような集中巻方式のステーターでは、各々の巻線が回転磁界を生じさせるような接続がなされている(たとえば、特許文献1参照)。また、集中巻方式のステーターでは、各々の巻線の端部(中性点側引出線、電源側引出線)が接続されることで、中性点や入力線(U相、V相、W相)を形成している。
各巻線の中性点における接続の仕方としては接続端子を用いることが一般的である。たとえば、ロウ付けやカシメで分岐し、分岐した部分をチューブ等で絶縁した短絡線を別途短絡する巻線と同数設け、巻線と同数の接続端子を介して中性点側引出線と短絡線とを接続している。そのようなものとして、巻線を施した各絶縁部材にスロット部を設け、このスロット内に巻線の中性点側引出線と短絡線の一端を配置し、接続端子をスロット部に圧入することで接続端子を介して中性点側引出線と短絡線とを接続し、同様の接続を短絡線の他端でも行なうことで各巻線の中性点側引出線同士が接続端子を介して短絡線に接続されるようにしたものが開示されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2008−223621号公報(第3図等) 特許第4197570号公報(第4図等)
特許文献2に記載されているようなステーターにおける中性点の接続の仕方においては、巻線と同数の接続端子と短絡線とが必要であり、電動機を構成する部品が増加してしまうという課題があった。また、接続部には、すべて絶縁処理が必要となるため、接続部が多くなると、その分、絶縁処理にかかる加工費用や絶縁部材の費用が余計にかかってしまう。さらに、特許文献2に記載されているようなステーターを圧縮機に搭載した場合、密閉容器内において短絡線がばらつき、油上がりやモーター冷却に影響を及ぼすことが想定される。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、中性点の接続において部品点数を低減するように改良した電動機及びそれを搭載した圧縮機を提供することを目的とするものである。
本発明に係る電動機は、歯部が形成された積層鉄心からなるステーターと、前記ステーターと組み合わされることでトルクを発生するローターと、を有し、前記ステーターの前記歯部には、一端が複数相の電源のそれぞれに接続される電源側引出線に、他端が各相の中性点を接続する中性点側引出線になっている巻線が絶縁部材を介して巻き付けられ、前記絶縁部材には、各相の中性点を接続する接続端子が装着されるスロット部が形成され、前記スロット部には、前記巻線の前記中性点側引出線が配置可能な複数個の第1切欠き部が前記ステーターの半径方向及び/又は周方向の壁面に形成され、前記接続端子には、前記第1切欠き部の形成位置に対応する位置に第2切欠き部が形成されており、前記接続端子が前記スロット部に圧入されることで前記巻線の前記中性点側引出線同士を接続し、前記巻線が3相に接続されるものにおいて、第1の相に接続される巻線の中性点側引出線は、中間部が自相のスロット部の第1切欠き部を通り、先端が第2の相のスロット部の第1切欠き部に配置され、第2の相に接続される巻線の中性点側引出線は、中間部が自相のスロット部の第1切欠き部を通り、先端が第3の相のスロット部の第1切欠き部に配置され、第3の相に接続される巻線の中性点側引出線は、先端が自相のスロット部の第1切欠き部に配置され、前記第2の相のスロット部及び前記第3の相のスロット部に前記接続端子を圧入することで、3相の中性点側引出線が接続されるものである。
本発明に係る圧縮機は、上記の電動機と、前記電動機によって流体を圧縮する圧縮機構部と、前記電動機及び前記圧縮機構部を収容する密閉容器と、を備えたものである。
本発明に係る電動機によれば、接続端子の個数を減らすことができるとともに、短絡線が不要となる。したがって、本発明に係る電動機によれば、その分、構成部品の低減を図ることができる。
本発明に係る圧縮機によれば、上記の電動機を搭載しているので、同様の効果を有するとともに、密閉容器の小型化を実現することもできる。また、本発明に係る圧縮機によれば、短絡線が不要となるので、油上がりやモーター冷却に及ぼす影響を低減することが可能になる。
本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機の断面構成の一例を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機に搭載される電動機を構成するステーターの一部を拡大して示す拡大平面図である。 本発明の実施の形態1に係る電動機を構成するステーターにおける導体の接続を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態1に係る電動機を構成するステーターにおける導体の接続部の概略縦断面構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電動機を構成するステーターの一部を拡大して示す拡大平面図である。 本発明の実施の形態2に係る電動機を構成するステーターにおける導体の接続を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態2に係る電動機を構成するステーターの一部を拡大して示す拡大平面図である。 本発明の実施の形態3に係る電動機を構成するステーターにおける導体の接続を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態3に係る電動機を構成するステーターの一部を拡大して示す拡大平面図である。 本発明の実施の形態4に係る電動機を構成するステーターにおける導体の接続を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態4に係る電動機を構成するステーターの一部を拡大して示す拡大平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機100の断面構成の一例を示す縦断面図である。図1に基づいて、スクロール圧縮機100の構成及び動作について説明する。このスクロール圧縮機100は、たとえば冷蔵庫や冷凍庫、自動販売機、空気調和装置、冷凍装置、給湯器等の冷凍サイクル装置の一要素機器となるものである。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
このスクロール圧縮機100は、冷凍サイクルを循環する冷媒を吸入し、圧縮して高温高圧の状態として吐出させるものである。そして、スクロール圧縮機100は、圧縮機構部106と駆動機構部107とに分類できる。圧縮機構部106及び駆動機構部107は、スクロール圧縮機100の外郭を構成する密閉容器(シェル)102内に収納されている。この密閉容器102は、圧力容器となっている。図1に示すように、圧縮機構部106が密閉容器102の上側に、駆動機構部107が密閉容器102の下側に配置されている。この密閉容器102の底部は、冷凍機油130を貯留する油だめ131となっている。また、密閉容器102には、冷媒ガスを吸入するための吸入側配管103と、冷媒ガスを吐出するための吐出側配管104とが連接されている。
圧縮機構部106は、吸入側配管103から吸入した冷媒ガスを圧縮して密閉容器102内の吐出空間105に排出する機能を有している。この吐出空間105に排出された冷媒ガスは、吐出側配管104からスクロール圧縮機100の外部に吐出されるようになっている。駆動機構部107は、圧縮機構部106で冷媒ガスを圧縮するために、圧縮機構部106を構成する揺動スクロール116を駆動する機能を果たすようになっている。つまり、駆動機構部107は、主軸110を介して揺動スクロール116を駆動することによって、圧縮機構部106で冷媒ガスを圧縮させるようになっている。
圧縮機構部106は、揺動スクロール116と、固定スクロール121と、フレーム125と、で概略構成されている。揺動スクロール116は下側に、固定スクロール121は上側に配置されるようになっている。固定スクロール121には、一方の面に立設された渦巻状突起である渦巻体117が形成されている。また、揺動スクロール116にも、一方の面に立設された渦巻状突起である渦巻体122が形成されている。揺動スクロール116及び固定スクロール121は、渦巻体122と渦巻体117とが互いに噛み合わせられ、密閉容器102内に設置されている。そして、渦巻体122と渦巻体117との間には、相対的に容積が変化する圧縮室108が形成される。
固定スクロール121は、フレーム125に図示省略のボルト等によって固定されている。固定スクロール121の中央部には、圧縮され、高圧となった冷媒ガスを吐出する吐出ポート124が形成されている。そして、圧縮され、高圧となった冷媒ガスは、固定スクロール121の上部に設けられている吐出空間105に排出されるようになっている。
揺動スクロール116は、固定スクロール121に対して自転運動することなく公転旋回運動を行なうようになっている。また、揺動スクロール116の渦巻体122形成面とは反対側の面(以下、スラスト面119と称する)の略中心部には、中空円筒形状の旋回スクロールボス部118が形成されている。この旋回スクロールボス部118には、後述する主軸110の上端に設けられた偏心ピン部111が嵌入(係合)される。なお、揺動スクロール116は、スラスト面119にスラスト軸受部を有している。
フレーム125は、密閉容器102の内周面に固着され、揺動スクロール116を回転自在に支持するものである。また、フレーム125の中心部には、主軸110を貫通させるため貫通孔が形成されている。また、フレーム125には、揺動スクロール116のスラスト面119側から軸方向下側に貫通する排油穴126が形成されており、スラスト面119を潤滑した冷凍機油130を油だめ131に戻すようになっている。図1では、排油穴126が1つだけ形成されている場合を例に示しているが、これに限定するものではない。なお、フレーム125は、その外周面を焼き嵌めや溶接等によって密閉容器102の内周面に固定するとよい。
駆動機構部107は、密閉容器102に収容され、固着支持されたステーター109と、ステーター109と組み合わされることでトルクを発生するローター129と、ローター129が固着支持され、一端(偏心ピン部111)が旋回スクロールボス部118に結合された主軸110と、で概略構成されている。なお、ローター129及びステーター109で、本発明の実施の形態に係るモーター(電動機)を構成している。この電動機については、以下で詳細に説明するものとする。また、図1には図示していないが、電動機を構成するステーター109の上方には配線が施されている。
ステーター109は、積層鉄心1(図2参照)に複数相の巻線3(図2参照)を装着して構成されている。ローター129は、内部に図示省略の永久磁石を有し、ステーター109の内壁面と所定の空隙をもって保持されており、ステーター109への通電が開始することにより回転駆動し、主軸110を回転させる。主軸110は、ローター129の回転に伴って回転し、揺動スクロール116を旋回させる。この主軸110の上端部には、旋回スクロールボス部118と回転自在に嵌合する偏心ピン部111が形成されている。
また、主軸110の内部には、上端面まで連通している給油流路114が形成されている。この給油流路114は、油だめ131に貯留してある冷凍機油130の流路となるものである。油だめ131に溜まっている冷凍機油130は、主軸110の回転に伴って吸い上げられ、給油流路114を流れて圧縮機構部106に給油される。
揺動スクロール116と固定スクロール121との間には、揺動スクロール116の偏心旋回運動中における自転運動を阻止するためのオルダムリング127が配設されている。このオルダムリング127は、揺動スクロール116と固定スクロール121との間に配設され、揺動スクロール116の自転運動を阻止するとともに、公転旋回運動を可能とする機能を果たすようになっている。
ここで、スクロール圧縮機100の動作について簡単に説明する。
ローター129は、ステーター109が発生する回転磁界からの回転力を受けて回転する。それに伴って、ローター129に固定された主軸110が回転駆動する。揺動スクロール116は、主軸110の偏心ピン部111に係合されており、揺動スクロール116の自転回転運動がオルダムリング127の自転防止機構によって公転旋回運動に変換される。この主軸110の回転駆動によって、密閉容器102内の冷媒ガスが固定スクロール121の渦巻体117と揺動スクロール116の渦巻体122とにより形成される圧縮室108内へ流れ、吸入過程が開始する。
圧縮室108内に冷媒ガスが吸入されると、偏心させられた揺動スクロール116の公転旋回運動で、圧縮室108の容積を減少させる圧縮過程へと移行する。つまり、圧縮機構部106では、揺動スクロール116が公転旋回運動すると、冷媒ガスが吸入口となる揺動スクロール116の渦巻体122及び固定スクロール121の渦巻体117の最外周開口部から取り込まれて、揺動スクロール116の回転とともに徐々に圧縮されながら中心部に向かうようになっている。なお、冷凍サイクルを循環してきた低圧状態の冷媒は、吸入側配管103から密閉容器102内に流入するようになっている。
そして、圧縮室108で圧縮された冷媒ガスは、吐出過程に移行する。つまり、冷媒ガスは、固定スクロール121の吐出ポート124を通過し、吐出空間105を経由してからスクロール圧縮機100の外部へと吐出されるのである。スクロール圧縮機100の吐出側配管104から吐出された冷媒は、高温高圧の状態となって、まず冷凍サイクルを構成する凝縮器に流入するようになっており、その後冷凍サイクルを構成する各機器を循環して、再度スクロール圧縮機100に吸入される。それから、ステーター109への通電を停止するとスクロール圧縮機100は停止する。
次に、ステーター109における導体の接続、特に中性点接続について説明する。図2は、ステーター109の一部(1つの積層鉄心1)を拡大して示す拡大平面図である。図3は、ステーター109における導体の接続を説明するための説明図である。図4は、ステーター109における導体の接続部の概略縦断面構成を示す断面図である。図5は、ステーター109の一部(3つの積層鉄心1)を拡大して示す拡大平面図である。
ステーター109は、略T字型形状の複数個の積層鉄心1が環状に組み合わされて構成されている。各積層鉄心1の内周部(ステーター109の中央側)には、巻線3が集中巻される歯部(ティース部)が突出するように形成されている。そして、積層鉄心1が環状に組み合わされた状態においては、隣り合うティース部の間に所定の間隙が形成される。また、巻線3は、積層鉄心1に取り付けられた絶縁部材2を介して、歯部に巻き付けられる。巻線3の一端は、電源と接続される電源側引出線3aとなっており、巻線3の他端は、中性点側に接続される中性点側引出線3bとなっている。つまり、巻線3は、各層の中性点側引出線3bが接続されてY形結線が行なわれている。
絶縁部材2には、スロット部2aが設けられている。このスロット部2aには、導体を接続する接続端子4−1が圧入されるようになっている。なお、図2〜図4には、接続端子4−1を介して中性点側引出線3bに接続させる導体5(たとえば、図5で示す他の中性点側引出線3b等)を図示している。
ここで、スロット部2a、接続端子4−1について詳細に説明する。
スロット部2aには、積層鉄心1の外周の半径方向で対向する2つの壁面(図3では長手壁面)に切欠き部(第1切欠き部)2b、切欠き部(第1切欠き部)2cが形成されている。接続端子4−1には、スロット部2aの切欠き部2b、切欠き部2cのそれぞれの形成位置に対応する位置に切欠き部(第2切欠き部)4a、切欠き部(第2切欠き部)4bが形成されている。つまり、接続端子4−1をスロット部2aに圧入することで、切欠き部2bと切欠き部4aが、切欠き部2cと切欠き部4bが、それぞれ組み合わされることになる(図4参照)。
切欠き部2b及び切欠き部2cには、図3に示すように、中性点側引出線3b又は導体5が配置されるようになっている。図3では、切欠き部2bに中性点側引出線3bが、切欠き部2cに導体5が、それぞれ配置されている状態を例に示している。そして、接続端子4−1をスロット部2aに圧入すると、図4に示す通り、中性点側引出線3bと導体5とが切欠き部4a及び切欠き部4b内に圧入されることになり、中性点側引出線3bと導体5とが接続端子4−1を介して接続されることになる。
図5には、積層鉄心1が環状に組み合わされて構成されるステーター109の一部を示している。なお、図5においては、接続される各相(U相(第1の相)、V相(第2の相)、W相(第3の相))に対応させるため、符号にU、V、Wを付している。
図5に示すように、各巻線3の電源側引出線3a(電源側引出線3a−U、電源側引出線3a−V、電源側引出線3a−W)は、U相、V相、W相のそれぞれに接続されている。中性点側引出線3b−Uは、中間部がスロット部2a−Uの切欠き部2c−Uを通り、先端がスロット部2a−Vの切欠き部2b−Vに配置されている。中性点側引出線3b−Vは、中間部がスロット部2a−Vの切欠き部2c−Vを通り、先端がスロット部2a−Wの切欠き部2b−Wに配置されている。中性点側引出線3b−Wは、先端がスロット部2a−Wの切欠き部2c−Wに配置されている。
その後、V相のスロット部2a−V、W相のスロット部2a−Wに、接続端子4−1がそれぞれ圧入されることで、接続端子4−1を介して各相の中性点側引出線3b−U、中性点側引出線3b−V、中性点側引出線3b−Wがそれぞれ接続されることになる。
以上のように中性点を接続することにより、各相の中性点側引出線の接続を短絡線及び接続端子により行なっていた従来の中性点の接続に比べ、接続端子4−1の使用数を3個から2個に減らすことができるとともに、短絡線が不要となるため構成部品の削減が可能となる。また、接続箇所を2箇所とすることでスペースに余裕の無い小型ステーターにも適応可能となる。特に、ステーターは密閉容器内に焼き嵌められることが多いため、実施の形態1に係る電動機によれば、密閉容器102内のスペースを有効に活用できることになるとともに、密閉容器102の小型化にも大きく寄与することになる。
実施の形態1に係る電動機を搭載した圧縮機(図1で示したスクロール圧縮機100等)によれば、ステーター109の上部空間を配線等で大幅に占領することがないので、冷凍機油130の流れを阻害するものが少なく、電動機の冷却を効率的に実行することが可能になる。したがって、信頼性の高い圧縮機を提供することができることになる。なお、図5で示した中性点接続は一例であり、U相、V相、W相の組み合わせを変えた場合でも同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る電動機を構成するステーター109aにおける導体の接続を説明するための説明図である。図7は、ステーター109aの一部(3つの積層鉄心1)を拡大して示す拡大平面図である。図6及び図7に基づいて、ステーター109aにおける導体の接続(特に、中性点接続)について説明する。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、ステーター109aは、実施の形態1で説明したステーター109と同様の構成及び機能を有している。
実施の形態2では、導体を接続する接続端子4−2の構成が実施の形態1で説明した接続端子4−1と相違している。接続端子4−2は、スロット部2aに圧入されることで嵌め込まれるようにして装着される。なお、図6には、接続端子4−2を介して中性点側引出線3bに接続させる導体5を図示している。
スロット部2aには、積層鉄心1の外周の周方向で対向する2つの壁面(図6では長手壁面)に切欠き部(第1切欠き部)2b1、切欠き部(第1切欠き部)2c1が形成されている。接続端子4−2には、スロット部2aの切欠き部2b1、切欠き部2c1のそれぞれに対応する位置に切欠き部(第2切欠き部)4a1、切欠き部(第2切欠き部)4b1が形成されている。つまり、接続端子4−2をスロット部2aに圧入することで、切欠き部2b1と切欠き部4a1が、切欠き部2c1と切欠き部4b1が、それぞれ組み合わされることになる。
切欠き部2b1及び切欠き部2c1には、図6に示すように、中性点側引出線3b又は導体5が配置されるようになっている。図6では、切欠き部2b1に中性点側引出線3bが、切欠き部2c1に導体5が、それぞれ配置されている状態を例に示している。そして、接続端子4−2をスロット部2aに圧入すると、中性点側引出線3bと導体5とが切欠き部4a1及び切欠き部4b1内に圧入されることになり、中性点側引出線3bと導体5とが接続端子4−2を介して接続されることになる。
図7には、積層鉄心1が環状に組み合わされて構成されるステーター109aの一部を示している。なお、図7においては、接続される各相に対応させるため、符号にU、V、Wを付している。また、実施の形態1と同様に、各巻線3の電源側引出線3a(電源側引出線3a−U、電源側引出線3a−V、電源側引出線3a−W)は、U相、V相、W相のそれぞれに接続されている。
中性点側引出線3b−Uは、中間部がスロット部2a−Uの内側の切欠き部2b1−Uを通り、先端がスロット部2a−Vの外側の切欠き部2c1−Vに配置されている。中性点側引出線3b−Vは、中間部がスロット部2a−Vの内側の切欠き部2b1−Vを通り、先端がスロット部2a−Wの外側の切欠き部2c1−Wに配置されている。中性点側引出線3b−Wは、先端がスロット部2a−Wの内側の切欠き部2b1−Wに配置されている。すなわち、中性点側引出線3bを、より直線的にスロット部2aに導入可能になっている。
その後、V相のスロット部2a−V、W相のスロット部2a−Wに、接続端子4−2がそれぞれ圧入されることで、接続端子4−2を介して各相の中性点側引出線3b−U、中性点側引出線3b−V、中性点側引出線3b−Wがそれぞれ接続されることになる。
以上のように中性点を接続することにより、各相の中性点側引出線の接続を短絡線及び接続端子により行なっていた従来の中性点の接続に比べ、接続端子4の使用数を3個から2個に減らすことができるとともに、短絡線が不要となるため構成部品の削減が可能となる。また、接続箇所を2箇所とすることでスペースに余裕の無い小型ステーターにも適応可能となる。特に、ステーターは密閉容器内に焼き嵌められることが多いため、実施の形態2に係る電動機によれば、密閉容器102内のスペースを有効に活用できることになるとともに、密閉容器102の小型化にも大きく寄与することになる。
さらに、切欠き部2b1、切欠き部2c1を積層鉄心1の周方向に設けているため中性点側引出線3bを曲げることなくスロット部2a内に導入することが可能になる。そのため、実施の形態2に係る電動機によれば、配線処理がより容易になる。加えて、他の相から導入してきた中性点側引出線3b(図7では中性点側引出線3b−U、中性点側引出線3b−V)をスロット部2aの外側の切欠き部2c1(図7では切欠き部2c1−V、切欠き部2c1−W)に導入して接続するため、スロット部2aから過剰にはみ出した中性点側引出線3bの余線切断等の処理がより容易となる。
また、実施の形態2に係る電動機を搭載した圧縮機(実施の形態1で説明したスクロール圧縮機100等)によれば、ステーター109aの上部空間を配線等で大幅に占領することがないので、冷凍機油130の流れを阻害するものが少なく、電動機の冷却を効率的に実行することが可能になる。したがって、信頼性の高い圧縮機を提供することができることになる。なお、図7で示した中性点接続は一例であり、U相、V相、W相の組み合わせを変えた場合でも同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係る電動機を構成するステーター109bにおける導体の接続を説明するための説明図である。図9は、ステーター109bの一部(3つの積層鉄心1)を拡大して示す拡大平面図である。図8及び図9に基づいて、ステーター109bにおける導体の接続(特に、中性点接続)について説明する。なお、実施の形態3では実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、ステーター109bは、実施の形態1で説明したステーター109と同様の構成及び機能を有している。
実施の形態3では、導体を接続する接続端子4−3の構成が実施の形態1で説明した接続端子4−1と相違している。接続端子4−3は、スロット部2aに圧入されることで嵌め込まれるようにして装着される。なお、図8には、接続端子4−3を介して中性点側引出線3bに接続させる導体5を図示している。
スロット部2aには、積層鉄心1の外周の周方向で対向する2つの壁面(図8では長手壁面)に切欠き部(第1切欠き部)2b2、切欠き部(第1切欠き部)2c2、切欠き部(第1切欠き部)2d2が形成されている。接続端子4−3には、スロット部2aの切欠き部2b2、切欠き部2c2、切欠き部2d2のそれぞれに対応する位置に切欠き部(第2切欠き部)4a2、切欠き部(第2切欠き部)4b2、切欠き部(第2切欠き部)4c2が形成されている。つまり、接続端子4−3をスロット部2aに圧入することで、切欠き部2b2と切欠き部4a2が、切欠き部2c2と切欠き部4b2が、切欠き部2d2と切欠き部4c2が、それぞれ組み合わされることになる。
切欠き部2b2、切欠き部2c2、及び、切欠き部2d2には、図8に示すように、中性点側引出線3b又は導体5が配置されるようになっている。図8では、切欠き部2b2及び切欠き部2c2に中性点側引出線3bが、切欠き部2d2に導体5が、それぞれ配置されている状態を例に示している。そして、接続端子4−3をスロット部2aに圧入すると、中性点側引出線3bが切欠き部4a2及び切欠き部4b2内に、導体5が切欠き部4c2内に、それぞれ圧入されることになり、中性点側引出線3bと導体5とが接続端子4−3を介して接続されることになる。
図9には、積層鉄心1が環状に組み合わされて構成されるステーター109bの一部を示している。なお、図9においては、接続される各相に対応させるため、符号にU、V、Wを付している。また、実施の形態1と同様に、各巻線3の電源側引出線3a(電源側引出線3a−U、電源側引出線3a−V、電源側引出線3a−W)は、U相、V相、W相のそれぞれに接続されている。
中性点側引出線3b−Uは、中間部がスロット部2a−Uの最も外側の切欠き部2d2−Uとスロット部2a−Vの最も外側の切欠き部2d2−Vを通り、先端がスロット部2a−Wの最も外側の切欠き部2d2−Wに配置されている。中性点側引出線3b−Vは、中間部がスロット部2a−Vの中央の切欠き部2c2−Vを通り、先端がスロット部2a−Wの中央の切欠き部2c2−Wに配置されている。中性点側引出線3b−Wは、先端がスロット部2a−Wの最も内側の切欠き部2b2−Wに配置されている。すなわち、中性点側引出線3bを、より直線的にスロット部2aに導入可能になっている。
その後、W相のスロット部2a−Wに、接続端子4−3が圧入されることで、接続端子4−3を介して各相の中性点側引出線3b−U、中性点側引出線3b−V、中性点側引出線3b−Wがそれぞれ接続されることになる。すなわち、W相における接続端子4−3で、3相全部が接続される。
以上のように中性点を接続することにより、各相の中性点側引出線の接続を短絡線及び接続端子により行なっていた従来の中性点の接続に比べ、接続端子4の使用数を3個から1個に減らすことができるとともに、短絡線が不要となるため構成部品の削減が可能となる。また、接続箇所を1箇所とすることでスペースに余裕の無い小型ステーターにも適応可能となる。特に、ステーターは密閉容器内に焼き嵌められることが多いため、実施の形態3に係る電動機によれば、密閉容器102内のスペースを有効に活用できることになるとともに、密閉容器102の小型化にも大きく寄与することになる。
さらに、切欠き部2b2、切欠き部2c2、切欠き部2d2を積層鉄心1の周方向に設けているため中性点側引出線3bを曲げることなくスロット部2a内に導入することが可能になる。そのため、実施の形態3に係る電動機によれば、配線処理がより容易になる。加えて、中性点側引出線3bをスロット部2a(図9では、スロット部2a−W)の一箇所に集めて接続するため、スロット部2aから過剰にはみ出した中性点側引出線3bの余線切断等の処理を3本まとめて同時に行なうことが可能になる。
また、実施の形態3に係る電動機を搭載した圧縮機(実施の形態1で説明したスクロール圧縮機100等)によれば、ステーター109bの上部空間を配線等で大幅に占領することがないので、冷凍機油130の流れを阻害するものが少なく、電動機の冷却を効率的に実行することが可能になる。したがって、信頼性の高い圧縮機を提供することができることになる。なお、図9で示した中性点接続は一例であり、U相、V相、W相の組み合わせを変えた場合でも同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4に係る電動機を構成するステーター109cにおける導体の接続を説明するための説明図である。図11は、ステーター109cの一部(3つの積層鉄心1)を拡大して示す拡大平面図である。図10及び図11に基づいて、ステーター109cにおける導体の接続(特に、中性点接続)について説明する。なお、実施の形態4では実施の形態1〜実施の形態3との相違点を中心に説明し、実施の形態1〜実施の形態3と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、ステーター109cは、実施の形態1で説明したステーター109と同様の構成及び機能を有している。
実施の形態4では、導体を接続する接続端子4−4の構成が実施の形態1で説明した接続端子4−1と相違している。接続端子4−4は、スロット部2aに圧入されることで嵌め込まれるようにして装着される。なお、図10には、接続端子4−4を介して中性点側引出線3bに接続させる導体5を図示している。
スロット部2aには、積層鉄心1の外周の周方向で対向する2つの壁面(図10では短手壁面)に切欠き部(第1切欠き部)2b3、切欠き部(第1切欠き部)2c3が、半径方向内側の壁面に切欠き部(第1切欠き部)2d3が、それぞれ形成されている。接続」端子4−4には、スロット部2aの切欠き部2b3、切欠き部2c3、切欠き部2d3のそれぞれに対応する位置に切欠き部(第2切欠き部)4a3、切欠き部(第2切欠き部)4b3、切欠き部(第2切欠き部)4c3が形成されている。つまり、接続端子4−4をスロット部2aに圧入することで、切欠き部2b3と切欠き部4a3が、切欠き部2c3と切欠き部4b3が、切欠き部2d3と切欠き部4c3が、それぞれ組み合わされることになる。
切欠き部2b2、切欠き部2c2、及び、切欠き部2d2には、図10に示すように、中性点側引出線3b又は導体5が配置されるようになっている。図10では、切欠き部2c3及び切欠き部2d3に中性点側引出線3bが、切欠き部2b3に導体5が、それぞれ配置されている状態を例に示している。そして、接続端子4−4をスロット部2aに圧入すると、中性点側引出線3bが切欠き部4c3及び切欠き部4b3内に、導体5が切欠き部4a3内に、それぞれ圧入されることになり、中性点側引出線3bと導体5とが接続端子4−4を介して接続されることになる。
図11には、積層鉄心1が環状に組み合わされて構成されるステーター109cの一部を示している。なお、図11においては、接続される各相に対応させるため、符号にU、V、Wを付している。また、実施の形態1と同様に、各巻線3の電源側引出線3a(電源側引出線3a−U、電源側引出線3a−V、電源側引出線3a−W)は、U相、V相、W相のそれぞれに接続されている。
中性点側引出線3b−Uは、中間部がスロット部2a−Uの半径方向内側の切欠き部2d3−Uと周方向の切欠き部2c3−Uを通り、先端がスロット部2a−Vの周方向の切欠き部2b3−Vに配置されている。中性点側引出線3b−Vは、中間部がスロット部2a−Vの半径方向内側の切欠き部2d3−Vと周方向の切欠き部2c3−Vを通り、先端がスロット部2a−Wの周方向の切欠き部2b3−Wに配置されている。中性点側引出線3b−Wは、中間部がスロット部2a−Wの半径方向内側の切欠き部2d3−Wを通り、先端がスロット部2a−Wの周方向の切欠き部2c3−Wを通り、スロット部2a−Wの外部に配置されている。なお、中性点側引出線3b−Wの先端を切欠き部2c3−Wを通さずにスロット部2a−W内に留めるようにしてもよい。
その後、V相のスロット部2a−V、W相のスロット部2a−Wに、接続端子4−4がそれぞれ圧入されることで、接続端子4−4を介して各相の中性点側引出線3b−U、中性点側引出線3b−V、中性点側引出線3b−Wがそれぞれ接続されることになる。
以上のように中性点を接続することにより、各相の中性点側引出線の接続を短絡線及び接続端子により行なっていた従来の中性点の接続に比べ、接続端子4−4の使用数を3個から2個に減らすことができるとともに、短絡線が不要となるため構成部品の削減が可能となる。また、接続箇所を2箇所とすることでスペースに余裕の無い小型ステーターにも適応可能となる。特に、ステーターは密閉容器内に焼き嵌められることが多いため、実施の形態4に係る電動機によれば、密閉容器102内のスペースを有効に活用できることになるとともに、密閉容器102の小型化にも大きく寄与することになる。
さらに、切欠き部を積層鉄心1の周方向及び半径方向に設けているため中性点側引出線3bを曲げることなくスロット部2a内に導入することが可能になる。そのため、実施の形態4に係る電動機によれば、配線処理がより容易になる。加えて、周方向の切欠き部を1つにすることができるため、接続端子4−4の小型化を更に図ることが可能になる。
また、実施の形態4に係る電動機を搭載した圧縮機(実施の形態1で説明したスクロール圧縮機100等)によれば、ステーター109cの上部空間を配線等で大幅に占領することがないので、冷凍機油130の流れを阻害するものが少なく、電動機の冷却を効率的に実行することが可能になる。したがって、信頼性の高い圧縮機を提供することができることになる。なお、図11で示した中性点接続は一例であり、U相、V相、W相の組み合わせを変えた場合でも同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態1〜4においては、接続端子の1つの切欠き部に1本の引出線を配置するようにしたものを例に示したが、接続端子の1つの切欠き部に2本の引出線を配置するようにしたものを用いてもよい。この場合、更なる省スペース化が可能となり、小型ステーターへの適応範囲を拡大することができる。また、各実施の形態の特徴事項を適宜組み合わせるようにしてもよい。たとえば、切欠き部を積層鉄心1の外周の周方向及び半径方向で対向する2つの壁面のそれぞれに形成するようにしてもよい。このようにしておけば、配線の仕様に広範囲に対応することが可能になる。さらに、圧縮機がスクロール式である場合を例に説明したが、電動機が搭載される圧縮機であればよく、特に種類を限定するものではない。
1 積層鉄心、2 絶縁部材、2a スロット部、2b 切欠き部、2b1 切欠き部、2b2 切欠き部、2b3 切欠き部、2c 切欠き部、2c1 切欠き部、2c2 切欠き部、2c3 切欠き部、2d2 切欠き部、2d3 切欠き部、3 巻線、3a 電源側引出線、3b 中性点側引出線、4−1 接続端子、4−2 接続端子、4−3 接続端子、4−4 接続端子、4a 切欠き部、4a1 切欠き部、4a2 切欠き部、4a3 切欠き部、4b 切欠き部、4b1 切欠き部、4b2 切欠き部、4b3 切欠き部、4c2 切欠き部、4c3 切欠き部、5 導体、100 スクロール圧縮機、102 密閉容器、103 吸入側配管、104 吐出側配管、105 吐出空間、106 圧縮機構部、107 駆動機構部、108 圧縮室、109 ステーター、109a ステーター、109b ステーター、109c ステーター、110 主軸、111 偏心ピン部、114 給油流路、116 揺動スクロール、117 渦巻体、118 旋回スクロールボス部、119 スラスト面、121 固定スクロール、122 渦巻体、124 吐出ポート、125 フレーム、126 排油穴、127 オルダムリング、129 ローター、130 冷凍機油、131 油だめ。

Claims (6)

  1. 歯部が形成された積層鉄心からなるステーターと、
    前記ステーターと組み合わされることでトルクを発生するローターと、を有し、
    前記ステーターの前記歯部には、一端が複数相の電源のそれぞれに接続される電源側引出線に、他端が各相の中性点を接続する中性点側引出線になっている巻線が絶縁部材を介して巻き付けられ、
    前記絶縁部材には、各相の中性点を接続する接続端子が装着されるスロット部が形成され、
    前記スロット部には、
    前記巻線の前記中性点側引出線が配置可能な複数個の第1切欠き部が前記ステーターの半径方向及び/又は周方向の壁面に形成され、
    前記接続端子には、
    前記第1切欠き部の形成位置に対応する位置に第2切欠き部が形成されており、
    前記接続端子が前記スロット部に圧入されることで前記巻線の前記中性点側引出線同士を接続し、
    前記巻線が3相に接続されるものにおいて、
    第1の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    中間部が自相のスロット部の第1切欠き部を通り、先端が第2の相のスロット部の第1切欠き部に配置され、
    第2の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    中間部が自相のスロット部の第1切欠き部を通り、先端が第3の相のスロット部の第1切欠き部に配置され、
    第3の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    先端が自相のスロット部の第1切欠き部に配置され、
    前記第2の相のスロット部及び前記第3の相のスロット部に前記接続端子を圧入することで、3相の中性点側引出線が接続される
    ことを特徴とする電動機。
  2. 前記第1切欠き部が前記スロット部の前記ステーターの周方向で対向する2つの壁面に形成されるものにおいて、
    第1の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    中間部が自相のスロット部の最も内側の第1切欠き部を通り、先端が第2の相のスロット部の最も外側の第1切欠き部に配置され、
    第2の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    中間部が自相のスロット部の最も内側の第1切欠き部を通り、先端が第3の相のスロット部の最も外側の第1切欠き部に配置され、
    第3の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    先端が自相のスロット部の最も内側の第1切欠き部に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 前記第1切欠き部が前記スロット部の前記ステーターの半径方向内側の壁面と周方向で対向する2つの壁面に形成されるものにおいて、
    第1の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    中間部が自相のスロット部の半径方向の第1切欠き部と周方向の第1切欠き部を通り、先端が第2の相のスロット部の周方向の第1切欠き部に配置され、
    第2の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    中間部が自相のスロット部の半径方向の第1切欠き部と周方向の第1切欠き部を通り、先端が第3の相のスロット部の周方向の第1切欠き部に配置され、
    第3の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    中間部が自相のスロット部の半径方向の第1切欠き部を通り、先端が第3の相のスロット部の周方向の第1切欠き部又は第3の相のスロット部に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  4. 歯部が形成された積層鉄心からなるステーターと、
    前記ステーターと組み合わされることでトルクを発生するローターと、を有し、
    前記ステーターの前記歯部には、一端が複数相の電源のそれぞれに接続される電源側引出線に、他端が各相の中性点を接続する中性点側引出線になっている巻線が絶縁部材を介して巻き付けられ、
    前記絶縁部材には、各相の中性点を接続する接続端子が装着されるスロット部が形成され、
    前記スロット部には、
    前記巻線の前記中性点側引出線が配置可能な複数個の第1切欠き部が前記ステーターの半径方向及び/又は周方向の壁面に形成され、
    前記接続端子には、
    前記第1切欠き部の形成位置に対応する位置に第2切欠き部が形成されており、
    前記接続端子が前記スロット部に圧入されることで前記巻線の前記中性点側引出線同士を接続し、
    前記巻線が3相に接続されるものにおいて、
    第1の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    中間部が自相及び第2の相のスロット部の第1切欠き部を通り、先端が第3の相のスロット部の第1切欠き部に配置され、
    第2の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    中間部が自相のスロット部の第1切欠き部を通り、先端が第3の相のスロット部の第1切欠き部に配置され、
    第3の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    先端が自相のスロット部の第1切欠き部に配置され、
    前記第3の相のスロット部に前記接続端子を圧入することで、3相の中性点側引出線が接続される
    ことを特徴とする電動機。
  5. 前記第1切欠き部が前記スロット部の前記ステーターの周方向で対向する2つの壁面に形成されるものにおいて、
    第1の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    中間部が自相及び第2の相のスロット部の最も外側の第1切欠き部を通り、先端が第3の相のスロット部の最も外側の第1切欠き部に配置され、
    第2の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    中間部が自相のスロット部の中間の第1切欠き部を通り、先端が第3の相のスロット部の中間の第1切欠き部に配置され、
    第3の相に接続される巻線の中性点側引出線は、
    先端が自相のスロット部の最も内側の第1切欠き部に配置される
    ことを特徴とする請求項4に記載の電動機。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の電動機と、
    前記電動機によって流体を圧縮する圧縮機構部と、
    前記電動機及び前記圧縮機構部を収容する密閉容器と、を備えた
    ことを特徴とする圧縮機。
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