JP5552095B2 - Euv用レチクル - Google Patents
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Description
例えば、製造歩留まりの低下を左右する、フォトマスク上への異物の付着を防止する防塵用のペリクル等については、未だ種々の解決すべき問題があり、EUV用ペリクルの実現に大きな障害となっている。
具体的には、前記非特許文献1においては、シリコン膜の厚さが20nmのシリコンと、このシリコンの酸化を防止する目的でシリコン膜上に保護膜として設けたナノオーダーのRu薄膜からなる複合極薄膜が挙げられるが、強度的に非常に脆く、EUV用ペリクルに用いる自立膜としてとして使用することは不可能である。
EUV光による露光は、EUV光源からEUV用レチクルのマスクに向けて、EUV光を照射することによってなされるが、実際は、EUV光が前記マスクの一方の端から他方の端まで照射するように、レチクルを移動させることによって露光する。この一回のレチクルの移動でEUV光がウェハーに一回照射されることになる。EUV光照射開始後、このEUV用レチクルの移動が、必要な露光の回数だけ繰り返され、レチクルを初めの位置に戻して全体の露光が終了する。その後、次の露光が開始され、同様にレチクルの往復運動が繰り返される。
よって、レチクルに使用されるEUV用ペリクルは、強い加速度に耐えることができるように設計されていることが必要である。
従って、EUV用ペリクルにおける、EUV光の減衰は極力避けなければならない。
ハニカムの強度は、ピッチが狭いほど、辺の幅が広いほど、辺の高さが高いほど向上するが、このようすることによって、ハニカムの開口率が低下する。
従って、開口率を極力低下させないでペリクルの強度を維持できる構造が求められる。
この角度の中から、EUVスキャナー中のEUV用レチクルの往復運動によって、ハニカムにかかる最大内部応力が最小になるような、ハニカムの傾き角を求めることによって、EUV用ペリクルに最適なハニカム構造を得ることができる。
図4は、ハニカムの1辺Aとレチクルの往復運動の方向がとる角度と、EUV光透過薄膜が破断する加速度との関係を表わしたものである。
一方、前記レチクルの往復の方向とハニカムの辺Aとがなす角度が30°であるときには、ハニカムの角部(図2中の6)で応力が最大となっており、角部に応力が集中していることが確認された。
従って、EUV光透過薄膜が最も破断しにくいのは、レチクルの往復運動の方向と前記ハニカムの辺Aとの角度が0°のときであり、最も破断しやすいのは、レチクルの往復運動の方向とハニカムの辺Aとの角度が30°のときである。
図5は、ハニカムの1辺Aとレチクルの往復移動の方向とがなす角度(矢印a及び矢印bがなす角度)が0°である状態を表わす。
一方、図6は、ハニカムの1辺Aとレチクルの往復移動の方向とがなす角度(矢印a及び矢印bがなす角度)が30°である状態を表わす。
これらのペリクルを用いて、EUV光透過薄膜が破断する加速度を測定したところ、図4に示されたものと同様の結果が得られた。
直径が200mm、厚さが725μmのシリコン基板のハンドル基板上に、150nmの熱酸化膜(SiO2)を介して、実質的にCOP等の結晶欠陥が少ないシリコン単結晶(Nearly Perfect Crystal:NPC)の、厚さが100nmの薄膜が貼り付けられているSOI(Silicon On Insulator)基板を用いた。
上記SOI基板のハンドル基板を50μmまで薄化した後、リソグラフィーによってハンドル基板側にメッシュ構造をパターニングし、DRIE(深堀り反応性イオンエッチング)によってメッシュ構造を作り込んだ。メッシュ構造は、メッシュピッチを200μm、ハニカム線幅を25μmとした。
エッチングした後、HF処理によって前記熱酸化膜を除去し、EUV用ペリクル膜を得た。
得られたペリクル膜を、図5に示されたとおり、長さ150mm、幅125mm、厚さ1.5mmのアルミ合金製フレームと同じサイズに、且つ、EUV用ペリクル膜のハニカムの1辺Aと、アルミフレームの長辺とがなす角(矢印a及び矢印bがなす角度)度が0°になるように裁断し、水ガラスを用いて前記フレームに、裁断されたEUV用ペリクル膜を接着し、EUV用ペリクルを作製した。
得られたEUV用ペリクルのフレームを、透明なアクリル板で作製されたアクリルボックス内に両面テープで固定し、アクリルボックスを振動試験機の振動台に、フレームの長辺方向に振動するようにセットした。
次にアクリルボックスを、ロータリー真空ポンプで真空排気しながら振動台に正弦波振動をかけた。
正弦波振動の加速度を増加させながら振動を継続したところ、加速度が18Gに達したときにEUV用ペリクル膜が破損した。
EUV用ペリクル膜を、図6に示されたとおり、ハニカムの1辺Aとアルミフレームの長辺との角度(矢印a及び矢印bがなす角度)が30°になるようにセットしたこと以外は、実施例1と同様にしてEUV用ペリクルを製造し、振動試験を実施したところ、加速度が8.5Gに達したときにハニカム膜が破損した。
2 ハニカムの辺幅
3 ハニカムのピッチ
4 ハニカムの高さ
5 ハニカムの辺部
6 ハニカムの角部
Claims (4)
- EUV透過膜、該透過膜に接合されたハニカム形状構造物、及び、該構造物を支持するフレームを有するEUV用ペリクル、並びに、該ペリクルに接合されたEUV用フォトマスクを有するEUV用レチクルであって、該レチクルがスキャナー内での露光時に往復運動する方向をペリクル膜に投影したときに、該往復運動の方向と、前記ハニカム構造物のハニカムの1辺Aとがなす角度が、±20°以内となるように、前記ペリクルが前記フォトマスクに接合されていることを特徴とするEUV用レチクル。
- 前記角度が±15°以内である、請求項1に記載されたEUV用レチクル。
- 前記角度が±10°以内である、請求項1に記載されたEUV用レチクル。
- 前記角度が0°である、請求項1に記載されたEUV用レチクル。
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