JP5553453B2 - 荷の輸送 - Google Patents

Description

本発明は荷の輸送に関し、特に荷輸送用のコンテナに関する。

荷の輸送コストは通常、荷の重量および／または体積のいずれかを用いて計算され、したがって、荷が中に収容されるか否かにかかわらず梱包容器によってもたらされる重量および容積空間が、そのような荷のコストおよび輸送に直接かつしばしば線形的な影響を及ぼすことを認めることができる。

したがって、総容積が荷を中に収容した構造によって占められる、梱包された荷をを輸送する際に、実際の梱包容器構造によって占められる空間、および不要の隙間は、荷の輸送コストを不必要に増加させないように最小限に維持すべきであることは理解されるであろう。

さらに、輸送コストを容積のみに基づいて計算する場合、かつ梱包容器が空になった後、それが同じ容積寸法を含む場合には、そのような梱包容器が空になった後、それを返送するコストは、荷を含む梱包容器を送達するコストと等しくなる。

本発明者は、荷を受容可能である積載空間を画定する荷輸送用のコンテナについて承知している。これらのコンテナの問題は、希望する送り先に荷を輸送した後、コンテナは費用をかけて出発地に返送され、かつ往々にしてそれらの送り先で、同じく天然資源を犠牲にして破壊される。

この問題に対処しようとして、本発明者は、輸送される荷を受容可能である荷受容容積を画定する直立状態と、コンテナによって占められる容積が直立状態のときより小さく、よって空の容器を輸送するコストが低減される折畳み状態とを有する折畳み式コンテナを意識している。

梱包容器を再使用することは経済的に理に適うが、梱包容器を空にした後、それを返送するコストは、送達された荷の価値に寄与せず、したがってそれは、送達された荷のコストを増大させる追加経費となる。

したがって、返送される梱包容器の設計はその中の荷の輸送コストに直接影響を及ぼすものであり、可能な限り、梱包容器は荷の輸送に付加されるコストを制限するように設計しなければならない、と結論付けることができる。

本発明の目的は、この問題を少なくとも改善すると発明者が信じる折畳み式コンテナを提供することである。

本発明の一態様では、
折畳み式コンテナであって、
底部と、
２つの昇降要素案内構造であり、該昇降要素案内構造の各対が横方向に間隔を置いた位置合せ用位置で底部から下方に突出する、昇降要素案内構造と、
底部の互いに対向する端縁から上方に延びる直立状態と底部と略平行になる折畳み状態との間で変位するように、底部に接続された少なくとも２つの端部であり、２つ以上の当該コンテナを折畳み状態で積み重ねて配置したときに、１つのコンテナの端部が、積重ね状態で上記１つのコンテナのすぐ上に配置されるコンテナの昇降要素案内構造の間に配置されるように、対を成す昇降要素案内構造の間隔より小さい幅を有する端部と、
を含む折畳み式コンテナを提供する。

改善された空間の利用ならびに荷の輸送および格納のために、直立状態で複数のコンテナを上下に積み重ねることができる。

コンテナは、複数の類似コンテナが積み重ねて配置されるときに、１つのコンテナの下部支持構造が、真下のコンテナの上部支持構造と協働するように構成された相補的上部および下部支持構造を含むことができる。

昇降要素案内構造は、フォークリフトの昇降つめ（フォーク）またはパレットジャッキの転動支持体をその中に受容可能であるように構成することができる。典型的には、フォークリフトのつめは４５ｍｍ以下の高さを有する一方、パレットジャッキの転動支持体は典型的には約９０ｍｍ以下の高さを有する。適切なすきまを提供するために、昇降要素案内構造の深さは典型的には少なくとも９５ｍｍとする必要がある。

昇降要素案内構造の深さは、２つ以上のコンテナが積み重ねて配置されたときに、１つのコンテナの底部が、真下のコンテナの端部の上にすきまを置いて支持されるように、コンテナがその折畳み状態にあるときに端部が底部の上に突出する高さより大きくすることができる。

１つのコンテナの底部とコンテナの端部との間の間隔は、コンテナ間にフォークリフトのつめを挿入することができるように、少なくとも４５ｍｍとすることができる。

底部は典型的には、１対の平行側縁部材と側縁部材に接続されかつそれらの間に延びる１対の平行端縁部材とを含むフレームを含む。側縁部材は矩形管から形成することができ、端縁部材は典型的には溶接によって側縁部材の底面に固定された山形鋼から形成することができる。

昇降要素案内構造は、側縁部材に取り付けられかつそこから垂下する略Ｕ字状またはステープル状の部材を含むことができる。

ステープル状部材は平棒から形成され、かつ中心部分と、中心部分に対し垂直に曲げられた２つの端部分とを含むことができ、中心部分は、ステープル状部材が取り付けられる側縁部材と平行に延びる。

昇降要素案内構造を設けることは、フォークリフトまたはパレットジャッキ上にコンテナを配置し、それによってそれらの間の相対移動を抑制するのに役立つ。多くのコンテナが互いに上下に積み重ねられ、旋回時に、または移動中に凸凹路面でコンテナが横方向にずれる危険性が存在するので、これは重視すべき事項である。昇降要素案内構造を利用するさらなる利点は、例えばコンテナから中身を吐き出させるために、該構造がコンテナの側方傾斜を可能にすることであり、それはフォークリフトのつめを回転させることによって達成することができる。該構造はまた、ブレーキを掛けているとき、または下り坂を移動中にコンテナの前方傾斜を阻止するのにも役立つ。

下方に開いた案内要素は、対を成す関連のステープル状部材に接続し、かつそれらの間に延びることができる。

１対の長手方向に間隔を置いて配置される位置決め構造は、側縁部材の少なくとも１つから上向きに突出することができ、位置決め構造の空間配置は、積み重ねて配置された隣接するコンテナを互いに対して位置決めするために協働しかつ役立つように、昇降要素案内構造の空間配置と補完する。

端部は、底部に枢動可能に接続することができる。各端部は、コンテナの直立状態で支持面に、例えばコンテナが載置される地面に当接する、支持構造を含むことができる。

コンテナは、端部に着脱自在に接続可能な少なくとも１つの側部を含むことができる。側部は、直立状態と折畳み状態との間の枢動変位のために、底部に枢動可能に接続することができる。その折畳み状態で、側部は、少なくとも部分的に底部内に受容することができる。好ましくは、コンテナは、コンテナの直立状態で底部の対向側縁から上方に延びる２つの側部を含む。側部または各側部を底部内に収めるために、側部が底部の幅より低い高さを有することは理解されるであろう。

本発明の別の実施形態では、
折畳み式コンテナであって、
底部と、
端部が底部の対向端縁から上方に延びる直立状態と端部が底部と略平行になる折畳み状態との間で変位するように、底部に接続された少なくとも２つの端部と、
底部から垂下し、かつ当該コンテナが直立状態または折畳み状態のどちらでも当該コンテナを互いに上下に積み重ねることを容易にするために、類似のコンテナの相補的支持構造と協働するように構成された、下向きの支持構造と、
を含む折畳み式コンテナを提供する。

折畳み状態の複数のコンテナを積み重ねて配置する場合、１つのコンテナの底部は、そのコンテナの底部とそのコンテナに隣接するコンテナの端部との間にすきまを置いて支持することができる。この配置は、積重ね状態の隣接コンテナ間にフォークリフトのつめを挿入することを可能にする。

次に、本発明について、添付する線図を実施形態として参照しながら説明する。

本発明に係る折畳み式コンテナの直立状態の３次元図である。 図１のコンテナの折畳み状態の３次元図である。 折畳み状態で積み重ねて配置された図１および２の複数のコンテナの正面図である。 互いに上下に積み重ねられた折畳み状態のコンテナのうちの２つの組立分解正面図である。 １つのコンテナの直下のコンテナに対する位置を示す図４のコンテナの一部分の拡大図である。 本発明に係る別の折畳み式コンテナの直立状態の３次元図である。 図６のコンテナのうちの２つの積重ね状態の正面図である。 図６のコンテナの折畳み状態の３次元図である。 図８のコンテナの正面図である。 積み重ねて配置された図９のコンテナのうちの２つの正面図である。

図面の図１〜５において、参照番号１０は本発明に係る折畳み式コンテナを全体的に示すものである。

図１〜５に示す実施形態では、コンテナ１０は、全体的に参照番号１２によって示される底部と、全体的に参照番号１４および１６によって示される２つの端部と、全体的に参照番号１８によって示される１つの側部とを含む。

底部１２は、ボックス形断面の鋼材または矩形管から作られた２つの互いに平行な側縁部材２０を含む矩形フレーム形状である。各側縁部材２０は頂面２０．１、底面２０．２、ならびに内面２０．３および外面２０．４を有する。底部１２はさらに１対の互いに平行な端縁部材２２を含み、その部材の各々が水平面部２２．１および直交垂直面部２２．２を有する。端縁部材２２の水平面部２２．１は側縁部材２０の底面２０．２に例えば溶接によって固定され、垂直面部２２．２は水平面部２２．１の外縁から下方に垂下している。

コンテナ１０は、全体的に参照番号２４によって示され底部１２に接続された昇降要素案内構造を含む。さらに詳しくは、各昇降要素案内構造２４は、互いに整列して側縁部材２０の底面２０．２に接続されかつそこから下方に突出する１対のＵ字状またはステープル状部材２６を含む。各ステープル状部材２６は、典型的には１本の平棒から形成され、中心部材２８と、中心部材２８の両端から上方に突出する１対の垂直部材３０とを有し、垂直部材３０の自由端は、中心部材２８が側縁部材２０と平行に延びるように、例えば溶接によって側縁部材２０の底面２０．２に固定される。したがって、ステープル状部材２６と関連の側縁部材の底面２０．２との間に矩形の開口３２が画定され、下でさらに詳述する通り、その中には昇降要素が受容可能である。任意選択的に、下方に開口した案内溝３４が位置合せ用のステープル状部材２６に接続され、その間に延びる。溝３４は、フォークリフトのつめ（フォーク）またはパレットジャッキの転動支持体を案内するため、および底部１２を補強するための両方に役立つ。開口３２は典型的には、フォークリフトのつめまたはパレットジャッキの転動支持体をその中に受容できるように、およそ３００ｍｍの幅Ｗ（図５）および約９５ｍｍの深さを有する。昇降要素案内構造２４間の間隔は、フォークリフトのつめまたはパレットジャッキの転動支持体間の標準間隔に対応するように選択される。

長手方向に間隔を置いて配置された１対の位置決め構造３６が、側縁部材２０の各々の頂面２０．１に取り付けられ、かつそこから上方に突出する。各位置決め構造３６は典型的には平棒から形成され、下でさらに詳述する通り、積重ねにおける折畳み式コンテナの位置決めを助けるために、位置決め構造３６の外面間の間隔Ｐ（図４）は、ステープル状部材の内面間の間隔Ｌ（図４）よりわずかに小さくなるように選択される。

各端部１４、１６は１対の支柱３８を備え、これらの支柱３８は、側縁部材２０の頂面２０．１にその端に隣接して取り付けられかつそこから上方に突起するラグ（ｌｕｇ）４２の穴と、支柱３８に設けられた対応の穴とを貫通して延びる枢軸ピン４０によって底部１２に枢動可能に接続される。横連結部材４４は、ピン４０とは離隔した支柱の端に隣接して支柱３８に（例えば溶接によって）連結され、それらの間に延びる。脚４６は各支柱の下端に作動可能に連結され、直立状態のときにコンテナ１０の積み重ねを容易にするために、各支柱の上端には、同様のコンテナの脚４６内に受容可能な構造４８が設けられる。したがって、脚４６および構造４８は、コンテナの積重ねにおいて隣接するコンテナを互いに位置決めするために協働する相補的支持構造を形成する。

側部１８は、側縁部材２０の内面２０．３から内向きに延びる複数対のラグ５２によって底部１２に枢動可能に接続された１対の支柱５０を含む。枢軸ピン５４はラグ５２および支柱５０の位置合せ穴を貫通して延びる。長手部材５６は支柱５０の自由端に連結され、ラッチ装置５８が長手部材５６の端に設けられ、端部１４、１６それぞれと解放可能に係合するように構成される。希望する場合、コンテナは端部１４、１６の間に延びる１対の側部１８を含むことができる。

図面の図１に明示される通り、折畳み式コンテナ１０が直立状態のときに、端部１４、１６は底部１２から垂直上方に延び、かつ該側部または各側部１８は端部の間に底部から上方に延びて略平行六面体の容積部を画定し、その中に輸送すべき荷を受容可能である。コンテナは支持面上に、例えば地面に脚４６およびステープル状部材２６を付けて載置される。直立状態で、上部コンテナの脚４６を下部コンテナの支持構造４８の上に配置することによって、コンテナ１０は互いに上下に積み重ねることができる。

直立状態で、コンテナ１０は従来の方法で荷を輸送するために使用される。これに関して、昇降要素案内構造２４は、従来の方法でフォークリフトトラックのつめまたはパレットジャッキの転動支持体と係合することができる。輸送される荷の性質によっては、底部、側部、および端部を被覆して閉鎖容積部を形成することができることが理解されるであろう。さらに、希望する場合、コンテナは頂板を含み、直立状態で完全に閉鎖された容積を形成することができる。

コンテナ１０を折畳み状態に変位させるために、ラッチ装置５８は解放され、側部１８は矢印６０の方向に、それが側縁部材２０の間に横たわるまで枢動変位される。端部１４、１６は次いでそれぞれ矢印６２、６４方向に変位される。側縁部材２０が変位した状態でラグ４０が側縁部材上に突出しているという事実のおかげで、端部１４、１６は、図２に示す通り、側縁部材２０と平行にかつそれより少し上に来る。さらに、図面の図２で最もよく分かるように、端部１４、１６の外面１４．１、１６．１は側縁部材の外面２０．４から内側に間隔を置いて配置され、よって側縁部材２０の頂面２０．１の少なくとも一部分が露出する。

図面の図３、４、および５に示す通り、コンテナ１０を折畳み状態で積み重ねるために、上のコンテナ１０のステープル状部材２６は、下のまたは真下のコンテナの側縁部材２０の露出した上面２０．１の上に載置されるように配置される。真下のコンテナの端部１４、１６が上のコンテナのステープル状部材２６の間に配置されることは理解されるであろう。しかし、端部１４、１６が側縁部材２０の上に突出する高さＱ（図５）は、ステープル状部材２６の深さＤより実質的に小さいので、上のコンテナの側縁部材の底面２０．２は下のコンテナの端部１４、１６より上に少なくとも４５ｍｍの量だけ離隔する。

パレットジャッキは地面に載置されたコンテナを変位させるためにだけ使用され、したがって昇降要素位置決め構造の全深さＤが必要になるのはこのコンテナだけであることは理解されるであろう。積み重ねて配置された他のコンテナ１０の場合、コンテナおよびその上のコンテナを持ち上げるために、フォークリフトが利用される。しかし、フォークリフトのつめはパレットジャッキの転動支持体より実質的に浅く、したがって積み重ねて配置された隣接コンテナ１０の間の空間は、フォークリフトのつめを昇降要素位置決め構造内に挿入させるのに充分である。

さらに、図面の図３、４、および５で最もよく分かるように、上のコンテナ１０が真下のコンテナの上に配置されるときに、位置決め構造３６が上のコンテナのステープル状部材２６の間に配置され、よってコンテナの互いに対する長手方向の変位を抑制するように働く。コンテナの互いに対する側方変位は、ステープル状部材２６の間に端部１４を配置することによって抑制される。

ここで図面の図６〜１０を参照すると、参照番号２５０は一般的に、本発明に係る別の折畳み式コンテナを指し、特記しない限り、上で使用したのと同じ参照番号が同様の部分を指定するために使用される。

コンテナ２５０とコンテナ１０との間の１つの相違は、コンテナ２５０では、脚４６が底部１２に固定され、下方に開口した支持構造を形成していることである。図面の図７で最もよく分かるように、コンテナ２５０がその直立状態のときに、脚４６は真下のコンテナ２５０の構造４８と協働して、直立状態のコンテナ２５０を互いに上下に積み重ねることを容易にする。さらに、図面の図１０で最もよく分かるように、折畳み状態のときに、１つのコンテナの脚４６は、真下のコンテナのラグ４２の上端と協働して、コンテナを互いに上下に積み重ねることを容易にする。

積み重ねられたコンテナ２５０は脚および関連する相補的支持構造、すなわちコンテナが直立状態かそれとも折畳み状態かによって４８または４２によって互いに対して位置決めされ、構造３６を使用する必要が無いことは理解されるであろう。

この構成のさらなる利点は、コンテナ２５０が折畳み状態に変位したときに、コンテナ１０の場合のように脚４６が底部から先の長手方向に突出しないことである。これは、コンテナ１０と比較したときに、折り畳まれたコンテナ２５０によって占められる容積をさらに低減する。

コンテナ２５０とコンテナ１０との間の別の相違は、コンテナ２５０の場合、端部１４、１６が各々、底部１２の長さの半分より大きい高さを有することである。その結果、図面の図９で最も明瞭に分かるように、端部１４、１６が折畳み状態に変位したときに、それらは重なり合う。この構成を容易にするために、端部１６は、端部１４の関連するラグとの枢動可能接続部より低い高さで関連するラグ４２と枢動可能に接続される。したがって折畳み状態に変位したときに、端部１４、１６は重なり合い、互いに略平行になる。当然のことであるが、本発明の範囲内から逸脱せずにコンテナの種々の他の変形が可能である。

コンテナ２５０とコンテナ１０との間のさらに別の相違は、コンテナ２５０が案内溝３４を利用しないことである。任意選択的に、平板またはパネルが底部に取り付けられる。この構成は、フォークリフトのつめまたはパレットジャッキの転動支持体の四方向の、すなわちコンテナの各側部または各端部からの差込みが可能になるという利点を有する。

本発明者が承知している、折畳み状態でコンテナ間の間隔が昇降要素案内構造の全高になるようにコンテナが単に互いに上下に積み重ねられるだけの先行技術の折畳み式コンテナとは対照的に、本発明に係る入れ子構成は、積重ねの各コンテナに対しおよそ４５〜５０ｍｍだけ積重ねの高さを低減する。これは、所与の高さの積重ねに、先行技術の場合よりかなり多くのコンテナを配置することを可能にし、空間効率、したがって折畳み状態のコンテナの輸送に関連するコストのかなりの改善を導く。これは当然、直立状態のときにコンテナ内に収容される荷の輸送の高い費用便益を有する。

本発明者は、本発明に係るコンテナが使い易く、加えて、位置決め構造を設けたことがコンテナの安定かつ安全な積重ねを確実にするものと信じる。

Claims (12)

1. 折畳み式コンテナであって
   底部と、
   ２対の昇降要素案内構造であり、該昇降要素案内構造の各対が横方向に間隔を置いた位置合せ用位置で前記底部から下方に突出する、昇降要素案内構造と、
   前記底部の互いに対向する端縁から上方に延びる直立状態と、前記底部と平行になる折畳み状態との間で変位するように、前記底部に接続された少なくとも２つの端部であり、２つ以上の当該コンテナを折畳み状態で積み重ねて配置したときに、１つのコンテナの端部が、積重ね状態で前記１つのコンテナのすぐ上に配置されるコンテナの昇降要素案内構造の間に配置されるように、対を成す前記昇降要素案内構造の間隔より小さい幅を有する端部と
   を含む折畳み式コンテナ。
2. 複数の同様のコンテナが積み重ねて配置されるときに、１つのコンテナの下部支持構造が真下のコンテナの上部支持構造と協働するように構成された相補的な上部支持構造および下部支持構造を含む、請求項１に記載の折畳み式コンテナ。
3. ２つ以上の当該コンテナが積み重ねて配置されたときに前記１つのコンテナの前記底部が前記真下のコンテナの前記端部の上にすきまを置いて支持されるように、前記昇降要素案内構造の深さが、当該コンテナが折畳み状態のときに前記底部より上に突出する前記端部の高さより大きくされている、請求項１または２に記載の折畳み式コンテナ。
4. フォークリフトのつめを複数の当該コンテナ間に挿入することができるように、前記１つのコンテナの前記底部と前記真下のコンテナの前記端部との間の間隔が少なくとも４５ｍｍとなっている、請求項３に記載の折畳み式コンテナ。
5. 前記底部が、１対の平行な側縁部材と前記側縁部材に接続されかつ前記側縁部材間で延びる１対の平行な端縁部材とを含むフレームを含み、前記側縁部材が矩形管から形成され、前記端縁部材が前記側縁部材の底面に固定された山形鋼から形成される、請求項１〜４のいずれか一項に記載の折畳み式コンテナ。
6. 前記昇降要素案内構造が、前記側縁部材に取り付けられかつ前記側縁部材から垂下するステープル状部材を含む、請求項５に記載の折畳み式コンテナ。
7. 前記ステープル状部材が平棒から形成され、前記ステープル状部材の各々が中心部分と次いで前記中心部分に対し垂直に曲げられた２つの端部分とを含み、前記中心部分がステープル状部材が取り付けられる前記側縁部材と平行に延びる、請求項６に記載の折畳み式コンテナ。
8. 下方に開口した案内溝が、対を成す関連の前記ステープル状部材に接続されかつ該ステープル状部材間で延びる、請求項６または７に記載の折畳み式コンテナ。
9. 長手方向に間隔を置いて配置された１対の位置決め構造が前記側縁部材の少なくとも１つから上方に突出し、前記位置決め構造の前記空間配置が前記昇降要素案内構造の空間配置と相補的であり、前記位置決め構造の前記空間配置および前記昇降要素案内構造の前記空間配置が協働して、積み重ねて配置された隣合う当該コンテナ同士を互いに対して位置決めするのに役立つようにした、請求項１〜８のいずれか一項に記載の折畳み式コンテナ。
10. 前記端部が前記底部に枢動可能に接続される、請求項１〜９のいずれか一項に記載の折畳み式コンテナ。
11. 前記端部に着脱自在に接続可能な少なくとも１つの側部を含み、前記側部が直立状態と折畳み状態との間で枢動変位するために前記底部に枢動可能に接続され、前記側部がその折畳み状態で少なくとも部分的に前記底部内に受容可能である、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の折畳み式コンテナ。
12. 当該コンテナの直立状態で前記底部の互いに対向する側縁から上方に延びる２つの側部を含む、請求項１１に記載の折畳み式コンテナ。

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