JP5555581B2 - 小型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、左右一対の後輪を有している後輪ユニットに、運転席ユニットをロール可能に繋げた小型車両に関する。
小型車両では、左右一対の後輪を有し、この後輪ユニットにスイングアームを介してロール可能に運転席ユニットを繋げた小型車両が知られている(例えば、特許文献1(図1、図4)参照。)。
特許文献1の図1に示されるように、揺動式車両(10)(括弧付き数字は特許文献1に記載されている符号を示す。以下同じ。)は、1個の前輪(11)を備えた前車体フレーム(12)に、左右2個の後輪(13)、(13)(この図では左の後輪のみを示す。)を備えた後車体フレーム(14)を、スイングアーム(50)にてローリング可能の連結したスクータ型自動三輪車である。
走行時、小型車両(10)がカーブに差し掛かった場合に、前車体フレーム(12)をスイングアーム(50)の回転軸中心に回転させることができる。結果、前車体フレーム(12)が後車体フレーム(14)及び地面に対してロール方向に傾くので、2輪のようなコーナリングを得ることができる。前車体フレーム(12)を傾ける際に、その動作が穏やかになるように後車体フレーム(14)と前車体フレーム(12)との間にロッド式のロールダンパー(120)が設けられている。
特許文献1の図4に示されるように、スイングアーム(50)のケース(110)からボス(131)が上に延ばされ、このボス(131)の上にブラケット(128)が取付けられ、このブラケット(128)にリンク(127)が設けられている。さらに、このリンク(127)から中間ステー(126)が上に延ばされ、この中間ステー(126)の上部にロールダンパー(120)が取付けられている。
従って、ロールダンパー(120)は、前車体フレーム(12)の比較的高い位置に配置されている。結果、前車体フレーム(12)の重心が上がりステアリングハンドルの取り回しが重くなる。
しかし、自動二輪車等の小型車両においては、容易な運転性が求められており、ステアリングハンドルの取り回しは軽い方が良い。すなわち、ロールダンパー(120)を設けても重心を低くすることができる小型車両が求められている。
又、従来技術の場合、リヤクッション(39)は、ほぼ後輪(13)の位置まで後退して配置されているが、リヤクッション(39)をスイングアーム(50)のピボット近傍に配置したい場合、従来のロールダンパー(120)配置では、リヤクッション(39)とロールダンパー(120)の干渉を避ける代わりにホイールベースが延び、車両の大型化につながってしまうという懸念がある。
特開2001−253381公報
本発明は、ロールダンパーが設けられても重心を低くすることができる小型車両を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、動力発生装置及びこの動力発生装置の車幅方向左右に配置される左右一対の後輪を備える後輪ユニットと、この後輪ユニットより車両前側に配置され運転者が座る運転席を備える運転席ユニットと、この運転席ユニットの車幅方向中央部に上下スイング可能に連結されると共に車両後方へ延びるケーシング部、及びこのケーシング部にロール可能に収納され車両後方へ延びて前記後輪ユニットの車幅方向中央部に上下スイング可能に連結される軸部からなり、前記後輪ユニットに前記運転席ユニットを上下移動可能に且つロール可能に繋ぐスイングアームと、を有する小型車両において、前記後輪ユニットに対して前記運転席ユニットのロール動作を規制するために、前記後輪ユニットと前記運転席ユニットに、筒部及びこの筒部に軸方向移動可能に収納されるロッド部とからなるロールダンパーが掛け渡され、このロールダンパーは、前記左右の後輪のうち一方の車輪の車両前方に配置されると共に、車両側面視で上下に延ばされ、前記筒部と前記ロッド部の一方が第1のボールジョイントを介して前記ケーシング部に連結され、前記筒部と前記ロッド部の他方が第2のボールジョイントを介して前記後輪ユニットに連結され、前記動力発生装置はエンジンであり、このエンジンは車両前方へ延びるシリンダを備え、このシリンダから延びる排気管に排気ガスを浄化するキャタライザーが介設され、このキャタライザーが前記シリンダの車幅方向で左右一側に配置され、前記ロールダンパーが前記シリンダの車幅方向で左右他側に配置されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、ロールダンパーは、車両正面視にて上側の一端が下側の他端よりも車幅方向外側に位置するように取付けられていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、シリンダの車幅方向で左右他側にエンジンの冷却水を冷却するラジエータが配置され、ロールダンパーは、ラジエータより車両前方に配置されていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、運転席ユニットとケーシング部の上面部は、リヤクッションユニットで連結され、このリヤクッションユニットは、ケーシング部から直立するように配置され、ロールダンパーの下端は、ケーシング部の側方に配置されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ロールダンパーは、左右の後輪のうち一方の車輪の車両前方に上下に延ばす形態で配置される。従来は、スイングアーム(スイングケース)の上方にロールダンパーを配置していたが、本発明ではロールダンパーを上下に延ばすことにより、スイングアームの側方に配置する。
すなわち、後輪の前方のデットスペースを利用して、ロールダンパーを比較的低く配置することができる。
また、ロールダンパーを車両前後方向に延ばす場合に比較して、本発明のように上下に延ばすことで、車両前後方向の寸法を抑えることができ、配置の自由度を向上させることができる。
加えて、請求項1に係る発明では、シリンダを中心にして、車幅方向の一側にキャタライザーが配置され、車幅方向の他側にロールダンパーが配置されている。キャタライザーは排ガス中の未燃成分を燃焼させるため高温になる。この高温のキャタライザーから、本発明では、極力ロールダンパーを離して配置した。結果、ロールダンパー周りは低温となり、特別な耐熱構造を必要とせず、ロールダンパーのコストを抑えることができる。
請求項2に係る発明では、ロールダンパーは、車両正面視にて上側の一端が下側の他端よりも車幅方向外側に位置するように取付けられている。車両正面視にて、ロールダンパーの下側を車幅方向中央近傍に取付け、上側を車幅方向外側に位置するように斜めにして取付けたので、ロールダンパーの上下方向の寸法を抑えることができる。
請求項に係る発明では、ロールダンパーは、ラジエータより車両前方に配置されている。仮に、ロールダンパーをラジエータの車両後方に配置すると、ラジエータの排熱がロールダンパーに当たり、ロールダンパーは熱的影響を受ける。
本発明では、ラジエータの車両前方にロールダンパーを配置したので、ロールダンパーはラジエータの排熱の影響を受ける心配がない。
請求項に係る発明では、リヤクッションユニットは、ケーシング部から直立するように配置され、ロールダンパーの下端は、ケーシング部の側方に配置される。スイングアームのピボット近傍にリヤクッションユニットを配置する車両においてもホイールベースを延ばすことなく、小型な車両を構成できる。
本発明に係る小型車両の右側面図である。 本発明に係る小型車両の要部拡大図である。 図2の3−3線断面図である。 本発明に係るロールダンパーの斜視図である。 図2の5−5線断面図である。 本発明に係る小型車両の作用図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。また、左右、前後は運転者から見た方向を意味する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、小型車両としての揺動式自動三輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11の先端に設けられているヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12にボトムブリッジ13を介して操舵自在に取付けられその長手方向に伸縮自在なフロントフォーク14R(右側のみ図示)と、このフロントフォーク14Rの下端に回転自在に取付けられている前輪15と、フロントフォークに取付けられ前輪15が跳ね上げる泥や石を遮断するフロントフェンダ16とを備えている。
また、前輪15を操舵するステアリングハンドル17がトップブリッジ18を介してヘッドパイプ12に設けられ、車体カバー21を保持するステー22がトップブリッジ18に設けられ、車速等を表示するメーター類23がステー22に設けられ、電力を蓄えるバッテリー24がブラケット25を介してヘッドパイプ12に設けられている。
車体フレーム11は、前端部を構成するヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から下方へ延びるダウンフレーム26と、このダウンフレーム26の下部途中から後方へ延びる左右一対のロアフレーム27L、27R(手前側の符号27Rのみ図示)と、このロアフレーム27L、27Rの後部から後上がりに傾斜して延びる左右一対のリヤフレーム28L、28R(手前側の符号28Rのみ図示)と、ロアフレーム27L、27Rに渡され中央部がダウンフレーム26の後端部に支持されているクロスパイプ31とからなる。
車体32の中央に運転者が着座する運転席33が設けられ、この運転席33の下方に物品を収納する物品収納部34が配置され、この物品収納部34の前下方にエネルギー貯蔵箱としての燃料タンク35が配置されている。
なお、エネルギー貯蔵箱35は、燃料を貯留する燃料タンク35に限定されず、電動車両等の電力を蓄えるバッテリーであっても差し支えない。
また、車体32の後方に動力発生装置としてのエンジン36及び左右一対の後輪37L、37R(手前側の符号37Rのみ図示)を有する後輪ユニット38が配置されている。この後輪ユニット38に回転可能にスイングアーム41が設けられ、このスイングアーム41に運転席33を備える運転席ユニット42が上下移動可能に連結されている。
なお、動力発生装置36は、電動車両用の電動モーターでも良い。
スイングアーム41は、運転席ユニット42の車幅方向中央部に上下スイング可能に連結されると共に車両後方に延びるケーシング部43と、このケーシング部43にロール可能に収納され車両後方に延びて後輪ユニット38の車幅方向中央部に連結される軸部44とからなる。
後輪ユニット38は、エンジン36と、このエンジン36の動力により駆動する後輪36L、36Rと、エンジン36に設けられている軸部支持ブラケット45とからなる。
リヤフレーム28L、28Rにリヤクッションユニット46の一端が取付けられ、リヤクッションユニット46の他端がスイングアーム41のケーシング部43に取付けられ、ケーシング部43は、リンク47を介してロアフレーム27L、27Rに取付けられている。
後輪36L、36Rの上方には、リヤフェンダ48が配置されている。
また、後輪ユニット38に対して運転席ユニットのロール運動を規制するロールダンパー50が、後輪ユニット38と運転席ユニット42に掛け渡されている。
次に本発明の要部について説明する。
図2に示されるように、後輪ユニット38の車両前側にスイングアーム41を介して運転席ユニット42が、上下移動可能に且つロール移動可能に繋がれている。スイングアーム41は、ケーシング部41と、軸部44とからなる。車体フレーム11の下部車両後方にリンク47の一端が前後揺動可能に取付けられ、このリンク47の他端にケーシング部41の先端が上下スイング可能に取付けられている。
リヤフレーム28Rにリヤクッションユニット46の一端が揺動可能に取付けられ、ケーシング部43の後側上部にリヤクッションユニット46の他端が取付けられている。ケーシング部41に軸部44が回転可能に収納され車両後方へ延びており、軸部支持ブラケット45に延びた軸部44が連結されている。
ロールダンパー50は、筒部51と、この筒部51に軸方向移動可能に収納されるロッド部52とからなる。ケーシング部43の車両後部にローリングダンパー50を支持するケーシング側ステー53がボルト54によって取付けられ、このケーシング側ステー53に第1のボールジョイント55を介してロッド部52の下部が連結されている。軸部支持ブラケット45の車両前部にローリングダンパー50を支持するブラケット側ステー56がボルト57によって取付けられ、このブラケット側ステー56に連結部としての第2のボールジョイント58を介して筒部51が連結されている。
エンジン36は、車両前方へ延びるシリンダ61を備えている。このシリンダ61から排気ガスを排出する排気管62が延ばされ、この排気管62に排気ガスを浄化するキャタライザー63が介設されている。シリンダ61の側方、且つ、後輪37Rの前方にエンジン36の冷却水を冷却するラジエータ64が配置されている。このラジエータ64より車両前方にロールダンパー50が配置されている。
なお、ロールダンパー50は、オイルダンパーであれば好適である。
次に第2のボールジョイント58の連結について説明する。
図3に示されるように、ロールダンパー50は、筒部51に第2のボールジョイント58に接続する板状部材65が若干巻付けられ車両中心方向へ延ばされている。第2のボールジョイント58は、軸66の一端にボルト67により球頭部68が固定されているボールスタッド71と、球頭部68を回転自在に包んで保持するベアリングシート72と、このベアリングシート72を内包するソケット73とからなる。
ソケット73は柱状であり、その一端がボルト74を介してブラケット側ステー56に取付けられている。軸66の一端は、ボルト75を介して板状部材65に取付けられている。
なお、ボールスタッド71及びソケット73は、金属製の材料である。ベアリングシート72は、樹脂製の材料である。また、第1のボールジョント(図2、符号55)は、第2のボールジョイント58と同様の構造であっても差し支えない。
次にロールダンパー50のステー53、56について説明する。
図4に示されるように、ケーシング側ステー53は、ケーシング部43に沿って配置されるベース部76と、このベース部76から車両外方に向かって立ち上がっている立ち壁部77とからなる。この立ち壁部77に第1のボールジョイント55がボルト78を介して取付けられている。
ブラケット側ステー56は、軸部支持ブラケット45に突き当てられる円柱状の円柱部81と、この円柱部81から上方へ立ち上げられている平面視コの字状の板部82とからなる。この板部82に第2のボールジョイント58が取付けられている。
これらのステー53、56をそれぞれケーシング部43、軸部支持ブラケット45と別体とすることで、種々のロールダンパーに対応することができる。
次にロールダンパー50の配置について詳しく説明する。
図5に示されるように、ロールダンパー50は車両正面視にて、上側が下側よりも車幅方向外側に位置するように取付けられている。筒部51とロッド部52の他方は、第2のボールジョイント58より車幅方向外側に配置されている。ロールダンパー50は、車両正面視で下端より上端が車幅方向外側に位置するよう傾斜して配置されている。
シリンダ61の車幅方向右側(図左側)にラジエータ64が配置され、運転席ユニット(図4、符号42)が直立した状態において、ラジエータ64とロールダンパー50は、車両正面視で重ならないように配置されている。
シリンダ61の車幅方向左側(図右側)にキャタライザー63が配置され、シリンダ61を挟んでキャタライザー63の他側にラジエータ64及びロールダンパー50が配置されている。
以上に述べた小型車両10の作用を次に述べる。
図6に示されるように、小型車両10が右に曲がると、運転席ユニット(図4、符号42)が車両右側に傾く。これに伴い、スイングアーム41のケーシング部43が矢印(1)のように回転する。すると、ロールダンパー50のロッド部52が矢印(2)のように移動する。結果、急な衝撃が和らげられ、運転を容易に行うことができる。なお、小型車両が左に曲がった場合も同様である。
以上に述べた内容の作用効果を以下に記載する。
上記の図2に示される構成により、従来は、スイングアーム41(スイングケース)の上方にロールダンパー50を配置していたが、本発明ではロールダンパー50を上下に延ばすことにより、スイングアーム41の側方に配置する。
すなわち、後輪37Rの前方のデットスペースを利用して、ロールダンパー50を比較的低く配置することができる。
また、ロールダンパー50を車両前後方向に延ばす場合に比較して、本発明のように上下に延ばすことで、車両前後方向の寸法を抑えることができ、配置の自由度を向上させることができる。
上記の図5に示される構成により、車両正面視にて、ロールダンパー50の下側を車幅方向中央近傍に取付け、上側を車幅方向外側に位置するように斜めにして取付けたので、ロールダンパー50の上下方向の寸法を抑えることができる。
上記の図5に示される構成により、キャタライザー63は排ガス中の未燃成分を燃焼させるため高温になる。この高温のキャタライザー63から、本発明では、極力ロールダンパー50を離して配置した。結果、ロールダンパー50周りは低温となり、特別な耐熱構造を必要とせず、ロールダンパー50のコストを抑えることができる。
上記の図2に示される構成により、本発明では、ラジエータ64の車両前方にロールダンパー50を配置したので、ロールダンパー50はラジエータ64の排熱の影響を受ける心配がない。
上記の図5に示される構成により、本発明では、正面視でロールダンパー50がラジエータ64に重ならないため、ラジエータ64に向かう走行風の量が十分に確保できる。
上記の図5に示されるように、ロールダンパー50を地面に対して鉛直に配置する場合に比較し、ロールダンパー50を斜めに配置すると、ロールダンパー50の重心位置が下がる。結果、車両の低重心化を一層促すことができる。
上記の図4に示されるように、ロールダンパー50を第1、第2のボールジョイント55、58で連結するので、ロールダンパーの動きが滑らかになる。
上記の図1に示されるようにスイングアーム41のピボット近傍にリヤクッションユニット46を配置する車両においてもホイールベースを延ばすことなく、小型な車両10を構成できる。
尚、本発明に係るロールダンパー50は、オイルダンパーで適応したが、これに限定されず、スプリングダンパーやエアダンパーで適用しても差し支えない。
本発明の小型車両は、左右一対の後輪を有する後輪ユニットに揺動軸を介してロール可能に連結された車体を備えた小型車両に好適である。
10…小型車両(揺動式自動三輪車)、33…運転席、36…動力発生装置(エンジン)、37L、37R…後輪、38…後輪ユニット、41…スイングアーム、42…運転席ユニット、43…ケーシング部、44…軸部、50…ロールダンパー、51…筒部、52…ロッド部、55…第1のボールジョイント、58…連結部(第2のボールジョイント)、61…シリンダ、62…排気管、63…キャタライザー、64…ラジエータ。

Claims (4)

  1. 動力発生装置(36)及びこの動力発生装置(36)の車幅方向左右に配置される左右一対の後輪(37L、37R)を備える後輪ユニット(38)と、
    この後輪ユニット(38)より車両前側に配置され運転者が座る運転席(33)を備える運転席ユニット(42)と、
    この運転席ユニット(42)の車幅方向中央部に上下スイング可能に連結されると共に車両後方へ延びるケーシング部(43)、及びこのケーシング部(43)にロール可能に収納され車両後方へ延びて前記後輪ユニット(38)の車幅方向中央部に上下スイング可能に連結される軸部(44)からなり、前記後輪ユニット(38)に前記運転席ユニット(42)を上下移動可能に且つロール可能に繋ぐスイングアーム(41)と、を有する小型車両(10)において、
    前記後輪ユニット(38)に対して前記運転席ユニット(42)のロール動作を規制するために、前記後輪ユニット(38)と前記運転席ユニット(42)に、筒部(51)及びこの筒部(51)に軸方向移動可能に収納されるロッド部(52)とからなるロールダンパー(50)が掛け渡され、
    このロールダンパー(50)は、前記左右の後輪(37L、37R)のうち一方の車輪の車両前方に配置されると共に、車両側面視で上下に延ばされ、前記筒部(51)と前記ロッド部(52)のうち、一方が回動可能に前記ケーシング部(43)に連結され、前記筒部(51)と前記ロッド部(52)のうち、他方が回動可能に前記後輪ユニット(38)に連結され
    前記動力発生装置(36)はエンジン(36)であり、このエンジン(36)は車両前方へ延びるシリンダ(61)を備え、このシリンダ(61)から延びる排気管(62)に排気ガスを浄化するキャタライザー(63)が介設され、このキャタライザー(63)が前記シリンダ(61)の車幅方向で左右一側に配置され、前記ロールダンパー(50)が前記シリンダ(61)の車幅方向で左右他側に配置されていることを特徴とする小型車両。
  2. 前記ロールダンパー(50)は、車両正面視にて上端が下端よりも車幅方向外側に位置するように取付けられていることを特徴とする請求項1記載の小型車両。
  3. 前記シリンダ(61)の車幅方向で左右他側に前記エンジン(36)の冷却水を冷却するラジエータ(64)が配置され、前記ロールダンパー(50)は、前記ラジエータ(64)より車両前方に配置されていることを特徴とする請求項記載の小型車両。
  4. 前記運転席ユニット(42)と前記ケーシング部(43)の上面部は、リヤクッションユニット(46)で連結され、このリヤクッションユニット(46)は、前記ケーシング部(43)から直立するように配置され、
    前記ロールダンパー(50)の下端は、前記ケーシング部(43)の側方に配置されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の小型車両。
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