JP2004230907A - 建設機械用ローラー部品構造 - Google Patents
建設機械用ローラー部品構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004230907A JP2004230907A JP2003001027A JP2003001027A JP2004230907A JP 2004230907 A JP2004230907 A JP 2004230907A JP 2003001027 A JP2003001027 A JP 2003001027A JP 2003001027 A JP2003001027 A JP 2003001027A JP 2004230907 A JP2004230907 A JP 2004230907A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- construction
- roller
- shaft
- unified
- shared
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D55/00—Endless track vehicles
- B62D55/08—Endless track units; Parts thereof
- B62D55/14—Arrangement, location, or adaptation of rollers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D55/00—Endless track vehicles
- B62D55/08—Endless track units; Parts thereof
- B62D55/18—Tracks
- B62D55/20—Tracks of articulated type, e.g. chains
- B62D55/205—Connections between track links
- B62D55/21—Links connected by transverse pivot pins
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49481—Wheel making
- Y10T29/49483—Railway or trolley wheel making
- Y10T29/49485—Multiple part or composite
- Y10T29/49487—Multiple part or composite with axle or hub
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Sealing (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Road Paving Machines (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
【課題】各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品構造の提供。
【解決手段】シェル11、シャフト12、フローティングシール13、ブッシュ14、カラー15の少なくとも1種を含む建設機械用ローラー部品の構造であって、同一サイズで仕様が異なる各社建設機械に共用できるようにするために、各種部品につき、形状および寸法、および鋼種または材質、並びに熱処理仕様または機械的性質等の仕様を、各社建設機械に対して可能なかぎり統一した、同一サイズの各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品構造。
【選択図】 図1
【解決手段】シェル11、シャフト12、フローティングシール13、ブッシュ14、カラー15の少なくとも1種を含む建設機械用ローラー部品の構造であって、同一サイズで仕様が異なる各社建設機械に共用できるようにするために、各種部品につき、形状および寸法、および鋼種または材質、並びに熱処理仕様または機械的性質等の仕様を、各社建設機械に対して可能なかぎり統一した、同一サイズの各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品構造。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同一サイズで仕様が互いに異なる各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2000−159159号公報に開示されているように、また、図5、図6にも示すように、従来、無限軌道帯装着建設機械のローラーは、構成部品として、シェル1、シャフト2、フローティングシール3、ブッシュ4、カラー5を含む。
シェル1は、無限軌道帯のリンクと直接接触する部品で、鍛造または鋳造で形成したものを粗切削加工、溶接または圧接、熱処理、仕上げ切削加工を経て部品完成に至る。
シャフト2は、シェル1が回転するための軸となる部品で、圧延丸棒を切断し、粗切削加工、ドリル穴あけ加工、熱処理、仕上げ切削加工または研摩加工を経て部品完成に至る。
ローラーはシャフト2の周りをシェル1が円滑に回転できるように油で潤滑している。フローティングシール3は、シャフト側とシェル側の相対的な回転運動の接触面で潤滑油が外部に大量に洩れるのを防止する部品である。
ブッシュ4は軸受メタルの役割をしている部品である。
カラー5は、トラックフレームにローラーを固定させるための部品で、通常は、鍛造または鋳造、仕上げ加工を経て部品完成に至る。または、圧延丸棒に切削加工を施して部品完成に至ることもある。
従来、これらローラー部品の仕様は、超大型、大型、中型、小型、超小型のうちの同一サイズの建設機械であっても、各社建設機械ごとに異なっていた。
また、建設機械のサイズが超大型、大型、中型、小型、超小型と変われば、当然のことながら、各種部品の形状および寸法は異なる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−159159号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来方式では、同一サイズの各社建設機械のローラーを製造する場合、各社建設機械ごとに専用のシェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュ、カラーをそろえる必要があった。また、超大型、大型、中型、小型、超小型とサイズが異なると、各種部品の形状および寸法が異なるため、建設機械のローラーを製造する場合、各種部品(シェル1、シャフト2、フローティングシール3、ブッシュ4、カラー5)につき、同一サイズの建設機械メーカー数×サイズ数(超大型、大型、中型、小型、超小型)の種類の部品を揃えなければならず、種類の数が非常に多くなり、各種部品のコストダウンが困難であった。
本発明の目的は、超大型、大型、中型、小型、超小型の各同一サイズでは、各社建設機械に共用できるローラー部品構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) シェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュ、カラーの少なくとも1種の部品を含む建設機械用ローラー部品の構造であって、同一サイズで仕様が互いに異なる各社建設機械に共用できるようにするために、
(イ)前記建設機械用ローラー部品の少なくとも1種の部品がシェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュの少なくともひとつである場合には、シャフトのローラー軸方向の寸法を除いて、シェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュの少なくともひとつの、ローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および鋼種または材質、並びに熱処理仕様または機械的性質を、各社建設機械に対して統一し、シャフトのローラー軸方向の寸法は、各社建設機械ごとに変え、
(ロ)前記建設機械用ローラー部品の少なくとも1種の部品がカラーである場合には、カラーの、シャフトが挿入される部位およびフローティングシールが挿入される部位のローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質は、各社建設機械に対して統一し、トラックフレームへの取付け穴の、穴位置および穴径および穴ピッチは、各社建設機械ごとに変えることを可とした、
同一サイズの各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品構造。
(2) シェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュ、カラーの少なくとも1種の部品を含む建設機械用ローラー部品の構造であって、同一サイズで仕様が互いに異なる各社建設機械に共用できるようにするために、
▲1▼ シェルについては、シェルの、内径および外径、および軸方向の形状および寸法、並びに鋼種および熱処理仕様を、各社建設機械に対して統一し、
▲2▼ シャフトについては、シャフトの、径、および鋼種、並びに熱処理仕様を、各社建設機械に対して統一し、シャフト長さのみを各社建設機械ごとに変え、
▲3▼ フローティングシールについては、フローティングシールの、ローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を、各社建設機械に対して統一し、
▲4▼ ブッシュについては、ブッシュの、ローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を各社建設機械に対して統一し、
▲5▼ カラーについては、
カラーの、シャフトが挿入される部位およびフローティングシールが挿入される部位のローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質は、各社建設機械に対して統一し、トラックフレームへの取付け穴の、穴位置および穴径および穴ピッチは、各社建設機械ごとに変えることを可とした、同一サイズの各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品構造。
【0006】
上記(1)、(2)の建設機械用ローラー部品の構造では、
シェルについては、素材(圧延素材)の鋼種およびサイズ(丸棒のサイズ)、製造途中での鍛造形状および寸法、または鋳造形状および寸法、切削加工後の仕上げ形状および寸法を統一できるため、素材費、鍛造費または鋳造費、切削加工費の低減が可能になり、
シャフトについては、素材(圧延素材)の鋼種およびサイズ(丸棒のサイズ)を統一できるため、素材費の低減が可能になり、
フローティングシールについては、形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を統一できるため、量産効果で原価低減が可能になり、
ブッシュについては、形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を統一できるため、量産効果で原価低減が可能になり、
カラーについては、一部の部位の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を統一できるため、量産効果で原価低減が可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】
同一サイズの、各社建設機械に共用できる本発明に係る建設機械用ローラー部品の構造を図1〜図4を参照して説明する。
ただし、同一サイズの建設機械のローラー(ローラーアッセンブリー)10の部品仕様は各社建設機械毎に異なっている。そして、建設機械用ローラー部品には、シェル11、シャフト12、フローティングシール13、ブッシュ14、カラー15の少なくとも1種が含まれる。
また、ローラー10は履帯20上を転動するが、その履帯20は、部品として、対をなすリンク21と、それを複数対連結するピン22、ブッシュ23、を含む。
【0008】
本発明の各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品の構造は、仕様が互いに異なる各社建設機械に共用できるようにするために、シャフト12のローラー軸方向(図1のA方向)の寸法を除いた、シェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュの、ローラー径方向(図1のB方向)および軸方向の形状および寸法、および鋼種または材質、並びに熱処理仕様または機械的性質を、各社建設機械に対して統一し、シャフト12のローラー軸方向の寸法は、各社建設機械ごとに変え、カラーの、シャフトが挿入される部位およびフローティングシールが挿入される部位のローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質は、各社建設機械に対して統一し、トラックフレームへの取付け穴の、穴位置および穴径および穴ピッチは、各社建設機械ごとに変えることを可とした構造である。
【0009】
さらに詳しくは、
▲1▼ シェル11については、シェル11の、内径(ΦEi )および外径(ΦEo )、およびシェルの軸方向の形状および寸法、並びに鋼種および熱処理仕様を、各社建設機械に対して統一する。総重量が20トンクラス(中型)の建設機械の履帯を例にとって説明すると、各社履帯のリンクのローラー踏面との接触部の内幅(Hi )、外幅(Ho )はつぎのとおりである。
この場合は、シェルの、履帯のリンクとの接触部の内幅(Hi )は各社の中で最小の値と等しいかそれより小さく、シェルの、履帯のリンクとの接触部の外幅(Ho )は各社の中で最大の値と等しいかそれより大きくなるように、シェルの形状および寸法を決定すれば、同一サイズの、どの建設機械にも適合できるシェルとなる。当然、鋼種および熱処理仕様などの仕様も全て統一する。
ただし、履帯20の構成は、図3、図4に示すように、一対のリンク21をピン22とブッシュ23で連結したものであり、履帯の一対のリンクの内幅(Di )、外幅(Do )はシェル11の内幅(Hi )、外幅(Ho )に対応する。
【0010】
▲2▼ シャフト12については、強度さえ保たれていれば、シャフト径(ΦEi )は建設機械のサイズごとに統一できるので、統一する。ただし、シャフト12の全長(L)は、建設機械のトラックフレームへのローラーの取付け位置(穴位置)が各社建設機械ごとに異なるので、各社建設機械ごとにトラックフレームに取付けられる長さにする。すなわち、シャフトの全長は各社建設機械ごとに変える。当然、鋼種および熱処理仕様などの仕様も全て統一する。
【0011】
▲3▼ 上記のようにシェルの形状および寸法、シャフト径を統一すると、フローティングシール13についても、フローティングシール13のローラー径方向および軸方向の形状および寸法を各社建設機械に対して統一できるので、統一する。当然、材質および機械的性質などの仕様も全て統一する。
▲4▼ 上記のようにシェル形状および寸法、シャフト径を統一すると、ブッシュ14についても、ブッシュ14のローラー径方向および軸方向の形状および寸法を各社建設機械に対して統一できるので、統一する。当然、材質および機械的性質などの仕様も全て統一する。
▲5▼ カラー15については、シャフト径およびフローティングシール13のローラー径方向および軸方向の形状および寸法を統一すると、カラーの、シャフトが挿入される部位およびフローティングシールが挿入される部位のローラー径方向および軸方向の形状および寸法を各社建設機械に対して統一できるので、統一する。当然、材質および機械的性質などの仕様も全て統一する。しかしながら、カラー15に設けられた、トラックフレームへのローラー取付け穴15aの、穴位置、穴径、および穴ピッチは、各社建設機械ごとに異なるので、穴位置および穴径および穴ピッチは、各社建設機械ごとに異なっていてもよい。
【0012】
上記は中型の建設機械に対して、部品ごとに、形状および寸法、および鋼種または材質、並びに熱処理仕様または機械的性質を統一した場合であるが、超大型、大型、小型、超小型の建設機械に対しても、中型の場合と同様に、部品ごとに、形状および寸法、および鋼種または材質、並びに熱処理仕様または機械的性質を統一する。この場合、当然のことながら、超大型、大型、中型、小型、超小型で、統一された形状および寸法は互いに異なる。一方、超大型、大型、中型、小型、超小型で、鋼種または材質、および熱処理仕様または機械的性質は同一であっても互いに異なっていてもよい。
統一するものと、統一しないもの(統一しなくてもよいものを含む)をまとめて表示すると、つぎのとおりである。
【0013】
【表1】
【0014】
つぎに、本発明の作用を説明する。
▲1▼ シェル11については、素材(圧延素材)の鋼種およびサイズ(丸棒のサイズ)、製造途中での鍛造形状および寸法、または鋳造形状および寸法、切削加工後の仕上げ形状および寸法を各社建設機械に対して統一したので、素材費、鍛造費または鋳造費、切削加工費が削減される。また、熱処理仕様が同じであるため、熱処理も同じ設備を用いて行うことができる。
▲2▼ シャフト12については、素材(圧延素材)の鋼種およびサイズ(丸棒のサイズ)を各社建設機械に対して統一したので、素材費が削減される。ただし、長さは各社建設機械ごとに変える。また、熱処理仕様が同じであるため、熱処理も同じ設備を用いて行うことができる。
【0015】
▲3▼ フローティングシール13については、フローティングシール13の、ローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を各社建設機械に対して統一したので、多品種少量生産を少品種大量生産に変換でき、量産効果で原価低減が可能となる。
▲4▼ ブッシュ14についても、ブッシュ14のローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を各社建設機械に対して統一したので、多品種少量生産を少品種大量生産に変換でき、量産効果で原価低減が可能となる。
▲5▼ カラー15については、カラー15の、シャフトが挿入される部位およびフローティングシールが挿入される部位のローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を、各社建設機械に対して統一したので、多品種少量生産を少品種大量生産に変換することができ、量産効果で原価低減が可能となる。
上記▲1▼〜▲5▼は、中型の建設機械の場合についてであるが、超大型、大型、小型、超小型の建設機械に対しても、中型と同じことがいえる。
【0016】
【発明の効果】
請求項1〜7の各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品の構造によれば、
シェルについては、素材の鋼種およびサイズ、鍛造形状および寸法、または鋳造形状または寸法、切削加工後の仕上げ形状および寸法を統一できるため、素材費、鍛造費または鋳造費、切削加工費の低減が可能になり、
シャフトについては、素材の鋼種およびサイズを統一できるため、素材費の低減が可能になり、
フローティングシールについては、形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を統一できるため、量産効果で原価低減が可能になり、
ブッシュについては、形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を統一できるため、量産効果で原価低減が可能になり、
カラーについては、一部の部位の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を統一できるため、量産効果で原価低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品の構造が適用されたローラーの断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1のローラーが接触する履帯の一部の平面図である。
【図4】図3の底面図である。
【図5】従来の建設機械用ローラー部品の断面図である。
【図6】図5の側面図である。
【符号の説明】
10 建設機械用ローラー
11 シェル
12 シャフト
13 フローティングシール
14 ブッシュ
15 カラー
15a トラックフレームへのローラー取付け穴
20 履帯
21 リンク
22 ピン
23 ブッシュ
【発明の属する技術分野】
本発明は、同一サイズで仕様が互いに異なる各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2000−159159号公報に開示されているように、また、図5、図6にも示すように、従来、無限軌道帯装着建設機械のローラーは、構成部品として、シェル1、シャフト2、フローティングシール3、ブッシュ4、カラー5を含む。
シェル1は、無限軌道帯のリンクと直接接触する部品で、鍛造または鋳造で形成したものを粗切削加工、溶接または圧接、熱処理、仕上げ切削加工を経て部品完成に至る。
シャフト2は、シェル1が回転するための軸となる部品で、圧延丸棒を切断し、粗切削加工、ドリル穴あけ加工、熱処理、仕上げ切削加工または研摩加工を経て部品完成に至る。
ローラーはシャフト2の周りをシェル1が円滑に回転できるように油で潤滑している。フローティングシール3は、シャフト側とシェル側の相対的な回転運動の接触面で潤滑油が外部に大量に洩れるのを防止する部品である。
ブッシュ4は軸受メタルの役割をしている部品である。
カラー5は、トラックフレームにローラーを固定させるための部品で、通常は、鍛造または鋳造、仕上げ加工を経て部品完成に至る。または、圧延丸棒に切削加工を施して部品完成に至ることもある。
従来、これらローラー部品の仕様は、超大型、大型、中型、小型、超小型のうちの同一サイズの建設機械であっても、各社建設機械ごとに異なっていた。
また、建設機械のサイズが超大型、大型、中型、小型、超小型と変われば、当然のことながら、各種部品の形状および寸法は異なる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−159159号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来方式では、同一サイズの各社建設機械のローラーを製造する場合、各社建設機械ごとに専用のシェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュ、カラーをそろえる必要があった。また、超大型、大型、中型、小型、超小型とサイズが異なると、各種部品の形状および寸法が異なるため、建設機械のローラーを製造する場合、各種部品(シェル1、シャフト2、フローティングシール3、ブッシュ4、カラー5)につき、同一サイズの建設機械メーカー数×サイズ数(超大型、大型、中型、小型、超小型)の種類の部品を揃えなければならず、種類の数が非常に多くなり、各種部品のコストダウンが困難であった。
本発明の目的は、超大型、大型、中型、小型、超小型の各同一サイズでは、各社建設機械に共用できるローラー部品構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) シェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュ、カラーの少なくとも1種の部品を含む建設機械用ローラー部品の構造であって、同一サイズで仕様が互いに異なる各社建設機械に共用できるようにするために、
(イ)前記建設機械用ローラー部品の少なくとも1種の部品がシェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュの少なくともひとつである場合には、シャフトのローラー軸方向の寸法を除いて、シェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュの少なくともひとつの、ローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および鋼種または材質、並びに熱処理仕様または機械的性質を、各社建設機械に対して統一し、シャフトのローラー軸方向の寸法は、各社建設機械ごとに変え、
(ロ)前記建設機械用ローラー部品の少なくとも1種の部品がカラーである場合には、カラーの、シャフトが挿入される部位およびフローティングシールが挿入される部位のローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質は、各社建設機械に対して統一し、トラックフレームへの取付け穴の、穴位置および穴径および穴ピッチは、各社建設機械ごとに変えることを可とした、
同一サイズの各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品構造。
(2) シェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュ、カラーの少なくとも1種の部品を含む建設機械用ローラー部品の構造であって、同一サイズで仕様が互いに異なる各社建設機械に共用できるようにするために、
▲1▼ シェルについては、シェルの、内径および外径、および軸方向の形状および寸法、並びに鋼種および熱処理仕様を、各社建設機械に対して統一し、
▲2▼ シャフトについては、シャフトの、径、および鋼種、並びに熱処理仕様を、各社建設機械に対して統一し、シャフト長さのみを各社建設機械ごとに変え、
▲3▼ フローティングシールについては、フローティングシールの、ローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を、各社建設機械に対して統一し、
▲4▼ ブッシュについては、ブッシュの、ローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を各社建設機械に対して統一し、
▲5▼ カラーについては、
カラーの、シャフトが挿入される部位およびフローティングシールが挿入される部位のローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質は、各社建設機械に対して統一し、トラックフレームへの取付け穴の、穴位置および穴径および穴ピッチは、各社建設機械ごとに変えることを可とした、同一サイズの各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品構造。
【0006】
上記(1)、(2)の建設機械用ローラー部品の構造では、
シェルについては、素材(圧延素材)の鋼種およびサイズ(丸棒のサイズ)、製造途中での鍛造形状および寸法、または鋳造形状および寸法、切削加工後の仕上げ形状および寸法を統一できるため、素材費、鍛造費または鋳造費、切削加工費の低減が可能になり、
シャフトについては、素材(圧延素材)の鋼種およびサイズ(丸棒のサイズ)を統一できるため、素材費の低減が可能になり、
フローティングシールについては、形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を統一できるため、量産効果で原価低減が可能になり、
ブッシュについては、形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を統一できるため、量産効果で原価低減が可能になり、
カラーについては、一部の部位の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を統一できるため、量産効果で原価低減が可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】
同一サイズの、各社建設機械に共用できる本発明に係る建設機械用ローラー部品の構造を図1〜図4を参照して説明する。
ただし、同一サイズの建設機械のローラー(ローラーアッセンブリー)10の部品仕様は各社建設機械毎に異なっている。そして、建設機械用ローラー部品には、シェル11、シャフト12、フローティングシール13、ブッシュ14、カラー15の少なくとも1種が含まれる。
また、ローラー10は履帯20上を転動するが、その履帯20は、部品として、対をなすリンク21と、それを複数対連結するピン22、ブッシュ23、を含む。
【0008】
本発明の各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品の構造は、仕様が互いに異なる各社建設機械に共用できるようにするために、シャフト12のローラー軸方向(図1のA方向)の寸法を除いた、シェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュの、ローラー径方向(図1のB方向)および軸方向の形状および寸法、および鋼種または材質、並びに熱処理仕様または機械的性質を、各社建設機械に対して統一し、シャフト12のローラー軸方向の寸法は、各社建設機械ごとに変え、カラーの、シャフトが挿入される部位およびフローティングシールが挿入される部位のローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質は、各社建設機械に対して統一し、トラックフレームへの取付け穴の、穴位置および穴径および穴ピッチは、各社建設機械ごとに変えることを可とした構造である。
【0009】
さらに詳しくは、
▲1▼ シェル11については、シェル11の、内径(ΦEi )および外径(ΦEo )、およびシェルの軸方向の形状および寸法、並びに鋼種および熱処理仕様を、各社建設機械に対して統一する。総重量が20トンクラス(中型)の建設機械の履帯を例にとって説明すると、各社履帯のリンクのローラー踏面との接触部の内幅(Hi )、外幅(Ho )はつぎのとおりである。
この場合は、シェルの、履帯のリンクとの接触部の内幅(Hi )は各社の中で最小の値と等しいかそれより小さく、シェルの、履帯のリンクとの接触部の外幅(Ho )は各社の中で最大の値と等しいかそれより大きくなるように、シェルの形状および寸法を決定すれば、同一サイズの、どの建設機械にも適合できるシェルとなる。当然、鋼種および熱処理仕様などの仕様も全て統一する。
ただし、履帯20の構成は、図3、図4に示すように、一対のリンク21をピン22とブッシュ23で連結したものであり、履帯の一対のリンクの内幅(Di )、外幅(Do )はシェル11の内幅(Hi )、外幅(Ho )に対応する。
【0010】
▲2▼ シャフト12については、強度さえ保たれていれば、シャフト径(ΦEi )は建設機械のサイズごとに統一できるので、統一する。ただし、シャフト12の全長(L)は、建設機械のトラックフレームへのローラーの取付け位置(穴位置)が各社建設機械ごとに異なるので、各社建設機械ごとにトラックフレームに取付けられる長さにする。すなわち、シャフトの全長は各社建設機械ごとに変える。当然、鋼種および熱処理仕様などの仕様も全て統一する。
【0011】
▲3▼ 上記のようにシェルの形状および寸法、シャフト径を統一すると、フローティングシール13についても、フローティングシール13のローラー径方向および軸方向の形状および寸法を各社建設機械に対して統一できるので、統一する。当然、材質および機械的性質などの仕様も全て統一する。
▲4▼ 上記のようにシェル形状および寸法、シャフト径を統一すると、ブッシュ14についても、ブッシュ14のローラー径方向および軸方向の形状および寸法を各社建設機械に対して統一できるので、統一する。当然、材質および機械的性質などの仕様も全て統一する。
▲5▼ カラー15については、シャフト径およびフローティングシール13のローラー径方向および軸方向の形状および寸法を統一すると、カラーの、シャフトが挿入される部位およびフローティングシールが挿入される部位のローラー径方向および軸方向の形状および寸法を各社建設機械に対して統一できるので、統一する。当然、材質および機械的性質などの仕様も全て統一する。しかしながら、カラー15に設けられた、トラックフレームへのローラー取付け穴15aの、穴位置、穴径、および穴ピッチは、各社建設機械ごとに異なるので、穴位置および穴径および穴ピッチは、各社建設機械ごとに異なっていてもよい。
【0012】
上記は中型の建設機械に対して、部品ごとに、形状および寸法、および鋼種または材質、並びに熱処理仕様または機械的性質を統一した場合であるが、超大型、大型、小型、超小型の建設機械に対しても、中型の場合と同様に、部品ごとに、形状および寸法、および鋼種または材質、並びに熱処理仕様または機械的性質を統一する。この場合、当然のことながら、超大型、大型、中型、小型、超小型で、統一された形状および寸法は互いに異なる。一方、超大型、大型、中型、小型、超小型で、鋼種または材質、および熱処理仕様または機械的性質は同一であっても互いに異なっていてもよい。
統一するものと、統一しないもの(統一しなくてもよいものを含む)をまとめて表示すると、つぎのとおりである。
【0013】
【表1】
【0014】
つぎに、本発明の作用を説明する。
▲1▼ シェル11については、素材(圧延素材)の鋼種およびサイズ(丸棒のサイズ)、製造途中での鍛造形状および寸法、または鋳造形状および寸法、切削加工後の仕上げ形状および寸法を各社建設機械に対して統一したので、素材費、鍛造費または鋳造費、切削加工費が削減される。また、熱処理仕様が同じであるため、熱処理も同じ設備を用いて行うことができる。
▲2▼ シャフト12については、素材(圧延素材)の鋼種およびサイズ(丸棒のサイズ)を各社建設機械に対して統一したので、素材費が削減される。ただし、長さは各社建設機械ごとに変える。また、熱処理仕様が同じであるため、熱処理も同じ設備を用いて行うことができる。
【0015】
▲3▼ フローティングシール13については、フローティングシール13の、ローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を各社建設機械に対して統一したので、多品種少量生産を少品種大量生産に変換でき、量産効果で原価低減が可能となる。
▲4▼ ブッシュ14についても、ブッシュ14のローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を各社建設機械に対して統一したので、多品種少量生産を少品種大量生産に変換でき、量産効果で原価低減が可能となる。
▲5▼ カラー15については、カラー15の、シャフトが挿入される部位およびフローティングシールが挿入される部位のローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を、各社建設機械に対して統一したので、多品種少量生産を少品種大量生産に変換することができ、量産効果で原価低減が可能となる。
上記▲1▼〜▲5▼は、中型の建設機械の場合についてであるが、超大型、大型、小型、超小型の建設機械に対しても、中型と同じことがいえる。
【0016】
【発明の効果】
請求項1〜7の各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品の構造によれば、
シェルについては、素材の鋼種およびサイズ、鍛造形状および寸法、または鋳造形状または寸法、切削加工後の仕上げ形状および寸法を統一できるため、素材費、鍛造費または鋳造費、切削加工費の低減が可能になり、
シャフトについては、素材の鋼種およびサイズを統一できるため、素材費の低減が可能になり、
フローティングシールについては、形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を統一できるため、量産効果で原価低減が可能になり、
ブッシュについては、形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を統一できるため、量産効果で原価低減が可能になり、
カラーについては、一部の部位の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を統一できるため、量産効果で原価低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品の構造が適用されたローラーの断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1のローラーが接触する履帯の一部の平面図である。
【図4】図3の底面図である。
【図5】従来の建設機械用ローラー部品の断面図である。
【図6】図5の側面図である。
【符号の説明】
10 建設機械用ローラー
11 シェル
12 シャフト
13 フローティングシール
14 ブッシュ
15 カラー
15a トラックフレームへのローラー取付け穴
20 履帯
21 リンク
22 ピン
23 ブッシュ
Claims (7)
- シェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュ、カラーの少なくとも1種の部品を含む建設機械用ローラー部品の構造であって、同一サイズで仕様が互いに異なる各社建設機械に共用できるようにするために、
(イ)前記建設機械用ローラー部品の少なくとも1種の部品がシェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュの少なくともひとつである場合には、シャフトのローラー軸方向の寸法を除いて、シェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュの少なくともひとつの、ローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および鋼種または材質、並びに熱処理仕様または機械的性質を、各社建設機械に対して統一し、シャフトのローラー軸方向の寸法は、各社建設機械ごとに変え、
(ロ)前記建設機械用ローラー部品の少なくとも1種の部品がカラーである場合には、カラーの、シャフトが挿入される部位およびフローティングシールが挿入される部位のローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質は、各社建設機械に対して統一し、トラックフレームへの取付け穴の、穴位置および穴径および穴ピッチは、各社建設機械ごとに変えることを可とした、
同一サイズの各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品構造。 - シェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュの少なくとも1種の部品を含む建設機械用ローラー部品の構造であって、同一サイズで仕様が互いに異なる各社建設機械に共用できるようにするために、
シャフトのローラー軸方向の寸法を除いて、シェル、シャフト、フローティングシール、ブッシュの少なくともひとつの、ローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および鋼種または材質、並びに熱処理仕様または機械的性質を、各社建設機械に対して統一し、シャフトのローラー軸方向の寸法は、各社建設機械ごとに変えた、
同一サイズの各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品構造。 - カラーを含む建設機械用ローラー部品の構造であって、同一サイズで仕様が互いに異なる各社建設機械に共用できるようにするために、
カラーの、シャフトが挿入される部位およびフローティングシールが挿入される部位のローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質は、各社建設機械に対して統一し、トラックフレームへの取付け穴の、穴位置および穴径および穴ピッチは、各社建設機械ごとに変えることを可とした、同一サイズの各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品構造。 - シェルについては、シェルの、内径および外径、および軸方向の形状および寸法、並びに鋼種および熱処理仕様を、各社建設機械に対して統一した、請求項1または請求項2記載の同一サイズの各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品構造。
- シャフトについては、シャフトの、径、および鋼種、並びに熱処理仕様を、各社建設機械に対して統一し、シャフト長さのみを各社建設機械ごとに変えた、請求項1または請求項2記載の同一サイズの各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品構造。
- フローティングシールについては、フローティングシールの、ローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を、各社建設機械に対して統一した、請求項1または請求項2記載の同一サイズの各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品構造。
- ブッシュについては、ブッシュの、ローラー径方向および軸方向の形状および寸法、および材質、並びに機械的性質を各社建設機械に対して統一した、請求項1または請求項2記載の同一サイズの各社建設機械に共用できる建設機械用ローラー部品構造。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003001027A JP2004230907A (ja) | 2002-02-01 | 2003-01-07 | 建設機械用ローラー部品構造 |
KR10-2003-0005528A KR20030066354A (ko) | 2002-02-01 | 2003-01-28 | 건설기계용 로울러부품구조 |
US10/354,108 US6851768B2 (en) | 2002-02-01 | 2003-01-30 | Structure for standardizing parts of a roller assembly for a construction vehicle |
CNB031023355A CN100354170C (zh) | 2002-02-01 | 2003-01-30 | 建筑机械用滚柱部件结构 |
EP03250569A EP1332952A3 (en) | 2002-02-01 | 2003-01-30 | Structure for standardizing parts of a roller assembly for a caterpillar construction vehicle |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002025757 | 2002-02-01 | ||
JP2002219151 | 2002-07-29 | ||
JP2002349446 | 2002-12-02 | ||
JP2003001027A JP2004230907A (ja) | 2002-02-01 | 2003-01-07 | 建設機械用ローラー部品構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004230907A true JP2004230907A (ja) | 2004-08-19 |
Family
ID=27482774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003001027A Pending JP2004230907A (ja) | 2002-02-01 | 2003-01-07 | 建設機械用ローラー部品構造 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6851768B2 (ja) |
EP (1) | EP1332952A3 (ja) |
JP (1) | JP2004230907A (ja) |
KR (1) | KR20030066354A (ja) |
CN (1) | CN100354170C (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007100193A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Topy Ind Ltd | 建設機械下部走行体のローラーシェルの製造方法 |
JP2009262776A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Topy Ind Ltd | 建設機械下部走行体のローラーシェルの製造方法 |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004106811A (ja) * | 2001-11-09 | 2004-04-08 | Topy Ind Ltd | 履帯部品用標準化構造 |
JP2004230907A (ja) * | 2002-02-01 | 2004-08-19 | Topy Ind Ltd | 建設機械用ローラー部品構造 |
US8684475B2 (en) * | 2002-03-06 | 2014-04-01 | Deere & Company | Components of track-type machines having a metallurgically bonded coating |
JP4288564B2 (ja) * | 2003-03-14 | 2009-07-01 | 株式会社小松製作所 | 転輪用シャフト |
US8231184B2 (en) * | 2009-11-24 | 2012-07-31 | Deere & Company | Crawler track roller with internal spherical spacers |
USD712935S1 (en) | 2012-06-29 | 2014-09-09 | Caterpillar Inc. | Undercarriage track shoe for mobile earthmoving machine |
USD719588S1 (en) | 2012-06-29 | 2014-12-16 | Caterpillar Inc. | Undercarriage track system for mobile earthmoving machine |
USD751609S1 (en) | 2012-06-29 | 2016-03-15 | Caterpillar Inc. | Undercarriage track link for mobile earthmoving machine |
USD709527S1 (en) | 2012-06-29 | 2014-07-22 | Caterpillar Inc. | Undercarriage track idler for mobile earthmoving machine |
USD727974S1 (en) * | 2012-06-29 | 2015-04-28 | Caterpillar Inc. | Undercarriage track roller for mobile earthmoving machine |
DE112017001286T5 (de) * | 2016-06-20 | 2018-12-06 | Komatsu Ltd. | Raupenkettenrolle für ein Raupenkettenfahrzeug |
WO2019198111A1 (en) * | 2018-04-13 | 2019-10-17 | Italtractor Itm S.P.A. | Element of a crawler-track movement assembly for works vehicles |
US11046376B2 (en) * | 2018-06-15 | 2021-06-29 | Flsmidth A/S | Undercarriage assembly for a rope shovel |
US11613316B2 (en) * | 2020-01-28 | 2023-03-28 | Caterpillar Inc. | Flip-flop track idlers |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1602530A (en) | 1922-11-13 | 1926-10-12 | George J Hill | Apparatus for enriching and purifying gas |
US1602630A (en) * | 1925-01-17 | 1926-10-12 | Edward L White | Wheel |
FR1360551A (fr) * | 1962-06-15 | 1964-05-08 | Schmiedetechnik G M B H | Galet de roulement pour véhicules à chenilles |
DE1277222B (de) | 1965-12-22 | 1968-09-12 | Knapsack Ag | Verfahren zur Stabilisierung von Dicalciumphosphatdihydrat |
DE6924259U (de) * | 1969-06-16 | 1969-10-30 | Tractortecnic Gebr Kulenkampff | Laufrolle fuer raupenfahrzeuge |
IT8429049V0 (it) * | 1984-11-30 | 1984-11-30 | Italtractor Mecc Itm Spa Soc | Rullo lubrificato perfezionato, per cingoli di mezzi cingolati, in particolare rullo superiore, con albero fissato a sbalzo e cuscinetti a rotolamento |
JP2000159159A (ja) * | 1998-11-24 | 2000-06-13 | Sanjo Kinzoku Kk | 装軌式建設機械の転輪 |
US6280009B1 (en) * | 1999-12-03 | 2001-08-28 | Caterpillar Inc. | Sound reducing carrier roller |
US6457786B1 (en) * | 2000-04-20 | 2002-10-01 | Caterpillar Inc. | Roller assembly of an undercarriage assembly having an integrated retainer and thrust bushing and method for making the same |
US6474754B1 (en) * | 2000-08-24 | 2002-11-05 | Caterpillar Inc | Roller assembly for an undercarriage of a work machine |
JP2004106811A (ja) * | 2001-11-09 | 2004-04-08 | Topy Ind Ltd | 履帯部品用標準化構造 |
JP2004230907A (ja) * | 2002-02-01 | 2004-08-19 | Topy Ind Ltd | 建設機械用ローラー部品構造 |
-
2003
- 2003-01-07 JP JP2003001027A patent/JP2004230907A/ja active Pending
- 2003-01-28 KR KR10-2003-0005528A patent/KR20030066354A/ko active Search and Examination
- 2003-01-30 CN CNB031023355A patent/CN100354170C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2003-01-30 EP EP03250569A patent/EP1332952A3/en not_active Withdrawn
- 2003-01-30 US US10/354,108 patent/US6851768B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007100193A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Topy Ind Ltd | 建設機械下部走行体のローラーシェルの製造方法 |
JP2009262776A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Topy Ind Ltd | 建設機械下部走行体のローラーシェルの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20030066354A (ko) | 2003-08-09 |
CN100354170C (zh) | 2007-12-12 |
US20030151304A1 (en) | 2003-08-14 |
US6851768B2 (en) | 2005-02-08 |
EP1332952A3 (en) | 2004-06-09 |
CN1435345A (zh) | 2003-08-13 |
EP1332952A2 (en) | 2003-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004230907A (ja) | 建設機械用ローラー部品構造 | |
JP5318570B2 (ja) | 履帯式作業機械のトラックチェイン用カートリッジアセンブリおよび同アセンブリを用いる作業機械 | |
US7108337B2 (en) | Roller for a crawler type traveling vehicle | |
JP5220971B2 (ja) | 履帯式作業機械の履帯チェーンアセンブリ用リンク | |
JPS5923657Y2 (ja) | 一体構造の履帯ピン | |
JP5480591B2 (ja) | デュアルブッシュ型軌道チェーンカートリッジ | |
EP0549109A1 (en) | Method and apparatus for retaining a track chain joint | |
JP4297939B2 (ja) | 無給油チェーン | |
US6354679B1 (en) | Off-set symmetrical link and an associated subassembly for a track chain assembly | |
US6371577B1 (en) | Track chain assembly for a work machine | |
CN100540949C (zh) | 旋转轴支承装置 | |
JP2004106811A (ja) | 履帯部品用標準化構造 | |
WO2010008972A2 (en) | Self-lubricated track roller assembly and machine using same | |
US6457304B1 (en) | Method and apparatus for retaining a track chain joint | |
CN107406110A (zh) | 履带用链节及履带用链节的制造方法 | |
JP6538073B2 (ja) | 機械部品およびその製造方法 | |
JP2008544857A (ja) | 圧延機用バックアップロール | |
JP2007071344A (ja) | 船外機エンジンのクランク軸支持構造および船外機エンジン | |
JP5398350B2 (ja) | 履帯式走行車両の転輪 | |
DE202015009197U1 (de) | Lageranordnung zwischen einer Achsbrücke und einem Antriebskasten | |
JP4937848B2 (ja) | 無給油チェーン | |
JP2009052624A (ja) | 搬送用長寿命チェーン | |
JP2006170294A (ja) | 転がり軸受 | |
JP2024502249A (ja) | 圧入ローラカラー | |
JP2007296540A (ja) | 圧延用複合ロール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050428 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070123 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070807 |