JP5554511B2 - ゴム成形体およびゴム成形体の製造方法 - Google Patents
ゴム成形体およびゴム成形体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5554511B2 JP5554511B2 JP2009125969A JP2009125969A JP5554511B2 JP 5554511 B2 JP5554511 B2 JP 5554511B2 JP 2009125969 A JP2009125969 A JP 2009125969A JP 2009125969 A JP2009125969 A JP 2009125969A JP 5554511 B2 JP5554511 B2 JP 5554511B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molded body
- phr
- coating layer
- rubber molded
- silicone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
[EPDM(エチレン‐α‐オレフィン・非共役ポリエン共重合体)]
EPDMにおいては、α‐オレフィンとして、例えばプロピレン、1‐ブテン、1‐ペンテン、1‐ヘキセン、4‐メチル‐1‐ペンテン、1‐オクテン、1‐デセン等が挙げられ、好ましくはプロピレンとする。もちろん、前記のα‐オレフィン群のなかから複数のものを選択し、例えばプロピレンと1‐ブテンの如く組み合わせて使用しても良い。
充填剤には、少なくともシリカを含んだ無機充填剤(以下、シリカ含有充填剤と称する)を用いる。シリカは、EPDMにおけるオレフィン成分の部分結晶化に寄与し核剤として機能することから、基体の耐摩耗性が良好となる。また、シリカの外表面や内部はシラノール基(Si‐OH)で覆われていることから、内部にシリコーン化合物等が保持され易い。本実施形態においては、基体と被覆層とが同時に架橋(硬化)され、アンカー効果により基体と被覆層との間で密着性が得られるが、被覆層においてシリコーン化合物が適用されている場合には、基体のシリカにより被覆層のシリコーン化合物が保持され易いため、その保持力により前記の密着性が更に高められることとなる。
前記の熱膨張カプセルとしては、押出し成形後の架橋前成形体を加熱架橋する際の熱により膨張し得るものが適用される。例えば、前記の加熱架橋工程の熱により気体を発生し得る液体(例えば、低沸点の炭化水素,塩素化炭化水素)を熱可塑性樹脂の殻壁(例えば、球状の殻壁)内に充填したもの(熱膨張性の熱可塑性樹脂粒子)であって、真比重0.1以下,粒径(メディアン径)5μm〜100μmとし、その液体が膨張開始温度以上の温度の熱により膨張し始め、目的とするゴム成形体内にて熱膨張セル(例えば30μm〜300μmの熱膨張セル)を形成する液体封入熱可塑性樹脂粒子が挙げられる。
前記の架橋剤としては、熱膨張カプセルの最大膨張温度等を考慮し、目的とするゴム成形体の特性を損なわない程度で架橋反応(加硫反応)を起こすことが好ましい。例えば、前記のように最大膨張温度が110℃〜200℃に設定される場合には、当該架橋反応が110℃〜200℃で進行することが好ましく、最高架橋速度時の温度が150℃〜190℃となることがより好ましい。前記のように架橋反応を起こすために、架橋剤の配合量を設定したり、必要に応じて架橋促進剤,架橋促進助剤等を適用することができる、
具体例として、架橋剤として硫黄を0.5phr〜2phr程度用いることが挙げられる。また、架橋促進剤としてチアゾール系,チウラム系,スルフェンアミド系,グアニジン系,チオウレア系,ジチオカルバミン酸系等のものを2phr〜8phr程度用いたり、架橋促進助剤として酸化亜鉛(亜鉛華),炭酸亜鉛,酸化マグネシウム,水酸化カルシウム,一酸化亜鉛等(好ましくは酸化亜鉛,酸化マグネシウム)のものを5phr程度用いることが挙げられる。
前記の軟化剤としては、例えばプロセスオイル,パラフィン系オイル,潤滑油,流動パラフィン,石油アスファルト,ワセリン等の石油系軟化剤や、コールタール,コールタールピッチ等のコールタール系軟化剤や、ヒマシ油,アマニ油,ナタネ油,ヤシ油等の脂肪油系軟化剤が挙げられる。これら各軟化剤のうち、好ましくは石油系軟化剤が挙げられ、より好ましくはパラフィン系オイルが挙げられる。また、前記のような軟化剤は、目的とするゴム材料組成物やゴム成形体の特性を損なわない程度の配合量で用い、例えば0phr〜200phr程度(好ましくは30phr〜150phr)用いることが挙げられる。
前記の着色剤としては、一般的に市販されている顔料、例えば酸化チタン(白色),カーボンブラック(黒色),黒鉛(黒色)や、各色のコンパウンド顔料を適用することができる。具体例としては、前記の各色の顔料を適宜用いて混合(山陽色素社製のPIGMOTEXや各種色マスターバッチ等により混合)し、目的とするゴム成形体に合わせた色に調整することが挙げられる。
前記の加工助剤としては、ステアリン酸,リシノール酸,パルミチン酸,ラウリン酸等の高級脂肪酸や、その高級脂肪酸のエステル類や、ステアリン酸等の高級脂肪酸の塩が挙げられ、その他のゴム成形体の技術分野で加工助剤として扱われている化合物を用いても良い。これら加工助剤は、目的とするゴム成形体の特性を損わない程度の配合量で用い、好ましくは5phr程度とし、より好ましくは3phr以下とすることが挙げられる。
前記の発泡剤としては、種々のものを適宜適用することができ、例えば有機系発泡剤が挙げられる。有機系発泡剤の具体例としては、4,4‐オキシビスベンゼンスルフォニルヒドラジド(OBSH)、アゾジカルボンアミド(ADCA)、ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、パラトルエンスルホニルヒドラジド(TSH)、ヒドラゾジカルボンアミド(HDCA)、バリウムアゾカルボキシレート等が挙げられる。この有機系発泡剤は、目的とするゴム成形体の特性を損わない程度(例えば、0〜10phr)に用いることが好ましい。また、前記のような有機系発泡剤と共に、尿素系誘導体,サリチル酸,フタル酸,ステアリン酸等の発泡助剤を用いても良い。
前記の各種成分の他には、脱水剤,酸化防止剤,老化防止剤,熱安定剤,光安定剤,紫外線吸収剤,中和剤,滑剤,防雲剤,アンチブロッキング剤,スリップ剤,分散剤,難燃剤,帯電防止剤,導電性付与剤,粘着付与剤,架橋剤,架橋助剤,金属不活性剤,分子量調整剤,防菌・防黴剤,蛍光増白剤,摺動性向上剤,着色剤(酸化チタン等),金属粉末(フェライト等),ガラス繊維,無機繊維(金属繊維等),炭素繊維,有機繊維(アラミド繊維等),複合繊維,ガラスバルーン,ガラスフレーク,グラファイト,カーボンナノチューブ,フラーレン,硫酸バリウム,フッ素樹脂,充填剤ポリオレフィンワックス(ポリマービーズ等),セルロースパウダー,ゴム紛,再生ゴム等が挙げられ、何れか1種類または複数の種類のものを組み合わせ、目的とするゴム成形体に応じて適宜使用して良い。
被覆層組成物は、ゴム成形体の基体表面に被覆されて被覆層を形成し得るものであって、例えば以下に示すウレタン系塗料やシリコーン系塗料等の組成物を適用することができる。この被覆層組成物において、滑性塗料等が適用される場合には、ゴム成形体の摺動性や耐摩耗性が高められることになる。
硬化性ポリウレタンはウレタンポリオールとポリイソシアネートから成る。ウレタンポリオールとしては、ポリエーテルポリオール,ポリエステルポリオール等を好適に用いることができる。また、ヒドロキシル基(‐OH)を有するポリオール以外としては、ポリアミン(‐NH3),ポリカルボン酸(‐COOH)等を用いることができる。さらに、前記の各成分以外のポリマーとのブレンド、例えばポリエーテル・エステルポリエーテル等の付加重合体、およびシリコーン共重合体ポリエーテル等の共重合体などを用いることができ、好ましい例としてはポリエステルポリオールが挙げられる。
シリコーン系塗料は反応性ポリオルガノシロキサンを主成分とする滑性塗料である。このシリコーン系塗料としては一般的に市販されているものを適宜適用できるが、例えば反応性ポリオルガノシロキサンが挙げられる。なお、反応性ポリオルガノシロキサンは、粘度が1〜20Pa・s程度であると好適に用いることができる。
被覆層組成物において溶剤を適用しない場合の粘度は、10万cps〜100万cps程度が好ましく、より好ましくは50万cps〜80万cps程度である。例えば、当該粘度が10万cps未満の被覆層組成物では、たとえ基体表面に被覆層を被覆した後に熱膨張カプセルの最大膨張温度まで加熱しても、特に基体表面近傍の熱膨張カプセルの膨張を抑制することができない恐れがある。すなわち、当該被覆層では、熱膨張する熱膨張カプセルに対して十分な内圧(破裂に対抗する力)が掛からず、基体表面近傍の熱膨張カプセルが破裂に至って開口凹部が形成される恐れがある。一方、前記の粘度が100万cps超であると、その被覆層組成物の塗布性(塗着性)が悪化する恐れがあり好ましくない。
基体表面との密着性を更に向上する手法として、例えば塩素化オレフィン,マレイン化オレフィン,ハロゲン化オレフィン,ハロゲン化ゴム,アクリル変性ゴム,マレイン変性ゴム等の造膜系プライマーを配合することが挙げられる。
基体において、前記のEPDM,充填剤,熱膨張カプセルや必要に応じて各種添加剤等を混練して目的とする高分子材料組成物を得る場合、例えば接線式ミキサー,噛み合い式ミキサー,ニーダー等の各種密閉式混練機や、連続式の二軸押出混練機やオープンロール等を適宜適用できる。また、前記の高分子材料組成物を押出し成形して目的とする基体を得る場合には、例えば一般的な一軸押出成形機等を適用することができる。
まず、各試料に用いる高分子材料組成物において、EPDMとしてエチレン‐プロピレン‐5‐エチリデン‐2‐ノルボルネン(住友化学社製のエスプレン7456)を100phr用い、密閉式ミキサーにて素練した。その後、前記の素練物に対し、シリカ含有充填剤としてシリカ(日本シリカ工業社製のニップシールER),カオリン(土屋カオリン社製のカオリン),タルク(村松産業社製のクラウンタルクPP),マイカ(コープケミカル社製のMK−300),シリカと層状結晶性充填剤との結合化合物(HOFFMAN MINERAL社製のシリチン)を下記表1に示すように配合し、着色剤として酸化チタン(テイカ社製)20phr,軟化剤としてパラフィンオイル(JOMO社製のP−300)70phrを配合し、さらにステアリン酸(日油社製)1phr,酸化亜鉛(三井金属社製)10phrを配合して、前記密閉式ミキサーのロータ回転数を50rpmに設定して5分間混練した。
被覆層組成物として、ウレタン系塗料とシリコーン系塗料とを用いた。溶剤系のウレタン系塗料は、硬化性ポリウレタン100phr(ポリエステルポリオール(日本ポリウレタン社製のニッポラン5129)85phr,ポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製のコロネートT65)15phr),ジオルガノシロキサン(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製(10万CP))40phr,硬化性シリコーンオイル(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製(分子量100万))40phr,触媒ジブチルチンラウレート(和光純薬工業社製)4phr,溶剤メチルエチルケトン(関東化学社製)1500phrを配合した混合物を撹拌することにより得た。
前述の各高分子材料組成物を押出し成形機により押出し成形(シリンダー温度40℃,ヘッド50℃,回転数20rpm)してそれぞれ平板状の基体を形成した後、その基体に対し以下に示す方法A〜Cを適用して被覆層を形成し、ゴム成形体の試料S1〜S15,P3,P5,Q1〜Q6を得た。なお、試料P1,P2,P4の場合には、単に前記の基体を温度200℃のオーブン内で10分間放置することにより、架橋し熱膨張カプセルを熱膨張させてゴム成形体の試料を得たものとする。
前記のように押出し成形した直後の基体に対し、被覆層組成物を下記表1に示す厚さでスプレー塗布して架橋前成形体を得た後、その架橋前成形体を温度200℃のオーブン内で10分間放置することにより、当該架橋前成形体を架橋し熱膨張カプセルを熱膨張させて試料を得た。
前記のように押出し成形した直後の基体を、温度200℃のオーブン内で10分間放置することにより、当該架橋前成形体を架橋し熱膨張カプセルを熱膨張させてから、被覆層組成物を下記表1に示すようにスプレー塗布し10分間放置して試料を得た。
前記のように押出し成形した直後の基体に対し、被覆層組成物を少なくとも厚さ1μm以上スプレー塗布して架橋前成形体を得た後、その架橋前成形体を温度200℃のオーブン内で10分間放置することにより、当該架橋前成形体を架橋し熱膨張カプセルを熱膨張させ、その架橋された成形体表面に対し更に被覆層組成物を下記表1に示すようにスプレー塗布して10分間放置し試料を得た。
キーエンス社製の超深度形状測定顕微鏡VK−850により、試料の断面(基体と被覆層との積層方向に切断した断面)を観察することにより、被覆層の厚さを10点平均法により求めた。
まず、各試料を打ち抜いて120mm×30mm×2mmの試料片をそれぞれ作製し、それら試料片の被覆層側表面を目視により意匠性を観察し感性評価を行った。なお、下記表2中の意匠性の欄において、「評点5」は観察した表面に略均一な凹凸の粗面が形成され艶消し調で所謂しっとり感が有り綺麗な見映えの場合、「評点4」は粗面の凹凸が不均一であるが陰影,ささくれが無く綺麗な見映えの場合、「評点3」は陰影,ささくれ,汚れが僅かに観られた場合、「評点2」陰影,ささくれ,汚れが少なからず観られた場合、「評点1」は表面の荒れが酷く陰影が有り非常に汚れた見映えの場合を示すものとする。
「開口凹部が形成される割合」(%)=[「開口凹部が形成された数」/「粗面における凹凸の総数」]×100……(式)。
JIS−L0823に基づき、堅牢度摩擦試験機(スガ試験機社製)を用いて耐摩耗性を調べた。まず、前記試験機の台座に設置された試料片の被覆層側表面に対して摩擦体(金巾綿布3号)を圧接(質量170gの加重部材により圧接)しながら、当該台座を往復運動(ストローク50mm)して試験片の被覆層側表面を磨耗劣化させ、その試験片の磨耗深さが1mmに達した際のストローク回数(1往復で1回)を測定することにより、各試料片の耐摩耗性を調べた。
まず、泥水(JIS8種;関東ローム層:澱粉糊:水=10:3:2の混合液)に対して試験片を浸漬し室温にて1日放置した。その後、試験片を泥水から取り出し、温度80℃のオーブン内にて1日放置して乾燥させた。そして、前記の試験片を水洗いした後、拭き取り表面の見映えを目視により観察し、泥水浸漬前後における試験片の被覆層表面の変化をそれぞれ調べた。なお、下記表2中の汚れ性の欄において、記号「◎」は浸漬前後において変化が殆ど無く意匠面が保持できている場合、記号「○」は浸漬前後において若干の変色が観られたが十分良好な意匠面が保持できている場合、記号「△」は微細な泥汚れ溜りが多くでき汚れが目立った場合、記号「×」は大きな泥汚れ溜りができ汚れが非常に目立った場合を示すものとする。
各測定結果に基づいて相対的に評価した。なお、下記表2中の「◎」は各測定結果において極めて良好な結果が得られた場合、「○」は十分良好な結果が得られた場合、「□」は比較的良好な結果が得られた場合、「×」は比較的悪い結果が得られた場合、「△」は「×」と比較すると良好な結果が得られた場合を示すものとする。
シリカ含有充填剤が適用されていない試料P1〜P3は、外観性,耐摩耗性,耐汚れ付着性の全てにおいて比較的悪い結果が得られたことが読み取れる。また、シリカ含有充填剤が適用されているものの被覆層が形成されていない又は架橋工程後に被覆された試料P4,P5においても、試料P1〜P3同様に各測定結果において比較的悪い結果であった。
一方、シリカ含有充填剤が150phr〜300phrの範囲で適用され、かつ架橋工程前に被覆層が形成された試料S1〜S15は、前記の試料P1〜P5と比較して外観性,耐摩耗性,耐汚れ付着性の全てにおいて良好な結果が得られた。また、例えば試料S9のように架橋工程前後にて被覆層を形成した場合や、試料S10のように被覆層の厚さが比較的薄い場合であっても、比較的十分良好な結果が得られた。さらに、試料S11のように熱膨張カプセルの最大膨張温度が比較的高い場合や、試料S12,S13のように被覆層組成物の粘度が比較的低い又は高い場合であっても、比較的十分良好な結果が得られた。なお、試料S14,S15のように水系のウレタン系塗料やシリコーン系塗料を用いた場合であっても、溶剤系の塗料を用いた試料S1〜S13と同様の結果が得られることを確認できた。
試料Q1〜Q6は、試料S1〜S15と比較すると劣るものの、試料P1〜P5と比較すると良好な結果が得られた。
1a…熱膨張カプセル
1b…開口凹部
2…被覆層
Claims (10)
- エチレン‐α‐オレフィン・非共役ポリエン共重合体に対し、少なくともシリカを含んだ充填剤,熱膨張カプセルが配合された高分子材料組成物を押出し成形して成る基体と、その基体表面に被覆された被覆層と、を備えた成形体を加熱により架橋して得られ、
前記充填剤は、エチレン‐α‐オレフィン・非共役ポリエン共重合体100phrに対して150phr〜300phr配合され、前記被覆層は、シリコーン化合物を含んだウレタン系塗料またはシリコーン系塗料が配合された被覆層組成物を基体表面に被覆して形成されたことを特徴とするゴム成形体。 - 前記充填剤は、シリカと層状結晶性充填剤とを含有、またはシリカと層状結晶性充填剤との結合化合物を含有したことを特徴とする請求項1記載のゴム成形体。
- 前記充填剤は、少なくともシリカを150phr含有することを特徴とする請求項1または2記載のゴム成形体。
- 前記のシリコーン化合物を含んだウレタン系塗料またはシリコーン系塗料が配合された被覆層組成物は、造膜系プライマーが配合されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のゴム成形体。
- 前記被覆層の厚さは1μm以上であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のゴム成形体。
- 前記のシリコーン化合物を含んだウレタン系塗料またはシリコーン系塗料が配合された被覆層組成物は、温度110℃以下で揮発する有機溶剤または水が配合されたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のゴム成形体。
- 前記のシリコーン化合物を含んだウレタン系塗料またはシリコーン系塗料が配合された被覆層組成物は、粘度が10万〜100万cpsであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のゴム成形体。
- 前記熱膨張カプセルは、最大膨張温度が90℃〜180℃であることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のゴム成形体。
- エチレン‐α‐オレフィン・非共役ポリエン共重合体100phrに対し、少なくともシリカを含んだ充填剤150phr〜300phr,熱膨張カプセルが配合された高分子材料組成物を押出し成形して基体を得、その基体表面にシリコーン化合物を含んだウレタン系塗料またはシリコーン系塗料が配合された被覆層組成物を塗布し乾燥させて被覆層を形成した後に加熱により架橋する方法であって、
前記熱膨張カプセルには、膨張開始温度が前記の被覆層組成物の塗布温度,乾燥温度よりも高く、最大膨張温度が架橋温度以下のものを用いたことを特徴とするゴム成形体の製造方法。 - 前記熱膨張カプセルは、最大膨張温度が90℃〜180℃であることを特徴とする請求項9記載のゴム成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009125969A JP5554511B2 (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | ゴム成形体およびゴム成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009125969A JP5554511B2 (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | ゴム成形体およびゴム成形体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010275335A JP2010275335A (ja) | 2010-12-09 |
JP5554511B2 true JP5554511B2 (ja) | 2014-07-23 |
Family
ID=43422609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009125969A Active JP5554511B2 (ja) | 2009-05-26 | 2009-05-26 | ゴム成形体およびゴム成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5554511B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6223957B2 (ja) * | 2014-12-22 | 2017-11-01 | 化成工業株式会社 | シール材用発泡ゴム組成物及び当該発泡ゴム組成物からなるシール材 |
CN107922665A (zh) * | 2015-10-19 | 2018-04-17 | 埃拉斯托米克斯株式会社 | 橡胶组合物及交联橡胶制品及其制造方法 |
CN110799581A (zh) * | 2017-10-13 | 2020-02-14 | 积水化学工业株式会社 | 发泡成形用母料和发泡成形体 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4051184B2 (ja) * | 2001-05-01 | 2008-02-20 | 三井化学株式会社 | 耐圧縮永久歪性及び耐熱性に優れた発泡スポンジゴム製品 |
JP4887043B2 (ja) * | 2006-01-12 | 2012-02-29 | 鬼怒川ゴム工業株式会社 | 自動車用ウェザーストリップ |
-
2009
- 2009-05-26 JP JP2009125969A patent/JP5554511B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010275335A (ja) | 2010-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100729321B1 (ko) | 중합체성 조성물, 중합체-압출물품, 및 자동차용 웨더스트립 | |
CN102666654B (zh) | 聚硅氧烷改性聚羟基聚氨酯树脂及其制造方法、以及其应用 | |
CN102666655B (zh) | 聚硅氧烷改性聚羟基聚氨酯树脂及其制造方法、以及其应用 | |
KR100695546B1 (ko) | 저포깅성 열가소성 엘라스토머 조성물 및 이 조성물의제조방법 및 용도 | |
JP2019099690A (ja) | 弾性層(a)と塗膜層(b)からなる積層体、該積層体を用いた物品、該積層体の製造方法。 | |
WO2011162237A1 (ja) | 自己架橋型ポリヒドロキシポリウレタン樹脂、該樹脂を含む樹脂材料、該樹脂の製造方法、該樹脂を用いてなる擬革、表皮材及びウェザーストリップ用材料 | |
WO2009017868A1 (en) | Compositions of thermoplastic polyurethane (tpu), polybutadiene and polydiene-based tpu | |
WO2012026338A1 (ja) | 自己架橋型ポリシロキサン変性ポリヒドロキシポリウレタン樹脂、該樹脂を含む樹脂材料、該樹脂の製造方法、該樹脂を用いてなる擬革及び熱可塑性ポリオレフィン表皮材 | |
JP5554511B2 (ja) | ゴム成形体およびゴム成形体の製造方法 | |
JP7128004B2 (ja) | 発泡シート | |
JP2012512923A (ja) | Pvcから成るフィルムを備えたマスキングテープ | |
JP4972364B2 (ja) | 自動車用ウェザーストリップおよび自動車用ウェザーストリップの製造方法 | |
JP5498740B2 (ja) | 摺動性組成物および摺動製品 | |
JP4887043B2 (ja) | 自動車用ウェザーストリップ | |
JP6382587B2 (ja) | 多層構造エラストマー成形体およびウェザーストリップ | |
KR100986454B1 (ko) | 수성코팅용 열가소성 폴리올레핀계 엘라스토머 시트 조성물 | |
JP2008056748A (ja) | ゴム材料組成物,ゴム成形体,および自動車用ウェザーストリップ | |
KR100971557B1 (ko) | 지방족 폴리우레탄 기조의 열가소성 엘라스토머 혼합조성물 및 그 제조방법 | |
JP5825610B2 (ja) | 架橋ゴムの表面に塗膜が形成された成形品及びその製造方法 | |
WO2017221583A1 (ja) | 接合体及びその製造方法 | |
JP2004217845A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物、マスターバッチ、および靴底材 | |
US9598568B2 (en) | Rubber composition for weather strip glass run channel | |
JP4061724B2 (ja) | 熱着色の抑制された発泡性樹脂組成物及びその用途 | |
JP4671833B2 (ja) | ポリプロピレン系合成皮革 | |
KR100371303B1 (ko) | 고무 표면처리용 도료 조성물 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120514 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130711 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130806 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131007 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140529 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5554511 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |