JP2008152037A - 光学素子、露光装置、及びデバイス製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光学素子100は、露光光である例えば極端紫外線を反射する多層膜103と、多層膜103の最表層に設けられて光学素子100の反射特性を調整する反射調整層105とを備える。反射調整層105は、光源光に含まれる露光光の反射率と比較して、光源光に含まれる露光光以外の非露光光の反射率が低くなるように、光学素子100の反射特性を調整する。
【選択図】図2
Description
そこで、本発明は、露光に不要な非露光光のウエハへの到達を抑制し、露光精度を良好に維持できる光学素子、露光装置、及びこれらを用いたデバイスの製造方法を提供することを目的とする。
また、反射調整層105がEUV光を吸収してしまうと、露光装置10のスループットが大幅に低減してしまうため、反射調整層105を設けることによるEUV光の光量ロスを考慮する必要がある。
より詳細には、露光装置10の光学系を構成する各光学素子に対する光源光の入射角度は、例えば垂直入射を基準(0°)とした場合5°であり、反射調整層105は、5°近傍の入射角度で入射する光に対して前述のような反射率を有するように設計される。
ここで、反射調整層105を、窒化ホウ素の単層膜(膜厚は、例えば14nmとする。)として形成した場合の光学素子100の反射特性について説明する。図3は、この場合の光学素子100の反射特性を説明するための図であり、(a)は波長12.5〜14.5nm付近の光に対する反射率を、(b)は波長190〜490nm付近の光に対する反射率を、それぞれ示している。図3(a)に示すように、窒化ホウ素の単層膜として反射調整層105が形成された光学素子100は、光源光のうち、波長11〜14nmのEUV光に対して約60%の反射率を有する一方、図3(b)に示すように、波長248nmのKrFレーザや波長266nmのYAGレーザの4倍波に対して約10%の反射率を有する。さらに、この光学素子100は、その他の紫外光、可視光等に対しても略30%以下の低い反射率を示す。
次に、反射調整層105を、炭化ホウ素の単層膜(膜厚は、例えば13nmとする。)として形成した場合の反射特性について説明する。図5は、この場合の光学素子100の反射特性を説明するための図であり、(a)に波長12.5〜14.5nm付近の光に対する反射率を、(b)は波長190〜490nm付近の光に対する反射率を、それぞれ示している。図5(a)に示すように、炭化ホウ素の単層膜として反射調整層105が形成された光学素子100は、波長11〜14nmのEUV光に対して約60%の反射率を有する一方、図5(b)に示すように、レーザ光の波長域である240〜270nm付近の光に対して、約10%の反射率を有する。さらに、この光学素子100は、その他の紫外光、可視光等に対しても略30%以下の低い反射率を示す。したがって、窒化ホウ素の場合と同様に、多層膜103の最表面に炭化ホウ素の単層膜として設けた反射調整層105により、光学素子100のEUV光に対する反射率は約60%に確保される一方で、レーザ光に対する反射率は10%程度に制限される。
Claims (9)
- 支持用の基板と、
前記基板上に支持されるとともに、光源光のうち極端紫外線及び軟X線の少なくとも一方を含む露光光を反射する多層膜と、
前記光源光に含まれる露光光の反射率と比較して、前記光源光に含まれる前記露光光以外の非露光光の反射率が低くなるように、前記光学素子の反射特性を調整する反射調整層とを備える光学素子。 - 前記光源光は、前記非露光光として紫外光、赤外光、及び可視光の少なくとも一方を含む請求項1に記載の光学素子。
- 前記多層膜と前記反射調整層とを組み合わせた反射特性において、前記露光光に対する反射率が30%以上であり、前記非露光光に対する反射率が30%以下である請求項1及び2の何れか一項に記載の光学素子。
- 前記反射調整層が、前記多層膜の最表面に設けられることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の光学素子。
- 前記反射調整層は、窒化ホウ素、炭化ホウ素、ジルコニウム、酸化ケイ素、炭素、炭化ケイ素、窒化ケイ素のうち、何れか一つを含有する請求項1〜4の何れか一項に記載の光学素子。
- 光源光を発生させる光源と、
前記光源からの光源光のうち少なくとも露光光を転写用のマスクに導く照明光学系と、
前記マスクのパターン像を感応基板上に形成する投影光学系とを備え、
前記マスク、前記照明光学系、及び前記投影光学系のうち少なくともいずれか1つが請求項1〜5の何れか一項に記載の光学素子を含むことを特徴とする露光装置。 - 前記光源は、プラズマ光源を含む請求項6に記載の露光装置。
- 前記プラズマ光源は、レーザプラズマ光源であり、
前記光学素子の前記反射調整層の前記レーザ光に対する反射特性は、前記光源光に含まれる非露光光であるプラズマ励起用のレーザ光に対する前記多層膜と前記反射調整層とを組み合わせた反射率が、前記露光光に対する前記多層膜と前記反射調整層とを組み合わせた反射率よりも低くなるように調整される請求項7に記載の露光装置。 - 請求項6〜8の何れか一項に記載の露光装置を用いるデバイス製造方法。
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