JP5376200B2 - ブロー成形容器と成形方法 - Google Patents

ブロー成形容器と成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5376200B2
JP5376200B2 JP2008170344A JP2008170344A JP5376200B2 JP 5376200 B2 JP5376200 B2 JP 5376200B2 JP 2008170344 A JP2008170344 A JP 2008170344A JP 2008170344 A JP2008170344 A JP 2008170344A JP 5376200 B2 JP5376200 B2 JP 5376200B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blow
displacement
twist
container
decorative resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008170344A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010005990A (ja
Inventor
茂雄 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2008170344A priority Critical patent/JP5376200B2/ja
Publication of JP2010005990A publication Critical patent/JP2010005990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5376200B2 publication Critical patent/JP5376200B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明はダイレクトブロー成形方法により成形され、縦帯状の加飾樹脂層を積層したブロー成形容器と、その成形方法に関する。
合成樹脂ブロー成形容器は従来より種々の用途に使用されているが、特に容器の加飾性が商品力の大きな部分を占める化粧料用、シャンプー用等の容器においては、塗装、印刷、ラベルの貼付等により加飾性を発揮させ、他社製品と差別化するようにしている。
ここで、ダイレクトブロー成形方法は、特許文献1に示されているように、押出し機から押し出された筒状のパリソンを、ブロー金型の一対の割り金型で挟み込み、この挟み込んだパリソンを容器にブロー成形するが、
このパリソン押出成形時に色違いの合成樹脂を共押出して容器本体自体を加飾する方法も各種試みられている。
たとえば、主材樹脂層に色違いの加飾樹脂層を積層した多層パリソンにより、様々な態様で加飾することができ、円筒状の主材樹脂層に縦帯状の加飾樹脂層を積層することにより、壜体の縦方向に直線状にストライプ模様を現出させることができる。
特願平07−214653号公報
ここで、壜体に形成される直線状の縦ストライプ模様は、幅の異なるストライプを複数組み合わせる、さらには色違いのストライプを組み合わせることにより、加飾のバリエーションを広げることができるが、模様のダイナミックな変化という点では限界がある。
本発明の課題は、加飾樹脂層による縦ストライプ模様の形成位置をダイナミックに変化させたダイレクトブロー成形によるブロー成形容器、そしてその成形方法を創出することを課題とするものである。
上記課題を解決する本発明の手段の中、ブロー成形容器に係る主たる構成は、
ダイレクトブロー成形法による口筒部、肩部、胴部、底部から成る壜体状の合成樹脂製のブロー成形容器であって、
主材樹脂による基体層に縦帯状の加飾樹脂層を積層した積層構造を有し、
また、この容器は、加飾樹脂層を直線縦帯状に積層した容器のブロー成形後に、熱変形可能な温度範囲で、口筒部近傍の支持部を固定した状態で底部近傍の支持部を回動して中心軸を軸とした「ひねり」変位を付与したものであり、
この加飾樹脂層は、口筒部から胴部の所定の高さ位置に至る高さ領域h1では直線状に、その下の高さ領域h2では前記「ひねり」変位に起因する胴部の部分的な「ひねり」変位により容器の中心軸に沿ってその中心角度位置を螺旋状に変位させた状態で積層し、
高さ領域h1における直線部と高さ領域h2における湾曲部を有する縦ストライプ模様を現出する構成とする、と云うものである。

上記主たる構成により、加飾樹脂層を、所定高さ領域において、容器の中心軸に沿ってその中心角度位置を螺旋状に変位させた状態で形成することにより、この加飾樹脂層により、今までにない直線部と湾曲部を有する縦ストライプ模様を現出することができる。
上記構成において、基体層は容器としての機械的な強度を発揮すると共に、現出されるストタイプ模様の色調のベースとなるものであり、現出させるストライプ模様の色調に応じて、無着色とすることもできるし、着色して使用することもできる。ここで、加飾樹脂層は、基体層の外側、内側、さらには中間層として基体層に積層することができるが、基体層の内側や、中間層として積層する場合には基体層は透明性、あるいは半透明性とする必要がある。
加飾樹脂層は、たとえば金属光沢を有するフィラー、パール状の光散乱効果を有するフィラー等を分散することにより、色調の他にも様々な視覚効果を発揮させることができる。
なお、1本の加飾樹脂層についてみると、縦方向にこの加飾樹脂層の厚さを変化させることにより、縦方向に色調をグラデーション状に変化させながら縦ストライプ模様を現出させることもできる。
本発明のブロー成形容器に係る他の構成は、上記主たる構成に加えて、加飾樹脂層を周方向に複数、並列状に積層する、と云うものである。
縦帯状の加飾樹脂層の形成本数は1本でもよいが、上記構成にあるように周方向に複数、並列状に積層することにより、複数の縦ストライプで模様を構成することができる。また、色調をそれぞれの加飾樹脂層によって変化させることができ、周方向に横幅や色調を順次変化させていく等、さらに高度な加飾性を発揮させることができる。
本発明のブロー成形容器に係るさらに他の構成は、上記主たる構成に加えて、
高さ領域h2では加飾樹脂層が、右回りの螺旋状に変位した部分と左回りの螺旋状に変位した部分を連結状にした部分を有する、と云うものである。
上記構成により、湾曲方向を左右に連続的に変化させることにより、よりダイナミックな縦ストライプ模様を現出させることができる。
次に、本発明の成形方法について説明する。
本発明の成形方法は、上記説明した本発明のブロー成形容器を成形可能とするものであり、その主たる方法の一つは、
口筒部と筒状の胴部と底部を有するブロー成形容器の成形方法であり、次のような(1)〜(3)の工程から成る。
(1)共押出成形により筒状の主材樹脂製の基体層に縦帯状の加飾樹脂層を積層した積層構造を有する筒状のパリソンを成形する。
(2)このパリソンをブロー金型内でブロー成形する。
(3)このブロー成形による成形品を熱変形可能な温度範囲でブロー金型から離型し、この離型後の成形品に対して、この成形品の所定高さ位置間でこの成形品の中心軸を軸として「ひねり」変位を与え、この「ひねり」変位に伴なって、所定高さ位置間において、加飾樹脂層を中心軸に沿って中心角度位置を螺旋状に変位させた状態で形成する。(以下、この工程を「ひねり」工程と記す。)
上記方法、特に「ひねり」工程により、
ブロー成形による成形品を熱変形可能な温度範囲でブロー金型から離型し、この離型した成形品に対して、この成形品の所定高さ位置間で、成形品の中心軸を軸として所定の中心角度で「ひねり」変位を与することにより、この「ひねり」変位に伴なって、所定高さ位置間において、加飾樹脂層を中心軸に沿って中心角度位置を螺旋状に変位させた状態で形成することができる。
ここで、離型後の成形品は熱変形可能な温度範囲ではあるものの、ダイレクトブロー成形に使用する合成樹脂の溶融粘度が比較的高く、またブロー金型である程度冷却しているので、合成樹脂の粘弾性的な性質、特にはゴム状弾性域の性質が十分発揮され、上記のように「ひねり」変位を付与しても筒状の成形品の形状を十分保持することが可能である。
また、たとえば高さ位置H1で容器を支持固定して、他の高さ位置H2で中心軸回りに成形品を回動させて「ひねり」変位を与えると、上記した樹脂の粘弾性的な性質により両高さ位置間で均等に変位が発生するわけではなく、高さ位置H1では変位の発生に関して時間的な遅れが発生し、その結果、高さ位置H2近傍では螺旋状に湾曲するが、高さ位置H1近傍では直線状のままとなる。
そして、「ひねり」変位を付与する際の成形品の温度や、「ひねり」変位を付与する速度により粘弾性効果を制御することができ、たとえばブロー金型の金型温度を、底部の冷却を強くする等、領域に分けて制御することにより、成形品のどの部位を大きく変位させるかの制御が可能となる。
本発明の他の成形方法は、上記主たる方法において、離型後の成形品の口筒部と底部に付着しているバリ部を利用してこの成形品を支持し、口筒部と底部の間に「ひねり」変位を与える、と云うものである。
上記方法によれば、成形品完成時には除去される不用成形部分であるバリ部を利用して、胴部を「ひねり」変位させるための外力の作用部分としているので、この「ひねり」のための外力による「作用痕」が生じたとしても、この「作用痕」による不良品の発生はない。
なお、「ひねり」変位のための支持部分は、上記のようなバリ部に特定されると云うことはなく、離型後の成形品の一部(例えば口筒部や底部)であっても良いし、バリ部と離型後の成形品の一部を同時に支持しても良く、さらには、胴部の所定高さ位置を支持部分とすることもできる。
本発明のさらに他の成形方法は、上記主たる方法において、右回り方向の「ひねり」変位と、左回り方向の「ひねり」変位を交互に与える、と云うものである。
上記方法によれば、加飾樹脂層において、所定高さ領域において、右回りの螺旋状に湾曲した部分と左回りの螺旋状に湾曲した部分を縦方向に連結状に形成することができ、湾曲方向を左右に連続的に変化させることにより、よりダイナミックな縦ストライプ模様を現出させることができる。
本発明のブロー成形容器およびその成形方法は上記した構成、方法のものであり、本発明のブロー成形容器に係る主たる構成を有するものにあっては、
加飾樹脂層を、容器の中心軸に沿ってその中心角度位置を螺旋状に変位させた状態で形成することにより、この加飾樹脂層により直線状部と湾曲部を有する今までにない縦ストライプ模様を現出することができる。
本発明の主たる成形方法にあっては、ブロー成形による成形品を熱変形可能な温度範囲でブロー金型から離型し、この離型後の成形品に対して、所定高さ位置間で、成形品の中心軸を軸として所定の中心角度で「ひねり」変位を与することにより、合成樹脂の粘弾性的な性質を利用して、この「ひねり」変位に伴なって、加飾樹脂層を中心軸に沿って中心角度位置を螺旋状に変位させた状態で形成することができる。
以下、本発明の実施形態を実施例に沿って図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の合成樹脂製ブロー成形容器の一実施例を示す全体斜視図であり、図2(a)は図1のA−A線、(b)はB−B線に沿って示す図1の容器の平断面図ある。
この容器1は口筒部2、肩部3、円筒状の胴部4そして底部5から成っている。
また、容器1は図2に示されるように、成形性、機械的性質、耐薬品性等の基本的な機能を担う基体層11の外側に、全高さ範囲に亘って、周方向に、2本、並列状に縦帯状の加飾樹脂層12が積層しており、これら基体層11と加飾樹脂層12は着色の色調は異なるが、いずれもポリプロピレン(以下、PPと記す。)樹脂製である。
そして、図1に示されるように2本の縦帯状の加飾樹脂層12は、口筒部2から胴部4の略中央高さ位置に至る高さ領域h1では直線状に、その下の高さ領域h2では、大きく湾曲して積層しており、これら2本の加飾樹脂層12により、直線部と湾曲部を有する変化に富んだ縦ストライプ模様Mが現出している。
ここで、直線部である高さ領域h1では図2(a)に示されるように2本の加飾樹脂層12はそれぞれ一定の中心角度位置THa1、THa2に形成されているが、湾曲部である高さ領域h2では、加飾樹脂層12の形成される中心角度位置は、容器1の中心軸に沿って螺旋状に変位しており、湾曲の頂点であるB−B線部分では図2(b)に示されるように中心角度位置THb1、THb2に形成されている。
ここで、高さ領域h2では上記したように加飾樹脂層12の形成される中心角度位置は、容器1の中心軸に対して螺旋状に変位しているが、その上部では底部6底面方向から見て左回りに、下部では逆に右周りに変位している。
次に、図1、2に示す本発明の容器1を成形するための、本発明の成形方法は次のような工程(1)〜(3)から成る。
(1)共押出成形により円筒状の主材樹脂製の基体層に縦帯状の加飾樹脂層を積層した積層構造を有する円筒状のパリソンを成形する。
(2)パリソンをブロー金型内でブロー成形する。
(3)ブロー成形による成形品を熱変形可能な温度範囲でブロー金型から離型し、この成形品に対して、成形品の所定高さ位置間で成形品の中心軸を軸として所定の中心角度で「ひねり」変位を与え、この「ひねり」変位に伴なって、加飾樹脂層を中心軸に沿ってその中心角度位置を螺旋状に変位させた状態で形成する。(以下、この工程を「ひねり}工程と記す。)
図3は上記「ひねり」工程の一例を説明するためのもので、(a)はブロー金型から離型した後の成形品の(a)正面図と、(b)底面図であり、この成形品21は図1の容器1と略同様の形状で、口筒部22、肩部23、円筒状の胴部24、底部25を有し、さらに口筒部22から肩部23にかけての部分、および底部25の下側にそれぞれ、ブロー金型からはみ出したバリ部26a、26bが肉薄な破断部を介して付着している。
また、基体層31の外側に2本の縦帯状の加飾樹脂層32が中心軸Axに沿って直線状に積層している。
この成形品21は、ブロー金型から離型後の熱変形可能な温度となっていて、上下の両バリ部26a、26bを利用して支持部を構成してこの成形品21を上下2箇所で支持し、中心軸Axを軸として所望の中心角度の「ひねり」変位を与える。
本実施例では、口筒部22近傍の支持部を固定した状態で底部25近傍の支持部を、図3(b)中の白抜き矢印で示されるように、底面からみて、まず左回りに30°、次に右回り30°戻すように回動するようにして「ひねり」変位を与えている。
ここで、離型後の成形品21は熱変形可能な温度範囲ではあるものの、ダイレクトブロー成形に使用する合成樹脂の溶融粘度が比較的高いこと、またブロー金型である程度冷却しているので、合成樹脂の粘弾性的な性質、特にはゴム状弾性域の性質が十分発揮され上記のように30°程度の「ひねり」変位を付与しても円筒状の成形品21の形状を十分保持することができる。
また、同様に離型後の成形品21の粘弾性的な性質により、回動変位を付与した部分から離れた部分が変位するのに時間的な遅れがあるため、所定の高さ間で両端を支持して「ひねり」変位を付与しても、この高さ間で変位が均一に発生することはない。
従って、上記実施例のように底部25近傍を中心軸回りに回動変位させて「ひねり」変位を付与した際には、胴部24の上部より上方へは変位が伝わることなく、図1の容器1のように高さ領域h1では加飾樹脂層12は直線状のままとなる。
さらに、上記した「ひねり」工程のように左回りに30°、次に右回り30°というように変位を逆方向に連続して付与する場合には、逆方向の変位に係る粘弾性的な性質による時間的な遅れ効果が重なって、その結果図1の容器1に見られるようにB−B線の部分で中心角度位置に係る変位が最も大きくなる。
以上説明したように、本発明の成形方法の中の「ひねり」工程は合成樹脂の粘弾性的な性質を利用するものであり、樹脂温度や、変位の大きさ、変位を付与する速度(すなわち時間効果)を選択することによりさまざまな態様で縦ストライプ模様を現出させることができる。
以上、実施例に沿って本発明の実施の形態を説明したが、本発明の作用効果はこれら実施例に限定されものではない。
たとえば、上記実施例では基材層の外側に加飾樹脂層を積層する例を説明したが、基材層を透明、あるいは半透明性とすれば加飾樹脂層を基材層の間に中間層として積層することもできる。
また本実施例では加飾樹脂層を2本としたが、全周方向に亘って多数の加飾樹脂層を並列形成するともでき、多数の加飾樹脂層の幅や色調をそれぞれ変えることもできる。
また、離型後の成形品の「ひねり」工程の例のように、バリ部を利用した成形品の支持は比較的容易にできるものであるが、成形品内を加圧する、あるいは適宜の治具を使用することにより胴部で支持することもできる。
また、上記例では左回りに30°、次に右回り30°と云うように逆方向に連続して「ひねり」変位を付与したが、一方向だけでもよいし、連続して、あるいは、一定時間を挟んで数回変位を付与することもできる。
本発明の成形方法による本発明のブロー成形容器は、直線部と湾曲部により今までにないダイナミックな変化を有する縦ストライプ模様で加飾して他社製品と差別化することができ、化粧料用、シャンプー用等の容器において幅広い用途展開ができるものと期待される。
本発明のブロー成形容器の一実施例を示す全体斜視図である。 (a)は図1のA−A線、(b)はB−B線に沿って示す図1の容器の平断面図ある。 本発明の成形方法例の説明に供する、離型後の成形品の(a)正面図と(b)底面図である
符号の説明
1 ;容器
2 ;口筒部
3 ;肩部
4 ;胴部
5 ;底部
11;基体層
12;加飾樹脂層
21;(離型後の)成形品
22;口筒部
23;肩部
24;胴部
25;底部
26a;(口筒部の)バリ部
26b;(底部の)バリ部
31;基体層
32;加飾樹脂
x;中心軸
h1、h2;高さ領域
M ;(縦ストライプ)模様
THa1、THa2、THb1、THb2;中心角度位置

Claims (6)

  1. ダイレクトブロー成形法による口筒部(2)、肩部(3)、胴部(4)、底部(5)から成る壜体状の合成樹脂製のブロー成形容器であって、主材樹脂による基体層(11)に縦帯状の加飾樹脂層(12)を積層した積層構造を有し、
    該容器は、前記加飾樹脂層(12)を直線縦帯状に積層した容器のブロー成形後に、熱変形可能な温度範囲で、前記口筒部(2)近傍の支持部を固定した状態で底部(5)近傍の支持部を回動して中心軸(Ax)を軸とした「ひねり」変位を付与したものであり、
    前記加飾樹脂層(12)は、口筒部(2)から胴部(4)の所定の高さ位置に至る高さ領域h1では直線状に、その下の高さ領域h2では前記「ひねり」変位に起因する前記胴部(4)の部分的な「ひねり」変位により前記容器の中心軸に沿って中心角度位置を螺旋状に変位させた状態で積層し、
    前記高さ領域h1における直線部と高さ領域h2における湾曲部を有する縦ストライプ模様(M)を現出する構成としたブロー成形容器。
  2. 加飾樹脂層(12)を周方向に複数、並列状に積層した請求項1記載のブロー成形容器。
  3. 加飾樹脂層(12)が、右回りの螺旋状に変位した部分と左回りの螺旋状に変位した部分を連結状にした部分を有するものとした請求項1または2記載のブロー成形容器。
  4. 口筒部と筒状の胴部と底部を有するブロー成形容器の成形方法であり、共押出成形により筒状の主材樹脂製の基体層に縦帯状の加飾樹脂層を積層した積層構造を有する筒状のパリソンを成形し、該パリソンをブロー金型内でブロー成形し、該ブロー成形による成形品を熱変形可能な温度範囲で前記ブロー金型から離型し、該離型後の成形品(21)に対して、該成形品(21)の所定高さ位置間で該成形品(21)の中心軸(Ax)を軸として「ひねり」変位を与え、該「ひねり」変位に伴なって、前記所定高さ位置間において、前記加飾樹脂層を前記中心軸(Ax)に沿って中心角度位置を螺旋状に変位させた状態で形成することを特徴とする成形方法。
  5. 離型後の成形品(21)の口筒部(22)と底部(25)に付着しているバリ部(26a,26b)を利用して前記成形品(21)を支持し、前記口筒部(22)と底部(25)の間に「ひねり」変位を与える請求項4記載の成形方法。
  6. 右回り方向の「ひねり」変位と、左回り方向の「ひねり」変位を交互に与える請求項4または5記載の成形方法。
JP2008170344A 2008-06-30 2008-06-30 ブロー成形容器と成形方法 Active JP5376200B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008170344A JP5376200B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 ブロー成形容器と成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008170344A JP5376200B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 ブロー成形容器と成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010005990A JP2010005990A (ja) 2010-01-14
JP5376200B2 true JP5376200B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=41587012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008170344A Active JP5376200B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 ブロー成形容器と成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5376200B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PL2384984T3 (pl) * 2010-05-06 2014-01-31 Clariant Masterbatches Italia S P A Sposób wytwarzania wielowarstwowych rozdmuchiwanych wewnątrz pustych wyrobów i taki wielowarstwowy rozdmuchiwany wyrób wewnątrz pusty
JP5947987B1 (ja) * 2015-03-12 2016-07-06 大商硝子株式会社 内面螺旋条付き容器、内面螺旋条付き容器の製造方法およびその製造装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5352574A (en) * 1976-10-25 1978-05-13 Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd Method and device for producing hollow molded article with spiral pattern
FR2730183B1 (fr) * 1995-02-07 1997-03-14 Oreal Procede d'obtention d'un recipient comportant des bandes decoratives, machine de coextrusion pour la mise en oeuvre du procede et recipient obtenu par ce procede

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010005990A (ja) 2010-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5861919B2 (ja) 二重壁構造を有する合成樹脂製ボトル
JP2009241526A (ja) 合成樹脂製ブローボトル及びその製造方法
TW201637818A (zh) 複合容器、複合預形體、塑膠製構件及複合容器的製造方法
JPWO2004022307A1 (ja) 積層成形体及びその製造方法
JP5376200B2 (ja) ブロー成形容器と成形方法
JP4391887B2 (ja) 積層成形体
CN102481993A (zh) 带标签容器
JP2008189314A (ja) 合成樹脂ブロー成形容器及びその成形方法
JP2006312485A (ja) 多層構造樹脂容器
JP2017140731A (ja) ブロー成形装置、ブロー成形品およびブロー成形方法
JP4683261B2 (ja) 合成樹脂製加飾容器
JP2001287260A (ja) スケルトン容器およびその製造方法
KR101258895B1 (ko) 화장품용 이중용기 및 그 제조방법
JP5561598B2 (ja) 二重壁構造を有する合成樹脂製ボトル
JP2017094671A (ja) 樹脂成形品の成形方法及び成形装置
JP2009285661A (ja) 微細凹凸模様付ブロー成形品の製法およびそれによって得られる微細凹凸模様付ブロー成形品
JP3190111U (ja) 射出成形複合容器およびその製造方法
JP2016120681A (ja) 複合容器およびその製造方法、複合プリフォームならびにプラスチック製部材
JP6350491B2 (ja) 樹脂成形品の成形方法
JP5273528B2 (ja) 合成樹脂製容器及びその成形方法
JP2016117166A (ja) 複合容器およびその製造方法、複合プリフォーム、ならびにプラスチック製部材
JP6341185B2 (ja) 樹脂成形品の成形方法及び当該成形に用いる一次成形品
JP5557129B2 (ja) 合成樹脂製壜体
CA2210317C (en) Method of decorating multi-layered plastic tubes
JP6620968B2 (ja) ブロー成形方法、複合プリフォーム、複合容器、およびプラスチック製部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120921

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130430

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130731

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5376200

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150