JP5551168B2 - 微粒子状鉄担体から凝集体を製造する方法 - Google Patents

微粒子状鉄担体から凝集体を製造する方法 Download PDF

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Description

本発明は、微粒子状の鉄担体、特に鉄鉱石および/あるいは鉄を含有する粉塵および/あるいはスラッジと、熱プロセス特に冶金プロセスのための供給材料としての少なくとも1つのバインダーとから、凝集体を製造する方法に関し、鉄担体は、バインダーと、場合によっては添加材料と混合されかつ凝集される。
本発明はさらに、供給材料、特に鉄鉱石と場合によっては添加材料と請求項1から17のいずれか一項に記載の凝集体とから液状銑鉄あるいは液状鋼半製品を製造するための方法に関し、供給材料は、還元領域において充分な還元が行われ、それから、炭素担体と酸素含有ガスとを添加した上で溶融するための溶融領域あるいは溶融アセンブリ、特に溶融ガス化装置に供給されて固定層が形成される。その際還元ガスが生成され、還元領域に導入される。
特許文献1には、層状の鉄鋼石のボール(layered iron ore ball)の製造のための方法が開示されている。外側層に内部燃料添加剤を追加することが示唆されている。
特許文献2には、必要な強度を有し、ほとんど粉末化しない層状のペレットの製造のための方法が開示されている。外側層は、内側層に比べて高いベントナイトの割合を有する。
クロム鉱のパレットの製造方法は、特許文献3から得られることができる。ペレットの強度を増加させるために、ニッケル鉄スラッジパウダの層でペレットを覆うことが示唆されている。
特許文献4は、微細に分割された鉄鋼石から鉄を製造する方法を教示する。鉄鋼石微粒子は凝集され、回転炉床炉において前還元され、且つ炭素担体及び酸素をとともに、鉄が製造される溶融還元バッセル内に供給される。該溶融還元バッセルにおいて、一酸化炭素と水素とを含有する還元ガスは形成され、凝集体の還元のために、回転炉床炉内に導入される。
粉鉱石が還元領域においてまず還元され、それから溶融領域において銑鉄に溶融されることは、従来技術から知られている。このようなプロセスは、たとえば供給材料の粒子の大きさによって特徴付けられる作業範囲において機能する。原則的に粒子の大きさが小さければ、プロセスにおいて著しく粉塵が立ち込めることになり、もしくは小さな粒子がプロセスガスとともにプロセスアセンブリから流出しかねないという問題が絡んでくる。
国際特許公報第2005/103307A号パンフレット 特開平3−36219号公報 特開昭54−62913号公報 米国特許第4,701,214 A号明細書
それゆえ本発明の課題は、液状銑鉄を製造するための方法の作業範囲を、粒子の大きさが非常に小さな極めて細かい粉鉱石でも処理されることができ、且つ極めて細かい粉鉱石の製造中に形成されたダストが避けられることができるほどにまで拡大させることである。
この課題は、請求項1に記載の本発明に係る方法によって解決される。
本発明に係る方法によって、たとえば鉄鉱石および/あるいは鉄鉱石精鉱および/あるいは鉄を含有する粉塵および/あるいはスラッジのような非常に微細な微粒子状の鉄担体も処理することができる。その際、還元アセンブリ内での処理前と処理時に凝集体に影響を及ぼす機械的負荷の結果、再び微粒子状特に粉塵状の一部が生じることが防止され、もしくは困難なものとなる。このような負荷は、たいていは凝集体間の相互作用の結果として、圧力、摩擦、剪断、衝突によって生じる。
この問題を解決するために、バインダーとともに混合される微粒子状鉄担体が凝集され、続いて、バインダーが凝集体の表面の領域で硬化されるように、加熱される。加熱によってバインダーの硬化が意図的に制御され、それによって機械的な特性特に凝集体の表面での硬さを調節することができる。その際加熱は、冶金プロセスの外部の処理装置において、特に乾燥中あるいは乾燥の直後に続いて、あるいは冶金プロセスの第1段階の内部の処理装置において行われ得る。
後者の場合には、選択的あるいは補足的に、すでに低温特に大気温度で硬さの発現を見せるバインダーも使用してよく、当該硬さの発現は、さらなる負荷に必要な硬化が加熱によって行われる冶金プロセスの第1段階へ、凝集体を、付加的な加熱なしに極めて充分に、機械的負荷によって損傷されることなく、投入することができるに充分である。その際大気温度は、バインダーの硬化に充分である。
続いて、凝集体を、たとえば還元法あるいは溶融還元法のような冶金プロセスにおいて処理することが可能であり、微粒子状の一部が生じるのが少なくとも明らかに減少し、あるいはほぼ回避され得る。その際有利なことはとりわけ、凝集体を完全に硬化させる必要はなく、それによって加熱が少なくとも短縮され、エネルギー消費が著しく減少させられ得るということである。しかし必要な場合には、凝集体を完全に、すなわち縁部領域だけでなく硬化させることも可能である。
本発明に係る方法の有利な形態に従えば、凝集体は、少なくとも1つのさらなる凝集ステップにおいて、鉄担体と少なくとも1つのバインダーとから成る層で覆われる。付加的な層によって、外部に、中心部にあるのとは別の、バインダーあるいは別種のバインダーの一部を備え、あるいは内部のとは別の微粒子状鉄担体から成る凝集体を製造することが可能である。これによって、凝集体が冶金プロセスのために適合させられ得ることが可能となり、とりわけ多段階冶金プロセスを考慮することができる。たとえば付加的な層は、冶金プロセスの第1ステップにおいて好ましくはこの層が転換されるように、選択され得る。
本発明に係る方法のさらなる有利な形態に従えば、少なくとも1つのさらなる凝集ステップの後に凝集体は、最外層あるいは外層のバインダーが硬化するように、加熱される。加熱は、凝集体の特定の縁部領域のみで硬化が行われるように、制御され得る。硬化された縁部領域は、冶金プロセスおよび冶金プロセスの第1段階に投入する前の取り扱いの最中、凝集体を、機械的な負荷から充分に保護する。冶金プロセス特に加熱段階と還元段階とのさらなる経過において、凝集体の中心部領域も、硬さを発現する。縁部領域から始まって中心部に至るまで、還元によって酸化鉄を金属鉄に変換(メタライゼーション)する結果として、凝集体は最大限の硬さを帯び、事実上軟化温度に至るまでは、通常の機械的負荷によっては破壊不可能である。その際有利なのは特に、機械的な特性と、1つあるいは複数の外層における組成が冶金プロセスに合わせられ得るということである。凝集体の外層において、微粒子状の供給材料の組成が、メタライゼーションに至るまでの還元がすでに、酸化作用のあるガスの中での加熱の最中に行われるように選択されることが可能であり、その際金属鉄あるいはその半製品であるウスタイトが生じる。それによって、凝集体のまだ酸化した中心部の周辺での安定した金属被覆の形成が、ガスによる通常の還元(間接還元)に比べて加速される。
本発明に係る方法の適切な形態では、さらなる凝集ステップの前に凝集体が硬化されることが考えられている。それにより硬化は凝集体の中心部領域でも達成され、それによって凝集体は付加的な硬さを増す。外部から内部に向かって下がる温度を有する温度プロファイルの形成ゆえに、この凝集体特にその中心部の比肩し得る硬化を達成するためには、凝集体の外殻を介しての硬化の際に、硬化温度を上げるかあるいは硬化領域での滞留時間をより長くせざるを得ない。
本発明に係る方法の特別な形態に従えば、最外層あるいは外層のバインダーは、凝集体の内部のバインダーよりも硬化温度が低い。この場合、最外層もしくは外層においてすでに低温特に大気温度で硬さの発現を見せる凝集体を製造してよく、当該硬さの発現は、さらなる負荷に必要な硬化が加熱によって行われる冶金プロセスの第1段階へ、凝集体を、先行する加熱なしに極めて充分に、機械的負荷によって損傷されることなく、投入することができるに充分である。それにより凝集後の凝集体の加熱は、最外層あるいは外層の硬化に限定され得、その結果硬化に必要な時間を短縮し、かつエネルギー消費を減少することができる。これに対し、凝集体の中心部におけるバインダーの選択は、コストの観点からあるいはまた耐還元性の観点から、すなわち、所与のプロセス条件下で機械的負荷が同時に影響する際に、還元を行う熱いガスの中での粒子崩壊に対する凝集体の抵抗力に基づいて行われる。
本発明に係る方法のさらなる有利な形態に従えば、凝集体は、特に硬化の後に、炭素含有材料、石灰、特に生石灰、あるいは凝集からの粉塵から成るコーティングで覆われる。覆いによって、プロセス補助材料を直接凝集体に備えることが可能となり、その結果たとえば、還元プロセスの最中の凝集体のケーキング(固着)を予防することができる。しかも、たとえばグリーン凝集体をコーティングすることによって、堆積させる場合に当該グリーン凝集体が互いに固着することを防ぐことができる。このために、粉末状の、好適には鉄および/あるいは炭素を含有する物質が、湿らせることなくかつ結合剤を添加されることなく、最終凝集ステップにおいて、外側の覆いとして凝集体に塗布される。
本発明に係る方法の適切な形態に従えば、鉄担体と、バインダーと、場合によっては添加材料とは、バインダー力を高めるために、凝集の前にこねられる。こねることによって、用いられるバインダーの種類に応じて、バインダーの膨張が促進され、続く凝集ステップにとって望ましい供給材料のコンシステンシーが調節され、あるいは、供給材料内で起こる化学反応にとって必要な滞留時間が生じることができる。
本発明に係る方法の有利な形態では、鉄担体は、微粒子状の鉄鉱石および/あるいは粉塵および/あるいはスラッジの他に、粒子状の部分、特に、粒子の大きさが0,1mmから3mm、特に0,5mmから1,5mmの再利用される凝集体を備えることが考えられており、粒子状の部分は凝集体を形成するための核形成剤として用いられる。凝集が造粒あるいはペレット化という形をとる場合には、核形成剤を用いることによって凝集体形成が加速され、かつ凝集体の大きさと形状とがより均一なものとなり得る。再利用される凝集体あるいはまた、凝集体を使用あるいは処理する際に発生する、再利用される凝集体の破片を利用することが有利である。粒子状の部分の大きさは意図的にも、破砕、篩い分け、その他の適切な処置によって調節され得る。特に、プレス(押し出し、圧縮、ブリケット化)を用いての凝集の場合には、様々な大きさの粒子だけでなく、異なる形状の粒子も互いに混合することが、合理的であろう。たとえば、薄片の形状を備える鉄スケールを、微粒子状の鉄鉱石あるいは鉄を含有するスラッジに混入することによって、これらから製造される凝集体の耐寒性と耐熱性とが向上する。
本発明に従えば、凝集体は、特に凝集の最中あるいはその後に、特に熱乾燥によっておよび/あるいは空気に晒して貯蔵させることによって乾燥される。
しかし、本発明に係る方法の特別な形態に従えば、凝集前あるいはその最中に機械的な水分除去も行われてよく、特にプレス成形中の機械的な水分除去が行われてよい。
機械的な水分除去によって、冶金プロセスでの乾燥時間と予熱時間とが短縮され得る。湿気を減らすための方法はその際、必要に応じて選択され得る。
本発明に係る方法の有利な形態に従えば、凝集体は造粒あるいはペレット化によって製造される。圧縮/ブリケット化に対する造粒/ペレット化の利点は、設備費用もしくは設備消耗がより少なく、かつ結合剤の需要がより少ないことにある。他方、造粒/ペレット化の方法は、原材料が細かい粒子であることが求められ、その結果場合によっては供給材料は、すり潰すことによって、本来の凝集プロセスのためにまず精製されなくてはならない。
しかしながら、たとえば浮遊法によって得られる鉄鉱石精鉱、および、Corex(登録商標)あるいはFinex(登録商標)のような溶融還元法による、鉄を含有する精錬粉塵とスラッジは通常、粒子が細かいため、付加的なすり潰しの手間なく造粒/ペレット化によって凝集され得る。しかしながら事情によっては、圧縮が、凝集体のより高い硬さを調節するために望ましく、かつ圧縮から生じる、還元動力学の減少という欠点が、それほど重要でないならば、物質をプレスもしくは圧縮することで、特に圧縮/ブリケット化によって凝集を実施することが有利かもしれない。
特に有利に、本発明に係る方法によって、鋼製品からの鉄および/あるいは炭素を含有する残余物あるいは細かくすり潰された炭素担体、特に無煙炭、コークスあるいは石油コークスである、粉塵および/あるいはスラッジが処理される。それにより、それによってプロセスの経過にとっての欠点を我慢することなく、粉塵あるいはスラッジのような超微細な残余物に含まれる、冶金プロセスのための原料を利用することが可能である。
本発明に従えば、鉄担体は、焼結鉱石、鉱石精鉱、小粒の鉄鉱石、凝集からのリターン材あるいは粉塵である。これらの原料は、高い鉄分量によって傑出しているが、これまでは、たとえば冶金法のプロセスガス内における高い粉塵発生あるいは高い粉塵量のような欠点の下でのみ使用され、あるいは高いエネルギー消費によってのみ、利用可能な形状に転換されることができた。凝集のリターン材としては、小粒の凝集体、凝集体の破片、あるいは硬さあるいは形状が不充分な凝集体がある。粉塵は、凝集とそれに付随する精製の枠内において、特に造粒段階と、乾燥段階/硬化段階で発生する。
本発明に係る方法の特殊な形態では、添加材料は、冶金用の融剤、特に石灰および/あるいはドロマイトおよび/あるいは、少なくとも部分的に自己還元する凝集体を調節するための、炭素を含有する添加材料であることが考えられている。融剤を直接凝集体に取り込むことによって、少なくとも部分的には、冶金プロセスにおいて融剤を別個に添加せずにすむ。
本発明に係る方法のさらなる特殊な形態においては、炭素を含有する粉塵、スラッジ、あるいは細かくすり潰された炭素担体が添加材料として凝集体に取り込まれ、それによって凝集体は、冶金プロセスの条件下において、少なくとも部分的に自己還元して形作られている。これには、Corex(登録商標)プロセスとFinex(登録商標)プロセスからの、特に炭素を含有する粉塵とスラッジが適している。
添加材料はまた、バインダーの硬化進展を加速させることにも用いられ得る。特に、生石灰が、糖蜜ベースのバインダーの硬化を加速させるための添加材料として適している。
特に有利には、凝集体は、本発明に従えば、直径0,5mmから8mm、特に3mmから6mmである。その際、凝集体の直径を、冶金法における条件に適合させることが可能である。たとえば直径は、冶金プロセスにおける流動床での条件に応じて選択され得る。
本発明に係る方法の特殊な形態に従えば、バインダーとして、無機材料あるいはそれらの混合物、特に生石灰あるいは消石灰あるいはベントナイトが用いられる。これらのバインダーは、高温と、熱い酸化ガスあるいはまた還元ガスとに耐えることができ、その結果特に安定した凝集体が形成される。
本発明に係る方法のさらなる特殊な形態に従えば、バインダーとして、有機材料あるいはそれらの混合物、特に糖蜜、パルプ生産の廃液からの製品、澱粉、あるいはセルロースベースの長鎖高分子電解質が用いられる。それにより冶金プロセス前とその最中に特に高い凝集体の硬さが達成され得る。
本方法のさらなる有利な形態では、鉄担体が、分級によって、微粒子状フラクションと1つあるいは複数の粗いフラクションとに分けられ、かつ微粒子状フラクションは、場合によっては乾燥後に、凝集に供給されることが考えられており、分級は、篩いがけの形で、あるいは篩い分けと篩いがけとの組み合わせの形で行われる。必要な場合には、乾燥を分級に先行させてよい。
本発明に係る方法の特殊な形態に従えば、1つあるいは複数の粗いフラクションは、場合によっては乾燥後に、粉砕され、特に細かくすり潰され、凝集に供給される。それにより、より粗いフラクションも凝集体へと処理され得る。
本発明に係る課題は、請求項19に記載の本発明に係る方法によっても解決される。
供給材料特に鉄鉱石、場合によっては添加材料と本発明に係る凝集体とから、液状銑鉄あるいは液状鋼半製品を製造するための方法においては、供給材料は、還元領域において充分な還元が行われ、それから、炭素担体と酸素含有ガスとを添加した上で溶融するための溶融領域あるいは溶融アセンブリ、特に溶融ガス化装置に供給されて固定層が形成される。その際プロセスガスが生成され、還元領域に導入される。還元領域に加えて、供給材料および/あるいは凝集体が投入される予熱領域が備えられており、予熱領域および/あるいは還元領域の温度は、凝集体が、当該予熱領域あるいは選択的に還元領域において完全に硬化するように選択される。選択的には、凝集体は溶融領域に投入されてもよい。
その際、予熱領域と還元領域と溶融領域とは、高炉によって形成されてよい。しかもこれらの領域は、還元アセンブリと、たとえば溶融ガス化装置のような、1つあるいは複数の溶融アセンブリとから成る、別々のアセンブリによっても形成されてよく、共通の予熱領域あるいは、個々の還元アセンブリあるいは溶融アセンブリに配設された複数の予熱領域が特徴的である。本発明に係る凝集体を用いるために適した方法は、Corex(登録商標)あるいはFinex(登録商標)のような直接還元法と溶融還元法、あるいはまた高炉での使用である。
それにより凝集体の硬化は、少なくとも部分的にはこの方法に移行され、すなわち予熱領域で実施される。予め必要な凝集体の加熱処理は、明らかに短縮されることができ、もしくはより低温で実施されることができる。さらにそれによって、硬化時の凝集体からのガス排出の問題などは著しく減少し、その結果、凝集体から流出するガス状物質あるいは蒸気のコストのかかる処理も、大部分なくすことができる。
本発明に従えば、供給材料における凝集体の割合は、少なくとも30%である。しかしながら、その割合が明らかにほぼ100%にまで上昇され得ることも考えられ、その結果非常に細かい供給材料の処理も大量に可能となる。細かい供給材料をほんのわずかな割合しか処理できない従来技術とは反対に、本発明に係る方法によって、作業範囲もしくは処理可能な粒子の大きさの範囲が明らかに広がる。それにより本質的によりフレキシブルな方法が可能となった。なぜなら、供給材料は今や、必要に応じて、かつ利用可能な原材料もしくは原材料価格に応じて、選択できるからである。
本発明に係る方法の特殊な形態では、還元領域は少なくとも1つの、特に2つから4つの還元段階を備えていることが考えられている。付加的に、予熱領域も備えられてよい。複数の還元領域の使用は、有利であることが判明した。還元領域は還元アセンブリによって形成され得、当該還元アセンブリには、還元されるべき材料が、還元ガスとは逆の流れで運ばれる。還元ガスは、溶融領域あるいは溶融アセンブリにおいて生成され、還元アセンブリを通って運ばれる。
本発明に係る方法のさらなる特殊な形態では、共通のあるいはそれぞれ1つずつの独自の予熱領域を有する、平行に設けられた少なくとも2つの還元領域が備えられていることが考えられている。平行に設けられた2つの還元領域を使用することによって、還元能力を高めることができ、もしくは必要に応じて適応させることができる。本発明に従えば、供給材料は、予熱領域への投入前に乾燥される。
場合によっては、凝集体の硬化は乾燥に引き続いて行われ、温度は乾燥温度より上である。特に、バインダーとして糖蜜を用いる場合には、カラメル化は好適には250度より上で実施され得る。凝集体の乾燥時と場合によっては硬化時に受容されたかなりの熱は、好適には冷却の損失を回避しつつ、凝集体とともに予熱領域に供給される。
本発明に係る方法の特別な形態に従えば、予熱領域での温度調節のために、予熱領域でプロセスガスが部分的に燃焼される。
本発明に係る方法のさらなる形態に従えば、予熱領域での温度調節のために、予熱領域に導入される燃焼ガスが少なくとも部分的に燃焼されるか、あるいは熱いガスが予熱領域に導入される。
記述された処置によって、予熱領域の温度は、意図的に調節され得る。
本方法の特別な形態では、供給材料はまず、1つの微粒子状フラクションと1つの粗いフラクションあるいは複数の粗いフラクションに分級されることが考えられており、粗いフラクションは場合によっては乾燥の後および/あるいは粉砕の後に、還元領域に直接投入され、微粒子状フラクションは、請求項1から17のいずれか一項に記載の凝集方法を通過した後に還元領域に投入される。選択的あるいは補足的に、粗いフラクションもしくは粗いフラクションの一部も、溶融領域に直接投入されてよい。凝集の微粒子状フラクションのみを供給すればよいので、それによって凝集コストを低減することができる。処理できない大きさの粒子があれば、粉砕が行われる。
本発明に従えば、1つあるいは複数の粗いフラクションは、場合によっては乾燥の後に、粉砕され、特に細かくすり潰され、請求項1から17のいずれか一項に記載の凝集方法を通過した後に還元領域に投入される。それにより粗いフラクションも、凝集体として処理され、還元領域に投入され得る。
本発明に係る方法の有利な形態に従えば、供給材料は、請求項1から17のいずれか一項に記載の凝集前に選別工程を通過し、有益物質が混入されおよび/あるいは有害物質が取り除かれたフラクションが形成され、このフラクションが凝集体として還元領域に供給される。すでに分級によって有益物質が混入され、かつ有害物質が取り除かれてよく、その結果還元法がより効率的に駆動され得、かつ有害物質があらかじめ分離され得る。
本発明に係る方法の特殊な形態に従えば、選別は、供給材料の個々の内容物質の、様々な厚さ、粒子の大きさ、粒子の形状、表面の特性と、磁気特性および導電性を利用して、特に、液体遠心分離機、ジグ選別機、振動台、高密度媒質、浮遊選鉱、磁気分離あるいは静電分離によって実施される。このような方法によって、鉱石精鉱を製造することができる。
本方法の有利な形態では、供給材料が乾燥している場合には、単段階あるいは多段階の篩いがけをベースにして分級が行われ、供給材料が湿っている場合には、湿式篩い分けをベースにして分級が行われることが考えられている。それにより湿った供給材料も問題なく処理され得る。
本発明に係る方法の有利な形態に従えば、湿った供給材料は、その凝集前に機械的および/あるいは熱的に乾燥される。
本発明は、さらに続いて、限定しない実施例もしくは図1に基づいて例示的に記述される。
本発明に係る方法を実施するための設備
図1は、溶融領域を形成する溶融アセンブリ1を示している。溶融アセンブリは溶融ガス化装置として形成されていてよいが、高炉(shaft furnace)あるいは溶融槽炉としても実施されてよい。溶融アセンブリ1内で生成された還元ガスは、還元アセンブリR1からR4に導入され、還元されるべき供給材料とは逆の流れで運ばれる。還元ガスを処理するための、図に表された装置は、ここでは詳述されない。
たとえば鉄鉱石および/あるいは鉄を含有する粉塵および/あるいはスラッジのような微粒子状鉄担体2は、添加材料3とバインダー4とを一緒に混合され、場合によってはこねられて、混合・凝集装置5で凝集され、特に造粒される。続いてこの混合物は、硬化のための装置6に供給され、当該装置において加熱によってバインダーが硬化され、その結果凝集体での硬さが増す。その際装置6での凝集体の加熱と滞留時間とは、凝集体の縁部層領域のバインダーのみが硬化するよう、制御される。混合・凝集装置5は、多段階に形成されていてもよく、その結果、生成される凝集体は1つあるいは複数の層で覆われ得る。それにより、層状の構造を有する凝集体を生成することができ、各層は、組成とバインダーに関して異なっていてよい。有利なのは、最外層に、硬化温度が低いもしくは硬化時間が短いバインダーを選択することであり、その結果装置6での硬化を、より低い温度かつより短い硬化時間で行うことができる。
装置6での処理の後、凝集体は、必要な場合には、さらに乾燥装置7で乾燥され、水分含有量が意図的に調節され得る。凝集体はさらに続いて、予熱アセンブリとして駆動され得る還元アセンブリR4に供給される。好ましくはその際、乾燥の結果凝集体に含まれるかなりの熱が、還元アセンブリに導入される。
予熱アセンブリでは、400度から900度の高温で、凝集体がその内部においても硬化され、その結果さらなるプロセスにとって有利な高い硬さを調節することができる。凝集体の最終硬化は、還元領域で行われてもよい。
このような凝集体は、還元プロセス、溶融還元プロセス、高炉プロセスだけでなく、凝集体を処理するあらゆる任意の冶金プロセスに供給され得る。好適には、還元アセンブリR1からR4で還元された凝集体は、さらなる凝集装置8に供給され得、その結果再び凝集体を溶融アセンブリ1に投入することができる。この方法で、溶融アセンブリのための供給材料の取り扱い、すなわちその輸送、搬送、あるいは貯蔵が改善され得る。
1 溶融アセンブリ
2 微粒子状鉄担体
3 添加材料
4 バインダー
5 混合・凝集装置
6 硬化のための装置
7 乾燥装置
8 凝集装置
R1−R4 還元アセンブリ
RE 銑鉄

Claims (29)

  1. 鉄鉱石、鉄鉱石精鉱、鉄を含有する粉塵、及び、スラッジのうちの少なくとも1つを備える微粒子状の鉄担体と、熱プロセスのための材料としての少なくとも1つのバインダーとから、凝集体を製造する方法であって、前記鉄担体は、前記バインダーと、場合によっては添加材料と混合されかつ凝集され、前記凝集体は、少なくとも1つのさらなる凝集ステップにおいて、鉄担体と少なくとも1つのバインダーとから成る層で覆われる、凝集体を製造する方法において、前記凝集体は、該凝集体の表面領域のバインダーが硬化されるよう加熱され、その結果、最外層あるいは外層の前記バインダーは、前記凝集体の内部のバインダーよりも硬化温度が低いことを特徴とする方法。
  2. 少なくとも1つの前記さらなる凝集ステップの後に前記凝集体は、最外層あるいは外層の前記バインダーが硬化するように、加熱されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記さらなる凝集ステップの前に前記凝集体が硬化されることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の方法。
  4. 前記凝集体は、硬化の後に、炭素含有材料、石灰、あるいは凝集からの粉塵から成るコーティングで覆われることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記鉄担体と、前記バインダーと、場合によっては添加材料とは、バインダー力を高めるために、凝集の前にこねられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記鉄担体は、粒子の大きさが0,1mmから3mmの粒子状の部分をさらに備え、前記粒子状の部分は前記凝集体を形成するための核形成剤として用いられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記凝集体は、凝集の最中あるいはその後に、熱乾燥によって、空気に晒して貯蔵することによって、又は、熱乾燥及び空気に晒して貯蔵することによって、乾燥されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 凝集前あるいはその最中に機械的な水分除去が行われることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記凝集体は造粒あるいはペレット化によって製造されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記粉塵、前記スラッジ、又は、前記粉塵及び前記スラッジが、鋼製品からの鉄を含有する残余物、鋼製品からの炭素を含有する残余物、及び、細かくすり潰された炭素担体のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記鉄担体は、焼結鉱石、鉱石精鉱、小粒の鉄鉱石、凝集からのリターン材あるいは粉塵であることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記添加材料は、冶金用の融剤であることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記凝集体は、直径0,5mmから8mmであることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. バインダーとして、無機材料あるいはそれらの混合物が用いられることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. バインダーとして、有機材料あるいはそれらの混合物が用いられることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記鉄担体が、分級によって、微粒子状フラクションと1つあるいは複数の粗いフラクションとに分けられ、かつ前記微粒子状フラクションは、乾燥後に、凝集に供給され、分級は、篩いがけの形で、あるいは篩い分けと篩いがけとの組み合わせの形で行われることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記1つあるいは複数の粗いフラクションは、乾燥後に、粉砕され、凝集に供給されることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 供給材料と、添加材料と、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法によって製造された凝集体とから、液状銑鉄あるいは液状鋼半製品を製造するための方法であって、前記供給材料は、還元領域において充分な還元が行われ、それから、炭素担体と酸素含有ガスとを添加した上で溶融するための溶融領域あるいは溶融アセンブリに供給されて固定層が形成され、プロセスガスが生成され、かつ前記還元領域に導入される方法において、前記還元領域に加えて、前記供給材料、前記凝集体、又は、前記供給材料及び前記凝集体が投入される予熱領域が備えられており、該予熱領域の温度、前記還元領域の温度、又は、前記予備領域の温度及び前記還元領域の温度は、前記凝集体が、前記予熱領域あるいは前記還元領域において完全に硬化するように選択されることを特徴とする方法。
  19. 前記供給材料における前記凝集体の割合は、少なくとも30%であることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記還元領域は少なくとも1つの還元段階を備えていることを特徴とする請求項18あるいは19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 共通のあるいはそれぞれ1つずつの独自の予熱領域を有する、互いに平行に設けられた少なくとも2つの還元領域が備えられていることを特徴とする請求項18から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記供給材料は、前記予熱領域への投入前に乾燥されることを特徴とする請求項18から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記予熱領域での温度調節のために、前記予熱領域でプロセスガスが部分的に燃焼されることを特徴とする請求項18から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記予熱領域での温度調節のために、前記予熱領域に導入される燃焼ガスが少なくとも部分的に燃焼されるか、あるいは熱いガスが前記予熱領域に導入されることを特徴とする請求項18から23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記供給材料はまず、1つの微粒子状フラクションと1つあるいは複数の粗いフラクションに分級され、該粗いフラクションは乾燥の後に、粉砕の後に、又は乾燥及び粉砕の後に、前記還元領域に直接投入され、前記微粒子状フラクションは、請求項1から17のいずれか一項に記載の凝集方法を通過した後に前記還元領域に投入されることを特徴とする請求項18から24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記1つあるいは複数の粗いフラクションは、乾燥の後に、粉砕され、請求項1から17のいずれか一項に記載の凝集方法を通過した後に前記還元領域に投入されることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 前記予熱領域は前記還元領域から、領域間でのガス流が極めて充分に回避されるよう、分離されていることを特徴とする請求項22あるいは23に記載の方法。
  28. 供給材料が乾燥している場合には、単段階あるいは多段階の篩いがけをベースにして分級が行われ、供給材料が湿っている場合には、湿式篩い分けをベースにして分級が行われることを特徴とする請求項25又は26に記載の方法。
  29. 前記湿った供給材料は、その凝集前に機械的に、熱的に、又は、機械的及び熱的に乾燥されることを特徴とする請求項28に記載の方法。
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