JP2023511149A - フリップフロップトラックアイドラ - Google Patents
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Abstract
トラックアイドラ(602)は、回転軸(604)、半径方向(608)、及び回転軸(604)を中心に配置された円周方向(606)、を画定する回転体(602’)を含む。第1軸方向先端(610)及び第2軸方向先端(612)は、回転軸(604)に沿って配置される。回転体(602’)は、第1軸方向先端(610)近くに軸方向に配置されたアウトボードトラック接触面(614)をさらに含み、インボードスロット(618)は、第2軸方向先端(612)近くに軸方向に配置される。【選択図】図8
Description
本開示は、無限軌道駆動装置を使用する重機のアンダーキャリッジで使用されるトラックアイドラに関する。具体的には、本開示は、摩耗しにくいアンダーキャリッジで使用されるトラックアイドラ及びトラックリンク界面に関する。
現在の多くの用途では、トラックローラは、土木業、建設業、及び鉱業などで無限軌道駆動装置を使用するような重機の重量を支持する。しばしば、トラックローラが回転するシャフトとトラックローラとの間には、軸受が供給される。トラックローラ又は軸受に加えられる圧力は、トラックローラ、トラックリング、又は軸受が摩耗する原因になり得る。
最終的には、トラックローラ又はトラックリンクは、スポーリング又は類似の摩耗のパターンを経験し得る。その結果、機械はしばしば使用中止して、トラックローラ又はトラックリンクを交換するか、あるいは機械のアンダーキャリッジのメンテナンスを行うことになる。これは、コストの好ましくない増加、及び機械を使用する経済活動の生産減少という結果になり得る。
Kettingに与えられた米国特許第5,704,697号は、回転可能な駆動/支持要素を開示しており、この要素は、支持面上の走行方向に延び、走行方向に進むことに適合した硬化走行面を有するチェーンリンクと共に使用される支持面と、同様に走行方向に延び、かつ通常は要素と接触しない側面と、を有する。走行面は、所定の幅bを有し、走行方向に見て外向きにふくらんだ曲率半径Rを有する円弧形状の少なくとも1つのエッジ領域と、エッジ領域から走行方向に見て外向きにふくらんだ曲率半径rを有する円弧形状の側面領域に延びるそれぞれのコーナー領域と、からなる。またKettingは、約.05~.11の範囲、好ましくは約2.4~3.1の範囲の定量r/bを開示している。
分かるように、‘697特許は、接触圧力と、トラックローラ又はチェーンリンクのスポーリングとを減少させる趣旨の試みにおいてトラックリンクとトラックローラ、アイドラ又は同種のものとの間の、弓状の構成された界面に関する。しかし、幾つかの用途において、この設計は、スポーリングを十分に減少させない。
本開示の一実施形態によるトラックアイドラ部材が提供される。トラックアイドラ部材は、回転軸、半径方向、及び回転軸を中心に配置された円周方向、を画定する回転体を備え得る。回転体はまた、回転軸に沿って配置された第1軸方向端部、及び回転軸に沿って配置された第2軸方向端部、を画定し得る。ハーフトレッド部分は、第1軸方向端部近くに配置された第1トラック接触面を含む第1トラック接触領域を含み得、第1トラック接触領域と第2軸方向端部との間で軸方向に配置された第1空隙を画定し得る。
本開示の別の実施形態によるトラックアイドラ部材が提供される。トラックローラアイドラ部材は、回転軸、半径方向、及び回転軸を中心に配置された円周方向、を画定する回転体を備え得る。回転体はまた、回転軸に沿って配置された近位軸方向端部、及び回転軸に沿って配置された遠位軸方向端部、を画定し得る。第1トラック界面領域を含むハーフトレッド部分は、遠位軸方向端部近くに配置された界面を有し得、第1トラック界面領域と近位軸方向端部との間で軸方向に配置された第1アパーチャを画定し得る。
本開示の一実施形態によるトラックアイドラジョイントアセンブリが提供される。アセンブリは、回転軸、回転軸を中心に配置された円周方向、回転軸に垂直に延びる半径方向、回転軸に沿って配置された第1軸方向先端、及び回転軸に沿って配置された第2軸方向先端、を画定する回転体を含むトラックアイドラを備え得る。回転体は、第1軸方向端部近くに軸方向に配置されたアウトボードトラック接触面を含み得る。回転体は、外側、及び第2軸方向端部近くに軸方向に配置されたインボードスロット、をさらに画定し得る。アセンブリは、アウトボードトラック接触面に接触するアウトボードリンク、及びインボードスロットにオーバーハングするインボードリンクをさらに備え得る。
本明細書に含まれ、その一部を構成する添付の図面は、本開示の幾つかの実施形態を示し、本説明と一緒に本開示の原理を説明する役割をする。
本開示の実施形態に従ってインボードリンクに対してアウトボードリンクを係合させる交互接触領域を有するトラックローラが付属するトラックアセンブリ(アンダーキャリッジアセンブリとも呼ばれ得る)を採用し得る掘削機などの機械の斜視図である。
図1の機械のアンダーキャリッジアセンブリ用の側面図である。
図2のアンダーキャリッジアセンブリの斜視図である。
本開示の実施形態に従ってインボードリンクに対してアウトボードリンクを係合させる交互接触領域を有するトラックローラと整合するトラックアセンブリの斜視図である。
本開示の実施形態に従って空隙によって形成されたトラックローラの交互接触領域に接触するアウトボードリンク及びインボードリンクを有するトラックアセンブリの一部分の正面図である。
図5のトラックローラの回転軸を中心に空隙を回転させることで形成された交互接触領域を有するトラックローラの斜視図である。トラックローラは、出荷又は保管の位置に保持するためバンドでパッケージ化されて示される。
図6のトラックローラを分離して示し、半径方向及び回転軸を含む平面に沿って切断した、正面断面図である。
本開示の実施形態に従ってインボードリンクに対してアウトボードリンクを係合させる交互接触領域を有するトラックアイドラと整合するトラックアセンブリの断面図ある。
より明確にするため削除されているトラックチェーンの付属するシャフトに取り付けられた図8のトラックアイドラの側面図である。
より明確にするため削除されているシャフトが付属する、線10-10に沿って切り取られた図9のトラックアイドラの断面図である。
ここで本開示の実施形態を詳細に参照し、その例を、添付の図面に示す。可能な限り、図面全体にかけて同一の参照番号が同一又は類似の部分を指すために使用されるであろう。幾つかの場合、参照番号が本明細書に表示され、図面は、後に文字が続く参照番号、例えば、100a、100b、又は後にプライムが続く参照番号、例えば100’、100’’などを示すであろう。参照番号のすぐ後に文字又はプライムを使用することは、これらの特徴が類似した形状であり、類似した機能を有し得ていることを示し、これは、幾何形状が対称面を中心に鏡像をなす場合によく行われる。本明細書では説明の便宜のために、文字及びプライムが本明細書に含まれない場合も多くあるが、記述された本明細書内で説明される類似又は同一の機能又は幾何学的構造を有する特徴の重複を表示するために図面に示すこともできる。
ここでは、本開示の様々な実施形態に従って、トラックローラ又はトラックローラ部材を使用し得るローラジョイントアセンブリを説明する。幾つかの実施形態において、トラックローラは中実体(例えば、単体構造を有する)である。他の実施形態において、トラッカーローラは、2つ以上のトラックローラ部材に分割され、この部材は、一つに組み立ててトラックローラ又はトラックローラジョイントアセンブリなどを形成する。トラックローラ、トラックローラ部材、及びトラックローラジョイントアセンブリの他の構成も、本開示の他の実施形態において可能である。
図1は、掘削機の形態における無限軌道式機械20の実施形態を示し、無限軌道式機械20は、本開示の原理に従って構築されたトラックローラジョイントアセンブリ200の実施形態を含む。他の用途の中でも、作業現場からバケットを使用して物質を取り除くために掘削機を使用することができる。
より具体的には、図1は、本開示の特定の実施形態に一致するトラックアセンブリ24の付属するアンダーキャリッジシステム22を含む機械20を示す。機械20は掘削機として示されているが、機械20は、無限軌道式アンダーキャリッジシステム22を含む他の任意のタイプのものであり得ることを理解されたい。本明細書で使用される場合、「機械」という用語は、土木、建設、造園、林業、農業などの特定の産業に関連する物理的運動を伴う駆動操作を実行する移動機械を指す。
配置は掘削機に関連して示されているが、本明細書に開示される構成は、車輪とは対照的に、一般にトラックシステムを採用する他の様々なタイプの機械に普遍的に適用可能である。「機械」という用語は、鉱業、土木、建設などの産業、又は当技術分野で知られている他の産業に関連するあるタイプの操作を実行する任意の機械を指す場合がある。例えば、機械は、油圧採鉱ショベル、ホイールローダ、ケーブルショベル、無限軌道タイプのトラクター、ブルドーザ、又はドラグラインなどであり得る。さらに、1つ以上の用具を機械に接続させることができる。このような用具は、例えば、吊り上げ、積み込みをはじめとする、様々な作業に利用することができる。
アンダーキャリッジシステム22は、機械20を支持し、機械20を地面、道路、及び他のタイプの地形に沿って移動させるように構成され得る。図2及び図3に示されるように、アンダーキャリッジシステム22のトラックアセンブリ24は、トラックローラフレーム26、トラックローラフレーム26に接続した様々なガイド構成要素と、ガイド構成要素を係合する無限軌道28と、を含み得る。ガイド構成要素は、トラック28をガイドし得、ドライブスプロケット30、アイドラ32、ローラ34、トラックガイド36、及びキャリア38、を含み得るが、他の構成要素も使用し得る。
トラック28は、固定された複数のシュー42が付属するリンクアセンブリ40を含み得る。リンクアセンブリ40は、トラック28の柔軟なバックボーンを形成し得、シュー42は、様々なタイプの地形上で牽引力を与え得る。リンクアセンブリ40は、ドライブスプロケット30、ローラ34、アイドラ32、及びキャリア38の周りに無限チェーン内で延び得る。
図2及び図3に示されるように、トラックシュー42は、リンクアセンブリ40の周囲に固定され得る。例えば、1つのシュー42は、各々横方向に離間した一対のリンク44に取り付けられ得る。トラックシュー42は、様々な方法(例えば、溶接、締付など)を介してリンク44に接続し得る。
図1及び図4を参照することで優れて理解されるように、トラックチェーンアセンブリをガイドする複数のトラックローラジョイントアセンブリ200が設けられ得る。トラックローラジョイントアセンブリ200は、機械20のアンダーキャリッジシステム22のフレーム(図4で図示せず)から延びるシャフト202を含み、トラックローラ300は、そのシャフト202上で回転する。
ここで図5~図7を参照すると、トラックローラ300は、回転軸304(図7参照)と、回転軸304を中心に配置された円周方向306と、回転軸304に垂直に延びる半径方向308とを画定する回転体302(例えば、少なくとも部分的に円筒状、少なくとも部分的に円錐状など)を含み得ることが分かる。第1軸方向先端310は、回転軸304に沿って配置され、第2軸方向先端312は、回転軸304に沿って配置される。
本明細書において使用される用語「軸方向の」又は「軸方向に」は、軸方向と45度未満の角度をなす方向を含む一方、用語「半径方向の」又は「半径方向に」は、半径方向と45度未満の角度をなす方向を含む。「単に(purely)」は、記載された方向に5度以内の方向をカバーすることを意味する。「インボード」及び「アウトボード」などの相対的用語は、それぞれ機械の内側又は機械の外側に向かう方向を指すと理解される。しかし、このような用語は、トラックローラジョイントアセンブリ、トラックローラ、又はトラックローラ部材を垂直軸を中心に180度回転させることで切り替わり得ることが理解されるべきである。したがって、「インボード」及び「アウトボード」は、このような特徴がそのように回転される実施形態をカバーするよう広く解釈されるべきである。同様に、本明細書において使用される用語「ローラ」及び「アイドラ」は、任意のタイプの回転体を指すために互換的に使用され得る。一般に、「アイドラ」は、「ローラ」と比較してより大きな外径を有するが、必ずしもそうである必要はない。
本明細書で使用されるように、単数形(「a」及び「an」)は、1つ以上のアイテムを含むように意図され、「1つ以上の」に互換的に使用され得る。1つのアイテムのみが意図されている場合、「1つ」という用語又は同様の言語が使用される。また、本明細書で使用されるように、用語「有している(has)」、「有する(have)」、「備える(having)」、「有する(with)」などは、制限のない用語として意図される。さらに、別段の明記がない限り、文句「~に基づいて」は、「~に少なくとも部分的に基づいて」を意味するよう意図されている。
トラックローラ300の回転体302は、外側314及び貫通穴316(図7参照)をさらに画定し得、貫通穴316は、外側314と連通し、回転体302を通って軸方向に延びる。第1リム部分318は、第1軸方向先端310近くに配置され得、第2リム部分318’は、第2軸方向先端312近くに配置され得る。このような特徴は、他の実施形態においては省略され得る。アウトボードトラック接触面320は、第1リム部分318近くに軸方向に配置され得、インボードスロット322は、第2リム部分318’近くに軸方向に配置され得る。
図5を参照することで分かるように、インボードスロット322は、回転軸を中心に長方形状の断面を回転させ、トラックローラ300からその材料を取り除くことで形成され得る。インボードスロット322又はアウトボードスロット328の他の構成(図6及び図7において優れて示される)は、本開示の他の実施形態において可能である。
図4に優れて示されるように、シャフト202は、貫通穴316中に配置され得、ラジアル軸受204は、シャフト202に接触する貫通穴316中に配置され得る。他の実施形態において、シャフトは、ローラ又はアイドラの本体と一体であり得る。
図7を参照すると、回転体302は、貫通穴最小径324をさらに画定し得、半径方向308及び回転軸304を含む平面において、単に半径方向内向きに延びるセグメント326をさらに含み得る。単に半径方向内向きに延びるセグメント326は、アウトボードトラック接触面320近くに軸方向に配置され得、アウトボードトラック接触面320とインボードスロット322との間で軸方向に配置されるアウトボードスロット328を少なくとも部分的に画定し得る。インボードトラック接触面330は、アウトボードスロット328とインボードスロット322との間で軸方向に配置され得る。
アウトボードスロット328のと境を接する単に延びる軸方向セグメント332が与えられ得、アウトボードトラック接触面320から半径方向内向きに離間するか、又はオフセットされる。この単に延びる軸方向セグメント332は、アウトボードスロット328とインボードトラック接触面330との間で軸方向に配置された終点334で終止し得、その結果、アウトボードスロット328は、第2軸方向先端312に向って開口する。他の実施形態においては、この通りではない場合がある。
図5に示すように、アウトボードスロット軸方向幅336は、単に半径方向内向きに延びるセグメント326から終点335までの長さで測定され得、アウトボードスロット半径方向深さ338は、アウトボードトラック接触面320から単に延びる軸方向セグメント332までの長さで測定される。
貫通穴最小径324のアウトボードスロット軸方向幅336に対する比率は、2.0~3.0の範囲であり、貫通穴最小径324のアウトボードスロット半径方向深さ338に対する比率は、3.5~4.5の範囲である。そのような事例では、アウトボードスロット軸方向幅336は、50.0mm~60.0mmの範囲(例えば、約54.0mm)であり得、アウトボードスロット半径方向深さ338は、30.0mm~40.0mmの範囲(例えば、約35.0mm)であり得る。
また、図5を参照して理解されるように、インボードスロット322は、インボードスロット軸方向幅340及びインボードスロット半径方向深さ342を画定し得る。貫通穴最小径324のインボードスロット軸方向幅340に対する比率は、2.0~3.0の範囲であり得、貫通穴最小径324のインボードスロット半径方向深さ342に対する比率は、3.5~4.5の範囲であり得る。そのような事例では、インボードスロット軸方向幅340は、50.0mm~60.0mmの範囲(例えば、約54.0mm)であり得、インボードスロット半径方向深さ342は、30.0mm~40.0mmの範囲(例えば、約34.0mm)であり得る。
ここで図7を参照すると、第1リム部分318及び/又は第2リム部分318’は、トラックローラ300の全径344、トラックローラ300の軸方向全長346、及びバレル軸方向幅350を画定するトラックリンク受けバレル348を画定する。
幾つかの実施形態において、全径344は、300.0mm~350.0mmの範囲(例えば、約321.0mm)であり得、軸方向全長346は、350.0mm~450.0mmの範囲(例えば、約410.0mm)であり得、バレル軸方向幅350は、300.0mm~400.0mmの範囲(例えば、約342.8mm)であり得る。
戻って図4及び図5を参照すると、複数のアウトボード部分208及び複数のインボード部分210を含む複数のトラックリンク208を含むトラックチェーン206は、トラックローラと接触し得る。
図7を参照すると、トラックローラ300は、軸方向に連続して配置され、溶接、締付などを介して相互に取付けられる第1トラックローラ部材300a及び第2トラックローラ部材300bに分割され得る。第1ローラ部材300aは、トラックチェーン206の複数のアウトボード部分208のうち少なくとも1つに接触するように構成された第1ハーフトレッド部分352を有し得、第2ローラ部材300bは、トラックチェーン206の複数のインボード部分210のうち少なくとも1つに接触するように構成された第2ハーフトレッド部分354を有し得る。他の実施形態において、トラックローラ300は、単一の部品(又は単体構造)を構成し得る。
この「フリップフロップ」配置は、ローラとトラックリンクとの間の接点を半数に減少させ得、トラックリンクにかかる圧力を2倍にし得る。さらに、フリップフロップローラは、ローラ材料の削減を補うため直径を大きく設計し得る。これは、トラックリンクの寿命を改善し得る。意外にも、テストでは、「接」点の減少に対応して接触圧力が高くなっても、トラックリンクの摩耗寿命は改善され得ることが示された。
つまり、トラックリンクは、トラックローラの特定の部分に接触し得、スロットをオーバーハングし得て、接触圧力を増加させ、これは、意外にもトラックリンクなどの摩耗寿命を増加させることを示した。
前述の特徴のうち任意のものは、本明細書の記述又は図示とは異なるものに変更され得る。また、比率又は寸法の範囲のうち任意のものは、他の実施形態において、本明細書の記述又は図示とは異なるように変更され得る。
前述のトラックローラ300の一部として、又は交換部品として使用され得るトラックローラ部材400は、ここで図7を参照して記述されよう。
トラックローラ部材400は、回転軸304に沿って配置された第1軸方向端部404及び第2軸方向端部406が付属する本体402を有し得る。本体402は、第1軸方向端部404近くに(例えば、第2軸方向端部に比べて第1軸方向端部に近い)軸方向に配置された第1トラック接触面412を有する第1トラック接触領域410を含み、第1トラック接触領域410と第2軸方向端部406との間で軸方向に配置された第1空隙416を画定する、ハーフトレッド部分408を有し得る。第1空隙414は、グルーブ、スロット、穴などを含む任意の好適な構成を有し得る。
第1トラック接触領域410及び第1空隙416を少なくとも部分的に画定する、半径方向内向きに延びるセグメント414が与えられる。本体402は、第1軸方向端部404から半径方向内向きに延びるセグメント414までの軸方向最小距離418をさらに画定し得る。第1空隙416は、第1空隙最小径420を画定し得る。
幾つかの実施形態において、貫通穴最小径324の軸方向最小距離418に対する比率は、1.0~2.0の範囲であり得、第1空隙最小径420の貫通穴最小径324に対する比率は、1.0~2.0の範囲であり得る。
そのような事例では、貫通穴最小径324は、100.0mm~200.0mmの範囲(例えば、約142.0mm)であり得、軸方向最小距離418は、60.0mm~100.0mmの範囲(例えば、約83.0mm)であり得、第1空隙最小径420は、150.0mm~300.0mmの範囲(例えば、約217.0mm)であり得る。また、第1トラック接触面412は、250.0mm~325.0mmの範囲(例えば、約287.0mm)の第1トラック接触領域径422を画定し得る。
続けて図7を参照すると、本体402は、半径方向308及び回転軸304を含み、第1空隙416を形成する、平面における複数のセグメントをさらに画定し得る。複数のセグメントは、第1トラック接触面412と第1空隙最小径420との間に半径方向に挟まれた半径方向内向きに延びるセグメント414を含み得る。軸方向に延びるセグメント424は、第1空隙最小径420を画定し得、半径426は、半径方向内向きに延びるセグメント414を軸方向に延びるセグメント424に接続させ得る。幾つかの実施形態において、半径426は、10.0mm~20.0mmの範囲(例えば、15.0mm)の曲率半径を画定し得る。
このような特徴のうち任意のものは、本開示の他の実施形態において、異なる構成又は寸法にされてもよい。また、比率は例として与えられ、それにいかなる限定の意味はない。
本明細書で前述のトラックローラ300の一部として又は交換部品として使用され得る別のトラックローラ部材500は、ここで図7を参照して記述されよう。
トラックローラ部材500は、回転軸304に沿って配置された近位軸方向端部504、及び回転軸304に沿って配置された遠位軸方向端部506、を含む本体502を備え得る。遠位軸方向端部506近くに配置された界面512を含む第1トラック界面領域510を含み、第1トラック界面領域510と近位軸方向端部504との間で軸方向に配置された第1アパーチャ514を画定する、ハーフトレッド部分508。第1アパーチャ514は、グルーブ、スロット、穴などを含む任意の好適な構成を有し得る。
第1トラック界面領域512は、軸方向最小寸法514だけ近位軸方向端部504から離間し得る。第1アパーチャ514はまた、第1アパーチャ軸方向幅518を画定し得る。
幾つかの実施形態において、貫通穴最小径324の軸方向最小寸法516に対する比率は、1.0~2.0の範囲であり、貫通穴最小径324の第1アパーチャ軸方向幅518に対する比率は、2.0~3.0の範囲である。そのような事例では、貫通穴最小径324は、100.0mm~200.0mmの範囲(例えば、約142.0mm)であり得、軸方向最小寸法516は、60.0mm~100.0mmの範囲(例えば、約83.0mm)であり得、第1アパーチャ軸方向幅518は、40.0mm~70.0mmの範囲(例えば、約54.0mm)であり得る。
加えて、界面512は、250.0mm~325.0mmの範囲(例えば、約287.0mm)の第1トラック界面領域径520を画定し得、第1アパーチャ514は、150.0mm~300.0mmの範囲(例えば、約217.0mm)の第1アパーチャ最小径522を画定し得る。
続けて図7を参照すると、本体502は、半径方向308及び回転軸304を含み、第1アパーチャ514を形成する、平面における複数のセグメントを画定し得る。複数のセグメントは、近位軸方向端部504と第1アパーチャ最小径522との間に軸方向に挟まれた第1半径方向内向きに延びるセグメント524と、第1アパーチャ最小径522を画定する軸方向に延びるセグメント526と、第1半径方向内向きに延びるセグメント524及び軸方向に延びるセグメント526を接続させる第1ブレンド528と、を含み得る。幾つかの実施形態において、第1ブレンド528は、10.0mm~20.0mmの範囲(例えば、約15.0mm)の曲率半径を画定し得る。また、本体502は、半径方向308に平行である対称面530も、その結果、第1アパーチャ514は、対称面530を中心に対称である。これは、本開示の他の実施形態においては当てはまらない場合がある。
多くの実施形態について、トラックローラ又はトラックローラ部材は、鉄、鋳鉄、鋼、又は他の好適な材料を使用して鋳造され得る。他の材料だけでなく、任意のタイプの切削、鍛造など、トラックローラ又はトラックローラ部材を作るための他の製造プロセスが使用され得る。また、本明細書で論じられる特徴のいずれかの構成、並びにそれらの寸法、及び/又はそれらの寸法比は、意図される用途に応じて、本明細書で具体的に述べられているものとは異なる場合がある。
次に、ここでは、前述のようにトラックローラジョイントアセンブリ、又はトラックローラ、又はトラックローラ部材と同様に構成されたトラックアイドラジョイントアセンブリ及びトラックアイドラ部材の様々な実施形態が、図8~図10を参照して詳細に論じられよう。
図8から始めると、トラックアイドラジョイントアセンブリ600は、回転軸604、回転軸604を中心に配置された円周方向606、及び回転軸604に垂直に延びる半径方向608、を画定する回転体602’(本体が軸の周りに幾何学形状の断面を少なくとも部分的に回転させることでモデル化され得、かつ/又は使用中には軸の周りに回転するため、このように言う)を含むトラックアイドラ602を備え得る。第1軸方向先端610は、回転軸604に沿って配置され得、第2軸方向先端612も、回転軸604に沿って配置され得る。回転体602’は、第1軸方向先端610近くに軸方向に配置されたアウトボードトラック接触面614をさらに含み得る。回転体602’は、外側616、及び第2軸方向先端612近くに軸方向に配置されたインボードスロット618、をさらに画定し得る。アウトボードトラック接触面614に接触するアウトボードリンク620が与えられ得、インボードスロット618にオーバーハングするインボードリンク620’も与えられ得る。
図10に優れて示されるように、回転体602’は、外側616と連通し、回転体602’を通って軸方向に延びる、貫通穴622をさらに画定し得る。貫通穴622は、貫通穴最小径624を画定し得る。
続けて図8を参照すると、回転体602’は、半径方向608及び回転軸604を含む平面における単に半径方向内向きに延びるセグメント626をさらに含む。単に半径方向内向きに延びるセグメント626は、アウトボードトラック接触面614近くに軸方向に配置され得、アウトボードトラック接触面614とインボードスロット618との間で軸方向に配置されるアウトボードスロット628を少なくとも部分的に画定する。インボードトラック接触面630は、アウトボードスロット628とインボードスロット618との間で軸方向に配置される。アウトボードリンク620は、アウトボードスロット628にオーバーハングし、インボードリンク620’は、インボードトラック接触面630に接触する。
図9に優れて示されるように、本開示の他の実施形態において、シャフト632は、貫通穴622中に配置され得るか、又はトラックアイドラ若しくはトラックローラと一体であり得る。そのような事例では、貫通穴は、トラックアイドラ又はトラックローラから省略され得る。貫通穴が与えられた場合、回転体602’は、回転構成を有し得る。
図8に戻ると、回転体602’は、アウトボードトラック接触面614から半径方向内向きにオフセットされた単に延びる軸方向セグメント632を含む。回転体602’は、アウトボードスロット軸方向幅634と、アウトボードトラック接触面614から単に延びる軸方向セグメント632までの長さで測定されるアウトボードスロット半径方向深さ636と、をさらに画定する。
幾つかの実施形態において、貫通穴最小径624のアウトボードスロット軸方向幅634に対する比率は、2.5~3.5の範囲であり得、貫通穴最小径624のアウトボードスロット半径方向深さ636に対する比率は、7.0~8.5の範囲であり得る。そのような事例では、アウトボードスロット軸方向幅634は、50.0mm~60.0mmの範囲(例えば、約54.1mm)であり得、アウトボードスロット半径方向深さ636は、15.0mm~30.0mmの範囲(例えば、約21.0mm)であり得る。
同様に、回転体602’は、インボードトラック接触面630から第2軸方向先端612までの長さで測定されるインボードスロット軸方向幅638、及びインボードスロット半径方向深さ640を画定し得る。
幾つかの実施形態において、貫通穴最小径624のインボードスロット軸方向幅638に対する比率は、2.5~3.5の範囲であり得、貫通穴最小径624のインボードスロット半径方向深さ640に対する比率は、7.0~8.5の範囲であり得る。そのような事例では、インボードスロット軸方向幅638は、45.0mm~55.0mmの範囲(例えば、約51.2mm)であり得、インボードスロット半径方向深さ640は、15.0mm~30.0mmの範囲(例えば、約21.0mm)であり得る。また、貫通穴最小径624は、100.0mm~200.0mmの範囲(例えば、約168.89mm)であり得る。
また、図8及び図10に示されるように、トラックアイドラ602は、トラックチェーンをトラックアイドラ602上の中心に維持し、トラックアイドラ602から脱落することを防ぐため、アウトボードリンク620とインボードリンク620’との間に嵌合するセンターリッジ642をさらに備え得る。その目的のため、センターリッジ642は、トラックアイドラ602の全径644(すなわち、図10に示す最大径)を画定し得、アウトボードスロット628とインボードトラック接触面630との間で軸方向に配置される。また、回転体602’は、第1軸方向先端610から第2軸方向先端612までの長さで測定された、トラックアイドラ602のバレル軸方向長さ646を画定し得る。
幾つかの実施形態において、トラックアイドラ602の全径644は、875.0mm~975.0mmの範囲(例えば、約932.0mm)であり得、トラックアイドラ602のバレル軸方向長さ646は、300.0mm~400.0mmの範囲(例えば、約338.0mm)であり得る。
トラックアイドラ602は、単一片の材料から鋳造又は鍛造された場合などの一体型回転体を備え得る。そのような製造プロセスを容易にするため、回転体602’の断面は、公称の肉厚を維持するためIビーム構成を有し得る。他の実施形態において、トラックアイドラは、一つに組み立てられたりする1つ以上のトラックアイドラ部材から作られ得る。加えて、トラックアイドラ又はトラックアイドラ部材(単数又は複数)は、トラックローラ又はトラックローラ部材などに関して前述の任意のプロセス又は材料を使用して製造され得る。
このような特徴のうち任意のものは、本開示の他の実施形態において、異なる構成又は寸法にされてもよい。また、比率は例として与えられ、それにいかなる限定の意味はない。
ここでは、交換部品又は現場の改造部品として与えられ得るトラックアイドラ部材について、図10を参照して論じられよう。
図10の左底部分から始めると、トラックアイドラ部材700は、回転軸604、半径方向608、及び回転軸604を中心に配置された円周方向606、を画定する回転体602’を備え得る。回転体602’は、回転軸604に沿って配置された第1軸方向端部702、及び同様に回転軸604に沿って配置された第2軸方向端部704、を画定し得る。
また、トラックアイドラ部材700は、第1軸方向端部702近くに配置された第1トラック接触面710を有する第1トラック接触領域708を含み、第1トラック接触領域708と第2軸方向端部704との間で軸方向に配置された第1空隙712を画定する、ハーフトレッド部分706を含み得る。
回転体602’は、回転軸604上の中心に据えられた回転体602’を通って軸方向に延び、貫通穴最小径624を有する、貫通穴622をさらに画定し得る。本体602’は、半径方向608及び回転軸604を含む平面において第1半径方向内向きに延びるセグメント714を含み得る。第1半径方向内向きに延びるセグメント714は、第1空隙712を少なくとも部分的に画定し得、回転軸604に沿って第1トラック接触領域708から離間している。
本体602’は、第1軸方向端部702から第1半径方向内向きに延びるセグメント714までの軸方向最小距離716をさらに画定し得る。また、第1空隙712は、第1空隙最小径718を画定し得る。
幾つかの実施形態において、貫通穴最小径624の軸方向最小距離716に対する比率は、1.0~2.0の範囲であり得、第1空隙最小径718の貫通穴最小径624に対する比率は、4.0~6.0の範囲であり得る。
そのような事例では、貫通穴最小径624は、100.0mm~200.0mmの範囲(例えば、168.89mm)であり得、軸方向最小距離は、75.0mm~125.0の範囲(例えば、94.0mm)であり得、第1空隙最小径は、800.0mm~900.0mmの範囲(例えば、850.0mm)であり得る。
同様に、第1トラック接触面710は、850.0mm~950.0mmの範囲(例えば、892.0mm)であり得る第1トラック接触領域径720を画定し得る。
より具体的には、本体602’は、半径方向608及び回転軸604を含み、第1空隙712を形成する、平面における複数のセグメントを画定し得る。複数のセグメントは、第1半径方向内向きに延びるセグメント714、並びに第1トラック接触面710と第1空隙最小径718との間に半径方向に挟まれた第2半径方向内向きに延びるセグメント722を含み得る。軸方向に延びるセグメント724は、第1空隙最小径714を画定し得る。
また、第1ブレンド726は、第1半径方向内向きに延びるセグメント714を軸方向に延びるセグメント724に接続させる。同様に、第2ブレンド726’は、第2半径方向内向きに延びるセグメント722を軸方向に延びるセグメント724に接続させる。第1ブレンド726又は第2ブレンド726’は、10.0mm~20.0mmの範囲(例えば、約15.0mm)の曲率半径を画定し得、第1半径方向内向きに延びるセグメント714は、第1半径方向長さ728を画定し得、第2半径方向内向きに延びるセグメント722は、第1半径方向長さ728より短い第2半径方向長さ730を画定し得る。その結果、第1半径方向内向きに延びるセグメント714は、前述のようにセンターリッジ642の側面を画定し得る。
トラックアイドラ部材700の別の実施形態は、続けて図10を参照して以下の通り記述され得る。
図10のトラックアイドラ部材700の右底部分を見ると、別のハーフトレッド部分706’は、近位軸方向端部736と遠位軸方向端部738との間で軸方向に配置された界面734を含む第1トラック界面領域732を含み得る。第1アパーチャ740は、第1トラック界面領域732と近位軸方向端部736との間で軸方向に配置され得る。
第1トラック界面領域732は、軸方向最小寸法742だけ近位軸方向端部736から離間し得、第1アパーチャ740は、第1アパーチャ軸方向幅744を画定し得る。
幾つかの実施形態において、貫通穴最小径624の軸方向最小寸法742に対する比率は、2.5~3.5の範囲であり得、貫通穴最小径624の第1アパーチャ軸方向幅744に対する比率は、2.5~3.5の範囲であり得る。
そのような事例では、貫通穴最小径624は、100.0mm~200.0mmの範囲(例えば、約168.89mm)であり得、軸方向最小寸法742は、30.0mm~70.0mmの範囲(例えば、約51.2mm)であり、第1アパーチャ軸方向幅744も、30.0mm~70.0mmの範囲(例えば、約51.2mm)であり得る。したがって、それで第1アパーチャは、742と744が等しい場合に近位軸方向端部までずっと延び得るが、必ずしもそうである必要はない。
また、界面734は、850.0mm~950.0mmの範囲(例えば、892.00mm)の第1トラック界面領域径746を画定し得、第1アパーチャ740は、800.0mm~900.0mmの範囲(例えば、850.00mm)の第1アパーチャ最小径748(図10の右上部分を参照)を画定し得る。
第1アパーチャ740は、近位軸方向端部736と界面734との間に軸方向に挟まれた第1半径方向内向きに延びるセグメント714’(図10の右上部分を参照)を含む複数のセグメントと境を接し得る。軸方向に延びるセグメント724’は、第1アパーチャ最小径748を画定し得る。第1ブレンド750は、第1半径方向内向きに延びるセグメント714’を軸方向に延びるセグメント724’に接続させる。第1ブレンド750は、10.0mm~20.0mmの範囲(例えば、約15.0mm)の曲率半径を画定し得る。また、第2半径方向内向きに延びるセグメント722’は、界面734及び第1半径方向内向きに延びるセグメント722’から半径方向外向きに離間し得る。本配置は、段階的構成を形成し得る。
本明細書で論じられる特徴のいずれかの構成、並びにそれらの寸法、及び/又はそれらの寸法比は、意図される用途に応じて、本明細書で具体的に述べられているものとは異なる場合がある。
実際、本明細書に記述された任意の実施形態に従ってトラックローラ、トラックアイドラ、トラックローラ部材、トラックアイドラ部材、トラックローラジョイントアセンブリ、トラックアイドラジョイントアセンブリ、及びアンダーキャリッジアセンブリは、販売されるか、購入されるか、製造されるか、あるいはOEM(相手先商標製造会社)又はアフターマーケットコンテキストで調達され得る。
トラックローラ、トラックアイドラ、トラックローラ部材、トラックアイドラ部材、トラックローラジョイントアセンブリ、又はトラックアイドラジョイントアセンブリの様々な実施形態は、トラックローラ/アイドラとトラックリンクとの間の界面に生じた接触圧力を増加させることで、トラックリンク又はトラックローラ/アイドラジョイントアセンブリの他の構成要素の摩耗寿命を改善し得る。通常、接触圧力の増加ではなく接触圧力の低下が摩耗寿命を改善する、ということが従来の通念であるため、これは意外な結果を生み出す。
本発明(単数又は複数)の範囲又は精神から逸脱することなく、本明細書で論じられるような装置及び組み立て方法の実施形態に対して様々な変更及び変形が行われ得ることは、当業者には明らかであろう。本開示の他の実施形態は、本明細書、及び本明細書に開示した様々の実施形態の実施を考慮することから、当業者には明らかになるであろう。例えば、一部の装備は、本明細書で説明されたものとは異なるように構築され、かつ機能する場合があり、任意の方法の特定のステップが省略されたり、具体的に述べたものとは異なる順序で実行されたり、場合によっては同時に又はサブステップで実行されたりする場合がある。さらに、様々な実施形態の特定の態様又は特徴に対する変形又は変更が行われて、さらなる実施形態を生成し得、さらなる実施形態を提供するために、様々な実施形態の特徴及び態様が、他の実施形態の他の特徴又は態様に追加又は置換され得る。
よって、本明細書及び例は、単に例示的なものと見なされるべきであり、本発明(単数又は複数)の真の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲及びそれらの均等物によって示されることが意図されている。
Claims (10)
- 回転軸(604)、半径方向(608)、及び前記回転軸(604)を中心に配置された円周方向(606)、を画定する回転体(602’)であって、前記回転体(602’)は、
前記回転軸(604)に沿って配置された第1軸方向端部(702)、及び前記回転軸(604)に沿って配置された第2軸方向端部(704)と、
前記第1軸方向端部(702)近くに配置された第1トラック接触面(710)を含む第1トラック接触領域(708)を含み、前記第1トラック接触領域(708)と前記第2軸方向端部(704)との間で軸方向に配置された第1空隙(712)を画定する、ハーフトレッド部分(706)と、を画定する、回転体(602’)を備える、トラックアイドラ部材(700)。 - 前記回転体(602’)は、前記回転軸(604)上の中心に据えられた前記回転体(602’)を通って軸方向に延びる貫通穴(622)、及び貫通穴最小径(624)、をさらに画定し、前記半径方向(608)及び前記回転軸(604)を含む平面において第1半径方向内向きに延びるセグメント(714)、をさらに含み、前記第1半径方向内向きに延びるセグメント(714)は、前記第1空隙(712)を少なくとも部分的に画定し、前記回転軸(604)に沿って前記第1トラック接触領域(708)から離間し、
前記本体(602’)は、前記第1軸方向端部(702)から前記第1半径方向内向きに延びるセグメント(714)までの軸方向最小距離(716)をさらに画定し、前記第1空隙(712)は、第1空隙最小径(718)、1.0~2.0の範囲の前記貫通穴最小径(624)の前記軸方向最小距離(716)に対する比率、及び4.0~6.0の範囲の前記第1空隙最小径(718)の前記貫通穴最小径(624)に対する比率、を画定する、請求項1に記載のトラックアイドラ部材(700)。 - 前記貫通穴最小径(624)は、100.0mm~200.0mmの範囲であり、前記軸方向最小距離(716)は、75.0mm~125.0mmの範囲であり、前記第1空隙最小径(718)は、800.0mm~900.0mmの範囲である、請求項2に記載のトラックアイドラ部材(700)。
- 前記第1トラック接触面(710)は、850.0mm~950.0mmの範囲の第1トラック接触領域径(720)を画定する、請求項3に記載のトラックアイドラ部材(700)。
- 前記本体(602’)は、前記半径方向(608)及び前記回転軸(604)を含み、前記第1空隙(712)を形成する、前記平面における複数のセグメント(前記複数のセグメントは、前記第1半径方向内向きに延びるセグメント(714)を含む)と、前記第1トラック接触面(710)と前記第1空隙最小径(718)との間に半径方向に挟まれた第2半径方向内向きに延びるセグメント(722)と、前記第1空隙最小径(718)を画定する軸方向に延びるセグメント(724)と、前記第1半径方向内向きに延びるセグメント(714)及び前記軸方向に延びるセグメント(724)を接続させる第1ブレンド(726)と、前記第2半径方向内向きに延びるセグメント(722)及び前記軸方向に延びるセグメント(724)を接続させる第2ブレンド(726’)と、を画定し、前記第1ブレンド(726)又は前記第2ブレンド(726’)は、10.0mm~20.0mmの範囲の曲率半径を画定し、前記第1半径方向内向きに延びるセグメント(714)は、第1半径方向長さ(728)を画定し、前記第2半径方向内向きに延びるセグメント(722)は、前記第1半径方向長さ(728)より短い第2半径方向長さ(730)を画定する、請求項4に記載のトラックアイドラ部材(700)。
- 回転軸(604)、半径方向(608)、及び前記回転軸(604)を中心に配置された円周方向(606)、を画定する回転体(602’)であって、前記回転体(602’)は、
前記回転軸(604)に沿って配置された近位軸方向端部(736)、及び前記回転軸(604)に沿って配置された遠位軸方向端部(738)と、
前記近位軸方向端部(736)と前記遠位軸方向端部(738)との間で軸方向に配置された界面(734)を含む第1トラック界面領域(732)を含み、前記第1トラック界面領域(732)と前記近位軸方向端部(736)との間で軸方向に配置された第1アパーチャ(740)を画定する、ハーフトレッド部分(706’)と、を画定する、回転体(602’)を備える、トラックアイドラ部材(700)。 - 前記回転体(602’)は、前記回転軸(604)上の中心に据えられた前記回転体(602’)を通って軸方向に延びる貫通穴(622)、及び貫通穴最小径(624)、をさらに画定し、前記第1トラック界面領域(732)は、軸方向最小寸法(742)だけ前記近位軸方向端部(736)から離間し、前記第1アパーチャ(740)は、第1アパーチャ軸方向幅(744)、2.5~3.5の範囲の前記貫通穴最小径(624)の前記軸方向最小寸法(742)に対する比率、及び2.5~3.5の範囲の前記貫通穴最小径(624)の前記第1アパーチャ軸方向幅(744)に対する比率、を画定する、請求項6に記載のトラックアイドラ部材(700)。
- 前記貫通穴最小径(624)は、100.0mm~200.0mmの範囲であり、前記軸方向最小寸法(742)は、30.0mm~70.0mmの範囲であり、前記第1アパーチャ軸方向幅(744)は、30.0mm~70.0mmの範囲である、請求項7に記載のトラックアイドラ部材(700)。
- 前記界面(734)は、850.0mm~950.0mmの範囲の第1トラック界面領域径(746)を画定し、前記第1アパーチャ(740)は、800.0mm~900.0mmの範囲の第1アパーチャ最小径(748)を画定する、請求項8に記載のトラックアイドラ部材(700)。
- 前記回転体(602’)は、前記半径方向(608)及び前記回転軸(604)を含み、前記第1アパーチャ(740)を形成する、前記平面における複数のセグメント(前記複数のセグメントは、前記近位軸方向端部(736)と前記界面(734)との間に軸方向に挟まれた第1半径方向内向きに延びるセグメント(714’)を含む)と、前記第1アパーチャ最小径(748)を画定する軸方向に延びるセグメント(724’)と、前記第1半径方向内向きに延びるセグメント(714’)及び前記軸方向に延びるセグメント(724’)を接続させる第1ブレンド(750)と、を画定し、前記第1ブレンド(750)は、10.0mm~20.0mmの範囲の曲率半径を画定し、第2半径方向内向きに延びるセグメント(722’)は、前記界面(734)及び前記第1半径方向内向きに延びるセグメント(714’)から半径方向外向きに離間する、請求項9に記載のトラックアイドラ部材(700)。
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