JP5553667B2 - 光学式基準位置検出型エンコーダ - Google Patents

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Description

本発明は、光学式基準位置検出型エンコーダに係り、特に、電源を投入しただけで、スケールと検出器を相対移動させることなく、静止した状態で原点等の基準位置を検出することが可能な光学式基準位置検出型エンコーダに関する。
従来、光学式エンコーダは、原点検出のため、特許文献1に例示されるように、検出器側には原点検出用の発光素子、光学系及び受光素子を配置し、一方、スケール側には所定の原点パターンを配置する構成となっている。この構成によれば、スケールと検出器を相対移動させると、スケール上の原点パターンが検出部を横切る際に、例えば特許文献1の図5や図13に例示されるような、デルタ関数的なピーク信号が生成され、予め適切な閾値を設定しておくことにより、原点の検出が可能である。
又、特許文献2や3に記載されているように、参照マークをスケール上に複数配置し、その配置ピッチを不等として特徴的にずらすことにより、擬似的に絶対位置(ABS)検出を行なう光学式エンコーダも実用化されている。
又、出願人は特許文献4や5で、明暗の等間隔の配列ピッチPiで形成されたインクリメンタル(INC)パターンと、擬似ランダムパターンにより絶対位置を表現したアブソリュート(ABS)パターンとに加え、アブソリュートパターンに対し所定の位相関係を有し、且つ明暗の等間隔の配列ピッチPr(>Pi)で形成された位置基準パターンを備えた、3トラックによる光学式絶対位置測長型エンコーダを提案している。
特開平7−318371号公報(図5、図13) 特開昭60−120216号公報(第1図) 特開昭62−291507号公報(第2図、第3図) 特開2008−261701号公報 特開2009−2702号公報
しかしながら、いずれにしても、原点等の基準位置や配置ピッチを検出するためには、スケールと検出器を相対移動させる必要があり、電源を投入しただけでは、原点等の基準位置や配置ピッチを検出することはできなかった。
又、特許文献4や5で提案した3トラック(ABS、位置基準、INC)による光学式絶対位置測長型エンコーダにおいては、撮像された位置基準パターンから位置情報を取り出す際に、パターンの一致の検出に画像相関を用いる手法が用いられる。この手法は、自己に記憶されている参照パターンと、撮像から得られた検出パターンとの「差」、または「積」を計算することにより得られる相関関数上で、1本の相関ピークを発生させるという方法である。
理論上、この画像相関を行なう際に1本の線を位置基準パターンとして用いることで必要十分条件を満たせるため、従来は1本パターンを位置基準パターンとして用いてきた。しかし、1本パターンでは、エッジが2つしかないため、精度向上が困難であるだけでなく、ノイズの影響により、相関ピークの崩れ、埋もれにより精度の劣化する可能性が高くなるという問題点があった。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、電源を投入するだけで、スケールと検出器を相対移動させることなく、静止した状態で原点等の基準位置を検出可能とすることを第1の課題とする。
本発明は、又、検出精度の向上を図るとともに、スケール上のゴミ等によるノイズの影響を受け難くすることを第2の課題とする。
本発明は、相対移動可能な検出器とスケールを備え、検出器側には基準位置検出用の発光素子、光学系及び受光素子を配置し、スケール側には所定の位置基準パターンを配置した光学式基準位置検出型エンコーダにおいて、前記受光素子を測長方向に伸びるアレイ状とし、該アレイ状受光素子の出力を電気的に掃引して設計値との相関をとることで、スケールと検出器を相対移動させることなく、静止した状態で基準位置を検出可能とすると共に、前記位置基準パターンを、ランダム符号系列に従って測長方向に配置された複数の線で構成し、更に、前記ランダム符号系列に従って配置した位置基準パターンをランダムあるいは等間隔に分割して、前記第1及び第2の課題を解決したものである。
本発明は、又、相対移動可能な検出器とスケールを備え、検出器側には基準位置検出用の発光素子、光学系及び受光素子を配置し、スケール側には所定の位置基準パターンを配置した光学式基準位置検出型エンコーダにおいて、前記受光素子を測長方向に伸びるアレイ状とし、該アレイ状受光素子の出力を電気的に掃引して設計値との相関をとることで、スケールと検出器を相対移動させることなく、静止した状態で基準位置を検出可能とすると共に、前記位置基準パターンを、ランダム符号系列に従って測長方向に配置された複数の線で構成し、更に、前記ランダム符号系列に従って配置た位置基準パターンのエッジの位置を、ランダム符号系列の1符号に対応したパターン線幅の±1/2の範囲で測長方向にずらすことにより、前記第1及び第2の課題を解決したものである
ここで、前記位置基準パターンを、測長方向に異なる間隔で複数配置し、前記アレイ状受光素子により少なくとも2つの位置基準パターンを同時に検出可能とすることができる。
あるいは、前記位置基準パターンを、測長方向に同じ間隔で複数配置することができる。
又、前記相関を、設計値との乗算による相関とすることができる。
あるいは、前記相関を、設計値との減算による相関とすることができる。
本発明によれば、電源を投入するだけで、スケールと検出器を相対移動させることなく、静止した状態で原点等の基準位置を検出することが可能となる。
又、前記位置基準パターンを、所定の関係に従って測長方向に配置された複数の線で構成することにより、画像相関によるパターンの一致の検出にあたり、鋭い相関ピークを発生させて、位置基準パターンの検出精度の向上を図るとともに、スケール上のゴミ等によるノイズの影響を受け難くすることができる。
本発明の第1実施形態の全体構成を示す概略図 第1実施形態のスケールの構成を示す平面図 同じく位置基準パターンの構成を示す平面図 同じくフォトダイオードアレイの構成を示す平面図 同じく位置基準フォトダイオードアレイの詳細構成を示す回路図 同じく相関演算回路における乗算相関関数の例を示す図 同じく相関演算回路における減算相関関数の例を示す図 本発明の第2実施形態の全体構成を示す概略図 第2実施形態のスケールの構成を示す平面図 同じくフォトダイオードアレイの構成を示す平面図 第2実施形態の動作を説明する図 本発明の第3実施形態の全体構成を示す概略図 第3実施形態のスケールの構成を示す平面図 同じくスケールの構成を、ハッチングを付記しないで図示した平面図 同じくフォトダイオードアレイの構成を示す平面図 同じくスケール中のABS/位置基準統合スケールの第1の構成例を示す概念図 同じくスケール中のABS/位置基準統合スケールの第2の構成例を示す概念図 本発明の第4実施形態のスケールの構成を示す平面図 本発明の第5実施形態のスケールの構成を示す平面図 位置基準トラックの参考例を示す平面図 従来の位置基準パターンの一例、及び、その問題点を説明する図 本発明の作用の一つを説明する図 位置基準トラックの他の例を示す平面図 図23の位置基準トラックを含むスケールの例の平面図 位置基準トラックの他の例を含むスケールの例を示す平面図 位置基準トラックの更に他の例を含むスケールの例を示す平面図 )ランダム符号系列をスケール上に配置した例、及び()エッジの位置をランダムにずらした例を示す平面図 エッジの位置の定義を示す図 エッジの位置のずらし方を示す図 前記実施形態の変形例を示す概略図
以下図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る光学式エンコーダの全体構成を示す概略図である。本実施形態の光学式エンコーダは、発光素子11と、スケール12と、レンズ13と、フォトダイオードアレイ14と、信号処理回路20とを備えて構成されている。
発光素子11は、コヒーレント光を出射する光源、例えばレーザダイオードである。
スケール12は、図2に示すように、透明ガラス基板上に、明暗の等間隔な配列ピッチPi(例えば40μm)で形成されたインクリメンタルパターン31からなるインクリメンタルトラック301と、測長方向に異なる間隔で位置基準パターン33が複数配置された位置基準トラック303とを形成して構成される。
位置基準パターン33は、図3に例示する如く、(A)1本線パターン(参考例)、(B)所定パターン、(C)M系列符号パターンとすることができる。
発光素子11は、このスケール12を照射し、スケール12を透過した照射光は、レンズ13を介してフォトダイオードアレイ14上に投影される。
図4に示すように、例えばCMOSで構成されるフォトダイオードアレイ14は、インクリメンタルトラック301及び位置基準トラック303に対応して、INCフォトダイオードアレイ41及び位置基準フォトダイオードアレイ43を備えている。位置基準フォトダイオードアレイ43の測長方向長さWPDrは、少なくとも2つの位置基準パターン33を同時に検出可能な長さとされている。
INCフォトダイオードアレイ41は、例えば90度ずつ位相の異なる4組のフォトダイオードアレイを有し、インクリメンタルパターン31に基づく明暗信号を検出して90度位相差の4相正弦波信号を出力する。又、位置基準フォトダイオードアレイ43は、位置基準パターン33を少なくとも2つ以上検出できるように、測長方向の寸法が設定されており、図5に示す如く、スイッチング素子45で位置基準フォトダイオードアレイ43の各受光要素1〜Nを掃引することにより、得られた信号を出力する。
図1に示す信号処理装置20は、一例として、ノイズフィルタ・増幅回路21、A/D変換器22、相対位置検出回路23、プリアンプ27、相関演算回路28、基準位置検出回路29及び位置補正回路30を備えて構成される。
ノイズフィルタ・増幅回路21は、INCフォトダイオードアレイ41からのアナログ出力信号(90度位相差4相信号)のノイズを除去した後、この信号を増幅して出力する。
A/D変換器22は、ノイズフィルタ・増幅回路21が出力するアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。相対位置検出回路23は、得られたデジタル信号(90度位相差信号)の振幅のarctan演算を行なうことにより、スケール12の相対的な移動量・移動方向を示す相対位置信号D1を出力する。
プリアンプ27は、スイッチング素子45の出力を増幅して出力する。相関演算回路28は、設計値との相関演算を行ない、基準位置検出回路29は、相関演算回路28の演算結果に基づいて位置基準パターン位置を検出する。
相関演算回路28においては、例えば図6(A)に示す如く、設計値との乗算相関演算を行ない、更に図6(B)に測長方向に拡大して示すような、そのピーク位置に対して、例えば2次曲線をあてはめ、ピーク3点からピーク位置を内挿して、基準位置を求める。この乗算相関によれば、桁数が大きくなり演算時間はかかるものの、ピークのコントラストが高く、例えば1μm程度の高精度での原点位置検出が可能である。
あるいは図7(A)に示す如く、設計値との減算相関を取り、更に図7(B)に測長方向に拡大して示すような、そのピーク位置に対して、例えば2次曲線をあてはめ、ピーク3点からピーク位置を内挿して、基準位置を求める。この減算相関によれば、桁数が少なく計算が容易であり、且つ外乱光との区別も可能である。
なお、内挿方法は、図6(B)あるいは図7(B)に示した方法に限定されない。
位置補正回路30は、相対位置検出回路23で得られる相対位置D1を基準位置検出回路29で検出した基準位置で補正して出力する。
本実施形態においては、位置基準パターン33が、測定方向に異なる間隔で複数配置され、アレイ状受光素子(43)により少なくとも2つの位置基準パターンを同時に検出可能としたので、位置基準パターンの間隔に基づいて、各パターンを識別することが可能である。
[第2実施形態]
次に、出願人が特許文献3で提案した絶対位置測長型エンコーダに適用した本発明の第2実施形態を詳細に説明する。
図8は、本発明の第2実施形態に係る光学式絶対位置測長型エンコーダの全体構成を示す概略図である。第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付し、以下ではその詳細の説明は省略する。
図8は、この第2実施形態の全体構成を示す概略図であり、図9は、スケール12の平面構成を示している。本実施形態では、スケール12が、図9に示すように、第1実施形態と同様のインクリメンタルトラック301と、擬似ランダムパターン(ここではM系列符号)により絶対位置を表現した一般的なアブソリュートパターン32からなるアブソリュートトラック302と、このアブソリュートパターン32に対し所定の位相関係を有し、且つ明暗の等間隔な配列ピッチPr(<Pi)で形成された測長方向の幅がWrの位置基準パターン33´からなる位置基準トラック303´とを備える。即ち、アブソリュートパターン32は、位置基準パターン33の等間隔パターンの絶対位置を表現している。インクリメンタルパターン31の配列ピッチPiは、例えば位置基準パターン33の配列ピッチPrの整数分の1に設定される。本実施形態では、一例としてPi=4Prであると想定する。一例として、Pi=40μmの場合、Pr=160μmに設定される。
インクリメンタルパターン31と位置基準パターン33´とは、いずれもエンコーダの全長にわたって等間隔の配列ピッチ(Pi、Pr)で形成されるため、エンコーダの全長にわたって正確に形成することが比較的容易である。ここで、従来技術のように、位置基準パターン33´が無く、インクリメンタルパターン31とアブソリュートパターン32のみが存在するエンコーダを想定する。このようなエンコーダでは、例えばインクリメンタルパターン31の配列ピッチを40μmとした場合、アブソリュートパターン32の精度は、スケール12の全長にわたり、その半分未満の±20μm未満にしなければならない。
これに対して、本実施形態のように、インクリメンタルパターン31の配列ピッチPiより大きな配列ピッチPrを有する位置基準パターン33´を形成すれば、アブソリュートパターン32の位置精度は、この位置基準パターン33´の配列ピッチPrに合わせれば十分である。従って、アブソリュートパターン32の位置誤差の許容度を大きくすることができる。例えば、位置基準パターン33´の配列ピッチPrがPiの4倍の160μmであれば、アブソリュートパターン32の位置誤差は、スケール12の全長にわたり、±80μmまで許容することが可能になる。従って、インクリメンタルパターン31の配列ピッチPiを、アブソリュートパターン32の精度を考慮せずに決定することが可能となり、インクリメンタルパターン31のピッチを微細化して、エンコーダを高精度化することができる。
図10に示すように、フォトダイオードアレイ14は、インクリメンタルトラック301、アブソリュートトラック302及び位置基準トラック303´のそれぞれに対応して、INCフォトダイオードアレイ41、ABSフォトダイオードアレイ42及び位置基準フォトダイオードアレイ43を備えている。各フォトダイオードアレイ41〜43は、対応するパターン31〜33のピッチに対応した配列ピッチでフォトダイオードを配列して構成される。
INCフォトダイオードアレイ41は、第1実施形態と同様に、90度ずつ位相の異なる4組のフォトダイオードアレイを有し、インクリメンタルパターン31に基づく明暗信号を検出して90度位相差の4相正弦波信号を出力する。ABSフォトダイオードアレイ42は、アブソリュートパターン32に基づく明暗信号を測長方向に掃引して得られた信号を出力する。又、位置基準フォトダイオードアレイ43は、位置基準パターン33´を少なくとも1つ以上検出できるよう、測長方向の寸法WPDrが設定されており(WPDr>Pr+Wr)、位置基準パターン33´に基づく明暗信号を測長方向に掃引して得られた信号を出力する。
信号処理回路20は、一例として、ノイズフィルタ・増幅回路21、A/D変換器22、相対位置検出回路23、ノイズフィルタ・増幅回路24、A/D変換器25、絶対位置検出回路26、プリアンプ27、相関演算回路28、基準位置検出回路29及び絶対位置合成回路30´を備えて構成される。
ノイズフィルタ・増幅回路24は、ABSフォトダイオードアレイ42からアナログ出力信号(絶対位置信号)のノイズを除去した後、この信号を増幅して出力する。A/D変換器25は、ノイズフィルタ・増幅回路24が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換する。変換後のデジタル信号は、この場合アブソリュートパターン32に表現されたM系列符号のデータを含んでいる。
絶対位置検出回路26は、このM系列符号と、M系列により表現される絶対位置との関係を示すテーブル(図示せず)を有しており、このテーブルを参照して、スケール12の絶対位置を示す絶対位置信号D2を出力する。
プリアンプ27、相関演算回路28、基準位置検出回路29は、第1実施形態と同様にして、位置基準パターン33´の基準位置を示す位置基準信号D3を出力する。
絶対位置合成回路30´は、絶対位置信号D2、相対位置信号D1、位置基準信号D3に基づいて、スケール12の微細な絶対位置を算出する。この絶対位置合成回路30´の動作を、図11を参照して説明する。絶対位置信号D2は、スケール12の絶対位置についての情報を有している。アブソリュートパターン32は、位置基準パターン33´に対し所定の情報をもって形成されるので、絶対位置信号D2から絶対位置が得られることで、位置基準パターン33´の周期Prの何周期目にスケール12が位置しているのかを特定することができる(図11の(1))。
位置基準パターン33´の周期Prの何周期目かが特定されると、その後、位置基準信号D3の信号量が検出されることにより、インクリメンタルパターン31の何周期目にスケール12が位置しているのかを特定することができる(図11の(2))。インクリメンタルパターン31、位置基準パターン33´は、いずれも等間隔の明暗パターンにより形成されるため、配列ピッチPrとPiの比が大きい場合でも、両者間の位置精度を高く保つことが容易である。このため、位置基準パターン33´の何周期目かが判明し、更に位置基準信号D3の信号量が検出されることにより、インクリメンタルパターン31の何周期目にスケール12が位置するのかを特定することができる。その後は、インクリメンタルパターン31から得られる相対位置信号D1の明暗を計算することにより、スケール12の絶対位置を算出し出力することが可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、アブソリュートパターン32により得られた絶対位置検出信号D2に基づき、スケール12の絶対位置が、位置基準パターン33´との関係において検出され、その後、位置基準パターン33´に基づく位置基準信号D3、及びインクリメンタルパターン31に基づく相対位置信号D1により、精緻なスケール12の絶対位置信号を得ることができる。アブソリュートパターン32は微細に形成されたインクリメンタルパターン31に対する位置精度を要求されず、より配列ピッチの大きい位置基準パターン33´に対し所定の位置精度で形成されていれば十分である。従って、本実施形態によれば、インクリメンタルパターン31のピッチを微細化することができ、よって、エンコーダの高精度化を図ることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る光学式絶対位置測長型エンコーダを説明する。第2実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付し、以下ではその詳細な説明は省略する。
図12は、第3実施形態の全体構成を示す概略図であり、図13は、スケール12の平面構成を示している。図13に示すように、本実施形態では、アブソリュートパターン32と位置基準パターン33´に代え、この2種類のパターンを1トラックに統合したABS/位置基準統合パターン34からなるABS/位置基準統合トラック304を備えている点で、第2実施形態と異なっている。ABS/位置基準統合トラック304は、図13に示すように、擬似ランダムパターンを表現したアブソリュートパターン32´と、このアブソリュートパターン32´の隙間において、インクリメンタルパターン31の配列ピッチPiより大きな配列ピッチPrで配列された位置基準パターン33"とを1トラックに配列して形成されたものである。なお、図13において、位置基準パターン33"にハッチングが施されているが、図面の説明上、アブソリュートパターン32´と位置基準パターン33"とを区別して理解し易くするために付記したものである。実際のスケールでは、図14に示すように、アブソリュートパターン32´と位置基準パターン33"はスケール12上に同じ材料により形成されており、パターンの形状のみが異なっている。本実施形態では、上記のようにスケール12が2トラックを備えるのみであるので、3トラックからなる第2実施形態に比べ小型化が可能である。
又、スケール12が上記のように構成されているのに対応して、フォトダイオードアレイ14は、図15に示すように、インクリメンタルトラック301、及びABS/位置基準統合トラック304のそれぞれに対応して、INCフォトダイオードアレイ41、及び、第1、第2実施形態の位置基準フォトダイオードアレイ43と同様の構成のABS/位置基準フォトダイオードアレイ44を備えている。
又、図12に示すように、本実施形態の信号処理回路20において、インクリメンタルパターン31に基づく信号処理のための構成(21〜23)は、第2実施形態と同様である。一方、上述のABS/位置基準統合パターン34に基づく信号は、プリアンプ27を介して分離回路201に入力される点で、第2実施形態と異なっている。分離回路201は、ABS/位置基準統合パターン34のうち、前述の位置基準パターン33"からの信号と、前述のアブソリュートパターン32´からの信号とを分離する機能を有する。両信号の分離は、ABS/位置基準統合パターン34に基づく信号と位置基準パターン33"の設計値との相関演算を行なうことにより実行することができる。即ち、相関演算の結果として位置基準パターン33"に基づく信号を得ることができる。相関演算には、乗算型、減算型いずれのタイプのものも採用が可能である。分離された位置基準パターン33"からの信号は、基準位置検出回路29に入力され、基準位置検出回路29は位置基準信号D3を出力する。
なお、上記とは逆に、ABS/位置基準統合パターン34に基づく信号と、アブソリュートパターン32´の設計値との相関を演算し、その演算の結果としてアブソリュートパターン32´に基づく信号を得ることも可能である。この場合には、図12中に破線で示す如く、分離回路201と基準位置検出回路29の間に、第1、第2実施形態と同様の相関演算回路28を挿入する。
本実施形態のABS/位置基準統合パターン34の構成例を、図16及び図17を参照して説明する。図16は、第1の構成例を示している。この第1の構成例では、同図(a)に示すようなアブソリュートパターン32´と、位置基準パターン33″とが1トラックに統合されて、同図(b)に示す構成とされている。この統合を行なう場合、一部においてアブソリュートパターン32´と位置基準パターン33″とが重なり合う(矢印Aで示す位置)。この第1の構成例では、この重なり部分においてはアブソリュートパターン32´を省略し、代わりにその位置(矢印A)に位置基準パターン33″を形成している。このように矢印Aの部分でアブソリュートパターン32´を省略(消去)しても、絶対位置検出回路26において位置基準パターン33″の設計値(矢印Aの位置の上方を含む)が把握されていれば、省略がされていない場合と同様にして絶対位置を検出することが可能である。
図17は第2の構成例を示している。この例では、同図(a)に示すように、アブソリュートパターン32´と位置基準パターン33″とが重なり合う部分が生じた場合、同図(b)に示すように、重なり部分を省略する代わりに、重なり部分が生じないようアブソリュートパターン32´を縮小して形成し、重なり部分を無くすようにしている。
[第4実施形態]
図18は、本発明の第4実施形態に係る絶対位置検出用型エンコーダの構成を示している。全体構成は第2実施形態(図8)と略同一であるので、図示は省略する。
本実施形態では、位置基準トラック303A、303Bの2種類がインクリメンタルトラック301を挟む両側に設けられている点で、第2実施形態と異なっている(図示は省略するが、フォトダイオードアレイ14の位置基準フォトダイオードアレイ43も、これに対応して2系統設けられる)。このような構成によれば、スケール12に傾き(ヨーイング)が生じた場合においても、2系統の位置基準パターン33A、33Bそれぞれに基づく信号の平均を取ることにより、これに基づく誤差を相殺することが可能になる。
[第5実施形態]
図19は、本発明の第5実施形態に係る絶対位置検出型エンコーダの構成を示している。全体構成は第2実施形態(図8)と略同一であるので、説明は省略する。
本実施形態では、第4実施形態と同様のABS/位置基準統合トラック304A、304Bがインクリメンタルトラック301を挟むようにして形成されている点で、第2実施形態と異なっている。このような構成によれば、スケール12に傾き(ヨーイング)が生じた場合においても、2系統のABS/位置基準統合パターン34A、34Bそれぞれに基づく信号の平均を取ることにより、これに基づく誤差を相殺することが可能となる。
次に、位置基準パターンについて詳細に検討する。
位置基準パターンに図3(A)に示した1本線パターンを配置ピッチPで配置した位置基準トラック303の参考例を図20に示す。図20のような例は、位置基準トラック303の形成が容易であるが、エッジの数が少ないため、精度向上が困難であり、ノイズにも弱い。
これに対して、図3(B)、(C)に例示したように、位置基準パターンを複数線の所定パターンで構成した場合には、エッジの数が増えるため、位置基準パターンの検出精度が向上すると共に、スケール上のゴミ等によるノイズの影響を低減することができる。
即ち、画像相関による位置基準パターンの一致の検出にあたり、図21及び図22に例示するように、位置基準パターンを分割してエッジの位置を増やすと共に、必要に応じてエッジの位置をずらすことにより、鋭い相関ピークを発生させて、位置基準パターンの検出精度の向上を図るとともに、図22(e)に示す如く、スケール上のゴミ等によるノイズの影響を受け難くすることができる。
位置基準トラックに11ビットバーカー系列符号を採用し、表1の符号長11で示されているパターン符号列の“1”を黒、“0”を白として置き換え、位置基準パターンとしてピッチPで配置した例を図23に示す。この場合、位置基準パターンのピッチPと等しいか、または短いパターン長になるように、“1”、“0”に相当するパターン幅を決定する。
Figure 0005553667
ここで、符号長が長い方が、エッジの数が増え、ゴミ等の影響を受け難くなるが、線幅が狭くなって作り難くなるため、符号長4(1本線パターンとなる下段を除く)〜13が好適であり、特に符号長11、13が好ましい。なお、符号長4の上段や、符号長5のパターンでは、隣のパターンと区別するため、パターン長LBを配置ピッチPより短くする必要がある。
位置基準トラックに、11ビットバーカー系列符号
11100010010
を用いた時のスケール12の例を図24に示す。
又、位置基準トラックに、特性多項式:f(x)=x4+x+1で生成したM系列符号
100010011010111
を用いた時のスケール12の例を図25に示す。
更に、位置基準トラックに、
特性多項式:f(x)=x6+x5+x2+1で生成したM系列符号と、
特性多項式:f(x)=x6+x3+x+1で生成したM系列符号を用いて生成したゴールド系列符号
10000010001100101011111000010001
を用いた時のスケール12の例を図26に示す。
所定パターンとしては、上記の他、通信の分野で利用されている擬似ランダム符号により生成したパターンを用いることもできる。
又、図27()に示す如く、スケール上にパターンをランダム符号系列に従って配置するとき、ランダム符号系列の1符合に対応したパターンの線幅をWbitとすると、スケール上に配置されたランダム符号系列のパターンエッジは、Wbit×n(nは正の整数)の位置にのみ現れる。
この特徴により、相関演算を行うとき、Wbit毎にエッジの位置が一致してしまうことから、汚れにより誤りピークが発生しやすく、誤検出をしてしまう可能性が高い。
そこで、図27()に例示する如く、スケールパターンエッジの位置を−Wbit/2からWbit/2の範囲でずらすことにより、相関演算を行なうとき、誤った位置以外でエッジが一致することを抑制し、結果的に誤りピークの発生を抑えることが可能となる。
エッジのずらし方は、図28に示す如く、パターンエッジのずれをΔp(i=1,2,3・・・N)とし、Δpの値域を−Wbit/2<Δp<Wbit/2とすると、図29)に示す如く、ランダムにずらしたり、図29()に示す如く、正規分布に従ってずらしたり、図29()に示す如く、三角波に従ってずらしたり、図29()に示す如く、正弦波に従ってずらすことができる。
なお、前記実施形態においては、いずれも透過型の光学式エンコーダを例にとって説明したが、図30に示す変形例のように、発光素子11からの反射型の光学系として、発光素子11をレンズ13やフォトダイオードアレイ14と同じ側に配置しても良い。
11…発光素子
12…スケール
13…レンズ
14…フォトダイオードアレイ
20…信号処理回路
21、24…ノイズフィルタ・増幅回路
22、25…A/D変換器
23…相対位置検出回路
26…絶対位置検出回路
27…プリアンプ
28…相関演算回路
29…基準位置検出回路
30…位置補正回路
30´…絶対位置合成回路
31…インクリメンタルパターン
32、32´…アブソリュートパターン
33、33´、33″、33A、33B…位置基準パターン
34、34A、34B…ABS/位置基準統合パターン
41…INCフォトダイオードアレイ
42…ABSフォトダイオードアレイ
43…位置基準フォトダイオードアレイ
44…ABS/位置基準フォトダイオードアレイ
45…スイッチング素子
301…インクリメンタル(INC)トラック
302…アブソリュート(ABS)トラック
303、303´…位置基準トラック
304、304A、304B…ABS/位置基準統合トラック

Claims (6)

  1. 相対移動可能な検出器とスケールを備え、
    検出器側には基準位置検出用の発光素子、光学系及び受光素子を配置し、
    スケール側には所定の位置基準パターンを配置した光学式基準位置検出型エンコーダにおいて、
    前記受光素子を測長方向に伸びるアレイ状とし、
    該アレイ状受光素子の出力を電気的に掃引して設計値との相関をとることで、
    スケールと検出器を相対移動させることなく、静止した状態で基準位置を検出可能とすると共に、
    前記位置基準パターンを、ランダム符号系列に従って測長方向に配置された複数の線で構成し、
    更に、前記ランダム符号系列に従って配置した位置基準パターンをランダムあるいは等間隔に分割したことを特徴とする光学式基準位置検出型エンコーダ。
  2. 相対移動可能な検出器とスケールを備え、
    検出器側には基準位置検出用の発光素子、光学系及び受光素子を配置し、
    スケール側には所定の位置基準パターンを配置した光学式基準位置検出型エンコーダにおいて、
    前記受光素子を測長方向に伸びるアレイ状とし、
    該アレイ状受光素子の出力を電気的に掃引して設計値との相関をとることで、
    スケールと検出器を相対移動させることなく、静止した状態で基準位置を検出可能とすると共に、
    前記位置基準パターンを、ランダム符号系列に従って測長方向に配置された複数の線で構成し、
    更に、前記ランダム符号系列に従って配置た位置基準パターンのエッジの位置を、ランダム符号系列の1符号に対応したパターン線幅の±1/2の範囲で測長方向にずらしたことを特徴とする光学式基準位置検出型エンコーダ。
  3. 前記位置基準パターンが、測長方向に異なる間隔で複数配置され、
    前記アレイ状受光素子により少なくとも2つの位置基準パターンを同時に検出可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の光学式基準位置検出型エンコーダ。
  4. 前記位置基準パターンが、測長方向に同じ間隔で複数配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学式基準位置検出型エンコーダ。
  5. 前記相関が、設計値との乗算による相関である請求項1又は2に記載の光学式基準位置検出型エンコーダ。
  6. 前記相関が、設計値との減算による相関である請求項1又は2に記載の光学式基準位置検出型エンコーダ。
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