JP2021017283A - ブロー成形法により製造された樹脂ボトル - Google Patents

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一昭 西野
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Abstract

【課題】ブロー成形法により製造された樹脂ボトルにおいて、内周面に異なる色彩の直線状の模様またはスパイラル状の模様が施されていても汚れが目立つことがない。【解決手段】樹脂ボトルPBは、第1の成形材料Bから構成された本体20と、第1の成形材料Bの色彩とは異なる色彩を備えた第2の成形材料Cから構成された加飾部22とを含み、本体20は、底部30が閉じられて底部30以外に開口部10を備えた形状を備え、第1の成形材料Bにより本体20がこのような形状に成形され、加飾部22は本体20の内周面に形成された模様を備える。本体20の内周面において、加飾部22がある部分と加飾部22がない部分とで段差が実質的に存在しない。【選択図】図1

Description

本発明は、ブロー成形法により製造された合成樹脂製の樹脂ボトルに関し、特に、ボトルの内周面に出っ張るように設けられた凸部によりボトルの内周面に模様が形成された場合において、ボトルに収納した内容物がその凸部に固着して汚れのように見えることを抑制することのできる、直線状の模様またはスパイラル状の模様が内周面に施された樹脂ボトルに関する。
合成樹脂製のブロー成形品の1種であるブロー成形容器(樹脂ボトル)は、従来より種々の用途に使用されているが、特に容器の加飾性が商品力の大きな部分を占める化粧料用、シャンプー用等の容器においては、塗装、印刷、ラベルの貼付等により加飾性を発揮させ、他社製品と差別化するようにしている。
このような樹脂ボトルの製造方法として、本願出願人により出願されて出願公開された特開2017−140731号公報(特許文献1)に開示されるように、押出機から押し出された筒状のパリソン(略中空円筒形状のチューブ)を、ブロー金型の一対の割り金型で挟み込み、この挟み込んだパリソンの内部(中空円筒形状の中空円筒部)に圧縮空気を吹き込んで中空品を成形する。
特開2017−140731号公報
特許文献1に開示されたブロー成形装置、ブロー成形品およびブロー成型方法は非常に好評を得ているのであるが、この特許文献1の図9に示されるように、コアに設けたスリットの部分に対応してパリソンPの内筒面の内面に凸部Gが形成され、コアに設けたスリット以外の部分に対応してパリソンPの内筒面の内面に縦溝H(凹部)が形成されてこれをブロー成形することによりボトルの内周面に模様を形成させている。このように製造されたボトルの内周面の模様の部分(凸部Gおよび/または縦溝H(凹部))に内容物が固着しやすく、ボトルに収納された内容物の使用途中において内容物(ここでは乳液とする)の液位よりも上方において凸部に固着した乳液(内容物)が汚れのように見えることが懸念される可能性があった。
本発明は、上述した問題点に鑑みて開発されたもので、その目的とするところは、内周面に異なる色彩の直線状の模様またはスパイラル状の模様が施されていても汚れが目立つことのない、ブロー成形法により製造された樹脂ボトルを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る樹脂ボトルは以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明に係る樹脂ボトルは、ブロー成形法により製造された樹脂ボトルであって、前記樹脂ボトルは、第1の成形材料から構成された本体と、前記第1の成形材料の色彩とは異なる色彩を備えた第2の成形材料から構成された加飾部とを含み、前記本体は、底部が閉じられて前記底部以外に開口部を備えた形状を備え、前記第1の成形材料により前記本体が前記形状に成形され、前記加飾部は前記本体の内周面に形成された模様を備え、前記本体の内周面において、前記加飾部がある部分と前記加飾部がない部分とで段差が実質的に存在しないことを特徴とする。
また、本発明の別の局面に係る樹脂ボトルは、ブロー成形法により製造された樹脂ボトルであって、前記樹脂ボトルは、第1の成形材料から構成された本体と、前記第1の成形材料の色彩とは異なる色彩を備えた第2の成形材料から構成された加飾部とを含み、前記本体は、底部が閉じられて前記底部以外に開口部を備えた形状を備え、前記第1の成形材料により前記本体が前記形状に成形され、前記加飾部は前記本体の内周面に形成された模様を備え、前記本体の内部における前記底部に平行な方向の最大長さをDとして、最大長
さD部分における内周面において、前記加飾部がある部分と前記加飾部がない部分との段差が前記最大長さDの1/100以下であることを特徴とする。
また、本発明のさらに別の局面に係る樹脂ボトルは、ブロー成形法により製造された樹脂ボトルであって、前記樹脂ボトルは、第1の成形材料から構成された本体と、前記第1の成形材料の色彩とは異なる色彩を備えた第2の成形材料から構成された加飾部とを含み、前記本体は、底部が閉じられて前記底部以外に開口部を備えた形状を備え、前記第1の成形材料により前記本体が前記形状に成形され、前記加飾部は前記本体の内周面に形成された模様を備え、前記本体の内周面において、前記加飾部がある部分と前記加飾部がない部分とで段差が0.5mm以下であることを特徴とする。
好ましくは、前記加飾部がある部分および前記加飾部がない部分の少なくともいずれかを通して、前記樹脂ボトルに収納された内容物の量を目視により認識可能なように構成することができる。
さらに好ましくは、前記加飾部は、上下方向に対して捻れたらせん模様を備えるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記ブロー成形法は、ダイスヘッドから下方へ押し出された略円環断面形状のパリソンを金型で挟み込んでブロー成形する方法であって、前記パリソンは、前記第1の成形材料を加熱溶融させた略中空円筒形状の内周面から出っ張らないように前記第2の成形材料が加熱溶融されて形成された略円環断面形状を備えることに起因して、前記段差が実質的に存在しない、前記段差が前記最大長さDの1/100以下である、または、前記段差が0.5mm以下であるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記パリソンにおける前記第1の成形材料の厚みが、前記第2の成形材料がある部分と前記第2の成形材料がない部分とで略同じになる部位を備えるように構成することができる。
本発明によれば、内周面に異なる色彩の直線状の模様またはスパイラル状の模様が施されていても汚れが目立つことのない、ブロー成形法により製造された樹脂ボトルを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る樹脂ボトルPBを説明するための斜視図およびパリソンPの断面図である。 本発明の実施の形態に係る(A)樹脂ボトル100の3面図、(B)ブロー成形する前の(樹脂ボトル100用の)パリソンPの断面図、(C)樹脂ボトル100の拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る(A)樹脂ボトル200の3面図、(B)ブロー成形する前の(樹脂ボトル200用の)パリソンPの断面図である。 本発明の実施の形態に係る(A)樹脂ボトル300の3面図、(B)ブロー成形する前の(樹脂ボトル300用の)パリソンPの断面図である。 本発明の実施の形態に係る(A)樹脂ボトル400の3面図、(B)ブロー成形する前の(樹脂ボトル400用の)パリソンPの断面図である。 本発明の実施の形態に係る(A)樹脂ボトル500の3面図、(B)ブロー成形する前の(樹脂ボトル500用の)パリソンPの断面図、(C)樹脂ボトル500に内容物Lを収納した状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る(A)樹脂ボトル600の3面図、(B)ブロー成形する前の(樹脂ボトル600用の)パリソンPの断面図、(C)樹脂ボトル600に内容物Lを収納した状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る(A)樹脂ボトル700の3面図、(B)ブロー成形する前の(樹脂ボトル700用の)パリソンPの断面図、(C)樹脂ボトル700に内容物Lを収納した状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る樹脂ボトル用のパリソンPの細部を説明するための断面図(その1)である。 本発明の実施の形態に係る樹脂ボトル用のパリソンPの細部を説明するための断面図(その2)である。 本発明の実施の形態に係る樹脂ボトル用のパリソンPの細部を説明するための断面図(その3)である。
以下、本発明の実施の形態に係る(ブロー成形法により製造された)樹脂ボトルPB(プラスチックボトル)について図面を参照して説明する。なお、確認的に記載するが、「押出」と「押し出し」とに意味に差異はない。
また、本実施の形態に係る樹脂ボトルPBは、特許文献1に開示されたブロー成形装置およびブロー成形法(特に限定的には特許文献1に開示された変形例)を用いて樹脂ボトルPBを製造するものであるが、押出ユニットのダイスヘッドのコアにスリットを入れてパリソンの内筒面に縦溝を設けるのではなく、本実施の形態に係る樹脂ボトル用のパリソンPは第1の成形材料Bを加熱溶融させた略中空円筒形状の内周面から出っ張らないように(樹脂ボトルPBにおいて加飾部22を形成することになる)第2の成形材料Cが加熱溶融されて押出装置により形成された略円環断面形状(第2の成形材料Cが第1の成形材料Bにより形成された内周面から出っ張っていない形状)を備える点が異なる。このことに起因して、加飾部がある部分と加飾部22がない部分とで内周面に段差が実質的に存在しないという樹脂ボトルの特徴を実現している。なお、押出ユニットのダイスヘッドのコアの形状については、後述するパリソンPを形成できるものであれば特に限定されない。
ここで、樹脂ボトルPBの成形材料としては、限定されるものではないが多くの場合、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)等の合成樹脂が採用される。
図1を参照して、本実施の形態に係る(ブロー成形法により製造された)樹脂ボトルPBについて説明する。図1(A)はこの樹脂ボトルPB用のパリソンPの斜視図であって、図1(B)はこの樹脂ボトルPB用のパリソンPをブロー成形前に捻ったパリソンPの斜視図であって、図1(C)は樹脂ボトルPBの斜視図であって、図1(D)はパリソンPの断面図である。
この図1(C)に示すように、この樹脂ボトルPBは、第1の成形材料Bから構成された本体20と、第1の成形材料Bの色彩とは異なる色彩を備えた第2の成形材料Cから構成された加飾部22とを含み、本体20は、底部30が閉じられて底部30以外に開口部10を備えた形状を備え、第1の成形材料Bにより本体20がこのような形状(底部30が閉じられて底部30以外に開口部10を備えた形状)に成形され、加飾部22は本体20の内周面に形成された模様を備える。このような樹脂ボトルPBの全体形状は、ブロー成形装置における金型に依存するために一例に過ぎず、本体20に閉じられた底部30を備え、底部30以外に開口部10を備えた形状であればどのような全体形状であっても構わない。
ここで、成形材料の色彩(ひいては樹脂ボトルPBの色彩および加飾部22の色彩)には、無色および有色の透明、有色および無色の半透明ならびに(透明でもなく半透明でもない)不透明を含むものである。なお、以下においては、半透明は透明に含めるものとして説明する。また、図1においては、加飾部22が樹脂ボトルPBの内周面に形成されていることを表すために点線で模様を記載しているが、図2〜図8においては、正面図において視覚により認識できる模様を実線で、正面図において裏面側に現れる模様であって不透明な内容物L(たとえば白い乳液等の不透明液体)を充填することにより視覚により認識できない模様を点線で示すものとする。
図1(A)の状態のパリソンPを底部を閉じてブロー成形することにより加飾部22が上下方向に対して捻れていない直線状の模様を備える樹脂ボトルPB(後述する樹脂ボトル100)を製造することができ、図1(B)の状態のパリソンPを底部を閉じてブロー成形することにより加飾部22が上下方向に対して捻れたらせん状の模様を備える樹脂ボトルPB(後述する樹脂ボトル200〜樹脂ボトル700)を製造することができる。なお、パリソンPは、第1の成形材料Bを加熱溶融させた略中空円筒形状の内周面から出っ
張らないように(樹脂ボトルPBにおいて加飾部22を形成することになる)第2の成形材料Cを加熱溶融させて押出装置により形成された(第2の成形材料Cが第1の成形材料Bにより形成された内周面から出っ張っていない形状を備える)略円環断面形状であるために、図1(D)において中央には空間Sを備えることになる。
さらに、図2〜図8を参照して本実施の形態に係る(ブロー成形法により製造された)樹脂ボトルPBについてさらに詳細に説明する。
図2に樹脂ボトル100を、図3に樹脂ボトル200を、図4に樹脂ボトル300を、図5に樹脂ボトル400を、図6に樹脂ボトル500を、図7に樹脂ボトル600を、図8に樹脂ボトル700を、それぞれ示す。なお、樹脂ボトルにおける本体20の内周面において、加飾部22がある部分と加飾部22がない部分とで段差が実質的に存在しないことを表す樹脂ボトルの拡大断面図は図2(C)に樹脂ボトル100についてのみ示すが、他の図3〜図8に示す樹脂ボトル300〜樹脂ボトル700も同じであるために繰り返して図示していない。また、図2〜図8においては、図1と同じ構成については同じ符号を付しており、それらの構成は同じであるために繰り返して説明していない。また、図2〜図8の各図(A)に示す3面図は、上から上面図、正面図、底面図である。
ここで、段差が実質的に存在しないとは、特許文献1(の変形例)に開示されたパリソンをブロー成形することにより明らかに段差が生じるボトルの内周面との比較において段差が実質的に存在しない程度を意味し、その結果、ボトルの内周面の模様の部分に内容物が固着することが抑制できて(たとえば粘度(粘性率、粘性係数)の高い内容物であっても抑制することができて)汚れのように見えることを抑制することができる程度を意味する。
以下において、このような段差を数値的に限定することについて検討する。
まず、この樹脂ボトル自体の大きさに関係させて、段差を数値的に限定すると、指先で触認してわずかな段差(たとえば、本体20の最大内径φDが50mm程度の化粧料等のボトルにおいて最大内径部分における内周面の段差がφDの1/100程度である0.5mm程度)を感じる場合であっても、それが特許文献1に開示された凸部Gではなく内容物が固着することが抑制できて汚れのように見えることを抑制することができていれば、段差が実質的に存在しないことを意味する。
これを纏めると、この樹脂ボトル自体の大きさに関係させると(この樹脂ボトルは化粧料等を内容物とする用途が好適であるために最大内径φD30mm〜φD60mm程度が好ましい)、ボトルPBの本体20の内周面において加飾部22がある部分と加飾部22がない部分とで段差が実質的に存在しないとは、ボトルPBの本体20の最大内径φD(たとえば最大内径φD30mm〜φD60mm)の化粧料等のボトルにおいて最大内径φD部分における内周面の段差がφDの約1/100以下(φDが50mmの場合に0.5mm以下、φDが25mmの場合に0.25mm以下)、より好ましくは、φDの約1/200以下(φDが50mmの場合に0.25mm以下、φDが25mmの場合に0.125mm以下)であることを意味する。このような場合には、内容物が固着することが抑制できて汚れのように見えることを抑制することができているといえる。なお、断面が円形形状でない樹脂ボトルも本発明の樹脂ボトルに含まれるために、最大内径φDは、本体20の内部における底部30に平行な方向の最大長さDを含むことになる。
さらに、この樹脂ボトルに収納される内容物(特に粘度)に関係させて、段差を数値的に限定すると、
(1)たとえば、粘度の高い乳液(一般には水に油が微細なミセルとして分散している不透明な液体)等が収納される化粧料用の樹脂ボトルにおいては、高い粘度のために(ドロドロであるために)わずかな段差であっても固着しやすい。このため、本体20の内周面において、加飾部22がある部分と加飾部22がない部分とで段差が実質的に存在しないとは、おおよそ0.25mm以下であることを意味する。このような乳液の粘度としては、50cP〜2000cP(0.05Pa・S〜2Pa・S)程度である。
(2)たとえば、粘度の低い化粧水(一般には80%程度の水および10%程度のアルコールにグリセリンなどの保湿成分を数%に乳化剤、香料、防腐剤などを配合した液体)等
が収納される化粧料用の樹脂ボトルにおいては、低い粘度のために(サラサラであるために)わずかな段差では固着しにくい。このため、本体20の内周面において、加飾部22がある部分と加飾部22がない部分とで段差が実質的に存在しないとは、段差がおおよそ0.5mm以下であることを意味する。このような化粧水の粘度としては、1cP〜50cP(0.001Pa・S〜0.05Pa・S)程度である。
これらを纏めると、この樹脂ボトルに収納される内容物(特に粘度)に関係させると(この樹脂ボトルは化粧料等を内容物とする用途が好適であるために上述した粘度1cP〜2000cP(0.001Pa・S〜2Pa・S)程度が好ましい)、ボトルPBの本体20の内周面において加飾部22がある部分と加飾部22がない部分とで段差が実質的に存在しないとは、段差がおおよそ0.5mm以下、より好ましくは、おおよそ0.25mm以下であることを意味する。このような場合には、内容物が固着することが抑制できて汚れのように見えることを抑制することができているといえる。
なお、従来技術として、以下のような技術を開示するたとえば特許第5947987号公報(以下、公知文献と記載する)がある。
この公知文献の第0043段落、第0044段落、第0071段落、第0073段落、第0081段落等には、「パリソンの内周面に凸設された突条を集中的に冷却することによりパリソンの突条の形を崩れないように維持して、この冷却後にパリソンを膨張させて容器形状に形成するときに、突条の形状崩れを抑制することができてブロー成形された容器の内周面に形状精度の良い突条(形状崩れを抑制することができた突条407を膨張させた容器2の胴部203の内周面206に形成された形状精度の良い螺旋条207)を形成することができる。」との技術が開示されている。
この公知文献に開示された技術では、ブロー成形前にパリソンの内周面に凸設された突条を集中的に冷却してこの突条の形を崩れないように維持して膨張させており、ブロー成形前に突条の形状を確定させているのであるから、樹脂ボトル本体の内周面において加飾部がある部分と加飾部がない部分とで明らかな段差が生じており、ボトルの内周面の模様の部分に内容物が固着することが抑制できず(たとえば粘度の低いサラサラとした内容物であってもボトルの内周面の模様の部分に内容物が固着することが抑制することができず)使用途中において汚れのように見えることを抑制することができていないことは明確である。
さらに、ボトルの内周面の模様の部分に内容物が固着してすることを抑制することができて使用途中に汚れのように見えることを抑制することを目的とした本発明と公知技術(上述した公知文献のみならず本願出願前の公知技術)との比較においては、公知技術がこのような使用途中に汚れのように見えることを抑制するという(本願発明の特段の)目的を全く開示していない以上、本願発明における内周面の段差についての限定要件は単なる設計事項でないことは言うまでもない。
図2に示す樹脂ボトル100は、図1(A)に示す状態で図2(B)に示すパリソンPの底を閉じて(閉じた部分は底部30に接合線32として現れている)ブロー成形した樹脂ボトルである。図2(A)の2C−2C断面線で切断した樹脂ボトル100)の拡大断面図(図2(C))に示すように、本体20の内周面において、加飾部22がある部分と加飾部22がない部分とで段差が(上述した意味において)実質的に存在しない。なお、確認的に記載するが、図2(B)は樹脂ボトル100用のパリソンPの断面図であって、図2(C)はパリソンPではなくブロー成形により円周方向に膨張された、樹脂ボトル100の断面図である。
図3〜図8に示す樹脂ボトル200〜樹脂ボトル700は、図1(B)に示す状態で図3(B)〜図8(B)に示すパリソンPの底を閉じて(閉じた部分は底部30の接合線32として現れている)ブロー成形した樹脂ボトルである。本体20の内周面において、加飾部22がある部分と加飾部22がない部分とで段差が実質的に存在しない点は樹脂ボトル100と同じである。
次に、図6(C)〜図8(C)を参照して、加飾部22がある部分および加飾部22がない部分の少なくともいずれかを通して、樹脂ボトルに収納された内容物Lの量を目視に
より認識可能である点について説明する。以下においては、加飾部22がない部分(透明部分)を通して樹脂ボトルに収納された内容物Lの量を目視により認識可能であるものとして説明する。また、この場合には、第2の成形材料Cとして不透明な樹脂を採用して、第1の成形材料Bとして有色でも構わないが透明な樹脂を採用することになる。ここで、逆に、第1の成形材料Bとして不透明な樹脂を採用して、第2の成形材料Cとして有色でも構わないが透明な樹脂を採用すると、加飾部22がある部分(透明部分)を通して樹脂ボトルに収納された内容物Lの量を目視により認識可能となる。なお、第1の成形材料Bおよび第2の成形材料Cとして色彩が異なる透明な樹脂を採用すると、加飾部22がある部分(透明部分)および加飾部22がない部分(透明部分)の両方において、樹脂ボトルに収納された内容物Lの量を目視により認識可能となる。いずれの場合においても、ボトルの内周面に模様が形成されている樹脂ボトルにおいて、加飾部22がある部分および加飾部22がない部分の少なくともいずれかを通して、樹脂ボトルに収納された内容物Lの量を目視により認識することができる。
図6(C)に示すように、樹脂ボトル500に内容物Lを途中まで充填すると、本体20の加飾部22がない部分において、樹脂ボトル500に収納された内容物Lの量を目視により認識可能である。これにより、樹脂ボトル500にどのぐらいの量の内容物Lが残っているのかを、樹脂ボトル500に半円状のらせん模様が施されていても、視覚により認識することができる。
図7(C)に示すように、樹脂ボトル600に内容物Lを途中まで充填すると、本体20の加飾部22がない部分において、樹脂ボトル600に収納された内容物Lの量を目視により認識可能である。これにより、樹脂ボトル600にどのぐらいの量の内容物Lが残っているのか、樹脂ボトル600に半円状のらせん模様が施されていても、視覚により認識することができる。
図8(C)に示すように、樹脂ボトル700に内容物Lを途中まで充填すると、本体20の加飾部22がない部分において、樹脂ボトル700に収納された内容物Lの量を目視により認識可能である。これにより、樹脂ボトル700にどのぐらいの量の内容物Lが残っているのかを、樹脂ボトル700に筋状の模様710(ここではここの筋状の部分が透明な部分)が施されていても、視覚により認識することができる。
次に、本実施の形態に係る樹脂ボトルPB、樹脂ボトル100〜樹脂ボトル700に共通する特徴について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る樹脂ボトルは、ダイスヘッドから下方へ押し出された略円環断面形状のパリソンPを金型で挟み込んでブロー成形するブロー成形法により製造される。このパリソンPは、第1の成形材料Bを加熱溶融させた略中空円筒形状の内周面から出っ張らないように(樹脂ボトルPBにおいて加飾部22を形成することになる)第2の成形材料Cが加熱溶融されて押出装置により形成された略円環断面形状(第2の成形材料Cが第1の成形材料Bにより形成された内周面から出っ張っていない形状)であることに起因して、製造された樹脂ボトルの本体20の内周面において加飾部22がある部分と加飾部22がない部分とで段差が実質的に存在しない。
そして、このように本体20の内周面において加飾部22がある部分と加飾部22がない部分とで段差が実質的に存在しない樹脂ボトル用のパリソンPにおいて、第1の成形材料Bの厚みが、加飾部22となる部分(すなわち第2の成形材料Cがある部分)と加飾部22とならない部分(すなわち第2の成形材料Cがない部分)とで略同じになる部位を備えることを特徴とする。この特徴について、図9および図10を参照して説明する。
図9(A)に示す、このような特徴を備えないパリソンPにより製造された樹脂ボトルを本発明に係る樹脂ボトルから排除するものではないが(樹脂ボトルの全体形状によっては厚みt(2)が十分に厚く強度的に全く問題がない場合があり得るため)、この場合には、図9(A)に示すように、このパリソンPにおける第1の成形材料Bの厚みが、加飾部22となる部分(すなわち第2の成形材料Cがある部分)と加飾部22とならない部分(すなわち第2の成形材料Cがない部分)とで同じではなく、加飾部Cがある部分における第1の成形材料Bの厚みt(2)が加飾部Cがない部分における第1の成形材料Bの厚
みt(1)よりも薄い。
第1の成形材料Bはブロー成形により本体20を形成する樹脂であるために第1の成形材料Bの厚みができるだけ同じであることが好ましく、図9(A)に示す場合には第1の成形材料Bの厚みが異なるために(少なくとも同じまたは略同じになる部位を備えない)ブロー成形された樹脂ボトルの本体20の厚みが異なり部分的に強度不足になる可能性があったり、ブロー成形時に第1の成形材料Bの厚みt(2)が薄い部分(第2の成形材料Cがある部分)が破損(ブロー時に破れる)可能性があったりする。
このような問題を抑制するために、まず、第2の成形材料Cの位置および形状を固定した状態で、第1の成形材料Bの位置を図9(B)の黒塗り矢示に示すように図面上側へずらして(幾何学的には第1の成形材料Bにより形成される円環の位置を図面上側へずらした)、第2の成形材料Cがある部分と第2の成形材料Cがない部分を示す点線部分において第1の成形材料Bの厚みt(0)として略同じにしている。
また、第2の成形材料Cの位置および形状を固定した状態で、第1の成形材料Bの位置をずらすのではなく、図9(C)の白抜き矢示に示すように第1の成形材料Bの真上側を膨張させて(幾何学的には第1の成形材料Bにより形成される円環における真上の厚みt(2)がt(1)になるように、かつ、真下の厚みt(1)を維持するように真上側のみを伸ばした)、第2の成形材料Cがある部分と第2の成形材料Cがない部分を示す点線部分において第1の成形材料Bの厚みt(1)で略同じにしている。
さらに、第2の成形材料Cの位置および形状を固定した状態で、図10(A)の白抜き矢示に示すように第1の成形材料Bの真上側および斜め上側を膨張させて(幾何学的には第1の成形材料Bにより形成される円環の真上および斜め上側の厚みt(2)がt(1)になるように、かつ、真下および斜め下の厚みt(1)を維持するように真上側および斜め上側を伸ばした)、第2の成形材料Cがある部分と第2の成形材料Cがない部分を示す点線部分における第1の成形材料Bの厚みt(1)で略同じにしている。
さらに、第2の成形材料Cの位置および形状を固定した状態で、図10(B)の白抜き矢示に示すように第1の成形材料Bの下側以外へ膨張させて(幾何学的には第1の成形材料Bにより形成される円環の上半分の厚みt(2)がt(1)になるように真下側以外を伸ばした)、第2の成形材料Cがある部分と第2の成形材料Cがない部分を示す点線部分における第1の成形材料Bの厚みt(1)で略同じにしている。なお、第1の成形材料Bの厚みt(3)は、元々の第2の成形材料Cがない部分における第1の成形材料Bの厚みt(1)よりも厚いために強度が増加する方向に作用するので、樹脂ボトルの強度等の問題は発生しない。
このようにして、本実施の形態に係る樹脂ボトル用のパリソンPにおいて、第1の成形材料Bの厚みが、加飾部22となる部分(すなわち第2の成形材料Cがある部分)と加飾部22とならない部分(すなわち第2の成形材料Cがない部分)とで略同じになる部位を備える。これにより、ブロー成形された樹脂ボトルの本体20が部分的に強度不足になったり、ブロー成形時にパリソンPが破損(ブロー時に破れる)したりすることを回避できる。なお、このようなパリソンPの形状の変更は、ブロー成形装置における押出ユニットのダイスヘッドのコアの形状等を変更することにより実現される。
なお、上述した、樹脂ボトルにおける本体20の内周面において、加飾部22がある部分と加飾部22がない部分とで段差が実質的に存在しないことを前提として、図10(C)に示すように第1の成形材料Bの内周側に第2の成形材料Cを配置することにより、本実施の形態に係る樹脂ボトル用のパリソンPにおいて、第1の成形材料Bの厚みが、加飾部22となる部分(すなわち第2の成形材料Cがある部分)と加飾部22とならない部分(すなわち第2の成形材料Cがない部分)とで略同じになる部位を備え、かつ、パリソンPの全周において第1の成形材料Bの厚みが略同じになるようにしても構わない。ここで、この図10(C)に示すパリソンPを用いて図6(C)に示す樹脂ボトル500または図7(C)に示す樹脂ボトル600を製造した場合でも、これらの樹脂ボトル500または樹脂ボトル600における本体20の内周面において、(1)加飾部22がある部分と加飾部22がない部分とで段差が実質的に存在しないこと、(2)本体20の最大内径φ
D(たとえば最大内径φD30mm〜φD60mm)の化粧料等のボトルにおいて最大内径φD部分における内周面の段差がφDの約1/100以下、より好ましくは、φDの約1/200以下であること、(3)段差がおおよそ0.5mm以下、より好ましくは、おおよそ0.25mm以下を満足すること、の少なくとも1つを満たす。
次に、図11を参照して、本実施の形態に係る樹脂ボトルPB、樹脂ボトル100〜樹脂ボトル700に共通する特徴について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る樹脂ボトル用のパリソンPは、第1の成形材料Bを加熱溶融させた略中空円筒形状の内周面から出っ張らないように(樹脂ボトルPBにおいて加飾部22を形成することになる)第2の成形材料Cが加熱溶融されて押出装置により形成された略円環断面形状であること(円環内面に第2の成形材料Cが凸状に出っ張っていないこと)に起因して、製造された樹脂ボトルにおいて加飾部22がある部分と加飾部22がない部分とで段差が実質的に存在しない。
本実施の形態に係る樹脂ボトル用のパリソンPは、図11(D)に示す、第1の成形材料Bが加熱溶融させた略中空円筒形状の内周面から第2の成形材料Cが(凸状に)出っ張っているものではなく、図1〜図8に示したパリソンPを含めて、図11(A)〜図11(C)に示すパリソンPであっても構わない。本実施の形態に係る樹脂ボトル用のパリソンPは、いずれも、第1の成形材料Bが加熱溶融させた略中空円筒形状の内周面から第2の成形材料Cが(凸状に)出っ張っている形状ではない。
以上のようにして、本実施の形態に係る樹脂ボトルによると、内周面に異なる色彩の直線状の模様またはスパイラル状の模様が施されていても汚れが目立つことのない、(ブロー成形法により製造された)樹脂ボトルを提供することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、ブロー成形法により製造された、内周面に異なる色彩の直線状の模様またはスパイラル状の模様が施された樹脂ボトルであって、このような模様が施されていても汚れが目立つことのない点で特に好適である。
PB 樹脂ボトル
100、200、300、400、500、600、700 樹脂ボトル
10 開口部
20 (ボトル)本体
22 加飾部
30 底部
32 接合線
P パリソン
B 第1の成形材料
C 第2の成形材料

Claims (7)

  1. ブロー成形法により製造された樹脂ボトルであって、
    前記樹脂ボトルは、
    第1の成形材料から構成された本体と、
    前記第1の成形材料の色彩とは異なる色彩を備えた第2の成形材料から構成された加飾部とを含み、
    前記本体は、底部が閉じられて前記底部以外に開口部を備えた形状を備え、
    前記第1の成形材料により前記本体が前記形状に成形され、
    前記加飾部は前記本体の内周面に形成された模様を備え、
    前記本体の内周面において、前記加飾部がある部分と前記加飾部がない部分とで段差が実質的に存在しないことを特徴とする樹脂ボトル。
  2. ブロー成形法により製造された樹脂ボトルであって、
    前記樹脂ボトルは、
    第1の成形材料から構成された本体と、
    前記第1の成形材料の色彩とは異なる色彩を備えた第2の成形材料から構成された加飾部とを含み、
    前記本体は、底部が閉じられて前記底部以外に開口部を備えた形状を備え、
    前記第1の成形材料により前記本体が前記形状に成形され、
    前記加飾部は前記本体の内周面に形成された模様を備え、
    前記本体の内部における前記底部に平行な方向の最大長さをDとして、最大長さD部分における内周面において、前記加飾部がある部分と前記加飾部がない部分との段差が前記最大長さDの1/100以下であることを特徴とする樹脂ボトル。
  3. ブロー成形法により製造された樹脂ボトルであって、
    前記樹脂ボトルは、
    第1の成形材料から構成された本体と、
    前記第1の成形材料の色彩とは異なる色彩を備えた第2の成形材料から構成された加飾部とを含み、
    前記本体は、底部が閉じられて前記底部以外に開口部を備えた形状を備え、
    前記第1の成形材料により前記本体が前記形状に成形され、
    前記加飾部は前記本体の内周面に形成された模様を備え、
    前記本体の内周面において、前記加飾部がある部分と前記加飾部がない部分とで段差が0.5mm以下であることを特徴とする樹脂ボトル。
  4. 前記加飾部がある部分および前記加飾部がない部分の少なくともいずれかを通して、前記樹脂ボトルに収納された内容物の量を目視により認識可能なことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の樹脂ボトル。
  5. 前記加飾部は、上下方向に対して捻れたらせん模様を備えることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の樹脂ボトル。
  6. 前記ブロー成形法は、ダイスヘッドから下方へ押し出された略円環断面形状のパリソンを金型で挟み込んでブロー成形する方法であって、
    前記パリソンは、前記第1の成形材料を加熱溶融させた略中空円筒形状の内周面から出っ張らないように前記第2の成形材料が加熱溶融されて形成された略円環断面形状を備えることに起因して、前記段差が実質的に存在しない、前記段差が前記最大長さDの1/100以下である、または、前記段差が0.5mm以下である、ことを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の樹脂ボトル。
  7. 前記パリソンにおける前記第1の成形材料の厚みが、前記第2の成形材料がある部分と前記第2の成形材料がない部分とで略同じになる部位を備えることを特徴とする、請求項6に記載の樹脂ボトル。
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