JP5551400B2 - 車両用シートのスライド構造 - Google Patents

車両用シートのスライド構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5551400B2
JP5551400B2 JP2009231299A JP2009231299A JP5551400B2 JP 5551400 B2 JP5551400 B2 JP 5551400B2 JP 2009231299 A JP2009231299 A JP 2009231299A JP 2009231299 A JP2009231299 A JP 2009231299A JP 5551400 B2 JP5551400 B2 JP 5551400B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
holding
nut
piece
nut member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009231299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011079368A (ja
Inventor
誠 樽澤
幾世紀 梅▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Delta Kogyo Co Ltd filed Critical Delta Kogyo Co Ltd
Priority to JP2009231299A priority Critical patent/JP5551400B2/ja
Priority to EP20100178141 priority patent/EP2305512B1/en
Priority to US12/889,514 priority patent/US8820694B2/en
Priority to CN201010506966.4A priority patent/CN102029928B/zh
Publication of JP2011079368A publication Critical patent/JP2011079368A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5551400B2 publication Critical patent/JP5551400B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、自動車等の車両用シートのスライド構造に関するものである。
従来から、車両用シートのスライド構造は知られており、例えば特許文献1に提案されたものがある。この特許文献1に記載のものは、ロアレールに回転不能に固定されたスクリューロッド(ねじ棒)と、アッパレールに固定された保持部材に保持されスクリューロッドと螺合したナット部材とを備えている。又、ナット部材を保持した保持部材を、板状体を折り曲げることによって前保持片と後保持片とそれらの下端側を連結した連結片とを有するコ字状のものに形成し、その保持部材の内側に、ナット部材を回転自在に支持したギヤボックスを収納するようにしてナット部材をギヤボックスを介して保持部材に保持させる(特許文献1、図4参照)。そして、ナット部材が回転しスクリューロッドの軸方向に移動するに際して、ナット部材がギヤボックスを介して保持部材を前方又は後方に押圧してアッパレールをロアレールに対して前方又は後方に移動させるようにしたものである。
特開2004−106713号公報
しかしながら、上記のように保持部材がコ字状のものでは、次のような問題点を有する。例えば図14に示すようにシートからアッパレール100に前方向又は後方向の力Pがかかる(図14では後方向にかかった場合を例示)と、それに伴って保持部材101がアッパレール100と共にその力Pの方向に移動しようとし、ギヤボックス102を押圧する。更に、力Pを受けたギヤボックス102がナット部材103を押圧する。その際、ナット部材103は、スクリューロッド104に螺合されて移動できないため、ギヤボックス102及び保持部材101には、ナット部材103からの反力がかかり、保持部材101が図14に示すように変形する場合がある。又、その際、例えば保持部材101を、板厚の厚いものを用いて折り曲げ加工すると、折り曲げ加工に大きな力を要し加工が困難になってしまうとともに、保持部材が大きくなってしまい、アッパレールやロアレール内に入れ難くなってしまう。
本発明は、保持部材を変形し難くでき、保持部材をコンパクト化できる車両用シートのスライド構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、車体に固定されたロアレールとシートに固定されたアッパレールとのいずれか一方のレールに設けられたスクリューロッドに螺合されたナット部材を、前記いずれか他方のレールに設けられた保持部材によって保持させ、それらのスクリューロッドとナット部材との一方を他方に対して相対回転させることにより、前記シートを車体の前後方向に移動可能とした車両用シートのスライド構造であって、前記いずれか他方のレールは、その幅方向の両側の夫々に互いに対向配置された第1壁と第2壁とを備えているとともに、それらの第1壁と第2壁との少なくとも一方に、ナット受容孔を備え、前記スクリューロッドは、前記第1壁と第2壁との間に配設され、前記ナット部材は、その軸方向の両端面夫々が前記ナット受容孔に入り込んでそのナット受容孔を区画形成した内側面と微小隙間を持って対向するとともに、前記いずれか他方のレールがナット部材に対して前記微小隙間分だけ前方向または後方向に移動すると、前記ナット部材の端面と前記内側面とが当接するように構成されていることを特徴とする車両用シートのスライド構造である。
請求項2のように、前記ナット受容孔は、前記第1壁と第2壁との夫々に設けられ、前記ナット部材は、前記第1壁と第2壁との内幅よりも大きい外径を有する径大部を備えているとともに、その径大部の軸方向の両端面夫々が前記第1壁と第2壁との夫々のナット受容孔に前記微小隙間を持って入り込むように構成されていることが好ましい。
請求項3のように、前記保持部材は、前後方向に距離を持って対向配置された板状の第1保持片及び第2保持片を備え、前記第1保持片と第2保持片とには、夫々、その幅方向の端部に幅方向に突出された突片が設けられ、前記ナット部材は、前記第1保持片と第2保持片との間に配設されているとともに、その軸方向の両端部が夫々、前記第1保持片と第2保持片とに回動自在に保持され、前記第1壁と第2壁とは、前記ナット受容孔の両側方側に、前記突片が入り込む突片挿入用孔を、更に備えていることが好ましい。
請求項4のように、前記いずれか他方のレールは、前記第1壁と第2壁とを連結した第3壁を備え、前記第3壁は、前記保持部材を係止するための係止用孔を備え、前記保持部材は、弾性を有するものから構成され、前記第1保持片と第2保持片とは、夫々の基端側が連結片によって連結されているとともに、その第1保持片の先端側には、第1係止部が、その第2保持片の先端側には、第2係止部が、夫々、設けられ、前記第1係止部と第2係止部とは、前記弾性に抗して前記距離が狭められることにより前記係止用孔に入り込み可能とされているとともに、前記弾性によって、前記距離を広げて前記係止用孔を区画形成した内側面を押圧して係止できるように構成されていることが好ましい。
本発明の請求項1によれば、アッパレールとロアレールとのいずれか他方の第1壁と第2壁との少なくとも一方に、ナット受容孔を備えている。そして、ナット部材は、その軸方向の両端面夫々がナット受容孔を区画形成した内側面と微小隙間を持って対向するように構成されている。
これにより、シートに前または後方向の大きな力がかかった場合、保持部材がナット部材から受ける反力によって変形し始めアッパレールがナット部材に対して上記微小隙間分だけ、前または後方向に移動すると、ナット部材の軸方向の前端面又は後端面と、ナット受容孔を区画形成した前内側面又は後内側面とを当接させることができる。
従って、ナット受容孔を区画形成した前内側面又は後内側面にもナット部材からの反力がかかり、ナット部材から保持部材にかかる力を軽減でき、保持部材をそれ以上、変形し難くできる。
よって、ナット部材と無関係に、アッパレールにロアレールに対して長手方向の力がかかった場合でも、保持部材が変形し難いものにでき、従来よりも強度の小さいものを用いることも可能になり、保持部材をコンパクトなものにできる。
請求項2によれば、ナット受容孔は、第1壁と第2壁との夫々に設けられる。また、ナット部材は、第1壁と第2壁との内幅よりも大きい外径を有する径大部を備えているとともに、その径大部の軸方向の両端面夫々が第1壁と第2壁とのナット受容孔に入り込むように構成されている。
これにより、ナット部材の軸方向の両端面と、第1壁と第2壁との夫々のナット受容孔を区画形成した内側面とを当接させることができる。従って、例えば上述のようにアッパレールにロアレールに対する長手方向に沿う前または後方向の力がかかった場合、第1壁と第2壁との夫々のナット受容孔を区画形成した内側面でナット部材からの反力をほぼ均等に受けることができ、保持部材にかかる力を、より一層、軽減でき、保持部材を、より一層、変形し難いものにできる。
又、ナット部材の外径よりも小さい内幅のアッパレール又はロアレールを用いることも可能になる。従って、例えば従来と同じナット部材を用いれば、アッパレール及びロアレールを幅狭なものにでき、レールのコンパクト化を図ることも可能になる。
請求項3によれば、保持部材の第1保持片と第2保持片とには、突片が設けられ、ナット部材は、第1保持片と第2保持片との間に配設される。また、第1壁と第2壁とには、ナット受容孔の両側方側に、突片が入り込む突片挿入用孔を、更に備えている。
これにより、突片と、突片挿入用孔を区画形成した内側面とを対向させることができる。例えば上述のようにアッパレールにロアレールに対する力がかかって保持部材がナット部材から反力を受けた場合、突片と突片挿入用孔を区画形成した内側面とを当接させることができ、保持部材を突片挿入用孔を区画形成した内側面で、保持部材が変形しないように支えることができ、保持部材を、より一層、変形し難いものにできる。
請求項4によれば、第1係止部と第2係止部とは、弾性に抗して互いの距離が狭められることにより係止用孔に入り込み可能とされているとともに、その弾性によって、その距離を広げて係止用孔を区画形成した内側面を押圧して係止できるように構成されている。
これにより、例えば保持部材の第1係止部と第2係止部とを上記距離を狭めるように力を付与して係止用孔に入れれば、保持部材の弾性によって第1係止部と第2係止部とをロアレール又はアッパレールに係止させることができ、保持部材を組み付けできる。
従って、保持部材をロアレール又はアッパレールに組み付けるためのボルトやピン等の固定部材を不要にできる。しかも、弾性力によって組み付けるため、振動等を受けた場合でもガタつくことのないものにでき、例えばボルトで固定した場合のように振動等を受けた場合に緩んでガタつくようなことを防止できる。
又、スクリューロッドに螺合されたナット部材は、スクリューロッドの軸方向に移動する際に、製作誤差やスクリューロッドの歪等によってスクリューロッドの径方向にも多少、移動しながら行なわれる。そのため、例えばロアレール又はアッパレールに保持部材を固定し、その保持部材でナット部材を直接的に相対移動不能に保持すると、ナット部材がスクリューロッドの径方向に移動できなくなってしまい、ナット部材をスクリューロッドの軸方向に円滑に移動できなくなってしまう。従って、ロアレール又はアッパレールに固定した保持部材で、ナット部材を相対移動可能に保持する必要があるが、そのように相対移動可能に保持すると、ナット部材から保持部材への力の伝達効率が悪くなるおそれがある。
しかし、この請求項4においては、保持部材を、ロアレール又はアッパレールの係止用孔に入れて保持部材の弾性力によって係止しているため、保持部材でナット部材を直接的に相対移動不能に保持しておいても、ナット部材のスクリューロッドの径方向への移動に伴い保持部材が係止用孔を区画形成した内側面をすべり動くことができる。従って、保持部材でナット部材を直接的に相対移動不能に保持することができ、ナット部材から保持部材への力の伝達効率の良いものにできる。
本発明の一実施の形態の自動車用シートのスライド構造の斜視図である。 図1の自動車用シートのスライド構造の分解斜視図である。 保持部材とナット部材とウォームとの分解斜視図である。 図1の自動車用シートのスライド構造の側面図である。 図4のV−V線端面図である。 図4のVI−VI線端面図である。 保持部材にナット部材及びウォーム支持部材を保持させる際の説明図である。 図7の状態から、保持部材の前保持片と後保持片との距離を狭めてナット部材及びウォーム支持部材を保持した状態の説明図である。 ナット部材及びウォーム支持部材を保持した保持部材を、アッパレールに組み付ける際の説明図である。 ナット部材及びウォーム支持部材を保持した保持部材を、アッパレールに組み付けた状態の説明図である。 ナット部材及びウォーム支持部材を保持した保持部材をアッパレールに組み付けた状態の要部の側面図である。 他の実施形態のナット受容孔及び突片挿入用孔が設けられたアッパレールの要部の側面図である。 図12の他の実施形態のナット受容孔及び突片挿入用孔にナット部材と突片とが入り込んだ状態のアッパレールの要部の側面図である。 保持部材が変形した状態の従来例の要部の断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態の自動車用シートのスライド構造の斜視図、図2は、図1の自動車用シートのスライド構造の分解斜視図、図3は、保持部材とナット部材とウォームとの分解斜視図、図4は、図1の自動車用シートのスライド構造の側面図である。又、図5は、図4のV−V線端面図、図6は、図4のVI−VI線端面図である。尚、図中のX方向を前方側、Y方向を後方側とし、又、Z方向を左方側、W方向を右方側として説明する。
この実施形態の車両用シートとしての自動車用シートのスライド構造は、図1〜図6に示すように、長尺状のロアレール1と、長尺状のアッパレール2と、長尺状のスクリューロッド3と、スクリューロッド3と螺合したナット部材4と、減速手段と、ナット部材4を保持した保持部材5とを備えている。
ロアレール1は、第1壁としての右側壁12と、第2壁としての左側壁13と、それらの右側壁12と左側壁13とを連結した第3壁としての下壁14とを備えている。
この実施形態では、右側壁12と左側壁13とは、下壁14の幅方向の両端夫々から上方に折り曲げ成形されて互いに左右に対向配置されている。
また、この実施形態では、右側壁12及び左側壁13には、夫々、上端から内側に折り返された折り返し片15が設けられたものとされている。
このように構成されたロアレール1は、長手方向を自動車の前後方向に沿わすように配設されて、下壁11が自動車の床面にボルト等の固定手段によって固定される。
アッパレール2は、互いに対向する第1壁としての右側壁22及び第2壁としての左側壁23と、それらの右側壁22と左側壁23とを連結した第3壁としての上壁24とを備えている。
右側壁22と左側壁23とは、この実施形態では、上壁24の幅方向の両端夫々から下方に折り曲げ成形されて互いに左右に対向配置されているとともに、これらの右側壁22及び左側壁23には、夫々、外側に折り返された折り返し片25が設けられたものとされている。
従って、この実施形態のアッパレール2は、右側壁22と左側壁23と上壁24とによって下方側開口の断面コの字状のレール本体部と折り返し片25とを備えたものとされている。
又、上壁21には、係止用孔26が穿設されている。この実施形態の係止用孔26は、前後の両内側面26a、26bと左右の両内側面とで四角形状に区画形成されている。
又、右側壁22及び左側壁23には、夫々、上下方向に延ばされ長手方向に距離を隔てて配設されたスリット状の前突片挿入用孔27及び後突片挿入用孔28と、それらの間に形成されたナット受容孔20とが穿設されている。
また、この実施形態では、図11に示すように、前突片挿入用孔27を区画形成した前内側面29と、後突片挿入用孔28を区画形成した後内側面30との距離L4は、上記係止用孔26を区画形成した前内側面26aと後内側面26bとの距離L3より大きく設定されている。
そして、このように構成されたアッパレール2は、自動車のシート(図示しない)に、上壁24を上側にして長手方向を前後方向に沿わすように配設されてボルト等の固定手段によって固定されているとともに、ロアレール1の内側に、長手方向に沿って摺動可能に配設される。
スクリューロッド3は、図1、図2に示すように、外周に、軸方向のほぼ全長に渡って雄ネジ31が形成されている。そして、スクリューロッド3は、その軸方向をロアレール5の長手方向に沿わすようにしてロアレール1の右側壁22と左側壁23との間に配設され、その軸方向の両端夫々が、取付部材32によって、ロアレール1に固定状態に取り付けられている。
ナット部材4は、この実施形態では、図3に示すように円筒状のものから構成されている。ナット部材4の内周には、スクリューロッド3の雄ネジ31に螺合する雌ネジ41が形成されている。
又、ナット部材4は、軸方向の中央部に、両端部よりも径の大きい径大部40を備えている。この径大部40の外径Rは、図6に示すように、アッパレール2の右側壁22と左側壁23との内幅Wよりも大きく設定されている。又、径大部40の軸方向の長さV1は、図11に示すようにアッパレール2の右側壁22及び左側壁23夫々のナット受容孔20の前後長さV2よりも若干短く設定されている。
従って、ナット部材4がスクリューロッド3に螺合されてアッパレール2の右側壁22と左側壁23との間に配設された状態では、径大部40は、アッパレール2の右側壁22及び左側壁23夫々のナット受容孔20に、その軸方向の両端面が内側から入り込んだ状態になっている。
また、径大部40の軸方向の両端面40aと、ナット受容孔20を区画形成した前内側面20a及び後内側面20bとが、夫々、微小隙間Sを持って、対向している。ここで、微小隙間とは、ナット部材4が回転するに際して当接しない程度の微小な隙間をいい、より具体的には、0、5mm〜5mm程度の範囲のものである。この実施形態での微小隙間Sは、1mm〜3mm程度に設定されている。
減速手段は、図3に示すように、ナット部材4の径大部40の外周に形成されたウォームホイール部42と、ウォームホイール部42に噛合したウォーム43とから構成されている。
ウォーム43は、図示しない駆動手段としてのモータ及び図示しない連結軸を介して回転伝達可能に接続されており、モータの作動に伴い回転するようになっている。そして、ウォーム43とウォームホイール部42とは、モータの回転に基づいて、ナット部材4を減速させつつ回転させる。
又、ウォーム43は、ウォーム支持部材44によって回転自在に支持されている。この実施形態のウォーム支持部材44は、合成樹脂から構成され、下方側が開口された略半円筒状を呈している。そして、ウォーム支持部材44は、ウォーム43の上部側を覆い、ウォーム43の下方側を露出させた状態で、ウォーム43の軸部をウォーム支持用ブッシュ44aを介して回転自在に支持する。
又、ウォーム支持部材44は、径方向の前後両端夫々に、前方側、後方側夫々に突出した保持用突片45を備えている。
保持部材5は、上記アッパレール2の右側壁22と左側壁23との間に配設された保持部本体51〜53と、上記アッパレール2の係止用孔26に入り込む係止部56、57と、上記アッパレール2の突片挿入用孔27、28に入り込む突片58、59とを備えている。
保持部本体51〜53は、第1保持片としての板状の前保持片51と、第2保持片としての板状の後保持片52と、それらの前保持片51と後保持片52との夫々の下端側の基端側を連結した板状の連結片53とを備えている。
この実施形態では、前保持片51と後保持片52と連結片53とは、弾性を有する1枚の金属製の板状片を略コの字状に折り曲げ成形することにより形成されている。
又、前保持片51と後保持片52とは、それぞれの内側面間にナット部材4及びウォーム支持部材44が入る程度の距離を隔てて互いに前後に対向配置されている。
また、これらの前保持片51と後保持片52とは、夫々、ナット保持孔54を備えているとともに、そのナット保持孔54の上部側に、凹部状の突片保持部55を備えている。
ナット保持孔54は、ナット部材4を回転自在に保持するナット保持部としてのもので、この実施形態では、合成樹脂製のブッシュ54aを介してナット部材4の軸を回転自在に保持する。
突片保持部55は、ウォーム支持部材44の保持用突片45を保持するもので、各前保持片51と後保持片52とにおける幅方向の左右両端面夫々に、それらの端面から、保持用突片45を入り込ませることができる程度に凹ませるようにして形成されている。
次に、係止部56、57について説明する。係止部56、57は、前保持片51の上端側の先端側に、前保持片51と一体的に設けられた第1係止部56と、後保持片52の上端側の先端部に、後保持片52と一体的に設けられ第1係止部56と対をなすように形成された第2係止部57とから構成されている。
これらの第1係止部56と第2係止部57とは、保持部材5が外力を受けていない通常状態で、外面同士の距離L1(図7に図示)が、上記アッパレール2の係止用孔26の前後の長さ、即ち、係止用孔26を区画形成した前内側面26aと後内側面26bとの距離L3(図11参照)よりも大きくなるように構成されている。
尚、この実施形態では、前保持片51と後保持片52とは、上記通常状態で、図7に示すように互いの距離が基端部側から係止部56、57側に行くに従って漸次大きくなるように設定されている。又、第1係止部56と第2係止部57との先端には、夫々、先端に行くに従って互いの距離が短くなるように形成した案内部56a、57aを備え、案内部56a、57aによって係止用孔26に入り易くしている。
次に、突片58、59について説明する。突片58、59は、前保持片51の左右の両端夫々から幅方向の左右方向に突出するように設けられた第1突片58と、後保持片52の左右の両端夫々に、各第1突片58と対をなすように設けられた第2突片59とから構成されている。
第1突片58は、その前後幅が、上記アッパレール2の前突片挿入用孔27(図11参照)の前後幅より小さく設定され、上下の長さが前突片挿入用孔27の上下の長さよりも短く設定されている。これにより、第1突片58は、前突片挿入用孔27に入り込むとともに、入り込んだ前突片挿入用孔27内を上下方向に移動可能とされている。
一方、第2突片59は、その前後幅が、上記アッパレール2の後突片挿入用孔28の前後幅より小さく設定され、上下の長さが前突片挿入用孔27の上下の長さよりも短く設定され、後突片挿入用孔28に上下方向に移動可能に入り込むように形成されている。
このように構成された保持部材5は、次のようにして、アッパレール2に組み付けられている。図7に示すように、前保持片51と後保持片52との夫々の内面間にナット部材4を入れるようにして、夫々のナット保持孔54に、ブッシュ54aを介してナット部材4の軸を入れる。
又、そのナット部材4の上に、ウォーム支持部材44に支持されたウォーム43を置くように配設する。そして、第1係止部56と第2係止部57とを、図8に示すように互いに接近する方向に力を加えて互いの距離L1を狭める。
これにより、保持部材5を構成した前保持片51と後保持片52と連結片53との全体が撓んで弾性を蓄えつつ(図8では、撓みを表示していない)、第1係止部56と第2係止部57との上記距離L1が狭まる。そして、図8に示すように、上記距離L1が、係止用孔26を区画形成した前内側面26aと後内側面26bとの距離L3(図11参照)よりもやや小さくなるまで行う。
又、この実施形態では、上記距離L1が上記距離L3と同程度になる直前に、各ブッシュ54aに設けた突起54b(図3参照)が前保持片51と後保持片52との夫々に当接する。そして、上記距離L1が、上記距離L3と同じ又はそれ以上、短くなると、突起54bが押圧されて突起54bが有する弾性に抗して突出高さが低くなる。
又、この状態で、前保持片51と後保持片52との夫々のナット保持孔54にブッシュ54aを介してナット部材4を回転自在に保持するとともに、前保持片51と後保持片52との夫々の突片保持部55に、ウォーム支持部材44の保持用突片45が入り込んで、ウォーム支持部材44を移動不能に保持した状態になる。
又、この保持状態で、ナット部材4のウォームホイール部42とウォーム43とが設定位置で噛合するとともに、その噛合した状態で維持される。又、この実施形態では、ナット部材4の回転に際して、ブッシュ54aに設けられた回り止め片54c(図3参照)がウォーム支持部材44に当接してブッシュ54aがナット部材4と共に回転するのが防止される。
更に、その状態で、第1突片58と第2突片59との外面同士の距離が、アッパレール2の前突片挿入用孔27と後突片挿入用孔28との上記距離L4より小さくなる。
そして、この状態で、図9に示すように、アッパレール2に下方側から押し込む。これにより、アッパレール2の右側壁22と左側壁23との内幅が、第1突片58と第2突片59とによって、アッパレール2が有する弾性に抗して押し広げられ、保持部材5をそれらの右側壁22と左側壁23との間に押し入れることができる。
そして、図10に示すように、保持部材5の第1突片58と第2突片59とがアッパレール2の前突片挿入用孔27と後突片挿入用孔28との夫々に合致すると、それらに入り込む。それらが入り込んだ後は、弾性によってアッパレール2の右側壁22と左側壁23との内幅がもとに戻り、第1突片58と第2突片59とがアッパレール2の前突片挿入用孔27と後突片挿入用孔28とから抜け止めされる。
又、この状態で、図11に示すように第1係止部56と第2係止部57との夫々の先端が、アッパレール2の係止用孔26に、内側(下側)から外側(上側)に出る。
その状態で、上記距離を狭めるように加えた力(外力)を除去する。これにより、撓んだ前保持片51と後保持片52と連結片53との全体が復元する際の弾性力(復元力)によって、第1係止部56と第2係止部57との互いの前後方向の距離が広がろうとする。
そして、第1係止部56と第2係止部57とが、係止用孔26を区画形成した前内側面26aと後内側面26bとの夫々を互いに反対方向の前後方向に押圧した状態になる。
そして、その押圧力によって第1係止部56と第2係止部57とが、上記前内側面26aと後内側面26bとの夫々に係止する。
又、第1係止部56と第2係止部57との互いの前後方向の距離L1が広がるに際して、押圧されていたブッシュ54aの突起54bが弾性によって突出高さを高くしていき、前保持片51と後保持片52との夫々と当接した状態を維持する。従って、保持部材とブッシュ54aとの間に隙間の発生を防止でき、ナット部材4から保持部材5への力の伝達効率が悪くなるのを防止できる。
以上により、保持部材5を、アッパレール2に組み付けることができる。又、このようにして保持部材5に保持されたナット部材4は、スクリューロッド3と螺合される。又、保持部材5にウォーム支持部材44を介して保持されたウォーム43は、図示しない連結軸を介して図示しないモータと接続される。
そして、モータが作動すると、それに伴ってウォーム43及びそれに噛合したウォームホイール部42を有するナット部材4が減速されながら回転する。
このナット部材4の回転によって、そのナット部材4が、螺合したスクリューロッド3に対して相対的に軸方向の前後方向に移動する。その際、スクリューロッド3がロアレール1に固定されているため、ナット部材4がスクリューロッド3の軸方向に移動する。
又、このナット部材4の移動に際して、ナット部材4を保持した保持部材5が共に移動する。そして、この保持部材5の移動によって、保持部材5が組み付けられたアッパレール2が共に移動し、このアッパレール2を固定したシートが車体に対して前後方向に移動する。
又、シートが車体に固定されたロアレール1に対して不意に長手方向に沿う前方向または後方向の力がかかった場合、その力がアッパレール2を介して保持部材5からナット部材4にかかる。その結果、ナット部材4から保持部材5に後方向または前方向の反力がかかり、保持部材5が変形し始めてアッパレール2がナット部材4に対して前方向または後方向に移動しようとする。
しかし、アッパレール2がナット部材4に対して前方向または後方向に移動すると、ナット部材4の径大部40の軸方向の前端面40a又は後端面40bと、ナット受容孔20を区画形成した前内側面20a又は後内側面20bが当接し、ナット受容孔20を区画形成した前内側面20a又は後内側面20bにもナット部材4からの反力がかかる(図11参照)。
従って、ナット部材4から保持部材5にかかる力を軽減でき、保持部材5を変形し難くできる。
又、この実施形態では、上記ナット部材4の径大部40の軸方向の両端面40aとナット受容孔20を区画形成した内側面20a、20bとが当接するのとほぼ同時期に、保持部材5の第1突片58及び第2突片59と、アッパレール2の前突片挿入用孔27と後突片挿入用孔28との夫々を区画形成した前内側面29又は後内側面30とが当接する。これにより、ナット部材4から保持部材5にかかる力を前突片挿入用孔27と後突片挿入用孔28との夫々を区画形成した前内側面29又は後内側面30とで支えることができ、保持部材5を変形し難くできる。
よって、保持部材5によって、常時ナット部材4を円滑に回転しうる状態に保持できる。
尚、上記実施形態では、スクリューロッド3をロアレール1に組み付け、保持部材5をアッパレール2に組み付けているが、この形態のものに限らず、例えばスクリューロッド3をアッパレール2に組み付け、保持部材5をロアレール1に組み付けるようにしても良く、適宜変更できる。
又、保持部材5をロアレール1に組み付ける場合は、ナット受容孔20や突片挿入用孔27、28をロアレール1に設けるようにする。
又、上記実施形態では、ナット受容孔20を、アッパレール2の右側壁22と左側壁23との夫々に設け、ナット部材4に、アッパレール2の右側壁22と左側壁23との内幅よりも大きい外径を有する径大部40を設けたものとし、ナット受容孔20の夫々に入り込ませるようにしているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。
例えば、ナット受容孔20を、アッパレール2の右側壁22と左側壁23との一方に設ける。また、ナット部材4を、アッパレール2の右側壁22と左側壁23との内幅よりも小さい外径を有するものとする。そして、ナット部材4をスクリューロッド3と共に、ナット受容孔20を設けた右側壁22又は左側壁23側寄りに配置して、ナット受容孔20からナット部材4の径方向の一端側が出るようにしても良い。
又、上記実施形態では、保持部材5に第1突片58、第2突片59を設け、アッパレール2に突片挿入用孔27、28を設けたが、これらを設けない形態のものでも良い。又、保持部材5に第1突片58、第2突片59を設け、アッパレール2に突片挿入用孔27、28を設ける場合において、突片挿入用孔27、28をスリット状のものから構成する形態のものに限らず、適宜変更できる。
例えば図12に示すように、第1突片58、第2突片59及びナット部材4が入る大きさの1つの四角形状の窓孔120を、アッパレール2の左側壁23及び右側壁夫々に形成する(図12では左側壁23のみを表している)。そして、図13に示すように、第1突片58、第2突片59及びナット部材4を同時に入れるようにしても良い。
このように構成しても、例えば上述したような前または後方向の力がアッパレール2にかかると、窓孔120を区画形成した前内側面120a、後内側面120b夫々に第1突片58、第2突片59が当接し、前内側面120a又は後内側面120bがナット部材4からの反力を、第1突片58、第2突片59を介して受けることができるとともに、ナット部材4からの反力がかかった保持部材5を支えることができ、保持部材5を変形し難くできる。
1 ロアレール
2 アッパレール
3 スクリューロッド
4 ナット部材
5 保持部材
20 ナット受容孔
27 前突片挿入用孔
28 後突片挿入用孔
58 第1突片
59 第2突片

Claims (4)

  1. 車体に固定されたロアレールとシートに固定されたアッパレールとのいずれか一方のレールに設けられたスクリューロッドに螺合されたナット部材を、前記いずれか他方のレールに設けられた保持部材によって保持させ、それらのスクリューロッドとナット部材との一方を他方に対して相対回転させることにより、前記シートを車体の前後方向に移動可能とした車両用シートのスライド構造であって、
    前記いずれか他方のレールは、その幅方向の両側の夫々に互いに対向配置された第1壁と第2壁とを備えているとともに、それらの第1壁と第2壁との少なくとも一方に、ナット受容孔を備え、
    前記スクリューロッドは、前記第1壁と第2壁との間に配設され、
    前記ナット部材は、その軸方向の両端面夫々が前記ナット受容孔に入り込んでそのナット受容孔を区画形成した内側面と微小隙間を持って対向するとともに、前記いずれか他方のレールがナット部材に対して前記微小隙間分だけ前方向または後方向に移動すると、前記ナット部材の端面と前記内側面とが当接するように構成されていることを特徴とする車両用シートのスライド構造。
  2. 前記ナット受容孔は、前記第1壁と第2壁との夫々に設けられ、
    前記ナット部材は、前記第1壁と第2壁との内幅よりも大きい外径を有する径大部を備えているとともに、その径大部の軸方向の両端面夫々が前記第1壁と第2壁との夫々のナット受容孔に前記微小隙間を持って入り込むように構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用シートのスライド構造。
  3. 前記保持部材は、前後方向に距離を持って対向配置された板状の第1保持片及び第2保持片を備え、
    前記第1保持片と第2保持片とには、夫々、その幅方向の端部に幅方向に突出された突片が設けられ、
    前記ナット部材は、前記第1保持片と第2保持片との間に配設されているとともに、その軸方向の両端部が夫々、前記第1保持片と第2保持片とに回動自在に保持され、
    前記第1壁と第2壁とは、前記ナット受容孔の両側に、前記突片が入り込む突片挿入用孔を、更に備えていることを特徴とする請求項2記載の車両用シートのスライド構造。
  4. 前記いずれか他方のレールは、前記第1壁と第2壁とを連結した第3壁を備え、
    前記第3壁は、前記保持部材を係止するための係止用孔を備え、
    前記保持部材は、弾性を有するものから構成され、
    前記第1保持片と第2保持片とは、夫々の基端側が連結片によって連結されているとともに、その第1保持片の先端側には、第1係止部が、その第2保持片の先端側には、第2係止部が、夫々、設けられ、
    前記第1係止部と第2係止部とは、前記弾性に抗して前記距離が狭められることにより前記係止用孔に入り込み可能とされているとともに、前記弾性によって、前記距離を広げて前記係止用孔を区画形成した内側面を押圧して係止できるように構成されていることを特徴とする請求項3記載の車両用シートのスライド構造。
JP2009231299A 2009-10-05 2009-10-05 車両用シートのスライド構造 Expired - Fee Related JP5551400B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009231299A JP5551400B2 (ja) 2009-10-05 2009-10-05 車両用シートのスライド構造
EP20100178141 EP2305512B1 (en) 2009-10-05 2010-09-22 Seat slide structure for vehicle
US12/889,514 US8820694B2 (en) 2009-10-05 2010-09-24 Seat slide structure for vehicle
CN201010506966.4A CN102029928B (zh) 2009-10-05 2010-09-28 车辆用座椅的滑动结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009231299A JP5551400B2 (ja) 2009-10-05 2009-10-05 車両用シートのスライド構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011079368A JP2011079368A (ja) 2011-04-21
JP5551400B2 true JP5551400B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=44073889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009231299A Expired - Fee Related JP5551400B2 (ja) 2009-10-05 2009-10-05 車両用シートのスライド構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5551400B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003065419A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Aisin Seiki Co Ltd スライド機構及びシート用のパワースライド装置
JP2004106713A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Shiroki Corp パワーシートトラック
JP4299112B2 (ja) * 2003-11-20 2009-07-22 デルタ工業株式会社 車両用パワーシート装置
JP2006335153A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Fuji Kiko Co Ltd シートスライド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011079368A (ja) 2011-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102029928B (zh) 车辆用座椅的滑动结构
US7556234B2 (en) Seat slide device
JP5465868B2 (ja) シートのスライド構造
US10449881B2 (en) Head rest
US6959900B2 (en) Powered sliding apparatus for a seat
US8256317B2 (en) Transmission device and power seat slide device for vehicle
JP6364915B2 (ja) 車両用シートスライド装置
JP5551398B2 (ja) 車両用シートのスライド構造
EP2902255A1 (en) Head rest
JPH09237657A (ja) 可動接続構造
US6848664B2 (en) Power sliding apparatus for a seat
JP5551401B2 (ja) 車両用シートのスライド構造
JP5551400B2 (ja) 車両用シートのスライド構造
JP5551399B2 (ja) 車両用シートのスライド構造
JP2008155783A (ja) 電動シートスライド装置
JP2020082791A (ja) ホルダ装置
JP2008056003A (ja) 電動シートスライド装置
JP4299112B2 (ja) 車両用パワーシート装置
EP1798106B1 (en) Vehicle mirror device
JP6763822B2 (ja) スタビライザー
JP2011079370A (ja) 車両用シートスライドロック装置のロックユニット取付構造
JP2009090941A (ja) 車両用シートのパワースライド装置
JP2008094171A (ja) 車両用パワースライドシート
US9823682B2 (en) Parking brake operating device
JP2003065419A (ja) スライド機構及びシート用のパワースライド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5551400

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees