JP5557129B2 - 合成樹脂製壜体 - Google Patents
合成樹脂製壜体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5557129B2 JP5557129B2 JP2008302604A JP2008302604A JP5557129B2 JP 5557129 B2 JP5557129 B2 JP 5557129B2 JP 2008302604 A JP2008302604 A JP 2008302604A JP 2008302604 A JP2008302604 A JP 2008302604A JP 5557129 B2 JP5557129 B2 JP 5557129B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- preform
- stretched
- peripheral surface
- concavo
- convex pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
試験管状のプリフォームを2軸延伸成形した透明性、若しくは半透明性を有する合成脂製壜体において、
内周面と外周面の少なくとも一方に壁厚差による凹凸模様を形成したプリフォームの2軸延伸ブロー成形により、内周面に、前記凹凸模様が延伸されると共に金型キャビティ面に押圧されて形成された延伸凹凸模様を有し、
この延伸凹凸模様による壁厚の変化に係る光学的な視覚効果の変化を利用して周壁を加飾する、
と云うものである。
そして、プリフォームの成形後の金型からの型抜き工程を考慮すると、プリフォームの周壁の内周面に比較して、外周面には比較的自由な形状で凹凸模様を形成することができ、壜体の内周面により多様な延伸凹凸模様が形成することができる。
壜体が無色透明の場合には延伸凹凸模様による壁厚の変化により、光の屈折あるいは光の散乱の態様が変化して加飾効果を現出させることができ、着色透明の場合にはさらに着色濃度の変化を現出させることができる。
また、壜体は半透明であってもよく、たとえばパール状の光学的な視覚効果を発揮するフィラーを分散させることにより延伸凹凸模様に沿って光の散乱が変化して今までにない加飾効果を現出させることができる。
本発明の主たる構成を有する壜体にあっては、
胴部の周壁の内周面に形成される延伸凹凸模様による壁厚変化に係る光学的な視覚効果の変化を利用して胴部を加飾することができる。
図1は、本発明の合成樹脂製壜体の第1実施例の正面図、図2はこの壜体を2軸延伸ブロー成形するのに使用するプリフォームの正面図であり、図1の壜体11は口筒部12、円筒状の胴部13、底部14を有する。(なお、図1中には図2のプリフォーム1を二点鎖線で示している。)
そして、有底円筒部3の外周面に下方に向かって中心軸方向に縮径すると共に、周方向でその段差の形成高さ位置が波状に連続的に上下に変動する周段差5aにより凹凸模様を形成している。
なお、この周段差5aは外周面に下方に向かって中心軸方向に縮径するように形成しており、射出成形後の型抜きは容易に実施することができる。
また、着色透明の場合にはさらに着色濃度の変化を現出させることができる。
また、パール状の光学的な効果を発揮するフィラーを分散させることにより延伸凹凸模様に沿って光の散乱が変化して今までにない加飾効果を現出させることができる。
図4のプリフォーム1の有底円筒部3の外周面と内周面の双方に下方に向かって中心軸方向に縮径すると共に、周方向でその段差の形成高さ位置が波状に連続的に上下に変動する周段差5a、5bを、外周面の周段差5aと、内周面の周段差5bの高さ位置を少しずらすようにして形成し、凹凸模様を形成している。
なお、これらの周段差5a、5bはいずれも下方に向かって中心軸方向に縮径するように形成しており、射出成形後の型抜きは容易に実施することができる。
ここで、本実施例ではプリフォーム1の外周面の周段差5aと内周面の周段差5bを並行状に形成するようにしたが、たとえばクロス状にする等、外周面と内周面の凹凸模様をさまざまな態様で組み合わせることにより、壜体11で多様な視覚効果を現出させることができる。
図6のプリフォーム1は図2のプリフォームとは逆に、有底円筒部3の内周面に下方に向かって中心軸方向に縮径すると共に、周方向でその段差の形成高さ位置が波状に連続的に上下に変動する周段差5bにより凹凸模様を形成している。
なお、このプリフォーム1では周段差5bが内周面に形成されているが、下方に向かって中心軸方向に縮径するように形成しており、射出成形後の型抜きは容易に実施することができる。
図1に示される第1実施例の壜体と比較すると、本実施例では元々内周面に凹凸模様を形成したプリフォームを使用しているので、延伸凹凸模様がよりシャープに形成され、光学的な視覚効果もよりシャープに現出される。
図8のプリフォーム1は有底円筒部3の外周面に周方向でその段差の形成高さ位置が波状に連続的に上下に変動する周突条6により凹凸模様を形成している。
なお、このプリフォーム1はキャビティ金型を割金型とすることにより、射出成形後の型抜きは容易に実施することができる。
プリフォームの内周面にこのような凹凸模様を形成することは、成形後の型抜きを考慮すると困難である。
図10のプリフォーム1は有底円筒部3の外周面に螺旋状突条7により凹凸模様を形成している。
なお、このプリフォーム1はキャビティ金型に対して成形品を回動させながら射出成形後の型抜きを容易に実施することができる。
図12のプリフォーム1は有底円筒部3の外周面に、多数の水滴状凸部8により凹凸模様を形成している。
なお、このプリフォーム1はキャビティ金型を割金型とすることにより、射出成形後の型抜きは容易に実施することができる。
プリフォームの内周面にこのような凹凸模様を形成することは、成形後の型抜きを考慮すると困難である。
なお、本実施例のプリフォーム1は多数の水滴状凸部8により凹凸模様を形成したものであるが、それぞれの凸部の形状は水滴状に限定されるものではなく、さまざまな形状の凸部を採用することができる。
図14のプリフォーム1は有底円筒部3の外周面に8ケの縦突条9を、その先端部の高さ位置を変動するように形成し、凹凸模様を形成している。
なお、このプリフォーム1の射出成形後の型抜きは容易に実施することができる。また、このような縦突条は、プリフォームの内周面にも形成することも可能であり、成形後の型抜きも容易である。
図16のプリフォーム1は、図14のプリフォームと同様に有底円筒部3の外周面に多数の縦突条9を、その先端部の高さ位置を変動するように形成し、凹凸模様を形成したものであるが、図16のプリフォーム1では、図14(b)と16(b)の平断面図を比較すると分かるように、それぞれの縦突条9の断面形状の大きさが異なり、また全体として緩やかな山状としているのが特徴的である。
ここで、図13(b)と図15(b)の平断面図を比較すると分かるように、本実施例の壜体1では、延伸凹凸模様15の壁厚が全体として緩やかに、また不規則状に変化しており、これにより光学的な視覚効果に係る変化が、緩やかにそして不規則に現出するようにしている。
使用するプリフォームに形成される凹凸模様の形状は、射出成形後の型抜きを考慮しながら、上記実施例の他にもさまざまな態様のものを採用することができ、さらには外周面と内周面の凹凸模様を組み合わせることもできる。
また、上記実施例では円筒状の胴部を有する丸形ボトルとしたが、勿論角形ボトルとすることもできる。
また、本発明の壜体はPET樹脂製のように透明性を有するものに限定されず、たとえばポリプロピレン樹脂製のように半透明性を有するものとすることもできる。
2 ;口筒部
3 ;有底円筒部
5a、5b;周段差
6 ;周突条
7 ;螺旋状突条
8 ;水滴状凸部
9 ;縦突条
11;壜体
12;口筒部
13;胴部
14;底部
15;延伸凹凸模様
Claims (1)
- 試験管状のプリフォームを2軸延伸成形した透明性、若しく半透明性を有する合成樹脂製壜体であって、
射出成形により内周面と外周面の少なくとも一方に下方に向かって中心軸方向に縮径すると共に、段差の形成高さ位置が周方向に波状に連続して変動する周段差により凹凸模様を形成したプリフォーム(1)の2軸延伸ブロー成形により、
周壁の内周面に、前記プリフォーム(1)の凹凸模様が延伸されると共に金型キャビティ面に押圧されて形成された形成高さ位置が周方向に波状に連続して変動する周突条状の凸部による延伸凹凸模様(15)を有し、
該延伸凹凸模様(15)による壁厚の変化に係る光学的な視覚効果の変化を利用して周壁を加飾したことを特徴とする合成樹脂製壜体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008302604A JP5557129B2 (ja) | 2008-11-27 | 2008-11-27 | 合成樹脂製壜体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008302604A JP5557129B2 (ja) | 2008-11-27 | 2008-11-27 | 合成樹脂製壜体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010126193A JP2010126193A (ja) | 2010-06-10 |
JP5557129B2 true JP5557129B2 (ja) | 2014-07-23 |
Family
ID=42326847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008302604A Active JP5557129B2 (ja) | 2008-11-27 | 2008-11-27 | 合成樹脂製壜体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5557129B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103862899A (zh) * | 2012-12-12 | 2014-06-18 | 昆山研达电脑科技有限公司 | 渐变色底纹产品的制程方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431023B2 (ja) * | 1971-10-12 | 1979-10-04 | ||
JPS5843308B2 (ja) * | 1976-02-09 | 1983-09-26 | 株式会社吉野工業所 | 二軸延伸した容器 |
JPS62168845A (ja) * | 1986-12-25 | 1987-07-25 | 株式会社吉野工業所 | 二軸延伸させた合成樹脂製壜およびその製造方法 |
JP3260773B2 (ja) * | 1991-03-29 | 2002-02-25 | 株式会社吉野工業所 | チューブ容器及びその製法 |
EP1598167A1 (en) * | 2004-05-17 | 2005-11-23 | The Procter & Gamble Company | Process for producing hollow preforms, process for producing hollow containers, such plastic preforms and containers comprising a visible designed pattern on their surface |
US8522989B2 (en) * | 2006-05-09 | 2013-09-03 | Plastipak Packaging, Inc. | Plastic containers with a base coat thereon |
-
2008
- 2008-11-27 JP JP2008302604A patent/JP5557129B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010126193A (ja) | 2010-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4692731B2 (ja) | グラデーション模様付きボトルと、ボトル成形用のプリフォーム | |
US11634248B2 (en) | Mono-layer blow molded article with functional, visual, and/or tactile effects and method of making such articles | |
US11618606B2 (en) | Method of making article with visual effect | |
EP3718736B1 (en) | Method for manufacturing double cosmetic container | |
JP5861919B2 (ja) | 二重壁構造を有する合成樹脂製ボトル | |
JPS6159984B2 (ja) | ||
US11338492B2 (en) | Method of making multi-layer blow molded article with functional, visual, and/or tactile effects | |
JP6415902B2 (ja) | プリフォーム及びボトルの製造方法 | |
JP6459325B2 (ja) | 複合容器の製造方法、複合プリフォーム、複合容器およびプラスチック製部材 | |
JP5557129B2 (ja) | 合成樹脂製壜体 | |
JP3732712B2 (ja) | スケルトン容器およびその製造方法 | |
KR101258895B1 (ko) | 화장품용 이중용기 및 그 제조방법 | |
JP2009285661A (ja) | 微細凹凸模様付ブロー成形品の製法およびそれによって得られる微細凹凸模様付ブロー成形品 | |
JP4683261B2 (ja) | 合成樹脂製加飾容器 | |
JP4640729B2 (ja) | プリフォームの成形方法、プリフォーム及び壜体 | |
JP4111822B2 (ja) | 熱可塑性合成樹脂製壜体容器の製造方法 | |
JP6932448B2 (ja) | 積層プリフォーム、容器、積層プリフォームの製造方法、及び容器の製造方法 | |
JP5376200B2 (ja) | ブロー成形容器と成形方法 | |
JP5191804B2 (ja) | 樹脂製の装飾容器 | |
WO2021131220A1 (ja) | 合成樹脂製容器の製造方法及び合成樹脂製容器 | |
JP2021017283A (ja) | ブロー成形法により製造された樹脂ボトル | |
JP4337395B2 (ja) | プラスチック包装体及びその加飾方法 | |
JP2018070242A (ja) | インモールドラベル付きブロー容器及びインモールドラベル及び並びにインモールドラベル付きブロー容器の製造方法 | |
JP2005186362A (ja) | 竹状装飾品 | |
JP2010179654A (ja) | 合成樹脂製加飾容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110630 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121005 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121023 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121217 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130402 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130624 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20130702 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20130927 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140523 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5557129 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |