JP5552558B1 - 履帯式走行車両の転輪 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローラシェルを支持する軸受を長寿命化できる、履帯式走行車両の転輪を提供する。
【解決手段】履帯式走行車両の転輪は、円筒状の外周面を有するシャフト24と、シャフト24の外周面の一部を周方向に取り囲んで配置され、外周面に対向する円筒状の内周面および環状の端面を有するローラシェル23と、シャフト24に固定され、端面に対向する環状の対向面を有するカラーと、外周面と内周面との間に配置されたラジアル滑り軸受25と、端面と対向面との間に配置されたスラスト滑り軸受26とを備えている。スラスト滑り軸受26は、ラジアル滑り軸受25とは別体に設けられている。転輪には、ローラシェル23に対するスラスト滑り軸受26の相対回転を防止する回り止め構造が設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、履帯式走行車両の転輪に関する。
従来、不整地での作業に、油圧ショベルおよびブルドーザなどの履帯式走行車両が用いられている。履帯式走行車両は、走行体の左右両側の前後位置に配置された遊動輪および駆動輪と、この駆動輪と遊動輪との間に巻き掛けられた無端状の履帯とを備えている。履帯における非接地面側において、駆動輪と遊動輪との間に、複数の転輪が配置されている。複数の転輪が設けられていることで、履帯式走行車両の走行時における接地力を確保することができ、また車体を安定支持することができる。
たとえば特開平9−226644号公報(特許文献1)に開示されている転輪装置では、円柱状のシャフトの外周に、履帯リンクと当接するローラシェルが回転可能に設けられている。ローラシェルとシャフトとの間に、ブシュが設けられている。ブシュは、ラジアル方向の負荷を受ける円柱部と、スラスト方向の負荷を受ける鍔部とを有している。
特開平9−226644号公報
特開平9−226644号公報(特許文献1)に記載された転輪装置では、円柱部と鍔部とが一体のブシュが設けられており、転輪が回転すると鍔部はボス部に対して摺動する。このブシュを、円柱部と鍔部とが別体に設けられている構成とすると、転輪が回転するとき、転輪の回転に伴って鍔部がつれ回りし、鍔部と転輪とが摺動することになる。鍔部と転輪とが高い面圧で摺動することにより、摩擦抵抗によって熱が発生する。この発熱の結果、焼付きが生じ、ブシュの寿命が短くなるという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ローラシェルを支持する軸受を長寿命化できる、履帯式走行車両の転輪を提供することである。
本発明の履帯式走行車両の転輪は、シャフトと、ローラシェルと、カラーと、ラジアル滑り軸受と、スラスト滑り軸受とを備えている。シャフトは、円筒状の外周面を有している。ローラシェルは、外周面の一部を周方向に取り囲んで配置されている。ローラシェルは、外周面に対向する円筒状の内周面および環状の端面を有している。カラーは、シャフトに固定されている。カラーは、端面に対向する環状の対向面を有している。ラジアル滑り軸受は、外周面と内周面との間に配置されている。スラスト滑り軸受は、端面と対向面との間に配置されている。スラスト滑り軸受は、ラジアル滑り軸受とは別体に設けられている。転輪には、回り止め構造が設けられている。回り止め構造は、ローラシェルに対するスラスト滑り軸受の相対回転を防止する。
本発明の転輪によれば、ラジアル滑り軸受とは別体に設けられたスラスト滑り軸受の、ローラシェルに対する相対回転が防止される。そのため、ローラシェルが回転するとき、スラスト滑り軸受は、ローラシェルに対しては摺動せず、カラーに対して摺動するようになる。スラスト滑り軸受がカラーに接触する面積は、スラスト滑り軸受がローラシェルに接触する面積よりも大きいので、スラスト滑り軸受をカラーに対して摺動させることによって、摺動する際に発生する面圧が小さくなる。その結果、ローラシェルを支持するスラスト滑り軸受の摺動時の発熱を低減することができるので、スラスト滑り軸受を長寿命化することができる。
上記の転輪において、シャフトの外周面は、軸方向において、端面の配置されている位置から対向面の配置されている位置に亘って、同径の円筒形状を有している。このようにすれば、スラスト滑り軸受の設けられている位置において、シャフトの外周面にはスラスト荷重を受けるための段差が形成されておらず、シャフトはその外周面が同径の円筒状のストレートシャフトの形状を有している。シャフトをこのような形状に形成することにより、シャフトの製造が容易となり、転輪の製造コストを低減することができる。
上記の転輪において、回り止め構造は、ローラシェルとスラスト滑り軸受との一方に形成された凸部および他方に形成された凹部との係合、ならびに、ローラシェルとスラスト滑り軸受とのロウ付け、接着および溶接のいずれかによる接合のいずれかである。本発明の転輪に、上記のような種々の手法を適用することにより、回り止め構造を好適に設けることが可能である。
上記の転輪において、ラジアル滑り軸受とスラスト滑り軸受とは、互いに異なる材料で形成されている。これにより、相対的に高い面圧で摺動するスラスト滑り軸受を、高面圧に耐えられる材料で形成することができるので、スラスト滑り軸受をさらに長寿命化することができる。スラスト滑り軸受のみを高価な高面圧に耐えられる材料で形成し、ラジアル滑り軸受を従来の軸受材料で形成することにより、経済性に優れた転輪を提供することができる。
上記の転輪において、スラスト滑り軸受の形成材料は、ラジアル滑り軸受の形成材料よりも高い硬度を有している。このようにすれば、スラスト滑り軸受を、より高い面圧に耐えられる仕様に設けることができ、スラスト滑り軸受をさらに長寿命化することができる。
上記の転輪において、スラスト滑り軸受は、環状の主表面を有する円環板状の本体部と、本体部と一体に形成され主表面から突起する凸部とを有している。このようにすれば、スラスト滑り軸受に形成された凸部と、ローラシェルに形成された凹部との係合によって、スラスト滑り軸受をローラシェルに対して確実に回り止めすることが可能になる。
上記の転輪において、スラスト滑り軸受がローラシェルの端面に接触する面積は、スラスト滑り軸受がカラーの対向面に接触する面積よりも小さい。このようにすれば、ローラシェルの回転に伴ってスラスト滑り軸受がカラーに対して摺動するときの面圧を確実に小さくでき、摺動時に発生する発熱を確実に低減することができる。
上記の転輪において、シャフトの径方向において、スラスト滑り軸受がローラシェルの端面に接触する部分の寸法は、スラスト滑り軸受がカラーの対向面に接触する部分の寸法よりも小さい。このようにすれば、ローラシェルの回転に伴ってスラスト滑り軸受がカラーに対して摺動するときの面圧を確実に小さくでき、摺動時に発生する発熱を確実に低減することができる。
以上説明したように本発明によれば、ローラシェルを支持する軸受を長寿命化することができる。
本発明の一実施の形態における転輪を備えている履帯式走行車両の例として油圧ショベルの構成を示す概略斜視図である。 図1の履帯式走行車両に含まれる履帯装置の構成を示す概略斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る履帯式走行車両の下転輪の構成の概略を示す断面図である。 図3に示すスラスト滑り軸受付近を拡大して示す断面図である。 図3に示す下転輪の一部構成要素の分解斜視図である。 スラスト滑り軸受の斜視図である。 ローラシェルおよびカラーに対するスラスト滑り軸受の配置の詳細を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず本発明の思想を適用可能な履帯式走行車両の一例として油圧ショベルの構成について説明する。なお本発明は以下の油圧ショベル以外のブルドーザなどの履帯式走行車両にも適用可能である。
図1は、本発明の一実施の形態における転輪を備えている履帯式走行車両の例として油圧ショベルの構成を示す概略斜視図である。図1を参照して、履帯式走行車両(たとえば油圧ショベル)30は、下部走行体20と、上部旋回体31と、作業機32とを主に有している。下部走行体20と上部旋回体31とにより、履帯式走行車両の本体が構成されている。
下部走行体20は左右一対の履帯装置10を有している。この左右一対の履帯装置10
が回転駆動することにより履帯式走行車両30が自走可能なように構成されている。下部走行体20はまた、詳細を後述する転輪を有している。
上部旋回体31は下部走行体20に対して旋回自在に設置されている。この上部旋回体31は、前方左側にキャブ31aを有し、後方側にエンジンを収納するエンジンルーム31b、およびカウンタウェイト31cを有している。ここで、上部旋回体31の前後・左右は、キャブ31a内に着座するオペレータを基準としている。
作業機32は上部旋回体31の前方側に軸支されており、たとえばブーム、アーム、バケット、油圧シリンダなどを有している。
図2は、図1の履帯式走行車両に含まれる履帯装置10の構成を示す概略斜視図である。図2を参照して、履帯装置10は、履帯用リンク1と、ブシュ11と、連結用ピン12と、履板(シュープレート)13とを主に有している。履帯装置10は、履板13が取り付けられた複数の履帯用リンク1が無端状に連結されることにより、環状に構成されている。
履帯用リンク1には、ブシュ孔6と、ピン孔7とが形成されている。1つの履帯装置10において、複数の履帯用リンク1が2列に配置されている。同じ列において互いに隣り合う一方および他方の履帯用リンク1は、一方の履帯用リンク1のブシュ孔6と他方の履帯用リンク1のピン孔7とが同心に配置されるように、互いに重ね合わされている。
円筒状のブシュ11は一方の履帯用リンク1のブシュ孔6内に圧入されている。連結用ピン12はブシュ11内に挿通され、かつ他方の履帯用リンク1のピン孔7に圧入されている。このようにして、列方向に並んだ一方および他方の履帯用リンク1同士が連結されている。
また、1列目の履帯用リンク1のブシュ孔6と2列目の履帯用リンク1のピン孔7とは、互いに同心になるように配置されている。1つのブシュ11および連結用ピン12の一方端側に上記のように1列目の履帯用リンク1が設置され、かつ他方端側に2列目の履帯用リンク1が設置されている。これにより、一方の列と他方の列との各履帯用リンク1がブシュ11および連結用ピン12を用いて互いに連結されている。
履板13は、地面に接触する側の接地面13aと、接地面13aに対し反対側の非接地面13bとを有している。複数の履板13の接地面13aの各々は、履帯装置10の接地面を構成している。複数の履板13の非接地面13bの各々は、履帯装置10の非接地面を構成している。
本実施の形態に係る転輪の一例としての下転輪21は、無端状の履帯装置10の非接地面側に配置されており、履帯用リンク1と接触しながら回転する。下転輪21は、下部走行体20のトラックフレーム29(図1参照)の下部に設けられており、履帯用リンク1を介して履板装置10の回転をガイドする。下転輪21は、トラックフレーム29に固定されたシャフト24と、履帯用リンク1に当接するローラシェル23とを備えている。
図3は、本発明の一実施の形態に係る履帯式走行車両の下転輪21の構成の概略を示す断面図である。図3に示すように、シャフト24は、トラックフレーム29に取り付けられている。シャフト24は、略中実円柱状の形状に形成されており、円筒形状の外周面24aを有している。
ローラシェル23は、シャフト24の外周面24aの一部を周方向に取り囲んで配置されている。ローラシェル23は、シャフト24の中心線を回転中心として、シャフト24の外周側に回転可能に配置されている。ローラシェル23は、筒状の形状を有している。ローラシェル23は、上記中心線方向の中心を含む径方向の面で分れていた2つのセグメントを溶接して造られる。シャフト24は、筒状のローラシェル23に挿通されて、ローラシェル23の回転中心となる。ローラシェル23は、回転中心方向(軸方向)に沿ってシャフト24の外周面24aに対向する円筒状の内周面23aと、径方向に沿う環状の端面23bとを有している。
ローラシェル23に対してシャフト24の両端側には、一対のカラー22が設けられている。カラー22は、ローラシェル23を軸方向に挟むように配置されている。カラー22は、筒状の形状を有しており、その中心部分にシャフト24が挿入された状態で、シャフト24に取り付けられている。カラー22は、ピン28を用いて、シャフト24に固定されている。カラー22とローラシェル23との間には、フローティングシール27が配置されている。カラー22は、環状の対向面22bを有している。カラー22およびローラシェル23は、カラー22の対向面22bがローラシェル23の端面23bに対向するように配置されている。
シャフト24の外周面24aと、ローラシェル23の内周面23aとの間には、ラジアル滑り軸受25が配置されている。ラジアル滑り軸受25は、ラジアル方向(シャフト24の径方向)の負荷を受け、シャフト24に対するローラシェル23の相対的な回転を可能とするために、設けられている。ローラシェル23の端面23bと、カラー22の対向面22bとの間には、スラスト滑り軸受26が配置されている。スラスト滑り軸受26は、スラスト方向(シャフト24の軸方向)の負荷を受け、カラー22に対するローラシェル23の相対的な回転を可能とするために、設けられている。
ラジアル滑り軸受25およびスラスト滑り軸受26は、シャフト24およびカラー22に対して相対回転可能に、ローラシェル23を各々径方向および軸方向に支持している。ラジアル滑り軸受25は、ローラシェル23の内周面23aに圧入されて、ローラシェル23と一体に回転可能に設けられている。スラスト滑り軸受26は、ローラシェル23に対して、軸方向においてカラー22と対向する側に配置されている。
図4は、図3に示すスラスト滑り軸受26付近を拡大して示す断面図である。図4を参照して、シャフト24の軸方向(図中左右方向)において、スラスト滑り軸受26のスラスト面のうちの一方は、ローラシェル23の端面23bと略同じ位置に配置されている。スラスト滑り軸受26のスラスト面のうちの他方は、シャフト24の軸方向において、カラー22の対向面22bと略同じ位置に配置されている。
スラスト滑り軸受26とラジアル滑り軸受25との間には、空隙Gが形成されている。ラジアル滑り軸受25とスラスト滑り軸受26とは、互いに非接触に配置されている。ラジアル滑り軸受25とスラスト滑り軸受26とは、空隙Gによって完全に分断された別個の部材として設けられている。
シャフト24の径方向(図中上下方向)において、中空円筒状のラジアル滑り軸受25は、シャフト24の外周面24aとローラシェル23の内周面23aとの間に配置されている。円環板状のスラスト滑り軸受26は、その内周端面の径がシャフト24の外径に略一致している。スラスト滑り軸受26の外周端面は、シャフト24の外周面24aに対して径方向外側の、外周面24aから離れた位置にある。
カラー22は、シャフト24の径方向において、シャフト24の外周面24aからスラスト滑り軸受26の外周端面にまで亘って配置されている。カラー22の対向面22bは、スラスト滑り軸受26の一方のスラスト面(図4中左側)の略全面と対向して設けられている。シャフト24とローラシェル23との間にラジアル滑り軸受25が配置されているために、ローラシェル23の端面23bは、スラスト滑り軸受26の他方のスラスト面の径方向外側の一部のみと対向して設けられている。つまり、スラスト滑り軸受26の他方のスラスト面(図4中右側)のうち、スラスト滑り軸受26の内周端面の近傍の一部分は、ローラシェル23の端面23bと対向しない位置に配置されている。
シャフト24の外周面24aは、シャフト24の軸方向において、ローラシェル23の端面23bの配置されている位置から、カラー22の対向面22bの配置されている位置に亘って、同径の円筒形状を有している。シャフト24は、軸方向においてスラスト滑り軸受26に跨る部分において、スラスト荷重を受けるための段差が外周面24aに設けられておらず、外周面24aが円筒形状のストレートシャフトの形状を有している。
別体に設けられたラジアル滑り軸受25およびスラスト滑り軸受26は、互いに異なる材料で形成されている。好ましくは、スラスト滑り軸受26の形成材料は、ラジアル滑り軸受25の形成材料よりも高い硬度を有している。スラスト滑り軸受26の形成材料として、ラジアル滑り軸受25の形成材料に対して2倍以上のブリネル硬度を有する材料を適用してもよい。たとえばラジアル滑り軸受25の形成材料のブリネル硬度が100である場合、スラスト滑り軸受26の形成材料としてブリネル硬度200以上の材料を選定してもよい。
具体的には、ラジアル滑り軸受25の形成材料として、JIS(日本工業規格) H 5120に規定するCAC603などの、鉛青銅鋳物(Cu−Sn−Pb系合金)を適用してもよい。このとき、スラスト滑り軸受26の形成材料として、JIS H 5120に規定するCAC301,CAC302,CAC303またはCAC304などの、より優れた機械的性質を有している高力黄銅鋳物(Cu−Zn−Mn−Fe−Al系合金)を適用してもよい。
図5は、図3に示す下転輪21の一部構成要素の分解斜視図である。図6は、スラスト滑り軸受26の斜視図である。図5および図6を参照して、スラスト滑り軸受26は、ラジアル滑り軸受25とは別体に設けられている。スラスト滑り軸受26は、円環板状の本体部26mを有している。本体部26mは、回転中心方向の一方および他方に環状の主表面26tを有している。主表面26tは、その一方側がローラシェル23の端面23bと対向し、その他方側がカラー22の対向面22bと対向する。主表面26tは、ローラシェル23とカラー22との間のスラスト力を受けるスラスト面としての機能を有している。
スラスト滑り軸受26はさらに、本体部26mの一方側の主表面26tから突起する凸部26pを有している。凸部26pは、主表面26tの二箇所に設けられている。凸部26pは、環状の主表面26tの径方向に延び、スラスト滑り軸受26の内周端面から外周端面にまで亘って形成されている。二箇所の凸部26pは、その延びる方向が環状の主表面26tの中心を通る同一の直線上にあるように、形成されている。
凸部26pは、本体部26mと一体に形成されている。このようなスラスト滑り軸受26は、材料を鋳造により成形し、さらに切削して成形することにより、容易に形成することができる。凸部26pは、本体部26mの厚みと同程度、主表面26tに対し突起するように形成されてもよい。たとえば本体部26mが3.5mmの厚みを有する場合、スラスト滑り軸受26の厚み方向における凸部26pの先端と凸部26pが突起している主表面26tとの距離を、同じく3.5mmとしてもよい。
図5に示すローラシェル23の端面23bには、端面23bの一部分が窪んだ凹部23cが形成されている。凹部23cは、その内部に凸部26pを収容可能なように構成されている。凹部23cは、ローラシェル23の環状の端面23bの二箇所に形成されており、端面23bの径方向に延びて形成されている。二箇所の凹部23cは、その延びる方向が環状の端面23bの中心を通る同一の直線上にあるように、形成されている。凹部23cは、凸部26pの形状に対応して、その形状が定められている。凸部26pと凹部23cとは、凸部26pが凹部23cの内部に隙間なく嵌合する、または凸部26pの表面と凹部23cの内表面との間に微小な隙間を介して嵌合するように、形成されている。
スラスト滑り軸受26に形成された凸部26pがローラシェル23に形成された凹部23cに係合することにより、ローラシェル23が回転するとき、スラスト滑り軸受26はローラシェル23とともに回転するようになる。凸部26pと凹部23cとの係合は、ローラシェル23に対するスラスト滑り軸受26の相対回転を防止する回り止め構造としての機能を有している。
凸部26pおよび凹部23cの個数は任意の個数としてもよい。スラスト滑り軸受26の形成材料を低減する観点、および、ローラシェル23に対するスラスト滑り軸受26の回り止め機能を十分発揮する観点からは、上述した通り、凸部26pおよび凹部23cを各二個形成するのが望ましい。
図7は、ローラシェル23およびカラー22に対するスラスト滑り軸受26の配置の詳細を示す断面図である。スラスト滑り軸受26の、スラスト面として機能する主表面26tの一方(図7中右側)は、ローラシェル23の端面23bに対向して配置されている。図7中に示す径方向寸法R1は、主表面26tのうちローラシェル23の端面23bに接触する部分の、径方向における寸法を示している。主表面26tの他方(図7中左側)は、カラー22の対向面22bに対向して配置されている。図7中に示す径方向寸法R2は、主表面26tのうちカラー22の対向面22bに接触する部分の、径方向における寸法を示している。
径方向寸法R1,R2を比較すると、径方向寸法R1は径方向寸法R2よりも小さい。すなわち、R1<R2の関係式が成立する。そのため、スラスト滑り軸受26の一方の主表面26tがローラシェル23の端面23bに接触する面積は、他方の主表面26tがカラー22の対向面22bに接触する面積よりも、小さくなっている。上述した凹部23cと凸部26pとの係合によってスラスト滑り軸受26のローラシェル23に対する回り止めが行なわれる場合、スラスト滑り軸受26はカラー22に対して摺動する。スラスト滑り軸受26は、その摺動の相手部材となるカラー22と、より大きな面積で接触している。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態によれば、図5に示すように、ローラシェル23の端面23bとカラー22の対向面22bとの間に配置されるスラスト滑り軸受26は、ラジアル滑り軸受25とは別体に設けられている。下転輪21には、ローラシェル23に対するスラスト滑り軸受26の相対回転を防止する回り止め構造が設けられている。
スラスト滑り軸受26をラジアル滑り軸受25とは別部材として設けると、カラー22に対してローラシェル23を相対回転可能に支持するために、スラスト滑り軸受26は端面23bおよび対向面22bのいずれかに対して摺動することになる。図7を参照して説明した通り、スラスト滑り軸受26がカラー22に接触する面積は、スラスト滑り軸受26がローラシェル23に接触する面積よりも大きいので、スラスト滑り軸受26をカラー22に対して摺動させることによって、摺動する際に発生する面圧を小さくすることが可能になる。摩耗量は概ね面圧に比例するので、小面圧によりスラスト滑り軸受26の寿命を延ばすことができる。
本実施の形態の下転輪21に回り止め構造を設けることにより、ローラシェル23が回転するとき、スラスト滑り軸受26は、ローラシェル23に対しては摺動せず、カラー22に対して摺動するようになる。これにより、スラスト滑り軸受26の摺動時に作用する面圧が低減され、その結果、摺動時の発熱を低減することができる。したがって、スラスト滑り軸受26の焼き付きの発生を抑制できるので、ローラシェル23を支持するスラスト滑り軸受26を長寿命化することができる。
履帯式走行車両30では、下転輪21とトラックフレーム29との干渉を避けるなどの目的で、下転輪21の小径化が検討される場合がある。下転輪21を小径化すると、スラスト滑り軸受26がカラー22に接触する面積が小さくなり、そのためスラスト滑り軸受26に作用する面圧が増大する。本実施の形態の構成を適用することで、スラスト滑り軸受26が摺動する際に発生する面圧を小さくでき、摺動時の発熱を低減してスラスト滑り軸受26の長寿命化を達成できる。すなわち、本実施の形態の構成は、転輪を小径化しようとする場合に、特に有利に適用することが可能である。
また図4に示すように、シャフト24の外周面24aは、シャフト24の軸方向において、ローラシェル23の端面23bの配置されている位置からカラー22の対向面22bの配置されている位置に亘って、同径の円筒形状を有している。このようにすれば、シャフト24の軸方向における、スラスト滑り軸受26の設けられている位置において、シャフト24の外周面24aにはスラスト荷重を受けるための段差が形成されておらず、シャフト24はその外周面が同径の円筒状のストレートシャフトの形状を有している。シャフト24をこのような形状に形成することにより、シャフト24の製造が容易となり、下転輪21の製造コストを低減することができる。
また図5,6に示すように、ローラシェル23に形成された凹部23cとスラスト滑り軸受26に形成された凸部26pとの係合により、回り止め構造が構成されている。これにより、簡単な構造で回り止め構造を形成することができ、ローラシェル23に対するスラスト滑り軸受26の回り止めを安価な構成で実現することができる。
また、別体に設けられたラジアル滑り軸受25とスラスト滑り軸受26とは、互いに異なる材料で形成されている。これにより、相対的に高い面圧で摺動するスラスト滑り軸受26を、高力黄銅鋳物などの高面圧に耐えられる材料で形成することができるので、スラスト滑り軸受26をさらに長寿命化することができる。スラスト滑り軸受26のみを高価な材料で形成し、ラジアル滑り軸受25を従来の安価な軸受材料で形成することにより、経済性に優れた下転輪21を提供することができる。
また、スラスト滑り軸受26の形成材料は、ラジアル滑り軸受25の形成材料よりも高い硬度を有している。たとえばスラスト滑り軸受26を高力黄銅鋳物で形成し、ラジアル滑り軸受25を鉛青銅鋳物で形成してもよい。このようにすれば、スラスト滑り軸受26を、より高い面圧に耐えられる仕様に設けることができ、スラスト滑り軸受26をさらに長寿命化することができる。
また図6に示すように、スラスト滑り軸受26は、環状の主表面26tを有する円環板状の本体部26mと、本体部26mと一体に形成され主表面26tから突起する凸部26pとを有している。このようにすれば、スラスト滑り軸受26に形成された凸部26pと、ローラシェル23に形成された凹部23cとの係合によって、スラスト滑り軸受26をローラシェル23に対して確実に回り止めすることが可能になる。
また図7に示すように、スラスト滑り軸受26がローラシェル23の端面23bに接触する面積は、スラスト滑り軸受26がカラー22の対向面22bに接触する面積よりも小さい。このようにすれば、ローラシェル23の回転に伴ってスラスト滑り軸受26がカラー22に対して摺動するときの面圧を確実に小さくでき、摺動時に発生する発熱を確実に低減することができる。
また図7に示すように、シャフト24の径方向において、スラスト滑り軸受26がローラシェル23の端面23bに接触する部分の径方向寸法R1は、スラスト滑り軸受26がカラー22の対向面22bに接触する部分の径方向寸法R2よりも小さい。このようにすれば、ローラシェル23の回転に伴ってスラスト滑り軸受26がカラー22に対して摺動するときの面圧を確実に小さくでき、摺動時に発生する発熱を確実に低減することができる。
なお、これまでの説明においては、ローラシェル23に対するスラスト滑り軸受26の相対回転を防止する回り止め構造が、スラスト滑り軸受26に形成された凸部26pとローラシェル23に形成された凹部23cとの係合で構成される例について説明した。回り止め構造はこれに限られるものではない。
たとえば、ローラシェル23とスラスト滑り軸受26とのロウ付け、接着および溶接のいずれかによる接合によって、回り止め構造を構成してもよい。具体的には、溶接による接合として、ローラシェル23の端面23bにニッケルを下盛りし、高力黄銅鋳物の円環状板材をガスタングステンアーク溶接により端面23bに接合してスラスト滑り軸受26としてもよい。
接着による接合として、ローラシェル23の端面23bをリン酸亜鉛・クロム酸処理、高力黄銅鋳物の円環状板材を硝酸水溶液で処理し、エポキシ接着剤により板材をローラシェル23に接合してスラスト滑り軸受26としてもよい。
ロウ付けによる接合として、ローラシェル26の端面23bにロウ用の溝を設け、高力黄銅鋳物の円環状板材を黄銅ロウによりロウ付けしてもよい。
また、スラスト滑り軸受26が十分な厚みを有している場合、凹部と凸部との配置を入れ替えて、スラスト滑り軸受26に凹部を形成すると共にローラシェル23に凸部を形成してもよい。また、スラスト滑り軸受26とラジアル滑り軸受25とがその間に空隙Gを介在して互いに非接触に配置される上述した例のほか、たとえば、ラジアル滑り軸受25に凸部26pを受ける凹部を形成しても構わない。この場合、シャフト24の径方向におけるローラシェル23に形成された凹部23cの延長上に、上記凹部を形成してもよい。
シャフト24は、図3に示すような円筒形状のストレートシャフトに限られず、端部に向かって径が小さくなるような形状の段差を有する段付きシャフトを適用することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 履帯装置、13 履板、13a 接地面、13b 非接地面、20 下部走行体、21 下転輪、22 カラー、22b 対向面、23 ローラシェル、23a 内周面、23b 端面、23c 凹部、24 シャフト、24a 外周面、25 ラジアル滑り軸受、26 スラスト滑り軸受、26m 本体部、26p 凸部、26t 主表面、30 履帯式走行車両。

Claims (7)

  1. 円筒状の外周面を有するシャフトと、
    前記外周面の一部を周方向に取り囲んで配置され、前記外周面に対向する円筒状の内周面および環状の端面を有するローラシェルと、
    前記シャフトに固定され、前記端面に対向する環状の対向面を有するカラーと、
    前記外周面と前記内周面との間に配置されたラジアル滑り軸受と、
    前記端面と前記対向面との間に配置され、前記ラジアル滑り軸受とは別体に設けられたスラスト滑り軸受とを備え、
    前記ローラシェルに対する前記スラスト滑り軸受の相対回転を防止する回り止め構造が設けられており、
    前記回り止め構造は、前記ローラシェルと前記スラスト滑り軸受との一方に形成された凸部および他方に形成された凹部との係合、ならびに、前記ローラシェルと前記スラスト滑り軸受とのロウ付け、接着および溶接のいずれかによる接合のいずれかである、履帯式走行車両の転輪。
  2. 前記外周面は、前記シャフトの軸方向において、前記端面の配置されている位置から前記対向面の配置されている位置に亘って、同径の円筒形状を有する、請求項1に記載の履帯式走行車両の転輪。
  3. 前記ラジアル滑り軸受と前記スラスト滑り軸受とは、互いに異なる材料で形成されている、請求項1または2に記載の履帯式走行車両の転輪。
  4. 前記スラスト滑り軸受の形成材料は、前記ラジアル滑り軸受の形成材料よりも高い硬度を有する、請求項に記載の履帯式走行車両の転輪。
  5. 前記スラスト滑り軸受は、環状の主表面を有する円環板状の本体部と、前記本体部と一体に形成され前記主表面から突起する凸部とを有する、請求項1〜のいずれか1項に記載の履帯式走行車両の転輪。
  6. 前記スラスト滑り軸受が前記端面に接触する面積は、前記スラスト滑り軸受が前記対向面に接触する面積よりも小さい、請求項1〜のいずれか1項に記載の履帯式走行車両の転輪。
  7. 前記シャフトの径方向において、前記スラスト滑り軸受が前記端面に接触する部分の寸法は、前記スラスト滑り軸受が前記対向面に接触する部分の寸法よりも小さい、請求項に記載の履帯式走行車両の転輪。
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